JPH10500789A - 薬剤の配布システムとそのための自動ディスペンサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、患者に薬剤を処方し、手渡す薬局システムに関する。薬局システムは、少なくとも１つの入力装置からなり、該システムによりとりわけ医者は患者のために処方箋を、患者の身元とともに該システムに入力することができる。入力装置は、入力した処方箋に対応する処方信号を発信する。入力装置に連結した薬局のコンビューターは、該入力装置から受信し処方箋信号をさらに処理し、処方箋に対応する制御信号を発信する。コンピューターから発信された制御信号を供給され、自動ディスペンサーは記載した薬剤を患者に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】 薬剤の配布システムとそのための自動ディスペンサー 本発明は、患者に薬剤を処方し、手渡す薬局システムに関する。 一般的に医者が処方する薬剤は、薬局を介して配布される。薬剤の配布は、労 働集約的なプロセスに関しており、少なくとも実質的に手で行われる。このプロ セスで医者は一片の紙切れに処方箋を記載し、患者は関連する薬剤を受け取るた めに薬局に行くことができる。しかし、書き込んだ処方箋は必ずしも明瞭でなく 、薬局では過ちを犯す危険性が伴う。また、薬剤の選択（注文受け取り）は過ち を犯す場合がある。 処方箋の記載は医療の責任に属することであるが、薬剤師は法律により、処方 箋の不明な点や不正確な点を確認する責任があり、その点について医者と接触す る責任がある。このような理由から、医者による記載と薬剤師による手渡しの全 プロセスは、一般的に別途に行われる。 したがって、たとえばオランダの法律では、薬剤の処方と手渡しとは別にする 必要がある。処方は医者が行い、手渡しは薬剤師が行う。処方箋から、薬剤師が 数多くのチェックを行う。その後、薬剤を選択しラベルを手渡す。 とりわけ本発明は、手渡しのプロセスで、さらになお薬剤師の責任となるプロ セスの自動化に関する。したがって、本発明の薬局システムは、患者に薬剤を処 方し、手渡す薬局システムの可能な実施例が、とりわけ医者により患者のための 薬剤の処方箋を患者の身元とともにシステムに入力することができ、入力した処 方箋に対応した処方箋信号を発信する少なくとも１つの入力装置と、入力装置に 接続しさらに入力装置から受信した処方箋信号をさらに処理して処方箋に対応す る制御信号を発信する薬局コンピューターと、薬剤を充填するのに適合し薬局コ ンピューターが発信する制御信号を供給して処方した薬剤を供給する少なくとも １つの自動ディスペンサーとを含むことを特徴とする。 入力装置は、たとえば、医者の診察室に配置する。しかし、薬局コンピュータ ーは薬剤師のもと、薬剤師の責任下に配置する。たとえば、自動ディスペンサー は、処方箋を書く医者の診察室の近くに配置する。この最後のことは、自動ディ スペンサーと薬局コンピューターとが、空間的に相互に分離されていることを意 味している。このことは、患者にとっては便利であるという大きな利点がある。 結局医者の診察を受けた後、患者は薬剤をもらう場合、処方した薬剤を直接持っ ていくことができる。自動ディスペンサーは、薬局のコンピューターが制御して いるため、たとえばオランダの法で要求されているように、医薬分業が変更なく 維持されている。この点において、自動ディスペンサーは、薬剤師の責任である 。自動ディスペンサーの薬剤充填もやはり薬剤師の責任である。 本発明の薬局システムは、また実質的な効率の改善をも含んでいる。手渡しプ ロセスの自動化のため、前記の手書き上の過ちはもはや発生しない。これにより 、手渡しプロセスの質がかなり改善される。さらに、かなりの人件費の削減を薬 局の内部で行うことができ、そこには重大な経済的な利点があるが、薬剤師ばか りでなく、患者がその利点を受けることができる。 本発明の有利な実施例によれば、薬局システムは患者の身元を判断する手段を 含み、該システムは、判断された身元と入力した処方箋と関連する患者の身元と を比較する。このように成し遂げた効果は、薬剤が常に正しい患者に行き渡ると いう点にある。 このような目的のため、とりわけシステムは、数多くの患者カードを含み、該 患者カードは患者の身元を含み、該自動ディスペンサーは患者カードから、患者 の身元を読み取り判断するカード読み取り装置を含む。患者カードで迫分の身元 を証明すべきであるため、カード所有者の身元は知られており、処方された薬剤 の請求書は自動的に薬剤師の指示でカードの所有者に送ることができる。 好適には、前述した比較は薬局コンピューターで行う。このことは、物事が直 接薬剤師の責任のもとに行われることを意味している。しかし、比較は自動ディ スペンサーによって実施することもできる。 本発明の特別な実施例によれば、自動ディスペンサーは、受信した制御信号に 基づいて制御する制御装置と、識別カードを備えた薬剤を充填できるマガジンと 、それで薬剤をマガジンから選択することができる選択装置と、選択した薬剤の 識別コードを読み取り、制御装置に送る、薬剤の識別コードを読み出せるコード 読み取り装置とを含む。それにより、該制御装置は、コードに基づいて、制御信 号に対応する薬剤がマガジンから選択されたかどうかを判断する。チェックする ことによって、間違った薬剤が患者に手渡されることがありえないことが確実と なる。 特に、前記選択装置はマガジンから選択した薬剤を搬送する。本発明の別の様 態によれば、制御装置が読み取った識別コードに基づいて、制御信号に対応する 薬剤が選択されたと判断する場合、選択装置は患者に選択した薬剤を放出する。 自動ディスペンサーは、さらにたとえば、患者の名前、薬剤と薬剤の投与量を 放出する薬剤のラベルにプリントするプリンターをさらに含む場合がある。 本発明の高度に発展した実施例によれば、入力装置は、たとえば患者に関する データなど薬剤の関連する処方箋の適応症に関するいろいろなデータを格納する データバンクを含み、入力装置は所定のアルゴリズムに従って、患者のために処 方した薬剤が、データバンクに格納したデータに対応するかどうかをチェックす る。したがって、処方箋を書き上げるためには、医者はシステムに助けられる。 また不必要な過ちは、防止することができる。さらには、特に入力装置は、入力 装置で実施するチェックの間、処方箋にずれが見つかる場合には、医者に向けた 信号を発信する。この点において、たとえば、次のようなずれについて考えるこ とができる。医者は、医者が入力した適応症に対応しない薬剤を選択する。