JPH1049957A - ディスクチェンジャ装置 - Google Patents

ディスクチェンジャ装置

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Publication number
JPH1049957A
JPH1049957A JP8203482A JP20348296A JPH1049957A JP H1049957 A JPH1049957 A JP H1049957A JP 8203482 A JP8203482 A JP 8203482A JP 20348296 A JP20348296 A JP 20348296A JP H1049957 A JPH1049957 A JP H1049957A
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JP
Japan
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caddy
groove
guide groove
guide
slider
Prior art date
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Pending
Application number
JP8203482A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Sakamoto
一夫 坂本
Yutaka Imura
豊 井村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Columbia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Columbia Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】キャディを正確に位置決めするディスクチェン
ジャ装置を提供する。 【解決手段】ディスクチェンジャ装置は、ガイド溝Aを
形成する送りスライダと、ガイド溝Aと係合する回転ア
ームを有し該回転アームに拘引されて送りスライダとと
もにスライドするキャディスライダと、送りスライダと
キャディスライダに挟設されて回転アームの摺動と回動
を誘導するガイド溝Bを形成するガイドプレートとを備
え、キャディスライダが、ガイド溝Aの縦溝部に係合し
た回転アームによってガイド溝Bの横溝部を摺動誘導さ
れて所定位置までスライドし、その後にガイド溝Bの連
結溝部に回動誘導されてガイド溝Bの縦溝部に係止した
回転アームが、ガイド溝Aの縦溝部から回動誘導されて
移行したガイド溝Aの横溝部に沿って摺動誘導されつ
つ、所定位置までスライドする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクチェンジ
ャ装置に係り、特に、ディスクチェンジャ装置のローデ
ィング・クランプ連動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術のディスクチェンジャ装置は、
特開平7−121971号公報に開示されているような、部品
点数が多くて構成が複雑なものであり、組み立て,製造
も困難であるというものであった。そして、その技術的
課題を解決したディスクチェンジャ装置として、特願平
8−14732号公報に開示されているものがある。
【0003】この特願平8−14732号公報に記載のディス
クチェンジャ装置は、1つの駆動モータを用いて、ディ
スクカートリッジのローディング及びアンローディング
に連動させて、ディスクカートリッジのクランプ,再生
部の昇降,記録ヘッドの昇降の各動作を行わせて、構成
を単純化したものである。即ち、ディスクカートリッジ
を録再機構部上に搬送し、ディスクカートリッジのディ
スクをクランプする際キャディスライダの傾斜溝部とガ
イドプレートの傾斜溝部の両溝に回転アームのピンが係
合して、スライドプレートが移動することにより行って
いた。
【0004】上記ディスクチェンジャ装置のローディン
グ・クランプ連動機構について、以下、図16,図1
7,図18を参照して説明する。図16に示すように、
MD109を収納するキャディ103と、回転アーム100,ラッ
クギヤ101を有し送りネジ120によって スライドさせら
れる送りスライダ102と、キャディ103を搬送する爪104
と 回転アーム100のピン113に係合するガイド溝105とを
有するキャディスライダ106と、回転アーム100の摺動と
回動を誘導するガイド溝107を有するガイドプレート108
とからなり、図17(a)のように送りスライダ102(ピン
113)のスライドによって、キャディ103(MD109)を録再
機構上に搬送した後、図17(b)のようにキャディスラ
イダ106の傾斜溝部112とガイドプレート108の傾斜溝部1
11が重なり、 図17(c)のように両溝に回転アーム100
( ピン113)が係合したまま、送りスライダ102(ピン113)
のみがスライドし、ラックギヤ101が中間ギヤ110と連結
して、 図18(a)〜(b)のように中間ギヤ110がスライ
ドプレート114上を移動することにより、 スライドプレ
ート114の段差溝115とフローティングベース116の縦溝
部117とに摺動しながら、 録再機構118が上昇移動し、
