JPH10505479A - ダイナミックな同調可能な連続時間のGm−Cアーキテクチャを有するデルタシグマ(ΔΣ)変調器 - Google Patents

ダイナミックな同調可能な連続時間のGm−Cアーキテクチャを有するデルタシグマ(ΔΣ)変調器

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JPH10505479A
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ジョーゼフ・エフ ジェンセン、
ゴーパル ラガバン、
アルバート・イー コサンド、
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Abstract

(57)【要約】 ΔΣ変調器10用の連続時間の同調可能なGm−Cアーキテクチャは同調可能な共振器18と、フィードバックループ27に接続されている低ビットで高サンプル速度の量子化装置22とを含んでいる。共振器は量子化雑音の大部分が信号スペクトル外で生じるように量子化雑音スペクトルを成形する。同調可能なGmセル30は変調器のSNRを最大にするために共振器の共振周波数を信号スペクトルの搬送波周波数へ同調する。同調可能なGmセルはトランスコンダクタンスGfを有する固定したGmセル80と、電流分割装置82と、セルの共通モード電流Icmに影響せずに係数αにより共に効率的にGfを乗算する再結合回路83とを含み、ここで−1≦α≦1である。正の電流源(21a、21b)はIcmを供給し、一方でR/2の共通モード抵抗と理論的に無限大の差動モード抵抗とを維持する。従って、共振器の共振周波数はDCから約1Ghzまで変化されることができ、安定な共通モード動作点を維持し、変調器の品質係数を改良する。

Description

【発明の詳細な説明】 ダイナミックな同調可能な連続時間の Gm−Cアーキテクチャを有するデルタシグマ(ΔΣ)変調器 [発明の技術的背景] 1.技術分野 本発明はデルタシグマ(ΔΣ)変調器、特にΔΣ変調器用のダイナミックな同 調連続時間のGm−Cアーキテクチャに関する。 2.関連技術の説明 ΔΣ変調器はアナログデジタル変換器(ADC)の信号対雑音比(SNR)を 増加するためオバーサンプリングと雑音成形を使用する。ΔΣ変調器はフィード バックループ中に比較装置とフィルタを含んでいる。比較装置は非常に高いサン プリング速度kfsで非常に低い分解能、典型的に1ビットでアナログ信号をデ ジタル化し、ここでfsは信号の帯域幅の二倍、即ちナイキスト速度であり、k はオバーサンプリング比である。オバーサンプリングはADCの帯域幅を拡大し 、それによって信号スペクトルは総帯域幅の一部分のみを占有する。フィルタは 比較器の通常の場合には均一な量子化雑音スペクトルを成形し、それによって量 子化雑音のバルクは信号スペクトル外で生じる。その結果として、信号スペクト ルのSNRは著しく増加される。 よく知られた低通過フィルタ(LPF)ΔΣ変調器は文献(“Mixed-Signal D esign Seminar”、Analogue Device 社、セクションVI:1-12、1991年)に記載さ れている。このアーキテクチャでは、積分器がフィードバックループ中に位置さ れている。積分器の振幅応答は1/fに比例し、ここでfは入力周波数である。 フィードバックの結果として積分器は入力信号に対してはLPFのように、また 量子化雑音に対してはハイパスフィルタ(HPF)のように見える。したがって 、積分器は量子化雑音スペクトルを成形し、それによってほとんどの雑音は信号 帯域幅外の高い側の周波数で生じる。Comino氏による文献(“A First-Order Cu rrent-Steering Sigma-Delta Modulator”、IEEE Journal of Solid-State Circ uits、26巻、No.3、1991年3月、176 〜183 頁)はLPFアーキテクチャの連続 時 間のCMOS構造を記載している。 これらのアーキテクチャはDCで量子化雑音スペクトルに全てゼロを位置させ るように厳密に限定される。その結果、ΔΣ変調器はLPF設計に対して最適な 雑音排除を与えず、バンドパスフィルタ設計を構成できない。さらに、高い信号 周波数で、十分に高い比率でオバーサンプルすることは非常に困難になり、量子 化雑音の微分はSNRを減少する。Comino氏は72kHzのベースバンド信号周 波数のみを報告している。 BPFΔΣ変調器はフィードバック通路に共振器を配置することにより構成さ れる。この共振器の振幅応答特性はH(s)=s/(s2+ω0 2)であり、ここで ω0は共振周波数であり、s=σ+jωは複素数であり、ここでσは実数のコン バージェンスパラメータであり、ωは放射周波数を表している。フィードバック の結果として、共振器は入力信号に対してはLPFのように、また量子化雑音に 対しては帯域阻止フィルタのように見える。共振器はフィルタの阻止帯域が信号 スペクトルに一致するように設計されている。したがって共振器は量子化雑音ス ペクトルを成形し、それによってほとんどの雑音が信号スペクトル外の周波数で 発生する。典型的に変調器の共振周波数は処理変化のみを補償するため多くても 共振周波数の±10〜30%だけトリミングされることができる。 Shoaei氏による文献(“Optimal(Bandpass)Continuous-Time ΣΔ Modulat or”、Proceeding ISCAS、5巻、489 〜492 頁、1994年)はΣΔ変調器を設計す る体系的な技術を記載している。変調器の開ループ伝達関数は等価のディスクリ ートな時間のパルス不変式変換により得られる。Shoaei氏の文献の図5は変調器 の固定した共振周波数を限定するため縦続接続されている2つのGm−C共振器 を含んだ4次のバンドパスフィルタを示している。標準的である固定したトラン スコンダクタンス(Gm)セルは高帯域幅と高品質係数と一定の共通モード電流 を有し、これらはΣΔ変調器の性能全体とSNRを維持するのに必要とされる。 