入力 装置は、適応症を入力した場合には可能な薬剤のリストを生成し、医者が入力装 置の最初の選択を採用しない場合は、信号を発信する。さらに、薬剤の通常でな い強さや投与量を入力する場合、信号を発信することができる。このようなやり 方により、処方した他の薬剤との可能な相互作用について医者の注意を関心を引 くことができる。 本発明の特定の実施例によれば、ずれのある処方箋を含む処方箋信号は、また 関連した処方箋において発見されたずれに関する情報を含む。このようにして薬 剤師の関心を処方箋における特定のずれに向けることができ、必要な場合には薬 剤師は医者と相談することができるという大きな利点がある。この目的のため、 薬局コンピューターは、たとえば、発見されたずれを有する処方箋信号を受信し た場合には、薬剤師向けの信号を発信する。 本発明の別の重要な様態によれば、薬局コンピューターは、たとえば、患者の データなど、薬剤の対応した適応症に関するさまざまなデータを格納する薬局デ ータバンクを含む。薬局コンピューターは所定の処方箋に従って、処方箋信号に よって受信した処方箋が、薬局データバンクに対応するかどうかをチェックする 。このことは、薬剤師の責任で独自の検証をすることができるということを意味 する。この検証はたとえば、入力装置に関して記述したのと同じ側面が含まれる 。ここでも、薬局コンピューターが行う検証の間、処方箋におけるずれが発見さ れた場合、薬局コンピューターはたとえば、薬剤師向けの信号を発信することが できる。 本発明は、前述したように薬局システムでの使用に適合する自動ディスペンサ ーにも関する。 たとえば、例外として、オランダにおいては人口密度の少ない田園地域におい て、薬剤の配布を行うよう処方する一般開業医数多くがいる。このような場合、 一般開業医に大きな責任が係ることになる。結局、医者は正しい薬剤を処方する べきばかりでなく、正しい薬剤が患者に渡されていることを確かめるべきである 。 本発明の別の目的は、薬剤の誤った手渡しができるだけ少なくなるように処方 する一般開業医の手渡しのプロセスを自動化することである。したがって、本発 明による薬局システムの別の実施例は、医者がとりわけ患者の身元とともに患者 の処方を入力でき入力した処方箋に対応した処方箋信号を発信する、少なくとも １つの入力装置と、入力装置に連結し処方箋信号を送り作動中は薬剤を充填され 処方箋信号に対応する処方した薬剤を供給する、少なくとも１つの自動ディスペ ンサーを含むことを特徴とする。 入力装置は、たとえば、処方する医者の診察室に配置することができる。自動 ディスペンサーと、入力装置とが空間的に相互に分離することができることを意 味する。ここには、患者にとっては便利であるという特に大きな利点がある。結 局、医者の診察を受けた後、患者は薬剤をもらう場合、直接、処方した薬剤を持 っていくことができる。自動ディスペンサーは、薬剤師と一般開業医の責任で充 填することができる。 本発明による薬局システムは、また実質的な効率改善を伴うものである。手渡 しプロセスの自動化のため、前述したような手書きによる過ちはもはや生成し得 ない。これによって手渡しのプロセスの質をかなり改善することになる。さらに 一般開業医の実践の範囲内で、重要な経済的な利益であるかなりの時間節約がで き、一般開業医だけでなく、患者も利益を得ることができる。 本発明の好適な実施例によれば、薬局システムはさらに、患者の身元を判断す る手段を含み、該システムは判断した身元と入力した処方箋に関係する患者の身 元を比較し、これらの身元が相互に対応する場合、前述した処方箋信号を発生す る。このようにして達成された効果は、薬剤が常に正しい患者に渡されるという 点である。 このような目的のため、システムは特に、数多くの患者カードを含み、患者カ ードは、患者の身元を含み、自動ディスペンサーは、患者カードから患者の身元 を読み取り決定するカード読み取り装置を含む。患者は、患者カードから自分の 身元を証明すべきであるため、カード所有者の身元は知られており、処方された 薬剤の請求書は自動的に一般開業医あるいは、薬剤師の指示でカードの所有者に 送ることができる。 好適には、前述した比較は入力装置で行うことができる。このことは、物事が 直接一般開業医の責任のもと、実施することができることを意味している。しか し、この比較が自動ディスペンサーで実施できることもまた可能である。 本発明の特定の実施例によれば、自動ディスペンサーは、制御装置と、識別コ ードを備える薬剤を充填できるマガジンと、それで薬剤をマガジンから選択する ことができる選択装置と、薬剤の識別コードを読み出すことができるコード読み 取り装置とを含み、前記制御装置は受信した処方箋信号に基づき、処方箋信号に 関連する薬剤がマガジンから選択されるようなやり方で制御し、コード読み取り 装置は選択した薬剤のコードを読み取り、そのコードを制御装置に送り、該制御 装置はコードに基づいて処方箋信号に対応する薬剤が選択されたかどうかを判断 する。チェックにより、間違った薬剤が患者に渡されることはまったくありえな いことが確実となる。 特に、選択装置は選択した薬剤をマガジンから搬送する。本発明の別の様態に よれば、制御装置が読み取った識別コードに基づいて、処方箋信号に対応する薬 剤が選択されたと判断した場合、選択装置は選択した薬剤を患者に放出する。 自動ディスペンサーは、さらにたとえば、患者の名前、薬剤と薬剤の投与量を 放出する薬剤のラベルに印刷するプリンターを含むことができる。 本発明の高度に発展した実施例によれば、入力装置は薬剤の処方箋に対応した 適応症に関するさまざまなデータ、たとえば患者のデーターなどを格納するデー タバンクを含み、入力装置は、所定のアルゴリズムによって、患者のために処方 した処方箋がデータバンクに対応するかどうかを判断する。したがって、処方箋 を書くため、医者はシステムに助けられる。また不必要な過ちを防止することが できる。さらに、とりわけ、入力装置は、該入力装置で実施したチェックの間、 処方箋におけるずれを発見した場合、医者向けの信号を発信する。これに関連し て、たとえば次のようなずれについて考えることができる。医者は、医者が入力 した適応症に対応しない薬剤を選択する。入力装置は、適応症が入力された場合 、可能性のあるリストを作成し、信号が医者が入力装置の第一の選択を採用しな い場合、発信される。さらに薬剤の通常でない強さや投与量を入力した場合、信 号を発信することができる。このようなやり方で、処方した他の薬剤との相互作 用の可能性に医者の関心を向けることも可能である。 