JPH10502399A - ポリスクシンイミド及びその誘導体の製造方法 - Google Patents

ポリスクシンイミド及びその誘導体の製造方法

Info

Publication number
JPH10502399A
JPH10502399A JP8503482A JP50348296A JPH10502399A JP H10502399 A JPH10502399 A JP H10502399A JP 8503482 A JP8503482 A JP 8503482A JP 50348296 A JP50348296 A JP 50348296A JP H10502399 A JPH10502399 A JP H10502399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
precursor
mixture
acid
ammonium
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8503482A
Other languages
English (en)
Inventor
バリノ,バーニイ
バツツエル,ダニエル・エー
Original Assignee
ドンラー・コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ドンラー・コーポレイション filed Critical ドンラー・コーポレイション
Publication of JPH10502399A publication Critical patent/JPH10502399A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/10Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08G73/1092Polysuccinimides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Polyamides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 前駆体又は不飽和化合物を含む反応体混合物を、重合を開始させるのに十分であり且つ脆性の固体を形成するのに十分である温度で、プレート型の反応器(14)の中で熱重合させることによって、ポリスクシンイミドを製造する。必要に応じて、こうして得たポリスクシンイミドを、ポリアスパラギン酸又はポリアスパラギン酸塩に加水分解することが可能である。前駆体は、モノマー又は重合可能な中間体を形成する反応体の混合物であることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリスクシンイミド及びその誘導体の製造方法 発明の分野 本発明は、ポリスクシンイミドとその誘導体の製造に係わる。更に特に、本発 明は、効率的な方法で前駆体モノマーを熱重合させることによるポリスクシンイ ミド又はその誘導体の製造に係わる。発明の背景 マレイン酸のアンモニア塩の熱重合によるポリスクシンイミドの調製方法が当 業で公知である。こうした方法の事例は、米国特許第4,839,461号(B oehmke)、米国特許第5,296,578号(Koskan他)、及び、 米国特許第5,288,783号(Wood)に開示されている方法である。し かし、マレイン酸アンモニウム化合物の熱重合が進むにつれて、反応体と反応生 成物の塊が極度に粘性になり、処理が事実上不可能になる。この結果として、重 合が不完全なものとなる。 本発明は、上記の問題点を克服し、そのプロセス中に撹拌が不要である製造方 法を提供する。発明の要約 重合を開始させ且つ脆性の固体を形成するのに十分な温度で、好ましくは約1 40℃から約350℃の範囲内の、更に好ましくは約185℃から約300℃の 範囲内の温度で、外部加熱プレート型の反応器の中で不飽和有機ポリスクシンイ ミド前駆体を熱重合させることによって、ポリスクシンイミドを高収率で製造す る。この前駆体がマレイン酸のアンモニウム塩であることが好ましい。しかし、 フマル酸のアンモニウム塩等のような他の前駆体を同様に使用することが可能で ある。 熱重合を、触媒の存在下で又はその存在なしに、連続プロセス、半連続プロセ ス、又は、バッチプロセスとして行うことが可能である。図面の簡単な説明 添付図面では、 図1は、本発明のプロセス全体を示す概略的なプロセスフローチャートである 。 図2から図11は、本発明で説明する一群の実験に関する加熱曲線であり、プ レート型反応器内における経過時間に応じた反応体温度を示す。好ましい実施様態の詳細な説明 本発明の目的に適したポリスクシンイミド前駆体は、市販入手可能である不飽 和有機酸もしくはその塩、又は、例えば無水マレイン酸もしくはマレイン酸をア ンモニアもしくは水酸化アンモニウムと反応させることによって調製可能な不飽 和有機酸もしくはその塩である。様々なこうした調製方法が当業で公知である。 しかし、現在までのところ、この前駆体のポリスクシンイミドへの熱重合は、取 り扱いが困難であり且つ熱重合副産物の効率的な放出を妨げる非常に粘性が高い 中間体が形成されるために、僅かな商業的な成功しか収めていない。一方、本発 明の方法は、こうしたプロセス上の問題点を最小限にし、且つ、プレート型反応 器を使用して高収率で熱重合生成物(即ち、ポリスクシンイミド)を容易に回収 することを可能にする。 具体的に述べれば、従来の方法の何れかによって調製したポリスクシンイミド 前駆体を、プレート上の厚さ約2インチ(約5cm)以下の比較的薄い層として 、一般的には固体熱伝達表面と緊密接触している状態で、高温反応区域内を通過 させる。