回路の品質係数Q=Δω/ω0においてΔω=ω2−ω1であり、ω2、ω1は信号 振幅が3dBだけ減少される共振周波数のそれぞれの側の周波数である。 492頁のセクション3.4 ではShoaei氏は処理変化によるシフトされた共振周波 数の効果を説明している。拡散ポール設計では、1%の帯域外シフトは10dB の損失を生じる。それ故、“同調アルゴリズムの不正確性のために、常に拡散ポ ール設計の帯域において共振周波数を意図的に僅かに内方向にシフトすることが より良好である”。最悪のケースの処理エラーを補償するように設計された共振 周波数のこの固定された事前シフトは4dbのSNR損失を誘起するが、処理エ ラーによる共振周波数変化に対する変調器の感度を少なくする。 同調可能なGmセルは能動的なフィルタ部品の変化を補償するために使用され 、ここで低い帯域幅および低い品質係数は問題ではない。Heiji 氏による文献( “Transconductor and Integrator Circuits for Integrated Bipolar Video Fr equency Filters”、Proceeding of ISCAS、1989年、114 〜117 頁)は可変トラ ンスコンダクタンスセル周辺に並列接続されている2つの整合された抵抗R1を 開示しており、これはトランスコンダクタンスGTが電流依存である標準的なG mセルを含んでいる。整合された抵抗は好ましくは非常に高い抵抗値を有し、従 ってGmセルの差動モードインピーダンスも非常に高い。したがって、全ての差 動信号電流は積分キャパシタを充電するために使用され、抵抗を通じての顕著な 漏洩は生じない。しかしながら、高抵抗はまた高い共通モードインピーダンスを 発生し、それによって共通モード入力信号の変化が増幅される。これは中心共振 周波数周辺で約20%にまで同調帯域幅を減少する。全体の可変トランスコンダ クタンスは、 G=(1/R1)+GT (1) ここで|GT|<0.2/R1である。結果として、トランスコンダクタンスGは 厳密に正である。さらに大きな直列抵抗はGmセルのトランスコンダクタンスと 変調器の品質係数を低下する。 Voorman 氏の文献(“Integration of Analog Filters in a Bipolar Process ”、IEEE Journal of Solid State Circuits、SC-17 巻、713 〜722 頁、1982年 8月)は同調係数αによりセルのトランスコンダクタンスを変更するために通常 の電流乗算器を使用する同調可能なGmセルを開示している。しかしながら、共 通モード電流は同じ係数αにより変化され、これは共振周波数の10〜15%に 同調帯域幅を限定する。さらにαはゼロに設定されることはできず、Gmセルは 厳密に正のトランスコンダクタンスに限定される。 歪みを改良し速度を増加するため、既知の固定および同調可能なGmセルはし ばしば全てNPNバイポーラトランジスタで構成されている。その結果として、 Gmセルは電流をシンクするだけである。したがって、共通のノード電流を供給 する正の電流源(PCS)を提供することが必要になり、この共通のノード電流 はその後、入力信号により変調される1方法は共通モード電流を与えるため抵抗 を正の供給電圧に結合することである。この方法はHeiji 氏の同調可能なGmセ ルと同じ欠点を有する。第2の方法は共通モード電流を供給するためにPNP、 PMOS、P−JFETトランジスタを使用することである。これは高い共通モ ード抵抗を提供し、これは回路を補償し抵抗を低下するため共通モードフィード バックを必要とする。通常のバイポーラプロセスのPNPトランジスタおよび共 通モードフィードバックは非常に低速である。両方の極性の高速度トランジスタ によるプロセスはより複雑であり、したがってより高価である。別の方法は、Ve irman 氏による文献(“Design of a Bipolar 10 Mhz Programmable Continuous Time 0.05°Equiripple Linear Phase Filter”、IEEE Journal of Solid-Stat e Circuits、SC-27 巻、324〜331 頁、1992年3月)に記載されているように負 性の抵抗セルを使用することである。このセルの共通モード抵抗は固定した抵抗 値Rであり、その差動モード抵抗は論理的に無限大である。しかしながら、セル の抵抗は非常に高い差動モード抵抗を実現するために正確に整合されなければな らない。 [発明の要約] 前述の問題を考慮すると、本発明はΔΣ変調器用の連続時間の同調可能なGm −Cアーキテクチャを提供し、これはローパスおよびバンドパスフィルタの両者 を構成し、処理変化を補償し、高い品質係数と広い同調帯域幅と安定な共通モー ド動作点と高いSNRを維持しながら信号スペクトル搬送波周波数の変化をダイ ナミックに追跡することができる。 これはフィードバックループ中に接続されている同調可能な共振器と、低ビッ トで高サンプル速度の量子化装置を含んでいるGm−Cアーキテクチャによって 達成される。オバーサンプリングはΔΣ変調器の帯域幅を拡張し、それによって 信号スペクトルは帯域幅全体の一部のみを占有する。共振器は量子化装置の通常 は均一な量子化雑音スペクトルを成形し、したがって量子化雑音の大部分は信号 スペクトル外で生じる。同調可能なGmセルは変調器のSNRを最大にするため 共振器の共振周波数を信号スペクトルの搬送波周波数へ同調する。 同調可能なGmセルはトランスコンダクタンスGfを有する固定したGmセル と、電流分割装置と、セルの共通モード電流Icmに影響せずに係数αによりGf を共に効率的に乗算する再結合回路とを含んでおり、ここで−1≦α≦1である 。同調可能なGmセルの別の実施形態は減少されたトランスコンダクタンス範囲 と減少された歪みを有する。正の電流源はIcmを供給し、R/2の共通モード抵 抗と、理論的に無限大の差動モード抵抗を維持する。