本発明は、前述したような処方を行う一般開業医向けの薬局システムに使用す るのに適合した自動ディスペンサーでにも関する。 本発明は添付図面を参照して説明する。これらの添付図面において、 図１は本発明による薬局システムの第一の可能な実施例である。 図２は本発明による薬局システムの第二の可能な実施例である。 図１において、参照符号１は、本発明による薬局システムを示す。本実施例に おいて、薬局システムは、薬局コンピューター２と入力装置とを含み、データ・ ライン６により相互接続されている。ここでモデムにより、たとえば既成の電話 線による接続を使用することができる。さらにシステム１は、データライン１０ で、薬局コンピューターに接続された自動ディスペンサーを含む。一般的に、８ ′、８″、８″′等で模式的表示する、図１における薬局コンピューターに接続 された数多くの自動ディスペンサーを備えている。前記システムはまた、模式的 に４′、４″″で示す数多くの入力装置をも備えている。 本実施例において、入力装置４は、コンピューター１２、モニター１４および それらに接続されたキーボード１６を含む。入力装置はさらに薬剤の処方箋に対 応する適応症に関するさまざまなデータ、たとえば患者のデーターなどを格納す るデータバンクを含み、入力装置は、所定のアルゴリズムによって、患者のため に処方した処方箋がデータバンクに対応するかどうかを判断する。 本実施例において、自動ディスペンサーは、制御装置１８およびライン２２を 介して制御装置１８によって制御される選択装置２０を含む。さらに自動ディス ペンサーは、マガジン２４、ライン２６を介して制御装置１８に接続されたコー ド読み取り装置２８、ライン３０を介して制御装置１８に接続されたプリンター ３２、ライン３４を介して制御装置１８に接続されたコード読み取り装置３６と を含む。さらにシステムは、数多くの患者カードを含み、その中の１つを図１に 示す。薬局コンピューター２は、薬剤の処方箋に対応する適応症に関するさまざ まなデータ、たとえば患者のデータなどを格納した薬局データバンクを含む。薬 局コンピューターは処方箋信号で受信した処方箋が薬局のデータバンクに格納し たデータに対応するかどうかを、所定のアルゴリズムに従ってチェックする。 本実施例において、薬局コンピューター２は空間的に入力装置４および自動デ ィスペンサーから分離されている。そして空間的に分離するということは、薬局 コンピューター２と、入力装置４が相互に離れて置かれることを意味する。すな わち薬局コンピューター２は、入力装置４や自動ディスペンサー８とは異なった ハウジングに収納される。したがって、本実施例において、薬局コンピューター は、自動ディスペンサーおよび入力装置の部屋と異なった部屋に配置される。薬 局コンピューターは、たとえば、薬剤師の責任のもとに配置される。入力装置４ は、医者の診察室に配置され、自動ディスペンサー８は、たとえば同じ建物など 、医者の診察室に配置されている。前述した空間的乖離は、図において概略的に Ｙ軸で示す。図において、Ｘ軸より上方に示す部品は、医師の責任であり、Ｘ軸 より下方に示す部品は、薬剤師の責任である。 システムの操作は次の通りである。処方箋は一般的に、医者の名前、住所、フ ァックス番号／電話番号、患者の個人的詳細な情報、薬剤の強さ、量、投与形態 、投与回数などの使用法、薬剤に関する特定の情報を一般的に含む。このような 処方箋は、次のように医者が書く。医者は入力装置４のデータバンクあるいは、 薬局コンピューター２のデータバンクから、患者を呼び出す。患者の身元がシス テムで分からない場合、医者は望むなら、患者の身元をシステムに入力すること ができる。もし入力装置が、カード読み取り装置を含む場合、患者の身元は患者 カードでも入力することができる。キーボードを介して適応症（診断）を入力す ることができる。この適応症は、モニター１４に表示する。この後、医者がキー ボードを介して、この点に同意することを表示する。 本実施例において、システム、すなわちコンピューター１２は、たとえば特定 の適応症についての薬剤のメニューを作成する。メニューに示す薬剤は、自動デ ィスペンサー９の分類の中に含まれることが知られており、図示する他の薬剤か ら区別できるように表示する。たとえば、特定の色彩や明るさを備えたこれらの 薬剤を表示することにより区別し、ラベルで印をつける。このことから、医者は キーボード１６によって、自分の選択肢を選択する。そして入力装置４は、所定 のアルゴリズムにより、医者の選択がスクリーン１４に示す第一の選択と異なっ ているかどうかをチェックする。ずれがある場合、音響視覚信号が、入力装置で 発信される。医者がキーボードを介して、なお処方箋に同意していることを表示 する場合、入力装置２は、このずれをデータライン６を介して薬局コンピュータ ー２に送るべき処方箋に組み込む。 医者もまた別の薬剤を選択する決定を行うこともでき、その場合、前記の手順 が繰り返される。 このようにして、医者が薬剤を選択した後、入力装置は、データバンクにおけ る情報に基づき選択した薬剤の出来合いの処方箋を提示する。 この処方箋は、通常の強さ、通常の投与法、標準パッケージの倍数として通常 の量、通常の投与回数やさらに薬剤のラベルについてのテキストとを含む。 望ましい場合、関連する患者の特定の症例に必要な時にこれらの通常のデータ を変更することができる。医者が入力装置のデータバンクに格納する投与量の限 界を超える場合には、入力装置は音響視覚信号を発信する。医者がキーボードを 介して、なおこの投与量に同意している場合、入力装置２はデータライン６を介 して、薬局コンピューター２に送るべき電子処方箋にこのずれを組み込む。しか し、医者はまだ投与量を調整し、それによって、入力装置は所定のアルゴリズム に従って、新しく入力したデータを再びチェックする。 さらなる薬剤について、新しく、前述した手順全体を開始する。メニューの中 で、以前に選択された薬剤との禁止された相互作用をひき起こすことが知られて いる薬剤に、星印、色などの印をつける。自動ディスペンサーにある薬剤は、再 びはっきりしたやり方で示す。所定のアルゴリズムに従って、関連する相互作用 が、示した薬剤のリストから、医者の選択に基づいて、予期することができる場 合、入力装置４は再び、音響視覚警報を発信する。そして、医者が選択に同意す ることをキーボードを介して、表示する場合、入力装置２は、このずれをデータ ライン６を介して、薬局ンピューター２に送るべき電子処方箋に組み込む。しか し、医者はその選択を調整することができ、入力装置は、所定のアルゴリズムに 基づき、新たに入力するデータをチェックする。 