JPH1050116A - 電球形蛍光ランプ - Google Patents

電球形蛍光ランプ

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JPH1050116A
JPH1050116A JP8202615A JP20261596A JPH1050116A JP H1050116 A JPH1050116 A JP H1050116A JP 8202615 A JP8202615 A JP 8202615A JP 20261596 A JP20261596 A JP 20261596A JP H1050116 A JPH1050116 A JP H1050116A
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JP
Japan
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fluorescent lamp
arc tube
globe
cover body
bulb
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JP8202615A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Matsumoto
光生 松本
Hiroyuki Matsunaga
啓之 松永
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化を図ることができるとともにカバー体
とグローブ体とを確実に接続できる電球形蛍光ランプを
提供する。 【解決手段】 蛍光ランプ21を、透光性を有するグロー
ブ体51で覆う。グローブ体51は、最大外径が直径100
mm以下、肉厚が0.8mmないし1.2mmの透明なポリカ
ーボネイト樹脂製で、カバー体2とともに電球形を形成
しており、インジェクションブローの内面に艶を出し、
ガラスに近い光沢をもたせる。肉厚が0.8mmより薄い
と蛍光ランプ21の発熱などにより変形が生じやすく、
1.2mmより厚いと全光透過量が減少し重量が増加する
ので、肉厚を0.8mmないし1.2mmとする。グローブ
体51は、グローブ部53、平面状に形成された環状部54、
半径1.5mm以下の曲面でグローブ部53とは反対側にほ
ぼ直角に折曲がった円筒部55を有する。円筒部55を嵌合
部8に差し込み、シリコーン系の熱硬化性接着剤56で固
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カバー体に樹脂製
のグローブを取り付けた電球形蛍光ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電球形蛍光ランプとして
は、たとえば特開平8−17222号公報に記載の構成
が知られている。
【0003】この特開平8−17222号公報に記載の
電球形蛍光ランプは、口金を有するカバー体の先端側の
開口部に、この基体の前面側に発光管を取り付けるとと
もに、カバー体で覆われた背面側に発光管を点灯させる
点灯装置を設けている。
【0004】また、カバー体の開口側には、このカバー
体とともにほぼ電球形状を形成するグローブ体が取り付
けられる。すなわち、カバー体側には円環状の嵌合凹部
を開口の内側に沿って形成し、グローブ体の開口側は、
カバー体内に位置して嵌合される部分をやや径小の円筒
状にして、このグローブ体の径小の円筒状の部分をカバ
ー体の嵌合凹部に嵌合させて、シリコーン樹脂の接着剤
を充填してカバー体にグローブ体を取り付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8−17222号公報に記載の構成の場合、グロー
ブ体のカバー体内に位置する部分は、比較的大きな角度
で折曲がって円筒状の部分になるため、円筒状の部分に
なるまでの傾斜した部分が長くなり、カバー体内に収納
されるグローブ体の部分が長くなり、小型化を図ること
ができず、仮にこの状態でカバー体のグローブ体に収納
される部分を短くするとグローブ体のシリコーンの接着
剤を収納する部分が短くなり、シリコーンの接着剤を十
