JPH10501262A - 4−カルバモイルオキシ−ピペリジン−1−カルボン酸エステル:コレステロール吸収の阻害薬 - Google Patents
4−カルバモイルオキシ−ピペリジン−1−カルボン酸エステル:コレステロール吸収の阻害薬Info
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- JPH10501262A JPH10501262A JP8502131A JP50213196A JPH10501262A JP H10501262 A JPH10501262 A JP H10501262A JP 8502131 A JP8502131 A JP 8502131A JP 50213196 A JP50213196 A JP 50213196A JP H10501262 A JPH10501262 A JP H10501262A
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Abstract
(57)【要約】
コレステロールエステルヒドロラーゼ(CEH)酵素を阻害する化合物は、かくして、エステル化されたコレステロールの形成を阻害する。エステル化されたコレステールは腸から吸収されるが、この酵素を阻害することは、それゆえコレステロール吸収を阻害することなる。本発明の化合物は、コレステロールエステルヒドロラーゼを阻害し、式(I)[式中、Zは-Ar1、-Ar1-Ar2、-Ar1-O-Ar2、-Ar1-S-Ar2、(a)、(b)、(c)、-Ar1-(CH2)1-20-Ar2、-Ar1-(CH2)1-20-O-Ar2、-Ar1-O-(CH2)1-20-Ar2、-Ar1-(CR6=CR6)1-3-Ar2または-Ar1-NR7-Ar2;Aはヘテロ原子またはシクロアルキル、アリール、ヘテロシクロアルキルまたはアザシクロアルキル基で中断されていてもよい炭化水素連結基;R4およびR5は、独立して、アルキル、アルケニル、アシル、アルコキシカルボニルまたはH、あるいは、R4およびR5は、介在する窒素と共に、飽和ヘテロ環を形成する]で示される。
Description
【発明の詳細な説明】
4-カルバモイルオキシ-ピペリジン-1-カルボン酸エステル:
コレステロール吸収の阻害薬
発明の分野
コレステロールエステルヒドロラーゼ(CEH)酵素およびアシルCoAコレ
ステロールアシルトランスフェラーゼ(ACAT)酵素は、外因性コレステロー
ルの再エステル化および吸収に関係している。膵液からCEHを除去すると、ラ
ットの血流中へのコレステロール摂取が80%減少することが示されている[ホ
イジー(Hoisie)、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J.Biol.
Chem.),262,260-264 (1987)]。高い血清コレステロールレベルと冠状動脈血管
病との関係は充分に実証されている。従って、本発明の化合物は、アテローム性
動脈硬化症、家族性高コレステロール血症、高脂血症などの疾患を治療するのに
有用でありうる。
発明の背景
ホイジー(Hosie)ら[ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J
.Biological Chem.),262,260 (1987)]は、p-ニトロフェニルN-アルキルカ
ルバメートによるコレステロールエステラーゼの不可逆的阻害およびコレステロ
ール-N-アルキルカルバメートによるコレステロールエステラーゼの可逆的阻害
について考察している。出願人の共有に係る米国特許第5,169,844号には、1-[(
4-フェノキシフェノキシ)カルボニル]-4-ピペリジノールの新規なカルバミル
エステルが開示されており、これはコレステロール吸収阻害薬である。
発明の概要
本発明は、コレステロール吸収を阻害し、以下の一般式I:
[式中、pは0、1、2、3または4;
-Ar1-(CH2)1-20-O-Ar2、-Ar1-O-(CH2)1-20-Ar2、-Ar1-(CR6=CR6
)1-3-Ar2または-Ar1-NR7-Ar2(ここで、R6は水素またはC1-C8アルキル
、R7は水素、C1-C8アルキル、C1-C8アルキルカルボニルまたはC1-C8アル
コキシカルボニル);
Ar1およびAr2は、独立して、フェニル、ナフチル、フラニル、ベンゾフラニ
ル、ジベンゾフラニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、チエニル、ベ
ンゾチエニル、イミダゾリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、チアゾリル
、ベンゾチアゾリル、イソオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、インデニル
、インドリル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾトリアゾリル、カルバゾリ
ル、ベンゾイミダゾリルまたはフルオレニルから選択され、
また、Ar1およびAr2は、独立して、所望により、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素、シアノ、ニトロ、-CO2H、C1-C20アルキル、C2-C20アルケニル、C3-
C8シクロアルキル、C1-C20アルコキシ、C1-C20アルキル-O-(C1-C20アル
キル)-、C1-C20アルキル-O-(C1-C20アルキル)-O-、トリフルオロメチル、
C1-C20アルキルカルボニル、C3-C8シクロアルキルオキシ、C1-C20アルキ
ルカルボニルオキシ、C1-C20アルコキシカルボニル、モノまたはジC1-C20ア
ルキルアミノカルボニル、テトラゾリル、-OH、-(CH2)1-6-OH、-SH、-
NH2または-(CH2)1-6-NR8R9(ここで、R8はC1-C20アルキル、C1-C20
アルキルカルボニル、C1-C20アルコキシカルボニル、R9は水素またはC1-C20
アルキル、あるいは、R8およびR9は、介在する窒素原子と共に、式:
(式中、qは0、1または2、rは1または2、uは0、1または2、R10はC1
-C8アルキル、Xは-O-、-S-、-NR11-(ここで、R11はH、C1-C20アル
キルまたはベンジル)または-CR12R13-(ここで、R12はH、OH、C1-C20
アルキル、C1-C20アルコキシ、C1-C20アルキルカルボニルオキシ、Ar1また
は-(CH2)1-10-Ar1、R13はH、C1-C20アルキル、あるいは、R12およびR1 3
は、介在する炭素と共に、3〜8員炭素環を形成する))
で示されるヘテロ環を形成する)で置換されていてもよい;
Aは、1〜6個のオレフィン性および/またはアセチレン性不飽和を有してい
てもよい炭素数1〜20の飽和または不飽和の炭化水素直鎖または分枝鎖;
式:
-(CH2)m-W-(CH2)n-
(式中、mおよびnは1〜19,m+nは2〜20,Wは-O-、-S-または-N
R14-(ここで、R14は水素、C1-C20アルキル、C1-C20アルキルカルボニル
、C1-C20アルコキシカルボニルまたはベンジル)から選択される基)
で示される基;
式:
(式中、bおよびcは1〜20、b+cは1〜20、Yは、
(式中、R15はH、C1-C8アルキル、C1-C20アルキルカルボニル、C1-C20
アルコキシカルボニルまたはベンジル)
からなる群から選択される)
で示される基から選択される橋状基;あるいは、
Aは、R1および介在する窒素と共に、式:
(式中、sは0、1、2、3または4、tは0〜15、R16およびR17は、独立
して、水素、C1-C8アルキル、C1-C8アルコキシ、C1-C8アルキルカルボニ
ル、ヒドロキシ、シアノ、C1-C8アルキルカルボニルオキシまたは-(CH2)0-6
-NR18R19(ここで、R18はC1-C8アルキル、C1-C8アルコキシカルボニルま
たはC1-C8アルキルカルボニル、R19は水素またはC1-C8アルキル))
で示されるヘテロ環部分を形成する;
R1はH、C1-C8アルキル、フェニル-(CH2)1-6- (ここで、フェニルは、所
望により、C1-C6アルキル基で置換されていてもよい)、あるいは、Aと一緒に
なって上記のヘテロ環を形成する;
R2およびR3は、独立して、C1-C8アルキル、C1-C8アルコキシ、C1-C8
アルキルカルボニル、ヒドロキシ、シアノ、C1-C8アルキルカルボニルオキシ
または-(CH2)0-6-NR18R19(ここで、R18はC1-C8アルキル、C1-C8アル
