JPH1050506A - 多連電子部品 - Google Patents

多連電子部品

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Publication number
JPH1050506A
JPH1050506A JP20081596A JP20081596A JPH1050506A JP H1050506 A JPH1050506 A JP H1050506A JP 20081596 A JP20081596 A JP 20081596A JP 20081596 A JP20081596 A JP 20081596A JP H1050506 A JPH1050506 A JP H1050506A
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JP
Japan
Prior art keywords
terminal electrodes
electronic component
insulating substrate
film
resistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP20081596A
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English (en)
Inventor
Seiichiro Okuda
誠一郎 奥田
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、隣接する端子電極間の短絡現象を
抑え、同時に熱衝撃性を緩和し、ストレスを受けにくい
多連電子部品を提供する。 【解決手段】絶縁基板1の対向する一対の側面部に端子
電極2、3が形成された突出部12、13を形成し、端
子電極2、3を構成する表面側導体膜2a、3a間に電
子部品素体、例えば抵抗体膜4を形成し、該電子部品素
体を被覆する保護膜5を形成して成る多連電子部品であ
る。そして、保護膜5は、突出部12、13の突出量の
1/2以上被覆されるように延在している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、端子電極が矩形状
絶縁基板の対向する一対の側面から突出して形成された
凸型端子電極を有する多連抵抗器、多連コンデンサ、多
連インダクタなどの多連電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多連電子部品、例えば、多連抵抗器は、
絶縁基板に厚膜抵抗体膜が複数並設され、各抵抗体膜の
両端に夫々端子電極が接続されている。
【0003】このような多連抵抗器においては、端子電
極の構造によって、3つのタイプに分けられる。即ち、
端子電極が矩形状の絶縁基板の対向する一対の端面にそ
のまま形成されている通常のタイプ、端子電極が矩形状
の絶縁基板の対向する一対の端面から突出する突出部を
含む位置に形成されされている凸型端子電極タイプ、端
子電極が矩形状の絶縁基板の対向する一対の端面から窪
んだ凹部の内壁面を中心に形成されされている凹型端子
電極タイプがある。
【0004】一般の多連抵抗器では、一方側面に配置さ
れた複数個の端子電極が、プリント配線基板上に半田接
合した際に、端子電極間で半田による短絡現象を防止す
るために、上述の凸型端子電極タイプ、凹型端子電極タ
イプが多用されている。
【0005】このような多連抵抗器は、1つの素子分に
区画された分割溝を有する大型基板を用いて、各種厚膜
電極膜や厚膜抵抗体膜を形成し、分割処理して製造され
る。
【0006】突出部または凹部は、大型基板の分割溝に
跨がるように貫通孔を形成しておき、貫通孔の内壁面に
端面導体膜を形成する場合には、凹型端子電極タイプと
なり、分割処理した後にこの分割端面に端面の表面導体
膜を形成する場合には、凸型端子電極タイプとなる。
【0007】凹部型端子電極タイプでは、端面導体膜が
大型基板の状態で、即ち分割処理する前に形成すること
ができるものの、端面導体膜と表面導体膜、裏面側導体
膜と接続信頼性を考慮した場合には、その信頼性が低下
してしまう。これは、凹部となる貫通孔の内壁に厚膜導
体膜を形成する必要があり、基板の表面側と裏面側との
印刷塗布では貫通孔の開口稜線部分の膜厚のバラツキが
発生してしまうためである。
【0008】従って、端子電極の信頼性の観点からで
は、凸型端子電極タイプが優れていると考えれる。
【0009】凸型端子電極タイプの多連抵抗器は、図3
に示すように、絶縁基板1の一対の側面に複数の突出部
12・・・、13・・・が形成されている。この突出部
12、13の表面、先端面、裏面に端子電極2、3が形
成されている。さらに端子電極2・・・の表面導体2a
・・・と、これに対向する端子電極3・・・の表面導体
3a・・・との間に、酸化ルテニウムなどからなる抵抗
体膜4・・・が形成されている。そして、複数の抵抗体
膜4・・・上にはガラス成分からなる保護膜50が形成
されている。
【0010】尚、保護膜50から露出する端子電極1
2、13の表面には、必要に応じてNiメッキや半田メ
ッキなどの表面メッキ層が形成されている。
【0011】このようにして形成された多連抵抗器は、
図4に示すように、半田フローや半田リフローなどによ
って、プリント配線基板20の所定配線パターン21に