ローディング・クランプ連動を行うものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記デ
ィスクチェンジャ装置では、記録再生装置を薄型化する
ために、キャディスライダとガイドプレートの傾斜溝部
の傾斜の角度を小さくすると、ピンと溝幅の嵌合公差の
影響が浮上して、キャディスライダのズレが生じ易くな
り、キャディの正確な位置決めが困難になるという課題
がある。その内容について、図19を参照して説明す
る。
【0006】図において、ピン113が ガイドプレート10
8の傾斜溝部111に嵌合し停止している状態を示してい
る。即ち、図19(a)で、キャディスライダ106の傾斜
溝部112の角度θ1が大きい場合の、図19(b)では、角
度θ2が小さい場合のそれぞれの状態を示している。(θ
1>θ2である。)ピン113と傾斜溝部112の溝幅との嵌合
公差Sが同じであるとして、該嵌合公差Sの影響として
現われる水平方向のずれ寸法を比較すると、θ1のずれ
量Aよりもθ2のずれ量Bの方が大きくなり、キャディ
スライダのずれが大きくなるので、キャディの正確な位
置決めが困難になる。また、ディスクチェンジャ装置が
振動を受けたときにキャディがずれて固持されず、やは
り、キャディの正確な位置決めが困難になる。
【0007】従って、本発明の目的は、キャディの正確
な位置決めが確保されるディスクチェンジャ装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴は、ディスクカートリッジを収納するキ
ャディを、非録再部から録再部へローディングしクラン
プするディスクチェンジャ装置において、ガイド溝Aを
形成しスライド自在に支持された送りスライダと、前記
ガイド溝Aと係合する回転アームを有して該回転アーム
に拘引されて前記送りスライダに従ってスライドするキ
ャディスライダと、前記送りスライダと前記キャディス
ライダに挟設されて前記回転アームの摺動と回動を誘導
するガイド溝Bを形成するガイドプレートとを具備し、
前記ガイド溝A及び前記ガイド溝Bは、スライド方向に
平行に延長した横溝部とスライド方向に垂直に形成した
縦溝部と前記横溝部及び前記縦溝部を連結する連結溝部
とを共に有した略L字型段付き溝形状であり、前記キャ
ディスライダが、前記ガイド溝Aの縦溝部に係合した前
記回転アームによって前記ガイド溝Bの横溝部を摺動誘
導されて所定位置までスライドし、その後に、前記ガイ
ド溝Bの連結溝部に回動誘導されて前記ガイド溝Bの縦
溝部に係止した前記回転アームが、前記ガイド溝Aの縦
溝部から回動誘導されて移行した前記ガイド溝Aの横溝
部に沿って摺動誘導されて、所定位置までスライドする
ことにある。
【0009】また、本発明の他の特徴は、個々にディス
クカートリッジを収納する複数のキャディから選択した
1つのキャディを、非録再部側に位置するキャディスト
ッカから録再部側に位置するフローティングベースへ水
平方向にローディングするディスクチェンジャ装置にお
いて、前記キャディは、当該キャディの側面にローディ
ング時の水平移動を誘導するための水平方向に延長して
いるキャディガイド溝を有し、前記フローティングベー
スは、前記キャディガイド溝と係合し水平移動する前記
キャディを案内するガイドリブBを有し、前記ガイドリ
ブBは、係合する前記キャディガイド溝を垂直方向に押
圧する板バネを有することにある。
【0010】さらに、本発明の別の特徴は、スライドプ
レートに設けられたピンと、フローティングベースに設
けられた切り欠きと、スライド方向に切断した断面がL
字型であってエレベーションベースに設けられた回転ア
ーム(L)と、送りスライダに設けられた溝部と、該溝部
と係合するようエレベーションベースに設けられた突起
片と、を備えるディスクチェンジャ装置であって、フロ
ーティングロック時に前記ピンが前記切り欠きに係合し
て前記フローティングベースをロックし、前記フローテ
ィングベースの降下によって回動した前記回転アーム
(L)が前記フローティングベースの一方を前記エレベー
ションベースにロックし、かつ、前記溝部係合した前記
突起片が前記フローティングベースの他方を前記エレベ
ーションベースにロックすることにある。
【0011】さらにまた、本発明のもう一つ別の特徴
は、駆動モータに駆動されて水平移動する送りスライダ
と、該送りスライダと連動して非録再部側に位置するキ
ャディストッカから録再部側に位置するフローティング
ベースへ水平移動するキャディスライダと、該キャディ
スライダの水平移動が停止した後に前記駆動モータによ
ってキャディを前記録再部上に載置するスライドプレー
トとを備え、前記キャディをローディングするディスク
チェンジャ装置において、前記キャディスライダがスイ
ッチAと当接する前に、前記スライドプレートがスイッ
チBに当接した場合に、ローディング誤動作と判定する
ことを可能とするスイッチ群を設けた点にある。
【0012】本発明によれば、θがほぼ直角と大きくな
るので、薄型化しつつキャディの正確な位置決めが確保
される。また、板バネがキャディを押圧するので、キャ
ディのクランプ位置での固持が図られる。
さらに、フローティングベ
ースが3個所でロックされるので、またさらに、キャデ
ィのずれなどのローディング誤動作を検知するので、キ
ャディの位置決めが確保される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図15を参照し説明する。即ち、本発明によ
