JPH10503150A - 患者一人分用量のアプリケータ付き薬物ディスペンサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 薬物（２４）とアプリケータ（２０）とを保持するためにその中に孔又は凹み（１２、１４）を有するトレー（１０）。アプリケータ孔（１４）は開口を有し、それからアプリケータ（２０）の一部分が突出する。カバー（２６）がトレー（１０）の全表面をシールする。アプリケータ孔（１４）を越えて突出するアプリケータ（２０）の部分はトレー（１０）の本体からカバー（２６）を押し上げるためのレバーとして作用する。このディスペンサー又はパッケージは一回使用又は患者一人分用量のために少量の物質（２４）の容易な分配を可能にする。アプリケータ孔（１４）内に摩擦係合によってアプリケータ（２０）を固定するために保持構造（１６、１８）を備える。他の実施態様では、接合可能である又は別々に開閉可能である複数個の物質孔（５１２）を有するトレー（５１０）と組合せて、ヒンジ止めしたカバー（５２６）が用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】 患者一人分用量のアプリケータ付き薬物ディスペンサー 発明の分野 本発明は一般にアプリケータによって投与される薬物の分配のためのパッケー ジングに関し、より詳しくは、ディスポーザブルの使いやすい患者一人分用量の アプリケータ付き投薬ディスペンサー又はパッケージに関する。 発明の背景 多くの用途において、特に医療及び歯科職業では、アプリケータによって少量 の物質を供給することがしばしば必要である。供給されるべき物質にしばしば専 用のアプリケータを付随しなければならない。これは、供給されるべき物質の特 徴又は単独患者に物質又は薬物を供給した後に、複数患者の間での交差汚染を防 止するために残部を廃棄するという希望及び必要性の結果である。現在、医療職 業では、例えばブラシ、スパチュラ又はコットンスワブのような、多数のディス ポーザブルアプリケータと組合せて薬物を含むかさばる容器を用いることが一般 的である。これらの用途では、アプリケータは各使用後に廃棄されるが、かさば る容器が汚染され、それ故、使用不能になる可能性又は検出されないとしても、 健康の危険性を有する可能性がある。かさばる容器が汚染されているか否かを判 定することはしばしば困難である。さらに、多くの場合に、アプリケータが使用 されたものであり、したがって汚染されているかどうかを判定することは困難で ある。しばしば、アプリケータは購入され、供給されるべき薬物又は物質とは別 々に貯蔵されている。例えば、一回使用アプリケータは１９９１年３月２６日に Ｄｉｓｃｏに発行された“ディスポーザブルデンタルブラシ”なる名称の米国特 許第５，００１，８０３号に開示される。この特許には、１端部に剛毛のふさが 付いた細長い柄を有する種々なデンタル物質を塗布するためのディスポーザブル デンタルブラシが開示される。さらに、物質及び薬物を保持し、分配を助けるた めの種々なトレーが知られる。このようなトレーの１つは１９９２年４月２１日 にＤｉｓｃｋｏに発行された“デンタルボンド液体とシーラントトレー”なる名 称の米国特許第５，１０６，２９７号に開示される。この特許には、デンタル物 質の瓶を保持するための凹みと、混合のために用いられる複数個の特徴的な形状 の孔とを有するデンタルトレーが開示される。別々にばらで(in bulk)供給され るトレー上の大量の物質又は薬物を、別々にばらで供給されるアプリケータによ って混合して分配する一般的な実施は、しばしば困難であり、厄介である。かさ ばる容器の開放時にしばしば、トレー並びにアプリケータを配置するために若干 の時間が必要である。必要な要素の１つがしばしば見当たらないか又は容易に入 手されない。それ故、ひと度開始した処置を迅速に完了することができない。こ のことは特に、有効であるために特定の時間量を必要とする物質又は薬物の適用 において不利である。例えば、このことは、感光性であるか又は、ひと度開始し たならば停止されることができない化学反応を開始した物質又は薬物に該当する 。薬物の供給における使用しやすさに寄与しているこのような系の１つは、１９ ９３年８月３１日にＨａｙｎｅｅに発行された“別々に区分されたヒュームドシ リカと過酸化水素とを有するデンタルブリーチ系と使用方法”なる名称の米国特 許第５，２４０，４１５号に開示される。この特許には、混合し、混合後に歯表 面に塗布するための混合室に入れられたヒュームドシリカの供給とスパチュラと 共にパッケージされたアンプル入りの過酸化水素の供給とが開示される。この特 許に開示された発明は薬物の使いやすさに寄与するが、これは比較的大きいパッ ケージング系を構成し、こ の系はしばしば開放し難く、使いにくい。