JPH105072A - 椅 子 - Google Patents
椅 子Info
- Publication number
- JPH105072A JPH105072A JP16343296A JP16343296A JPH105072A JP H105072 A JPH105072 A JP H105072A JP 16343296 A JP16343296 A JP 16343296A JP 16343296 A JP16343296 A JP 16343296A JP H105072 A JPH105072 A JP H105072A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- receiving member
- chair
- guide mechanism
- load
- Prior art date
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- Pending
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- Chairs Characterized By Structure (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の椅子は、座を安定的に固定したり、固
定してある座を調整可能な状態にするには、ロック機構
の操作端に相当大きな操作力を加える必要があり、子供
等にとって操作が困難となる場合が少なくない。 【解決手段】 本発明に係る椅子1は、制動部2を有し
た座受部材3と、この座受部材3に案内機構4を介して
支持された座5とを具備してなり、座5が、荷重が掛か
っていない状態で案内機構4により座受部材3に前後移
動可能に支持され、荷重が掛かった状態で座受部材3の
制動部2に当接して案内機構4による前後移動が禁止さ
れるように構成しているものである。
定してある座を調整可能な状態にするには、ロック機構
の操作端に相当大きな操作力を加える必要があり、子供
等にとって操作が困難となる場合が少なくない。 【解決手段】 本発明に係る椅子1は、制動部2を有し
た座受部材3と、この座受部材3に案内機構4を介して
支持された座5とを具備してなり、座5が、荷重が掛か
っていない状態で案内機構4により座受部材3に前後移
動可能に支持され、荷重が掛かった状態で座受部材3の
制動部2に当接して案内機構4による前後移動が禁止さ
れるように構成しているものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着座者の体格に応
じて背もたれの相対位置を自在に調整できるようにした
椅子に関するものである。
じて背もたれの相対位置を自在に調整できるようにした
椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、学習椅子のように着座する者の
体格が大幅に変化するような椅子では、着座者の体格に
応じて座面の高さを調整できるように構成されているの
が通例である。特に、近時の学習椅子は、座面の高さだ
けではなく、着座した者の背中と椅子に付帯する背もた
れとの距離をも調整可能とするために、座を前後方向に
スライド調整可能なものとして、座に対する背もたれの
相対位置を調整し、背もたれを有効に活用できるように
しているものが少なくない。
体格が大幅に変化するような椅子では、着座者の体格に
応じて座面の高さを調整できるように構成されているの
が通例である。特に、近時の学習椅子は、座面の高さだ
けではなく、着座した者の背中と椅子に付帯する背もた
れとの距離をも調整可能とするために、座を前後方向に
スライド調整可能なものとして、座に対する背もたれの
相対位置を調整し、背もたれを有効に活用できるように
しているものが少なくない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のもの
は、座と座受部材との間に、ロックレバ−やノブボルト
等の操作端によって操作される機械的なロック機構が設
けられ、操作端を緩めたときに座を座受部材から開放し
て前後スライド動作を許容し、操作端を締め付けたとき
に座を座受部材に締結するようにしている。このため、
座を安定的に固定したり、固定してある座を調整可能な
状態にするためには、ロック機構の操作端に相当大きな
操作力を加える必要があり、子供等にとって操作が困難
となる場合が少なくなかった。
は、座と座受部材との間に、ロックレバ−やノブボルト
等の操作端によって操作される機械的なロック機構が設
けられ、操作端を緩めたときに座を座受部材から開放し
て前後スライド動作を許容し、操作端を締め付けたとき
に座を座受部材に締結するようにしている。このため、