るディスクチェンジャ装置について、 ミニディスク(以
下、MDと略す)が用いられたMDチェンジャ装置の実
施例で説明する。 図1は、本発明に
よる一実施例のディスクチェンジャ装置の概略を示す斜
視図である。図2は、図1のディスクチェンジャ装置の
ローディング前の収納時の上面構成図である。図3は、
ローディング後の録再時の上面構成図である。図4,図
5,図6は、図1のディスクチェンジャ装置のローディ
ング・クランプ連動動作のローディング前の収納時」,
「ローディング後の再生時および記録時」を示す図であ
る。図7及び図8は、図1のディスクチェンジャ装置の
送りスライダ及びガイドプレートのガイド溝を示す図で
ある。そして、図9,図10,図11は、図1のディス
クチェンジャ装置のクランプ動作の「収納時,再生時,
記録時」を示す図である。
【0014】まず、図1において、MDチェンジャ装置
は、本体としての筐体1,一個のミニディスク2aを収
納しているディスクカートリッジ2,Y字型のリンク
3,エレベーションベース4,段差溝5aを有する昇降
用プレート5,キャディ6などを含み構成される。な
お、ミニディスク2aを収納しているディスクカートリ
ッジ2をMD2と呼称する。動作は次の通りである。
【0015】即ち、図1に示すように、筐体1はキャデ
ィストッカ(図示省略)に積み重ねられた複数個のキャデ
ィ6を内蔵し、一般にキャディ6は一個のMD2を収納
している。また、筐体1と回転自在に支持されたリンク
3がエレベーションベース4の水平度を保持しており、
水平方向にスライドする昇降用プレート5の段差溝5a
を利用してエレベーションベース4を垂直に昇降する。
この昇降動作によってエレベーションベース4を所定の
キャディ6の側面に位置付けする。そして、矢印に示す
ように、ローディング機構を作動させMD2と一緒にキ
ャディ6をエレベーションベース4の方向へローディン
グし、所定の位置にてMD2をクランプして、再生・記
録動作を行うものである。尚、再生・記録を「録再」と略
称する。
【0016】次に、MDチェンジャ装置の主要部品とそ
の構成について、図1〜図12を同時に参照しながら説
明する。
キャディ6(図2,3参照)は、MD2を装着する装
着部と、MD2の着脱を行うイジェクト機構部と、両側
面に設けられてローディング時に当該キャディ6を誘導
するためのキャディガイド溝7とからなる。キャディガ
イド溝7は、キャディストッカ8に固定されたガイドリ
ブ9、及び、フローティングベース17に固定されたガ
イドリブ12に係合可能となっている。尚、キャディガ
イド溝7の上部には、大小2つの穴10a,10bがあり、
それに係合する大小2つの突起11a,11bがガイドリブ
12の上面に形成されている。また、ガイドリブ12の
下面には板バネ43(図12参照)が設けられている。
【0017】送りスライダ13(図4〜図6参照)は、ガ
イド溝39とラックギヤ14とを形成し、駆動モータ1
5及び複数のギヤ列16に連結しフローティングベース
17上に載置された送りネジ18と 送りスライダ13
内部に設けられたナット(図示省略)とからなるネジ・ナ
ット構造の送り機構により、 スライド送りが可能な構
造に支持されている。ガイド溝Aとしてのガイド溝39
(図7参照)は、スライド方向に平行に延長した横溝部39
aとスライド方向に垂直に形成した縦溝部39cと横溝部
39a及び縦溝部39cを連結する連結溝部39bとを有した
略L字型段付き溝である。
【0018】キャディスライダ19(図4〜図6参照)
は、キャディ6に係合しキャディ6を搬送するローディ
ング用の爪20と、送りスライダ13のガイド溝39に
嵌合するピン41を保持している回転アーム23とを有
して、 フローティングベース17に固定されたガイド
シャフト21によってスライド可能に支持されている。
【0019】ガイドプレート22(図4〜図6参照)は、
送りスライダ13とキャディスライダ19に挟設され、
キャディスライダ19の回転アーム23に係合し回転ア
ーム23の摺動と回動とを誘導するガイド溝24を形成
し、 フローティングベース17に固定されている。そ
してガイド溝Bとしてのガイド溝24(図8参照)は、ス
ライド方向に平行に延長した横溝部24aとスライド方向
に垂直に形成した縦溝部24cと横溝部24a及び縦溝部24
cを連結する連結溝部24bとを有した略L字型段付き溝
である。
【0020】録再機構ベース25(図9,10,11参
照)は、両側面に付属する4本のピン40でフローティ
ングベース17に形成された垂直ガイド溝26とスライ
ドプレート27に形成された段差ガイド溝28との両方
に係合することによって、フローティングベース17を
介してスライドプレート27とエレベーションベース4
とに支持されて水平状態を保持している。
【0021】スライドプレート27(図9,10,11
参照)は、キャディ6を水平移動させるものであって、
ローディングに連動するラックギヤ29,録再機構ベー
ス25昇降用の段差ガイド溝28,ヘッドアーム昇降用
のシャフト30,水平ガイド溝31,フローティングロ
ック用のピン46などを有し、水平ガイド溝31でフロ
ーティングベース17のピン32にスライド可能に支持
されている。また、録再時以外は、スライドプレート2
7のカムフォロワ53(図15参照)がローディングモー
タ兼用の駆動モータ15に連動するカム52に係合する
ことによって係止されている。フローティングベース1
7は、スライドプレート27を水平移動自在に支持して
