JP2002524111A - 歯科用途のための単位投与液体の分配およびパッケージ - Google Patents

歯科用途のための単位投与液体の分配およびパッケージ

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Abstract

(57)【要約】 下塗剤または接着剤などの液体歯科材料を保管し、患者の歯、歯肉または口腔の処置部位に塗布するためのノズル。ノズルは、液体歯科材料を収容する中空ノズルを備える。中空ノズルは、液体歯科材料が分配される、房状にされた開放先端を備えることができる。ノズルは、複数のキャビティが内部に形成された保管ブロックをも備える。複数の中空ノズルは、キャビティ内に挿入されて、中空ノズルの開放先端とキャビティの外側との間に実質的に気密性のシールを形成することができる。開放先端の反対側にあり、ブロック上に露出する中空ノズルの端部は、破壊可能なシールを備える。したがって、中空ノズルを長期間にわたってブロック内に保管することができる。液体歯科材料を処置部位に塗布するため、ブロック上に露出する中空ノズルの端部にアプリケータを取り付けることができる。アプリケータは、破壊可能なシールを破壊し、液体歯科材料を中空ノズルの内部から開放先端を介して塗布部位上に押し出すように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、液体材料を歯の表面などの表面に分配して直接塗布することができ
る、歯科用液体などのような液体材料をパッケージする方法に関する。本発明は
、詳細には、液体材料を内部に保管して、単位投与量の液体材料をある表面に分
配および塗布することができる分配先端および先端保管装置に関する。
【0002】 背景技術 様々な歯科手順を実施する際、歯科の専門家は、患者の口腔内の歯、歯肉およ
び/またはその他の領域の処置部位に様々な液体材料を日常的に塗布する。こう
した材料は、下塗剤、接着剤およびその他の液体状歯科調合薬を含む。
【0003】 可能な限り、こうした材料の保管、調製および使用は、良好な感染管理習慣に
適合する環境および方法で行うべきである。したがって、液体歯科材料をパッケ
ージおよび保管する方法は、分配用の機器および装置を含むこうした過程により
歯科材料を分配し、特に、複数の投与量の材料を多量に保管する場合に、長時間
にわたって材料を適切な減菌レベルに保つ必要性を満たさねばならない。一般に
、これは、再利用可能な装置および製品を使用ごとに低温の減菌剤で減菌するこ
とを意味する。特定の塗布機器または装置は、通常、使用するごとに加圧減菌器
内で減菌する。
【0004】 さらに、場合によっては、歯科液体は、溶剤が歯科液体から容器に浸透するの
を制限するように保管する必要がある。たとえば、殆どの歯科用接着剤系は、現
在、その湿潤性を増して歯の表面に塗布しやすくするための溶剤を含む。しかし
、保管時には、溶剤が液体材料から実質的に蒸発するのを防ぎ、液体材料の効果
を保護することが重要である。溶剤に対する浸透性が限られている材料、たとえ
ば比較的厚いプラスチックから製造された容器を使用するか、または保管量の材
料周囲に箔パウチを形成することができる。予備シール可能なキャップまたはそ
の他の閉鎖物を有するシール可能なプラスチック容器は一般的であり、この容器
から複数投与量を分配することができる。箔パウチは、一般に、パウチの内部に
直接、またはパウチ内にシールされた単位投与容器内に単一投与量を含む。
【0005】 複数投与量を有する再シール可能な容器の利点は、一般に、単一投与パッケー
ジに比べて必要な保管空間が少なくて良いことである。箔パウチ内に保管された
ものなど、単一投与パッケージの場合、各々のパッケージ内に保管される液体歯
科材料の量よりも実質的に広い空間が必要である。
【0006】 こうした液体歯科材料を保管および塗布するための多くの異なる装置および方
法がある。液体歯科材料を保管および塗布する時に共通の1つの手順は、歯科用
材料を封止可能な多量ビンから再使用可能かまたは使い捨ての収納器内に分配す
ることである。シール可能ビンは、十分な減菌性を維持し、溶剤が過度に蒸発す
るのを防ぐ。液体材料を収納器内に配置した後、ブラシまたはその他の繊維先端
が付いたアプリケータを収納器内に浸漬して、アプリケータの繊維先端が一定量
の液体状材料を保持するようにする。次に、材料を歯の表面または処置部位上に
塗布する。多くの場合、材料の追加の塗膜が必要であり、アプリケータを収納器
内に再度浸漬して、追加の塗膜を塗布することができる。たとえばミネソタ州、
セントポールのMinnesota Mining & Manufactur
ing Companyが「3M単一接着歯科用接着剤」として市販している材
料などの場合のように、材料が軽度に硬化する場合、手順を行う時に収納器を遮
蔽して収納器が光に暴露されないように注意しなければならない。手順を行った
後、アプリケータの繊維先端は、使い捨て式の場合は廃棄することができる。一
般に、全体的なブラシまたはブラシハンドル、使い捨て式ではない場合は収納器
、および多量ビンは、液体減菌剤で減菌する。
【0007】 歯科用アプリケータとして使用される多くのブラシタイプが周知されており、
上記の手順で使用することができる。比較的標準タイプのブラシは、単に、長形
のハンドルを取り付けられた剛毛から成る小型のペンキブラシである。もう1つ
のタイプのブラシは、長形のブラシハンドルの球状先端部分に付着するとともに
、この球状先端部分から半径方向に延在する比較的小さい繊維を備える。こうし
たブラシは、間に液体を懸濁状態で保持することができる非吸収性繊維から成る
房状先端ブラシとして周知されており、その一例は、フロリダ州、クリアウォー
ターのMicrobrush Corporationから「Microbru
sh」の商標で市販されている。この先端は、標準の剛毛タイプのブラシまたは
フロック加工先端である。交換可能な房状先端ブラシは、係属米国意匠出願第2
9/070,517号およびMarkに付与された米国意匠第377,216号
に記載されている。このタイプのブラシは、ブラシ先端を使い捨てにして、ハン
ドルを減菌して再利用することができる。
【0008】 しかし、上記手順で使用されるブラシのタイプに関係なく、この手順には多く
の欠点がある。第1に、多量ビンから収納器に充填する時、または材料を処置部
位に塗布する時に、材料が漏出する可能性がある。第2に、多量ビンの蓋または
キャップに手を触れる必要があるので汚染を生じる可能性があり、両手が必要で
あり、手袋を付けて行うことが難しい場合がある。第3に、収納器に液体を充填
して塗布する時にも両手が必要である。第4に、材料を先ず多量の源から収納器
内に分配して塗布しなければならないので、この手順には比較的時間がかかる。
第5に、収納器を使い捨てできない場合、収納器を洗浄し、収納器、ブラシ、ア
プリケータハンドルおよび多量ビンすべてを減菌しなければならない。したがっ
て、清掃に時間がかかる可能性がある。第6に、多量ビンが不透明である場合、
追加の材料を供給する前に、何回分の液体材料が残っているかを判断することが
難しい可能性がある。最後に、手袋をすることによって、物品を取り扱うかまた
は操作する必要がある手順のすべての部分が難しくなる。歯科処置では、感染を
管理するために一般に手袋を着用する。
【0009】 液体歯科材料を保管、分配および塗布するためのもう1つのシステムは、複数
投与量の材料を含む多量シリンジ源から材料を供給する。多量の液体歯科材料は