前述した手順に従い、記載した処方箋を医者が最終的に整っているとする場合 には、見つかったずれと随意的に組み合わせた単数あるいは複数の処方箋を、デ ータライン６を介して、オンラインで薬局コンピューター２に送り、それにより 必要な場合には、受信した処方箋信号を一時的に格納して、さらに処理する。薬 局コンピューター２は、処方箋が入力装置で予め決定するずれを含むかどうかを チェックする。これが事実の場合、本実施例において、音響視覚信号が薬局コン ピューター２で発信され、薬剤師が個人的に物事を判断できるようにし、望む 場合には問題の医者と接触できるようにする。 このような目的で、関連した処方箋をたとえば、スクリーン４０に表示する。 医者と相談して、処方箋を薬局コンピューター２で薬剤師が調節することができ 、整ったものとすることができる。薬剤師はキーボード４２を介して、表示され た処方箋になお処方箋に同意していることを表示することができる。両方の前述 したケースにおいて、処方箋は、「ＯＫのステータス」を表示する。処方箋がず れを含まない場合、また「ＯＫのステータス」を表示する。 さらには、薬局コンピューターはまた受信した患者向けの処方箋を、所定のア ルゴリズムに従ってチェックし、関連する処方箋が、薬局のデータバンクに格納 したデータに対応することを確認する。入力装置に関して前述したように、たと えば、このチェックは、薬剤が適応症（診察）に対応することを確認する。さら に、処方箋が投与法の通常の強さ、通常の形態、標準パッケージの倍数としての 通常の量、通常の投与回数、薬剤のラベルの回数などを満たすかどうかをチェッ クする。ずれが見つからない場合、処方箋は、「ＯＫのステータス」を与えられ 、維持される。 ここにずれが見つかる場合には、薬剤師は、音響視覚信号でも警告を受け、薬 剤師が個人的に物事を判断することができ、望む場合には問題の関連した医者と 接触することができる。関連した処方箋は、たとえばスクリーン４０に再び表示 される。医者と相談して調整することができ、整ったものとすることができる。 薬剤師はキーボード４２を介して、表示した処方箋になお同意していることをキ ーボード４２を介して表示する。これら最後に述べたケースにおいても、処方箋 は「ＯＫのステータス」が与えられる。 そこで、患者は自動ディスペンサーを適用し、自分の患者カード３８をカード 読み取り装置で読ませる。患者カードは、とりわけ患者の個人的詳細な情報を格 納している。カードはたとえば、帯状の磁気カードであったり、スマート・カー ドであったりする。カードから読み取られた識別コードはライン３４を介して、 制御装置１８に供給する。そして制御装置１８はこのコードをデータライン１０ を介して薬局コンピューター２に送る。制御装置１８は、どの自動ディスペンサ ー（８、８′、８″、８″′その他）から識別コードが由来したかを示すアドレ スをも送る。そして、薬局コンピューターは、患者の識別コードに関連する処方 箋をメモリーでサーチする。処方箋が見つかり「ＯＫのステータス」が示される と、薬局コンピューターはデータライン１０を介して、制御信号を適切な自動デ ィスペンサーに与えて薬剤を適切な患者に与える。このような目的のため、前述 したアドレスに基づいて、制御信号は当然、患者の識別コードが発生した自動デ ィスペンサーに送られる。その後、薬局コンピューター２に存在する処方箋に関 するすべてのデータが、制御装置１８に送られる。 本実施例において、自動ディスペンサーに送られる制御信号は、患者の身元を 含む完全な処方箋を含む。 本実施例において、自動ディスペンサー８のマガジン２４は、予めパックされ た薬剤を充填しており、その薬剤のパッケージには適切なパッケージに梱包した 薬剤の独自の識別コードを備えている。本実施例において、薬剤は所定の順番で マガジンに格納される。この順番も制御装置１８のメモリーに格納されている。 制御信号を受信すると、制御装置１８はライン２２を介して、選択装置２２を 制御し、制御装置１８は、マガジン２４から制御信号に格納する薬剤を選択する 。このような目的で、選択装置２０は、概略的に示すロボット・アーム４４を含 むが、ロボット・アーム４４は、本実施例ではさらに説明されない。 問題の薬剤は、ロボット・アームで把持し、マガジンの外部、たとえば、選択 装置２０の位置２０．１に搬送する。当然ながら、他の手段によって薬剤を選択 し搬送することも可能である。この点において、たとえば、特定のブランドのた ばこのパッケージを機械で選択し、機械のマガジンから順次的に送るたばこ機械 において用いられる原理について考えることができる。 位置２０．１に配置される薬剤は、選択装置２０によって、位置２０．２に搬 送される。コード読み取り装置２８は、位置２０．２に相対的な位置に配置し、 選択した薬剤のパッケージの中あるいは上にある識別コードを読み出すことが可 能になる。このコードはたとえば、バーコードである。しかし、パッケージには 公知の連続共振検知ラベルを備え、コード読み取り装置が電磁気呼びかけ信号を 送り、ラベルで送った応答を検知する受信機を含み、その応答からはコードを検 知するようにできる。 ライン２６を介して、コード読み取り装置２８で決定する薬剤識別コードを制 御装置１８に送る。制御装置１８はこのコードを予め受信した制御信号の内容と 比較し、正しい薬剤が選択されたかどうかをチェックする。正しい薬剤が選択さ れた場合には、制御装置１８は、ライン２２を介して、選択装置を制御して薬剤 を位置２０．２に搬送する。この位置に隣接して、ライン３０を介して制御され るプリンター３２が配置され、望みどおりのデータを備えたラベルが選択した薬 剤のため、プリントされる。そして、ラベルのテキストがこれ以上説明されない 選択装置２０によって選択した薬剤のパッケージの上に提供される。 この後、制御装置１８は選択装置２０を制御し、位置２０．４に供給する用意 ができた薬剤を送る。そして、薬剤を位置２０．４から取り出すことができる。 そしてラベルのテキストが読めるかどうかを確認した後に薬剤を、患者が持って いく。位置２０．１、２０．２、２０．３、２０．４からまたそれらの位置への 薬剤の搬送は、ここではこれ以上説明しない、それ自体が公知の手段によって行 うことができる。 コード読み取り装置２８で選択したコードに基づいて、制御装置が正しい薬剤 が選択されていないと判断すれば、ライン１０を介して、警告を薬局コンピュー ター２に送り、薬剤師はさらに行動を起こすことができる。明らかに、その場合 には、薬剤はその後の処理のためには、位置２０．