いる。そして、フローティングベース17は、ローディ
ング時にキャディガイド溝7と係合し、キャディ6の水
平移動を補助するガイドリブ12を有し、該ガイドリブ
12は、ローディング時にキャディガイド溝7を押圧す
る板バネ43(図12参照)を有する。
【0022】ヘッドアーム33(図9,10,11参照)
は、記録ヘッド34を固定し、更にピックアップ35の
方向に回転するようにねじりバネ(図示省略)でピックア
ップ35に回転可能に連結している。また、ヘッドアー
ム33の底面は、段差のある位置の底面36と段差のな
い位置の底面36aとを形成している。更に、ヘッドアー
ム33のストッパーピン37は、ピックアップ35に固
定されたレバー部38によって係止できる。
【0023】以上を纏めると、すなわち、MDチェンジ
ャ装置は、MD2を保持するキャディ6と、該キャディ
6を水平移動させるスライドプレート27と、該スライ
ドプレート27を水平移動自在に支持するフローティン
グベース17と、該フローティングベース17を浮遊支
持するエレベーションベース4と、ディスクの記録・再
生を行う録再部を搭載しスライドプレート27とエレベ
ーションベース4とに支持された録再機構ベース25
と、 該録再機構ベース25をスライドプレート27に
連動して昇降移動させ、水平移動させられたキャディ
6、即ちMD2を、所定の位置にクランプするクランプ
機構(図示省略)と、録再機構ベース25に連動して記録
ヘッド34を昇降移動させる記録ヘッド昇降機構(図示
省略)とを含み構成される。
【0024】次に、上記構成の動作について説明する。
先ず、ローディング動作を図4〜図6で説明する。図4
において、キャディスライダ19が有する回転アーム2
3の回転端に付属するピン41が、 ガイドプレート2
2のガイド溝24を貫通し、 送りスライダ13のガイ
ド溝39の縦溝部39cに連結している。この状態で、駆
動モータ15によって送りスライダ13がネジ送りされ
ると、縦溝部39cに係合しているピン41によってキャ
ディスライダ19が拘引され、ガイド溝24の横溝部24
aに沿ってスライドさせられる。
【0025】上記スライドにより、キャディ6に係合し
たキャディスライダ19の爪20が該キャディ6を録再
部(録再機構ベース25)の方向に搬送する。そして、キ
ャディ6が録再部における所定クランプ位置に搬送され
て来た時点で、ガイド溝24の縦溝部24cと送りスライ
ダ19のガイド溝39の横溝部39aとがピン41を介し
て係合し、キャディ6内にあるMD2はクランプ位置に
「位置決め」されて、停止状態を維持する。
【0026】すなわち、本発明によるディスクチェンジ
ャ装置は、縦溝部39cは、ローディング時に回転アーム
23(即ち、ピン41)と係合し該回転アーム23を所定
位置まで拘引し、連結溝部39bは、クランプ時に回転ア
ーム23を縦溝部39cから横溝部39aへ回動し、横溝部
39aは、クランプ時に回転アーム23を水平方向にスラ
イド可能とし、 横溝部24aは、 ローディング時に拘引
されている回転アーム23を水平方向に誘導し、連結溝
部24bは、クランプ時に回転アーム23を横溝部24aか
ら縦溝部24cへ回動し、縦溝部24cは、クランプ時に当
該縦溝部24cに回転アーム23を係止するものである。
【0027】換言すれば、本発明によるディスクチェン
ジャ装置の特徴は、ガイド溝Aを形成しスライド自在に
支持された送りスライダと、ガイド溝Aと係合する回転
アームを有して該回転アームに拘引されて送りスライダ
に従ってスライドするキャディスライダと、送りスライ
ダとキャディスライダに挟設されて回転アームの摺動と
回動を誘導するガイド溝Bを形成するガイドプレートと
を備え、キャディスライダが、ガイド溝Aの縦溝部に係
合した回転アームによってガイド溝Bの横溝部を摺動誘
導されて所定位置までスライドし、その後に、ガイド溝
Bの連結溝部に回動誘導されてガイド溝Bの縦溝部に係
止した回転アームが、ガイド溝Aの縦溝部から回動誘導
されて移行したガイド溝Aの横溝部に沿って摺動誘導さ
れつつ、所定位置までスライドするにあると言える。
【0028】上記構成によって、前述したθ1またはθ2
に相当するθは、横溝部と縦溝部との成す角度がほぼ直
角と大きくなり、そして、ほぼ直角のままで薄型化する
ことができるので、キャディの正確な位置決めが確保さ
れることになる。
【0029】次に、クランプ機構のクランプ動作につい
て、図3と図5,6と図10,11とを参照して説明す
る。図において、キャディ6とキャディスライダ19が
停止した後に、更に、送りスライダ13は、ラックギヤ
14がフローティングベース17に回転自在に支持され
た中間ギヤ42に噛み合う位置までスライドする。そし
て、ラックギヤ14が、中間ギヤ42を介してスライド
プレート27に形成されたラックギヤ29を移動させ
る。ラックギヤ29の移動によってスライドプレート2
7はスライドさせられて、 フローティングベース17
の垂直ガイド溝26と スライドプレート27の段差ガ
イド溝28とにガイドされて、 録再機構ベース25が
上昇し、 図10と図11に示す状態となってターンテ
ーブル62がMD2をクランプする。
【0030】すなわち、クランプ機構は、スライドプレ
ート27をラックギヤ29と中間ギヤ42とを介してス
ライド駆動するために送りスライダ13に設けられてい
るラックギヤ14と、スライドプレート27にピン40