分に接着にたえられる量を充填すると、カバー体および
グローブ体の間隙から外部に漏れだすおそれがある問題
を有している。
【0006】特に、ガラス製のグローブ体の場合には、
直角に折曲げると歪みが生ずるため鈍角にしなければな
らず、また、円筒状の部分を形成する場合あらかじめ長
めの円筒状の部分を形成して後に切断して長さを設定す
るため長さがばらつき易く、より上述の問題を生じやす
い。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、小型化を図ることができるとともにカバー体とグロ
ーブ体とを確実に接続できる電球形蛍光ランプを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電球形蛍
光ランプは、発光管と;この発光管を保持する基体と;
ほぼ円形の開口を有しこの基体の発光管とは反対側に位
置したほぼ中央に口金を有するとともに周囲の少なくと
も一部に嵌合部が形成されたカバー体と;このカバー体
に装着されるとほぼ電球状に形成された円形状の開口を
有するグローブ部、このグローブ部の開口に内方に向け
てほぼ平面状に形成された環状部、この環状部の内周に
半径1.5mm以下の曲面でグローブ部とは反対側にほぼ
直角に折曲がって嵌合部に嵌合される円筒部を有する樹
脂製のグローブ体とを具備しているので、樹脂製のグロ
ーブ体のグローブ部の環状部の内周に半径1.5mm以下
の曲面でグローブ部とは反対側にほぼ直角に折曲がり、
嵌合部に嵌合される円筒部を有するため、ガラスのよう
に歪みを生ずることなく、半径1.5mm以下の大きな曲
げを形成できるとともに、接着剤などを嵌合部に十分に
収納できる形状に形成でき、接着剤を外部にはみ出すこ
となく収容する。
【0009】請求項2記載の電球形蛍光ランプは、請求
項1記載の電球形蛍光ランプにおいて、グローブ体は、
ポリカーボネイト樹脂製であるもので、目的の形状に容
易に形成するとともにガラスの質感に近付けることがで
きる。
【0010】請求項3記載の電球形蛍光ランプは、発光
管と;この発光管を保持する基体と;ほぼ円形の開口を
有しこの基体の発光管とは反対側に位置したほぼ中央に
口金を有するとともに周囲の少なくとも一部に嵌合部が
形成されたカバー体と;このカバー体に装着されるとほ
ぼ電球状に形成された円形状の開口を有しこの開口の周
囲が嵌合部に嵌合され最大外径が直径100mm以下で肉
厚が0.8mmないし1.2mmのポリカーボネイト樹脂製
のグローブ体とを具備しているもので、肉厚が0.8mm
以下であると発光管の発熱などにより変形が生じやす
く、1.2mm以上であると全光透過量が減少するととも
に重量が増加するので、肉厚を0.8mmないし1.2mm
として、変形が生じにくく軽量で、かつ、発光効率も低
下しない。
【0011】請求項4記載の電球形蛍光ランプは、請求
項3記載の電球形蛍光ランプにおいて、カバー体とグロ
ーブ体とはそれぞれ嵌合係止されたもので、簡単な構成
でカバー体にグローブ体を装着する。
【0012】請求項5記載の電球形蛍光ランプは、請求
項1ないし4いずれか一記載の電球形蛍光ランプにおい
て、カバー体とグローブ体とは接着剤にて接着されたも
ので、嵌合部に十分に接着剤を収容でき、接着剤が外部
にはみ出さない。
【0013】請求項6記載の電球形蛍光ランプは、請求
項5記載の電球形蛍光ランプにおいて、接着剤は、シリ
コーン樹脂を主体としたものであるもので、シリコーン
の接着力により接着する。
【0014】請求項7記載の電球形蛍光ランプは、請求
項1ないし6いずれか記載の電球形蛍光ランプにおい
て、基体の発光管とは反対側に発光管を点灯させる点灯
回路を具備したので、それぞれの作用を奏する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電球形蛍光ランプ
の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0016】図1は電球形蛍光ランプの一実施の形態を
示す一部を切り欠いた側面図で、1は蛍光ランプ装置
で、この蛍光ランプ装置1は、たとえばダウンライト形
の照明器具などに用いられる電球形である。そして、こ