３，２０．４には送られない 。その代わり、更なる調査のために、薬剤が図示しない別の位置に送られる。 薬剤を渡した後、制御装置１８は、薬局コンピューター２に信号を送る。薬局 コンピューター２は、この信号を受信すると、ライン６を介して、データを患者 の病歴に組み込む可能性のためにコンピューター１２に対して提示する。薬局コ ンピューター２が行う本来の電子処方箋に対する可能な修正は、コンピューター に格納し、印をつける。 さらには、処方箋に関するデータは、コード読み取り装置３６によって、患者 カードに格納することも可能である。ここには、患者の病歴をいつでもどこでも 読むことができる。 さらには、薬剤をラベルの印刷、固定、チェッキングのために、位置２０．１ から２０．３に沿って搬送することが可能である。しかし、そうではなく、コー ド読み取り装置２８およびプリンター３２あるいはそのいずれかが、薬剤に搬送 される。 図１によるシステムの別の用途において、入力装置４は、医者の助手の部屋に 配置しており、この助手が医者に関連して記述したように、処方箋を作成する。 データライン６を介して、このようにして得られた処方箋は、たとえば、医者の 診察室に配置し、たとえば、入力装置と同じ入力装置４′に送られる。その配置 は、助手が入力装置で作成した処方箋を、医者の入力装置４′のみに送ることが でき、薬局コンピューター２には直接的には送らないという配置である。医者は 、前述したずれに関する格納した情報がある場合には、その格納した情報ととも に処方箋をチェックする。チェックした後、医者はキーボード１６′によって処 方箋を最終的に承認することができ、整った処方箋は、必要な場合には、コンピ ューター１２′のメモリーあるいはハードディスクに一時的に格納される。他方 、医者は選択を調節することを決心することが可能であり、その後、入力装置４ ′が、入力装置４に関して前述したタイプの所定のアルゴリズムに基づいて、新 たに入力したデータを再びチェックする。前述した手順に従って作成したこの処 方箋は、医者によって最終的に整ったものとすることができる。たとえば、キー ボード１６を介して入力したコマンドにより、必要な場合には、入力装置４′の コンピューター１２′のメモリーやハードディスクに一時的に格納される。そし て患者は自動ディスペンサー８の所まで行き、患者カードをカード読み取り装置 ３６で読ませる。薬剤のさらなる供給は、前述した記載に完全に類似している。 図１によるシステムの別の変形によれば、処方箋信号は、どの自動ディスペン サー（８、８′、８″、８″′その他）において薬剤が渡されるのを表示するア ドレスに関する情報をも含む。したがって、制御信号は、適切な自動ディスペン サーに送られ、制御装置のメモリーに格納される。患者が適切な自動ディスペン サーのところに行き、患者カードをカード読み取り装置３６で読ませると、患者 の 身元が制御装置１８に送られる。そして患者カードで決定する患者の身元が入力 装置で入力する患者の身元に対応する場合、制御装置１８はメモリーに前述した ように患者の身元に関連する制御信号をサーチし薬剤を供給する。さらに、自動 ディスペンサーはさらに、患者に関連する情報を紙に印刷するプリンターを含む 。患者は、この情報を、薬剤とともに持っていくことができる。 図２において、参照符号１は、本発明による、処方箋を出す一般開業医に特に 適した薬局システムを示す。本実施例において、薬局システムは、入力装置２、 データライン６を介して、入力装置１２で接続されている自動ディスペンサー４ を含む。一般的に、システムは、入力装置２に接続する数多くの自動ディスペン サーを含むことができる。そして図１において、自動ディスペンサーは概略的に 、４′、４″、４″′等で図示する。 本実施例において、入力装置２はコンピューター８、モニター１０、それらに 接続されるキーボード１２とを含む。入力装置２は、さらに、たとえば患者のデ ータと同じく、薬剤の処方箋に対応する適応症に関するさまざまなデータが格納 されたデータバンクを含み、入力装置は、所定のアルゴリズムに従って、患者の ために処方した処方箋がデータバンクに格納したデータに対応するかどうかを確 認する。 本実施例において、自動ディスペンサーは、制御装置１４とライン１８を介し て制御装置１４によって制御される選択装置１６とを含む。さらに、自動ディス ペンサー４は、マガジン２９、ライン２２を介して、制御装置１４に接続するコ ード読み取り装置２４、ライン２６を介して接続装置に接続するプリンター２８ 、ライン３０を介して制御装置１４に接続するコート読み取り装置３２とを含む 。さらには、システムは数多くの患者カードを含み、そのカードの１つを図１に 示す。 入力装置２は医者の診察室に配置され、自動ディスペンサー４はたとえば、同 じ建物など医者の診察室の近くに配置される。このような空間乖離は、図の中で Ｘ軸で概略を示す。図２において、Ｘ軸の上方に配置される部品は、医者の責任 のもとにおかれており、Ｘ軸の下方に配置される部品は医者あるいは薬剤師の責 任のもとにおかれる。したがって、自動ディスペンサーと、入力装置とは、相互 に分離したハウジングに収納される。 システムの操作は次の通りである。処方箋は一般的に、医者の名前、住所、電 話番号／ファックス番号、患者の個人的な詳細な説明、薬剤の名前、強さ、投与 量や投与の形態、投与の回数やこれらに関する特定の情報などを一般的に含む。 このような処方箋は、次に通り医者が作成するものである。医者は入力装置２の データバンクから患者を呼び出す。患者の身元がシステムにおいて分からない場 合、医者は望ましい場合には、患者の身元をシステムに入力する。入力装置が、 カード読取装置を備えている場合、患者の身元は、患者のカードから入力する。 そして、キーボード１２を介して、適応症（診断）を入力する。そして、この適 応症はモニター１０に示される。その後、医者はキーボードを介してこのことに 同意していることを表示することができる。 本実施例において、システム、たとえば、コンピューター８は、特定の適応症 のための、薬剤についてのメニューを作成する。自動ディスペンサーの分類の中 に含まれていることが知られている、メニューの中に示す薬剤が表示され、図示 する他の薬剤と区別することができる。たとえば、特定の色彩や明るさでこれら の薬剤を表示したり、ラベルで印をつけることによって、表示することができる 。そこで、入力装置２はまた、所定のアルゴリズムによって、医者の選択がスク リーン１０に示す第一の選択と異なっているかどうかをチェックする。