で浮遊支持されていて、フローティングベース17の垂
直ガイド溝26とスライドプレート27の段差ガイド溝
28の両ガイド溝に係合する当該ピン40に誘導されて
上昇移動する録再機構ベース25とからなり、前述のロ
ーディング動作によって移動させられた録再部の位置に
て、キャディ6を停止させた後、更に、送りスライダ1
3のスライドに伴って、ラックギヤ14が中間ギヤ42
を介してスライドプレート27をスライド駆動すること
により、両ガイド溝26,28に導かれたピン40が録
再機構ベース25を上昇移動させて、MD2をクランプ
することになる。
【0031】次に、記録ヘッド昇降機構のヘッド昇降動
作について、図9,図10などを参照して説明する。
図9,図10のように、ヘッドアーム33は、シャフト
30上に位置しており収納・再生時(記録時以外)は、ヘ
ッドアーム33の段差のある位置の底面36とシャフト
30が当接するので、記録ヘッド34は持ち上がって記
録不可能な位置に停止するようになっている。しかし記
録時には、図11のように、ヘッドアーム33の段差の
ない位置の底面36aがシャフト30に当接するので、
記録ヘッド34は下がり記録可能位置に回転し、記録ヘ
ッド34とMD2が接触する。このとき、ストッパーピ
ン37とレバー部38のみで回転角を位置決めする。し
たがって、ピックアップ35と記録ヘッド34の位置精
度は、ストッパーピン37とレバー部38の両者の調整
のみで確保できる。 以上の図4
〜図11に示す説明内容が、ローディング及びクランプ
の基本動作である。
【0032】次に、ローディングおよびクランプの動作
精度を高める、換言すれば、キャディの正確な位置決め
が確保されるための構成について、図12,図13を参
照して説明する。図12は、図1のディスクチェンジャ
装置のローディング動作(詳細)を示す図である。図13
は、図1のディスクチェンジャ装置のクランプ動作(詳
細)を示す図である。
【0033】図12において、ローディング時には、図
12(a)〜図12(b)のように、キャディ6の側面(両
側または片側)に設けられているキャディガイド溝7
が、キャディストッカ8側のガイドリブ9からフローテ
ィングベース17側のガイドリブ12へと案内されて、
キャデイ6が水平移動する。 ガイドリブ9とガイドリ
ブ12の高さがずれても、キャディガイド溝7がガイド
リブ12に円滑に係合し、キャディ6のローディング時
の水平移動が円滑に行われるように、ガイドリブBとし
てのガイドリブ12の厚さ( 即ち、ガイドリブBのキャ
ディガイド溝との係合寸法TB)は、ガイドリブAとして
のガイドリブ9の厚さ( 即ち、ガイドリブAのキャディ
ガイド溝との係合寸法TA)より小さい寸法(TB<TA)に
してある。
【0034】また、ガイドリブ12の凹部12aに設けら
れた板バネ43は、案内されてきたキャディガイド溝7
に当接して弾性変形し、キャディガイド溝7(即ち、キ
ャディ6)を、垂直方向(図12の下方向)に押圧し、デ
ィスクチェンジャ装置が振動を受けた時にキャディがず
れて、正確な位置決めが確保されなくなることを防止す
るようになっている。尚、弾性変形するものであれば板
バネに限定されるものではないが、薄型化するには板バ
ネが望ましい。また、板バネ43があるから、TB<TA
としてもガタなどの弊害を生じさせることなく、円滑な
る水平移動が行われると言える。
【0035】一方、ガイドリブ12は、キャディガイド
溝7の溝寸法内に収まって、板バネ43の 反押圧方向
(図12の上方向)に突き出ている 突起11a,11bを有
している。そして、ガイドリブ12が有する突起11a,
11bは、突起11aの方が大きく形成されており、これ
は、図12(b)のように、クランプ位置に来るまで、M
D2と録再機構ベース25上の構成部品が接触しない高
さを確保して、ローディングするためのものである。換
言すれば、MD2(カートリッジ2)と録再機構とが接触
しないようにローディングするための充分な隙間を設け
ている構成である。
【0036】更に、図13(a)および図3に示すような
クランプ位置にまで移動すると、キャディ6は、キャデ
ィスライダ19の一方の爪20aと、フローティングベ
ース17に固定されているストッパ44とで挟持される
状態(図3参照)となり、すなわち、爪20aとストッパ
44との間でキャディ6が上下・水平(前後左右)方向に
微動し得る所定の隙間を設けた構成にしてクランプす
る。微動し得る隙間があれば、キャディ6は自己位置を
矯正しながら正しいクランプ位置にてクランプすること
が可能となり、即ち、クランプ精度が向上する利点があ
る。
【0037】同時に、MD2がクランプ位置に来たとき
には、板バネ43がキャディ6を下方向に押圧し、キャ
ディ6の穴10a,10bとガイドリブ12の突起11a,11
bとが係合し、穴寸法の分だけ、キャディ6はローディ
ング時の位置より降下した低い位置で停止した状態でク
ランプされ、確実に位置決めされる。
【0038】また、図13(b)のように、クランプ動作
時には、録再機構ベース25が上昇してMD2を持ち上
げ、MD2底面の位置決め孔(図示省略)に、録再機構ベ
ース25の位置決めピン45が挿入されてMD2がキャ
ディ6内で位置決めされる。ここで、MD2はキャディ
6内で上下左右前後に微動可能なように、イジェクトロ
ックされている。このときに、録再機構ベース25がM
D2を持ち上げる状態になり、MD2と共にキャディ6
を上昇させ、換言すれば、キャディ6をガイドリブ12