、再利用可能なシリンジ内に供給され、シリンジの中空の分配先端から分配され
る。この方法では、材料を歯に直接塗布することができ、使い捨て式または再利
用可能な分配収納器を使用する必要はない。しかし、使用するごとに、シリンジ
全体を減菌しなければならない。また、多量シリンジ源が不透明である場合、何
回分の液体材料が残っているかを判断することが難しい可能性がある。さらに、
使用するごとにその都度、材料の効力を保つためにシリンジを効果的に再シール
するように注意しなければならない。
【0010】 液体歯科材料を塗布する第3のタイプのシステムは、単位投与パッケージを使
用する。このタイプのシステムは、1回分にほぼ十分な液体歯科材料を含む使い
捨て式パッケージを使用する。一例は、カリフォルニア州、オレンジ郡のKer
r Companyが「Optibond Solo」の商標で市販している供
給システムである。内部に歯科材料を有する小型プラスチック容器が箔パウチ内
に形成されている。この過程は、シール箔パウチを開いてから、単位投与プラス
チック容器を破壊して液体歯科材料に接近できるようにする必要がある。次に、
ブラシまたはその他の繊維先端付きアプリケータを上記のように使用して、材料
を処置部位に塗布する。この過程では、収納器を使用する必要性、および材料を
収納器内に分配する必要性がなくなる。
【0011】 パッケージはシールされるので、感染を管理するとともに、溶剤の過度な蒸発
を防ぐための別個のシール可能な大きなビンを使用する必要がない。また、この
システムを使用すると、別個の大きなビンおよび収納器を清掃する必要もなくな
る。しかし、このシステムの場合、やはり両手を使用する必要があり、パッケー
ジを歯科トレー上に下ろすか、またはアプリケータを使って材料をパッケージか
ら処置部位に移す時に、材料が漏出する可能性がある。さらに、手袋を着用して
パッケージを開くことは難しい場合がある。さらに、上記のとおり、別個の単位
投与パッケージを保管するには、比較的大きい空間が必要になる可能性がある。
【0012】 発明の開示 本発明は、液体材料を効果的かつ空間効率的に保管、分配および塗布するため
のパッケージであって、塗布時に漏出する可能性を減少させ、処置および清掃に
要する時間を短縮でき、片手のみを使用して、かつ実質的に「ノータッチ」過程
で液体材料を塗布できるパッケージを備える。このパッケージは、保管ブロック
内に形成される複数の分配および塗布ノズルを含む。本発明は、特に限定される
わけではないが、歯科用液体を保管し、歯の表面などのような歯科処置部位に分
配および塗布するために特に適用されるように設計される。
【0013】 本発明の一態様では、液体材料が分配される開放先端を有する中空ノズル、お
よびこの開放先端に位置して、処置部位に材料を塗布するために少量の液体材料
を保持する液体アプリケータ機構を提供する。
【0014】 このノズルは、好ましくは単位投与量の液体材料を含み、異なる処置部位に材
料を塗布するごとに、新しいノズルを使用することができる。さらに、各々のノ
ズルは、分配および塗布過程が完了した後に使い捨て可能である。各々の先端の
液体塗布機構は、ノズル出口から供給された液体材料を先端周囲に分配するとと
もに、少量の液体材料を保持または懸濁させ、液体を実質的に均一にある表面に
塗布するために周知されているか、または開発された技術を含むことができる。
ノズル先端は、このために半径方向に延在する小さい剛毛を提供するように房状
にされていることが好ましい。中空ノズルは、中空ノズルからの液体材料の分配
を制御するための駆動体に取り付けるように設計することが好ましい。歯科では
、使い捨て式ノズルを使用することは、塗布後に駆動体のみを減菌すれば良いこ
とを意味する。さらに、この過程を行うために、多量ビンもしくは収納器または
その他の機器は不要である。
【0015】 本発明のもう1つの態様では、パッケージシステムは、液体材料を含み、材料
を分配できる複数のノズルを備える。ノズルは、ノズルに都合良く容易に触れる
ことができるように各々のノズルに効果的にキャップをする保管ブロック内に保
管される。各々の中空ノズルは、パッケージブロックのキャビティ内に取り外し
可能に係合して、溶剤が適切に限定的に浸透する封止部を形成する。こうして、
たとえば液体歯科材料を中空ノズル内に長時間にわたって保管することができる
【0016】 キャップ装置は、複数のキャビティが内部に形成されたブロックである。充填
されたノズルは、複数のキャビティ各々に挿入され、使用時までブロック内に保
管することができる。さらに、使用後、使用済みのノズルは、パッケージ全体を
廃棄することが望ましくなるまで、保管ブロックに保管することができる。さら
に好ましくは、各々のキャビティは各々のノズルとともに複数のシールを形成し
、溶剤の蒸発を制限し、ひいては貯蔵寿命を延長する。また、各々のノズルは、
液体材料を塗布しやすくするためにノズルの開放先端に液体塗布機構を備えるこ
とが好ましく、各々のキャビティは、液体塗布機構をキャビティ内に収容するよ
うに設計される。液体塗布機構が房状の先端であるか、またはその他の剛毛付き
先端である場合、キャビティのサイズは、キャビティ内部の端部が、先端を破壊
せずに先端を囲むサイズにする。内側シールは、キャビティ内の各ノズルの中間
表面部分によって形成することが好ましく、各々のノズルのもう1つの表面部分
により、保管ブロックの表面にさらに外側シールを形成することが好ましい。内
側および外側シールを形成するには、ノズルがその先端に向かって収束するよう
に各ノズルにテーパを付け、保管ブロックのキャビティを内側ボア部分および外
側ボア部分から構成し、内側ボア部分をより小さくして、ノズルのテーパ付き表
面が、外側ボアと内側ボアとの間の遷移部分と、保管ブロックの外面を含む外側
ボア部分の縁部とでキャビティに接触することができるようにする。この遷移部
分は、円筒状外面と内側ボア部分との間の環状ステップ表面から成ることが好ま
しい。ノズルは、保管ブロックの個々のキャビティを囲む保管ブロックの外面に
接触することにより、外側シールを形成するように、フランジシールをさらに備
えることが好ましい。
【0017】 本発明のその他の詳細は、請求の範囲の特徴で定義する。
【0018】 好適な実施態様の詳細な説明 図1には、保管、分配および塗布ノズル10が示されており、このノズルは、
液体歯科材料を保管して、歯科処置部位に分配および塗布する時に使用するよう
に特に設計されているが、こうした用途に限定されるものではない。歯科処置部
位は、歯科材料が塗布される歯肉または歯など、患者の口腔のどの表面でも良い
。さらに、本発明は、液体歯科材料をこうした処置部位に分配および塗布するよ
うに設計される。上記の「背景技術」の項で説明したように、様々な歯科手順を
行う時、歯科の専門家は、通常、様々な液体材料を患者の口腔内の歯、歯肉およ
び/またはその他の領域上の処置部位に塗布する。こうした材料は、下塗剤、接
着剤およびその他の液体歯科材料を含む。たとえば、歯に充填する場合、一般的
な慣習として処置部位に歯科複合材料を充填する。こうした複合材料は、一般に
、接着剤により所定の位置に保持され、エッチング剤を歯の表面に直接塗布して
、付着性を改善する必要がある。液体エッチング剤、接着剤および複合材料を塗
布および硬化させる多くの方法が周知されている。本発明によるノズル10は、
こうした液体歯科材料を保管し、歯の表面に直接分配および塗布する際に特に有
利なように設計される。しかし、ノズル10は、その他の液体材料を保管し、あ
る物体の表面に直接分配および塗布するために使用できることが分かる。
