JPH10500996A - Hiv−1感染症を予防及び治療するための組成物と方法 - Google Patents

Hiv−1感染症を予防及び治療するための組成物と方法

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JPH10500996A JP8518188A JP51818896A JPH10500996A JP H10500996 A JPH10500996 A JP H10500996A JP 8518188 A JP8518188 A JP 8518188A JP 51818896 A JP51818896 A JP 51818896A JP H10500996 A JPH10500996 A JP H10500996A
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Abstract

(57)【要約】 HIV−1逆転写酵素阻害性ヘテロサイクリルカルブ(オクス/チオ)アニリド化合物と、このヘテロサイクリルカルブ(オクス/チオ)アニリド化合物によって選択される同じHIV−1突然変異菌株(単数又は複数)を選択しない第2HIV−1逆転写酵素阻害剤化合物と、任意に、第3HIV逆転写酵素阻害剤化合物とを含む、HIV−1感染症を予防又は治療するための組成物と方法。

Description

【発明の詳細な説明】 HIV−1感染症を予防及び治療するための組成物と方法 発明の分野 本発明はHIV−1感染症を予防又は治療するための組成物に関する。さらに 詳しくは、本発明は有効成分として、HIV−1逆転写酵素阻害性ヘテロサイク リルカルブ(オクス/チオ)アニリド化合物と、HIV−1逆転写酵素阻害性ヘ テロサイクリルカルブ(オクス/チオ)アニリド化合物によって選択される同じ HIV−1突然変異菌株(単数又は複数)を選択しない、例えば、2’,5’− ビス−O−(tert−ブチルジメチルシリル)−3’−スピロ−5”−(4” −アミノ−1”,2”−オキサチオール−2”,2”−ジオキシド)(TSAO )誘導体のような第2HIV−1逆転写酵素(RT)阻害剤化合物と、任意に、 第3HIV逆転写酵素阻害剤とを含む、HIV−1感染症を予防及び/又は治療 するための組成物に関する。本発明はまた、患者におけるHIV−1感染症を予 防又は治療するための方法であって、患者にHIV−1 RT阻害性ヘテロサイ クリルカルブ(オクス/チオ)アニリド化合物と、HIV−1 RT阻害性ヘテ ロサイクリルカルブ(オクス/チオ)アニリド化合物によって選択される同じH IV−1突然変異菌株(単数又は複数)を選択しない第2HIV−1 RT阻害 剤化合物と、任意に、第3HIV RT阻害剤化合物との有効量を投与すること を含む方法にも関する。発明の背景 種々な化合物がインビトロにおけるヒト免疫不全ウイルス1型(HIV−1) の阻害剤として述べられており、これらの化合物は例えばネビラピン、ピリジノ ン、TIBO、BHAP、TSAO及びキノキサリンのような、ウイルスによっ てコードされる逆転写酵素(RT)を標的とする。HIV−1に対するこれらの 化合物の選択性はHIV−1 RTとの非常に特異的な相互作用による。 細胞培養物及びAIDS患者における数種類のHIV−1特異性RT阻害剤に 耐性なHIV−1菌株の迅速な発生が、クリニックにおいてこれらの阻害剤のさ らなる開発への関心を惹起している。しかし、ある種のHIV−1特異性RT阻 害剤に対するHIV−1耐性が、他のHIV−1特異性RT阻害剤に対する交差 耐性を必ずしも意味しない。実際に、HIV−1特異性RT阻害剤が、それらの RTに異なるアミノ酸置換を含有するHIV−1突然変異菌株に対しては異なる 活性を示すことが実証されている。例えば、それらのRTに100Leu→I1 e突然変異を含有するHIV−1菌株はTIBO R82913とR82150 とに耐性であるが、ネビラピンとTSAO誘導体のTSAO−T及びTSAO− m3Tとには耐性ではない。また、それらのRTに138Glu→Lys突然変 異を含有するHIV−1菌株はTSAO誘導体に耐性であるが、例えばBHAP やネビラピンのような、他のHIV−1特異性RT阻害剤には耐性ではない。こ れとは対照的に、HIV−1菌株のRTにおける181Tyr→Cys突然変異 は、この突然変異ウイルスを、米国特許第5,268,239号に述べられてい るある一定のオキサチインカルボキサアニリド誘導体類を除いて、現在までに述 べられている実際に全てのHIV−1特異性RT阻害剤に対して耐性にさせる。 例えば、Balzarini等,J.Virology,67(9):5353〜5359(199 3)(“Balzarini I”)及びBalzarini等,Virology,192:246〜253 (1993)(“Balzarini II”)を参照のこと。 ウイルス耐性を除去するために種々なHIV−1 RT阻害剤を組み合わせる 試みがなされているが成功していない。例えば、Balzarini Iを参照のこと。 したがって、薬物耐性のHIV−1菌株の発生を阻害又は抑制することができ るある一定のHIV RT阻害剤化合物の組合せを含む組成物を提供することが 本発明の目的である。 ある一定のHIV RT阻害剤化合物のこの組合せを投与することによって、 HIV−1感染症を防止又は治療する方法を提供することも本発明の目的である 。発明の概要 本発明はHIV−1感染症を予防又は治療するための組成物であって、 (a)式: [式中、X1とX2は独立的にO又はSであり; YはO又はSであり; R1は水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C3−C4 アルケニルオキシ、C3−C4アルキニルオキシ、モノ−、ジ−又はトリ−ハロメ チル、トリフルオロメトキシ、C1−C4アルキルチオ、C3−C4分枝アルキルチ オ、ニトロ又はシアノであり; R2は水素、C1−C4アルキル又はハロゲンであり; R3は水素又はC1−C4アルキルであり; R4はC3−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1− C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシアルキル、C1−C8アルキルチオアルキ ル、C1−C8ヒドロキシアルキル、C1−C8アシルオキシアルキル、C1−C8ア ロイルオキシアルキル、C1−C8カルボキシアルキル、C1−C8アルキルカルボ キシアルキル、C6−C12アリールカルボキシアルキル、C1−C8アミノアルキ ル、C1−C8アルキルアミノアルキル、C1−C8ジアルキルアミノアルキル、C1 −C8トリアルキルシリルアルキル(これらの基において上記アルキル部分の各 々は直鎖又は分枝鎖のいずれでもよい);C3−C8シクロアルキル、フェニル、 (C1−C6アルキル)フェニル、C7−C12アリールアルキル、C7−C12アルカ リールアルキル又はヘテロサイクリルアルキルであり、これらの基において複素 環式部分はモルホリニル、ピペリジニル、ピロリジニル、ピペラジニル、オキシ ラニル、オキセタニル、フラニル、テトラヒドロピラニル又はテトラヒドロフラ ニルであり; R5は(i)1個以上のC1−C4アルキル、好ましくは1個若しくは2個 のメチルによって任意に置換された、フェニル又はC3−C7シクロアルキル;又 は (式中、R6は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1−C6 ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニル、C2 −C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ−若し くはトリ−ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルであり; R7とR8は独立的に水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1 −C6ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニ ル、C2−C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ −若しくはトリ−ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルである)である] で示される第1HIV−1 RT阻害剤化合物と; (b)(a)の第1HIV−1 RT阻害剤化合物によって選択される同じH IV−1突然変異菌株(単数又は複数)を選択しない第2HIV−1 RT阻害 剤化合物と; (c)任意の、第3HIV RT阻害剤化合物と の治療有効量を含む組成物に関する。 本発明は患者におけるHIV−1感染症を予防又は治療するための方法であっ て、患者に別々に又は組合せて、上記(a)の第1HIV−1 RT阻害剤化合 物と、(a)の第1HIV−1 RT阻害剤化合物によって選択される同じHI V−1突然変異菌株(単数又は複数)を選択しない第2HIV−1 RT阻害剤 化合物と、任意の、第3HIV RT阻害剤化合物との有効量を投与することを 含む方法にも関する。発明の詳細な説明 “HIV−1 RT阻害剤化合物”なる用語は、HIV−1の逆転写酵素の機 能を妨害することによってHIV−1の複製を阻害する任意の化合物を意味する 。 “HIV RT阻害剤化合物”なる用語は、HIVの逆転写酵素の機能を妨害 することによって、例えばHIV−1又はHIV−2のような、HIVの任意の 種類又は菌株の複製を阻害する任意の化合物を意味する。 本発明の目的のために、“HIV−1突然変異菌株(単数又は複数)を選択す る”とは、特定のHIV−1 RT阻害剤化合物に耐性である突然変異HIV− 1菌株(単数又は複数)を意味する。 特定のHIV−1 RT阻害剤化合物が如何なるHIV−1突然変異菌株(単 数又は複数)を選択するかを判定するために、Balzarini I及びBalzarini IIに 述べられている方法を用いることができる。 本発明の組成物に第2HIV−1 RT阻害剤化合物として有用な化合物は、 式Iの第1HIV−1 RT阻害剤化合物と同じHIV−1突然変異菌株(単数 又は複数)を選択しない任意のRT阻害剤化合物であることができる。