座を安定的に固定したり、固定してある座を調整可能な
状態にするためには、ロック機構の操作端に相当大きな
操作力を加える必要があり、子供等にとって操作が困難
となる場合が少なくなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来の問題点を解決する
ために、本発明に係る椅子は、制動部を有した座受部材
と、この座受部材に案内機構を介して支持された座とを
具備しており、座が、荷重が掛かっていない状態で案内
機構により座受部材に前後移動可能に支持され、荷重が
掛かった状態で座受部材の制動部に当接して案内機構に
よる前後移動が禁止されるように構成している。
ために、本発明に係る椅子は、制動部を有した座受部材
と、この座受部材に案内機構を介して支持された座とを
具備しており、座が、荷重が掛かっていない状態で案内
機構により座受部材に前後移動可能に支持され、荷重が
掛かった状態で座受部材の制動部に当接して案内機構に
よる前後移動が禁止されるように構成している。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係る椅子は、制動部を有
した座受部材と、この座受部材に案内機構を介して支持
された座とを具備してなり、座が、荷重が掛かっていな
い状態で案内機構により座受部材に前後移動可能に支持
され、荷重が掛かった状態で座受部材の制動部に当接し
て案内機構による前後移動が禁止されるように構成され
ている。 本発明の好適な実施形態としては、制動部
が、座受部材の上面に設定した上向面であり、案内機構
が、転動方向を座の前後方向に合致させて座の下面に添
接する位置に配設される転動体と、この転動体を座受部
材に支持させる上下変位可能な弾性体とから構成され、
座に荷重が掛かっていない状態で、座の下面を前記上向
面よりも高い位置に支持するとともに座に掛かる荷重に
応じてその支持位置を下方へ変位させ得るようにしたも
のを挙げることができる。
した座受部材と、この座受部材に案内機構を介して支持
された座とを具備してなり、座が、荷重が掛かっていな
い状態で案内機構により座受部材に前後移動可能に支持
され、荷重が掛かった状態で座受部材の制動部に当接し
て案内機構による前後移動が禁止されるように構成され
ている。 本発明の好適な実施形態としては、制動部
が、座受部材の上面に設定した上向面であり、案内機構
が、転動方向を座の前後方向に合致させて座の下面に添
接する位置に配設される転動体と、この転動体を座受部
材に支持させる上下変位可能な弾性体とから構成され、
座に荷重が掛かっていない状態で、座の下面を前記上向
面よりも高い位置に支持するとともに座に掛かる荷重に
応じてその支持位置を下方へ変位させ得るようにしたも
のを挙げることができる。
【0006】このような構成のものであれば、人が着座
していない状態では、座は案内機構を介して座受部材に
前後移動可能に支持されているため、座に軽く手を添え
て簡単にその前後位置を調整することができる。そし
て、所定の位置決めをした後に着座すれば、その荷重に
よって座が制動部に当接し、案内機構の作用が抑止され
るので、座はその位置において座受部材に安定的に支持
されることになる。
していない状態では、座は案内機構を介して座受部材に
前後移動可能に支持されているため、座に軽く手を添え
て簡単にその前後位置を調整することができる。そし
て、所定の位置決めをした後に着座すれば、その荷重に
よって座が制動部に当接し、案内機構の作用が抑止され
るので、座はその位置において座受部材に安定的に支持
されることになる。
【0007】座を前後移動する際に、その作業を容易な
ものとするには、座が座受部材にガイドを介して係合
し、そのガイドが、座の前後移動を許容するとともに座
が座受部材に対して一定以上浮上すること及び左右方向
へ移動することを禁止するような構成にするのが望まし
い。このような構成のものならば、座は、移動可能な空
間を保ちながら、位置調節中に椅子から外れてしまうこ
とがない。
ものとするには、座が座受部材にガイドを介して係合
し、そのガイドが、座の前後移動を許容するとともに座
が座受部材に対して一定以上浮上すること及び左右方向
へ移動することを禁止するような構成にするのが望まし
い。このような構成のものならば、座は、移動可能な空
間を保ちながら、位置調節中に椅子から外れてしまうこ
とがない。
【0008】座を前後調節した位置で安定に支持するた
め、座受部材の上向面に摩擦増大部材を設けておくのが
よい。
め、座受部材の上向面に摩擦増大部材を設けておくのが
よい。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。この椅子1は、図1に示すように、制動部2
を有した座受部材3と、この座受部材3に案内機構4を