【0019】 ノズル10は、良好な感染管理習慣に従って液体歯科材料を空間効率的に保管
することを可能にする。ノズル10はさらに、塗布時に材料が漏出する可能性を
最小限にすることができ、片手のみを使用して、実質的に「ノータッチ」過程で
液体歯科材料を塗布することを可能にする。歯科以外の用途でも、同じ利点を得
ることができる。
【0020】 図1に示すように、ノズル10は、寸法が異なる多数の部分から成り、概して
一方の端部から他方の端部に向ってサイズが減少している。好ましくは、ノズル
10は、全体的に略円錐であり、図2に示すように、比較的広い上部フランジ部
分12と、中間の液体保管部分14と、先端18に収束する下部液体分配部分1
6とを含む複数の円筒状部分から成る。ノズル10は、概して円錐である必要も
、円筒状部分から構成する必要もないが、少なくとも、特定の表面に液体を塗布
するのに適するサイズおよび形状を有する先端に至ることが好ましい。つまり、
サイズおよび形状は、特定の用途に応じて異なる。先端ではない端部は、駆動体
またはその他の分配手段(例を以下に記載する)に接続できるサイズおよび形状
であることが好ましいが、やはり特定の用途に応じて異なる場合がある。
【0021】 好ましくは、ノズル10は、プラスチックまたはその他のポリマー材料、たと
えばポリプロピレンなどから構成し、射出成形などによる製造を容易にする。し
かし、ノズル10またはそのある部分を適切なバリアー特性を有するその他の材
料から構成することも考えられる。ノズル10またはその何れかの部分の材料の
選択は、特定の用途に応じて決まり、たとえば可撓性、変形可能性、耐熱性、耐
薬品性または反応性、吸水性、破裂強さ、光透過性(特定の波長に対する)など
のような材料特性に基づいて決める。さらに、内面または外面は、処理または塗
布するか、さもなければ異なる材料から構成して、特定の用途の必要性を満たす
ようにする。適切な材料の例は、Martin等に付与された米国特許第5,1
00,320号に開示されている。
【0022】 上記のとおり、ノズル10は中空であり、好ましくはノズル10全体に延在す
る内部キャビティを画定する。特に、フランジ部分12、保管部分14、分配部
分16および先端18は、それぞれ個々の外側部分12b、14b、16bおよ
び18bに対応する内側部分12a、14a、16aおよび18aを備える。図
示のとおり、内側部分12a、14aおよび16aは、それぞれ個々の部分12
b、14bおよび16bの外形にほぼ一致する。これは、やはり特定の用途によ
って異なる場合がある。部分12a、14aおよび16aは、別個に塗布または
処理することができる。
【0023】 ノズル10のフランジ部分12は、その上端に比較的広い入口20を有する。
破壊可能かまたは取外し可能な端部シールは、保管時に入口20をシールするた
めに入口20のシール19により形成することが好ましい。シール19は、容器
の端部シールを形成するために一般に周知されているように、入口20を画定す
る周囲縁部に溶封できる箔/フィルム積層体材料から構成することが好ましいが
、任意の公知の材料または開発された材料から構成しても良い。好ましい材料は
、ニュージャージー州、マウントホリーのRexam CompanyがD−0
41−38の商標で市販している溶封可能な箔/フィルム積層体材料である。封
止部19は、適切なその他の材料から構成しても良く、溶封によるか、接着剤を
使用するか、またはその他の手段により入口20の外周部周囲に取り付けて、ノ
ズル10の内側と入口20におけるノズル10の外側との間に実質的に気密性の
シールを形成するようにする。さらに、シール19は、以下に詳細に説明するよ
うに、ノズル10の内部にアクセスできるように穿孔可能であることが好ましい
。さもなければ、タブまたはその他の形状構成をシール19に追加し、入口20
からシール19を容易に取り外せるようにすると良い。また、取外し可能なプラ
スチックキャップなど、その他の機構によりシールを形成することも考えられる
【0024】 フランジ部分12は、以下に説明するように、駆動体と嵌り合うように設計す
ることが好ましく、こうした駆動体に迅速に接続し、駆動体から迅速に取り外す
ことができるサイズおよび形状であることが好ましい。ノズル10は、駆動体へ
アクセスできて、ノズル10を入口20を介して入れることができるように接続
できるべきである。ノズルをこうした駆動体の所定の位置に長手方向に固定し、
かつ半径方向の運動によってノズル10を外すことができる解除可能な迅速な接
続部が好ましい。隣接する中間保管部分14のサイズに対してフランジ部分12
のサイズが拡大していることにより、この利点が得られる。
【0025】 内側フランジ部分12aおよび外側フランジ部分12bは、液体保管部分14
に向かってテーパが付いていることが好ましい。ノズル10を以下に記載する好
ましいパッケージ構成でシールするには、外側保管部分14bの表面に沿って肩
状部24を形成する。肩状部の範囲は、効果的なシール表面を形成できる最小限
で良い。肩状部24によるシールが不要な場合、肩状部をなくすか、または単な
る制限的表面として任意の構造(つまり、構造によりシールする必要はないので
、ノズル10を囲む必要がない構造)により形成しても良い。円筒状部分14同
様、肩状部24は、図示のとおり円形であり、やはりシール表面を形成すること
が好ましい。もう1つのテーパ付き部分15は、液体保管部分14を分配部分1
6に結合する。部分14(および部分14付近の部分12内のテーパ)は、段付
き部分であるか、あるいは直線または曲線状表面によって画定される個々の部分
間が滑らかに遷移する部分でも良い。鋭利なテーパまたは段により形成されるよ
り急激な遷移部分は、ある量のより粘性の液体材料27を保管時に先端18の上
に維持するのに有利な場合がある。内側分配部分16aおよび外側分配部分16
bを備える部分16は、先端18に向かって徐々に収束することが好ましい。図
示の実施態様では、分配部分16は、ノズル10の長手方向に実質的に直線状表
面により画定されているが、曲線状表面を使用するか、またはその他の壁構造ま
たは形状構成を含むことも考えられる。たとえば、一連の段付き表面は、分配部
分16に類似の全体的なテーパを形成することができる。一連のプリーツを使用
して、さもなければ触れることが難しい歯科処置部位に届くように調節できる配
置可能な先端18を形成しても良い。上記のとおり、材料の選択はさらに、こう
した形状構成に対する追加として、またはこうした形状構成の代わりとして、こ
うした機能を容易にする、つまり先端を永久的または弾性的に変形可能にするよ
うに行われる。
【0026】 ノズル10は、出口21により先端18を貫通して開いているか、または分配
の前に開けるように閉鎖しておくことができる。後者の場合、先端18は、切り
取るかまたは除去して分配前に出口21を形成できる延在部分またはその部分を
有することができる。何れの場合も、液体材料27は、内側保管部分14aから
内側分配部分16aを介して分配され、歯の表面に液体歯科材料を塗布するなど
のように処置部位に塗布される。先端の外側18bは球状であることが好ましく
、液体材料27を塗布できる液体塗布機構を備えることが好ましい。液体塗布機
構は、少量の液体を出口21から分配した後、先端の外側18bの周囲に、およ
び先端18bの周囲の少なくとも一部に少量の液体を保持するかまたは懸濁させ
る能力を有し、その結果液体を処置部位に塗布することができる。液体塗布機構
はさらに、液体材料を液体塗布機構自体の内部で、および先端18の表面領域の