このよう なHIV−1 RT阻害剤化合物は知られており、例えば、米国特許出願第07 /939,410号(1992年9月3日出願)、Camarasa等,J.Med.Chem.35 (15):2721〜2727(1992)及びPerez−Perez等,J.Med. Chem.35(16):2988〜2995(1992)に述べられているTSA O誘導体;例えば、Merluzzi等,Science,250:1411〜1413(19 90)のネビラピンのような、ジピリドジアゼピノン類;例えばGoldman等,Pro c.Natl.Acad.Sci.USA,88,6863〜6867(1991)に述べら れている3−{[(4,7−ジクロロ−1,3−ベンゾオキサゾル−2−イル) メチル]アミノ}−5−エチル-6−メチルピリジン−2(1H)−オン(L− 697,661)のような、ピリジノン誘導体;例えば、Kleim等,Antimicrob .Agents Chemother.37,1659〜1664(1993)に述べられている キノキサリン S−2720のようなキノキサリン;例えばRomero等,Proc.Na tl.Acad.Sci.USA,88:8806〜8810(1991)に述べられて いる、N−イソプロピル−2−[4−(2−ケトインドリル)−1−ピペラジニ ル]−3−ピリジンアミン(BHAP U−88204)のような、ビス(ヘテ ロアリール)ピペラジン(BHAP)誘導体;例えば、Pauwels等,Nature, 43 :470〜474(1990)に述べられている、(+)−S− 4,5,6,7−テトラヒドロ−9−クロロ−5−メチル−6−(3−メチル− 2−ブテニル−イミダゾ[4,5,1−jk][1,4]−ベンゾジアゼピン− 2(1H)−チオン(R82913)のような、テトラヒドロイミダゾ[4,5 ,1−jk][(1,4)−ベンゾジアゼピン−2(1H)−オン及び−チオン (TIBO)誘導体;例えば、Kashman等,J.Med.Chem.35,2735〜2 743(1992)に述べられている、カラノリド Aのようなクマリン誘導体 ;例えば、McMahon等,Antimicrobial.Agents Chemother.37,754〜76 0(1993)に述べられている、ニトロフェニルフェニルスルホン(NPPS )のような、ジアリールスルホン;例えば、Pauwels等,Proc.Natl.Acad.Sci. (USA),90,1711〜1715(1993)に述べられている、R89 439のような、アニリドフェニルアセトアミド(アルファ−APA);例えば 、Zhang等,HIV薬物耐性に関する第2回国際研究会(6月3〜5日,オラン ダ,Noordwisk)の要約集(1993)No.30に述べられている、LY30 0046・HClのような、フェネチルチアゾールチオウレア誘導体(PETT );1−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]−6−(フェニルチオ)チミン (HEPT)誘導体,Baba等,Biochem.Biophys.Res.Comm.165,137 5〜1381(1989)を包含する。 (c)の任意の第3HIV RT阻害剤化合物は、第1HIV−1 RT阻害 剤化合物又は第2HIV−1 RT阻害剤化合物以外の任意のHIV RT阻害 剤化合物であることができる。このようなHIV RT阻害剤化合物は知られて おり、例えば、第2HIV−1 RT阻害剤化合物として有用であるとして上述 したようなHIV−1 RT阻害剤化合物又は例えばジドブジン(AZT)、ジ ダノシン(ddI)、ザルシタビン(ddC)、(−)−2’−デオキシ−3’ −チアシチジン(3TC)、D4T、PMEA等のような、HIV−1とHIV −2とを識別しないHIV逆転写酵素阻害剤のような化合物を包含する。好まし くは、(c)の任意のHIV RT阻害剤化合物は、第1HIV−1 RT阻害 剤化合物又は第2HIV−1 RT阻害剤化合物と同じHIV−1突然変異菌株 (単数又は複数)を選択しないHIV RT阻害剤化合物、例えば、第1HIV −1 RT阻害剤化合物又は第2HIV−1 RT阻害剤化合物と同じHIV− 1突然変異菌株((単数又は複数)を選択しない第3HIV−1 RT阻害剤化 合物である。 好ましくは、本発明はHIV−1感染症を予防又は治療するための組成物であ って、 (a)式: [式中、 X1はO又はS、好ましくはOであり; X2はO又はS、好ましくはSであり; YはO又はS、好ましくはOであり; R1は水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C3−C4 アルケニルオキシ、C3−C4アルキニルオキシ、モノ−、ジ−若しくはトリ−ハ ロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C4アルキルチオ、C3−C4分枝アルキ ルチオ、ニトロ又はシアノであり、好ましくは水素、ハロゲン又はC1−C4アル キルであり、より好ましくはハロゲンであり; R2は水素、C1−C4アルキル又はハロゲンであり、好ましくは水素又はC1 −C4アルキル、より好ましくは水素、メチル又はエチルであり; R3は水素又はC1−C4アルキルであり; R4はC3−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1− C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシアルキル、C1−C8アルキルチオアルキ ル、C1−C8ヒドロキシアルキル、C1−C8アシルオキシアルキル、C1−C8ア ロイルオキシアルキル、C1−C8カルボキシアルキル、C1−C8アルキルカルボ キシアルキル、C6−C12アリールカルボキシアルキル、 C1−C8アミノアルキル、C1−C8アルキルアミノアルキル、C1−C8ジアルキ ルアミノアルキル、C1−C8トリアルキルシリルアルキル(これらの基において 上記アルキル部分の各々は直鎖又は分枝鎖のいずれでもよい);C3−C8シクロ アルキル、フェニル、(C1−C6アルキル)フェニル、C1−C12アリールアル キル、C7−C12アルカリールアルキル又はヘテロサイクリルアルキル(これら の基において複素環式部分はモルホリニル、ピペリジニル、ピロリジニル、ピペ ラジニル、オキシラニル、オキセタニル、フラニル、テトラヒドロピラニル又は テトラヒドロフラニルである)であり、好ましくは、C3−C6アルキル、C3− C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1−C8ハロアルキル、(C1−C8アル キル)チオ(C1−C8アルキル)、C3−C8シクロアルキル又はフェニルであり ; R5は (i)1個以上のC1−C4アルキル、好ましくは1個若しくは2個のメチル によって任意に置換された、フェニル又はC3−C7シクロアルキル;又は (ii) (式中、R6は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1−C6 ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニル、C2 −C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ−若し くはトリ−ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルであり、好ましくはC3− C6アルキル、C1−C6モノ−、ジ−若しくはトリ−ハロアルキル又はC1−C6 チオアルキルであり; R7とR8は独立的に水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1 −C6ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニ ル、C2−C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ −若しくはトリ−ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルであり、好ましくは 、水素又はC1−C4アルキルであり、より好ましくは水素である) である] で示される第1HIV−1 RT阻害剤化合物と; (b)式: [式中、Bは (i)式: で示されるピリミジン、好ましくは 式: (式中、X2は水素、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキ ニル、ハロゲン、シアノ、チオシアノ、ヒドロキシメチル、C1−C2ハロアルキ ル、ニトロ又はアミノであり、好ましくは水素又はC1−C4アルキルであり; X3は水素、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル又はC2−C4アルキニ ルであり、好ましくは水素又はC1−C4アルキルであり; X4はOH、SH、NH2、NHCH3、N(CH3)2又はNHCOCH3であり 、好ましくはNH2、NHCH3又はN(CH3)2である) で示されるピリミジン; (ii)式: で示されるプリン、又は好ましくは 式: で示されるプリン (上記式中、X5はH又は、好ましくは、C1−C4アルキルであり; X6はH、OH、ハロゲン、NH2、NHCH3又はN(CH3)2である);又 は (iii)式: (式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハ ロアルキル、トリメチルシリル、アセチル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1 −C6アルキルカルボニル、CONH2、CONHCH3、CON(CH3)2であり 、好ましくはNH2、NHCH3又はN(CH3)2である) で示されるトリアゾール であり; R1'はアミノ、C1−C4アミノアルキル、C2−C4アミノアルケニル又はC2 −C4アミノアルキニルであり、好ましくはアミノ又はC1−C4アミノアルキル であり; R2'とR3'はそれぞれ独立的に、同じ又は異なる、フェニル又はC1−C4 線状若しくは分枝アルキルによって三置換されたシリルである] で示される第2HIV−I RT阻害剤化合物と; (c)(a)の第1HIV−1 RT阻害剤化合物又は(b)の第2HIV− 1 RT阻害剤化合物によって選択される同じHIV−1突然変異菌株(単数又 は複数)を選択しない、任意の、第3HIV RT阻害剤化合物と の治療有効量を含む組成物に関する。 より好ましくは、本発明はHIV−1感染症を予防又は治療するための組成物 であって、 (a)式: [式中、 YはOであり; R1は水素、ハロゲン又はC1−C4アルキルであり; R2は水素又はC1−C4アルキルであり; R3は水素又はC1−C4アルキルであり; R4はC3−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1− C8ハロアルキル又は(C1−C8アルキル)チオ(C1−C8アルキル)であり、 これらの基において上記アルキル部分の各々は直鎖又は分枝鎖のいずれでもよい ;C3−C8シクロアルキル又はフェニルであり; R5は (i)1個又は2個のメチルによって任意に置換された、フェニル又はC3 −C7シクロアルキル;又は (ii) (式中、R6は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1−C6 ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニル、C2 −C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ−若し くはトリ−ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルであり; R7とR8は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C4アルキルである) である] で示される第1HIV−1 RT阻害剤化合物と; (b)式: [式中、Bは (i)式: (式中、 X2は水素又はC1−C4アルキルであり; X3は水素又はC1−C4アルキルであり; X4はNH2、NHCH3又はN(CH3)2である) で示されるピリミジン; (ii)式: (式中、X5はC1−C4アルキルである) で示されるプリン;又は (iii)式: (式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハ ロアルキル、トリメチルシリル、アセチル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1 −C6アルキルカルボニル、CONH2、CONHCH3、CON(CH3)2であり 、好ましくはNH2、NHCH3又はN(CH3)2である) で示されるトリアゾール であり; R1'はアミノ又はC1−C4アミノアルキルであり; R2'とR3'はそれぞれ独立的に、同じ又は異なる、フェニル又はC1−C4線 状若しくは分枝アルキルによって三置換されたシリルである] で示される第2HIV−1 RT阻害剤化合物と; (c)(a)の第1HIV−1 RT阻害剤化合物又は(b)の第2HIV− 1 RT阻害剤化合物によって選択される同じHIV−1突然変異菌株(単数又 は複数)を選択しない、任意の、第3HIV RT阻害剤化合物と の治療有効量を含む組成物に関する。 