したがって共振器の共振周 波数はDCから約1Ghzへ変化されることができ、安定な共通モード動作点を 維持し、変調器の品質係数を改良する。 本発明のこれらおよび他の特徴と利点は添付図面を伴った以下の本発明の好ま しい実施形態の詳細な説明から当業者に明白になるであろう。 [図面の簡単な説明] 図1は本発明を使用したダイナミックに同調可能な2次の連続時間のΔΣ変調 器の概略図である。 図2は図1のΔΣ変調器の周波数の関数としての信号対雑音スペクトルのグラ フである。 図3はダイナミックに同調可能な4次連続時間ΔΣ変調器の概略図である。 図4は図3のΔΣ変調器の周波数の関数としての信号対最適の雑音スペクトル のグラフである。 図5は拡散スペクトル入力信号のADC構造のブロック図である。 図6は図1で示されている回路に含まれる好ましい同調可能なGmセルのブロ ック図である。 図7は図6で示されている同調可能なGmセルの概略図である。 図8aおよび8bは図1で示されている回路に含まれたそれぞれ好ましい正の 電流源のシングルエンドおよび差動エンドの等価回路図である。 図9は図8で示されている正の電流源の概略図である。 図10は図1で示されている回路に含まれた好ましい可変遅延回路の概略図で ある。 図11は同調可能なGmセルの別の実施形態のブロック図である。 [好ましい実施例の詳細な説明] 本発明はGm−C共振器アーキテクチャで構成されているダイナミックに同調 可能な連続時間ΔΣ変調器を提供する。ΔΣ変調器は同調可能なGmセルを含ん でおり、そのトランスコンダクタンスGT=αGfは同調係数αを制御することに よって共通モード電流Icmに影響せずに−Gfから+Gfまで変化されることがで き、さらにΔΣ変調器はR/2の共通モード抵抗を有する正の電流源と、Icmを 供給する理論的に無限大の差動モード抵抗を含んでいる。実際に、差動モード抵 抗は共通モード抵抗よりも大きさが数桁大きい。Gmセルの変形は減少されたト ランスコンダクタンスの範囲にまさる良好な信号ダイナミック範囲を提供する。 このアーキテクチャはΔΣ変調器の雑音成形特性がダイナミックに同調される ことを可能にし、それによって1)DCから電流処理技術を有する約1Ghzま での範囲の共振周波数を有するLPFまたはBPFアーキテクチャを選択し、2 )共振周波数を信号搬送波周波数へ整合するために処理エラーを補償し、3)拡 散スペクトル適用で見られるような信号特性を変化するためにΔΣ変調器を補償 する。ΔΣ変調器は典型的にADCにおいて使用されるが、デジタルアナログ変 換器(DAC)、信号検出器、パルスコード変調器で使用されることもできる。 このアーキテクチャは既知のアーキテクチャよりも帯域幅において約2桁分の大 きさの改良と、20dBのSNR改良と、品質係数において約1桁分の大きさの 増加を達成する。 図1は本発明にしたがった同調可能なGm−C共振器アーキテクチャで構成さ れている2次の連続時間のダイナミックに同調可能なΔΣ変調器10を示している 。利用可能な帯域幅の既知の部分を占有する時間的に変化する差動アナログ電圧 信号x(t)はGmセル14の差動入力12へ供給される。セル14は第1の対の電流 合計ノード16で信号を差動アナログ電流信号に変換する。電流信号は同調可能な 共振器18へ駆動され、これは電流を積分し、第2の対の電流合計ノード20を横切 ってこれを差動アナログ電圧信号x´(t)へ変換する。1対の正の電流源21a 、 21bは第1、第2の対の電流合計ノード16、20でそれぞれ共通モード電流を供給 し、これはノードにおいて共通モード電圧を設定する。 低ビット量子化装置22はx´(t)をオバーサンプルし、1対の出力端子23で デジタル電圧信号y(k)を出力する。好ましくは1ビットの量子化装置22はk fsの周波数でx´(t)をサンプルし、ここでfsはナイキスト速度であり、k は典型的に4Xと128Xの間のオバーサンプリング比である。出力電圧y(k )はアナログ電流レベルへ変換され、第1、第2の合計ノードに負のフィードバ ックをされ、ここでこれは次のクロックサイクルまで維持される。変換は好まし くは2つの1ビット電流操縦DAC24を使用して行われ、これは正確に再生可能 な2進電流レベルを発生する。可変遅延装置26は共振器18と量子化装置22との間 に接続され、それによって量子化装置22により誘起される正の位相遅延をオフセ ットしフィードバック通路27を安定化するように負の位相遅延を付加する。 同調可能な共振器18は、トランスコンダクタンスG1を有する固定されたGm セル28と、可変トランスコンダクタンスGT=αGfを有する同調可能なGmセル 30を含んでおり、ここでGfは固定されたGmセルのトランスコンダクタンスで あり、セル28と30は逆並列に接続されており、即ち各セルの反転出力および非反 転出力はそれぞれ他方のセルの反転入力および非反転入力に接続されている。固 定されたGmセルの差動入力32と差動出力34はそれぞれ第1、第2の対の電流合 計ノード16、20に接続されている。同調可能なGmセルの差動入力36と差動出力 38は負フィードバック形態で第2、第1の対の電流合計ノード20、16へそれぞれ 接続されている。キャパシタンスC1を有するキャパシタ40は第1の対の電流合 計ノード16を横切って接続され、それによって差動電流を積分し、差動入力32を 横切って電圧を発生し、固定したGmセル28を駆動する。キャパシタンスC2を 有するキャパシタ42は第2の対の電流合計ノード20を横切って接続され、それに よって差動電流を積分し、可変遅延装置26へ入力される電圧x´(t)を発生す る。この形態では、次式の共振器18は周波数応答を有する。 H(s)=s/(s2+ω0 2) (2) ここで共振周波数ω0=[(G1GT)/(C1C2)]0.5に等しい。共振器の 共振周波数はGTを0から+Gfへ変化することによってDCから上限周波数 まで変化する。電流処理技術は約1Ghzの上限周波数を与える。 ΔΣ変調器10は次式により与えられる出力スペクトルY(s)を有する。 