ずれがあ る場合、音響視覚信号が入力装置で発信される。医者がキーボードで、なお処方 箋に同意していることを表示している場合、入力装置２は、このずれをデータバ ンクに組み込む。 医者はまた、別の薬剤を選択する決心をしてもよく、その後前記の手順が繰り 返される。 このようにして医者が薬剤を選択した後、入力装置はデータバンクにおける情 報に基づいて選択した薬剤の出来合いの処方箋を提示する。この処方箋は、通常 の強さ、投与の通常の形態、標準パッケージの倍数体としての通常の量、通常の 投与回数、薬剤のラベルのテキストなどを含む。 望ましい場合、患者の特定の症例に必要な場合、医者はこれらの通常のデータ を変更してもよい。医者が入力装置のデータバンクの投与量の限界を超えた場合 、入力装置は音響視覚信号を発信する。医者がキーボードを介して、なお処方箋 に同意であることを表示する場合、入力装置２はこのずれをデータバンクに組み 込む。このずれは、本実施例ではコンピューターのハードディスクに格納される 。しかし医者は、さらに投与量を調整することを決心してもよく、入力装置は、 所定のアルゴリズムに基づいて、新たに入力したデータを再びチェックする。 さらに多くの薬剤について、医者は前述した手順全体を新たに開始する。メニ ューの中で、予め選択した薬剤との禁じられた相互作用をしないことが公知であ る薬剤は、たとえば、星印や色などで印をつける。自動ディスペンサーにある薬 剤は、再びはっきりしたやり方で再び示される。所定のアルゴリズムによって、 相互作用は図示するリストから医者の選択に基づいて予期することができる場合 、入力装置２は再び音響視覚警告を発する。医者がキーボードを介してなお処方 箋に同意である場合、入力装置２はこのずれを再びデータバンクに記録する。し かし、医者はなお選択を調整することも決定してもよく、入力装置は再び、所定 のアルゴリズムに従って、新たに入力したデータを再びチェックする。 前記の手順に従って作成された処方箋が、医者によって最終的に整ったものと される場合、処方箋は必要ならばコンピューター８のメモリーやハードディスク に一時的に、格納してさらに処理する。 そこで患者は、自動ディスペンサー４のところまで行き、患者カードを、カー ド読取り装置３２で読ませる。患者カードには、特に患者の個人的な詳細な説明 が格納されている。そのカードはたとえば、帯状の磁気カードであり、あるいは スマートカードである。カードから読み出す識別コードは、ライン３０を介して 、制御装置１４に供給される。そして、制御装置１４はそのコードを、データラ イン６を介して、このコードを入力装置２に送る。制御装置１４もまた、どの自 動ディスペンサー（４、４′、４″、４″′その他）から識別コードを得るのか を表示するアドレスをも送る。そして、入力装置２は、患者の識別コードと関連 する格納した処方箋をメモリーの中でサーチする。処方箋が見つかった場合、コ ンピ ューター８は、データライン８を介して、適切な自動ディスペンサーに対して処 方箋信号を与え、その薬剤を適切な患者に与える。このような目的のため、前述 したアドレスに基づいて、処方箋信号は、当然、患者の識別コードが発した自動 ディスペンサーに送る。この後で、コンピューター８に存在する処方箋に関する すべてのデータが制御装置１４に送られた。 本実施例において、自動ディスペンサーに送る処方箋信号は、患者の身元をは じめとする完全な処方箋を含む。 本実施例において、自動ディスペンサー４のマガジン２０は適切なパッケージ に含まれる薬剤の独自の識別コードを備えたパッケージを有する予めパックした 薬剤が充填される。本実施例において、薬剤は所定の順序で、マガジンに格納さ れている。この順序はまた、制御装置１４のメモリーにも格納されている。 処方箋信号を受信した後、制御装置１４はライン１８を介して、選択装置１６ を制御して、この選択装置１６は処方箋信号に格納された薬剤を、マガジン２０ から選択する。この目的のため、選択装置１６は、概略的に示すロボット・アー ム３８を備えており、ロボット・アーム３８は、本実施例においてはこれ以上説 明されない。 適切な薬剤を、ロボット・アーム３８で把持し、マガジンの外部、たとえば、 選択装置１６の位置１６．１に搬送する。当然ながら、他の手段で薬剤を選択し 搬送することも可能である。この点に関して、たとえば、特定のブランドが機械 でただちに選択し、機械のマガジンから順次的に搬送されるたばこ機械において 使用される原理について考えることができる。 位置１６．１に配置された薬剤が選択装置１６によって、位置１６．２に搬送 される。コード読取り装置２４は、位置１６．２に対して配置され、選択した薬 剤のパッケージの中あるいは上に存在する識別コードを読み出すことができる。 このコードはたとえば、バーコードである場合がある。しかしながら、パッケー ジが公知の連続共振検知ラベルを備え、コード読取装置が、電磁気呼びかけ信号 の場を送信し、ラベルで送った応答を検知する受信機を含み、その応答からコー ドを検知するようにできる。 コード読み取り装置２４で決定される薬剤の識別コードは、ライン２２を介し て、制御装置１４に送られる。制御装置１４は、このコードと予め受信した処方 箋信号の内容とを比較し、正しい薬剤を選択したかどうかをチェックする。正し い薬剤を選択した場合、制御装置１４は、ライン１８を介して選択装置を制御し 、薬剤は位置１６．３に搬送される。この位置に隣接して、プリンター２８が配 置され、プリンター２８はライン２６を介して制御装置１４によって制御され、 望ましいデータを備えたラベルを、選択した薬剤にプリントする。そしてラベル のテキストは、これ以上説明しない選択装置を用いて、選択した薬剤のパッケー ジ上に提供される。 この後、制御装置１４は選択装置１６を制御し、位置１６．４に供給される準 備ができた薬剤を送る。そして薬剤を、位置１６．４から取り出すことができる 。ラベルのテキストが読めるかどうか確認した後に薬剤を患者が持っていく。位 置１６．１、１６．２、１６．３、１６．４からのまたはそれらの位置へ薬剤の 搬送はここではこれ以上説明しない、それ自体が公知の他の手段によって行うこ とができる。 コード読み取り装置２４で選択したコードに基づいて、制御装置が正しい薬剤 が選択されていないと判断すれば、警告がライン６を介して、入力装置２に送信 され、医者がさらに行動を取ることができる。明らかにその場合、薬剤はその後 の処理のために位置１６．３、１６．４に搬送されない。その代わり、薬剤を別 の位置に搬送してさらに調査する。 薬剤を渡した後、制御装置１４は、入力装置２に信号を送信する。