コキシカルボニルまたはC1-C8アルキルカルボニル、R19は水素またはC1-C8
アルキル);
R4およびR5は、独立して、水素、C3-C20アルキル、C2-C20アルケニル、
C3-C10シクロアルキル、-(CH2)1-20-(C3-10シクロアルキル)、-(CH2)1-20
Ar1または-(CH2)1-20NR20R21(ここで、R20はC1-C20アルキル、C2-C2 0
アルケニル、C1-C20アルキルカルボニル、C1-C20アルコキシカルボニルま
たはベンジル;R21は水素またはC1-C20アルキル(ここで、Ar1は上記と同意
義))、あるいは、
R4およびR5は、介在する窒素と共に、式:
(式中、r、q、u、R10およびXは上記と同意義)
で示されるヘテロ環部分を形成する]
で示される一連の新規化合物またはその医薬上許容される塩に関する。
上記の化合物群のうち、Zの好ましい意義は:
-Ar1-(CH2)1-20-O-Ar2、-Ar1-O-(CH2)1-20-Ar2、-Ar1-(CR6=CR6
)1-3-Ar2(ここで、R6はHまたはC1-C8アルキル)または-Ar1-NR7-Ar2
(ここで、R7は水素、C1-C8アルキル、C1-C8アルキルカルボニルまたはC1
-C8アルコ
キシカルボニル、Ar1およびAr2は、フェニル、ナフチル、フラニル、ベンゾフ
ラニル、ジベンゾフラニル、ピリジニル、チエニル、ベンゾチエニル、イミダゾ
リル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、イ
ソオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、インデニル、インドリル、キノリニ
ル、イソキノリニル、カルバゾリル、ベンゾイミダゾリルまたはフルオレニルか
ら選択され;また、Ar1およびAr2は、所望により、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素、シアノ、ニトロ、-CO2H、C1-C8アルキル、C1-C8アルコキシ、C2-C8
アルケニル、トリフルオロメチル、C3-C8シクロアルキル、C3-C8シクロア
ルキルオキシ、C1-C8アルキルカルボニル、C1-C8アルコキシカルボニル、C1
-C8アルキルカルボニルオキシ、-NH2、-(CH2)1-6-NR8R9(ここで、R8
はC1-C8アルキル、C1-C8アルキルカルボニルまたはC1-C8アルコキシカル
ボニル、R9は水素またはC1-C8アルキル)で置換されていてもよい)である。
本発明化合物の包括的な記載における橋状基Aの好ましい意義は:
1〜6個のオレフィン性および/またはアセチレン性不飽和を有していてもよ
い炭素数1〜20の飽和または不飽和の炭化水素直鎖または分枝鎖;
式:
-(CH2)m-W-(CH2)n-
[式中、mおよびnは1〜19、m+nは2〜20、Wは-O-、-S-または-N
R14-(ここで、R14は水素、C1-C8アルキル、C1-C8アルキルカルボニル、
C1-C8アルコキシカルボニルまたはベンジル)から選択される基]
で示される基;
式:
[式中、bおよびcは1〜20、b+cは1〜20、Yは、
からなる群から選択される]
で示される基、あるいは、
Aは、R1および介在する窒素と共に、式:
[式中、sは0、1、2または3、tは0〜15]
で示されるヘテロ環部分を形成する。
さらに、R4およびR5の好ましい意義は、独立して、水素、C3-C20アルキル
、C2-C8アルケニル、C3-C8シクロアルキル、-(CH2)1-10-(C3-C10シクロ
アルキル)、-(CH2)1-10Ar1、-(CH2)1-10-NR20R21(ここで、R20は、C1
-C8アルキル、C2-C8アルケニル、C1-C8アルキルカルボニル、C1-C8アル
コキシカルボニルまたはベンジル、R21は水素またはC1-C8アルキル)、あるい
は、R4およびR5は、介在する窒素と共に、式:
[式中、qは0、1または2、rは1または2、uは0、1または2、R10はC1
-C8アルキル、Xは-O-、-S-、-NR11-(ここで、R11は水素、C1-C8アル
キルまたはベンジル)、あるいは、XはCR12R13(ここで、R12は水素、ヒドロ
キシ、C1-C8アルキル、C1-C8アルコキシ、R13は水素またはC1-C8アルキ
ル、あるいは、R12およびR13は、介在する炭素と共に、3〜8員炭素環を形成
する)]
で示されるヘテロ環部分を形成する。
式Iで示されるより好ましい化合物は、
Zが-Ar1-O-Ar2、R1がH、C1-C8アルキルまたはフェニル-(CH2)1-6-;
AがC1-C20アルキレン基、R2およびR3がH、pが2、R4がC3-C20アルキ
ル、C2-C20アルケニル、C3-C10シクロアルキル、-(CH2)1-10-Ar1(ここで
、Ar1はフェニル)、R5がH、あるいは、R4およびR5が、介在する窒素と共に
、式:
[式中、rおよびqは1、XはCH2またはCR12R13(ここで、R12およびR13
は、介在する炭素と共に、3〜8員環を形成する)]
で示されるヘテロ環部分を形成するものである。
式Iで示される最も好ましい化合物は、Zが4-フェノキシフェニル、R1がH
、Aがヘキシル、pが2、R2およびR3がH、R4がヘキシル、デシル、シクロ
ヘキシルまたはフェニルブチル、R5がH、あるいは、R4およびR5が介在する
窒素と共に、ピペリジンまたは8-アザスピロ[5.4]デカンを形成するもので
ある。
本発明の新規な化合物に関する上記の記載のうち、単独で、あるいは、カルボ
ニル、カルボニルオキシまたはアミノなどの連結基または官能基と共に、用いら
れる「アルキル」という用語は、明記された炭素原子数を有する分枝鎖および直
鎖の炭化水素を包含し、「アルケニル」という用語は、1〜3個の二重結合を有
する分枝鎖および直鎖のアルケンを包含する。単独で、あるいは、カルボニルま
たはカルバモイルなどの連結基または官能基と共に、用いられる「アルコキシ」
という用語は、アルキル-O-部分(ここで、アルキルは上記と同意義)を意味す
る。「シクロアルコキシ」という用語は、-O-シクロアルキル基(ここで、この
基のシクロアルキル部分が明記された炭素原子数を有する)を意味する。Ar1ま
たはAr2基における置換基の数および位置は、置換基の寸法および利用可能性に
依存し、市販されているか、あるいは、標準的な文献記載の方法によって調製す
ることができるが、このような限定については、有機合成の分野の当業者によっ
て認識されている。一般に、Zの出発物質がペンタフルオロフェノールである場
合のように5個までのフッ素または塩素が存在しうる場合のフッ素または塩素を
除いては、1〜3個の置換基が可能である。「医薬上許容される塩」という用語
は、塩基性の本発明化合物と、医薬上許容される無機酸または有機酸(例えば、
塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、マレイン酸、フマル酸、コハク酸、クエン酸、酒石
酸、メタンスルホン酸など)とから形成しうる酸付加塩、酸性の本発明化合物と
、医薬上許容される金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、マグネシウ
ムまたはカルシウム)とから形成される塩基性塩、アンモニウム塩またはアミン
塩(例えば、トリエチルアミン塩)、あるいは、塩基性の本発明化合物と、医薬
上許容されるハロゲン化アルキルまたはアラルキル(例えば、臭化メチルまたは
臭化ベンジル)とから形成される第四級塩を包含する。本発明の化合物は、溶媒
和物または水和物の形態で回収してもよい。化合物の名称自体がこれらの簡単な
溶媒和物および水和物を包含することは理解されている。
発明の詳細な説明
本発明の化合物は、スキームIに示す合成反応によって、適宜調製すればよい
。例示を目的として、特定の実施例に係る化合物の合成を以下に示す。可変要素
Z、R1、A、R2、R3、p、R4およびR5について様々な選択をした他の化合
物は、市販されているか、あるいは、標準的な文献記載の方法に従って合成した
、中間体または試薬で適当に置換することによって、調製すればよい。当業者に
とって、式Iで示される化合物を調製する他の方法は明白である。
以下に示す特定の実施例は、例示を目的として掲げるものであって、本願の開
示内容を限定することを意図するものではない。
実施例1
炭酸(4-ニトロフェニル)エステル(4-フェノキシ-フェニル)エステル
500mLの塩化メチレン中における4-フェノキシフェノール(50g、0.