少なくとも一部分の周囲で有利に分散させ、先端18の単に出口21よりも大き
い先端18部分により液体材料を塗布することができる。先端18が、図示のよ
うに実質的に球状である場合、液体塗布機構は、出口21付近における先端18
の球状表面の少なくとも一部分に追従することが好ましく、この部分の球状表面
にできる限り追従すればさらに好ましい。これは、液体材料を処置部位に塗布す
る時に使用可能な先端の表面積を最大限にすることができる。液体塗布機構は、
出口21から液体材料を供給される。複数の出口21は、供給用の共通通路また
は分離通路に接続して提供することができる。
【0027】 図1および図2に示す実施態様では、液体塗布機構は、球状先端の外側18b
から実質的に半径方向に延在する複数の小さい房状の繊維22を含む。房状の繊
維22を有する球状先端の外側18bは、液体歯科材料を歯の表面に塗布するの
に有利であり、特に、歯の内部に生じた窩洞内にこうした液体材料を塗布する、
つまり生じた窩洞内に適合させるのに有利である。この能力は、房状繊維22の
長さによっても変化する場合がある。房状の繊維先端は、フロリダ州、クリアウ
ォーターのMicrobrush Corporationが「Microbr
ush」の商標で市販している房状先端の使い捨て式アプリケータを製造する時
に行われるような任意の公知の技術または開発された技術により製造することが
できる。房状繊維22は、液体材料を都合良く充填することができる小さい隙間
空間を画定し、少量の液体材料27が出口21から分配された後に少量の液体材
料27を保持して懸濁させ、液体材料を処置部位に効率的に塗布することを可能
にする。繊維22はさらに、処置部位が不規則であるか、粗いかまたは滑らかで
あるかどうかに関わらず、処置部位の表面上に液体材料27を比較的均一に塗布
することを可能にする。歯の窩洞内では、球状先端の外側18bから半径方向外
側に延在する繊維22により、歯の窩洞の側面および窩洞の上に突出する表面、
並びに窩洞の底部に容易に液体歯科材料を塗布することができる。
【0028】 液体塗布機構は、その他の方法で、その他の材料から構成することも考えられ
る。剛毛は、従来の方法または開発された方法で先端18に固定することができ
るが、本発明により液体材料を分散および懸濁させるように配置するべきである
。剛毛は、ペンキブラシタイプのアプリケータに適する剛毛という点では従来ど
おりである。もう1つのタイプの液体塗布機構は、先端18の少なくとも一部分
を覆う連続気泡フォームまたは織布もしくは不織布、たとえばフェルト(先端が
フェルトのマーカーに使用されるものなど)などのような液体分配材料でよい。
液体は、出口21から連続気泡フォームまたはその他の材料に入り、これら材料
の内部に分散して塗布される。つまり、上記のフロック加工繊維および剛毛の場
合のように、こうしたその他の材料は、少量の液体をノズル先端18の外側に保
持するかまたは懸濁させて、単に先端出口21の場合よりも容易に塗布できるこ
とが好ましい。(繊維または剛毛のような複数の要素から構成されるか、または
連続気泡フォームのような液体分配材料から構成される)弾力的な機構は、不規
則な表面に適合して液体材料を塗布する付加的な能力を有するという点で好まし
い。さらに、複数の機構を一緒に使用して、先端の様々な部分を覆う、つまり互
いの上に組み合わせて覆うことができる。
【0029】 多少の量または全部の量の液体材料27を出口21から効率的に分配するため
、ノズル10は、内側保管部分14a内に形成された、図2に示すピストン23
を備えることができる。内側保管部分14aを画定する内面はさらに、ピストン
23がその初期位置から完全分配位置まで移動するのを案内する案内面を提供す
る。ピストン23は、内側保管部分14a内で移動可能であり、ピストンの移動
時全体を通して実質的に水密性のシールを形成するサイズおよび形状であり、ピ
ストン23の周囲における液体材料の実質的な漏出が、分配時に最小限であるこ
とが好ましい。ピストン23は、この目的に使用できるとともに、分配される液
体材料と相溶性のどの材料から構成しても良いが、エラストマー材料が好ましい
。以下の理由から、ピストン23は、その裏面に円錐形の凹み25を備えること
が好ましく、つまりピストン23の表面は液体歯科材料27に接触しないことが
好ましい。ピストン23の裏面に加わる圧力によって、ピストン23は、内側保
管部分14aに沿って下降し、液体材料を分配部分16に圧入し、最終的に液体
材料27を出口21から分配して、液体塗布機構内の先端18の外側に保持する
。使用者が、ノズル10が使用済みであることを容易に知ることができるように
、部分14aは、異なる色となるように製造するか、塗布するか、あるいは他の
方法で処理すると良い。こうすることにより、ピストン23の移動および多少の
液体材料の排出によって、この部分の色の変化が明らかになる。
【0030】 上記のとおり、分配ノズル10は、液体歯科材料を保管し、その後患者の歯、
歯肉または口腔の処置部位に液体歯科材料を分配および塗布するために特に設計
されている。ノズル10は、患者に対する1つの典型的な用途に必要なある量の
液体歯科材料を保管できるサイズであることが好ましい。これは、その他の多く
の種類の用途にも好ましい。
【0031】 図2に示すように、液体材料27は分配ノズル10内に保管され、内側保管部
分14aを主に占有する。必ずというわけではないが、先端の内側18aの空気
ポケットおよび内側分配部分16aの一部分は、保管時に液体材料を含まない。
この能力は、液体材料の粘度、およびノズル10に液体材料27を充填する方法
によって主に決まる。充填方法は、従来のどの技術でも、あるいは開発された技
術でも良い。以下に記載する駆動体を使用するなどの方法で液体材料27を分配
する場合、ピストン23が、液体材料27を内側保管部分14aから内側分配部
分16aおよび先端内側18aに押し出し、出口21を介してノズル10から押
し出す。次に、液体材料は、房状の繊維22などのような液体塗布機構により歯
の表面またはその他の処置部位上に塗布される。
【0032】 本発明は、さらに1つまたは複数のノズル10に効果的にキャップをして、ノ
ズル10内に含まれる液体材料27を保管するパッケージ構造に関する。いくつ
かの液体歯科材料の場合と同様、ノズル10は、溶剤が液体材料から蒸発するの
を制限するようにキャップをされることが好ましい。図3は、1つの配列として
複数のノズル10に充填して保管することを可能にし、本発明により複数のノズ
ル10に効果的にキャップをするパッケージ構成の斜視図である。このパッケー
ジ構成は、複数のキャビティ32が保管ブロック30の上面31から保管ブロッ
ク30内に形成された保管ブロック30を備えることが好ましい。各々のキャビ
ティ32は、1個の分配ノズル10を収容するサイズであり、ノズル10は、先
端を下に向けてキャビティ32内に配置される。ブロック10は、プラスチック
またはその他の類似のポリマー材料、たとえばポリプロピレンから構成すること
が好ましいが、特定の用途によってはその他の材料から構成しても良い。さらに
、ブロック材料には、たとえば蒸着など、様々なタイプの表面処理を施すことが
できる。何れの場合も、このブロックは、溶剤に対する浸透性が低く、酸素に対
する浸透性が高いことが好ましい。好ましくは、材料およびコーティングまたは
処理は、以下に記載する保管ブロック30の部分により、ノズル10の部分とと
もに効果的なシールを形成するように選択する。さもなければ、保管ブロック3