この前駆体は、重合を開始させ且つ脆性の固体を形成するのに十分な温 度、即ち、好ましくは約140℃から約350℃の範 囲内の温度の上記高温反応区域内に、約15分間から約5時間の範囲内の時間、 好ましくは約30分間から約120分間の範囲内の時間に亙って保持される。 熱重合触媒が存在しない場合には、更に好ましい温度範囲は、約60分間で、 約185℃から約300℃であり、最も好ましくは約250℃である。 本発明の熱重合方法は、マレイン酸のアンモニウム塩、リンゴ酸のアンモニウ ム塩、フマル酸のアンモニウム塩、マレアミド酸のアンモニウム塩、イタコン酸 のアンモニウム塩、シトラコン酸のアンモニウム塩、及び、これらの混合物であ る前駆体を使用するのに特に適している。こうした塩の例は、マレイン酸一アン モニウム、マレイン酸二アンモニウム、フマル酸一アンモニウム、フマル酸二ア ンモニウム、マレアミド酸一アンモニウム、及び、上記の誘導体である。 これに加えて、ポリスクシンイミドの形に重合させることが可能な一つ以上の 中間体を形成する反応体混合物から、熱重合ポリスクシンイミドを誘導すること が可能である。こうした混合物の例は、無水マレイン酸と炭酸アンモニウム、無 水シトラコン酸と炭酸アンモニウム、無水イタコン酸と炭酸アンモニウ ム、無水マレイン酸とアスパラギン、無水シトラコン酸とアスパラギン、無水イ タコン酸とアスパラギン、無水マレイン酸とマレアミド酸アンモニウム、無水シ トラコン酸とマレアミド酸アンモニウム、無水イタコン酸とマレアミド酸アンモ ニウム、無水マレイン酸とアスパラギン酸一アンモニウム、無水シトラコン酸と アスパラギン酸一アンモニウム、無水イタコン酸とアスパラギン酸一アンモニウ ム、マレイン酸と炭酸アンモニウム、シトラコン酸と炭酸アンモニウム、イタコ ン酸と炭酸アンモニウム、マレイン酸とアスパラギン、シトラコン酸とアスパラ ギン、イタコン酸とアスパラギン、マレイン酸とマレアミド酸アンモニウム、シ トラコン酸とマレアミド酸アンモニウム、イタコン酸とマレアミド酸アンモニウ ム、マレイン酸とアスパラギン酸一アンモニウム、シトラコン酸とアスパラギン 酸一アンモニウム、イタコン酸とアスパラギン酸一アンモニウム、リンゴ酸と炭 酸アンモニウム、リンゴ酸とアスパラギン、リンゴ酸とマレアミド酸アンモニウ ム、リンゴ酸とアスパラギン酸一アンモニウム、フマル酸と炭酸アンモニウム、 フマル酸とアスパラギン、フマル酸とマレアミド酸アンモニウム、フマル酸とア スパラギン酸一アンモニウム等である。 高温反応区域は炉又はオーブンであることが可能であり、上記前駆体を、プレ ート型反応器(例えば、トレー)上の反応塊の比較的薄い層として、連続移動コ ンベアベルト(ステンレススチール又は耐熱複合材料)によって、又は、他の任 意の適切な手段によって、この炉又はオーブンの中に送り込み、重合が生じるの に十分な温度に加熱する。この炉の雰囲気は不活性気体であるか、又は、必要に 応じて、アンモニアを多く含ませることが可能である。高温反応区域内のプロセ ス圧力は大気圧であるか又は大気圧より低い圧力であることが可能である。 重合温度に達した時に、反応塊が泡立ち始め、重合副産物(例えば、水)を放 出する。反応区域内で得られる熱重合生成物は、容易に回収が可能な脆性の塊で あり、使用のために、又は、ポリアスパラギン酸もしくはその塩への加水分解の ために、公知の方法で容易に所期の粒径に粉砕することが可能である。 本発明の方法は、比較的安価な装置内でポリスクシンイミドへの重合を迅速に 完了させるために必要な入熱を可能にする。ポリスクシンイミドの前駆体が固体 であるので、粉末、スラリー、又は、ペーストとして熱伝達表面上の比較的薄い 層の形に広げた後で加熱して反応体の融成物を容易に形成することがで き、極めて有利である。含水量はこの目的に関してはあまり重要ではない。この 薄層は、混合を必要とせずに、所期の熱を伝達するための十分な表面を与える。 これに加えて、重合反応が完了すると、反応体の薄層が膨張した(expanded)脆 性の多孔質の塊となり、この塊は、熱伝達表面から取り外すことが容易であるば かりでなく、加水分解反応器に容易に送り込むことが可能な自由流動粉末の形に 容易に粉砕される。反応体と混合物の温度が上昇するにつれて、反応体が融成物 となる。従って、熱伝達のために反応体を撹拌する必要がないので、反応体を撹 拌する手間が省ける。下方の熱伝達表面による加熱及び、放射伝熱、熱伝導及び /又は対流による上方の反応塊自体の加熱との両方によって、十分な熱伝達が提 供される。これは、焼成又は硬化に使用するような連続ガス燃焼炉を使用するこ とによって最も容易に且つ経済的に実現することが可能である。 本発明の方法の実施様態の1つでは、炉の入口においてポリスクシンイミド前 駆体を連続ベルト等の上に広げ、その後で、ガス燃焼又は類似の手段によって加 熱した反応区域の中に入れる。このベルトの速度を、反応区域内にベルトがある 間に重合反応が完了するように調節する。その後、得られたポリスクシ ンイミド生成物の温度を下げ且つベルトからの生成物の分離を補助するために空 気又は水の噴射を使用することが可能である冷却区域の中に、ポリスクシンイミ ド生成物を送り込む。 図1に示すように、ポリスクシンイミド前駆体原材料を、ステンレススチール 製コンベアベルトのようなコンベア12上にデポジットさせ、この原材料に高温 反応区域を与える炉14の中を通過させる。こうして生成したポリスクシンイミ ドをコンベア12から取り除き、粉砕機16内で所期の粒径にする。ポリアスパ ラギン酸又はポリアスパラギン酸の塩への変換が必要である時には、加水分解器 18でポリスクシンイミドを加水分解する。 上記の連続式の実施様態に加えて、上記前駆体を連続チェーン上のトレーに給 送した後で、そのトレーを高温オーブン内を通過させることによって、本発明の 方法を実行することも可能である。