コンピュー ターはこの信号を受信すると、患者の病歴の中に、患者に渡された薬剤に関する データを格納することができる。 さらには、処方箋に関するデータが、コード読み取り装置１２によって、患者 カード３４に1格納することができる。ここには、患者の病歴がいつでも、どこ でも、読むことができるという利点がある。 さらには、薬剤を位置１６．１―１６．３に沿って搬送しラベルの印刷、定着 、チェックなどを行うことが可能であり、そうでない場合は、コード読み取り装 置 ２４とブリンターあるいはそのいずれかが薬剤に搬送される。 前述した手順に従って、入力装置２で作成される処方箋がライン６を介して、 自動ディスペンサー４などの制御装置に直接送られることも可能である。この変 形において、処方箋は、識別とともに制御装置１４に格納される。患者がカード 読み取り装置３２で順次的に読み出す場合、患者の個人的な詳細をはじめとして 、制御装置１４に送る。そして制御装置１４は、読み取られた識別に関連する処 方箋を選択し、それに加えて処方箋の中で表示された薬剤が前記のとおり渡され る。 本発明によるシステムの別の使用によれば、入力装置２は、医者の助手の部屋 に配置される。この助手が医者について前述したように、処方箋を作成する。こ のようにして得られた処方箋は、たとえば、医者の診察室に配置された入力装置 ２′あるいは、入力装置２と同じ入力装置２′に送る。その配置は、助手が入力 装置２により作成する処方箋を、医者の入力装置２’にのみ送ることができ、自 動ディスペンサー４、４′、４″には直接送らないような配置である。医者は、 前述したずれがある場合にはぞのようなずれに関する情報とともに、処方箋をチ ェックする。医者はチェックの後、キーボード１２′による処方箋を最終的に承 認することができ、整っているとされた処方箋は必要ならば、コンピューター８ ′のメモリーあるいはハードディスクに一時的に格納される。一方、医者がなお 選択を調整することを決心し、その後、入力装置２′が入力装置２に関して前述 したタイブの所定のアルゴリズムに基づいて、新たに入力したデータを再びチェ ックすることも可能である。前述の手順に従って作成された処方箋が、医者によ って最終的に整ったものとされる場合、たとえば、キーボード１２′を介して入 力されるコマンドによって、処方箋は、必要な場合には、入力装置２′のコンピ ューター８′のメモリーあるいはハードディスクに一時的に格納される。そして 患者は、配布装置４のところまで行き、カード読み取り装置１２によって、患者 カード３４を読み取らせる。薬剤のさらなる配布は、前述した記載と完全に類似 しており、その相違点は制御装置１４が患者カードから読み取った識別コードを データライン６によって、入力装置２′に送るという点にある。そして、入力装 置２′は患者の識別コードに関連する格納された処方箋についてメモリーをサー チする。処方箋が見付かった場合、コンピューター８′は適切な自動ディスペン サーのデータライン６を介して、薬剤を適切な患者に供給する処方箋信号を与え る。 さらに自動ディスペンサーは、患者に関する情報を紙に印刷するプリンターを 含む。患者は、この情報を薬剤とともに持っていくことができる。 これらの変形やその他の変形は当業者に直ちに明らかであるが、本発明の範囲 にあるものと考えられる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＵ，ＣＡ，ＦＩ，ＪＰ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＵＳ (72)発明者 ショーネン，アーデルベルト，ヨーゼフ, マルティヌス オランダ国 エヌエル−9718 カーテー グロニンゲン ハー．コレニウスシュトラ ート 24 (72)発明者 スカープ，コーネリス，ウィルヘルムス, ヘンリクス オランダ国 エヌエル−6524 ファウ．ベ ー．ナイメーゲン グロエネヴォウドセヴ ェク 52

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．患者に薬剤を処方し、手渡す薬局システムにおいて、医者が患者の身元と ともにとりわけ患者のための薬剤の処方箋をシステムに入力することができ、入 力した処方箋に対応した処方箋信号を発信する少なくとも１つの入力装置と、入 力装置に連結し入力装置から受信した処方箋信号をさらに処理し、処方箋に対応 する制御信号を発信する薬局コンピューターと、薬剤を充填するのに適合し、か つ薬局コンピューターが発信する制御信号を供給されて、処方された薬剤を供給 する少なくとも１つの自動ディスペンサーとを含むことを特徴とする薬局システ ム。 ２．前記システムが患者の身元を判断する手段を含み、前記システムが判断し た身元と、入力した処方箋に関連する患者の身元と比較することを特徴とする請 求項１記載の薬局システム。 ３．自動ディスペンサーが患者の身元を判断する手段を含むことを特徴とする 請求項２記載の薬局システム。 ４．前記の比較を薬局コンピューターで行い、前記の身元が相互に対応してい る場合、薬局コンピューターが前記の制御信号を与えることを特徴とする請求項 ２または３記載の薬局システム。 ５．前記の比較は自動ディスペンサーで行い、前記の身元が対応する場合、自 動ディスペンサーは、処方した薬剤を供給することを特徴とする請求項２または ３記載の薬局システム。 ６．前記のシステムが、数多くの患者カードを含み、前記患者カードが患者の 身元を含み、前記の自動ディスペンサーが患者カードを読み取り、患者の身元を 判断するカード読み取り装置を含むことを特徴とする前記請求項２〜５のいずれ かに記載の薬局システム。 ７．前記の自動ディスペンサーが、制御装置と、識別コードを備えた薬剤で充 填することができるマガジンと、薬剤をマガジンから選択できるようにする選択 装置と、薬剤の識別コードを読み出すことができるコード読み取り装置とを含み 、前記制御装置が、受信した処方箋信号に基づいて前記選択装置を制御し、処方 箋 信号に関連する薬剤をマガジンから選択し、前記コード読み取り装置が選択した 薬剤のコードを読み出し、該コードを前記制御装置に送り、前記制御装置はコー ドに基づいて、処方箋信号に対応する薬剤が選択されたかどうかを判断すること を特徴とする前記請求項のいずれか１つに記載の薬局システム。 ８．前記選択装置がマガジンから選択した薬剤を搬送することを特徴とする請 求項７記載の薬局システム。 ９．