0は、任意の数のノズル10を収容し、これらノズルを所望の方法で配置する形
状およびサイズにすると良い。つまり、ノズル10は、1列に配置するか、また
は平面状であるかどうかに関わらず、保管ブロック30の1表面から配置する必
要はない。ノズル10が、上記のように閉鎖された先端18を有し、分配する前
に開かなければならない場合、保管ブロック30には、使用前に、制御された深
さで先端18を切断して、先端18を貫通する出口21を形成するための切断機
構(図示しない)を設けると良い。
【0033】 保管ブロック30およびノズル10の構造および相対的な寸法は、保管ブロッ
ク30およびノズル10の両方を使用して、複数のノズル10に液体材料27を
充填し、液体材料をノズル10内に長時間保管できるように選択することが好ま
しい。図4は、図3の切断面線4−4に沿って切った保管ブロック30の断面図
であるが、この図4に示すように、各々のキャビティ32は、比較的狭い内側ボ
ア部分36に減少する比較的広い外側ボア部分34を有することが好ましい。外
側ボア部分と内側ボア部分との間の変化は、急激でも緩やかでも良く、断面で見
て任意の数の直線状または曲線状表面により画定される。各キャビティ32の外
側ボア部分および内側ボア部分34および36はどちらも、ノズル10の形状を
収容するようにほぼ円筒状であることが好ましい。しかし、ノズル10が異なる
形状である場合、キャビティ32は、さもなければ、ノズル10をキャビティ3
2内に配置した時に、各々のキャビティ32の少なくとも一部分とノズル10の
外面の一部分との間が密接に嵌合する形状であっても良い。さらに、外側ボア部
分および内側ボア部分34および36は、従来のどの工程でも作製でき、それぞ
れの長さに沿って均一でなくて良い。
【0034】 外側ボア部分34の直径、特に口38の直径は、肩状部24の真下にあるノズ
ル10の外側保管部分14bの外径と実質的に同じであることが好ましい。また
、内側ボア部分36の直径は、内側ボア部分の上縁が、先端18と液体保管部分
14との中間のどこかで外側分配部分16bの表面に接触するような直径である
ことが好ましい。内側ボア部分の直径は、ノズル部分16の材料が、力が加わっ
た時に弾性的または可塑的に変形する場合、実際にはわずかに小さくする。わず
かに小さくすると、以下に説明するように、接触を強化してより良好にシールす
ることができる。内側ボア部分36はさらに、房状繊維22などのような液体塗
布機構を含む先端18が、液体塗布機構を破壊したり、実質的に変形させたりせ
ずに、内側ボア部分36の内部に嵌合するのに十分に広い。さらに、キャビティ
32の全体の深さは、ノズル10を内部に完全に、つまりノズル10の肩状部2
4まで挿入した時に、各々のキャビティ32の底部40上に先端18が懸架され
る深さであることが好ましい。
【0035】 こうした相対的な寸法により、分配ノズル10をキャビティ32内に配置した
場合に先端18全体にシールが形成され、溶剤が液体材料27から過度に蒸発す
るのを防ぐことができる。こうした全体的なシールを形成するには、この実施例
に従って保管ブロック30とノズル10との間に2つの個々のシールを形成する
。第1に、肩状部24の真下に当たる外側保管部分14bの外径は、キャビティ
32の口38の内径と実質的に同じであることが好ましいので、肩状部24は口
38を超えて延在し、ノズル10をキャビティ32内に配置した時に第1のシー
ルを形成する。外側保管部分14bの他の部分および外側ボア部分34の表面に
沿った密接な嵌合は、こうした第1のシールを強化する。口38周囲の表面31
上への肩状部24の延在部分は、ノズル10および保管ブロック30の材料に応
じて最小限にすることができる。第2に、分配部分16をキャビティ32の内側
ボア部分36内に配置した場合、内側ボア部分36の口42は、外側分配部分1
6bの中間部分に接触し、この中間部分を狭窄することが好ましい。これで、先
端18に対する第2のシールが形成される。こうした第1および第2のシールの
組合せによって全体的なシールが形成され、先端18が収容された時に、キャビ
ティ32の外側と内側ボア部分36との間で、溶剤が液体材料27から過度に蒸
発するのを防ぐことができる。
【0036】 保管ブロック30の各キャビティ32により形成される全体的なシールによっ
て、保管ブロック30内で、複数の分配ノズル10に液体材料27を充填するこ
とができる。複数のノズル10に液体材料27を充填するには、保管ブロック3
0に分配ノズル10を多数配置する。ノズル10には、従来の方法または他の方
法で液体材料27を充填することができる。1個の保管ブロック30内のすべて
のノズル10は、個々にではなく1つの大きい群として取り扱うことができるの
で、ノズル10には複数投与用ヘッドを使って充填することができる。つまり、
こうした投与ヘッドは、複数のノズルに一度に充填する。出口21とキャビティ
32の外側との間の全体的なシールにより、各々の分配ノズル10に歯科材料2
7を充填する時に、各々の分配ノズル10を囲むキャビティ32の内側領域内に
実質的なエアロックが形成される。このエアロックは、十分に粘性の液体歯科材
料27が各々の出口21を通って各々のキャビティ32内に入るのを防ぐ。当然
、図2および図4に示すように、エアロックによって、液体材料27は概してノ
ズル10の内側分配部分16aに一様に充填されるのではなく、主にノズル10
の内側保管部分14aに充填される。保管ブロック30ににより配置されたノズ
ル10に充填した後、ピストン23をノズル10の内側保管部分14a内に装填
することができる。
【0037】 次に、シール19は、フランジ部分12でノズル10の入口20に付着し、各
々の入口20にシールを形成する。あるいは、ノズル10のすべてまたはいくつ
かは、同じシール材料によりそれぞれの入口20でシールすることもできる。つ
まり、任意の数の入口20を覆い、同じシール材料層に付着させることができる
【0038】 各々のノズル10の肩状部24はさらに、ブロック30の表面31に各々のノ
ズル10のフランジ部分12を便宜的に配置する。したがって、フランジ部分1
2は、ブロック30からノズル10を先ず持ち上げることなく、以下に詳細に説
明する駆動体に駆動体の側方運動などにより接続することができる。つまり、フ
ランジ部分12は、ノズル10をブロック30から直接容易に取り上げることが
できるように配置される。
【0039】 さらに、本発明によるノズル10は、個々に、さもなければ複数個パッケージ
できるように考えられる。保管ブロック30のパッケージ構成は、上記の理由の
すべてに有利である。しかし、こうした利点が必要ではないかまたは望ましくな
い場合、1つまたは複数のノズル10に任意の数のキャップまたはシール技術を
使用することができる。たとえば、上記のようにキャビティ32の内部と同様の
内部形状およびサイズを有する1個のキャビティのみを有するキャップを使用し
て、ノズル10に個々にキャップをしても良い。
【0040】 「背景技術」の項に記載したように、多くの液体歯科材料は、蒸発すると液体
歯科材料があまり効果的ではなくなるか、および/または使用できなくなるエタ
ノールなどのような溶剤を含む。したがって、こうした液体歯科材料のパッケー
ジ構造については、適切な貯蔵寿命を考慮すべきである。以下の液体歯科材料は
、本発明のノズルおよびパッケージ構成の利点から有利であると思われる溶剤を
無制限に含む:ドイツのBayer A.G.が「Gluma2000」の商標
で市販している付着系;イリノイ州、シャウムバーグのBiisco,Inc.