27モル)およびピリジン(22mL、0.27モル)の溶液を、窒素下、室温
で、4-ニトロフェニルクロロホルメート(54g、0.27モル)の溶液に、1
.5時間かけて滴下した。添加後、この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この
反
応混合物を1N HClで2回洗浄し、飽和Na2CO3溶液で数回洗浄し、(M
gSO4で)乾燥させ、溶媒を減圧下で除去し、94.86gの淡黄色の結晶性固
形物を得た。塩化メチレン-ジイソプロピルエーテルから再結晶させて、69.1
3g(73%)の表題化合物を淡黄褐色の結晶性固形物として得た。融点113
〜115℃。
元素分析の結果(C19H13NO6として):
計算値:C,64.96;H,3.73;N,3.99
実測値:C,64.63;H,3.89;N,3.93
実施例2
(6−ヒドロキシ-ヘキシル)カルバミン酸4-フェノキシ-フェニルエステル
75mLの塩化メチレン中における実施例1で調製した炭酸エステル(10.
0g、28.4ミリモル)の溶液を、窒素下、氷浴温度で、100mLの塩化メ
チレン中における6-アミノ-1-ヘキサノール(3.34g、28.4ミリモル)
およびトリエチルアミン(19.8mL、142ミリモル)の溶液に滴下した。
この反応混合物を、氷浴温度で約8時間、室温で一晩撹拌した。この反応混合物
を1N HClで1回洗浄し、飽和Na2CO3溶液で数回洗浄し、(MgSO4で
)乾燥させ、溶媒を減圧下で除去し、8.1gの固形物を得た。この固形物をジ
イソプロピルエーテルから再結晶させて、6.55g(70%)の標題化合物を
白色の結晶性固形物として得た。融点72〜75℃。
元素分析の結果(C19H23NO4として):
計算値:C,69.28;H,7.04;N,4.25
実測値:C,69.20;H,7.12;N,4.14
実施例3
6-(4-ニトロ-フェノキシカルボニルオキシ)-ヘキシルカルバミン酸
4-フェノキシ-フェニルエステル
75mLの塩化メチレン中における前工程で調製したアルコール(5.67g
、17.2ミリモル)およびピリジン(1.39mL、17.2ミリモル)の溶液
を、窒素下、氷浴温度で、50mLの塩化メチレン中における4-ニトロフェニ
ルク
ロロホルメート(3.47g、17.2ミリモル)の溶液に滴下した。添加後、冷
却浴を除去し、この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を1N
HClで1回洗浄し、飽和Na2CO3溶液で数回洗浄し、(MgSO4で)乾燥
させ、溶媒を減圧下除去し、10.01gの淡黄色の結晶性固形物を得た。この
固形物を塩化メチレン-ジイソプロピルエーテルから1回、塩化メチレンから2
回再結晶させて、5.17g(61%)の標題化合物を灰色がかった白色の結晶
性固形物を得た。融点102〜104℃。
元素分析の結果(C26H26N2O8として):
計算値:C,63.15;H,5.30;N,5.67
実測値:C,62.80;H,5.22;N,5.91
実施例4
4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-炭酸
6-[(4-フェノキシ-フェニル)-オキシカルボニルアミノ]-ヘキシルエステル
100mLの塩化メチレン中における4-ヒドロキシピペリジン(2.21g、
21.8ミリモル)およびトリエチルアミン(17.5mL、91ミリモル)の溶
液を、窒素下、室温で、100mLの塩化メチレン中における実施例3で調製し
た炭酸エステル(9.0g、18.2ミリモル)の溶液に滴下した。添加後、この
反応混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を1N HClで1回洗浄し
、飽和Na2CO3溶液で数回洗浄し、(MgSO4で)乾燥させ、溶媒を減圧下
除去し、13.16gの黄色油状物を得た。この油状物を、ヘキサン-酢酸エチル
を溶離液として用いてシリカゲル(230〜400メッシュ)上で精製すること
によって、5.87g(71%)の標題化合物を白色のろう状固形物として得た
。融点48〜55℃。
元素分析の結果(C25H32N2O6として):
計算値:C,65.77;H,7.06;N,6.13
実測値:C,65.41;H,7.14;N,5.98
実施例5
4-(4−ニトロ-フェノキシカルボニルオキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸
6-[(4-フェノキシ-フェニル)-オキシカルボニルアミノ]-ヘキシルエステル
50mLの塩化メチレン中における実施例4で調製したアルコール(5.87
g、12.9ミリモル)およびピリジン(1.0mL、12.9ミリモル)の溶液
を、窒素下、室温で、50mLの塩化メチレン中における4-ニトロフェニルク
ロロホルメート(2.60g、12.9ミリモル)の溶液に滴下した。この反応混
合物を室温で48時間撹拌した。さらに2.6g(12.9ミリモル)の4-ニト
ロフェニルクロロホルメートを添加し、この混合物を約24時間還流した。この
反応混合物を1N HClで1回洗浄し、飽和Na2CO3溶液で数回洗浄し、(
MgSO4で)乾燥させ、溶媒を減圧下で除去し、6.82gの黄色油状物を得た
。この油状物を、酢酸エチル-塩化メチレンの混合物を溶離液として用いてシリ
カゲル(230〜400メッシュ)上で精製し、次いで、単離した物質をジイソ
プロピルエーテルから再結晶させることによって、1.84g(22%)の標題
化合物を結晶性固形物として得た。融点93〜94℃。
元素分析の結果(C32H35N3O10として):
計算値:C,61.83;H,5.68;N,6.76
実測値:C,62.08;H,5.60;N,6.76
実施例6
4-(ヘキシルカルバモイルオキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸
6-[(4-フェノキシ-フェニル)-オキシカルボニルアミノ]-ヘキシルエステル
30mLの塩化メチレン中におけるヘキシルアミン(510μL、3.86ミ
リモル)およびトリエチルアミン(2.24mL、16.1ミリモル)の溶液を、
窒素下、氷浴温度で、30mLの塩化メチレン中における実施例5で調製した炭
酸エステル(2.0g、3.22ミリモル)の溶液に滴下した。添加後、冷却浴を
除去し、この反応混合物を室温で一晩撹拌した。さらに213μL(1.61ミ
リモル)のヘキシルアミンを添加し、この反応混合物を室温で3時間撹拌した。
この反応混合物を1N HClで1回洗浄し、飽和Na2CO3溶液で数回洗浄し
、(MgSO4で)乾燥させ、溶媒を減圧下で除去し、1.79gの赤色固形物を
得た。この固形物をジイソプロピルエーテルから再結晶させることによって、1
.