反応器炉又はオーブンの下流末端でトレー上 に水又は空気を噴射することによって、生成したポリスクシンイミドの冷却を行 うことが可能である。トレーはオーブンから出る時に逆さにされ、連続チェーン の下側に位置する形でオーブンの上流部分に戻る。 これに加えて、本発明の方法をバッチ式オーブン中で行うことも可能である。 この実施様態では、前駆体をトレー上に上記の所期の厚さに広げる。このトレー をラック上に置いて動かし、高温オーブンの中に送り込む。重合完了時にオーブ ンを止め、得られたポリマーを冷却し、トレーから取り出し、所期の粒径に粉砕 する。 こうして得たポリスクシンイミドを、好ましくはアルカリ金属水酸化物(例え ば、水酸化ナトリウム等)を使用して、塩基加水分解(base hydrolysis)し、 ポリアスパラギン酸又はポリアスパラギン酸塩を得ることができる。単純な反応 ではないが、塩基加水分解は、一般的に、加水分解のための最適温度が約70℃ であるアレニウスプロフィルに従う。 加水分解を行うために、激しく混合して固体を湿潤させることによって、ポリ スクシンイミドの水中懸濁液を調製した。タンクカー苛性アルキル(Tank car caustic)が好ましい加水分解塩基であり、添加速度を管理しな がら上記懸濁液に加えた。懸濁液のpH値が平均的に約9.5に保たれ且つ温度 が約80℃を越えないように、加水分解反応を監視した。加水分解に使用する塩 基の量は、存在するポリスクシンイ ミドを基準として化学量論量以上である。約40重量%から約45重量%の好ま しい範囲内の固体を使用して、約5重量%から約50重量%の溶液濃度(soluti on strength)を得る。 下記の実施例によって本発明を更に詳細に説明する。実施例1: 乾燥マレイン酸一アンモニウムの合成 沈殿による単離 無水マレイン酸ブリケット(400.64g、4.09mol)を小片に粉砕 し、反応容器(2L)中にいれた。水(600mL)を反応容器に加え、懸濁液 とした。反応容器を氷浴中に浸した。懸濁液の温度が約13℃になるまで懸濁液 を機械式撹拌装置で撹拌した。その次に、水性アンモニア(29.8%w/w、 256.22g、4.48molアンモニア)を2.5時間に亙って撹拌反応体 に滴状に加えた。反応内容物の温度を約5℃から約15℃の範囲内に維持した。 アンモニアの添加の完了後に、反応体を室温に温めた。その結果得た懸濁液を濾 過し、回収した固体を空気乾燥させた。酸性の炉液(約pH4)を減圧下で濃縮 し、その結果得た懸濁液を濾過した。こうして得た固体を空気乾燥させた。炉液 体積は150 mLだった。2つの空気乾燥固体を組み合わせ、更に乾燥させ(40℃、3時間 )、無色の結晶を得た(352.8g)。生成物であるマレイン酸一アンモニウ ムをTLC(1:5MeOH:EtOAc、ポリグラム(Polygram)S iO2、Rf 0.09)と赤外分光とで確認した。この生成物を水中に溶解し てリトマス試験を行い、酸性の結果を得た。カールフィッシャー(Karl F isher)滴定は、生成物が0.1%w/wの水分を含むことを示した。水酸 化ナトリウム滴定は、生成物がマレイン酸一アンモニウム96%とマレイン酸二 アンモニウム4%を含むことを示した。実施例2: 噴霧乾燥による乾燥マレイン酸一アンモニウムの単離 実施例1で説明した様なマレイン酸一アンモニウム(152g)を含む濃縮炉 液を水で希釈し、500mLの最終体積(0.304g/mL)を得た。その溶 液を市販の噴霧乾燥器(Buchi Mini)噴霧器流量設定「800」、吸 引器設定「wide open」)で乾燥させ、無色の粉末を得、この粉末がマ レイン酸一アンモニウムであることを確認した。 設定条件と回収率を表1に示す。 実施例3: 湿潤マレイン酸一アンモニウムの合成 沈殿による単離 脱イオン水(21.8kg)を冷却した20ガロンのジャケットを装備した反 応器に加えた。その後で、粉砕した無水マレイン酸粉末(21.8kg、222 .28mol)を反応器に加えた。その結果得た懸濁液を機械式撹拌装置で撹拌 し、15℃に冷却した。その後で、水性アンモニア(30%w/w、 14.08kg、244.89mol)を、ディップチューブ(dip tube)を使 用して、1時間に亙って、撹拌した反応内容物にゆっくりと加えた。この添加作 業中は、反応器の内容物の温度を30℃未満に維持した。アンモニア添加の完了 後に、得られた懸濁液を濾過した。湿潤固体をドラム内に保存した。上記手順を 使用して更に別の3つの実験を行い、その固体を第1の実験から得た固体と組み 合わせた。これら4つの実験全てから得た湿潤固体を2日間空気乾燥させ、湿っ た無色の生成物(56.3kg)を得た。TLC(1:5 MeOH:EtOA c、ポリグラム(Polygram)SiO2、Rf0.09)によって生成物 がマレイン酸一アンモニウムであることを確認し、カールフィッシャー(Kar l Fisher)滴定によって、10重量%の水分を含むことが明らかになっ た。得られた生成物の水酸化ナトリウム滴定によって、生成物がマレイン酸一ア ンモニウム93.4%とマレイン酸二アンモニウム6.6%を含むことを確認し た。実施例4: マレイン酸二アンモニウムの合成 無水マレイン酸(158.94g、1.62mol)と水(150mL)とを 1リットルフラスコ内で組み合わせて撹拌 し、懸濁液を得た。氷浴を使用して懸濁液を10℃に冷却した。その後で、水性 アンモニア(29.7%w/w、205.0g、3.57mol)を1時間に亙 って混合物に加え、得られた溶液を室温にした。その溶液を回転蒸発し(−80 KPa減圧、70℃)、湿った固体を得、この固体をアセトンで2回洗浄し(1 回につきアセトン300mLを使用)、空気乾燥させ、非常に淡いピンク色の固 体を得た(210.48g)。