の蛍光ランプ装置1は、たとえばPBT樹脂などの耐熱
性合成樹脂製の下面に円形状の開口2aが形成されたカバ
ー体2を備え、このカバー体2の上端には円筒部3が一
体に形成され、この円筒部3にはエジソンタイプのE2
6型などのねじ込み型の口金4が接着剤またはかしめな
どにより固定されている。
【0017】また、カバー体2の下端は、基体としての
仕切板5により閉塞されている。そして、この仕切板5
は、たとえばPBT樹脂などの耐熱性合成樹脂によって
ほぼ円形の皿形に形成されている。また、この仕切板5
の周縁部には、立ち上がり形状の側壁6が形成され、こ
の側壁6の上端開口縁に外周側に向かうフランジ部7が
形成され、側壁6およびフランジ部7間に嵌合部8が形
成され、このフランジ部7には、周方向に離間して図示
しない導入切欠部が形成されている。
【0018】さらに、カバー体2の内面には、導入切欠
部を挿通可能な図示しない係止突起が一体に形成されて
おり、カバー体2と仕切板5を突き合わせ、係止突起に
導入切欠部を挿通した後、カバー体2と仕切板5を相対
的に円周方向に回動させることにより、係止突起と導入
切欠部との位置がずれ、係止突起に対してフランジ部7
が係止され、カバー体2と仕切板5が係止突起とフラン
ジ部7の係合によって結合される。
【0019】そして、仕切板5のフランジ部7からは、
内側に向かって複数の固定爪10が突設されている。ま
た、仕切板5上には互いに180゜対称の位置すなわち
中心を通る対角線上に位置して、一対のランプ取付孔11
が開口形成されている。さらに、仕切板5の中央部に
は、一対のランプ取付孔11の方向とは直交する方向に対
向して一対の挿通孔12が形成され、この一対の挿通孔12
の近接する内側の各縁部から下方へ一対のランプ支持片
13が突出形成されている。そして、各ランプ支持片13の
下端は相反する外側に向けてほぼJ字状に屈曲され、図
示しない溜り部が形成されている。
【0020】また、仕切板5のフランジ部7の内側に
は、点灯回路としてのインバータ回路15の回路基板16が
嵌め込まれ、固定爪10が上面に係合して嵌合状態に保持
されている。そして、このインバータ回路15は、仕切板
5を介してカバー体2にて覆われる点灯回路収納部の空
間内に位置されており、回路基板16にトランジスタイン
バータを用いた高周波点灯用の回路部品17を実装して構
成されている。なお、回路部品17としては、たとえばノ
イズフィルタ、全波整流器、トランジスタ、サイリス
タ、正特性サーミスタなどのスイッチング回路、チョク
ークバラスト、直流カットコンデンサ、共振用インダク
タ17a 、電解平滑コンデンサ17b 、共振用コンデンサな
どが用いられている。
【0021】また、回路基板16の縁部には、仕切板5の
ランプ取付孔11の位置に対応して、互いに180゜対称
の位置つまり中心を通る対角線上に位置して一対の凹部
18が形成されている。そして、各凹部18の近傍には、断
面が多角形つまり角棒形のピンであり、インバータ回路
15に電気的に接続された接続端子19がそれぞれ一対ずつ
立設されている。なお、各凹部18の近傍に立設される接
続端子19のうち、少なくとも1つずつが中心を通る対角
線上に位置するように配置されている。さらに、一方の
凹部18の近傍には、発光管としての蛍光ランプ21のアマ
ルガムを有する一方の排気管部30a に近接して配置され
る発熱素子20が立設されている。そして、各発熱素子20
は、たとえばインバータ回路15の一部を構成するトラン
ジスタ、抵抗、巻線、フィルムコンデンサなどで構成さ
れている。
【0022】そして、仕切板5の正面側には、蛍光ラン
プ21が取り付けられている。そして、この蛍光ランプ21
は、屈曲形成されたガラス製の1本のバルブである発光
管22を備えている。そして、この発光管22は、両端に封
止端部23を備え、これら両封止端部23間に同一方向に向
けてほぼU字形に屈曲された3本のU字状部24が形成さ
れ、これらU字状部24が互いに離間してほぼ平行に並設
されている。さらに、各U字状部24は、一対の直線部25
と、この一対の直線部25の一端間で屈曲された曲成部26
とを備え、中央に位置するU字状部24の曲成部26は、両
側のU字状部24の曲成部26よりバルブ軸方向に長く形成