介して前後方向に移動可能に支持された座5とを具備し
てなるものである。
説明する。この椅子1は、図1に示すように、制動部2
を有した座受部材3と、この座受部材3に案内機構4を
介して前後方向に移動可能に支持された座5とを具備し
てなるものである。
【0010】座受部材3は、図2に示すように、椅子1
の左右の前脚1a及び後脚1bにボルトで上下移動可能
に締着された横架部材であり、その上向面3aに摩擦増
大部材6を貼着して制動部2となしている。摩擦増大部
材6は、ゴムシ−ト等により構成されるもので、前記上
向面3aと座5の下面5aとの間の摩擦係数を増大させ
得るものである。
の左右の前脚1a及び後脚1bにボルトで上下移動可能
に締着された横架部材であり、その上向面3aに摩擦増
大部材6を貼着して制動部2となしている。摩擦増大部
材6は、ゴムシ−ト等により構成されるもので、前記上
向面3aと座5の下面5aとの間の摩擦係数を増大させ
得るものである。
【0011】案内機構4は、前記座受部材3の内側面3
bに配設されるもので、図3〜図5に示すように、合成
樹脂からなる板状の部材4aにロ−ラ−収納ボックス4
bを一体に形成し、その内部に転動方向を座5の前後方
向に合致させている転動体であるロ−ラ−7と、このロ
−ラ−7を軸8を介して軸着しているコ字型部材9と、
ロ−ラ−7及びコ字型部材9を支持している上下変位可
能な弾性体であるバネ10を収容してなる。案内機構上
面4cには、ロ−ラ−7を出し入れ可能なように開口部
4dが設けられ、開口部4dからロ−ラ−収納ボックス
4bの内壁面4eに沿って下方に、軸8が上下に移動可
能なような溝4fを設けている。ロ−ラ−7は、転動方
向と直交した軸8を中心にして回転し、コ字型部材9と
連動しながら、バネ10の上下方向の弾性変位により、
その支持位置を上下方向へ変位させている。コ字型部材
9の側壁と対応するローラ収納ボックス4bの壁面との
間には前者から突設した突起9aを後者に設けた上下方
向に伸びる長孔40に遊嵌させることによって抜け止め
機構13が構成してある。すなわち、ロ−ラ−7の上面
に荷重が掛っていない状態では、バネ10の弾性変形は
小さく、ロ−ラ−7はコ字型部材9の突起9aがロ−ラ
−収納ボックス4bの長孔40の上端に係合する作動端
に保持され、ロ−ラ−7の上面に荷重が掛っている状態
では、バネ10は弾性縮小し、それに伴って、ロ−ラ−
7の上面はコ字型部材9の突起9aを長孔40の下端に
向かって移動させながら、案内機構上面4cと略同一高
さ位置に向かって没入する。
bに配設されるもので、図3〜図5に示すように、合成
樹脂からなる板状の部材4aにロ−ラ−収納ボックス4
bを一体に形成し、その内部に転動方向を座5の前後方
向に合致させている転動体であるロ−ラ−7と、このロ
−ラ−7を軸8を介して軸着しているコ字型部材9と、
ロ−ラ−7及びコ字型部材9を支持している上下変位可
能な弾性体であるバネ10を収容してなる。案内機構上
面4cには、ロ−ラ−7を出し入れ可能なように開口部
4dが設けられ、開口部4dからロ−ラ−収納ボックス
4bの内壁面4eに沿って下方に、軸8が上下に移動可
能なような溝4fを設けている。ロ−ラ−7は、転動方
向と直交した軸8を中心にして回転し、コ字型部材9と
連動しながら、バネ10の上下方向の弾性変位により、
その支持位置を上下方向へ変位させている。コ字型部材
9の側壁と対応するローラ収納ボックス4bの壁面との
間には前者から突設した突起9aを後者に設けた上下方
向に伸びる長孔40に遊嵌させることによって抜け止め
機構13が構成してある。すなわち、ロ−ラ−7の上面
に荷重が掛っていない状態では、バネ10の弾性変形は
小さく、ロ−ラ−7はコ字型部材9の突起9aがロ−ラ
−収納ボックス4bの長孔40の上端に係合する作動端
に保持され、ロ−ラ−7の上面に荷重が掛っている状態
では、バネ10は弾性縮小し、それに伴って、ロ−ラ−
7の上面はコ字型部材9の突起9aを長孔40の下端に
向かって移動させながら、案内機構上面4cと略同一高
さ位置に向かって没入する。
【0012】座5は、図2に示すように、下面5aの左
右両側縁近傍を前記ロ−ラ−7の上面に添設させる位置
に配設される。この座5は、下面5aの左右両側縁近傍
に垂直下向きにガイド11を取着し、座受部材3にガイ
ド11を介して左右方向に一定以上移動し得ないように
係合している。ガイド11は、図6に示すように、合成
樹脂からなる下部に受面12を有した部材であり、座5
に荷重が掛っておらず、前記案内機構4のロ−ラ−7に
座5自体の重量のみが作用している状態では、バネ10
の付勢力によりガイドの受面12の上面12aが座受部
材3の下面3cに当接し、座5が座受面部材3から一定
以上浮上することを禁止している。また、座5に、荷重