最も好ましくは、本発明はHIV−1感染症を予防又は治療するための組成物 であって、 (a)式: [式中、 R2は水素、メチル又はエチルであり; R5は (i)フェニル又はC3−C7シクロアルキル;又は (ii) (式中、R6は水素又は線状、分枝若しくは環状のC3−C6アルキル、C1−C6 モノ−、ジ−若しくはトリ−ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルであり; R7とR8は水素である) である] で示される第1HIV−1 RT阻害剤化合物と; (b)式: [式中、Bは (i)式: (式中、 X2は水素又はC1−C4アルキルであり; X3は水素又はC1−C4アルキルである) で示されるピリミジン; (ii)式: (式中、X5はC1−C4アルキルである) で示されるプリン;又は (iii)式: (式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、NH2、NHCH3又はN(CH3)2であ る) で示されるトリアゾール であり; R1'はアミノ又はC1−C4アミノアルキルであり; R2'とR3'はそれぞれ独立的に、同じ又は異なる、フェニル又はC1−C4線 状若しくは分枝アルキルによって三置換されたシリルである] で示される第2HIV−1 RT阻害剤化合物と; (c)(a)の第1HIV−1 RT阻害剤化合物又は(b)の第2HIV− 1 RT阻害剤化合物によって選択される同じHIV−1突然変異菌株(単数又 は複数)を選択しない、任意の、第3HIV RT阻害剤化合物と の治療有効量を含む組成物に関する。 本発明の組成物において第1HIV−1 RT阻害剤化合物として有用な式I 化合物は、例えば、米国特許第5,268,389号に述べられているように製 造することができる。本発明の組成物において第2HIV−1 RT阻害剤化合 物として有用なTSAO化合物は、例えばヨーロッパ特許出願公開第05304 07号に述べられているように製造することができる。 本発明の組成物は、慣用的な無毒性で薬剤学的に受容されるキャリヤー、アジ ュバンド及びビヒクルを含有する投与量単位配合物(dosage unit formulation )として経口的に、非経口的に、舌下に、吸入スプレーによって若しくは直腸か ら、又は局所に投与されることができる。適当なキャリヤー、アジュバンド及び ビヒクルは、例えばRemington's Pharmaceutical Sciences, 第16版,Mack Pu blishing Company,ペンシルバニア州,イーストン(1980)のような、標準 的な薬剤学テキストに見い出されることができる。 キャリヤーと混合されて単一投与形を製造することができる有効成分の治療有 効量は、治療されるホストの年齢及び状態と特定の投与形式とに依存して変動す る。一般に、本発明の組成物の有効成分は、最も望ましくは、有害な又は有毒な 副作用を生じることなく、抗ウイルス的に効果的な結果を一般に与える濃度レベ ルで投与される。 本発明の組成物中の第1HIV−1 RT阻害剤化合物の第2HIV−1 R T阻害剤化合物に対する比は、選択された第1HIV−1 RT阻害剤化合物及 び第2HIV−1 RT阻害剤化合物と、HIV−1感染症の症状及び/又は重 症度とに依存して変化することができるが、通常は、重量で約1:100から約 100:1まで、好ましくは重量で約1:5から約5:1までである。任意の第 3HIV RT阻害剤化合物を含む本発明の組成物では、組成物中の第3HIV RT阻害剤化合物の%量は、HIV−1感染症の症状及び/又は重症度とに依 存して及び選択された第3HIV RT阻害剤化合物に依存して変化することが できるが、通常は、全組成物の約1重量%〜約99重量%、好ましくは約20重 量%〜約80重量%である。 第1HIV−1 RT阻害剤化合物と、第2HIV−1 RT阻害剤化合物と 、選択された場合の第3HIV RT阻害剤化合物とは、全ての成分を含む組成 物として患者に投与することができる、又は成分を別々に患者に投与することも できる。例えば、第1HIV−1 RT阻害剤化合物を最初に患者に投与し、次 に第2HIV−1 RT阻害剤化合物を患者に投与し、その後に、選択した場合 に、 第3HIV RT阻害剤化合物を投与することができる。或いは、例えば、第2 HIV−1 RT阻害剤化合物を最初に患者に投与し、次に第1HIV−1 R T阻害剤化合物を、その後に、選択した場合の第3HIV RT阻害剤化合物を 投与することができる。又は、例えば、選択した場合の第3HIV RT阻害剤 化合物を最初に患者に投与し、次に第1HIV−1 RT阻害剤化合物と第2H IV−1 RT阻害剤化合物とを投与することができる。又は、第1HIV−1 RT阻害剤化合物と第2HIV−1 RT阻害剤化合物とを組成物として患者に 投与し、次に第3HIV RT阻害剤を投与することができる。又は、第1HI V−1 RT阻害剤化合物と第3HIV RT阻害剤化合物とを組成物として患 者に投与し、次に第2HIV−1 RT阻害剤化合物を投与することができる。 又は、第2HIV−1 RT阻害剤化合物と第3HIV RT阻害剤化合物とを 最初に患者に投与し、次に第1HIV−1 RT阻害剤化合物を投与する等を行 うことができる。 本発明の組成物の有効成分は唯一の有効薬剤として投与することができるが、 有効成分を、本発明の組成物の有効成分の活性に有害でない、又は有効成分との その組合せが治療されるホストに有害な影響を与えない1種類以上の他の薬剤と 組合せて用いることもできる。 本発明を例示するために、下記実施例を提供する。 実施例 材料と方法 試験化合物 TSAO誘導体[1−[2’,5’−ビス−O−(tert−ブチルジメチル シリル)−β−D−リボフラノシル]−3−N−メチルチミン−3’−スピロ− 5”−(4”−アミノ−1”,2”−オキサチオール 2”,2”−ジオキシド (TSAO−m3T)をPerez−Perez等の上記文献に述べられているように合成 した。TIBO R82913はZhang Hao(National Institutes of Health,メ リーランド州,Bethesda)から提供されたか、又はPharmatech International In c.(ニュージャージー州,ウェストオレンジ)から入手した。ネビラピン(BI −RG−587)とピリジノン L−697,661とは、それぞれ、 Boehringer Ingelheim Pharmaceuticals,Inc.(コネチカット州,リッジフィー ルド)とMerck,Sharp & Dohme(ペンシルバニア州,ウェストポイント)とから 提供された。BHAP U−88204(N−イソプロピル−2−[4−(2− ケトインドリル)−1−ピペラジニル]−3−ピリジンアミン)はThe Upjohn C ompany(ミシガン州,カラマズー)から入手し、BHAP U−90152はHo echst AG(ドイツ,フランクフルト)から入手した。MCK−442は福島医 科大学(日本,福島)から提供された。化合物I、II、III、IV及びV(下記表 Aに要約)は米国特許第5,268,389号に述べられている方法を用いて調 製した。 BHAP U−90152は下記構造を有する: MCK−442は下記構造を有する: 細胞とウイルス CEM細胞はAmerican Tissue Cell Culture Collection(メリーランドリ州 ,ロックビル)から入手した。HIV−1(IIIB)は最初は持続的に(persisten tly)HIV−1感染したH9細胞の培養上澄みから得られ、R.C.GalloとM.Po povic(National Institutes of Health,メリーランド州,Bethesda)から提供 された。単独薬物又は組合せとして投与されたHIV−1特異性RT阻害剤に耐性なHI V−1(IIIB)突然変異菌株の選択 HIV−1(IIIB)に対して、25cm2培養フラスコ(Falcon;Becton Dickins on)中の数種類の一定濃度の試験化合物の存在下の5ml CEM細胞培養物(4 x105細胞/ml)中で2〜3回継代させて、突然変異HIV−1菌株を製造し た。この培養培地は10%ウシ胎児血清と、2mM L−グルタミンと、0.07 5% NaHCO3とを含有するRPMI 1640から成るものであった。初 期感染の多重度はCCID50(50%細胞培養物感染用量)の約1000倍であ った。継代は3〜4日毎に、0.5〜1.0mlの感染培養上澄みを5mlの4x1 05未感染CEM細胞/ml含有懸濁液に加えることによっておこなった。細胞培 養物中のウイルス急増のパラメータとしてシンシチウム形成を用いた。薬物組合 せ実験では、単独薬物実験での2つの最低濃度として用いた濃度と同じ初期濃度 で化合物を一緒にした。CEM細胞培養における試験化合物に対する幾つかのHIV−1突然変異菌株の 感受性 CEM細胞を培養培地1mlにつき250,000細胞で懸濁させ、野生型HI V−1(IIIB)又は突然変異HIV−1菌株によって100倍の50%細胞培養 感染用量/mlで感染させた。次に、100μlの感染済み細胞懸濁液を、試験化 合物の適当な希釈物(100μl)を含有する200μlマイクロタイタープレー ト孔に加えた。37℃において4日間インキュベーションした後に、細胞培養物 をシンシチウム形成に関して調べた。50%有効濃度(EC50)をHIV−1誘 導シンシチウム形成を50%阻害するために必要な化合物濃度として測定した。ポリメラーゼ連鎖反応分析のための突然変異HIV−1感染CEM細胞培養物の 調製と突然変異HIV−1菌株のポル遺伝子の配列決定 用いた方法はBalzarini I 上記文献と、Balzarini等,Proc.Natl.Acad.Sc i.USA90:6952〜6956(1993)(“Balzarini III”)とに述べら れている。RTアミノ酸50〜270をカバーする727bpフラグメントを与 えるように、オリゴヌクレオチドを選択した。プロウイルスDNAの増殖(35 サイクル)を、100μlの最終量での10mM Tris・HCl(pH8.8)、5 0mM KCl、1.5mM MgCl2、0.1% Triton X−100、2.5 単位の熱安定性DNAポリメラーゼ(Dyna Zyme,Finnzymes Inc.)