されている。さらに、中央のU字状部24の各直線部25の
他端と両側のU字状部24の封止端部23を備えない一方の
直線部25の他端との間には、曲成部26とは逆方向にほぼ
U字形に屈曲された屈曲部27が形成され、3本のU字状
部24が並設されるとともに各U字状部24の直線部25が同
一円周上に位置された状態で、発光管22に両封止端部23
間を連続する屈曲した1本の放電路が形成されている。
また、発光管22の各封止端部23の内部にはフィラメント
電極としての電極コイル28が封装され、この電極コイル
28に接続された一対の外部リード線29が封止端部23から
導出されている。さらに、各封止端部23の外部には排気
管部30a ,30b が突出され、一方の排気管部30a には、
点灯中の発光管22内の水銀蒸気圧を制御するアマルガム
が収容されている。また、発光管22の内面には図示しな
い蛍光体被膜が形成されているとともに、発光管22の内
部には水銀およびアルゴンなどの希ガスが封入されてい
る。なお、たとえば蛍光ランプ21の入力ランプ電力は2
1〜23W、放電路長は415〜485mmとされてい
る。
【0023】そして、蛍光ランプ21は、封止端部23が仕
切板5に形成されたランプ取付孔11に仕切板5の下側か
ら差し込まれ、これら封止端部23とランプ取付孔11との
間に充填されたシリコーン系などの熱硬化性接着剤41に
よって仕切板5に固定されている。また、発光管22の各
屈曲部27の内側は、仕切板5の各ランプ支持片13に対向
配置され、挿通孔12を通じてランプ支持片13の溜り部上
に注入された、熱硬化性接着剤41と同様の熱硬化性接着
剤により仕切板5の下面に固定されている。このように
して、この蛍光ランプ21は、両端の封止端部23と中間部
の屈曲部27の合計4箇所により仕切板5に固定されてい
る。
【0024】なお、発光管22の封止端部23を仕切板5の
ランプ取付孔11に挿入し、発光管22の各封止端部23を回
路基板16の各凹部18に臨ませたとき、封止端部23から導
出されている外部リード線29を回路基板16の凹部18の近
傍に立設された接続端子19に巻き付ける。さらに、この
巻き付けに先立ち、外部リード線29を緊張させて外部リ
ード線29により蛍光ランプ21を持ち上げる程度の張力を
与え、この状態で接続端子19に巻き付ける。なお、この
とき、接続端子19は、角棒形のピンであるため、外部リ
ード線29の引っ掛かりがよく、緊張が緩むことが防止さ
れる。そして、この状態では、蛍光ランプ21は、接続端
子19に巻き付けられた外部リード線29により吊り持ちさ
れるようになり、熱硬化性接着剤41で接合する前の仮止
めができるとともに、その後の熱硬化性接着剤41の塗布
作業も容易になり、さらに、塗布後の乾燥固化の場合も
蛍光ランプ21を保持しておく必要がなく、作業効率が向
上する。また、この場合、各凹部18の近傍に設置された
一対の接続端子19のうち少なくとも1つずつが中心を通
る対角線上に位置されているため、外部リード線29は対
角線方向に引かれる。そのため、蛍光ランプ21は対角線
上に支持力を受け、力のバランスがよく、外部リード線
29のみで支持されても蛍光ランプ21が傾くことはない。
【0025】また、蛍光ランプ21は、透光性を有するグ
ローブ体51により覆われている。このグローブ体51は、
最大外径が直径100mm以下、肉厚が0.8mmないし
1.2mmの透明なポリカーボネイト樹脂製で、カバー体
2とともに電球形を形成しており、インジェクションブ
ローの内面に艶を出し、ガラスに近い光沢をもたせてい
る。なお、肉厚が0.8mm以下であると蛍光ランプ21の
発熱などにより変形が生じやすく、1.2mm以上である
と全光透過量が減少するとともに重量が増加するので、
肉厚を0.8mmないし1.2mmとして、変形が生じにく
く軽量で、材料を少なくしてコストを低下するととも
に、全光透過率を乳白タイプの樹脂グローブの94%な
いし96%に維持して発光効率の低下も防止できる。そ
して、グローブ体51の上端には円形状の開口52を有し、
このグローブ体51は、ほぼ電球状に形成された円形状の
開口を有するグローブ部53、このグローブ部53の開口に
内方に向けてほぼ平面状に形成された環状部54、この環