それ故、より開放しやすくかつ使いや すく、製造に費用がかからずかつ廃棄物が少なく、取り扱いやすさを与える、異 なるパッケージング概念が必要とされる。 発明の概要 本発明は、例えばブラシ、スワブ、スパチュラ等のような、アプリケータを必 要とする物質又は薬物を貯蔵し、分配し、塗布するための患者一人分用量パッケ ージである。薬物孔とアプリケータ孔とを有するトレーが形成される。アプリケ ータ孔は、予定の使用及び特定の処置での薬物の施用の前に、薬物孔内の薬物と の接触を阻止するように形成される。アプリケータ孔はアプリケータを孔内の適 所に維持するために孔内に形成された保持手段を有する。アプリケータ孔はアプ リケータよりも短く、アプリケータの一部がアプリケータ孔とトレーの１つの縁 とを越えて突出するのを可能にする。カバーがトレー、薬物孔及びアプリケータ 孔を覆って、トレー中に含まれるアプリケータと薬物の汚染を防止する。 したがって、使いやすくかつ開放しやすい、便利な患者一人分用量(single pa tient dose)パッケージを提供することが、本発明の目的である。 使用前の貯蔵中の長期間暴露による薬物とアプリケータとの考えられる汚染を 防止することが、本発明の他の目的である。 一回量パッケージが開放しやすいことが、本発明の利点である。 アプリケータ付きの一回量パッケージがその製造に最少量のパッケージング材 料を必要とすることが、本発明の他の利点である。 アプリケータの一部がトレーと添付カバーとを越えて突出することが、本発明 の特徴である。 便利な使いやすいパッケージ内の患者一人分用量にディスポーザ ブルアプリケータが便利に付随することが、本発明の他の特徴である。 上記その他の目的、利点及び特徴は、以下のより詳細な説明を考慮するならば 容易に明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図１は、本発明の１実施態様の分解組み立て透視図である。 図２は、図１に説明した実施態様の組み立て済み透視図である。 図３は、図２のライン３−３に沿った断面図である。 図４は、図２のライン４−４に沿った断面図である。 図５は、図１の実施態様の複数個の連結一回パッケージの平面図である。 図６は、本発明の他の実施態様を説明する、一部切断した平面図である。 図７は、図６のライン７−７に沿った断面図である。 図８は、図６のライン８−８に沿った断面図である。 図９は、図６の実施態様の複数個の連結一回パッケージを説明する透視平面図 である。 図１０は、本発明の他の実施態様の分解組み立て図である。 図１１は、図１０に示した実施態様を説明する断面図である。 図１２は、使用中の図１０の実施態様を説明する断面図である。 図１３は、図１０に示した形式の本発明の他の実施態様を説明する断面図であ る。 図１４は、本発明の他の実施態様を説明する平面図である。 図１４Ａは、本発明の他の実施態様を説明する平面図である。 図１５は、図１４に示した実施態様の作用を説明する立面図である。 図１６は、本発明の他の実施態様を説明する平面図である。 図１７は、図１６に説明した実施態様のライン１７−１７に沿った断面図であ る。 図１８は、本発明の他の実施態様の平面図である。 図１９は、図１８に説明した実施態様のライン１９−１９に沿った断面図であ る。 図２０は、閉じた又は組み立てた状態の図１８の実施態様の側面図を示す。 図２１は、本発明の他の実施態様の平面図である。 図２２は、本発明のさらに他の実施態様の平面図である。 図２３は、本発明の他の実施態様の平面図である。 図２４は、本発明の他の実施態様の平面図である。 図２５は、本発明のさらに他の実施態様の平面図である。 好ましい実施態様の詳細な説明 図１は本発明の１実施態様を説明する。トレー１０はそれに形成された物質又 は薬物孔１２とアプリケータ孔１４とを有する。トレー１０は、それに物質又は 薬物孔１２とアプリケータ孔１４とを形成するために容易に真空成形されるプラ スチック材料から製造されることができる。アプリケータ孔内にはリテイナー(r etainer)１６とシール１８とが形成される。リテイナー１６とシール１８とはア プリケータ孔１４中に所定の距離だけ伸びる突起である。アプリケータ孔１４は アプリケータの一部を受容するために適する。アプリケータはスパチュラ、コッ トンスワブ、スポンジスワブ等でありうる。この実施態様では、アプリケータは ブラシ２０として説明される。ブラシ２０はそれに波形(crimp)２２と剛毛２１ とを有する。ブラシ２０はＤｉｓｃｋｏに１９９１年３月２６日に発行された“ ディスポーザブルデンタルブラシ”なる名称の米国特許第５，００１，８０３号 に開示された構成に類似した構成を有するブラシであ ることができ、前記特許は本明細書に援用される。アプリケータブラシ２０のブ ラシ部分は孔１４内に嵌合し、ブラシアプリケータ柄２０Ａの大部分はトレー１ ０から突出する。リテイナー１６はアプリケータブラシ２０上の波形２２に接触 するように配置される。