及び15μMの 各プライマー中で1x105細胞からの抽出によっておこなった。第1プライマ ーセット(5'-GTAGAATTCTGTTGACTCAGATTGG及び5'-TTCTGCCAGTTCTAGCTCTGCTTCT) はプロウイルス逆転写酵素遺伝子の900bp生成物を生じた。第1PCRから の反応の1/10を次に鋳型として新規な35サイクルPCRに、アミノ酸50 〜270をカバーする727bp逆転写酵素フラグメントを与える第2プライマ ーセット(5'-CCTGAAAATCCATACAATACTCCAGTATTTG及び5'-AGTGCTTTGGTTCCTCTAAGGA GTTTAC)と共に転移させた。この第2セットのオリゴヌクレオチドは第1セット のオリゴヌクレオチドから内部的にDNA合成を開始させ、それによって、第1 PCRから特異的な生成物を増殖させたが、非特異的な生成物はもはや増殖され なかった。PCR生成物を1%アガロースゲル上で目視可能にした。逆転写酵素分析 反応混合物は(50μl)は、50mM Tris・HCl,pH7.8と、5mMジチ オトレイトールと、300mM グルタチオンと、500μM EDTAと、15 0mM KClと、5mM MgCl2と、1.25μgのウシ血清アルブミンと、一 定(fixed)濃度の標識済み基質[2,8−3H]dGTP(2.95μM,2μCi )と、一定濃度の鋳型/プライマー,ポリ(C)・オリゴ(dG)(0.1mM) と、0.06%のTriton X−100と、5μlの阻害剤溶液(種々な濃度(5倍 希釈)の試験化合物を含有)と、5μlのRT標本とを含有した。この反応混合 物を37℃において30分間インキュベートし、この時点で100μlのウシ胸 腺DNA(150μg/ml)と、2mlのNa427(1M HCl中0.1M )と、2mlのトリクロロ酢酸(10%,v/v)とを加えた。この溶液を氷上に 30分間維持し、その後に、酸に不溶な物質を洗浄し、放射能に関して分析した 。試験化合物のIC50を、ウイルス粒子誘導RT活性を50%阻害した化合物濃度 として測定した。結果 化合物I、II、III、IV及びVの抗ウイルス活性スペクトル 化合物I、II、III、IV及びVはCEM細胞中のHIV−1(IIIB)複製を顕 著に阻害することが判明した。これらの50%阻害濃度は0.004〜0.05 μg/mlの範囲内であった。野生型HIV−1に対して最も活性な化合物I、II 、III、IV及びVの阻害活性はHIV−1特異性RT阻害剤ネビラピン、BHA P、ピリジノン、TIBO及びTSAO−m3Tの阻害活性よりも優れていた( 表1)。しかし、後者のHIV−1特異性RT阻害剤とは顕著な対照をなして、 化合物I、II、III、IV及びVはCEM細胞中のピリジノン耐性RT/181− Cys HIV−1突然変異体の細胞変性効果(cytopathicity)をかなり大きく 阻害することが判明した。一般に、RT/181−Cys突然変異ウイルスに対 する化合物I、II、III、IV及びVの活性は、他のHIV−1特異性RT阻害剤 の活性に比べて少なくとも1桁〜2桁大きかった。 また、それらのRTに138Glu→Lysと106Val→Ala突然変異 を含む他の突然変異HIV−1菌株に対する化合物I、II、III、IV及びVの抗 ウイルス力価(antiviral potency)は、他の化合物に関して認められたよりも少 なくとも10倍〜50倍大きく顕著であった。化合物I、II、III、IV及びVは RT/100−Ile突然変異ウイルス菌株とRT/103−Asn突然変異ウ イルス菌株とに対しては、野生型ウイルスに対するよりも活性ではなかった。し かも、これらの抗ウイルス力価はまだng/mlの範囲内であり、これは1μg/ml に近接するか又は1μg/mlよりもさらに顕著に大きいEC50を有する他のHI V−1特異性RT阻害剤に比べて低かった(表1)。 HIV−1 RTに対する化合物I、II、IV及びVの阻害効果 化合物I、III、IV及びVを組換えHIV−1 RTに対するそれらの阻害効 果に関して評価した。これらは、鋳型プライマーとしてのポリ(C)・オリゴ( dG)と放射能標識済み基質としての2.95μM[2,8−3H]dGTPとを 用いて、HIV−1 RTの非常に強力な阻害剤であると判明した。これらのI C50値は一定して0.018〜0.077μg/mlの範囲内であった。ネビラピ ン、ピリジノン、BHAP及びTIBOでは高いIC50値が認められ、HIV− 1 RTに対するTSAO−m3TのIC50は化合物I、II、IV及びVのIC50 値よりもさらに20倍〜50倍大きかった(表2)。 ノックアウト濃度 化合物I、II、III、IV及びVと、BHAP U88204及びネビラピンを もHIV−1(IIIB)感染CEM細胞に0.1、0.5及び2.5μg/mlの初 期濃度で加えた。実験の全期間(10継代培養又は35日間)を通して、薬物濃 度を一定に維持した。次に、薬物を細胞培養物から取り出し、細胞をさらに少な くとも5回追加継代培養した。最低濃度(即ち、0.1μg/ml)の化合物I、I I、III及びIVの存在下ではウイルスのみが発生した。化合物Vは0.5μg/ml において遅くウイルスを急増させた(表3)。これに反して、0.1及び0.5 μg/mlのBHAPと0.1、0.5及び2.5μg/mlのネビラピンの阻害 効果に対して耐性なウイルスが同様な実験条件下の感染細胞培養物中で発生した 。したがって、化合物I、II、III、IV及びVはHIV−1感染細胞培養物中で のウイルス急増をBHAP又はネビラピンよりもそれぞれ、少なくとも5倍〜2 5倍大きく効果的に防止することができた(表3)。第10回目の継代培養にお いて、UR誘導体によるHIV−1誘導細胞変性を完全に防止したHIV−1感 染CEM細胞培養物は、検出可能なp24を生成せず、プロウイルスDNAを有 さなかった。また、試験化合物を取り出し、試験化合物の不存在下で細胞をさら に継代培養した後に、ウイルスは発生しなかった。それ故、HIV−1感染細胞 培養物が他のHIV−1特異性RT阻害剤よりも顕著に低い濃度の化合物I、II 、III、IV及びVの存在下で培養した場合に、ウイルスを有さないと結論するこ とができる。 化合物I、II、III、IV及びVによる治療下で発生した突然変異HIV−1菌株 の特徴付け 化合物I、II、III、IV及びVによる及び化合物A及びB(以下で定義する) による治療下で発生した7種類の突然変異HIV−1菌株のRT遺伝子をそれら のRTにおける可能な突然変異に関して特徴付けた。突然変異はアミノ酸位置1 00、101、103及び138において認められた。興味深いことには、3種 類の新規な突然変異が発見された。突然変異HIV−1/IV菌株はコドン103 の第2塩基のトランスバージョン(A→C)のために、103Lys→Thr突 然変異を含有した。化合物BはRTのアミノ酸位置101における新規な突然変 異、即ち、Glu(GAA)によるLys(AAA)の置換を選択した。0.1 μg/mlで用いた場合に、化合物VはそのRTに二重突然変異、即ち、101− Lys→Ileと141−Gly→Gluを含有するウイルスを選択した(表4 )。 化合物Aの構造は である。 化合物Bの構造は である。 化合物I、II、III、IV、V、A及びBによる治療下で発生した他の突然変異 ウイルスは、それらのRTにおける位置100、101、103及び138にア ミノ酸変化を含有し、これらの変化は,TIBO R82150、TIBO R 82913、BHAP U88204、ピリジノン L−697,661及びT SAO誘導体を包含する他のHIV−1特異性RT阻害剤に関して既に報告され ている。BHAP及びネビラピン治療下で発生したウイルスは、それらのRTに 181 Tyr→Cysと106 Val→Ala突然変異をそれぞれ含有した 。他のHIV−1特異性RT阻害剤に対する突然変異HIV−1菌株の感受性/耐 そのRTに新規な101 Lys→Glu突然変異を含有する突然変異体HI V−1/Bは特殊な耐性パターンを示した。化合物I並びに全ての他のHIV− 1特異性阻害剤はこのウイルス菌株に対して少なくとも2桁〜3桁低い効果を示 した(EC50:≧1μg/ml)。しかし、ピリジノンL−697,661はこの 突然変異ウイルス菌株に対して顕著な阻害効力を保有した(EC50:0.035 μg/ml)(表5)。それらのRTに103 Lys→Asn突然変異を含有す る3種類の突然変異HIV−1菌株はHIV−1特異性阻害剤に対するそれらの 感受性スペクトルにおいて顕著に異なった。例えば、TIBO、BHAP,ネビ ラピン、ピリジノン及びMKC−442はHIV−1/V(0.5)に対するよ りもHIV−1/III(0.1)に対して10倍〜30倍大きく阻害性であった 。化合物I、III及びIVはHIV−1/III(0.1)よりもHIV−1/V(0 .5)に対して3倍〜5倍低く阻害性であるに過ぎなかった、然るにTSAO− m3Tは両方のウイルス突然変異体に対して同様に阻害性であった。第3RT/ 103−Asn突然変異ウイルス菌株[HIV−1/I(0.1)]は、HIV −1特異性RT阻害剤に対して、他のRT/103−Asn突然変異ウイルスの 両方の間の中間である耐性/感受性スペクトルを示した。二重(101 Lys →Ile+141 Gly→Glu)突然変異を含有するHIV−1/V(0. 1)菌株は、ピリジノン、TSAO−m3T、MKC−442と、化合物II及びI IIさえも包含する数種類の化合物に対して顕著な感受性を保有した。 最後に、そのRTの位置103に新規なThr突然変異を含有するHIV−1 /IV(0.1)突然変異菌株は、1.1〜2.75μg/mlのEC50においての みこの突然変異ウイルスを阻害したネビラピン、TIBO R82913、化合 物III及び化合物Vを除いた、大抵のHIV−1特異性阻害剤に対してng/ml範 囲での感受性を保有した。化合物IV、TSAO−m3T及び/又はBHAP U90152による2種及び 3種薬物組合せ治療 化合物IV、BHAP及びTSAO−m3TをHIV−1感染CEM細胞培養物 に0.04、0.10及び0.25μg/ml(化合物IVとBHAP)又は1.0 、2.5及び5.0μg/ml(TSAO−m3T)で加えた。さらに、化合物IV、 BHAP及びTSAO−m3Tの種々な2種薬物組合せと3種薬物組合せとを、 これらの阻害剤を単独薬物実験に用いたときのそれらの最低(0.04μg/ml )又は中間(0.1μg/ml)濃度で組合せて実施した。我々の実験条件下で、 検討した全ての濃度での単独薬物療法下では突然変異ウイルスが発生した。ある 一定の条件下で、実験の開始後7〜11日間程で迅速にウイルスが発生した。ウ イルス急増はせいぜい14日目まで(BHAPとTSAOの高濃度において)又 は21日目まで(化合物IVの高濃度において)遅延することができたに過ぎなか った(表6)。 しかし、化合物IVとTSAO−m3Tとをそれらの最低濃度(即ち、化合物IV の0.04μg/mlとTSAO−m3Tの1.0μg/ml)で組合せた場合には、 HIV−1誘導細胞変性の最初の兆候は感染後18日目に出現し、0.04μg /mlの化合物IVと2.5μg/mlのTSAO−m3Tとの組合せはウイルス急増を 感染後28日間、即ち、両方の薬物を単独薬物として同濃度で又は2.5倍(T SAO−m3T)高い又は6倍(化合物IV)高い濃度で細胞培養物に加えた場合 よりも非常に長い期間、遅延させた(表6)。 