32g(70%)の標題化合物を白色の結晶性固形物として得た。融点84〜8
6℃。
元素分析の結果(C32H35N3O10として):
計算値:C,65.84;H,7.77;N,7.20
実測値:C,65.93;H,7.64;N,7.14
実施例7
8-アザ-スピロ[4.5]デカン-8-カルボン酸
1-{6-[(4-フェノキシ-フェニル)-オキシカルボニルアミノ]-
ヘキシルオキシカルボニル}-ピペリジン-4-イルエステル
20mLの無水ジメチルホルムアミド中における8-アザ-スピロ[4.5]デ
カン塩酸塩(791mg、4.50ミリモル)およびトリエチルアミン(2.24
mL、16.1ミリモル)の溶液を、窒素下で、25mLの無水ジメチルホルム
アミド中における実施例5で調製した炭酸エステル(2.00g、3.22ミリモ
ル)の溶液に滴下した。添加後、この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この反
応混合物を酢酸エチルで希釈し、1N HClで1回洗浄し、飽和Na2CO3溶
液で数回洗浄し、次いで水で洗浄し、(MgSO4で)乾燥させ、溶媒を減圧下
で除去し、1.65gの油状物を得た。この油状物を、20%酢酸エチル-塩化メ
チレンの混合物を溶離液として用いてシリカゲル(230〜400メッシュ)上
で精製することによって、1.01g(52%)の標題化合物を淡黄色の油状物
として得た。MS[M+H]+622。
元素分析の結果(C35H47N3O7として):
計算値:C,67.61;H,7.62;N,6.76
実測値:C,66.02;H,7.44;N,6.48
実施例8
4-(デシルカルバモイルオキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸
6-[(4-フェノキシ-フェニル)-オキシカルボニルアミノ]-ヘキシルエステル
30mLの塩化メチレン中におけるデシルアミン(772mg、3.86ミリ
モル)およびトリエチルアミン(2.24mL、16.1ミリモル)の溶液を、窒
素下、氷浴温度で、30mLの塩化メチレン中における実施例5で調製した炭酸
エステル(2.0g、3.22ミリモル)の溶液に滴下した。添加後、冷却浴を除
去し、この反応混合物を室温で約48時間撹拌した。この反応混合物を、1N
HClで1回洗浄し、飽和Na2CO3溶液で数回洗浄し、(MgSO4で)乾燥
させ、溶媒を減圧下で除去し、1.90gの結晶性固形物を得た。この固形物を
、10%〜20%酢酸エチル-塩化メチレンを溶離液として用いてシリカゲル(
230〜400メッシュ)上で精製し、単離した物質をジイソプロピルエーテル
-塩化メチレンから再結晶させることによって、672mg(33%)の標題化
合物を白色の結晶性固形物として得た。融点87〜91℃。
元素分析の結果(C36H53N3O7として):
計算値:C,67.58;H,8.35;N,6.57
実測値:C,67.30;H,8.30;N,6.39
実施例9
4-(シクロヘキシルカルバモイルオキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸
6-[(4-フェノキシ-フェニル)-オキシカルボニルアミノ]-ヘキシルエステル
30mLの塩化メチレン中におけるシクロヘキシルアミン(442mg、3.
86ミリモル)およびトリエチルアミン(2.24mL、16.1ミリモル)の溶
液を、窒素下、氷浴温度で、30mLの塩化メチレン中における実施例5で調製
した炭酸エステル(2.0g、3.22ミリモル)の溶液に滴下した。添加後、冷
却浴を除去し、この反応混合物を室温で約48時間撹拌した。この反応混合物を
、1N HClで1回洗浄し、飽和Na2CO3溶液で数回洗浄し、(MgSO4で
)乾燥させ、溶媒を減圧下で除去し、1.92gのろう状の黄色固形物を得た。
この固形物を、20%酢酸エチル-塩化メチレンを溶離液として用いてシリカゲ
ル(230〜400メッシュ)上で精製することによって、884mg(47%
)の標題化合物を白色の結晶性固形物として得た。融点138〜142℃。
元素分析の結果(C32H43N3O7として):
計算値:C,66.07;H,7.45;N,7.22
実測値:C,65.90;H,7.58;N,6.99
実施例10
4-(4-フェニル-ブチル-カルバモイルオキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸
6-[(4-フェノキシ-フェニル)-オキシカルボニルアミノ]-ヘキシルエステル
30mLの塩化メチレン中における4-フェニルブチルアミン(610μL、
3.86ミリモル)およびトリエチルアミン(2.24mL、16.1ミリモル)
の溶液を、窒素下、氷浴温度で、30mLの塩化メチレン中における実施例5で
調製した炭酸エステル(2.0g、3.22ミリモル)の溶液に滴下した。添加後
、冷却浴を除去し、この反応混合物を室温で一晩撹拌した。さらに204μl(
1.29ミリモル)の4-フェニルブチルアミンおよび180μl(1.29ミリ
モル)のトリエチルアミンを添加し、この反応混合物を室温で約7時間撹拌した
。この反応混合物を、1N HClで1回洗浄し、飽和Na2CO3溶液で数回洗
浄し、(MgSO4で)乾燥させ、溶媒を減圧下で除去し、2.02gの結晶性固
形物を得た。この固形物を、5%〜20%酢酸エチル-塩化メチレンを溶離液と
して用いてシリカゲル(230〜400メッシュ)上で精製することによって、
1.43g(70%)の標題化合物を白色の結晶性固形物として得た。融点84
〜86℃。
元素分析の結果(C36H45N3O7として):
計算値:C,68.44;H,7.18;N,6.65
実測値:C,68.53;H,7.19;N,6.65
実施例11
4-(ピペリジン-1-カルボニルオキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸
6-[(4-フェノキシ-フェニル)オキシカルボニルアミノ]-ヘキシルエステル
30mLの塩化メチレン中におけるピペリジン(382μl、3.86ミリモ
ル)およびトリエチルアミン(2.24mL、16.1ミリモル)の溶液を、窒素
下、氷浴温度で、30mLの塩化メチレン中における実施例5で調製した炭酸エ
ステル(2.0g、3.22ミリモル)の溶液に滴下した。添加後、冷却浴を除去
し、この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を、1N HClで
1回洗浄し、飽和Na2CO3溶液で数回洗浄し、(MgSO4で)乾燥させ、溶
媒を減圧下で除去し、1.85gの油状物を得た。この油状物を、5%〜20%
酢酸エチル-塩化メチレンを溶離液として用いてシリカゲル(230〜400メ
ッシュ)上で精製することによって、1.23g(68%)の標題化合物を白色
の結晶性固形物として得た。融点56〜61℃。
元素分析の結果(C31H41N3O7として):
計算値:C,65.59;H,7.28;N,7.40
実測値:C,65.57;H,7.28;N,7.35
薬理学
以下、インビトロ分析およびインビボ分析について説明し、生物学的結果を表
Iに示す。
インビトロ分析:本発明の化合物がコレステリルエステルの形成を阻害し、そ
れによってリンパ系および最終的には血流へのコレステロールの同化作用を妨害