が掛かると、ロ−ラ−7を没入させながらその下面5a
が座受部材3の制動部2に当接する位置にまで降下し、
摩擦増大部材6に密着する。
右両側縁近傍を前記ロ−ラ−7の上面に添設させる位置
に配設される。この座5は、下面5aの左右両側縁近傍
に垂直下向きにガイド11を取着し、座受部材3にガイ
ド11を介して左右方向に一定以上移動し得ないように
係合している。ガイド11は、図6に示すように、合成
樹脂からなる下部に受面12を有した部材であり、座5
に荷重が掛っておらず、前記案内機構4のロ−ラ−7に
座5自体の重量のみが作用している状態では、バネ10
の付勢力によりガイドの受面12の上面12aが座受部
材3の下面3cに当接し、座5が座受面部材3から一定
以上浮上することを禁止している。また、座5に、荷重
が掛かると、ロ−ラ−7を没入させながらその下面5a
が座受部材3の制動部2に当接する位置にまで降下し、
摩擦増大部材6に密着する。
【0013】すなわち、座5は、荷重が掛かっていない
状態では、ロ−ラ−7のみに前後移動可能に支持され、
荷重が掛かっている状態では、制動部2に支持されて前
後移動を禁止される。次いで、この実施例の作動を説明
する。図7及び図8に示すように、座5に荷重が掛って
おらず、座5自体の重量のみが作用している状態では、
案内機構4内のバネ10の弾性変形は小さく、バネ10
により支持されているコ字型部材9内のロ−ラ−7の上
面は座下面5aに当接し、座5を前後移動可能に支持し
ている。また、座5は、座下面5aに付着しているガイ
ド11を介して座受部材3に係合している。ガイド11
の受面12は、座受部材3の下面3cに当接し、座5の
前後移動を許容するとともに、座5が座受部材3に対し
て一定以上浮上することを禁止している。座5の位置調
節を行う場合には、手で座5を前後方向に動かすと、ロ
−ラ−7の回転力により大きな操作力を必要とせず簡単
に座を移動することが可能である。
状態では、ロ−ラ−7のみに前後移動可能に支持され、
荷重が掛かっている状態では、制動部2に支持されて前
後移動を禁止される。次いで、この実施例の作動を説明
する。図7及び図8に示すように、座5に荷重が掛って
おらず、座5自体の重量のみが作用している状態では、
案内機構4内のバネ10の弾性変形は小さく、バネ10
により支持されているコ字型部材9内のロ−ラ−7の上
面は座下面5aに当接し、座5を前後移動可能に支持し
ている。また、座5は、座下面5aに付着しているガイ
ド11を介して座受部材3に係合している。ガイド11
の受面12は、座受部材3の下面3cに当接し、座5の
前後移動を許容するとともに、座5が座受部材3に対し
て一定以上浮上することを禁止している。座5の位置調
節を行う場合には、手で座5を前後方向に動かすと、ロ
−ラ−7の回転力により大きな操作力を必要とせず簡単
に座を移動することが可能である。
【0014】次に、図9及び図10に示すように、座5
に人が着座し、荷重Wが掛っている状態では、案内機構
4内のバネ10は弾性縮小し、バネ10により支持され
ているコ字型部材9内のロ−ラ−7の上面は、案内機構
上面4cと略同一位置に没入する。このとき座5は、座
下面5aを座受部材3の上向面3aに設けられている摩
擦増大部材6に当接し、着座者の荷重Wと摩擦力により
前後方向に移動することを禁止され、その位置に安定的
に支持されるようになる。
に人が着座し、荷重Wが掛っている状態では、案内機構
4内のバネ10は弾性縮小し、バネ10により支持され
ているコ字型部材9内のロ−ラ−7の上面は、案内機構
上面4cと略同一位置に没入する。このとき座5は、座
下面5aを座受部材3の上向面3aに設けられている摩
擦増大部材6に当接し、着座者の荷重Wと摩擦力により
前後方向に移動することを禁止され、その位置に安定的
に支持されるようになる。
【0015】このような構成のものであれば、人が着座
していない状態では、座5は案内機構4を介して座受部
材3に前後移動可能に支持されているため、座5に軽く
手を添えて簡単にその前後位置を調整することができ
る。そして、所定の位置決めをした後に着座すれば、そ
の荷重によって座5が制動部2に当接し、案内機構4の
作用が抑止されるので、座5はその位置において座受部
材3に安定的に支持されることになる。このため、子供
等にとって極めて操作のし易いものであり、構造的にも
簡略なものとすることができる。
していない状態では、座5は案内機構4を介して座受部
材3に前後移動可能に支持されているため、座5に軽く
手を添えて簡単にその前後位置を調整することができ
る。そして、所定の位置決めをした後に着座すれば、そ
の荷重によって座5が制動部2に当接し、案内機構4の
作用が抑止されるので、座5はその位置において座受部
材3に安定的に支持されることになる。このため、子供
等にとって極めて操作のし易いものであり、構造的にも