から微少量浮上させることになるので、板バネ43が、
キャディ6と共にMD2を録再機構ベース25に、さら
に押圧した状態となる。従って、該押圧力がクランプ精
度を高めるとともに、MD2及びキャディ6の振動を抑
える働きをする。換言すれば板バネがキャディを押圧す
るので、キャディのクランプ位置での固持が図られ、キ
ャディの正確な位置決めが確保される。
【0039】即ち、本発明の他の特徴は、ディスクチェ
ンジャ装置が、キャディ6の両側面に形成されたキャデ
ィガイド溝7と、キャディガイド溝7に設けられた穴10
a,10bと、キャディ6を積載収納するためのキャディ
ストッカ8に設けられてキャディガイド溝7と係合する
ガイドリブ9と、フローティングベース17に設けられ
てキャディガイド溝7に係合するガイドリブ12と、キ
ャディガイド溝7の穴10a,10bに係合するようにガイ
ドリブ12に設けられた突起11a,11bと、クランプ位
置に停止したキャディ6に下向きの押圧力を加えるよう
にフローティングベース17に設けられた板バネ43と
を含み構成されて、ローディング動作が完了したクラン
プ位置にて、それぞれの穴10a,10bと突起11a,11b
とが係合してローディング時より低い位置でキャディ6
は停止し、クランプ動作時に録再機構ベース25がMD
2を持ち上げ、さらにMD2がキャディ6を持ち上げる
状態となって、キャディ6がガイドリブ12から微少量
浮上し、板バネ43がキャディガイド溝7(即ち、キャ
ディ6)を押圧してクランプ機能を高めると共に、MD
2の振動を抑えるクランプ機構にある。
【0040】次に、フローティングロックならびにロッ
ク解除の動作について、図14を参照して説明する。図
14は、図1のディスクチェンジャ装置のフローティン
グロック動作を示す図である。図14(a)に示すよう
に、記録再生時以外の時は、スライドプレート27のピ
ン46が、エレベーションベース4の切り欠き47に係
合し、更に、断面がL字型の回転アーム(L)48がフロ
ーティングベース17を押さえ、かつ、送りスライダ1
3の溝部49がフローティングベース17の突起片50
に噛み合うことにより、フローティングベース17とエ
レベーション4を連結するサスペンション51を送りス
ライダ13が拘束することによって、フローティングロ
ックが為される。記録再生時には、図14(b)のよう
に、スライドプレート27がスライドすることに伴って
ピン46が切り欠き47から外れ、かつ、サスペンショ
ン51の拘束を解放することによってフローティングロ
ック解除となる。
【0041】即ち、本発明による別のディスクチェンジ
ャ装置の特徴は、スライドプレート27に設けられたピ
ン46と、フローティングベース17に設けられた切り
欠き47と、スライド方向に切断した断面がL字型であ
って、エレベーションベース4に設けられた回転アーム
(L)48と、送りスライダ13に設けられた溝部49
と、その溝部49と係合するようにエレベーションベー
ス4に設けられた突起片50とからなり、フローティン
グロック時に、ピン46が切り欠き部47に係合してフ
ローティングベース17をロックし、別途、フローティ
ングベース17の降下によって回転アーム(L)48が回
動して、該回転アーム(L)48がフローティングベース
17(の角)の一方をエレベーションベース4にロックす
る。かつ、突起片50が溝部49に係合することで、
突起片50がフローティングベース17の他方をエレベ
ーションベース4にロックして、ローディングを正確に
行うことにある。換言すれば、フローティングベースを
確実に固定し、キャディの正確な位置決めを確保するよ
うにしたフローティングロック機構にある。
【0042】次に、誤動作防止機構について、図2,図
15で説明する。図15は、図1のディスクチェンジャ
装置のチェンジャ誤動作防止機構を示す図である。ここ
で言う誤動作とは、録再時以外の時、すなわち、スライ
ドプレート27が、ラックギヤ29及び中間ギヤ42を
介して、ラックギヤ14と連結していない時、本体の傾
きや振動でスライドプレート27の位置がずれ、録再時
に送りスライダ13(のラックギヤ14)との連結タイミ
ングが狂うことやローディング前に録再機構ベースが上
昇していたため、キャディ6と録再機構ベース25が干
渉することなどにより、ローディング不可能となること
を指している。
【0043】図において、通常は、駆動モータ15の回
転に連動して回転するカム52の段差が、スライドプレ
ート27のカムフォロワ53をロックして、録再時以外
は、スライドプレート27を係止している。(図15
(a)。) そして、 カムフォロワ53によるスライドプ
レート27のロックが解除されている短い時間の間も、
アーム54が、 ねじりバネ55の力でスライドプレー
ト27をロックしている。(図15(b)。) しかし、何らかの原因(例えば、振動や衝撃などによる
キャディのずれ)によって上記ロックが外れた異常時の
場合は、図15(c)のように、キャディスライダ19
(キャディスライダ19の突起端部19a)がスイッチ56
と当接する前に、スライドプレート27がスイッチ57
に当接して、誤動作を検知する構成になっている。そし
て、図15(c)のように、駆動モータ15及びカム52
が逆回転し、図15(a)の状態にリセットするようにな
っている。
【0044】一方、正常時の場合は、 図15(d)のよ
うに、 先に、キャディスライダ19(突起端部19a)を