化合物IV(0.1μg/ml)とTSAO−m3T(1.0又は2.5μg/ml) との組合せによっては、ウイルス急増はさらに遅延された。これらの実験条件下 で、ウイルスは13継代培養(感染後46日目)まで完全に抑制された。次に、 培養物をさらに10継代培養(感染後77日目)のために試験化合物の不存在下 でさらに継代培養した場合には、ウイルス誘導細胞変性は明示されず、培養物は ウイルス抗原(p24)陰性であると実証された。この場合にも、化合物IV又は TSAO−m3Tを2.5倍〜5倍の高濃度で単独薬物として用いた場合には、 ウイルスは細胞培養において14日間〜25日間のみ抑制されることができたに 過ぎなかった。したがって、化合物IVとTSAO−m3Tとの組合せは突然変異 ウイルス急増の顕著な遅延又は完全な防止さえ生じたが、これは化合物を個 別に同濃度又は2.5〜5倍の高濃度でさえ用いた場合には得られなかったこと である。化合物IVとTSAO−m3TとBHAPとの3種組合せはさらにいっそ う顕著な効果を生じた。この3種薬物組合せは、低濃度で加えた場合にも、耐性 ウイルスの発生をかなり遅延させる(39日目、46日目又は56日目まで)又 は防止することさえできた[77日目(第22継代培養)までウイルス急増は生 じなかった]が、単独薬物の最高濃度はウイルス急増を14〜21日目まで防止 することができたに過ぎなかった(表6)。化合物IVを0.1μg/mlで組合せ た3種薬物組合せの全てはHIV−1感染CEM細胞からウイルスを除去するこ とができた。実際に、これらの培養物はPCRによって実証されるようにプロウ イルスを含まず、p24を生じず、第13継代後に、試験化合物の不存在下で、 非感染CEM細胞と区別できない速度で増殖した。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年12月5日 【補正内容】 R5は(i)1個以上のC1−C4アルキルによって任意に置換された、フェ ニル又はC3−C7シクロアルキル;又は (式中、R6は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1−C6 ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニル、C2 −C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ−若し くはトリ−ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルであり; R7とR8は独立的に水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1 −C6ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニ ル、C2−C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ −若しくはトリ−ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルである)である] で示される第1HIV−1 RT阻害剤化合物と; (b)(a)の第1HIV−1 RT阻害剤化合物によって選択される同じH IV−1突然変異菌株(単数又は複数)を選択しない第2非ヌクレオシドHIV −1 RT阻害剤化合物と; (c)任意の、第3HIV RT阻害剤化合物と の治療有効量を含む組成物。 2.X1がOであり、X2がSである、請求項1記載の組成物。 3.QがCOYR5である、請求項1記載の組成物。 R5は(i)1個以上のC1−C4アルキルによって任意に置換された、フェ ニル又はC3−C7シクロアルキル;又は (式中、R6は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1−C6 ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニル、C2 −C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ−若し くはトリ−ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルであり; R7とR8は独立的に水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1 −C6ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニ ル、C2−C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ −若しくはトリ−ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルである)である] で示される第1HIV−1 RT阻害剤化合物と; (b)(a)の化合物によって選択される同じHIV−1突然変異菌株(単数 又は複数)を選択しない第2非ヌクレオシドHIV−1 RT阻害剤化合物と; (c)任意の、第3HIV RT阻害剤化合物と の治療有効量を含む組成物の治療有効量を患者に投与することを含む方法。 20.X1がOであり、X2がSである、請求項19記載の方法。 21.QがCOYR5である、請求項19記載の方法。 22.YがOである、請求項21記載の方法。 23.R1がハロゲンである、請求項19記載の方法。 (c)(a)の第1HIV−1 RT阻害剤化合物又は(b)の第2HIV− 1 RT阻害剤化合物によって選択される同じHIV−1突然変異菌株(単数又 は複数)を選択しない、任意の、第3HIV RT阻害剤化合物と を含む、請求項35記載の方法。 37.HIV−1感染症の治療用の薬剤を製造するための請求項1〜18のいず れか1項に記載の組成物の使用。 【手続補正書】 【提出日】1997年7月11日 【補正内容】 請求の範囲 1.HIV−1感染症を予防又は治療するための組成物であって、 (a)式: [式中、X1とX2は独立的にO又はSであり; YはO又はSであり; R1は水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C3−C4 アルケニルオキシ、C3−C4アルキニルオキシ、モノ−、ジ−又はトリ−ハロメ チル、トリフルオロメトキシ、C1−C4アルキルチオ、C3−C4分枝アルキルチ オ、ニトロ又はシアノであり; R2は水素、C1−C4アルキル又はハロゲンであり; R3は水素又はC1−C4アルキルであり; R4はC3−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1− C6ハロアルキル、C1−C8アルコキシアルキル、C1−C8アルキルチオアルキ ル、C1−C8ヒドロキシアルキル、C1−C8アシルオキシアルキル、C1−C8ア ロイルオキシアルキル、C1−C8カルボキシアルキル、C1−C8アルキルカルボ キシアルキル、C6−C12アリールカルボキシアルキル、C1−C8アミノアルキ ル、C1−C8アルキルアミノアルキル、C1−C8ジアルキルアミノアルキル又は C1−C8トリアルキルシリルアルキル(これらの基において上記アルキル部分の 各々は直鎖又は分枝鎖のいずれでもよい);C3−C8シクロアルキル、フェニル 、(C1−C6アルキル)フェニル、C7−C12アリールアルキル、C7−C12アル カリールアルキル又はヘテロサイクリルアルキルであり、複素環式部分はモルホ リニル、ピペリジニル、ピロリジニル、 ピペラジニル、オキシラニル、オキセタニル、フラニル、テトラヒドロピラニル 又はテトラヒドロフラニルである; R5は(i)1個以上のC1−C4アルキルによって任意に置換された、フェ ニル又はC3−C7シクロアルキル;又は (式中、R6は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1−C6 ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニル、C2 −C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ−若し くはトリ−ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルであり; R7とR8は独立的に水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1 −C6ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニ ル、C2−C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ −若しくはトリ−ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルである)である] で示される第1HIV−1 RT阻害剤化合物と; (b)(a)の第1HIV−1 RT阻害剤化合物によって選択される同じH IV−1突然変異菌株(単数又は複数)を選択しない第2非ヌクレオシドHIV −1 RT阻害剤化合物と; (c)任意の、第3HIV RT阻害剤化合物と の治療有効量を含む組成物。 2.X1がOであり、X2がSである、請求項1記載の組成物。 3.QがCOYR5である、請求項1記載の組成物。 4.YがOである、請求項3記載の組成物。 5.R1がハロゲンである、請求項1記載の組成物。 6.R2が水素、メチル又はエチルである、請求項1記載の組成物。 7.R4がC3−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1 −C8ハロアルキル又は(C1−C8アルキル)チオ(C1−C8)ア ルキル、上記アルキル部分の各々は直鎖又は分枝鎖のいずれでもよい;C3−C8 シクロアルキル、又はフェニルである、請求項1記載の組成物。 8.R5が、(i)1個若しくは2個のメチルによって任意に置換された、フ ェニル又はC3−C7シクロアルキル;又は (式中、R6は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1−C6 ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニル、C2 −C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ−若し くはトリ−ハロアルキル又はC1−C6チオアルキルであり; R7とR8は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C4アルキルである) である、請求項1記載の組成物。 9.R6が線状、分枝若しくは環状のC3−C6アルキル、C1−C6モノ−、ジ −若しくはトリ−ハロアルキル又はC1−C6チオアルキルであり; R7とR8が水素である、請求項8記載の組成物。 10.