この生成物を水に溶かしてリトマス試験したとこ ろ、中性のpHを示した。カールフィッシャー(Karl Fisher)滴定 により、生成物が1.8%w/wの水分を含むことを確認した。実施例5−25: 層重合(Layer Polymerization)によるポリスクシンイミド の合成 全般的手順: 底部に加熱コイルを備えたKenmore対流オーブンを、予 め決定した表示温度設定値に予熱した。この予熱中に、3つのアルミニウム皿( aluminum pans)(28.5×10.5×2cm(長さ×幅×高さ))の中に、 上記実施例で説明したマレイン酸アンモニウム塩を入れた。これらの実験の幾つ かでは、上記塩を収容したアルミニウム皿の内側底部表面の温度を、特殊表面熱 電対プローブ(Omega Scientific、モデル CO1、タイプK)を使用して測定した。3つ の皿を、オーブン内の同一のラック上に互いに隣り合わせて置いた。加熱コイル の上方のラックの高さは13cmだった。オーブンの温度を、各々の皿の内容物 の表面の真上(約3cm)に配置した熱電対プローブ(タイプK)で測定した。 3つの皿の各々の真上の温度には大きな変化がなかった。予め決めた反応時間の 間、これらの皿をオーブン内に置いた。予め決めた反応時間に達すると、3つの 皿をオーブンから直ぐに取り出し、室温に冷やし、生成物を粉砕して微粉末にし 、重量を測定した。 サイズ排除クロマトグラフィーによって生成物の分子量を分析した。この手順 では、生成物(0.5g)を水酸化ナトリウム溶液(1N、5.2mL)と組み 合わせ、撹拌して溶液を得た。この溶液の一部分(1.0g)をリン酸カリウム 二塩基溶液(0.1M、5.5g)と組み合わせた。その結果得た混合物を0. 45μmフィルタ(ナイロン)を通して濾過し、機器分析を行った。機器構成は 、(1)HPLCポンプ(Shimadzu model LC−10AD)、 (2)被検体(analyte)を0.4mL/分の速度で搬送する移動相 (0.05M KH2PO4溶液)、(3)2つのサイズ排除クロマトグラフィー カラム(SynChropak GPC100、GPC 500)、及び、(4 )紫外光(220nm)検出器から成った。狭い分子量分布のポリアクリル酸ナ トリウム標準(Polysciences,Inc.)を使用して機器を標定し た。重量平均(Mw)分子量と数平均(Mn)分子量を、データ処理システム( Hitachi D−2520 GPC積分器)でアルゴリズムを使用して得た 。 実施例5−25における重合反応の各々に関する条件と結果を、下記の表2に 示す。 実施例5−25の加熱曲線及び/又はオーブン温度データを次のように図2− 8に示す。 実施例5−7 図2 実施例8−10 図3 実施例11−13 図4 実施例14−16 図5 実施例17−19 図6 実施例20−22 図7 実施例23−25 図8実施例5−25の説明 実施例5−7 図2は、マレイン酸一アンモニウムを収容した皿の真上の温度を示す。このデ ータから分かるように、実験全体を通して各皿の上方の温度は均一だった。 表2のデータは、充填量の増大につれてMwが減少することを明瞭に示す。こ のデータは、充填量の増大につれて損失重量が減少することも示す。相対的によ り少ない充填量が、実質的に一定の熱伝達において相対的により短い時間で完全 な変換が生じることを容易にする。実施例8−10 図3は、実施例8−10における皿の上方の温度を示す。3つの皿の各々の上 方の温度は均一であり、オーブンが均一な加熱環境を与えるという結論を裏付け る。 図3は、実施例10に対応する皿の中の温度も示す。得られた曲線は、4つの 異なった部分を有する。第1の部分は急速な温度上昇の領域である。曲線の第2 の部分は、より緩慢な温度上昇の領域である。この第2の部分は、出発モノマー からの結合遊離水(free waters of association)の分離に相当する可能性があ る。曲線の第3の部分は、より急速な温度上昇の領域である。この第3の領域は 、重合反応が始まる時点に相当する可能性がある。曲線の第4の部分は、より緩 慢で均一な温度増加の領域である。この領域は、イミド化(imidization)の水 が生じて反応が完了する時点に相当する可能性がある。 表2からのデータは、充填量の増加につれてMwが減少することを明らかに示 す。このデータは、充填量の増加につれて損失重量が減少することも示す。相対 的順序は、充填量の減少につれて熱伝達の速度が増大することに起因する。実施例11−13 図4は、実施例11−13に関する加熱曲線を示す。このデ ータに示されるように、最少の充填量(0.25g/cm2、実施例11)のサ ンプルが、より高い充填レベルを含むサンプル(実施例12、13)よりも加熱 曲線の4つの領域により早く達した。従って、表2から、実施例11の生成物に おいて得たMwが、他の2つの実施例の生成物の場合に得たMwよりも大きい。実施例14−16 図5は、実施例14−16からのサンプルの加熱速度の差異を明瞭に示す。加 熱速度は充填量の増大につれて減少し、この場合も同様に熱伝達の差異に起因す る。実施例5−16の要約 実施例5−16に関するデータ(表2)は、オーブン温度の上昇と充填量の減 少とにつれてMwが増加することを明瞭に示している。実施例17−19 図6は、3つの充填量に関する標準的な4領域加熱曲線を示す。205℃の表 示オーブン温度で1時間に亙って生じさせたこれらの反応は、充填量の減少につ れてMwが増大することを示している。上記のように、205℃の表示オーブン 温度で 0.5時間に亙って実施した実施例8−10でも同様の傾向が得られる。2つの データセットの間の差異は、実施例17と実施例18の間のMwの差異が実施例 8と実施例9の間のMwの差異よりも小さいということだった。この差異は、よ り長い反応時間に起因すると考えられる。