半田22接合されることになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような半田接合に
よって、端子電極2、3には、半田が付着して強固な接
合が達成されるものの、端子電極2、3の構造によって
いくつかの問題点が発生してしまう。
【0013】プリント配線基板21とは、実質的には裏
面側導体膜2c、3c端面側導体膜2b、3b(3cは
図面に現れない)とが接合するものの、半田22接合時
の半田流れによって、表面側導体膜2aにまで拡がって
付着する。
【0014】即ち、端子電極2、3を構成する裏面側導
体膜2c、3c、端面側導体膜2b、3b、表面側導体
膜2a、3aにまで半田が付着することになり、結果と
して、端子電極2、3に付着する半田の量が多量となっ
てしまう。
【0015】これによって、隣接する端子電極2、2ま
たは3、3間の半田ブリッヂによる短絡を防止するため
に採用したはずの凸型端子電極であっても、隣接する端
子電極2、2または3、3間に短絡現象が発生してしま
うことがある。
【0016】また、多量の半田22によって、端子電極
2、3に対して熱衝撃が大きくなり、端子電極2、3自
身を破損してしまうことがある。
【0017】さらに、温度変化によるプリント回路基板
20、絶縁基板1、端子電極2、3、半田22の熱膨張
係数の差によるストレスが端子電極2、3に受けやすく
なるなどの問題点を有していた。
【0018】本発明は上述の問題点に鑑みて案出された
ものであり、その目的は、端子電極、特に、表面側導体
膜に付着する半田の量を適正に制御し、これによって、
隣接する端子電極間の短絡現象を抑え、同時に熱衝撃性
を緩和し、ストレスを受けにくく、さらに、製造工程に
おいて、表面側導体膜と端面側導体膜との接続信頼性を
確保できる多連電子部品を提供するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、対向す
る一対の側面に複数の突出部を有する絶縁基板と、前記
絶縁基板の表面から前記突出部の先端側面を介して裏面
に導出する導体膜から成る複数の端子電極と、前絶縁基
板表面に形成され、絶縁基板表面の記端子電極に電気的
に接続される複数の電子部品素体と、前記電子部品素体
を被覆する保護膜とから成る多連電子部品において前記
保護膜は、その一部が絶縁基板の側面に形成された突出
部表面を、突出量の1/2以上被覆している多連電子部
品である。
【0020】
【作用】以上のように、本発明の多連電子部品において
は、突出部に形成した表面側導体膜上に保護膜が、突出
部の突出量の1/2以上被覆されるように延在してい
る。即ち、保護膜から露出する表面側導体膜の面積を極
小化することができる。
【0021】これにより、プリント配線基板に半田接合
した際には、表面側導体膜に半田が付着する量を抑える
ことができ、隣接する端子電極間の短絡現象を抑え、同
時に熱衝撃性を緩和し、プリント配線基板、絶縁基板、
端子電極の導体膜の熱膨張係数の差によるストレスが小
さくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の多連電子部品を図
面に基づいて説明する。尚、多連電子部品として、多連
抵抗器を例に説明する。
【0023】図1は多連抵抗器の平面図である。
【0024】図において、1は絶縁基板、2・・・、3
・・・は端子電極、4・・・抵抗体膜、5は保護膜であ
る。
【0025】絶縁基板1は、アルミナセラミックなどか
らなり、概略矩形状を呈し、対向する一対の側面、図で
は長辺側の両側面に、複数の突出部12・・・、13・
・・が互いに対を成して形成されている。突出部12・
・・、13・・・は、その間の概略半円形状の凹部11
を形成することによって形成される。この突出部12・
・・、13・・・には、端子電極2・・・、3・・・が
形成されている。
【0026】端子電極2・・・、3・・・・は、突出部
12・・・、13・・・の基板表面側の表面導体膜2
a、3a、先端面の端面側導体膜2b、3b、基板裏面
側の裏面導体膜2c、3cとで構成され、また構造は下
地導体膜、必要に応じて表面メッキ層からなる。この下
地導体膜は、例えばAg系導体ペーストを印刷・焼きつ
けによって、表面メッキ層はNiメッキ、半田メッキな
どが無電解メッキによって形成される。即ち、上述の凸
型端子電極となる。
【0027】抵抗体膜4・・・は、端子電極2・・・の
表面導体膜2a・・・と、これに対向する端子電極3・
・・の表面導体膜3a・・・に跨がるように並設されて
いる。抵抗体膜4・・・は、酸化ルテニウムなどの金属
酸化物系の抵抗ペーストを印刷、焼き付けによって形成
される。
【0028】また、抵抗体膜4上に、保護膜5が被着形
成されている。保護膜5は、例えばホウ珪酸鉛系の低融
点ガラスを主成分とするガラスペーストを印刷、焼きつ
けにより形成される。
【0029】この保護膜5の被着位置は、抵抗体膜4・
・・を完全に覆うとともに、基板表面側の突出部12・
・・、13・・・にまで延出されている。具体的には、
突出部12、13の先端面部に向かって、突出部12、
13の突出量Lに対して、1/2・L以上の位置まで延
在している。
【0030】尚、突出部12、13の先端側の露出量
は、保護膜5の形成時の印刷ずれを考慮して、少なくと
も50μm程度露出させておけばよい。
【0031】この突出部12、13の先端部に少なくと