このことはアプリケータブラシ２０がアプリケータ孔１ ４から偶発的に外れるのを防止するのに役立つ。図示するように、アプリケータ 又はブラシ２０のかなりの部分がアプリケータ孔１４の開口又は縁を越えて突出 する。しかし、幾つかの用途では、握りやすいために充分な、アプリケータブラ シ２０の部分のみがアプリケータ孔１４の開口を越えて突出すればよい。アプリ ケータ孔１４の端部のシール１８は汚染物がアプリケータ孔１４の開口から侵入 するのを防止するのに役立つ。薬物２４は薬物孔１２に配置される。薬物孔１２ に配置される薬物２４の量は単独患者に対して特定の処置をおこなうために充分 な量であり、物質又は薬物２４の作用時間を考慮することができる。薬物２４と アプリケータ又はブラシ２０とをそれらのそれぞれの孔に挿入した後に、トレー １０の頂部平面２８にカバー２６を加える。カバーは薄いフレキシブルなシート 状物質であり、好ましくは完全に透明な又は軽度に不透明なプラスチック材料か ら製造される。これは接着剤又はヒートシーリングによっておこなわれることが できる。カバーの接着剤による付着又はヒートシーリングは薬物２４、ブラシ又 はアプリケータのアプリケータ部分をトレー内にシールし、またアプリケータ又 はブラシ２０をアプリケータ孔１４内に保持するためにも役立つ。 図２は組み立てた形の本発明を説明する。組み立てた後に、患者１人分用量又 は単位用量パッケージ３０が形成される。カバー２６はトレー１０の上面全体に 及ぶ。アプリケータブラシ２０の柄部分はアプリケータ孔１４の開口又は縁を越 えて突出するが、アプリケータ孔内にまだ固定保持される。トレーを越えるアプ リケータ柄２ ０Ａの突出部分(extension)は、塗布デバイスを必要とするディスポーザブル患 者一人分用量パッケージ又は単位用量パッケージに通常必要とされる物質量をか なり減少させる。アプリケータ又はブラシ２０はパッケージ全体を握るための柄 としても役立つ。アプリケータ孔１４を越えるアプリケータ又はブラシ２０の突 出部は、トレー１０の上面にしばしば固定付着されるカバー２６を除去するため にも役立つ。カバー２６を上方に押し上げるためにアプリケータ柄２０Ａを用い ることができる。このことは、さもないと、多くの医療処置中にしばしば必要で あるゴム手袋がトレー１０の上面からのカバー２６の分離を非常に困難にするの で、特に有利である。 図３は、この実施態様において、薬物孔１２とアプリケータ孔１４との間に連 続シール３２が形成されることを説明する。このことは、薬物が薬物孔１２中に 確実に含有されて、カバー２６が除去されるまでアプリケータ又はブラシ２０と 偶発的に接触しないことを保証する。 図４はトレー１０内に形成されたアプリケータ孔１４をさらに明確に示す。ア プリケータ孔１４はリップ１３を有し、リップ１３は突起１６と１８の間の孔１ ４の長軸方向の上縁に沿って内側に張り出して、アプリケータ孔１４内にアプリ ケータ又はブラシ２０を確実に固定する。アプリケータ孔１４の側面(sides)は 可撓性であり、そのため、リップ１３を越えてアプリケータ又はブラシ２０を開 口に押し込むことを可能にする。リップ１３の間の間隔はアプリケータ又はブラ シ２０の直径よりも小さい。図４はカバー２６とアプリケータ又はブラシ２０の 上面との間のギャップを示すが、しばしばカバー２６の材料は薄く、可撓性であ り、用いるシーリングプロセスに依存して、カバー２６は下方に圧し下げられ、 アプリケータ又はブラシ２０の上面に接触して、アプリケータ又はブラシ２０を アプリケータ孔１４内に保持し、それを考えられる汚染からシーリ ングのに役立つ。これはしばしば、弱真空と組合せてヒートシーリングを用いる 場合である。図５は、容易に折れやすい結合３４によって壊れやすく一緒に結合 した連続ストリップ又は複数個の連結パッケージ３０として形成された複数個の 患者一人分用量又は単位用量パッケージ３０の形状の本発明を説明する。個々の 患者一人分用量又は単位用量パッケージ３０は使用のために折れやすい結合３４ において容易に折られることができる。折れやすく結合した複数個の患者一人分 用量又は単位用量パッケージ３０を形成する、図５に説明した本発明の態様(fea ture)は、特定の処置が同じ又は異なる物質の連続的塗布を必要とする場合に特 に適用可能であり、この場合に所定の処置のために数回の施用又は異なる物質が 便利に一緒に供給される。さらに、トレー１０から突出したアプリケータ又はブ ラシ２０の部分を利用して、アプリケータ又はブラシ２０の色によって施用又は 物質の順序を正確に確認することができる。異なる色又は色合いが個別に異なる 物質又は施用に用いられる。 図６〜９は本発明の他の実施態様を説明する。図６は、それに形成された薬物 孔１１２とアプリケータ孔１１４とを有するトレー１１０を説明する。アプリケ ータ孔１１４内には、リテイナー１１６が存在する。