スイッチ56に当接させ、後から、スライドプレート2
7をスイッチ57に当接させて、この手順の場合には誤
動作とは判定しない構成になっている。また、送りスラ
イダ13が有するラックギヤ14と噛み合った中間ギヤ
42を介しての、スライドプレート27と送りスライダ
13との連結によって、スライドプレート27が送りス
ライダ13と共に連動すると、図15(e)のように、ア
ーム54のロックが強制的に外れるようになっている。
【0045】すなわち、本発明のもう一つ別のディスク
チェンジャ装置の特徴は、駆動モータ15に駆動されて
水平移動する送りスライダ13と、該送りスライダ13
と連動して非録再部側に位置するキャディストッカ8か
ら録再部側に位置するフローティングベース17へ水平
移動するキャディスライダ19と、該キャディスライダ
19の水平移動が停止した後に駆動モータ15によりキ
ャディ6を録再部上に載置するスライドプレート27と
を備え、キャディスライダ19がスイッチAとしてのス
イッチ56に当接する前に、スライドプレート27がス
イッチBとしてのスイッチ57に当接した場合に、ロー
ディング誤動作と判定することを可能とするスイッチ群
(スイッチ56,57)を設けた構成にある。換言すれば、誤
動作したままでクランプなどを行わないようにして、キ
ャディの正確な位置決めを確保するようにした誤動作防
止機構にある。
【0046】なお、本実施例では、ローディング機構は
キャディの片側だけであるとしたが両側に設けても良
い。また、送りスライダの送り機構を送りネジ・ナット
構造としたが、ベルトやラック・ピニオン等でも良い。
さらに、キャディスライダの直動をガイドシャフトとガ
イド穴によって行ったが、正確な直動ができればガイド
リブとガイド溝等の構成でも良い。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、ローディング機構を低
くすることができるので、ディスクチェンジャ装置全体
の小型薄型化,コストの削減,制御の省力化及び高速動
作を可能とする効果がある。
【0048】また、クランプ時にキャディを微動させて
位置決めし板バネで押圧するため、高精度なクランプが
可能であるとともに、ディスクカートリッジやキャディ
の防振効果が得られる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例のディスクチェンジャ装
置の概略を示す斜視図である。
【図2】図1のディスクチェンジャ装置(収納時)の上面
構成図である。
【図3】図1のディスクチェンジャ装置(録再時)の上面
構成図である。
【図4】図1のディスクチェンジャ装置のローディング
・クランプ連動動作(収納時)を示す図である。
【図5】図1のディスクチェンジャ装置のローディング
・クランプ連動動作(再生時)を示す図である。
【図6】図1のディスクチェンジャ装置のローディング
・クランプ連動動作(記録時)を示す図である。
【図7】図1のディスクチェンジャ装置の送りスライダ
のガイド溝を示す図である。
【図8】図1のディスクチェンジャ装置のガイドプレー
トのガイド溝を示す図である。
【図9】図1のディスクチェンジャ装置のクランプ動作
(収納時)を示す図である。
【図10】図1のディスクチェンジャ装置のクランプ動
作(再生時)を示す図である。
【図11】図1のディスクチェンジャ装置のクランプ動
作(記録時)を示す図である。
【図12】図1のディスクチェンジャ装置のローディン
グ動作(詳細)を示す図である。
【図13】図1のディスクチェンジャ装置のクランプ動
作(詳細)を示す図である。
【図14】図1のディスクチェンジャ装置のフローティ
ングロック動作を示す図である。
【図15】図1のディスクチェンジャ装置のチェンジャ
誤動作防止機構を示す図である。
【図16】従来例のディスクチェンジャ装置の概略を説
明する斜視図である。
【図17】従来例のディスクチェンジャ装置のローディ
ング動作を説明する図である。
【図18】従来例のディスクチェンジャ装置のクランプ
動作を説明する図である。
【図19】従来例のディスクチェンジャ装置の課題を説
明する図である。
【符号の説明】
1…筐体、2…カートリッジ(MD)、2a…ミニディス
ク、3…リンク、4…エレベーションベース、5…昇降
用プレート、5a…段差溝、6…キャディ 7…キャディガイド溝、24,39…ガイド溝、8…キ
ャディストッカ、9,12…ガイドリブ、10a,10b…
穴、11a,11b…突起、12a…凹部、13…送りスライ
ダ、14,29…ラックギヤ、15…駆動モータ、16
…ギヤ列、17…フローティングベース、18…送りネ
ジ、19…キャディスライダ、20,20a,20b…爪、
21…ガイドシャフト、22…ガイドプレート、23…
回転アーム、25…録再機構ベース、26…垂直ガイド
溝、27…スライドプレート、28…段差ガイド溝、3
0…シャフト、31…水平ガイド溝、32,40,4
1,45,46…ピン、33…ヘッドアーム、34…記
録ヘッド 35…ピックアップ、36,36a…底面、37…ストッ
パーピン、38…レバー部、42…中間ギヤ、43…板
バネ、44…ストッパ、47…切り欠き、48…回転ア
ーム(L)、49…溝部、50…突起片、51…サスペン
ション、52…カム、53…カムフォロワ、54…アー
ム、55…ねじりバネ、56,57…スイッチ、62…
ターンテーブル、100…回転アーム、101…ラックギヤ、
102…送りスライダ、103…キャディ、104…爪、105,10