ここでX(s)は入力信号x(t)のスペクトルであり、Q(s)は量子化雑音 スペクトルである。入力スペクトルX(s)は帯域幅の既知部分を占有する。既 知の帯域幅外では、入力スペクトルX(s)の振幅はほぼゼロまで減少される。 量子化雑音スペクトルQ(s)はDCからkfsまでほぼ均一に分布される。係 数aとbはキャパシタンスC1、C2とトランスコンダクタンスG1、GTの時 間変化関数である。これらは量子化装置の非線形から生じるが、変調器の解析で は重要ではない。 式3で示されているように、量子化雑音スペクトルQ(s)は出力雑音スペク ィルタにより成形される。同調可能なGmセルは共振周波数ω0に同調され、し たがって雑音スペクトルN(s)中のゼロは出力スペクトルY(s)の信号帯域 幅部分で生じる量子化雑音を最小にする。BPF形態では、共振周波数は好まし くは入力スペクトルX(s)の中心周波数に同調される。例えば、入力信号が単 一の搬送波周波数に対して対称的に変調されるならば、共振周波数は搬送波周波 数に同調される。トランスコンダクタンスGT=0であるように、Gmセル30が 同調されるならば、周波数応答H(s)は1/sに簡単化され、これは積分器の 応答特性である。したがってアーキテクチャはLPFとBPFとの両者を構成す ることができ、これはハイパスフィルタリングおよび帯域阻止フィルタリングに より量子化雑音をそれぞれ除去する。LPF構造では、SNRを最適にするため 共振周波数はDCからオフセットされる。 式3で示されているように、入力スペクトルX(s)はLPFにより成形され る。結果として、信号成分の振幅は高い周波数で減少される。高い周波数におけ るSNRを改良するため、入力信号x(t)は入力スペクトルX(s)がローパ スフィルタの代りにバンドパスフィルタで処理されるように共振器18の入力へフ ィードフォワードされることができる。フィードフォワード係数はBPFの共振 周波数もまた中心周波数を追跡するように同調される。結果として、BPF周波 数応答は中心周波数で最大である。 図2で示されているように、入力スペクトルX(s)がDCを含む時、出力雑 音スペクトルN(s)は雑音が実効的にハイパスフィルタ処理されるように成形 される。最適に、雑音スペクトルN(s)のゼロは真のLPFアーキテクチャに おけるようにDCに位置されないで、信号帯域幅の中心にシフトされる。これは 最低限良好なSNRを発生する。入力スペクトルX(s)の中心周波数が例えば 100Mhzであるとき、出力雑音スペクトルN(s)は雑音が実効的に帯域阻 止フィルタ処理されるように成形される。フィルタの共振周波数は信号スペクト ルの雑音量を減少するように中心周波数に整合されることが好ましい。正確に共 振周波数を同調する能力はほぼ20dBだけ変調器のSNRを改良する。 図3で示されているように、4次のΔΣ変調器44は付加的な共振器回路46を図 1で示されているΔΣ変調器10と縦続するように配置することによって構成され る。共振器回路46は入力信号x(t)を電流信号に変換するための固定したGm セル48と、電流信号を積分し、電圧信号に変換しそれによって第2の段の共振器 回路52を駆動するための同調可能な共振器50と、出力信号y(k)を同調可能な 共振器50へフィードバックするための1対の1ビットDAC54を含んでいる。同 調可能な共振器50は、同調可能な共振器18と同じ回路トポロジで、それぞれトラ ンスコンダクタンスG3とGT2とを有する固定したGmセル56および同調可能な Gmセル58と、それぞれキャパシタンスC3、C4を有するキャパシタ60、62を 含んでおり、これはそれぞれ第3、第4の対の電流合計ノード64、66周辺に接続 されている。 この構造では、同調可能な共振器50は以下の周波数応答特性を有する。 H(s)=s/(s2+ω1 2) (4) ここで共振周波数はω1=[(G3GT2)/(C3C4)]0.5に等しい。共振器 の共振周波数は0から+GfへGT2を変化することによってDCから約1Ghま で変化される。4次のΔΣ変調器44は次式により与えられる出力スペクトルY( s)を有する。 式5で示されているように、量子化雑音スペクトルQ(s)は出力雑音スペク トルN(s)を生成するようにω0およびω1においてゼロを有する4次の帯域阻 止フィルタにより成形される。同調可能なGmセル30と58はそれらの共振周波数 が等しいように同調されることができ、それによって阻止帯域と通過帯域との間 のより急峻な変移を有する帯域阻止フィルタを生成する。代りに、信号スペクト ルの帯域幅全体にわたる雑音を減少するためにセルは出力雑音スペクトルのゼロ を分割するように同調されることができる。より高い次数の変調器は付加的な共 振器回路を縦続して付加することにより実現されることができる。 図4で示されているように、共振周波数は分割され、同調され、それによって 雑音スペクトルN(s)のゼロは信号スペクトルX(s)の高および低周波数に おいて生じる。これは信号スペクトルX(s)の帯域幅全体を横切る雑音スペク トルN(s)の振幅を減少する。例えば、信号スペクトルX(s)は100kh zの帯域幅と、DCにおける中心周波数を有するとき、1つの共振周波数はDC へ同調され、他の共振周波数は100Khzへ同調される。同様に、信号スペク トルX(s)は400Khzの帯域幅と、100Mhzの中心周波数を有すると き、共振周波数はそれぞれ99.8Mhzと100.2Mhzに同調される。 図5で示されているように、ダイナミックに同調可能なADC68は図1と3で 示されているタイプの同調可能なΔΣ変調器70を用いて構成されることができ、 それによって搬送波周波数が時間と共に変化する拡散スペクトル入力信号s(t )をデジタル化し、一方で高いSNRを維持する。ΔΣ変調器70は搬送波周波数 に同調され、デジタル信号y(k)を出力する。プログラム可能なデジタルフィ ルタ72、好ましくは有限インパルス応答(FIR)フィルタはまた搬送波周波数 に同調され、したがって、これは信号スペクトルを通過し、オバーサンプル速度 kfsでデジタル信号y´(k)を発生するように帯域外の量子化雑音を排除す る。