実施例20−22 図7は、充填量がより少ない2つの場合(実施例20、21)には最終オーブ ン温度に達したが、最大の充填量(実施例22)の場合には最終オーブン温度に 達しなかったことを示している。これらの実施例の生成物の間のMwの差異は、 実施例11−13の生成物の間で得られるMwの差異よりも著しく小さい。こう した場合にも同様に、この差異は、より長い反応時間に起因すると考えられる。実施例23−25 図8は、乾燥マレイン酸二アンモニウム(実施例23)、乾燥マレイン酸一ア ンモニウム(実施例24)、及び、湿潤マレイン酸一アンモニウム(実施例25 )の場合に得られる加熱曲線の間の差異を示す。 マレイン酸二アンモニウム(実施例23)の反応に関する加 熱曲線は、時間の経過に応じた温度の直線的増大から成る。乾燥マレイン酸一ア ンモニウム(実施例24)の曲線は、両者とも上述の4つの領域の外観を有する という点で、湿潤マレイン酸一アンモニウム(実施例25)の曲線に類似してい る。 実施例23の生成物の赤外スペクトルによって、その生成物がポリスクシンイ ミドであることを確認したが、そのMw(1266)は、両方の一アンモニウム 塩に関して得られたMw(実施例24では1588、実施例25では1618) よりも小さかった。他の差異は、実施例23における発泡の度合いが、他の実施 例における発泡の度合いの少なくとも10倍の大きさであったことだった。実際 に、実施例23では、反応に使用した皿が大量にオーバーフローし、一方、他の 2つの実施例の内容物は反応皿の中に留まった。存在した過剰当量のアンモニア が、実施例23における著しい膨張を生じさせたとも考えられる。 湿潤マレイン酸一アンモニウムと乾燥マレイン酸一アンモニウムとの間の加熱 曲線の比較によって、乾燥出発材料が湿潤出発材料よりも早く最終反応温度に達 したことが明らかである。両方の生成物に関して得たMwは殆ど同一であり、こ のことは、 これらの実施例で使用した反応条件と充填量に関して、出発材料の含水量は重要 ではないということを示している。実施例26−28: マレイン酸一アンモニウムの層重合 この実験の目的は、長時間に亙って低温度で反応を生じさせることが、熱分解 を最小限に留めながら高分子量のポリスクシンイミドを得ることを可能にするか どうかを決定することだった。この実験の結果(表3及び表2実施例6)は、2 時間の反応時間でMwが横ばい状態になることを示している。得られたこれらの Mwは、より短時間でより高温度の実験(実施例21を参照されたい)の場合よ りも依然として小さい。使用した方法は、上記実施例5−25の方法と同じだっ た。 これらの実施例に関する加熱曲線を図9に示す。実施例29−31 マレイン酸一アンモニウムの重合 高充填量 実施例3の生成物を、これらの実施例のための出発材料として使用した。出発 材料の含水率は8.5%(w/w)だった。実施例29と実施例30に使用した 全般的方法は、実施例5−25に使用した方法と同一だった。実施例31に使用 した方法は、この実施例31では寸法(直径12cm、高さ6cm)を有する円 形ガラス皿を長方形アルミニウム皿の代わりに使用したことを除いて、実施例5 −25に使用した方法と同一だった。 これらの実施例に関する加熱曲線を図10に示す。実施例31の場合の温度上 昇速度は、実施例29と実施例30の場合の温度上昇速度よりも早かった。従っ て、実施例31の場合のMwと損失重量%は、実施例29の場合のMwと損失重 量%よりも大きかった。この理由は明らかではないが、この観察結果は、異なっ た形状の2つの容器の中の出発材料の充填体積の差異、2つの容器の材料の間の 熱伝導率の差異、又は、反応中間体と生成物との混合の差異を生じさせる容器壁 高さの差異とに起因する可能性があった。実施例32: 撹拌反応器内でのマレイン酸一アンモニウムの重合からの結果 実施例3の方法と同じ方法を使用して調製したが水分9.2%(w/w)を含 むマレイン酸一アンモニウム(200.0g)を、機械式撹拌装置を装着したス テンレススチール製反応器(容積1200mL)内に充填した。粉末化した出発 材料を反応容器内で撹拌した。反応器を室温の油浴中に入れた。この油浴の温度 を約1時間で約240℃に上昇させ、この温度に1時間維持し、その後で200 ℃に20分間冷却し、更にその後で油浴から取り出し、室温に冷却した。反応器 内部の温度も 記録した。加熱曲線とデータを図11に示す。 上記加熱段階(約160℃の内部温度)に入って0.75時間から1時間が経 過した後に、撹拌装置が完全に停止した。その後で、粘性の反応器内容物が発泡 し始めた。粘性の発泡体が反応器の最上部の蓋からオーバーフローした。加熱段 階に入って1.25時間が経過した時点で、反応器内容物の発泡が止まり、粘着 性の塊が形成された。加熱が完了した後では、反応器内容物は、反応器の全体積 を占める不均一な混合物だった。この混合物は、粘着性のガラスである領域と、 脆性の発泡体状の固体である領域とを含んだ。この内容物を乳鉢の中で粉砕して 粉末にし、重量を測定し(132.5g)、実施例5−25で説明した通りにサ イズ排除クロマトグラフィーで分析し、1158のMw、402のMn、及び、 2.9のMw/Mnを得た。 この実施例は、撹拌した反応器内で熱重合を行うことが実用的ではないという ことを実証している。 上記の実施例とその関連の説明は、本発明の説明を目的とするものであるにす ぎず、本発明を限定するものと理解されてはならない。本発明の思想と範囲に含 まれる更に別の変形例 が可能であり、こうした変形例は当業者には容易に明らかだろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 不飽和で、且つ熱重合可能なポリスクシンイミド前駆体をプレート型の反 応器上にデポジットさせ、重合を開始させるのに十分な温度の高温反応区域の中 を、脆性の固体を形成するのに十分な時間に亙って、デポジットさせた前記前駆 体を通過させ、その後で、前記反応器から熱重合ポリスクシンイミドを回収する ことを含む、ポリスクシンイミドの製造方法。 