(b)の第2HIV−1 RT阻害剤が 式: [式中、Bは (i)式: (式中、X2は水素、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4 アルキニル、ハロゲン、シアノ、チオシアノ、ヒドロキシメチル、C1−C2ハロ アルキル、ニトロ又はアミノであり; X3は水素、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル又はC2−C4アルキニ ルであり; X4はOH、SH、NH2、NHCH3、N(CH3)2又はNHCOCH3である ) で示されるピリミジン; (ii)式: で示されるプリン、若しくは 式: で示されるプリン (上記式中、X5はH又はC1−C4アルキルであり; X6はH、OH、ハロゲン、NH2、NHCH3又はN(CH3)2である);又 は (iii)式: (式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハ ロアルキル、トリメチルシリル、アセチル、C1−C6アルコキシカルボ ニル、C1−C6アルキルカルボニル、CONH2、CONHCH3、CON(CH3 )2、NH2、NHCH3又はN(CH3)2である) で示されるトリアゾール であり; R1'はアミノ、C1−C4アミノアルキル、C2−C4アミノアルケニル又はC2 −C4アミノアルキニルであり; R2'とR3'はそれぞれ独立的に、同じ又は異なる、フェニル又はC1−C4線 状若しくは分枝アルキルによって三置換されたシリルである] で示されるTSAO化合物である、請求項1記載の組成物。 11.Bが、 (i)式: [式中、X2は水素又はC1−C4アルキルであり; X3は水素又はC1−C4アルキルであり; X4はNH2、NHCH3又はN(CH3)2である] で示されるピリミジン; (ii)式: [式中、X5はC1−C4アルキルである] で示されるプリン、又は (iii)式: [式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハ ロアルキル、トリメチルシリル、アセチル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1 −C6アルキルカルボニル、CONH2、CONHCH3、CON(CH3)2、NH2 、NHCH3又はN(CH3)2である] で示されるトリアゾール である、請求項10記載の組成物。 12.Bが、 (i)式: [式中、X2は水素又はC1−C4アルキルであり; X3は水素又はC1−C4アルキルである] で示されるピリミジン; (ii)式: [式中、X5はC1−C4アルキルである] で示されるプリン、又は (iii)式: [式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、NH2、NHCH3又はN(CH3)2であ る] で示されるトリアゾール である、請求項11記載の組成物。 13.R1'がアミノ又はC1−C4アミノアルキルである、請求項10記載の組成 物。 14.第3HIV RT阻害剤化合物が第1HIV−1 RT阻害剤化合物又は 第2HIV−1 RT阻害剤化合物と同じHIV−1突然変異菌株(単数又は複 数)を選択しない、請求項10記載の組成物。 15.第3HIV RT阻害剤化合物が、第1HIV−1 RT阻害剤化合物又 は第2HIV−1 RT阻害剤化合物と同じHIV−1突然変異菌株(単数又は 複数)を選択しない第3HIV−1 RT阻害剤化合物である、請求項14記載 の組成物。 16.第3HIV RT阻害剤化合物が、HIV−IRTとHIV−2RTとを 区別しないHIV RT阻害剤である、請求項10記載の組成物。 17. (a)式: [式中、 YはOであり; R1は水素、ハロゲン又はC1−C4アルキルであり; R2は水素又はC1−C4アルキルであり; R3は水素又はC1−C4アルキルであり; R4はC3−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1− C8ハロアルキル又は(C1−C8アルキル)チオ(C1−C8)アルキル(これら の基において上記アルキル部分の各々は直鎖又は分枝鎖のいずれでもよい);C3 −C8シクロアルキル又はフェニルであり; R5は (i)1個若しくは2個のメチルによって任意に置換された、フェニル又は C3−C7シクロアルキル;又は (ii) (式中、R6は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1−C6ヒドロキ シアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニル、C2−C6ア ルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ−若しくはトリ −ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルであり; R7とR8は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C4アルキルである) である] で示される第1HIV−1 RT阻害剤化合物と; (b)式: [式中、Bは (i)式: (式中、X2は水素又はC1−C4アルキルであり; X3は水素又はC1−C4アルキルであり; X4はNH2、NHCH3又はN(CH3)2である) で示されるピリミジン; (ii)式: (式中、X5はC1−C4アルキルである) で示されるプリン;又は (iii)式: (式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハ ロアルキル、トリメチルシリル、アセチル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1 −C6アルキルカルボニル、CONH2、CONHCH3、CON(CH3)2、NH2 、NHCH3又はN(CH3)2である) で示されるトリアゾール であり; R1'はアミノ又はC1−C4アミノアルキルであり; R2'とR3'はそれぞれ独立的に、同じ又は異なる、フェニル又はC1−C4線 状若しくは分枝アルキルによって三置換されたシリルである] で示される第2HIV−1 RT阻害剤化合物と; (c)(a)の第1HIV−1 RT阻害剤化合物又は(b)の第2HIV− 1 RT阻害剤化合物によって選択される同じHIV−1突然変異菌株(単数又 は複数)を選択しない、任意の、第3HIV RT阻害剤化合物と を含む、請求項1記載の組成物。 18.(a)式: [式中、 R2は水素、メチル又はエチルであり; R5は (i)フェニル若しくはC3−C7シクロアルキル;又は (ii) (式中、R6は水素又は線状、分枝若しくは環状のC3−C6アルキル、C1−C6 モノ−、ジ−若しくはトリ−ハロアルキル又はC1−C6チオアルキルであり; R7とR8は水素である) である] で示される第1HIV−1 RT阻害剤化合物と; (b)式: [式中、Bは (i)式: (式中、 X2は水素又はC1−C4アルキルであり; X3は水素又はC1−C4アルキルである) で示されるピリミジン; (ii)式: (式中、X5はC1−C4アルキルである) で示されるプリン;又は (iii)式: (式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、NH2、NHCH3又はN(CH3)2であ る) で示されるトリアゾール であり; R1'はアミノ又はC1−C4アミノアルキルであり; R2'とR3'はそれぞれ独立的に、同じ又は異なる、フェニル又はC1−C4線 状若しくは分枝アルキルによって三置換されたシリルである] で示される第2HIV−1 RT阻害剤化合物と; (c)(a)の第1HIV−1 RT阻害剤化合物又は(b)の第2HIV− 1 RT阻害剤化合物によって選択される同じHIV−1突然変異菌株(単数又 は複数)を選択しない、任意の、第3HIV RT阻害剤化合物と を含む、請求項14記載の組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 31/52 9454−4C A61K 31/52

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.HIV−1感染症を予防又は治療するための組成物であって、 (a)式: [式中、X1とX2は独立的にO又はSであり; YはO又はSであり; R1は水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C3−C4 アルケニルオキシ、C3−C4アルキニルオキシ、モノ−、ジ−又はトリ−ハロメ チル、トリフルオロメトキシ、C1−C4アルキルチオ、C3−C4分枝アルキルチ オ、ニトロ又はシアノであり; R2は水素、C1−C4アルキル又はハロゲンであり; R3は水素又はC1−C4アルキルであり; R4はC3−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1− C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシアルキル、C1−C8アルキルチオアルキ ル、C1−C8ヒドロキシアルキル、C1−C8アシルオキシアルキル、C1−C8ア ロイルオキシアルキル、C1−C8カルボキシアルキル、C1−C8アルキルカルボ キシアルキル、C6−C12アリールカルボキシアルキル、C1−C8アミノアルキ ル、C1−C8アルキルアミノアルキル、C1−C8ジアルキルアミノアルキル又は C1−C8トリアルキルシリルアルキル(これらの基において上記アルキル部分の 各々は直鎖又は分枝鎖のいずれでもよい);C3−C8シクロアルキル、フェニル 、(C1−C6アルキル)フェニル、C7−C12アリールアルキル、C7−C12アル カリールアルキル又はヘテロサイクリル アルキルであり、複素環式部分はモルホリニル、ピペリジニル、ピロリジニル、 ピペラジニル、オキシラニル、オキセタニル、フラニル、テトラヒドロピラニル 又はテトラヒドロフラニルである; R5は(i)1個以上のC1−C4アルキルによって任意に置換された、フェ ニル又はC3−C7シクロアルキル;又は (式中、R6は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1−C6 ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニル、C2 −C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ−若し くはトリ−ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルであり; R7とR8は独立的に水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1 −C6ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニ ル、C2−C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ −若しくはトリ−ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルである)である] で示される第1HIV−1 RT阻害剤化合物と; (b)(a)の第1HIV−1 RT阻害剤化合物によって選択される同じH IV−1突然変異菌株(単数又は複数)を選択しない第2HIV−1 RT阻害 剤化合物と; (c)任意の、第3HIV RT阻害剤化合物と の治療有効量を含む組成物。 2.X1がOであり、X2がSである、請求項1記載の組成物。 