状部54の内周に半径1.5mm以下の曲面でグローブ部53
とは反対側にほぼ直角に折曲がった円筒部55を有し、こ
の円筒部55は嵌合部8に差し込まれ、シリコーン系など
の熱硬化性接着剤56によってカバー体2および仕切板5
に固定され、蛍光ランプ21を収納する発光管収納部が形
成されている。そして、蛍光ランプ装置1は、口金4を
含む高さが139mmおよび最大径が95mmに形成されて
いる。
【0026】そして、上記のように構成された蛍光ラン
プ装置1を図示しない照明器具の器具本体に装着し、イ
ンバータ回路15に電源が投入されると、このインバータ
回路15によって蛍光ランプ21の両端の電極コイル28間に
放電電流が与えられ、蛍光ランプ21の発光管22内で放電
が誘起され、発光管22が点灯する。また、アマルガムを
有する一方の排気管部30a の近傍に配置した発熱素子20
がインバータ回路15の始動とともに発熱して排気管部30
a および排気管部30a 内のアマルガムを加熱し、立上が
り時でも十分な光束を早く得ることができる。さらに、
蛍光ランプ21は、入力ランプ電力21〜23Wで、放電
路長415〜485mmであり、高い光出力を得られると
ともに、蛍光ランプ装置1は、口金4を含む高さが13
9mmおよび最大径が95mmであり、電球形としての寸法
規格に適合できる。
【0027】そして、上記実施の形態によれば、グロー
ブ体51はポリカーボネイト樹脂製であるので、ガラスの
ような歪みを生ずることなく任意の形状に形成でき、落
下時の破損、飛散も防止する。また、円筒部55の軸方向
の長さを長くできるため、熱硬化性接着剤56により接着
される部分が長くなるとともに、直角に嵌合部8に挿入
されるため、カバー体2およびグローブ体51の間隙も一
定になり、正確かつ確実に接着できる。さらに、嵌合部
8の長さも長くできるため、熱硬化性接着剤56がカバー
体2およびグローブ体51の間からはみ出ることも防止で
きる。
【0028】また、カバー体2および仕切板5とグロー
ブ体51とを嵌合のみにより、シリコーン樹脂を主体とし
た接着剤を用いなければ、低分子化合物のオリゴマーが
発生せず、グローブ体51の内部がくもることを防止でき
る。
【0029】なお、上記の実施の形態では、複数箇所で
屈曲した発光管22を有する蛍光ランプ21を備えた電球形
の蛍光ランプ装置1について説明したが、蛍光ランプ装
置1全体あるいは発光管22は、種々の形状を採ることが
できる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の電球形蛍光ランプによれ
ば、樹脂製のグローブ体のグローブ部の環状部の内周に
半径1.5mm以下の曲面でグローブ部とは反対側にほぼ
直角に折曲がり、嵌合部に嵌合される円筒部を有するた
め、ガラスのように歪みを生ずることなく、半径1.5
mm以下の大きな曲げを形成できるとともに、接着剤など
を嵌合部に十分に収納できる形状に形成でき、接着剤を
外部にはみ出すことなく収容できる。
【0031】請求項2記載の電球形蛍光ランプによれ
ば、請求項1記載の電球形蛍光ランプに加え、樹脂は、
ポリカーボネイト樹脂であるもので、目的の形状に容易
に形成できる。
【0032】請求項3記載の電球形蛍光ランプによれ
ば、肉厚が0.8mm以下であると発光管の発熱などによ
り変形が生じやすく、1.2mm以上であると全光透過量
が減少するとともに重量が増加するので、肉厚を0.8
mmないし1.2mmとして、変形が生じにくく軽量で、か
つ、発光効率の低下も防止できる。
【0033】請求項4記載の電球形蛍光ランプによれ
ば、請求項3記載の電球形蛍光ランプに加え、カバー体
とグローブ体とはそれぞれ嵌合係止されたもので、簡単
な構成でカバー体体にグローブ体を装着できる。
【0034】請求項5記載の電球形蛍光ランプによれ
ば、請求項1ないし4いずれか一記載の電球形蛍光ラン
プに加え、カバー体とグローブ体とは接着剤にて接着さ
れたもので、嵌合部に十分に接着剤を収容でき、接着剤
が外部にはみ出すことを防止できる。
【0035】請求項6記載の電球形蛍光ランプによれ
ば、請求項5記載の電球形蛍光ランプに加え、接着剤
は、シリコーン樹脂を主体としたものであるもので、シ