簡略なものとすることができる。
【0016】特に、案内機構4を、転動方向を座5の前
後方向に合致させて座5の下面5aに添接する位置に配
設されるロ−ラ−7と、このロ−ラ−7を座受部材3に
支持させる上下変位可能なバネ10とから構成している
ため、ロ−ラ−7の回転力により、座5を移動する際に
大きな操作力を必要とせず、簡単に座5を移動し位置を
調節することができる。
後方向に合致させて座5の下面5aに添接する位置に配
設されるロ−ラ−7と、このロ−ラ−7を座受部材3に
支持させる上下変位可能なバネ10とから構成している
ため、ロ−ラ−7の回転力により、座5を移動する際に
大きな操作力を必要とせず、簡単に座5を移動し位置を
調節することができる。
【0017】さらに、座5を、座受部材3にガイド11
を介して係合し、そのガイド11が、座5の前後移動を
許容するとともに座5が座受部材3に対して一定以上浮
上すること及び左右方向へ移動することを禁止するよう
に構成しているため、座5は座受部材3との間に前後移
動可能な空間を保ちながら、位置調節中に座5が椅子1
から離れてしまうことがない。
を介して係合し、そのガイド11が、座5の前後移動を
許容するとともに座5が座受部材3に対して一定以上浮
上すること及び左右方向へ移動することを禁止するよう
に構成しているため、座5は座受部材3との間に前後移
動可能な空間を保ちながら、位置調節中に座5が椅子1
から離れてしまうことがない。
【0018】また、制動部2が、座受部材3の上向面3
aと座5の下面5aとの間に摩擦増大部材6を介在させ
ているため、座5の支持を一層確実なものにすることが
できる。なお、転動体は上記で述べた実施例のローラー
に限られず、ボ−ル状のものであってもよい。
aと座5の下面5aとの間に摩擦増大部材6を介在させ
ているため、座5の支持を一層確実なものにすることが
できる。なお、転動体は上記で述べた実施例のローラー
に限られず、ボ−ル状のものであってもよい。
【0019】その他各部の具体的な構成は、上述した実
施例のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変形が可能である。
施例のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明した形態で実施さ
れ、以下に記載されるような効果を奏する。本発明に係
る椅子は、制動部を有した座受部材と、この座受部材に
案内機構を介して支持された座とを具備してなり、座
が、荷重が掛かっていない状態で案内機構により座受部
材に前後移動可能に支持され、荷重が掛かった状態で座
受部材の制動部に当接して案内機構による前後移動が禁
止されるように構成しているので、従来のように、椅子
の座の位置を調節するときにロックレバ−やノブボルト
等の操作端を必要とせず、簡単な機構でまた大きな操作
力も要せず操作ができる。 案内機構が、転動方向を座
の前後方向に合致させて座の下面に添接する位置に配設
される転動体と、この転動体を座受部材に支持させる上
下変位可能な弾性体とから構成されているならば、転動
体の回転力により、座を移動する際に大きな操作力を必
要とせず、簡単に座を移動し位置を調節することが可能
である。
れ、以下に記載されるような効果を奏する。本発明に係
る椅子は、制動部を有した座受部材と、この座受部材に
案内機構を介して支持された座とを具備してなり、座
が、荷重が掛かっていない状態で案内機構により座受部
材に前後移動可能に支持され、荷重が掛かった状態で座
受部材の制動部に当接して案内機構による前後移動が禁
止されるように構成しているので、従来のように、椅子
の座の位置を調節するときにロックレバ−やノブボルト
等の操作端を必要とせず、簡単な機構でまた大きな操作
力も要せず操作ができる。 案内機構が、転動方向を座
の前後方向に合致させて座の下面に添接する位置に配設
される転動体と、この転動体を座受部材に支持させる上
下変位可能な弾性体とから構成されているならば、転動
体の回転力により、座を移動する際に大きな操作力を必
要とせず、簡単に座を移動し位置を調節することが可能
である。
【0021】また、座が、座受部材にガイドを介して係
合し、そのガイドが、座の前後移動を許容するとともに
座が座受部材に対して一定以上浮上すること及び左右方
向へ移動することを禁止するように構成するならば、座
は座受部材との間に前後移動可能な空間を保ちながら、
位置調節中に座が椅子から離れてしまうことなく,座を
安定に支持した状態で移動することができる。
合し、そのガイドが、座の前後移動を許容するとともに
座が座受部材に対して一定以上浮上すること及び左右方
向へ移動することを禁止するように構成するならば、座
は座受部材との間に前後移動可能な空間を保ちながら、