2. 前記反応区域が、約140℃から約350℃の範囲内の温度であり、前記 前駆体を約2インチ以下の厚さの層としてデポジットさせ、且つ、デポジットさ せた前記前駆体の層が、約15分間から約5時間の範囲内の時間に亙って前記高 温区域内に存在する請求項1に記載の方法。 3. 前記温度が約185℃から約300℃の範囲内である請求項1に記載の方 法。 4. 前記前駆体が、無水マレイン酸と炭酸アンモニウムの混合物である請求項 1に記載の方法。 5. 前記前駆体が、無水シトラコン酸と炭酸アンモニウムの混合物である請求 項1に記載の方法。 6. 前記前駆体が、無水イタコン酸と炭酸アンモニウムの混合物である請求項 1に記載の方法。 7. 前記前駆体が、無水マレイン酸とアスパラギンの混合物である請求項1に 記載の方法。 8. 前記前駆体が、無水シトラコン酸とアスパラギンの混合物である請求項1 に記載の方法。 9. 前記前駆体が、無水イタコン酸とアスパラギンの混合物である請求項1に 記載の方法。 10. 前記前駆体が、無水マレイン酸とマレアミド酸アンモニウムの混合物で ある請求項1に記載の方法。 11. 前記前駆体が、無水シトラコン酸とマレアミド酸アンモニウムの混合物 である請求項1に記載の方法。 12. 前記前駆体が、無水イタコン酸とマレアミド酸アンモニウムの混合物で ある請求項1に記載の方法。 13. 前記前駆体が、無水マレイン酸とアスパラギン酸一アンモニウムの混合 物である請求項1に記載の方法。 14. 前記前駆体が、無水シトラコン酸とアスパラギン酸一アンモニウムの混 合物である請求項1に記載の方法。 15. 前記前駆体が、無水イタコン酸とアスパラギン酸一ア ンモニウムの混合物である請求項1に記載の方法。 16. 前記前駆体が、マレイン酸と炭酸アンモニウムの混合物である請求項1 に記載の方法。 17. 前記前駆体が、シトラコン酸と炭酸アンモニウムの混合物である請求項 1に記載の方法。 18. 前記前駆体が、イタコン酸と炭酸アンモニウムの混合物である請求項1 に記載の方法。 19. 前記前駆体が、マレイン酸とアスパラギンの混合物である請求項1に記 載の方法。 20. 前記前駆体が、シトラコン酸とアスパラギンの混合物である請求項1に 記載の方法。 21. 前記前駆体が、イタコン酸とアスパラギンの混合物である請求項1に記 載の方法。 22. 前記前駆体が、マレイン酸とマレアミド酸アンモニウムの混合物である 請求項1に記載の方法。 23. 前記前駆体が、シトラコン酸とマレアミド酸アンモニウムの混合物であ る請求項1に記載の方法。 24. 前記前駆体が、イタコン酸とマレアミド酸アンモニウムの混合物である 請求項1に記載の方法。 25. 前記前駆体が、マレイン酸とアスパラギン酸一アンモニウムの混合物で ある請求項1に記載の方法。 26. 前記前駆体が、シトラコン酸とアスパラギン酸一アンモニウムの混合物 である請求項1に記載の方法。 27. 前記前駆体が、イタコン酸とアスパラギン酸一アンモニウムの混合物で ある請求項1に記載の方法。 28. 前記前駆体が、リンゴ酸と炭酸アンモニウムの混合物である請求項1に 記載の方法。 29. 前記前駆体が、リンゴ酸とアスパラギンの混合物である請求項1に記載 の方法。 30. 前記前駆体が、リンゴ酸とマレアミド酸アンモニウムの混合物である請 求項1に記載の方法。 31. 前記前駆体が、リンゴ酸とアスパラギン酸一アンモニウムの混合物であ る請求項1に記載の方法。 32. 前記前駆体が、フマル酸と炭酸アンモニウムの混合物である請求項1に 記載の方法。 33. 前記前駆体が、フマル酸とアスパラギンの混合物である請求項1に記載 の方法。 34. 前記前駆体が、フマル酸とマレアミド酸アンモニウム の混合物である請求項1に記載の方法。 35. 前記前駆体が、フマル酸とアスパラギン酸一アンモニウムの混合物であ る請求項1に記載の方法。 36. アンモニウム塩であるポリスクシンイミド前駆体の層を高温反応区域の 中を通過させることを含み、前記反応区域が約140℃から約350℃の範囲内 の温度であり、前記層が約2インチ以下の厚さであり、且つ、前記層が約15分 間から約120分間の範囲内の時間に亙って前記高温区域内に存在する、ポリス クシンイミドの製造方法。 37. 前記反応区域を約185℃から約300℃の範囲内の温度に維持する請 求項36に記載の方法。 38. 前記反応区域が約250℃の温度であり、前記層が約60分間に亙って 前記反応区域内に存在する請求項36に記載の方法。 39. 前記前駆体がマレイン酸のアンモニウム塩である請求項36に記載の方 法。 40. 前記マレイン酸のアンモニウム塩がマレイン酸一アンモニウムである請 求項39に記載の方法。 41. 前記マレイン酸のアンモニウム塩がマレイン酸二アン モニウムである請求項36に記載の方法。 42. 前記前駆体がマレアミド酸一アンモニウムである請求項36に記載の方 法。 43. 前記前駆体がフマル酸のアンモニウム塩である請求項36に記載の方法 。 44. 前記層が、前記反応区域内に存在する時に、固体熱伝達表面と緊密接触 している請求項36に記載の方法。 45. 前記層が、約30分間から約120分間の範囲内の時間に亙って前記反 応区域内に存在する請求項36に記載の方法。 46. 生成したポリスクシンイミドを加水分解する請求項1に記載の方法。 47. 前記ポリスクシンイミドをポリアスパラギン酸塩に塩基加水分解する請 求項46に記載の方法。