し予防する能力は、これらの化合物を、緩衝化コレステロールエステラーゼ[(E
C 3.1.1.13)シグマ・カンパニー(Sigma Company)、セントルイス、ミズーリ州、
米国、No.C-1892、ウシ膵臓由来]の存在下、コレステロールおよびオレイン酸
の混合物と共に、37℃でインキュベートし、形成されたエステルの量を、フィ
ールド(Field)の方法[ジャーナル・オブ・リピッド・リサーチ (J.of Lipid
Research),25,389(1984)]に従って測定することによって確立された。
インビボ分析:インビボでのコレステロール吸収に関する研究は、正常なラッ
トについて、プロピレングリコールおよびオリーブ油中の試験化合物を経口投与
した後、プロピレングリコールおよびオリーブ油中の[4-14C]コレステロール
を経口投与すること以外は、カイエン(Cayen)らの方法[ジャーナル・オブ・
リピッド・リサーチ(J.of Lipid Research),20,162(1979)]に従って実施し
た。血清の放射活性は、投与の6時間後に測定した。この研究の結果を、対照と
比較した減少率(%)として、以下の表Iに示す。
かくして、本発明の代表的な化合物は、血液中へのコレステロール吸収を減少
させ、それゆえアテローム性動脈硬化症、家族性高コレステロール血症、高脂血
症などのコレステロール吸収の減少が望まれる疾患の治療に用いることができる
。本発明の抗高コレステロール血症薬を治療に用いる場合の用量に関する必要条
件は、選択された特定の化合物だけでなく、患者の年齢、治療する疾患の重篤度
および性質によって変化する。治療は、より低い投与量から開始するべきであり
、必要であれば、その後の投与量を増大させて、所望の効果を得るようにする。
一般に、本発明の化合物は、いかなる有害または有毒な副作用も起こすことなく
効果的な結果を一般的に与える濃度で投与するのが最も望ましい。表に記載した
本発明の代表的な抗高コレステロール血症薬のインビボ効力に基いて、初期の投
与は約0.5〜6mg/kgから始めるが、計画的な最大量は約100mg/k
gである。好ましい用量の範囲は約1〜50mg/kgである。
医薬組成物
式(I)で示される化合物は、錠剤やカプセル剤などの経口投与形態に処方す
ることができる。これらの化合物は、単独で、あるいは、従来の担体(例えば、
炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、砂糖、乳糖、ペクチン
、デキストリン、デンプン、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、カル
ボキシルメチルセルロースナトリウム、低融点ワックス、カカオバターなど)と
組み合わせることによって投与することができる。希釈剤、香味剤、可溶化剤、
滑
沢剤、懸濁化剤、結合剤、錠剤崩壊剤などを用いてもよい。上記化合物は、必要
に応じて他の担体を用いて、カプセル化してもよい。すべての場合に、固形およ
び液状の上記組成物における有効成分の割合は、少なくとも経口投与に際して該
組成物に所望の活性を付与するのに充分なものである。上記化合物は非経口的に
注射してもよい。この場合、上記化合物は他の溶質(例えば、液剤を等張性にす
るのに充分な塩類またはブドウ糖)を含有する無菌液剤の形態で用いられる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,C
Z,EE,FI,GE,HU,IS,JP,KE,KG
,KP,KR,KZ,LK,LR,LT,LV,MD,
MG,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,RO,R
U,SD,SG,SI,SK,TJ,TM,TT,UA
,UG,UZ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.式: [式中、pは0、1、2、3または4; -Ar1-(CH2)1-20-O-Ar2、-Ar1-O-(CH2)1-20-Ar2、-Ar1-(CR6=CR6 )1-3-Ar2または-Ar1-NR7-Ar2 (ここで、R6は水素またはC1-C8アルキル ,R7は水素、C1-C8アルキル、C1-C8アルキルカルボニルまたはC1-C8アル コキシカルボニル); Ar1およびAr2は、独立して、フェニル、ナフチル、フラニル、ベンゾフラニ ル、ジベンゾフラニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、チエニル、ベ ンゾチエニル、イミダゾリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、チアゾリル 、ベンゾチアゾリル、イソオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、インデニル 、インドリル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾトリアゾリル、カルバゾリ ル、ベンゾイミダゾリルまたはフルオレニルから選択され、 また、Ar1およびAr2は、独立して、所望により、フッ素、塩素、臭素、ヨウ 素、シアノ、ニトロ、-CO2H、C1-C20アルキル、C2-C20アルケニル、C3- C8シクロアルキル、C1-C20アルコキシ、C1-C20アルキル-O-(C1-C20アル キル)-、C1-C20アルキル-O-(C1-C20アルキル)-O-、トリフルオロメチル、 C1-C20アルキルカルボニル、C3-C8シクロアルキルオキシ、C1-C20アルキ ルカルボニルオキシ、C1-C20アルコキシカルボニル、モノまたはジC1-C20ア ルキルアミノカルボニル、テトラゾリル、-OH、-(CH2)1-6-OH、-SH、- NH2または-(CH2)1-6-NR8R9(ここで、R8はC1-C20アルキル、C1-C20 アルキルカルボニル、C1-C20アルコキシカルボニル、R9は水素またはC1-C20 アルキル、あるいは、R8およびR9は、介在する窒素原子と共に、式: (式中、qは0、1または2、rは1または2、uは0、1または2、R10はC1 -C8アルキル、Xは-O-、-S-、-NR11-(ここで、R11はH、C1-C20アル キルまたはベンジル)または-CR12R13-(ここで、R12はH、OH、C1-C20 アルキル、C1-C20アルコキシ、C1-C20アルキルカルボニルオキシ、Ar1また は-(CH2)1-10-Ar1、R13はH、C1-C20アルキル、あるいは、R12およびR1 3 は、介在する炭素と共に、3〜8員炭素環を形成する)) で示されるヘテロ環を形成する)で置換されていてもよい; Aは、1〜6個のオレフィン性および/またはアセチレン性不飽和を有してい てもよい炭素数1〜20の飽和または不飽和の炭化水素直鎖または分枝鎖; 式: -(CH2)m-W-(CH2)n- (式中、mおよびnは1〜19、m+nは2〜20、Wは-O-、-S-または-N R14-(ここで、R14は水素、C1-C20アルキル、C1-C20アルキルカルボニル 、C1-C20アルコキシカルボニルまたはベンジル)から選択される基) で示される基; 式: (式中、bおよびcは1〜20、b+cは1〜20、Yは、 (式中、R15はH、C1-C8アルキル、C1-C20アルキルカルボニル、C1-C20 