3.QがCOYR5である、請求項1記載の組成物。 4.YがOである、請求項3記載の組成物。 5.R1がハロゲンである、請求項1記載の組成物。 6.R2が水素、メチル又はエチルである、請求項1記載の組成物。 7.R4がC3−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニ ル、C1−C8ハロアルキル又は(C1−C8アルキル)チオ(C1−C8)アルキル 、上記アルキル部分の各々は直鎖又は分枝鎖のいずれでもよい;C3−C8シクロ アルキル、又はフェニルである、請求項1記載の組成物。 8.R5が、(i)1個若しくは2個のメチルによって任意に置換された、フ ェニル又はC3−C7シクロアルキル;又は (式中、R6は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1−C6 ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニル、C2 −C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ−若し くはトリ−ハロアルキル又はC1−C6チオアルキルであり; R7とR8は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C4アルキルである) である、請求項1記載の組成物。 9.R6が線状、分枝若しくは環状のC3−C6アルキル、C1−C6モノ−、ジ −若しくはトリ−ハロアルキル又はC1−C6チオアルキルであり; R7とR8が水素である、請求項8記載の組成物。 10.(b)の第2HIV−1 RT阻害剤が 式: [式中、Bは (i)式: (式中、X2は水素、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキ ニル、ハロゲン、シアノ、チオシアノ、ヒドロキシメチル、C1−C2ハロアルキ ル、ニトロ又はアミノであり; X3は水素、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル又はC2−C4アルキニ ルであり; X4はOH、SH、NH2、NHCH3、N(CH3)2又はNHCOCH3である ) で示されるピリミジン; (ii)式: で示されるプリン、若しくは 式: で示されるプリン (上記式中、X5はH又はC1−C4アルキルであり; X6はH、OH、ハロゲン、NH2、NHCH3又はN(CH3)2である); 又は (iii)式: (式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、水素、C1−C4アルキル、C1− C4ハロアルキル、トリメチルシリル、アセチル、C1−C6アルコキシカルボニ ル、C1−C6アルキルカルボニル、CONH2、CONHCH3、CON(CH3)2 、NH2、NHCH3又はN(CH3)2である) で示されるトリアゾール であり; R1'はアミノ、C1−C4アミノアルキル、C2−C4アミノアルケニル又はC2 −C4アミノアルキニルであり; R2'とR3'はそれぞれ独立的に、同じ又は異なる、フェニル又はC1−C4線 状若しくは分枝アルキルによって三置換されたシリルである] で示されるTSAO化合物である、請求項1記載の組成物。 11.Bが、 (i)式: [式中、X2は水素又はC1−C4アルキルであり; X3は水素又はC1−C4アルキルであり; X4はNH2、NHCH3又はN(CH3)2である] で示されるピリミジン; (ii)式: [式中、X5はC1−C4アルキルである] で示されるプリン、又は (iii)式: [式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハ ロアルキル、トリメチルシリル、アセチル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1 −C6アルキルカルボニル、CONH2、CONHCH3、CON(CH3)2、NH2 、NHCH3又はN(CH3)2である] で示されるトリアゾール である、請求項10記載の組成物。 12.Bが、 (i)式: [式中、X2は水素又はC1−C4アルキルであり; X3は水素又はC1−C4アルキルである] で示されるピリミジン; (ii)式: [式中、X5はC1−C4アルキルである] で示されるプリン、又は (iii)式: [式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、NH2、NHCH3又はN(CH3)2であ る] で示されるトリアゾール である、請求項11記載の組成物。 13.R1'がアミノ又はC1−C4アミノアルキルである、請求項10記載の組成 物。 14.第3HIV RT阻害剤化合物が第1HIV−1 RT阻害剤化合物又は 第2HIV−1 RT阻害剤化合物と同じHIV−1突然変異菌株(単数又は複 数)を選択しない、請求項10記載の組成物。 15.第3HIV RT阻害剤化合物が、第1HIV−1 RT阻害剤化合物又 は第2HIV−1 RT阻害剤化合物と同じHIV−1突然変異菌株(単数又は 複数)を選択しない第3HIV−1 RT阻害剤化合物である、請求項14記載 の組成物。 16.第3HIV RT阻害剤化合物が、HIV−1RTとHIV−2RTとを 区別しないHIV RT阻害剤である、請求項10記載の組成物。 17. (a)式: [式中、 YはOであり; R1は水素、ハロゲン又はC1−C4アルキルであり; R2は水素又はC1−C4アルキルであり; R3は水素又はC1−C4アルキルであり; R4はC3−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1− C8ハロアルキル又は(C1−C8アルキル)チオ(C1−C6)アルキル(これら の基において上記アルキル部分の各々は直鎖又は分枝鎖のいずれでもよい);C3 −C8シクロアルキル又はフェニルであり; R5は (i)1個若しくは2個のメチルによって任意に置換された、フェニル又は C3−C7シクロアルキル;又は (ii) (式中、R6は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1−C6ヒドロキ シアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニル、C2−C6ア ルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ−若しくはトリ −ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルであり; R7とR8は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C4アルキルである) である] で示される第1HIV−1 RT阻害剤化合物と; (b)式: [式中、Bは (i)式: (式中、X2は水素又はC1−C4アルキルであり; X3は水素又はC1−C4アルキルであり; X4はNH2、NHCH3又はN(CH3)2である) で示されるピリミジン; (ii)式: (式中、X5はC1−C4アルキルである) で示されるプリン;又は (iii)式: (式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハ ロアルキル、トリメチルシリル、アセチル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1 −C6アルキルカルボニル、CONH2、CONHCH3、CON(CH3)2、NH2 、NHCH3又はN(CH3)2である) で示されるトリアゾール であり; R1'はアミノ又はC1−C4アミノアルキルであり; R2'とR3'はそれぞれ独立的に、同じ又は異なる、フェニル又はC1−C4線 状若しくは分枝アルキルによって三置換されたシリルである] で示される第2HIV−1 RT阻害剤化合物と; (c)(a)の第1HIV−1 RT阻害剤化合物又は(b)の第2HIV− 1 RT阻害剤化合物によって選択される同じHIV−1突然変異菌株(単数又 は複数)を選択しない、任意の、第3HIV RT阻害剤化合物と を含む、請求項1記載の組成物。 18.(a)式: [式中、 R2は水素、メチル又はエチルであり; R5は (i)フェニル若しくはC3−C7シクロアルキル;又は (ii) (式中、R6は水素又は線状、分枝若しくは環状のC3−C6アルキル、C1−C6 モノ−、ジ−若しくはトリ−ハロアルキル又はC1−C6チオアルキルであり; R7とR8は水素である) である] で示される第1HIV−1 RT阻害剤化合物と; (b)式: [式中、Bは (i)式: (式中、 X2は水素又はC1−C4アルキルであり; X3は水素又はC1−C4アルキルである) で示されるピリミジン; (ii)式: (式中、X5はC1−C4アルキルである) で示されるプリン;又は (iii)式: (式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、NH2、NHCH3又はN(CH3)2であ る) で示されるトリアゾール であり; R1'はアミノ又はC1−C4アミノアルキルであり; R2'とR3'はそれぞれ独立的に、同じ又は異なる、フェニル又はC1−C4線 状若しくは分枝アルキルによって三置換されたシリルである] で示される第2HIV−1 RT阻害剤化合物と; (c)(a)の第1HIV−1 RT阻害剤化合物又は(b)の第2HIV− 1 RT阻害剤化合物によって選択される同じHIV−1突然変異菌株(単数又 は複数)を選択しない、任意の、第3HIV RT阻害剤化合物と を含む、請求項14記載の組成物。 19.患者におけるHIV−1感染症を予防又は治療するための方法であって、 (a)式: [式中、X1とX2は独立的にO又はSであり; YはO又はSであり; R1は水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C3−C4 アルケニルオキシ、C3−C4アルキニルオキシ、モノ−、ジ−又はトリ−ハロメ チル、トリフルオロメトキシ、C1−C4アルキルチオ、C3−C4分枝アルキルチ オ、ニトロ又はシアノであり; R2は水素、C1−C4アルキル又はハロゲンであり; R3は水素又はC1−C4アルキルであり; R4はC3−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1− C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシアルキル、C1−C8アルキルチオアルキ ル、C1−C8ヒドロキシアルキル、C1−C8アシルオキシアルキル、C1−C8ア ロイルオキシアルキル、C1−C8カルボキシアルキル、C1−C8アルキルカルボ キシアルキル、C6−C12アリールカルボキシアルキル、C1−C8アミノアルキ ル、C1−C8アルキルアミノアルキル、C1−C8ジアルキルアミノアルキル、C1 −C8トリアルキルシリルアルキル(これらの式 において上記アルキル部分の各々は直鎖又は分枝鎖のいずれでもよい);C3− C8シクロアルキル、フェニル、(C1−C6アルキル)フェニル、C7−C12アリ ールアルキル、C7−C12アルカリールアルキル又はヘテロサイクリルアルキル であり、複素環式部分はモルホリニル、ピペリジニル、ピロリジニル、ピペラジ ニル、オキシラニル、オキセタニル、フラニル、テトラヒドロピラニル又はテト ラヒドロフラニルである; R5は(i)任意に1個以上のC1−C4アルキルによって任意に置換された 、フェニル又はC3−C7シクロアルキル;又は (式中、R6は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1−C6 ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニル、C2 −C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ−若し くはトリ−ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルであり; R7とR8は独立的に水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1 −C6ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニ ル、C2−C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ −若しくはトリ−ハロアルキル或いはC1−C6チオアルキルである)である] で示される第1HIV−1 RT阻害剤化合物と; (b)(a)の化合物によって選択される同じHIV−1突然変異菌株(単数 又は複数)を選択しない第2HIV−1 RT阻害剤化合物と; (c)任意の、第3HIV RT阻害剤化合物と の治療有効量を含む組成物の治療有効量を患者に投与することを含む方法。 