デシメータ74はオバーサンプリングプロセスにより誘起された冗長信号情報 を除去するため、フィルタ処理されたデジタル信号を再度サンプルし、低速度の 信号y”(k)を出力する。 SNR回路76は入力信号の搬送波周波数の時間変化を追跡するために連続して 出力信号y”(k)のSNRを計算し、変調器70とフィルタ72の共振周波数を調 節し、それによって高いSNRを維持する。変調器の共振周波数はそれぞれのト ランスコンダクタンスG2とG4を変化することによって同調される。デジタル フィルタはフィルタを電流搬送波周波数用に設計された1組のフィルタ係数で再 負荷することによって同調される。実際に、ディスクリートな搬送波周波数にお ける複数の係数セットは予め設計され、メモリに記憶される。動作中、電流搬送 波周波数に最も近い1組の係数が選択される。 図6で示されているように、図1と3で示されているタイプの同調可能なGm セル78はトランスコンダクタンスGfを有する固定したGmセル80を含んでいる 。差動電圧信号v(t)をGmセルの差動入力84へ供給することによって、その 差動出力86において共通モード電流信号Icmに与えられる差動モード電流信号± v(t)Gfを発生する。電流分割装置82は電流信号を2対のブランチに分割し 、電流を各対の1つのブランチから電流分割装置の差動出力に導くことによって セルのトランスコンダクタンスを変化する。以下αとする2つのブランチ間の電 流の分配は制御電圧Vcにより設定される。この点では、共通モードと差動モー ド信号との両者はαの関数である。共通モード信号のαへの依存性を除去するた め、電流分割装置により除去された共通モード信号の部分は再結合回路83により 信号通路へ戻されて付加され、それによって差動モード電流信号±v(t)Gf はαによりスケールされ、共通モード電流信号Icmはαから独立している。 再結合回路83は好ましくは(図7で詳細に示されているように)各対の第2の ブランチを差動出力88へ交叉結合することにより構成される。この両者はαの依 存性を除去し、電流の分割効果を二倍にし、これはαを+1乃至1の範囲にする ことを可能にする。その代りに、同じ効果が別のGmセルと、同一の電圧信号v (t)および制御電圧Vcにより駆動される電流分割装置を提供し、電流駆動装 置の第2のブランチを差動出力88へ交叉結合することにより達成されることがで きる。しかしながら、これは二倍もの数の部品を必要とするが、部品間に不整合 が存在するならば、完全には共通モード信号のαの依存性を除去しない。この別 の実施形態では、第2のGmセルはαが0と+1との間に存在するように制限さ れる効果のみによって除去されることができる。 図7で示されているように、同調可能なGmセル78は全てのNPNバイポーラ 技術で構成されることが好ましく、これはセルの帯域幅を増加する。同調可能な Gmセルと固定したGmセルとの両者で使用されるタイプのGmセル80は1対の トランジスタQ1、Q2を含んでおり、これらのトランジスタのエミッタ90、92 はそれぞれ抵抗2Rを有する抵抗R1の両端に接続されている。1対のバイアス 電流源Isはエミッタ90、92と、低供給電圧Veeは典型的に接地点間にそれぞ れ接続されている。電流源IsはトランジスタQ1、Q2を流れる共通モード電 流Icmをシンクする。 電圧v(t)はそれぞれトランジスタQ1、Q2のベース接触部94、96を横切 って入力84で差動的に供給される。これは抵抗R1を横切って電圧v(t)を発 生させ、それによって電流IQ1(t)=Icm+v(t)/2RとIQ2(t)=Icm −v(t)/2RはそれぞれトランジスタQ1、Q2のコレクタ98、100 を流 れる。セル80のトランスコンダクタンスGfはほぼ次式Gf=(IQ1(t)−IQ2 (t))/v(t)=1/Rにより与えられる。 電流分割装置82は2対の差動的に接続されたNPNトランジスタQ3、Q4、 Q5、Q6を具備している。トランジスタQ3、Q4のエミッタ102、104 は接 続され共にテール電流Icm+v(t)/2RをトランジスタQ1のコレクタ98へ 供給し、またトランジスタQ5、Q6のエミッタ106、108は接続され、共にテー ル電流Icm−v(t)/2RをトランジスタQ2のコレクタ100 へ供給する。ト ランジスタQ4、Q5のベース110、112 は正の電圧ノード114 へ接続され、Q 3、Q6のベース116、118 は負の電圧ノード120 へ接続される。 制御電圧Vcはトランジスタのベースエミッタ電圧を制御するため負および正 のノード120、114 へ差動的に供給され、それによってトランジスタQ4、Q5 はG回、それらの各テール電流を導電し、トランジスタQ3、Q6は(1−G) 回、それらの各テール電流を導電し、ここで0≦G≦1である。Vcが大きく、 正のGが1に近付くとき、トランジスタQ4、Q5は実質上全ての各テール電流 を導電する。反対に、Vcが大きく、負のGが0に近付くとき、トランジスタQ 3、Q6は実質上全ての各テール電流を導電する。Vc=0のとき、G=1/2 であり、トランジスタは平衡される。 電流制御回路122 はGの値を選択するために制御電圧Vcを発生する。回路12 2 は1対のダイオード接続されたNPNトランジスタQ7、Q8を含んでおり、 これらのトランジスタの各ベースコレクタ接続部126、128 は基準電圧Vrefに結 合されている。それらのエミッタ130、132 はそれぞれ正および負の電圧ノード1 14、120 へ接続される。可変電流源134、136 はそれぞれトランジスタQ7、Q 8を流れる電流I1、I2を供給し、それによって制御電圧Vcは次式により与 えられる。 Vc=Vtln(I2/I1) (6) 分割部分Gは以下の関係にしたがって制御電圧Vcに応答して0と1の間で変 化する。 式6のVcを式7に代入すると次式が与えられる。 G=I2/(I1+I2) (8) したがって、同調係数α=(1−2G)は供給電流I1とI2を変化することに より容易に正確に制御されることができる。 