JP8503482A 1994-06-28 1995-06-28 ポリスクシンイミド及びその誘導体の製造方法 Pending JPH10502399A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/267,445 US5681920A (en) 1994-06-28 1994-06-28 Process for production of a polysuccinimide and derivatives thereof
US267,445 1994-06-28
PCT/US1995/008365 WO1996000744A1 (en) 1994-06-28 1995-06-28 Process for production of a polysuccinimide and derivatives thereof

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10502399A true JPH10502399A (ja) 1998-03-03

Family

ID=23018804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8503482A Pending JPH10502399A (ja) 1994-06-28 1995-06-28 ポリスクシンイミド及びその誘導体の製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5681920A (ja)
EP (1) EP0767808B1 (ja)
JP (1) JPH10502399A (ja)
BR (1) BR9508128A (ja)
DE (1) DE69520500T2 (ja)
MX (1) MX9606461A (ja)
WO (1) WO1996000744A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5981691A (en) * 1997-04-23 1999-11-09 University Of South Alabama Imide-free and mixed amide/imide thermal synthesis of polyaspartate
US6365706B1 (en) 2000-06-21 2002-04-02 Mississippi Chemical Corporation Process for production of polyasparagine and the high nitrogen content polymer formed thereby
CN109824893A (zh) * 2019-01-11 2019-05-31 吉林省产品质量监督检验院(吉林省农产品认证中心) 多空隙聚琥珀酰亚胺的制备方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3728797A (en) * 1971-11-16 1973-04-24 Wyssmont Co Inc Apparatus and methods for heat treating materials and incinerating vaporous off-products
DE3626672A1 (de) * 1986-08-07 1988-02-11 Bayer Ag Polyasparaginamidsaeure
US5221733A (en) * 1991-02-22 1993-06-22 Donlar Corporation Manufacture of polyaspartic acids
US5315010A (en) * 1991-02-22 1994-05-24 Donlar Corporation Polyaspartic acid manufacture
US5288783A (en) * 1992-05-14 1994-02-22 Srchem Incorporated Preparation of salt of polyaspartic acid by high temperature reaction
US5380817A (en) * 1992-07-10 1995-01-10 Rohm And Haas Company Process for preparing polysuccinimides from aspartic acid
US5319145A (en) * 1992-07-10 1994-06-07 Rohm And Haas Company Method for preparing polysuccinimides with a rotary tray dryer
US5319030A (en) * 1992-07-23 1994-06-07 Chevron Research And Technology Company One-step process for the preparation of alkenyl succinic anhydride
US5286799A (en) * 1992-07-23 1994-02-15 Chevron Research And Technology Company Two-step free radical catalyzed process for the preparation of alkenyl succinic anhydride
US5219952A (en) * 1992-09-18 1993-06-15 Donlar Corporation Production of high molecular weight polysuccinimide and high molecular weight polyaspartic acid from maleic anhydride and ammonia