前記制御装置が読み出された識別コードに基づいて、処方箋信号に対応す る薬剤が選択されていると判断する場合、前記選択装置は患者に対して選択した 薬剤を放出することを特徴とする請求項７あるいは８記載の薬局システム。 10．前記自動ディスペンサーがたとえば、患者の名前、薬剤と薬剤の投与量を 、放出する薬剤のラベルに印刷するプリンターを含むことを特徴とする請求項９ 記載の薬局システム。 11．前記入力装置がたとえば、患者のデータと同様に、薬剤の対応する処方箋 についての適応症に関するいろいろなデータが格納されているデータバンクを含 み、前記入力装置が、所定のアルゴリズムに従って、患者のために処方された処 方箋が、データバンクに格納されたデータに対応するかどうかをチェックするこ とを特徴とする前記請求項のいずれか１つに記載の薬局システム。 12．前記入力装置がチェックする間、処方箋にずれが見つかる場合には、前記 入力装置が医者向けの信号を与えることを特徴とする請求項１１記載の薬局シス テム。 13．ずれを有する処方箋を含む処方箋信号が、また関連する処方箋において発 見されたずれに関する情報を含むことを特徴とする請求項１１または１２記載の 薬局システム。 14．入力装置で発見されたずれを有する処方箋信号が受信されると、前記薬局 コンピューターが、薬剤師向けの信号を与えることを特徴とする請求項１３記載 の薬局システム。 15．前記薬局コンピューターが、たとえば患者のデータと同様、薬剤の対応す る処方箋についての適応症に関するいろいろなデータを格納する薬局データバン クを含み、前記薬局コンピューターは、所定のアルゴリズムに従って、処方箋信 号によって受信した処方箋が薬局のデータバンクに格納されたデータに対応する かどうかをチェックすることを特徴とする前記請求項のいずれか１つに記載の薬 局システム。 16．前記薬局コンピューターがチェックする間、処方箋にずれが見つかる場合 には、前記薬局コンピューターが薬剤師向けの信号を与えることを特徴とする請 求項１５記載の薬局システム。 17．前記自動ディスペンサーと前記薬局コンピューターとが空間的に離れてい ることを特徴とする前記請求項のいずれか１つに記載の薬局システム。 18．前記自動ディスペンサーと前記薬局コンピューターが相互に異なっている ハウジングに収納されていることを特徴とする前記請求項のいずれか１つに記載 の薬局システム。 19．薬局システムは、第一の入力装置と第二の入力装置を備えており、第一の 入力装置によって作成された処方箋を第二の入力装置に送られ、該処方箋が第二 の入力装置によって承認されて処方箋信号を送ることを特徴とする前記請求項の いずれか１つに記載の薬局システム。 20．前記請求項いずれか１つに記載の薬局システムに使用するのに適した自動 ディスペンサー。 21．患者に薬剤を処方し、手渡す薬局システムにおいて、たとえば医者が患者 の身元とともにとりわけ患者のための薬剤の処方箋をシステムに入力することが でき、入力した処方箋に対応する処方箋信号を発信する少なくとも１つの入力装 置と、入力装置に連結し、処方箋信号の送り先であり、使用中は薬剤を充填され て、処方箋信号に対応する処方された薬剤を供給する自動ディスペンサーとを含 むことを特徴とする薬局システム。 22．薬局システムは、さらに患者の身元を判断する手段を含み、判断した身元 と入力した処方箋に関連する患者の身元とを比較し双方の身元とが対応する場合 は前記の薬剤を供給することを特徴とする請求項２１記載の薬局システム。 23．前記の自動ディスペンサーが患者の身元を判断する前記手段を含むことを 特徴とする請求項２２記載の薬局システム。 24．前記の比較は、入力装置で行い、前記の身元が対応する場合は、入力装置 が処方箋信号を与えることを特徴とする請求項２２あるいは２３記載の薬局シス テム。 25．前記の比較は、自動ディスペンサーで行い、前記の身元が対応する場合は 自動ディスペンサーが処方された薬剤を供給することを特徴とする請求項２２ま たは２３記載の薬局システム。 26．薬局システムは、多数の患者カードを含み、患者カードが患者の身元を含 み、そして前記の自動ディスペンサーが患者カードから患者の身元を読み取り、 それに従って判断するためのカード読み取り装置を含むことを特徴とする請求項 ２２〜２５のいずれかに記載の薬局システム。 27．前記自動ディスペンサーは、制御装置と、識別コードを有する薬剤を充填 できるマガジンと、薬剤をマガジンから選択することができる選択装置と、薬剤 の識別コードを読み出すことができるコード読み取り装置とを含み、前記制御装 置は受信した処方箋信号に基づき、処方箋信号に関連する薬剤がマガジンから選 択されるようなやり方で制御し、前記コード読み取り装置は選択した薬剤のコー ドを読み取り、該コードを前記制御装置に転送し、その上で前記制御装置は該コ ードに基づいて処方箋信号に対応する薬剤が選択されたかどうかを判断すること を特徴とする前記請求項のいずれか１つに記載の薬局システム。 28．前記選択装置が前記マガジンから選択した薬剤を搬送することを特徴とす る請求項２７記載の薬局システム。 29．前記制御装置が読み取った識別コードに基づいて処方箋信号に対応する薬 剤が選択されたと判断する場合、前記選択装置が選択した薬剤を放出することを 特徴とする請求項２７または２８記載の薬局システム。 30．前記自動ディスペンサーが患者の名前、薬剤と薬剤の投与量を放出する薬 剤のラベルに印刷するためのブリンターをさらに含むことを特徴とする請求項２ ９記載の薬局システム。 31．前記入力装置が、たとえば、患者のデータと同様に、薬剤の対応する処方 箋についての適応症に関するいろいろなデータが格納されているデータパンクを 含み、前記入力装置が、所定のアルゴリズムに従って、患者のために処方された 処方箋がデータバンクに格納したデータに対応するかどうかをチェックすること を特徴とする前記請求項のいずれか１つに記載の薬局システム。 32．入力装置がチェックする間、処方箋にずれが見つかった場合には、前記入 力装置が医者向けの信号を与えることを特徴とする請求項３１記載の薬局システ ム。 33．前記自動ディスペンサーと前記入力装置とが空間的に離れていることを特 徴とする請求項２１〜３２のいずれかに記載の薬局システム。 34．薬局システムは、第一入力装置と第二入力装置とを備えており、第一入力 装置によって作成された処方箋が第二の入力装置に送られ、該処方箋が第二の入 力装置によって承認されて処方箋信号を送ることを特徴とする請求項２１〜３３ のいずれかに記載の薬局システム。 35．前記請求項２１〜３４のいずれかに記載の薬局システムにおいて使用する ことが適切な自動ディスペンサー。