共通モード電流のαに対する依存性を除去し、図6で示されているような再結 合回路83を構成するため、トランジスタQ4、Q5のコレクタ138、140 はそれ ぞれ電流合計ノード146、148 において、トランジスタQ6、Q3のコレクタ142 、144 へ交叉結合される。ノード148 へ流れる電流は、(1−G)(Icm+v( t)/2R)+G(Icm−v(t)/2Rであり、これはIcm+(v(t)/2 R)(1−2G)に等しい。同様に、ノード146 を流れる電流は、 Icm−(v(t)/2R)(1−2G)である。 ノード146、148 の方向で見たGmセル78の出力インピーダンスはそれぞれト ランジスタQ6、Q4の抵抗と、トランジスタQ3、Q5の抵抗の並列結合であ る。セルの出力インピーダンスを増加するため、1対の縦続接続トランジスタQ 9、Q10が接続され、それによってこれらの電流回路150、152 はそれぞれノ ード148、146 からセルの差動出力88へ電流を導電する。それらのベース154、15 6 は基準電圧Vrefへ接続される。したがって、差動出力88の方向で見た出力 インピーダンスはトランジスタQ9、Q10の抵抗である。 同調可能なGmセル78のトランスコンダクタンスGTは入力電圧信号により分 割される差動出力電流であり、次式により近似される。 GT=(1/R)(1−2G) (9) ここで1/RはGmセル80の近似的な固定したトランスコンダクタンスGfであ り、(1−2G)は係数αである。したがって、同調可能なトランスコンダクタ ンスGfが次式により与えられる。 GT=αGf (10) 結果として、トランスコンダクタンスGTは−Gfから+Gfへ正確に変化される ことができ、それによって所望の雑音フィルタを選択し、処理変化を補償して共 振周波数を同調し、中心周波数の変動を追跡し、高い差動モードインピーダンス を維持する。さらに、Gmセル78へ流れる共通モード電流Icmは同調係数αから 独立している。従って共振セルの共振周波数は変調器の帯域幅全体で同調される ことができる。 図8a、8bは、固定したGmセル14、28と同調可能なGmセル30を駆動する ために必要な共通モード電流Icmを供給する図1で示されたタイプの正電流源( PCS)158 を表す等価のシングルエンドおよび差動エンド回路を表している。 図8aで示されているように、PCS158 はそれぞれ出力端子164、166 で抵抗 R0を有する1対の整合された抵抗R2とR3を横切って逆並列接続されている 1対の利得が1のシングルエンド反転増幅器160、162 を含んでいる。図8bで 示されているように、PCS158 は利得が1の差動増幅器163 を含んでおり、そ の非反転および反転入力は出力端子164、166 にそれぞれ接続されている。抵抗 R2、R3は増幅器163 の非反転側と反転側を横切って接続されている。 定常電圧V1は出力端子164、166 で共通モード電流Icmを供給するため抵抗 R2、R3を横切って供給される。出力端子164、166 における共通モード電圧 Δvの変化は2Δvの抵抗を横切る電圧変化を発生する。従ってPCSはR0/ 2の共通モードインピーダンスを有し、これは最小の衝撃を与えるプロセス変化 を有する安定な共通モード動作点を維持する。端子164 の+Δvと端子166 の− Δvの差動モード電圧の変化は抵抗R2、R3を横切る電圧に影響しない。した がってPCSは無限大の理想的な差動モードインピーダンスを有する。実際に、 差動モードインピーダンスは共通モードインピーダンスよりも数桁大きくするこ とができ、高いQを維持することを可能にする。 図9は図8aおよび8bで示されているPCS158 のNPN回路トポロジを示 している。反転増幅器160(差動増幅器163 の片側)はNPNトランジスタQ11 、Q12を含んでおり、これはエミッタフォロアと縮退した共通のエミッタ反転増 幅器としてそれぞれ接続されている。トランジスタQ11のベース168 は出力端 子164 に接続され、そのコレクタ170 は高い供給電圧源Vccに結合され、そのエ ミッタ172 は電流源Is1に接続されている。トランジスタQ12のベース174 は エミッタ172 に接続され、そのコレクタ176 は抵抗R4に接続され、そのエミッ タ178 は抵抗R5に接続されている。抵抗R4の他方の側は供給電圧源Vccに接 続され、抵抗R5の他方の側(実質上は接地)は電流源Is2を通って低供給電圧 Veeに接続されている。増幅器の出力電圧はトランジスタQ12のコレクタ176 から取出され、エミッタフォロアバッファトランジスタQ13のベース179 に供 給される。Q13のコレクタ180 は正の供給電圧源Vccに結合され、そのエミッ タ181 は抵抗R3に接続されている。 トランジスタQ11のベース168 における+ΔVの電圧変化は抵抗R5を横切 る電圧を増加する。これは抵抗R5、R4を通って流れる電流を増加し、それは Q12のコレクタ176 における増幅器の出力電圧を減少する。これは結果的にQ 13のエミッタ181 における電圧を減少する。反転増幅器160 とレベルシフトト ランジスタQ13は、無限大の差動モード抵抗を実現するため共に利得1を有し ていなければならない。理想的には、エミッタフォロアトランジスタQ11、Q 13と反転増幅器トランジスタQ12は利得1を有する。しかしながら、これら の利得は典型的に僅かに1よりも小さい。従って、高い差動モードインピーダン スを実現するために、R4の抵抗はR5の抵抗よりも大きく設定されている。 利得が1の反転増幅器162(差動増幅器163 の他方の側)は増幅器160 と同一 であり、NPNトランジスタQ14、Q15を含んでおり、これらはエミッタフ ォロアと縮退した共通エミッタ反転増幅器としてそれぞれ接続されている。トラ ンジスタQ14のベース182 は出力端子166 で接続され、そのコレクタ183 は高 い供給電圧源Vccに接続され、そのエミッタ184 は電流源Is3に接続される。ト ランジスタQ15のベース186 はエミッタ184 に接続され、そのコレクタ188 は 抵抗R6に接続され、そのエミッタ190 は抵抗R7に接続されている。