リテイナー１１６はアプリ ケータスワブ１２０を保持するために役立つ。アプリケータスワブ１２０はその １端部にコットンスワブ１２１を有する。この実施態様では、コットンスワブ１ ２１はアプリケータスワブ１２０をアプリケータ孔１１４内に保持するために寄 与する。アプリケータスワブ１２０の他方の端部はアプリケータ孔１１４の開口 又は縁を越えて突出する。トレー１１０内には、サポートリブ１３６も形成され る。サポートリブ１３６はトレー１１０に幾らかの剛性を加え、トレー１１０の 形成にさらに薄いストック材料の使用を可能にする。リブ１３６はカバー１２６ に付着する上面の面積を減ずる。このことはカバー１２５の除去を 助ける。薬物１２４は薬物孔１１２に配置される。カバー１２６はリブ１３６を 除いてトレー１１０の上面全体を覆う。上述したように、カバー１２６は典型的 に薄い可撓性のシート状材料であるので、トレー１１０の上面に接着剤によって 付着されるか又は熱によってシールされることができる。説明のためにのみ、図 ６に示すカバー１２６は一部切断されている。典型的に、カバー１２６は、暴露 部分１２５と凹んだリブ１３６とを除いて、トレーの頂部平面全体を覆う。暴露 部分１２５はカバー１２６の除去を容易にする。アプリケータスワブ１２０を上 方に押し上げ、カバー１２６の除去を容易にしながら、トレー１１０を暴露部分 １２５によって掴むことができる。図７〜８はこの実施態様の構成をさらに明確 に示す断面図である。図９は上述したような、折れやすい結合１３４によって連 結した複数個の患者一人分用量又は単位用量パッケージ１３０を説明する。 図１０〜１２は本発明の他の実施態様を説明する。この実施態様では、トレー ２１０はそれに形成された薬物孔２１２とアプリケータ孔２１４とを有する。ア プリケータ孔２１４内には、リテイナー２１６が形成される。リテイナー２１６ はアプリケータ孔２１４を外部汚染物からシールするためにも役立つ。その１端 部にコットンスワブ２２１を有するアプリケータスワブ２２０がアプリケータ孔 ２１４内に入れられる。アプリケータスワブ２２０の一部はアプリケータ孔２１ ４の開口又は縁を越えて突出する。薬物２２４は薬物孔２１２内に配置される。 トレー２１０の上面に沿って接着剤２２８が配置される。この接着剤はそれぞれ の孔２１２と２１４との間に伸びる接着剤を含まない区分２２９においてトレー ２１０の上面の一部に存在しない。接着剤を含まない区分は薬物孔２１２とアプ リケータ孔２１４との間にチャンネルを形成する。図１１と１２は接着剤を含ま ない区分の一部を示す。薬物孔２１２とアプリケータ 孔２１４との間の細い幅上に接着剤が存在しないので、薬物孔２１２を図１２に 示すようにその場のカバー２２６によって圧搾して、薬物２２４を無接着剤区分 ２２９に通過させて、アプリケータ孔２１４中及びアプリケータスワブ２２０の コットンスワブ２２１上に達せさせることができる。次に、アプリケータスワブ ２２０を薬物施用のために取り出す。 図１３はやや変更した実施態様を示し、この実施態様では薬物孔２１２’は図 １０〜１２に説明した構造とやや異なる構造を有する。図１３では、薬物孔２１ ２’は先細り段階状又はベロー(bellows)構造を有し、この構造は圧搾時の薬物 孔２１２’の崩壊を容易にする。段階状構造は複数個の実質的に同心孔から製造 され、各隣接孔はやや小さい円周又は周囲を有する。 図１４〜１５は、患者一人分用量又は単位用量パッケージに用いられるパッケ ージング材料をさらに最小に減ずる、本発明の他の実施態様を示す。図１４は長 方形末端部分３１０”を有する円形先端部分３１０’を示す。円形先端部分３１ ０’はその中に円形薬物孔３１２を有する。長方形末端部分３１０”はその中に 形成されたアプリケータ孔３１４を有する。アプリケータ孔３１４は、アプリケ ータ孔３１４内で内側に突出するリテイナー３１６を有する。リテイナー部分３ １６はアプリケータ孔３１４を外部汚染物からシールするためにも役立つ。リテ イナー部分３１６はアプリケータ又はブラシ３２０上に形成された波形３２２に 対応する。アプリケータ又はブラシ３２０の長さの１／２より大きい、かなりの 部分がアプリケータ孔３１４の開口又は縁を越えて突出する。それ故、パッケー ジには少量の材料が必要であるに過ぎない。円形先端部分３１０’と長方形末端 部分３１０”との上面３２３はシーリング面を形成する。 図１４Ａは本発明の他の実施態様を説明する。この実施態様は、 リテイナー３１６’が内側ではなく外側に突出することを除いて、図１４に示し た実施態様に類似する。リテイナー３１６’の外側形状は、ブラシ３２０を９０ °回転すると、波形３２２の幅広い外周の外側形状に適合する。アプリケータブ ラシ３２０上のアプリケータブラシ波形３２２の幅広い外周は、アプリケータ孔 ３１４の外側幅よりも幅広い。