20.X1がOであり、X2がSである、請求項19記載の方法。 21.QがCOYR5である、請求項19記載の方法。 22.YがOである、請求項21記載の方法。 23.R1がハロゲンである、請求項19記載の方法。 24.R2が水素、メチル又はエチルである、請求項19記載の方法。 25.R4がC3−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1 −C8ハロアルキル又は(C1−C8アルキル)チオ(C1−C8)アルキル(これら の基において上記アルキル部分の各々は直鎖又は分枝鎖のいずれでもよい);C3 −C8シクロアルキル又はフェニルである、請求項19記載の方法。 26.R5が、(i)1個若しくは2個のメチルによって任意に置換された、フ ェニル又はC3−C7シクロアルキル;又は (式中、R6は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1−C6 ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニル、C2 −C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ−若し くはトリ−ハロアルキル又はC1−C6チオアルキルであり; R7とR8は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C4アルキルである) である、請求項19記載の方法。 27.R6が水素又は線状、分枝若しくは環状のC3−C6アルキル、C1−C6モ ノ−、ジ−若しくはトリ−ハロアルキル又はC1−C6チオアルキルであり; R7とR8が水素である、請求項26記載の方法。 28.(b)の第2HIV−1 RT阻害剤が 式: [式中、Bは (i)式: (式中、X2は水素、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキ ニル、ハロゲン、シアノ、チオシアノ、ヒドロキシメチル、C1−C2ハロアルキ ル、ニトロ又はアミノであり; X3は水素、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル又はC2−C4アルキニ ルであり; X4はOH、SH、NH2、NHCH3、N(CH3)2又はNHCOCH3である ) で示されるピリミジン; (ii)式: で示されるプリン、若しくは 式: で示されるプリン (上記式中、X5はH又はC1−C4アルキルであり; X6はH、OH、ハロゲン、NH2、NHCH3又はN(CH3)2である); 又は (iii)式: (式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハ ロアルキル、トリメチルシリル、アセチル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1 −C6アルキルカルボニル、CONH2、CONHCH3、CON(CH3)2、NH2 、NHCH3又はN(CH3)2である) で示されるトリアゾール であり; R1'はアミノ、C1−C4アミノアルキル、C2−C4アミノアルケニル又はC2 −C4アミノアルキニルであり; R2'とR3'はそれぞれ独立的に、同じ又は異なる、フェニル又はC1−C4線 状若しくは分枝アルキルによって三置換されたシリルである] で示されるTSAO化合物である、請求項19記載の方法。 29.Bが、 (i)式: [式中、X2は水素又はC1−C4アルキルであり; X3は水素又はC1−C4アルキルであり; X4はNH2、NHCH3又はN(CH3)2である] で示されるピリミジン; (ii)式: [式中、X5はC1−C4アルキルである] で示されるプリン、又は (iii)式: [式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハ ロアルキル、トリメチルシリル、アセチル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1 −C6アルキルカルボニル、CONH2、CONHCH3、CON(CH3)2、NH2 、NHCH3又はN(CH3)2である] で示されるトリアゾール である、請求項28記載の方法。 30.Bが、 (i)式: [式中、X2は水素又はC1−C4アルキルであり; X3は水素又はC1−C4アルキルである] で示されるピリミジン; (ii)式: [式中、X5はC1−C4アルキルである] で示されるプリン、又は (iii)式: [式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、NH2、NHCH3又はN(CH3)2であ る] で示されるトリアゾール である、請求項29記載の方法。 31.R1'がアミノ又はC1−C4アミノアルキルである、請求項28記載の方法 。 32.第3HIV RT阻害剤化合物が、HIV−1RTとHIV−2RTとを 区別しないHIV RT阻害剤である、請求項28記載の方法。 33.第3HIV RT阻害剤化合物が第1HIV−1 RT阻害剤化合物又は 第2HIV−1 RT阻害剤化合物によって選択される同じHIV−1突然変異 菌株(単数又は複数)を選択しない、請求項28記載の方法。 34.第3HIV RT阻害剤化合物が、第1HIV−1 RT阻害剤化合物又 は第2HIV−1 RT阻害剤化合物によって選択される同じHIV−1突然変 異菌株(単数又は複数)を選択しない第3HIV−1 RT阻害剤化合物である 、請求項33記載の方法。 35.組成物が、 (a)式: [式中、 YはOであり; R1は水素、ハロゲン又はC1−C4アルキルであり; R2は水素又はC1−C4アルキルであり; R3は水素又はC1−C4アルキルであり; R4はC3−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1− C8ハロアルキル又は(C1−C8アルキル)チオ(C1−C8)アルキル(これら の基において上記アルキル部分の各々は直鎖又は分枝鎖のいずれでもよい);C3 −C8シクロアルキル又はフェニルであり; R5は (i)1個若しくは2個のメチルによって任意に置換された、フェニル又は C3−C7シクロアルキル;又は (ii) (式中、R5は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C6アルキル、C1−C6 ヒドロキシアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ヒドロキシアルケニル、C2 −C6アルキニル、C2−C6ヒドロキシアルキニル、C1−C6モノ−、ジ−若し くはトリ−ハロアルキル又はC1−C6チオアルキルであり; R7とR8は水素又は線状、分枝若しくは環状のC1−C4アルキルである) である] で示される第1HIV−1 RT阻害剤化合物と; (b)式: [式中、Bは (i)式: (式中、X2は水素又はC1−C4アルキルであり; X3は水素又はC1−C4アルキルであり; X4はNH2、NHCH3又はN(CH3)2である) で示されるピリミジン;又は (ii)式: (式中、X5はC1−C4アルキルである) で示されるプリン;又は (iii)式: (式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハ ロアルキル、トリメチルシリル、アセチル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1 −C6アルキルカルボニル、CONH2、CONHCH3、CON (CH3)2、NH2、NHCH3又はN(CH3)2である) で示されるトリアゾール であり; R1'はアミノ又はC1−C4アミノアルキルであり; R2'とR3'はそれぞれ独立的に、同じ又は異なる、フェニル又はC1−C4線 状若しくは分枝アルキルによって三置換されたシリルである] で示される第2HIV−1 RT阻害剤化合物と; (c)(a)の第1HIV−1 RT阻害剤化合物又は(b)の第2HIV− 1 RT阻害剤化合物によって選択される同じHIV−1突然変異菌株(単数又 は複数)を選択しない、任意の、第3HIV RT阻害剤化合物と を含む、請求項19記載の方法。 36.組成物が、 (a)式: [式中、 R2は水素、メチル又はエチルであり; R5は (i)フェニル若しくはC3−C7シクロアルキル;又は (ii) (式中、R6は水素又は線状、分枝若しくは環状のC3−C6アルキル、C1−C6 モノ−、ジ−若しくはトリ−ハロアルキル又はC1−C6チオアルキルであり; R7とR8は水素である) である] で示される第1HIV−1 RT阻害剤化合物と; (b)式: [式中、Bは (i)式: (式中、 X2は水素又はC1−C4アルキルであり; X3は水素又はC1−C4アルキルである) で示されるピリミジン; (ii)式: (式中、X5はC1−C4アルキルである) で示されるプリン;又は (iii)式: (式中、X7とX8は、それぞれ独立的に、NH2、NHCH3又は N(CH3)2である) で示されるトリアゾール であり; R1'はアミノ又はC1−C4アミノアルキルであり; R2'とR3'はそれぞれ独立的に、同じ又は異なる、フェニル又はC1−C4線 状若しくは分枝アルキルによって三置換されたシリルである] で示される第2HIV−1 RT阻害剤化合物と; (c)(a)の第1HIV−1 RT阻害剤化合物又は(b)の第2HIV− 1 RT阻害剤化合物によって選択される同じHIV−1突然変異菌株(単数又 は複数)を選択しない、任意の、第3HIV RT阻害剤化合物と を含む、請求項35記載の方法。
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