が「One−Step」の商標で市販している接着系;およびペンシルバニア州
、ヨークのDentsply International,Inc.が市販し
ている「Prime & Bond」直接複合付着剤。
【0041】 適切な貯蔵寿命を確保するため、キャビティ32内に配置されたノズル10の
出口21とキャビティ32の外側との間に本発明のパッケージ構成により形成さ
れた全体的なシールは、こうした溶剤が実質的に蒸発するのを防ぐ作用をする。
したがって、こうした全体的なシールによって、ノズル10内に提供され、保管
ブロック30によりパッケージされた液体歯科材料を比較的長期にわたって保管
することができる。この能力を実証するため、上記のノズル10と実質的に同じ
分配ノズルを保管ブロック30と実質的に同じパッケージ構成内に配置した。ポ
リプロピレン保管ブロック内に配置して、上記のシール機構を形成するため、ポ
リプロピレン製ノズルに、エタノールを溶剤として含む液体歯科材料を充填した
。詳細には、この液体歯科材料は、ミネソタ州、セントポールのMinneso
ta Mining & Manufacturing Companyが「3
M Single Bond」の商標で市販している歯科用接着剤だった。12
個のノズル各々に0.03gのこうした材料を充填した。次に、上記のシール1
9と同じ箔材料を使用して、ノズルの入口をシールした。ノズルは、120日間
の保管期間中、室温で様々な間隔で計量した。この試験の結果を図7に示すが、
この図は、x軸60上の保管日数と軸62上の液体重量損失の割合とを比較した
結果をグラフに示したものである。
【0042】 このグラフから分かるとおり、最初の20日から40日間では初期重量損失は
約1%〜2%だったが、約80日以降では、重量損失は2.5%〜3%の間で水
平状態に達した。この重量損失は主に、上記のとおり溶剤が蒸発して、被験ノズ
ルの分配領域内に含まれる液体の下部と保管ブロックの外側との間にエアロック
が生じたためである。2.5%〜3%の重量損失は、非常に満足な値である。実
際に、歯科用接着剤のサンプルを120日後の付着性について試験した結果、新
しい材料と同じ付着性を統計的に示すことが分かった。
【0043】 ノズル10内に保管された液体材料27を歯などのような処置部位に塗布する
には、図5に示す駆動体50などのような駆動体を使用することができる。こう
した駆動装置は、ドイツのDMG GmbHが「Ecu−PEN」という商標で
市販している。図示の駆動体50は、中空の軸52と、一体ラック部分53およ
びギヤ付きホイール56を有するプランジャ54とを備える。プランジャ54の
ラック部分53は、軸52内部に同心状に配置され、プランジャ54が、駆動体
50の一方の端部にある開口部58を通って延在できるようになっている。ギヤ
付きホイール56は、軸52の壁によって回転可能な位置に固定され、プランジ
ャ54のラック部分53に係合する円形のギヤ60を備えているため、使用者の
指などでギヤ付きホイール56を回転させると、プランジャ54は、ギヤ付きホ
イール56の回転方向に応じて延出するかまたは引っ込む。市販されている駆動
体50は、シール19を設ける場合はシール19を穿孔するように、図5に59
で示すような尖った先端を有し、ノズル10内でピストン23が駆動されて分配
が行われるように変更することが好ましい。
【0044】 駆動体50をノズル10とともに使用して液体材料27を分配するには、ノズ
ル10は、開口部58を有する駆動体50の端部に取り付ける。この取付を容易
にするため、駆動体50は、ノズル10を半径方向の相対運動により駆動体50
上に装填することを可能にし、ノズル10を駆動体50とともに長手方向の所定
の位置に固定する切欠き62を有する先端を備えることが好ましい。切欠き62
は、開口部58に隣接する駆動体50の一方の側に形成され、フランジ部分12
およびノズル10の部分14の一部が、側方の相対運動により半径方向に開口部
を通過できるサイズである。開口部58は、ノズル10の入口20をプランジャ
54に整合配置するサイズである。さらに、切欠き62は、関連するノズル部分
の個々のサイズよりわずかに小さいので、ノズル10を切欠き62にスナップ嵌
合させて、ノズル10を駆動体50に取り付けることができる。このスナップ嵌
合に必要な弾力性は、ノズル10を所定の位置に装填する時に、ノズル10がわ
ずかに弾力的に変形できるように、主にノズル10により提供される。こうして
ノズルの肩状部24と保管ブロック30の表面31との協働によってノズル10
を配置し、駆動体50上にスナップ嵌合することは、ノズル10に触れたり、ノ
ズル10を保管ブロック30から最初に取り外したりせず、手袋を着用したまま
片手で行うことができる。また、ノズル10は、ねじによる結合、差込式カップ
リング、またはルアー結合金具などに類似のカップリングなど、その他の方法で
駆動体50に取り付けることも考えられる。
【0045】 ノズル10を駆動体50に取り付けた後、ノズル10を保管ブロック30から
取り外して、全体のシールを破壊することができる。液体材料を分配するには、
駆動体50のギヤ付きホイール56を回転させてプランジャ54を延出させる。
図5に示すように、プランジャ54の尖った先端59は、プランジャ54ととも
に延出するので、尖った先端59は、駆動体50から十分に延出すると、ノズル
10の入口20上のシール19を穿孔する。プランジャ54は、駆動体50の開
口部58からさらに延出すると、ピストン23の円錐形の凹み25に係合し、ノ
ズル10の内側保管部分14aにより案内されてピストン23が移動する。上記
のとおり、これで、ノズル10内に保管された液体材料27を先端18の出口2
1から分配して、処置部位に塗布することができる。
【0046】 液体材料をノズル10から処置部位に塗布するための駆動体50などのような
駆動体は、ノズル10内に入って液体材料27を出口21から分配することがで
きるプランジャ54などのようなプランジャを有する任意の装置で良いと考えら
れる。こうした駆動体の第2実施態様を図6に示すが、この図は、使用者が保持
した駆動体150の側面図である。駆動体150は、Muehlbauer等に
付与された米国特許第5,626,473号に記載されているようなシリンジタ
イプのアプリケータである。中空の軸152は、ばね荷重プランジャ154を含
み、案内する。プランジャ154の一方の端部にプランジャ154のばね偏倚力
に対抗する圧力を加えることにより、プランジャ154の他方の端部は軸152
の内部で下方に移動し、ノズル10の入口20内に入る。上記のとおり、プラン
ジャの他方の端部は、ノズル10のシール19を突いて穿孔する。その他の分配
および塗布過程は、上記と同じである。
【0047】 ノズル10を使用して液体材料を保管し、処置部位に分配および塗布する方法
は、上記の「背景技術」の項に記載した先行技術の機構に比べて多くの利点を有
する。さらに、保管ブロック30を使用することにより、本発明のノズル10の
利点に追加できる独自の利点が得られる。駆動体50はノズル10に直接取り付
けることができ、ノズル10を保管ブロック30から持ち上げるか、さもなけれ
ば取り外す必要はないので、液体材料が漏出する可能性が減少する。また、駆動
体50をノズル10に取り付けた後、使用者は、プランジャ54をノズル10内
に前方に活発に動かして、液体材料を分配することになる。さらに、全体の塗布
手順、つまりノズル10を保管ブロックから取り外す、ノズル10を駆動体に取
り付ける、ノズル10の封を切る、液体材料を処置部位に塗布するなどの手順は
、手袋を着用したまま片手で行うことができる。したがって、たとえば、歯科専
門家の他方の手は自由になり、これは、歯科手順を行う上で重要である可能性が
ある。さらに、駆動体50は、ノズル10が保管ブロック30内に配置されてい
る時にノズル10に直接取り付けることができるので、手順は「ノータッチ」で
あると考えられる。その結果、歯科材料またはノズル先端18が歯科専門家の皮
膚または手袋によって汚染するか、または皮膚もしくは手袋に接触する可能性が
減少する。
【0048】 歯科材料を塗布する場合、特定量の歯科材料を予め測定して多量ビンから収納
器内に入れる必要がなく、保管ブロック30内の各ノズル10に含まれる液体の
量はほぼ単位投与量である、つまり患者に1回使用するための正確な量であるか
ら、準備時間も短縮することができる。使用後、ノズル10は保管ブロック30
内に戻して廃棄するか、または直接廃棄することができるので、清掃も比較的迅
速に行うことができる。また、減菌を要する唯一の物品は駆動体50である。さ
らに、材料を再度供給する前に、何回分の歯科材料が残っているかを判断するこ
とは比較的簡単である。保管ブロック30内に残っているノズル、および/また
は残っているブロック30の数を数えるだけで良い。ノズル10は、先端18の