それ故、アプリケータブラシ３２０はアプリケー タ孔３１４内に固定維持され、カバーを平面３２３に付着させた後はアプリケー タ孔３１３から容易に引張りだされることはでぎない。拡大されたリテイナー３ １６はパッケージの組み立て時にアプリケータ孔３１４内へのアプリケータブラ シ３２０の挿入を容易にする。この実施態様はアプリケータブラシ３２０のアプ リケータ孔３１４内への挿入を、アプリケータブラシ３２０の長軸に沿って実質 的に任意の角度回転させて、可能にする。 図１５に関しては、カバー３２６を上面３２３に貼付する。カバー３２６は典 型的に薄い可撓性シート状材料から製造され、これは前述したように上面全体３ ２３に沿ってシールする。図１５に示すように、アプリケータ孔３１４の開口又 は縁を越えて突出するアプリケータブラシ３２０の部分は掴まれやすく、カバー ３２６の一部を押し上げて、必要時のカバー３２６の容易な除去を促進するため に用いられる。本発明のカバーの容易な除去というこの特徴は、特に多くの医療 用途においてゴム手袋を用いる場合に非常に重要であり、さもないと、グム手袋 が平面３２３からのカバー３２６の分離を非常に困難にする。カバーを除去する と、薬物３２４は容易にかつ便利に施用され、使用後にパッケージ全体とアプリ ケータとは容易に廃棄されることができる。 図１６〜１７は本発明の他の実施態様を説明する。この実施態様は特定の処置 で２種類以上の物質の混合を必要とする処置に特に適用可能である。多くの処置 は化学的に相互作用する２種類の物質の 混合を必要とする。この形式では、トレー４１０はそれに形成された少なくとも ２個の薬物孔４１２とアプリケータ孔４１４とを有する。アプリケータ孔４１４ 内には適当な施用デバイス、例えばスパチュラアプリケータ４２０が含まれる。 スパチュラアプリケータ４２０は幅広いフラット部分４２１を有する。この幅広 いフラット部分４２１はスパチュラアプリケータ４２０の柄部分の直径よりも大 きいサイズを有する。アプリケータ孔４１４の閉じた末端部分４１６は、スパチ ュラの柄部分を受容するアプリケータ孔４１４の残りの長さの部分の深さよりも 大きい深さを有する。スパチュラアプリケータ４２０の幅広いスパチュラ部分４ ２１はこの深い閉じた末端部分４１６内に嵌合し、パッケージ又はトレー４１０ 内にスパチュラアプリケータ４２０を保持するための手段を形成する。トレー４ １０内には薬物孔４１２を限定して、雌型のシーリング環又は溝４４８も形成さ れる。トレー４１０はヒンジ止めされるカバー４２６を備える。カバー４２６は 一体式の可撓性リビングヒンジ又はウェブ４５４によって取り付けられる。カバ ー４２６内には、雄型の又は突起するシーリング環４５０が形成される。ヒンジ 止めされたカバー４２６の閉じた状態で雄型シーリング環４５０は、雌型シーリ ング環又は溝に適合して、インターロックするように配置される。カバー４２６ 上には混合領域４５２も配置される。混合領域４５２はトレー部分４１０上の薬 物孔４１２の間に任意に配置されることができる。 図１８〜２０は本発明の他の実施態様を説明する。トレー５１０はそれに形成 された少なくとも２個の薬物孔５１２と少なくとも２個のアプリケータ孔５１４ とを有する。各薬物孔５１２はそれを限定する雌型シーリング環又は溝５４８を 有する。各アプリケータ孔５１４内にはリテイナー５１６が形成される。リテイ ナー５１６はアプリケータ孔内にアプリケータ又はブラシ５２０を保持するため にアプリケータ孔５１４内に突出する。図１４Ａに示した実施態様に関して記載 したように、このリテイナーも、図示しないが、アプリケータ孔５１４の幅より も幅広い。各薬物孔５１２には雌型ロッキングタブ(locking tab)５５８が隣接 する。カバー５２６は一体式ヒンジ又はウェブ５５４によってトレー５１０に取 り付けられる。各カバー５２６は独立的に開閉されることができる。各カバー５ ２６内には、閉じた状態でその対応薬物孔をシールするために雌型シーリング環 ５５０が形成される。雄型シーリング環又は突起５５０は、閉じた状態でトレー ５１０内に形成される対応雌型シーリング環又は溝５４８に係合するのに適する 。各カバー５２６には雄型ロッキングタブ５５６も結合する。カバー５２６の雄 型ロッキングタブ５５６は、閉じた状態でトレーの雌型ロッキングタブ５５８に 係合するのに適する。本発明のこの実施態様は薬物の２部施用(two part applic ation)を必要とする処置に特に適切である。この実施態様では、アプリケータブ ラシ５２０は各薬物孔５１２に付随する。さらに、薬物の一部は感光性であり、 逐次施用される必要がある。この実施態様は、必要に応じて独立的に開閉可能で あり、第２部の処置のために必要な薬物を開放又は露出せずに、一部の処置のた めの薬物の施用を可能にするカバー５２６を提供する。 図２１と２１Ａとは本発明の他の実施態様を説明する。この形式では、トレー ６１０はプラスチックのシートから真空成形され、その周囲に境界を限定する側 壁６１２が形成される上面又は平面６１１を有して形成される。