抵抗R6 の他端は供給電圧源Vccに結合され、(実際には接地されている)抵抗R7の他 端は電流源Is2を通って低い供給電圧Veeに接続されている。増幅器の出力電圧 はトランジスタQ15のコレクタ188 で取出され、エミッタフォロアバッファト ランジスタQ16のベース192 へ供給される。Q16のコレクタ194 は正の供給 電圧源Vccに接続され、そのエミッタ196 は抵抗R2に接続されている。高い差 動モードインピーダンスを実現するため、R6の抵抗はR7の抵抗よりも大きく 設定されている。 共通モード電圧の変化は同一量ΔvだけトランジスタQ11、Q14のベース の電圧を変化する。結果として、抵抗R2、R3を横切る電圧は2Δvだけ変化 し、それによって出力端子164、166 で見られる共通モードインピーダンスはR /2である。差動モード電圧の変化はそれぞれ反対方向で+Δvと−Δvだけト ランジスタQ11、Q12のベースの電圧を駆動する。結果として抵抗R3、R 4を横切る電圧は理想的には変化せず、差動モードインピーダンスは無限大であ る。実際、差動モードインピーダンスは増幅器の利得を正確に1に設定する能力 により限定される。 変調器のフィードバックループの過剰な位相シフトを補償する最も簡単な方法 は、積分キャパシタと直列に抵抗を付加することである。図10は図1で示され ている可変遅延装置26の好ましい実施形態を示している。可変遅延装置26は、増 幅器の反転入力200 と非反転出力202 の間と、増幅器の非反転入力204 と反転出 力206 の間にそれぞれ接続されている1対の抵抗R8、R9を有する差動増幅器 198 と、増幅器の反転入力210 と非反転出力212 の間と、増幅器の非反転入力21 4 と反転出力216 の間にそれぞれ接続されている1対のキャパシタC5、C6を 有する差動増幅器208 とを含んでいる。積分された電圧信号x´(t)の正の側 は増幅器の非反転入力204 と214 へ駆動され、x(t)の負の側は増幅器の反転 入力200 と210 へ供給される。増幅器の出力は同調可能なGmセル216 と218 へ それぞれ駆動され、Gmセルの反転出力220 と222 は負の端子224 において結合 され、図1で示されている量子化装置22の負の側へ駆動される。同様に、Gmセ ルの反転入力226 と228 は正の端子230 において結合される。同調可能なGmセ ルのトランスコンダクタンスは−Gfから+Gfまで変化され、それによってフィ ードバックループを安定化するようにx´(t)へ位相遅延を付加し、これは− 180°と+180°との間である。例えば、Gmセル216 のトランスコンダク タンスがゼロに設定され、セル218 のトランスコンダクタンスが正であるならば 、可変遅延装置のインピーダンスは純粋に容量性であり、従って位相遅延は90 °である。Gmセル216 のトランスコンダクタンスが正であり、セル218 のトラ ンスコンダクタンスがゼロに設定されるならば、可変遅延装置のインピーダンス は純粋に抵抗性であり、従って位相遅延は0°である。 図11は限定されたトランスコンダクタンス範囲を有するが、電流分割装置の 非理想性を減少する別の同調可能なGmセル240 を示している。Gmセル240 は 図6で示されているタイプの同調可能なGmセル242 を含んでいる。Gmセル24 2 はトランスコンダクタンスGm1を有する固定したGmセル244 と、電流分割 装置246 と、再結合回路248 を含んでいる。同調可能なGmセル242 は固定した Gmセルの差動入力250 における電圧信号v(t)と、電流分割装置の入力252 における制御電圧信号Vcの供給に応答し、それによって再結合回路の差動出力2 54 において可変のトランスコンダクタンス±Gm1を発生する。Gmセル240 はトランスコンダクタンスGm2を有する別の固定したGmセル256 と、電圧信 号v(t)と再結合回路の差動出力254 との間に直列接続されているバッファ25 8 とを含んでいる。バッファ258 は電流分割装置246 の遅延と出力インピーダン スに一致する縦続接続された1対のnpnトランジスタであることが好ましい。 バッファ259(縦続接続された1対のnpnトランジスタ)はセルの出力インピ ーダンスを増加するために使用される。結果として、差動出力254 で見られる全 トランスコンダクタンスはGm2、±Gm1である。総出力電流の一部だけが電 流分割装置246 を通過するので、非理想性が減少される。例えば、Gm1=Gm 2=1/2Gfであるならば、全トランスコンダクタンスは0からGfの範囲で あり、総出力電流の1/2だけが電流分割装置246 で任意の雑音および/または 歪みを受ける。 本発明の幾つかの実施形態を示し説明したが、種々の変形および代りの実施形 態が当業者により行われよう。このような変形および別の実施形態は特許請求の 範囲に定められている本発明の技術的範囲を逸脱することなく考慮され、行われ よう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラガバン、 ゴーパル アメリカ合衆国、カリフォルニア州 91306、カノガ・パーク、インゴーマー・ ストリート 20407 (72)発明者 コサンド、 アルバート・イー アメリカ合衆国、カリフォルニア州 91301、アゴーラ・ヒルズ、チェセブロ・ ロード 6152