出口21を介して液体歯科材料を液体塗布機構に供給するので、先端18の液体
塗布機構により液体歯科材料を再度塗布する場合、ノズル10を患者の口腔から
取り出す必要はない。その結果、先端18から液体が滴下する可能性が減少し、
歯科材料を処置部位に塗布する時間を節約することができる。さらに、複数のノ
ズル10に充填して、比較的近接させて保管ブロック30内に保管できるので、
本発明の使用により、空間を比較的効率的に利用することができる。
【0049】 本明細書に全体的に記載するように、本発明の保管、分配および塗布装置は、
あらゆる種類の液体材料に使用することができる。たとえば、ある種の接着剤の
塗布は、本発明のノズル構造により利益が得られる。さらに、本発明のパッケー
ジ構成は、こうしたどの液体にも同様に適用することができるが、特に、ノズル
に触れずに取り扱うことを容易にする、つまりノズルの取付けおよび取外しを容
易にすることが望ましい場合、並びにシール処置が望ましい場合に適用すること
ができる。
【0050】 本発明について、好適な実施態様に関して説明してきたが、当業者には、本発
明の精神および範囲を逸脱せずに、形式および詳細に変更を加えることができる
ことが分かるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による液体材料の保管、分配および塗布に使用するノズルの斜視図であ
る。
【図2】 図1の切断面線2−2に沿って切った図1に示すノズルの断面図である。
【図3】 本発明による図1に示すタイプの複数のノズルを含むパッケージおよび保管ブ
ロックの斜視図である。
【図4】 図3の切断面線4−4に沿って切った図3に示すパッケージおよび保管ブロッ
クの断面図である。
【図5】 図1に示すノズルが一方の端部に取り付けられている駆動体の一部破切欠断側
面図である。
【図6】 使用者の分配および塗布用として位置付けられるように図1に示すノズルに結
合された駆動体の第2実施態様の側面図である。
【図7】 液体歯科材料を本発明によるノズルおよびパッケージブロックシステム内に保
管した日数と、この液体歯科材料の液体重量損失の割合とを比較するグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 25/42 A61J 1/00 390S 71/00 B65D 83/00 J 83/00 71/00 Z (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 ホーン,ジョン エム. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ピー.オー.ボックス 33427 Fターム(参考) 3E014 PA01 PB03 PC03 PD30 PE25 3E062 AA20 AB01 AC02 KA02 KB03 KB16 KC06 3E067 AA03 AB81 AC03 AC12 BA03B BA05C BB16B BB16C BC03B BC06C EB32 FA01 FC01 FC03 4C052 AA20 FF10 4C167 AA64 AA80 BB02 BB03 BB04 BB19 BB21 BB32 BB33 BB53 CC17 HH30

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ある量の液体材料を内部に保管し、駆動体に取り付けて、前
    記液体材料を処置部位に分配および塗布することができるノズルであって、その
    一方の端部の入口から他方の端部の先端にある出口まで画定される通路を有し、
    前記入口が、前記ノズルを駆動体に取り付ける時に、前記駆動装置が前記ノズル
    内の通路に接近する手段を提供し、前記通路が、予め決められた量の液体材料を
    含むサイズであり、前記出口が、液体材料を前記通路から分配することを可能に
    していて、 前記ノズルが、前記出口が貫通する先端の表面の少なくとも一部分に液体材料
    を分散させる液体塗布機構を前記先端にさらに含み、前記出口より大きい前記先
    端の表面領域によって前記液体材料を処置部位に塗布することができるノズル。
  2. 【請求項2】 前記ノズルの前記入口端部にシールを備える、請求項1記載
    のノズル。
  3. 【請求項3】 前記シールが、前記ノズルの前記入口に溶封された箔/フィ
    ルム積層体から構成される、請求項2記載のノズル。
  4. 【請求項4】 前記液体塗布機構が、前記出口周囲の前記先端の球状部分上
    に房状の繊維を備える、請求項1記載のノズル。
  5. 【請求項5】 キャビティを有する保管ブロックを含むパッケージ構成と組
    み合わせられ、前記キャビティ内に前記ノズルが取外し可能に配置されて、前記
    キャビティとともに全体的なシールを形成し、液体材料を前記ノズルの前記通路
    内に比較的長時間保管することを可能にする、請求項1記載のノズル。
  6. 【請求項6】 前記パッケージ装置が、複数のキャビティが内部に形成され
    た保管ブロックを備え、複数のノズルが前記保管ブロックにより支持される、請
    求項5記載の組合せ。
  7. 【請求項7】 前記ノズルの各々が、前記ノズルの入口端部と出口端部との
    間に、各々のノズルから延在する肩状部を備えて、保管ブロックに接し、前記保
    管ブロックのキャビティ内における各ノズルの内側の位置を制限する、請求項6
    記載の組合せ。
  8. 【請求項8】 前記キャビティ内の前記保管ブロックの内側部分が前記ノズ
    ル中間の外面に接触して第1シールを形成するように前記キャビティのサイズお
    よび形状が作られている、請求項5記載の組合せ。
  9. 【請求項9】 前記キャビティがまた、前記キャビティ内の前記保管ブロッ
    クの外側部分が、前記ノズル中間の外面部分より前記入口に近い前記ノズルのも
    う1つの外面部分に接触して第2シールを形成するようなサイズに作られている
    、請求項8記載の組合せ。
  10. 【請求項10】 前記キャビティが、外側ボア部分および内側ボア部分によ
    り画定され、前記外側ボア部分が、前記キャビティ内の前記内側ボア部分に至る
    開口部より大きい開口部を前記保管ブロックの表面を貫通して形成し、前記内側
    ボア部分に至る前記開口部が、前記ノズルとともに前記第1シールを形成する前
    記保管ブロックの前記内側部分により画定される、請求項9記載の組合せ。
  11. 【請求項11】 前記ノズルが、前記第2シールの少なくとも一部を形成す
    る前記ノズルの前記外面部分の外周部に沿って延在する肩状部をさらに備え、前
    記肩状部が、前記開口部が前記外側ボア部分により周囲に形成される前記保管ブ
    ロックの表面に接触するような寸法に作られている、請求項10記載の組合せ。
  12. 【請求項12】 前記液体塗布機構が、前記出口周囲の前記先端上に房状の
    繊維を備え、前記キャビティの前記内側ボア部分が、前記ノズル先端上の房状の
    繊維を破壊せずに、前記ノズル先端を内部に配置できるようなサイズおよび形状
    に作られている、請求項10記載の組合せ。
  13. 【請求項13】 駆動体と組み合わされ、前記駆動体が、取付手段が前記ノ
    ズルに解除自在に接続された案内装置を備え、前記案内装置内に摺動可能に配置
    されたプランジャをも備え、前記プランジャが、前記案内装置の長さに沿って移
    動可能であり、前記案内装置の端部から、前記取付手段により配置された前記ノ
    ズルの入口内に延出可能である、請求項1記載のノズル。
  14. 【請求項14】 前記ノズルの通路内に提供される予め決められた量の液体
    歯科材料、および前記量の液体歯科材料と前記入口との間の前記ノズルの通路内
    に摺動可能に配置されるピストンとさらに組み合わされ、前記プランジャが前記
    ノズルの前記通路内へ、前記通路を部分的に貫通して延出することにより、前記
    ピストンが、前記通路内の前記量の液体歯科材料を前記出口に向かって移動させ
    るように、前記ピストンが前記駆動体の前記プランジャに係合する表面を有する
    、請求項13記載の組合せ。
  15. 【請求項15】 前記ノズルを前記駆動体に取り付けて、前記プランジャが
    前記駆動体の前記案内装置の端部から十分に延出すると、前記プランジャの前記
    尖った先端が前記シールを穿孔するように、前記ノズルが、前記ノズルの入口端
    部にシールを備え、前記駆動体の前記プランジャが尖った先端を有する、請求項
    14記載の組合せ。
  16. 【請求項16】 前記ノズルの通路内に提供される予め決められた量の液体
    歯科材料、および前記量の液体歯科材料と前記入口との間の前記ノズルの通路内