アルコキシカルボニルまたはベンジル) からなる群から選択される) で示される基から選択される橋状基;あるいは、 Aは、R1および介在する窒素と共に、式: (式中、sは0、1、2、3または4、tは0〜15、R16およびR17は、独立 して、水素、C1-C8アルキル、C1-C8アルコキシ、C1-C8アルキルカルボニ ル、ヒドロキシ、シアノ、C1-C8アルキルカルボニルオキシまたは-(CH2)0-6 -NR18R19(ここで、R18はC1-C8アルキル、C1-C8アルコキシカルボニルま たはC1-C8アルキルカルボニル、R19は水素またはC1-C8アルキル)) で示されるヘテロ環部分を形成する: R1は、H、C1-C8アルキル、フェニル-(CH2)1-6-(ここで、フェニルは、 所望により、C1-C6アルキル基で置換されていてもよい)、あるいは、Aと一緒 になって上記のヘテロ環を形成する); R2およびR3は、独立して、C1-C8アルキル、C1-C8アルコキシ、C1-C8 アルキルカルボニル、ヒドロキシ、シアノ、C1-C8アルキルカルボニルオキシ または-(CH2)0-6-NR18R19(ここで、R18はC1-C8アルキル、C1-C8アル コキシカルボニルまたはC1-C8アルキルカルボニル、R19は水素またはC1-C8 アルキル); R4およびR5は、独立して、水素、C3-C20アルキル、C2-C20アルケニル、 C3-C10シクロアルキル、-(CH2)1-20-(C3-10シクロアルキル)、-(CH2)1-2 0 Ar1または-(CH2)1-20NR20R21(ここで、R20はC1-C20アルキル、C2-C20 アルケニル、C1-C20アルキルカルボニル、C1-C20アルコキシカルボニルま たはベンジル、R21は水素またはC1-C20アルキル(ここで、Ar1は上記と同意 義))、あるいは、 R4およびR5は、介在する窒素と共に、式: (式中、r、q、u、R10およびXは上記と同意義) で示されるヘテロ環式部分を形成する] で示される化合物またはその医薬上許容される塩。 2.pが1、2または3、 Zが -Ar1-(CH2)1-20-O-Ar2、-Ar1-O-(CH2)1-20-Ar2、-Ar1-(CR6=CR6 )1-3-Ar2 (ここで、R6はHまたはC1−C8アルキル)または-Ar1-NR7-Ar2(ここで、 R7は水素、C1-C8アルキル、C1-C8アルキルカルボニルまたはC1-C8アルキ コシカルボニル、Ar1およびAr2は、フェニル、ナフチル、フラニル、ベンゾフ ラニル、ジベンゾフラニル、ピリジニル、チエニル、ベンゾチエニル、イミダゾ リル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、イ ソオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、インデニル、インドリル、キノリニ ル、イソキノリニル、カルバゾリル、ベンゾイミダゾリルまたはフルオレニルか ら選択される);また、Ar1およびAr2が、所望により、フッ素、塩素、臭素、 ヨウ素、シアノ、ニトロ、-CO2H、C1-C8アルキル、C1-C8アルコキシ、C2 -C8アルケニル、トリフルオロメチル、C3-C8シクロアルキル、C3-C8シク ロアルキルオキシ、C1-C8アルキルカルボニル、C1-C8アルコキシカルボニル 、C1-C8アルキルカルボニルオキシ、-NH2、-(CH2)1-6-NR8R9(ここで 、R8はC1-C8アルキル、C1-C8アルキルカルボニルまたはC1-C8アルコキシ カルボニル、R9は水素またはC1-C8アルキル)で置換されていてもよい; Aが、1〜6個のオレフィ性および/またはアセチレン性不飽和を有していて もよい炭素数1〜20の飽和または不飽和の炭化水素直鎖または分枝鎖; 式: -(CH2)m-W-(CH2)n- (式中、mおよびnは1〜19、m+nは2〜20、Wは-O-、-S-または-N R14-(ここで、R14は水素、C1-C8アルキル、C1-C8アルキルカルボニル、 C1-C8アルコキシカルボニルまたはベンジル)から選択される基) で示される基; 式: (式中、bおよびcは1〜2、b+cは1〜20、Yは、 からなる群から選択される) で示される基; から選択されるか、あるいは、 Aが、R1および介在する窒素と共に、式: (式中、sは0、1、2または3、tは0〜15) で示されるヘテロ環部分を形成する; R1が、H、C1-C8アルキル、フェニル-(CH2)1-6-(ここで、フェニルは、 所望により、C1-C6アルキル基で置換されていてもよい)、あるいは、Aと一緒 になって上記のヘテロ環を形成する); R2およびR3が、独立して、C1-C8アルキル、C1-C8アルコキシ、C1-C8 アルキルカルボニル、ヒドロキシ、シアノ、C1-C8アルキルカルボニルオキシ または-(CH2)0-6-NR18R19(ここで、R18はC1-C8アルキル、C1-C8アル コキシカルボニルまたはC1-C8アルキルカルボニル、R19は水素またはC1-C8 アルキル); R4およびR5が、独立して、水素、C3-C20アルキル、C2-C8アルケニル、 C3-C8シクロアルキル、-(CH2)1-10-(C3-C10シクロアルキル)、-(CH2)1- 10 Ar1、-(CH2)1-10-NR20R21(ここで、R20はC1-C8アルキル、C2-C8ア ルケニル、C1-C8アルキルカルボニル、C1-C8アルコキシカルボニルまたはベ ンジル、R21は水素またはC1-C8アルキル)、あるいは、R4およびR5が、介在 する窒素と共に、式: (式中、qは0、1または2、rは1または2、uは0、1または2、R10はC1 -C8アルキル、Xは-O-、-S-、-NR11-(ここで、R11は水素、C1-C8アル キルまたはベンジル)、あるいは、XはCR12R13(ここで、R12は水素、ヒドロ キシ、C1-C8アルキル、C1-C8アルコキシ、R13は水素またはC1-C8アルキ ル、あるいは、R12およびR13は、介在する炭素と共に、3〜8員炭素環を形成 する)) で示されるヘテロ環部分を形成する請求項1記載の化合物。 3.Zが-Ar1-O-Ar2、R1がH、C1-C8アルキル、またはフェニル-(CH2 )1-6-;AがC1-C20アルキレン基、R2およびR3がH、pが2、R4がC3-C20 アルキル、C2-C20アルケニル、C3-C10シクロアルキル、-(CH2)1-10-Ar1( ここで、Ar1はフェニル)、R5がH、あるいは、R4およびR5が、介在する窒素 と共に、式: (式中、rおよびqは1、XはCH2またはCR12R13(ここで、R12およびR13 は、介在する炭素と共に、3〜8員環を形成する)) で示されるヘテロ環部分を形成する請求項2記載の化合物。 4.Zが4-フェノキシフェニル、R1がH、Aがヘキシル、pが2、R2およ びR3がH、R4がヘキシル、デシル、シクロヘキシルまたはフェニルブチル、R5 がH、あるいは、R4およびR5が、介在する窒素と共に、ピペリジンまたは8- アザスピロ[5.4]デカンを形成する請求項3記載の化合物。 5.4-(ヘキシルカルバモイルオキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸6-[(4-フ ェノキシ-フェニル)-オキシカルボニルアミノ]-ヘキシルエステル、 8-アザ-スピロ[4.5]デカン-8-カルボン酸1-{6-[(4-フェノキシ-フェ ニル)-オキシカルボニル-アミノ]-ヘキシルオキシカルボニル}-ピペリジン-4- イルエステル、 4-(デシルカルバモイルオキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸6-[{4-フェノキ シ-フェニル)-オキシカルボニルアミノ]-ヘキシルエステル、 4-(シクロヘキシルカルバモイルオキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸6-[(4- フェノキシ-フェニル)-オキシカルボニルアミノ]-ヘキシルエステル、 4-(4-フェニル-ブチル-カルバモイルオキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸6- [(4-フェノキシ-フェニル)-オキシカルボニルアミノ]-ヘキシルエステル、また は、 4-(ピペリジン-1-カルボニルオキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸6-[(4-フ ェノキシ-フェニル)オキシカルボニルアミノ]-ヘキシルエステル から選択される請求項4記載の化合物。 6.哺乳動物の腸壁を介するコレステロール吸収を減少させる方法であって、 それに治療上有効量の式: [式中、pは0、1、2、3または4; -Ar1-(CH2)1-20-O-Ar2、-Ar1-O-(CH2)1-20-Ar2、 -Ar1-(CR6=CR6)1-3-Ar2または-Ar1-NR7-Ar2(ここで、R6は水素また はC1-C8アルキル、R7は水素、C1-C8アルキル、C1-C8アルキルカルボニ ルまたはC1-C8アルコキシカルボニル); Ar1およびAr2は、独立して、フェニル、ナフチル、フラニル、ベンゾフラニ ル、ジベンゾフラニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、チエニル、ベ ンゾチエニル、イミダゾリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、チアゾリル 、ベンゾチアゾリル、イソオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、インデニル 、インドリル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾトリアゾリル、カルバゾリ ル、ベンゾイミダゾリルまたはフルオレニルから選択され、 また、Ar1およびAr2は、独立して、所望により、フッ素、塩素、臭素、ヨウ 素、シアノ、ニトロ、-CO2H、C1-C20アルキル、C2-C20アルケニル、C3- C8シクロアルキル、C1-C20アルコキシ、C1-C20アルキル-O-(C1-C20アル キル)-、C1-C20アルキル-O-(C1-C20アルキル)-O-、トリフルオロメチル、 C1-C20アルキルカルボニル、C3-C8シクロアルキルオキシ、C1-C20アルキ ルカルボニルオキシ、C1-C20アルコキシカルボニル、モノまたはジC1-C20ア ルキルアミノカルボニル、テトラゾリル、-OH、-(CH2)1-6-OH、-SH、- NH2または-(CH2)1-6-NR8R9(ここで、R8はC1-C20アルキル、C1-C20 アルキルカルボニルまたはC1-C20アルコキシカルボニル、R9は水素またはC1 -C20アルキル、あるいは、R8およびR9は、介在する窒素原子と共に、式: (式中、qは0、1または2、rは1または2、uは0、1または2、R10はC1 -C8アルキル、Xは-O-、-S-、-NR11-(ここで、R11はH、C1-C20アル キルまたはベンジル)または-CR12R13-(ここで、R12はH、OH、C1-C20 アルキル、C1-C20アルコキシ、C1-C20アルキルカルボニルオキシ、Ar1また は-(CH2)1-10-Ar1、R13はH、C1-C20アルキル、あるいは、R12およびR1 3 は、介在する炭素と共に、3〜8員炭素環式環を形成する)) で示されるヘテロ環を形成する)で置換されていてもよい; Aは、1〜6個のオレフィン性および/またはアセチレン性不飽和を有してい てもよい炭素数1〜20の飽和または不飽和の炭化水素直鎖または分枝鎖; 式: -(CH2)m-W-(CH2)n- (式中、mおよびnは1〜19、m+nは2〜20、Wは-O-、-S-または-N R14-(ここで、R14は水素、C1-C20アルキル、C1-C20アルキルカルボニル 、C1-C20アルコキシカルボニルまたはベンジル)から選択される基) で示される基; 式: (式中、bおよびcは1〜20、b+cは1〜20、Yは、 (式中、R15はH、C1-C8アルキル、C1-C20アルキルカルボニル、C1-C20 アルコキシカルボニルまたはベンジル) からなる群から選択される) で示される基から選択される橋状基;あるいは、 Aは、R1および介在する窒素と共に、式: (式中、sは0、1、2、3または4、tは0〜15、R16およびR17は、独立 して、水素、C1-C8アルキル、C1-C8アルコキシ、C1-C8アルキルカルボニ ル、ヒドロキシ、シアノ、C1-C8アルキルカルボニルオキシまたは-(CH2)0-6 NR18R19(ここで、R18はC1-C8アルキル、C1-C8アルコキシカルボニルま たはC1-C8アルキルカルボニル、R19は水素またはC1-C8アルキル)) で示されるヘテロ環部分を形成する; R1は、H、C1-C8アルキル、フェニル-(CH2)1-6- (ここで、フェニルは、 所望により、C1-C6アルキル基で置換されていてもよい)、あるいは、Aと一緒 になって上記のヘテロ環を形成する); R2およびR3は、独立して、C1-C8アルキル、C1-C8アルコキシ、C1-C8 アルキルカルボニル、ヒドロキシ、シアノ、C1-C8アルキルカルボニルオキシ または-(CH2)0-6-NR18R19(ここで、R18はC1-C8アルキル、C1-C8アル コキシカルボニルまたはC1-C8アルキルカルボニル、R19は水素またはC1-C8 アルキル); R4およびR5は、独立して、水素、C3-C20アルキル、C2-C20アルケニル、 C3-C10シクロアルキル、-(CH2)1-20-(C3-10シクロアルキル)、-(CH2)1-20 Ar1または-(CH2)1-20NR20R21(ここで、R20はC1-C20アルキル、C2-C2 0 アルケニル、C1-C20アルキルカルボニル、C1-C20アルコキシカルボニルま たはベンジル;R21は水素またはC1-C20アルキル(ここで、Ar1は上記と同意 義))、あるいは、 R4およびR5は、介在する窒素と共に、式: (式中、r、q、u、R10およびXは上記と同意義) で示されるヘテロ環式部分を形成する] で示される化合物またはその医薬上許容される塩を内部投与することによって哺 乳動物の腸壁を通してのコレステロール吸収を低減する方法。 7.用いる化合物が請求項2記載のものである請求項6記載のコレステロール 吸収を減少させる方法。 8.用いる化合物が請求項3記載のものである請求項7記載のコレステロール 吸収を減少させる方法。 9.用いる化合物が請求項4記載のものである請求項8記載のコレステロール 吸収を減少させる方法。 10.