本発明のこの形 式では、上面又は平面６１１は間隔をおいて配置された孔６１３と６１４を画定 する少なくとも２個の凹みを備え、これらの凹みは適当な薬物又はデンタル物質 を受容するのに適する。医療的又はデンタル用途又は処置ではしばしば、２部薬 物又は物質が必要である。例えば、歯科医術では、多くの化学的硬化物質が種々 な歯科処置をおこなうために用いられ、 これらの物質は使用直前まで別々に維持されなければならない。図２１のトレー ディスペンサーはこのような物質を単位分配するために特に適する。このような 各物質を孔６１３と６１４の各々に入れる。孔６１３と６１４に入れる物質量は 単位量又は一回量を処方するために充分である。上面又は平面６１１には、図１ ８に関して既述したように、例えばブラシ、スパチュラ等のような、適当なアプ リケータ６１７を受容するように配置された細長い凹み６１５と６１６も形成さ れる。本発明のこの形式では、孔６１３、６１４及びこれらに含有される物質と 、各アプリケータ６１７の施用先端又は末端６１７Ａを含有する細長い凹みとを 包含する上面を保護し、被覆するためにトレーの上面にプラスチックフィルム６ １８が接着剤で固定される。被覆フィルム６１８が孔６１３、６１４に含有され る物質の性質及び／又は特徴に依存して、透明又は軽度に不透明にされることは 理解されるであろう。図２１、２１Ａのトレーディスペンサー６１０を用いるた めに、使用者は孔内の物質と付随アプリケータとを暴露するために被覆フィルム ６１８を除去さえすればよい。 図２２は図２１に示したディスペンサートレーの変形に関する。この形式では 、ディスペンサートレー７１０は図２１と同様に真空形であるが、この場合には 、１個のみのアプリケータ７１７が必要であるのでトレーが多少小さい。孔７１ ３と７１４の間には、混合領域７１９が形成される。必要な場合には、混合領域 ７１９に鋸歯状面又は粗面を与えることもできる。アプリケータ７１７はトレー ７１０の長さに沿って伸びる細長い凹み７１５内に詰め込まれる。物質を孔に入 れ、アプリケータ７１７を適所に配置したならば、トレー７１０をプラスチック フィルム又はシートによって被覆して、前述したように、接着剤で固定する。 図２３は、図１４又は１５に関して述べたように、複数個のディ スペンサートレーが前方ウェブ３２４と後方ウェブ３２５によって一体的に連結 したディスペンサートレーを説明する。１つのトレーを他のトレーから分離しや すいように、ウェブ３２４と３２５が折れやすい部分を備えることは理解される であろう。この形式では、個々のトレーがウェブ３２４と３２５によって鎖状に 連結し、トレーをクラスター又はグループとして販売することを可能にする。 図２４は、図１４又は図１４Ａに説明するように、単独ウェブ３２４によって のみ一体的に連結したトレーを説明する。 図２５は本発明の他の実施態様を説明する。本発明のこの形式は図１４、１４ Ａ又は１５に関して説明した形式に類似し、アプリケータ８２０がフランジ８２ ２を包含するように変更されている。凹み又はアプリケータ孔８１４もアプリケ ータ８２０のフランジ８２２を収容するための凹み部分８１６を形成するように 変更される。この配置は、アプリケータ８２０が偶発的に又は不注意によってデ ィスペンサートレー８１０から引張りだされるのをフランジ８２２が予防するよ うな配置である。他の全ての点において、図２５のディスペンサートレーは前述 したトレーと同様である。 したがって、各薬物に付随して専用のアプリケータを有する、使いやすく、開 放しやすい患者一人分用量又は単位用量パッケージを提供することにおいて、本 発明が明らかに、少量の物質の施用しやすさを安全にかつ便利に促進するもので あることが容易に理解される筈である。 本発明を、使用後に容易に廃棄されうるような、専用のアプリケータ付きの一 回量薬物パッケージとしての使用に関して特に説明した。しかし、本発明が非医 療的な又は産業的な用途をも有することができることは理解されるであろう。ま た、上記パッケージは、消費者が種々な種類の製品を検査又は試行するのを可能 にするサンプラーとしても使用可能である。薬物が液体、ゲル、粉末又はこれら の任意の組合せでありうることも理解されるであろう。 本発明を種々な実施態様に関して説明したが、本発明の要旨及び範囲から逸脱 せずに種々な変更をなされる可能性がある。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年５月１６日 【補正内容】 ２８．複数個の前記ディスペンサーを相互に分離可能に連結するための手段を 包含する、請求項２４記載の一回量ディスポーザブルディスペンサー。 ２９．