US5296578A (en) * 1992-09-18 1994-03-22 Donlar Corporation Production of polysuccinimide and polyaspartic acid from maleic anhydride and ammonia
US5373088A (en) * 1992-09-18 1994-12-13 Donlar Corporation Production of polyaspartic acid from maleic acid and ammonia
US5393868A (en) * 1992-10-13 1995-02-28 Rohm And Haas Company Production of polysuccinimide by thermal polymerization of maleamic acid
US5292858A (en) * 1993-03-16 1994-03-08 Srchem Incorporated Method of production of copolymers of polyamino acids
DE4322410A1 (de) * 1993-07-06 1995-01-12 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von Polysuccinimid und Polyasparaginsäure
US5424391A (en) * 1993-07-20 1995-06-13 Rohm And Haas Company Production of polysuccinimide by thermal polymerization of fumaramic acid

Also Published As

Publication number Publication date
EP0767808A4 (en) 1997-06-04
EP0767808A1 (en) 1997-04-16
WO1996000744A1 (en) 1996-01-11
MX9606461A (es) 1997-03-29
BR9508128A (pt) 1997-08-12
DE69520500D1 (de) 2001-05-03
US5681920A (en) 1997-10-28
EP0767808B1 (en) 2001-03-28
DE69520500T2 (de) 2001-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0599842B1 (en) Process for the manufacture of polyamino acids
KR100278171B1 (ko) 로타리 트레이 건조기를 이용한 폴리숙신이미드류의 제조방법
US5478919A (en) Aspartic acid copolymers and their preparation
JP3431157B2 (ja) ポリアスパラギン酸の製造
US5508434A (en) Production of a polysuccinimide and derivatives thereof in the presence of a sulfur-containing dehydrating agent
JPH0114925B2 (ja)
MXPA97002236A (en) Production of polisuccinimide and derivatives from the same in the presence of a dehydrating agent containing azu
JPH10502399A (ja) ポリスクシンイミド及びその誘導体の製造方法
EP0759948B1 (en) Production of polysuccinimide
JPH11505276A (ja) スクシニル繰り返し単位を有するポリマー類の製造方法
JPH0867751A (ja) ポリスクシンイミド又はマレイツクアミド酸の製造法
US5449748A (en) Preparation of anhydropolyamino acids at temperatures of 350° C. or above
CA2193198C (en) Process for production of a polysuccinimide and derivatives thereof
EP0741701B1 (en) Production of polysuccinimide
JPH11310635A (ja) 反復サクシニル単位を有する重合体の触媒を用いる製造法
JP2005516999A (ja) 乳酸のオリゴマー化方法
JPH0931188A (ja) ポリラウリンラクタムの不連続的製造法及びそれから成るシート
JP2000154249A (ja) サクシニルの繰り返し単位を有する生分解性ポリマ―を製造する方法
SU806676A1 (ru) Способ получени метилолметакриламида
JP2002060486A (ja) ポリアミドの製造方法
JPS6152831B2 (ja)
JP2000239379A (ja) ポリコハク酸イミドの製造方法
CA2164832C (en) Polyaspartic acid manufacture
IE921284A1 (en) PROCESS FOR THE CONTINUOUS PREPARATION OF AMINOARYL OR¹AMINOALKYL ß-SULFATOETHYL SULFONES
JPH0120171B2 (ja)