リコーンの接着力により確実に接着できる。
【0036】請求項7記載の電球形蛍光ランプによれ
ば、請求項1ないし6いずれか記載の電球形蛍光ランプ
に加え、基体の発光管とは反対側に発光管を点灯させる
点灯回路を具備したので、それぞれの効果を奏すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電球形蛍光ランプの一実施の形態を示
す一部を切り欠いた側面図である。
【符号の説明】
2 カバー体 2a 開口 4 口金 5 基体としての仕切板 8 嵌合部 21 発光管としての蛍光ランプ 51 グローブ体 53 グローブ部 54 環状部 55 円筒部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光管と;この発光管を保持する基体
    と;ほぼ円形の開口を有しこの基体の発光管とは反対側
    に位置したほぼ中央に口金を有するとともに周囲の少な
    くとも一部に嵌合部が形成されたカバー体と;このカバ
    ー体に装着されるとほぼ電球状に形成された円形状の開
    口を有するグローブ部、このグローブ部の開口に内方に
    向けてほぼ平面状に形成された環状部、この環状部の内
    周に半径1.5mm以下の曲面でグローブ部とは反対側に
    ほぼ直角に折曲がって嵌合部に嵌合される円筒部を有す
    る樹脂製のグローブ体と;を具備していることを特徴と
    する電球形蛍光ランプ。
  2. 【請求項2】 グローブ体は、ポリカーボネイト樹脂製
    であることを特徴とする請求項1記載の電球形蛍光ラン
    プ。
  3. 【請求項3】 発光管と;この発光管を保持する基体
    と;ほぼ円形の開口を有しこの基体の発光管とは反対側
    に位置したほぼ中央に口金を有するとともに周囲の少な
    くとも一部に嵌合部が形成されたカバー体と;このカバ
    ー体に装着されるとほぼ電球状に形成された円形状の開
    口を有しこの開口の周囲が嵌合部に嵌合され最大外径が
    直径100mm以下で肉厚が0.8mmないし1.2mmのポ
    リカーボネイト樹脂製のグローブ体と;を具備している
    ことを特徴とする電球形蛍光ランプ。
  4. 【請求項4】 カバー体とグローブ体とはそれぞれ嵌合
    係止されたことを特徴とする請求項3記載の電球形蛍光
    ランプ。
  5. 【請求項5】 カバー体とグローブ体とは接着剤にて接
    着されたことを特徴とする請求項1ないし4いずれか一
    記載の電球形蛍光ランプ。
  6. 【請求項6】 接着剤は、シリコーン樹脂を主体とした
    ものであることを特徴とする請求項5記載の電球形蛍光
    ランプ。
  7. 【請求項7】 基体の発光管とは反対側に発光管を点灯
    させる点灯回路を具備したことを特徴とする請求項1な
    いし6いずれか記載の電球形蛍光ランプ。
JP8202615A 1996-07-31 1996-07-31 電球形蛍光ランプ Pending JPH1050116A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994010811A1 (de) * 1992-11-02 1994-05-11 Siemens Aktiengesellschaft Zeitschlitzauswahl für eine funkverbindung insbesondere in einem schnurlos-telekommunikationssystem

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WO1994010811A1 (de) * 1992-11-02 1994-05-11 Siemens Aktiengesellschaft Zeitschlitzauswahl für eine funkverbindung insbesondere in einem schnurlos-telekommunikationssystem

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