トレー；前記トレーに形成された物質孔；前記物質孔内に配分された所 定量の投与されるべき物質；前記トレーに形成されたアプリケータ孔，該アプリ ケータ孔は開口を有し；前記アプリケータ孔内に配置されたアプリケータ，該ア プリケータ孔の開口に沿って延設されている該アプリケータの最初の部分；及び 前記物質孔内に配分された前記物質と前記アプリケータ孔内に配置された前記ア プリケータとを被覆する容易に除去可能なカバーを含む一回量ディスポーザブル ディスペンサー。 ３０．トレー；前記トレーに形成された物質孔；前記物質孔内に配分された所 定量の投与されるべき物質；前記トレーに形成された、開口を有するアプリケー タ孔；前記アプリケータ孔内に、アプリケータの一部が前記アプリケータ孔の開 口を越えて突出するように、配置されたアプリケータ；前記アプリケータ孔に隣 接して、前記トレー内に形成されたアプリケータリテイナー；及び前記物質孔内 に配分された前記物質と前記アプリケータ孔内に配置された前記アプリケータの 少なくとも一部分とを被覆する、容易に除去可能なカバーを含み、前記カバーを 越えて突出する前記アプリケータの部分が前記カバーの除去を容易にする一回量 ディスポーザブルディスペンサー。 ３１．前記アプリケータリテイナーが前記アプリケータ孔中に伸びて、前記ア プリケータに接触する、請求項３０記載の一回量ディスポーザブルディスペンサ ー。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．トレー；前記トレーに形成された物質孔；前記物質孔内に配分された所定 量の投与されるべき物質；前記トレーに形成された、開口を有するアプリケータ 孔；前記アプリケータ孔内に、アプリケータの一部が前記アプリケータ孔の開口 を越えて突出するように配置されたアプリケータ；前記アプリケータを前記アプ リケータ孔内に保持するために前記アプリケータ孔に付随した保持手段；及び前 記物質孔内に配分された前記物質と前記アプリケータ孔内に配置された前記アプ リケータとを被覆する容易に除去可能なカバーを含み、前記カバーを越えて突出 する前記アプリケータの部分が前記カバーの除去を容易にする一回量ディスポー ザブルディスペンサー。 ２．前記アプリケータがブラシであり、前記ブラシがブラシ先端と伸長した柄 部分とを有する、請求項１記載の一回量ディスポーザブルディスペンサー。 ３．前記ブラシ先端が波形を包含する、請求項２記載の一回量ディスポーザブ ルディスペンサー。 ４．前記保持手段が、前記アプリケータ孔の向かい合った壁から内側に伸びて 、前記アプリケータをそれらの間に摩擦的に保持する、向かい合った突起を包含 する、請求項１記載の一回量ディスポーザブルディスペンサー。 ５．前記保持手段が前記アプリケータ孔の壁から外側に伸びる、請求項１記載 の一回量ディスポーザブルディスペンサー。 ６．前記アプリケータがコットンスワブである、請求項１記載の一回量ディス ポーザブルディスペンサー。 ７．前記アプリケータがスポンジスワブである、請求項１記載の一回量ディス ポーザブルディスペンサー。 ８．前記アプリケータがフロックスワブである、請求項１記載の一回量ディス ポーザブルディスペンサー。 ９．前記アプリケータがスパチュラである、請求項１記載の一回量ディスポー ザブルディスペンサー。 １０．外部汚染物が前記アプリケータを汚染するのを防止するための、前記ア プリケータ孔に付随したシーリング手段をさらに含む、請求項１記載の一回量デ ィスポーザブルディスペンサー。 １１．前記カバーが前記トレーに接着剤によって除去可能に固定される、請求 項１記載の一回量ディスポーザブルディスペンサー。 １２．前記カバーがその一部の切断部を有し、前記トレーの上面の一部を暴露 し、それによって前記カバーの除去を容易にするために、前記カバーを掴むこと なく、前記トレーを握ることができる、請求項１記載の一回量ディスポーザブル ディスペンサー。 １３．前記物質が薬物である、請求項１記載の一回量ディスポーザブルコンテ ナー。 １４．前記物質孔と前記アプリケータ孔との間に配置された、それらの間の流 動を可能にするためのチャンネル手段をさらに含む、請求項１記載の一回量ディ スポーザブルディスペンサー。 １５．前記物質孔内の物質を前記チャンネル手段に押し通すために前記物質孔 が折り畳み可能である、請求項１４記載の一回量ディスポーザブルディスペンサ ー。 １６．前記アプリケータが側方に張り出したフランジを包含し、前記アプリケ ータ孔が前記側方フランジを収容するための凹みを包含する、請求項１記載の一 回量ディスポーザブルディスペンサー。 １７．複数個の隣接した一回量ディスポーザブルディスペンサーを分離可能に 連結する手段をさらに含む、請求項１記載の一回量ディスポーザブルディスペン サー。 １８．前記連結手段が隣接コンテナーを連結したウェブを包含する、請求項１ ７記載の一回量ディスポーザブルディスペンサー。 １９．