用いる化合物が、 4-(ヘキシルカルバモイルオキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸6-[(4-フェノ キシ-フェニル)-オキシカルボニルアミノ]-ヘキシルエステル、 8-アザ-スピロ[4.5]デカン-8-カルボン酸1-{6-[(4-フェノキシ-フェ ニル)-オキシカルボニル-アミノ]-ヘキシルオキシカルボニル}-ピペリジン-4- イルエステル、 4-(デシルカルバモイルオキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸6-[{4-フェノキ シ-フェニル)-オキシカルボニルアミノ]-ヘキシルエステル、 4-(シクロヘキシルカルバモイルオキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸6-[(4- フェノキシ-フェニル)-オキシカルボニルアミノ]-ヘキシルエステル、 4-(4-フェニル-ブチル-カルバモイルオキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸6- [(4-フェノキシ-フェニル)-オキシカルボニルアミノ]-ヘキシルエステル、また は、 4-(ピペリジン-1-カルボニルオキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸6-[(4-フ ェ ノキシ-フェニル)オキシカルボニルアミノ]-ヘキシルエステル から選択される請求項9記載のコレステロール吸収を減少させる方法。 11.コレステロール吸収を減少させるための医薬組成物であって、医薬上許 容される担体および治療上有効量の式: (式中、pは0、1、2、3または4; -Ar1-(CH2)1-20-O-Ar2、-Ar1-O-(CH2)1-20-Ar2、-Ar1-(CR6=CR6 )1-3-Ar2または-Ar1-NR7-Ar2 (ここで、R6は水素またはC1-C8アルキル 、R7は水素、C1-C8アルキル、C1-C8アルキルカルボニルまたはC1-C8アル コキシカルボニル); Ar1およびAr2は、独立して、フェニル、ナフチル、フラニル、ベンゾフラニ ル、ジベンゾフラニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、チエニル、ベ ンゾチエニル、イミダゾリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、チアゾリル 、ベンゾチアゾリル、イソオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、インデニル 、インドリル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾトリアゾリル、カルバゾリ ル、ベンゾイミダゾリルまたはフルオレニルから選択され、 また、Ar1およびAr2は、独立して、所望により、フッ素、塩素、臭素、ヨウ 素、シアノ、ニトロ、-CO2H、C1-C20アルキル、C2-C20アルケニル、C3- C8シクロアルキル、C1-C20アルコキシ、C1-C20アルキル-O-(C1-C20アル キル)-、C1-C20アルキル-O-(C1-C20アルキル)-O-、トリフルオロメチル、 C1-C20アルキルカルボニル、C3-C8シクロアルキルオキシ、C1-C20アルキ ルカルボニルオキシ、C1-C20アルコキシカルボニル、モノまたはジC1-C20ア ルキルアミノカルボニル、テトラゾリル、-OH、-(CH2)1-6-OH、-SH、- NH2または-(CH2)1-6-NR8R9(ここで、R8はC1-C20アルキル、C1-C20 アルキルカルボニル、C1-C20アルコキシカルボニル、R9は水素またはC1-C2 0 アルキル、あるいは、R8およびR9は、介在する窒素原子と共に、式: (式中、qは0、1または2、rは1または2、uは0、1または2、R10はC1 -C8アルキル、Xは-O-、-S-、-NR11-(ここで、R11はH、C1-C20アル キルまたはベンジル)または-CR12R13-(ここで、R12はH、OH、C1-C20 アルキル、C1-C20アルコキシ、C1-C20アルキルカルボニルオキシ、Ar1また は-(CH2)1-10-Ar1、R13はH、C1-C20アルキル、あるいは、R12およびR1 3 は、介在する炭素と共に、3〜8員炭素環を形成する)) で示されるヘテロ環を形成する)で置換されていてもよい; Aは、1〜6個のオレフィン性および/またはアセチレン性不飽和を有してい てもよい炭素数1〜20の飽和または不飽和の炭化水素直鎖または分枝鎖; 式: -(CH2)m-W-(CH2)n- (式中、mおよびnは1〜19、m+nは2〜20、Wは-O-、-S-または-N R14-(ここで、R14は水素、C1-C20アルキル、C1-C20アルキルカルボニル 、C1-C20アルコキシカルボニルまたはベンジル)から選択される基) で示される基; 式: (式中、bおよびcは1〜20、b+cは1〜20、Yは、 (式中、R15はH、C1-C8アルキル、C1-C20アルキルカルボニル、C1-C20 アルコキシカルボニルまたはベンジル) からなる群から選択される) で示される基から選択される橋状基;あるいは、 Aは、R1および介在する窒素と共に、式: (式中、sは0、1、2、3または4、tは0〜15、R16およびR17は、独立 して、水素、C1-C8アルキル、C1-C8アルコキシ、C1-C8アルキルカルボニ ル、ヒドロキシ、シアノ、C1-C8アルキルカルボニルオキシまたは-(CH2)0-6 -NR18R19(ここで、R18はC1-C8アルキル、C1-C8アルコキシカルボニルま たはC1-C8アルキルカルボニル、R19は水素またはC1-C8アルキル)) で示されるヘテロ環部分を形成する; R1は、H、C1-C8アルキル、フェニル-(CH2)1-6-(ここで、フェニルは、 所望により、C1-C6アルキル基で置換されていてもよい)、あるいは、Aと一緒 になって上記のヘテロ環を形成する); R2およびR3は、独立して、C1-C8アルキル、C1-C8アルコキシ、C1-C8 アルキルカルボニル、ヒドロキシ、シアノ、C1-C8アルキルカルボニルオキシ または-(CH2)0-6-NR18R19(ここで、R18はC1-C8アルキル、C1-C8アル コキシカルボニルまたはC1-C8アルキルカルボニル、R19は水素またはC1-C8 アルキル); R4およびR5は、独立して、水素、C3-C20アルキル、C2-C20アルケニル、 C3-C10シクロアルキル、-(CH2)1-20-(C3-10シクロアルキル)、-(CH2)1-20 Ar1または-(CH2)1-20NR20R21(ここで、R20はC1-C20アルキル、C2-C2 0 アルケニル、C1-C20アルキルカルボニル、C1-C20アルコキシカルボニルま たはベンジル、R21は水素またはC1-C20アルキル(ここで、Ar1は上記と同意 義))、あるいは、 R4およびR5は、介在する窒素と共に、式: (式中、r、q、u、R10およびXは上記と同意義) で示されるヘテロ環式部分を形成する] で示される化合物またはその医薬上許容される塩からなる医薬組成物。
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