位置調節中に座が椅子から離れてしまうことなく,座を
安定に支持した状態で移動することができる。
【0022】制動部が、座受部材の上向面と座の下面と
の間に介在されている摩擦増大部材を具備しているなら
ば、座のロック機構の構造を簡単で、確実なものにする
ことができる。
の間に介在されている摩擦増大部材を具備しているなら
ば、座のロック機構の構造を簡単で、確実なものにする
ことができる。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例の座を省略して示す斜視図。
【図3】同実施例の要部を一部破断して示す斜視図。
【図4】同実施例の要部を一部破断して示す正面図。
【図5】同実施例の要部を示す図4におけるA−A断面
図。
図。
【図6】同実施例のガイドを示す斜視図。
【図7】同実施例の要部を示す正断面図。
【図8】同実施例の要部を示す側断面図。
【図9】図7に対応した作用説明図。
【図10】図8に対応した作用説明図。
1…椅子 2…制動部 3…座受部材 3a…上向面 4…案内機構 5…座 5a…下面 6…摩擦増大部材 7…転動体(ロ−ラ−) 10…弾性体(バネ) 11…ガイド
Claims (5)
- 【請求項1】制動部を有した座受部材と、この座受部材
に案内機構を介して支持された座とを具備してなり、座
が、荷重が掛かっていない状態で案内機構により座受部
材に前後移動可能に支持され、荷重が掛かった状態で座
受部材の制動部に当接して案内機構による前後移動が禁
止されるように構成してなることを特徴とする椅子。 - 【請求項2】制動部が、座受部材の上面に設定した上向
面であり、案内機構が、座に荷重が掛かっていない状態
で座の下面を前記上向面よりも高い位置に支持するとと
もに座に掛かる荷重に応じてその支持位置を下方へ変位
させ得るものであることを特徴とする請求項1記載の椅
子。 - 【請求項3】案内機構が、転動方向を座の前後方向に合
致させて座の下面に添接する位置に配設される転動体
と、この転動体を座受部材に支持させる上下変位可能な
弾性体とから構成されていることを特徴とする請求項2
記載の椅子。 - 【請求項4】座が座受部材にガイドを介して係合し、そ
のガイドが、座の前後移動を許容するとともに座が座受
部材に対して一定以上浮上すること及び左右方向へ移動
することを禁止するように構成されていることを特徴と
する請求項2又は3記載の椅子。 - 【請求項5】制動部が、座受部材の上向面と座の下面と
の間に介在されている摩擦増大部材を具備してなること
を特徴とする請求項2、3又は4記載の椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16343296A JPH105072A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 椅 子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16343296A JPH105072A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 椅 子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH105072A true JPH105072A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15773789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16343296A Pending JPH105072A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 椅 子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH105072A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08126554A (ja) * | 1995-08-22 | 1996-05-21 | Itoki Crebio Corp | 椅 子 |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP16343296A patent/JPH105072A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08126554A (ja) * | 1995-08-22 | 1996-05-21 | Itoki Crebio Corp | 椅 子 |
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