7…ガイド溝、106…キャディスライダ、108…ガイドプ
レート 109…MD、110…中間ギヤ、111,112…傾斜溝部、113
…ピン、114…スライドプレート、115…段差溝、116…
フローティングベース、117…縦溝部、118…録再機構、
120…送りネジ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクカートリッジを収納するキャディ
    を、非録再部から録再部へローディングしクランプする
    ディスクチェンジャ装置において、 ガイド溝Aを形成しスライド自在に支持された送りスラ
    イダと、前記ガイド溝Aと係合する回転アームを有して
    該回転アームに拘引されて前記送りスライダに従ってス
    ライドするキャディスライダと、 前記送りスライダと前記キャディスライダに挟設されて
    前記回転アームの摺動と回動を誘導するガイド溝Bを形
    成するガイドプレートとを具備し、 前記ガイド溝A及び前記ガイド溝Bは、スライド方向に
    平行に延長した横溝部とスライド方向に垂直に形成した
    縦溝部と前記横溝部及び前記縦溝部を連結する連結溝部
    とを共に有した略L字型段付き溝形状であり、 前記キャディスライダが、前記ガイド溝Aの縦溝部に係
    合した前記回転アームによって前記ガイド溝Bの横溝部
    を摺動誘導されて所定位置までスライドし、その後に、
    前記ガイド溝Bの連結溝部に回動誘導されて前記ガイド
    溝Bの縦溝部に係止した前記回転アームが、前記ガイド
    溝Aの縦溝部から回動誘導されて移行した前記ガイド溝
    Aの横溝部に沿って摺動誘導されて、所定位置までスラ
    イドすることを特徴とするディスクチェンジャ装置。
  2. 【請求項2】個々にディスクカートリッジを収納する複
    数のキャディから選択した1つのキャディを、非録再部
    側に位置するキャディストッカから録再部側に位置する
    フローティングベースへ水平方向にローディングするデ
    ィスクチェンジャ装置において、 前記キャディは、当該キャディの側面にローディング時
    の水平移動を誘導するための水平方向に延長しているキ
    ャディガイド溝を有し、 前記フローティングベースは、前記キャディガイド溝と
    係合し水平移動する前記キャディを案内するガイドリブ
    Bを有し、 前記ガイドリブBは、係合する前記キャディガイド溝を
    垂直方向に押圧する板バネを有することを特徴とするデ
    ィスクチェンジャ装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記キャディストッカ
    は、前記キャディガイド溝と係合するガイドリブAを有
    し、 該ガイドリブAの前記キャディガイド溝との係合寸法T
    Aは、 前記ガイドリブBの前記キャディガイド溝との係
    合寸法TBより 大きいことを特徴とするディスクチェン
    ジャ装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記ガイドリブBは、
    前記キャディガイド溝の溝寸法内に収まって前記板バネ
    の反押圧方向に突き出ている突起を有し、 前記キャディガイド溝は、該突起と係合する穴を有する
    ことを特徴とするディスクチェンジャ装置。
  5. 【請求項5】スライドプレートに設けられたピンと、フ
    ローティングベースに設けられた切り欠きと、スライド
    方向に切断した断面がL字型であってエレベーションベ
    ースに設けられた回転アーム(L)と、送りスライダに設
    けられた溝部と、該溝部と係合するようエレベーション
    ベースに設けられた突起片と、を備えるディスクチェン
    ジャ装置であって、 フローティングロック時に、前記ピンが前記切り欠きに
    係合して前記フローティングベースをロックし、 前記フローティングベースの降下によって回動した前記
    回転アーム(L)が前記フローティングベースの一方を前
    記エレベーションベースにロックし、かつ、前記溝部係
    合した前記突起片が前記フローティングベースの他方を
    前記エレベーションベースにロックすることを特徴とす
    るディスクチェンジャ装置。
  6. 【請求項6】駆動モータに駆動されて水平移動する送り
    スライダと、該送りスライダと連動して非録再部側に位
    置するキャディストッカから録再部側に位置するフロー
    ティングベースへ水平移動するキャディスライダと、該
    キャディスライダの水平移動が停止した後に前記駆動モ
    ータによってキャディを前記録再部上に載置するスライ
    ドプレートとを備え、前記キャディをローディングする
    ディスクチェンジャ装置において、 前記キャディスライダがスイッチAと当接する前に、前
    記スライドプレートがスイッチBに当接した場合に、ロ
    ーディング誤動作と判定することを可能とするスイッチ
    群を設けたことを特徴とするディスクチェンジャ装置。
JP8203482A 1996-08-01 1996-08-01 ディスクチェンジャ装置 Pending JPH1049957A (ja)

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