    に摺動可能に配置されるピストンと組み合わされ、前記駆動装置により、前記ピ
    ストンが前記通路内の前記量の液体歯科材料を前記出口に向かって移動させるよ
    うに、駆動体に取り付けた時に、前記ピストンが前記駆動体の駆動装置に係合す
    るように配置される表面を有する、請求項1記載のノズル。
  17. 【請求項17】 予め決められた量の液体材料が内部に保管される複数のノ
    ズル用のパッケージ構成であって、 ある量の液体材料を内部に有する複数のノズルであって、前記ノズルが、前記
    液体材料を処置部位に分配および塗布できるように駆動体に取り付けられ、各々
    のノズルが、その一方の端部の入口から他方の端部の先端まで画定された通路を
    有し、前記入口が、前記駆動装置を駆動体に取り付けた時に、前記駆動装置が前
    記ノズル内の前記通路に接近する手段を提供し、前記通路が、前記予め決められ
    た量の液体材料を収容するサイズであり、前記出口が、液体材料を前記通路から
    分配することを可能にするノズルと、 複数のキャビティを有する保管ブロックであって、前記ノズルが前記保管ブロ
    ック内に取外し可能に配置されて、前記保管ブロックとともに全体的に効果的な
    シールを形成し、前記液体材料を比較的長期間にわたって前記ノズルの前記通路
    内に保管することを可能にする保管ブロックと、 を含むパッケージ構成。
  18. 【請求項18】 各々のノズルが前記保管ブロックのキャビティ内で開くよ
    うに、前記ノズルが各々先端に出口を備える、請求項17記載のパッケージ構成
  19. 【請求項19】 前記出口より大きい前記先端の表面領域により、液体材料
    を処置部位に塗布することができるように、前記ノズルが各々、前記出口が貫通
    する前記先端の表面の少なくとも一部分上に液体歯科材料を分散させる液体塗布
    機構を前記ノズルの先端に備える、請求項18記載のパッケージ構成。
  20. 【請求項20】 各々のノズルの前記液体塗布機構が、前記ノズル先端の球
    状部分上に房状の繊維を含む、請求項19記載のパッケージ構成。
  21. 【請求項21】 各々のキャビティ内の前記保管ブロックの内側部分がノズ
    ルの中間の外側表面部分に接触して第1シールを形成するように、各々のキャビ
    ティのサイズが作られる、請求項18記載のパッケージ構成。
  22. 【請求項22】 各々のキャビティ内の前記保管ブロックの外側部分が、ノ
    ズル中間の外側表面部分より前記入口に近いノズルのもう1つの外側表面部分に
    接触して第2シールを形成するように、各々のキャビティのサイズも作られる、
    請求項21記載のパッケージ構成。
  23. 【請求項23】 各々のキャビティが、外側ボア部分および内側ボア部分に
    より画定され、前記外側ボア部分が、前記キャビティ内の前記内側ボア部分に至
    る開口部より大きい開口部を前記保管ブロックの表面を貫通して形成し、前記内
    側ボア部分に至る前記開口部が、ノズルとともに前記第1シールを形成する前記
    保管ブロックの前記内側部分により画定される、請求項22記載のパッケージ構
    成。
  24. 【請求項24】 各々のノズルが、前記第2シールの少なくとも一部を形成
    する前記ノズルの前記外面部分の外周部に沿って延在する肩状部をさらに備え、
    前記肩状部が、前記開口部が個々のキャビティの前記外側ボア部分により周囲に
    形成される前記保管ブロックの表面に接触するような寸法に作られる、請求項2
    3記載のパッケージ構成。
  25. 【請求項25】 各々のノズルが、液体歯科材料を歯科処置部位に塗布でき
    るとともに、液体歯科材料を歯科処置部位に塗布する時に、前記ノズル先端の少
    なくとも一部分上における液体歯科材料の分散を促進する液体塗布機構をノズル
    の先端に備え、各々のノズルの前記液体塗布機構が、前記ノズル先端上に房状の
    繊維を含み、各々のキャビティの前記内側ボア部分が、前記ノズル先端上の房状
    の繊維を破壊せずに前記ノズル先端を内部に配置できるようなサイズおよび形状
    に作られる、請求項24記載のパッケージ構成。
  26. 【請求項26】 予め決められた量の液体材料を内部に収容する複数のノズ
    ル用のパッケージ構成であって、 ある量の液体材料を内部に有する複数のノズルであって、前記ノズルが、前記
    液体材料を処置部位に分配および塗布できるように駆動体に取り付けられ、各々
    のノズルが、その一方の端部の入口から他方の端部の先端まで画定される通路を
    有し、前記入口が、前記駆動装置を駆動体に取り付けた時に、前記駆動装置が前
    記ノズル内の前記通路に接近する手段を提供し、前記通路が、前記予め決められ
    た量の液体材料を収容するサイズであり、前記出口が、液体材料を前記通路から
    分配することを可能にし、各々のノズルがまた、各々のノズルから延在する肩状
    部をノズルの入口と出口との間に有するノズルと、 複数のキャビティを有する保管ブロックであって、前記ノズルが、ノズルの肩
    状部が前記保管ブロックの表面に接触することにより、前記保管ブロックのキャ
    ビティ内における各ノズルの内側の位置を制限する各ノズルの肩状部により位置
    決めされるように、前記保管ブロック内に取外し可能に支持される保管ブロック
    と、 を含むパッケージ構成。
  27. 【請求項27】 前記ノズルが、前記保管ブロックの前記キャビティ内に取
    外し可能に配置され、前記保管ブロックとともに全体に効果的なシールを形成し
    、前記液体材料を比較的長期間にわたって前記ノズルの前記通路内に保管するこ
    とを可能にする、請求項26記載のパッケージ構成。
  28. 【請求項28】 各々のノズルが前記保管ブロックのキャビティ内で開くよ
    うに、前記ノズルが各々先端に出口を備える、請求項27記載のパッケージ構成
  29. 【請求項29】 前記出口より大きい前記先端の表面領域により、液体材料
    を処置部位に塗布することができるように、前記ノズルが各々、前記出口が貫通
    する前記先端の表面の少なくとも一部分上に液体歯科材料を分散させる液体塗布
    機構を前記ノズルの先端に備える、請求項28記載のパッケージ構成。
  30. 【請求項30】 各々のノズルの前記液体塗布機構が、前記ノズル先端の球
    状部分上に房状の繊維を含む、請求項29記載のパッケージ構成。
  31. 【請求項31】 各々のキャビティ内の前記保管部分の内側部分がノズルの
    中間の外側部分に接触して第1シールを形成するように、各々のキャビティのサ
    イズおよび形状が作られる、請求項28記載のパッケージ構成。
  32. 【請求項32】 各々のキャビティ内の前記保管ブロックの外側部分が、前
    記ノズル中間の外側表面部分より前記入口に近いノズルのもう1つの外側表面部
    分に接触して第2シールを形成するように、各々のキャビティのサイズも作られ
    る、請求項31記載のパッケージ構成。
  33. 【請求項33】 各々のキャビティが、外側ボア部分および内側ボア部分に
    より画定され、前記外側ボア部分が、前記キャビティ内の前記内側ボア部分に至
    る開口部より大きい開口部を前記保管ブロックの表面を貫通して形成し、前記内
    側ボア部分に至る前記開口部が、前記ノズルとともに前記第1シールを形成する
    前記保管ブロックの前記内側部分により画定される、請求項32記載のパッケー
    ジ構成。
  34. 【請求項34】 各々のノズルの前記肩状部が、前記第2シールの少なくと
    も一部を形成する前記ノズルの外側表面部分の外周部に沿って延在し、前記保管
    ブロックの個々のキャビティの外側ボア部分により周囲に前記開口部が形成され
    る前記保管ブロックの表面に接触するように、前記肩状部の寸法が作られる、請
    求項33記載のパッケージ構成。
  35. 【請求項35】 各々のノズルが、液体歯科材料を歯科処置部位に塗布でき
    るとともに、液体歯科材料を歯科処置部位に塗布する時に、前記ノズル先端の少
    なくとも一部分上における液体歯科材料の分散を促進する液体塗布機構をノズル
    の先端に備え、各々のノズルの前記液体塗布機構が、前記ノズル先端上に房状の
    繊維を含み、前記ノズル先端上の房状の繊維を破壊せずに前記ノズル先端を内部
    に配置できるように、各々のキャビティの前記内側ボア部分のサイズおよび形状
    が作られる、請求項34記載のパッケージ構成。
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