も50μmの保護膜5の非被覆領域(露出部)を設ける
ことにより、たとえ、端面側導体膜2b、3bを保護膜
5を形成した後に形成したとしても、端子電極2、3を
構成する表面側導体膜2a、3aと端面側導体膜2b、
3bとの電気的な接続を確実にできる。
【0032】また、上限側の1/2・Lは、図2に示す
所定配線21が形成されたプリント配線基板20に半田
22を用いて接合しても、端子電極2、3の表面側導体
膜2a、3aに付着する半田の量を規制できるため、隣
接しあう端子電極2、2及び3、3間での短絡現象を完
全になくし、また、半田接合寺の熱衝撃性を抑え、さら
に、半田−端子電極−基板の各熱膨張係数の差によるス
トレスを抑えるためである。
【0033】本発明者は、突出部12、13に被着され
る保護膜5の延在量によるフロー半田時の端子電極間の
ブリッヂの発生割合を測定した。
【0034】突出部12、13に保護膜5が延出してい
ない図3の構造では、8.0%のブリッヂ発生率であっ
た。また、突出部12、13に保護膜が突出量Lに対し
て1/4だけ延在させた場合には、3.5%の発生率で
あり、また、突出部12、13に保護膜5が突出量Lに
対して1/2以上延在させた場合には、0%であった。
【0035】以上のように、保護膜5は、抵抗体膜4を
完全に被覆し、しかも、突出部12、13に、突出部1
2、13の突出量Lに対して、1/2以上被覆するよう
に延在させることが、半田ブリッヂを防止するためには
重要となる。
【0036】また、保護膜5の形成時の印刷ずれや端子
電極2、3の表面側導体膜2a、3aと端面側導体膜2
b、2cとの接続信頼性を考慮した場合には、突出部1
2、13の先端部に50μmの露出部分を設ける。
【0037】尚、上述の例では、多連抵抗器を用いて説
明したが、多連抵抗器の他に、抵抗ネットワーク素子は
勿論のこと、 多連コンデンサ素子、多連コイル素子な
ど、要するに、矩形状絶縁基板の側面に上述した凸型端
子電極構造を有する全ての電子部品に適用することがで
きる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、凸型端
子電極を有する多連電子部品であって、端子電極を構成
する表面側導体膜上に、過剰な半田の付着を防止できる
ため、隣接する端子電極間の短絡現象を抑え、同時に熱
衝撃性を緩和し、ストレスを受けにくく、さらに、製造
工程において、表面側導体膜と端面側導体膜との接続信
頼性を確保できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多連抵電子部品、例えば多連抵抗
器の平面図である。
【図2】本発明に係る多連電子部品を半田接合した状態
の部分概略図である。
【図3】従来の多連抵電子部品、例えば多連抵抗器の平
面図である。
【図4】従来の多連電子部品を半田接合した状態の部分
概略図である。
【符号の説明】
1・・・・・絶縁基板 11・・・・凹部 12、13・・・突出部 2、3・・・・・端子電極 2a、3a・・表面側導体膜 2b、3b・・端面側導体膜 2c、3c・・裏面側導体膜 4・・・・・抵抗体膜 5・・・・・保護膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対の側面に複数の突出部を有
    する絶縁基板と、 前記絶縁基板の表面から前記突出部の先端側面を介して
    裏面に導出する導体膜から成る複数の端子電極と、 前絶縁基板表面に形成され、絶縁基板表面の記端子電極
    に電気的に接続される複数の電子部品素体と、 前記電子部品素体を被覆する保護膜とから成る多連電子
    部品において前記保護膜は、その一部が絶縁基板の側面
    に形成された突出部表面を、突出量の1/2以上被覆し
    ていることを特徴とする多連電子部品。
JP20081596A 1996-07-30 1996-07-30 多連電子部品 Pending JPH1050506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20081596A JPH1050506A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 多連電子部品

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JP20081596A JPH1050506A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 多連電子部品

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JPH1050506A true JPH1050506A (ja) 1998-02-20

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ID=16430664

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JP20081596A Pending JPH1050506A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 多連電子部品

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