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)同調可能なデルタシグマ(ΔΣ)変調器において、 第1の合計ノード(16)で、既知の帯域幅を占有する信号スペクトルを有する アナログ電圧信号をアナログ電流信号に変換する入力トランスコンダクタンスセ ル(14)と、 第1の合計ノードに接続され、第2の合計ノード(20)において積分された電 圧信号を発生する同調可能な共振器(18)と、 積分された電圧信号をオバーサンプルし、これをデジタル出力電圧信号に変換 し、前記出力電圧信号は信号スペクトルと量子化雑音スペクトルとの合計である 出力スペクトルを有する量子化装置(22)と、 前記デジタル出力電圧信号を第1、第2の合計ノードに帰還するフィードバッ ク通路(27)と、 前記デジタル出力電圧信号を再生可能な電流レベルに変換するフィードバック 通路中のデジタルアナログ変換器(DAC)(24)とを具備し、 前記同調可能な共振器は量子化雑音スペクトルを成形するように同調可能であ る共振周波数ω0を有し、既知の帯域幅にわたる前記出力スペクトルの量子化雑 音を減少する同調可能なΔΣ変調器。 (2)前記既知の帯域幅が可変である同調可能なΔΣ変調器において、 前記出力スペクトルの信号対雑音比(SNR)を計算し、量子化雑音を減少し 高いSNRを維持するように時間的に変化する帯域幅の中心周波数を追跡するた めに共振器の共振周波数を調節するフィードバック回路(76)をさらに具備して いる請求項1記載の同調可能なΔΣ変調器。 (3)前記共振器は、DCを含んでいる共振周波数範囲を有し、その範囲で、前 記共振器は実効的に前記量子化雑音をハイパス濾波する微分器として機能する請 求項1記載の同調可能なΔΣ変調器。 (4)前記同調可能な共振器において、 第1、第2の合計ノードにそれぞれ接続するキャパシタンスC1、C2を有す る1対の積分キャパシタ(40、42)と、 第1、第2の合計ノード間に接続されているトランスコンダクタンスG1を有 する固定トランスコンダクタンスセル(28)と、 前記固定トランスコンダクタンスと逆並列形態で第1および第2の合計ノード 間に接続されている可変トランスコンダクタンスGTを有する同調可能なトラン スコンダクタンスセル(30)とを具備し、 前記共振器は以下の周波数応答H(s)を有し、 H(s)=S/(S2+ω0 2) ここでω0=[(G1GT)/(C1C2)]0.5である請求項1記載の同調可能 なΔΣ変調器。 (5)前記共振器は、第1、第2の合計ノードにおいて共通モード電圧を設定す る1対の共通モード電流を導電し、前記同調可能なトランスコンダクタンスセル は同調可能なトランスコンダクタンスGTを有し、 第2の積分キャパシタC2の両端の電圧信号v(t)を差動モード電流へ変換 し、それを共通モード電流に与える固定トランスコンダクタンスセル(80)と、 差動モード電流をスケールするために制御信号に応答して共通モード電流を割 当てる電流分割装置(82)と、 共通モード電流を回復し、それによって差動モード電流が係数αによりスケー ルされ、共通モード電圧が安定であるように共通モード電流はαに対して不感で あり、同調可能なトランスコンダクタンスGT=αGfである再結合回路(83)と を具備している請求項4記載の同調可能なΔΣ変調器。 (6)前記共振器はさらに、前記第1、第2の合計ノードにおいて前記共通モー ド電流を供給する1対の正の電流源(PCS)(21a、21b)をそれぞれ具備し 、前記各PCSは前記共通モード電流を供給するために抵抗Rを有する1対の抵 抗(R2、R3)を横切って逆並列に接続されている1対の利得が1の反転増幅 器(160、162)を具備しており、前記PCSは約R/2の共通モードインピーダ ンスと、無限大に近づく差動モードインピーダンスとを有する請求項5記載の同 調可能なΔΣ変調器。 (7)前記共振器はさらに、前記第1、第2の合計ノードにおいて前記共通モー ド電流を供給する1対の正の電流源(PCS)をそれぞれ具備し、前記各PCS は、前記共通モード電流を供給するために反転側および非反転側を有する差動の 利得が1の反転増幅器(190)と、それぞれ増幅器の反転側および非反転側を横 切って接続されている抵抗Rを有する1対の抵抗(R2、R3)を具備し、前記 PCSは約R/2の共通モードインピーダンスと、無限大に近い差動モードイン ピーダンスとを有する請求項5記載の同調可能なΔΣ変調器。 (8)第2の入力トランスコンダクタンスセル(48)と、前記入力トランスコン ダクタンスセルと縦続接続されている第2の同調可能な共振器(50)とをさらに 具備し、前記出力電圧信号は前記DAC(54)を通って前記第2の入力トランス コンダクタンスセルと前記第2の同調可能な共振器へフィードバックされ、前記 第2の同調可能な共振器は共振周波数ω1を有し、前記第1および第2の同調可 能な共振器の共振周波数は前記信号スペクトルを横切る量子化雑音を減少するた めに量子化雑音スペクトルを成形するように同調される請求項4記載の同調可能 なΔΣ変調器。 (9)前記量子化装置は2進信号として前記デジタル出力電圧信号をフォーマッ トする2進比較装置(22)を含んでおり、前記DACは第1、第2の合計ノード にそれぞれ帰還される1対の電流信号に前記2進信号を変換する1対の2進電流 操縦DACを含んでいる請求項4記載の同調可能なΔΣ変調器。 (10)前記量子化装置と前記共振器はフィードバック通路に正の位相遅延を誘 起し、前記変調器はさらに調節可能な遅延回路(26)を具備し、これは、 反転入力および非反転入力と出力とを有し、その反転入力と非反転入力はそれ ぞれ積分された電圧信号を受信するために共に接続されている1対の差動増幅器 (198、208)と、 第1の前記差動増幅器の反転入力と非反転出力間と、非反転入力と反転出力と の間にそれぞれ接続されている1対の抵抗(R8、R9)と、 第2の前記差動増幅器の反転入力と非反転出力間と、非反転入力と反転出力と の間にそれぞれ接続されている1対のキャパシタ(C5、C6)と、 それぞれの差動増幅器の非反転出力および反転出力に接続されている反転入力 および非反転入力と、共に接続された反転出力および非反転出力をそれぞれ有し 、前記積分された電圧信号は負の位相シフトによりセルの非反転出力および反転 出力を横切って発生され、前記セルのトランスコンダクタンスは負の位相シフト を 選択するために同調される1対の同調可能なトランスコンダクタンスセル(217 、218)とを具備している請求項4記載の同調可能なΔΣ変調器。
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