トレー要素と相補的なカバー要素；前記トレー要素に形成された少なく とも２個の物質孔；前記トレー要素内に形成され、前記物質孔の各々を限定する 孔シーリング環；前記トレー要素に形成された、開口を有するアプリケータ孔； 前記アプリケータ孔内に、アプリケータの一部が前記アプリケータ孔の開口を越 えて突出するように配置されたアプリケータ；前記アプリケータを前記アプリケ ータ孔内に保持するために前記アプリケータ孔に付随した保持手段；前記カバー 要素を前記トレー要素に連結するヒンジ；前記物質孔の各々に関して前記カバー 要素内に形成され、前記対応孔シーリング環と組合されて、前記物質孔内に配置 されるのに適した物質をシールするために適した相補的孔シーリング環；及び前 記要素の１つの上に形成され、その上で多重物質を一緒に混合することができる 混合領域を含む、多重物質用一回量ディスポーザブルディスペンサー。 ２０．前記アプリケータがスパチュラである、請求項１９記載の多重物質用一 回量ディスポーザブルディスペンサー。 ２１．トレー；前記トレーに形成された、少なくとも２個の分離した物質孔； 前記物質孔の各々を限定する孔シーリング環；前記トレー要素に形成された、各 々が開口を有する少なくとも２個のアプリケータ孔；前記アプリケータ孔の各々 内に、アプリケータの一部がその対応アプリケータ孔の開口を越えて突出するよ うに配置されたアプリケータ；前記アプリケータ孔の各々内に配置された前記ア プリケータを保持するための、前記アプリケータ孔の各々に付随した保持手段； 各々が前記物質孔の１つに関連する、少なくとも２個のカバー；前記カバーの各 々を前記トレーに結合させるヒンジ；及び前記カバーの各々に形成された相補的 孔シーリング環であって、前記カバーの閉じた状態で前記物質孔の各々を限定す る対応シーリング環と係合する、前記カバーの各々の前記相補的孔シーリング環 を含み、 それによって、前記物質孔中の物質がそれ自体のアプリケータによって別々に 投与される多重物質用一回量ディスポーザブルディスペンサー。 ２２．前記物質孔の各々に対して、前記トレー上に形成されたロッキング手段 と、前記カバーの閉じた状態で最初に挙げた前記ロッキング手段と係合するのに 適した、前記カバーの各々上に形成された相補的ロッキング手段とをさらに含む 、請求項２１記載の多重物質用一回量ディスポーザブルディスペンサー。 ２３．前記アプリケータがブラシを含む、請求項２１記載の多重物質用一回量 ディスポーザブルディスペンサー。 ２４．平面を有するトレー；前記平面に形成された孔、前記孔に配分された所 定量の投与されるべき物質；前記孔に隣接して前記平面に形成された、１端部に おいて開放された細長い凹み；施用部分と、結合した柄部分とを有し、前記施用 部分が前記細長い凹み内に配置され、柄部分が前記細長い凹みの開口を越えて突 出するアプリケータ；前記アプリケータ部分を前記細長い凹み内に保持するため の手段；及び前記孔とアプリケータ凹みとをシールするために前記平面に分離可 能に固定されたプラスチックフィルムを含む一回量ディスポーザブルディスペン サー。 ２５．前記平面に形成された複数個の孔；前記平面に形成され、各々が１端部 において開放される、複数個の細長い凹み；及び前記細長い凹みの各々に配置さ れたアプリケータを包含する、請求項２４記載の一回量ディスポーザブルディス ペンサー。 ２６．前記プラスチックフィルムが軽度に不透明である、請求項２５記載の一 回量ディスポーザブルディスペンサー。 ２７．前記プラスチックフィルムが透明である、請求項２４記載の一回量ディ スポーザブルディスペンサー。 ２８．複数個の前記ディスペンサーを相互に分離可能に連結するための手段を 包含する、請求項２４記載の一回量ディスポーザブルディスペンサー。 ２９．トレー；前記トレーに形成された物質孔；前記物質孔内に配分された所 定量の投与されるべき物質；前記トレーに形成されたアプリケータ孔；前記アプ リケータ孔内に配置されたアプリケータ；及び前記物質孔内に配分された前記物 質と前記アプリケータ孔内に配置された前記アプリケータとを被覆する容易に除 去可能なカバーを含む一回量ディスポーザブルディスペンサー。 ３０．トレー；前記トレーに形成された物質孔；前記物質孔内に配分された所 定量の投与されるべき物質；前記トレーに形成された、開口を有するアプリケー タ孔；前記アプリケータ孔内に、アプリケータの一部が前記アプリケータ孔の開 口を越えて突出するように、配置されたアプリケータ；前記アプリケータ孔に隣 接して、前記トレー内に形成されたアプリケータリテイナー；及び前記物質孔内 に配分された前記物質と前記アプリケータ孔内に配置された前記アプリケータの 少なくとも一部分とを被覆する、容易に除去可能なカバーを含み、前記カバーを 越えて突出する前記アプリケータの部分が前記カバーの除去を容易にする一回量 ディスポーザブルディスペンサー。 ３１．前記アプリケータリテイナーが前記アプリケータ孔中に伸びて、前記ア プリケータに接触する、請求項３０記載の一回量ディスポーザブルディスペンサ ー。