JPH1048913A - 帯電部材およびそれを用いた電子写真装置 - Google Patents
帯電部材およびそれを用いた電子写真装置Info
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Abstract
変形がない帯電部材を提供すること。 【解決手段】 帯電部材の弾性層としてヨウ素価が23
〜32であるジエン分を含有したエチレン、プロピレン
の共重合体を用いる。
Description
部材を被帯電体表面に接触または近接させて帯電を行う
帯電部材およびそれを用いたプロセスカートリッジまた
は電子写真装置に関する。
等)・静電記録装置等の画像形成装置において、感光体
・誘電体等の被帯電体としての像担持体面を帯電処理す
る手段機器としては、従来よりコロナ放電装置が利用さ
れている。
を所定の電位に均一に帯電処理する手段として有効であ
る。しかし、高圧電源を必要とし、コロナ放電を用いる
ため好ましくないオゾンが発生する等の問題点を有して
いる。
のような電圧を印加した帯電部材を被帯電体面に近接、
または接触させて被帯電体面を帯電処理する接触帯電装
置は電源の低電圧化が図れ、オゾン発生量が少ない等の
長所を有している。
均一性、感光体等の被帯電体表面のピンホール・傷等に
より生じるリーク防止するために適度な導電性が必要な
他、感光体への均一な接触の確保、また、帯電部材に交
流電圧(AC)を印加して使用する場合、電界強度の変
化に伴う帯電部材と感光体との間の振動によって発生す
る帯電音を抑制するため、低硬度が要求されている。
て、長期間感光体とローラーを圧接した結果、ローラー
が永久変形をおこし、ニップ部からの過剰電流により異
常画像を起こしたり、また変形部分がローラー回転時に
感光体に不均一に当接するため露光ムラを起こし、画像
不良を引き起こすなどの問題が指摘されている。
して使用されるポリマーとしては、ポリブタジエン、S
BR(スチレンブタジエンゴム)、CR(クロロプレ
ン)、NBR(アクリルニトリルブタジエンゴム)、シ
リコーンゴム、ウレタンゴム、ヒドリンゴム等が用いら
れるが、主鎖中に不飽和結合を持つブタジエン系ゴムは
長期使用後の不飽和結合切断による劣化が懸念される。
従って長期間使用に対し不安であり、また実用上におい
て老化防止剤等を添加した場合でも、該老化防止剤が移
行して感光体を汚染する懸念がある。シリコーンゴム場
合永久変形は小さいものコスト高の問題がある。また、
ウレタンゴムはポリエステル系の場合その加水分解性か
ら長期使用での安定性が懸念され、ポリエーテル系の場
合はその吸水性から環境安定性が懸念される。ヒドリン
ゴムの場合は特に発泡体として使用した場合、圧縮永久
歪が大きく実用上問題が生じる。
みなされたものであり、長期にわたり感光体と帯電部材
を圧接しても変形が少なく、よって長期放置後において
も良好な画像がえられ、また、AC印加による帯電を行
っても帯電音の静かな帯電部材およびそれを用いたプロ
セスカートリッジ、またはそれを用いた電子写真装置を
提供することを目的としたものである。
帯電部材で被帯電体面を帯電処理する帯電部材におい
て、その帯電部材を構成する弾性層として、ヨウ素価が
23〜32であるジエン分を共重合成分として含有した
エチレン、プロピレンの共重合体を有することを特徴と
する帯電部材である。
合体を使用した場合、主鎖中にジエン結合を持たないた
め、長期使用後の劣化は問題がない。また、加水分解も
なく環境に対する安全性もよい。さらに、主鎖中にジエ
ン成分を含まないため加硫後においても主鎖の流動性が
大きく、従って圧縮永久歪が大きくなる傾向にあるとこ
ろ本発明では第3成分であるジエン分の含量を表わすヨ
ウ素価を23〜32に設定することによってこの問題を
解決している。
橋密度が不十分であり、よって主鎖の流動性が大きく結
果として圧縮永久歪が大きくなり、また、32より大き
いとジエン成分が多くなりオゾン劣化などに対し不利に
なりエチレン、プロピレン共重合体の特性を損ない、実
用上問題となるのである。
ルネンやジシクロペンタジエンでよいが、ヨウ素価で2
0以上の添加に対しては架橋効果に飽和傾向があり、物
性的に飛躍的向上が期待できない。これに対し、さらに
ジエン成分としてエチリデンノルボルネンとビニルノル
ボルネンを添加すると反応性が増大し、三次元的に網目
構造が発達することによって、圧縮永久歪の向上など物
性的にさらに向上する。
ネンを併用することによって分子の絡み合い効果により
ゴム弾性が保持され、従って押出し成形などにおいて型
崩れなどをおこしにくいなどの特徴がある。これは特に
発泡成形において有利であり、高い形状精度が要求され
る帯電ローラー、転写ローラー等の帯電部材の成形法に
有効である。
が、好適である。この際使用する発泡体としては特にア
ゾジカルボアミド(ADCA)と、p,p′−オキシビ
スベンゼンスルフォニルヒドラジン(OBSH)の併用
が好ましくい。すなわち、帯電の均一性から発泡径とし
ては微細なものが要求される。この要求に対してOBS
Hの添加が有効であるが、一方でOBSHは分解時に多
量の水分を発生させ、発泡を不均一にしたり、加硫反応
を遅延させできた発泡体の弾性を損なうなどの弊害があ
る。これに対しADCAを併用するとアルカリ性から加
硫反応を促進させ微細な発泡径で、ゴム弾性に富んだバ
ランスの良い発泡体ができるのである。
1:5〜5:1が好ましい。
は、発泡径が大きくなり過ぎず、良好な画像が形成でき
る。また、5:1以下の場合にはゴム弾性が十分で発泡
セル径も不均一になり良好な画像が形成できる。
で規定される十点平均粗さ:Rz)が10μm以下が好
適である。
凸部からの局所放電により感光体の表面が損傷し、その
欠陥部に電流が流れ込み帯電不良を引き起こす。したが
って、感光体の寿命が短くなり、耐久性を損なう。
に説明する。
成を示す模式断面図の一例である。
であり、金属製の円筒状の導電性円柱基材2Cの弾性層
2b、更に好ましくは、その上に感光体等の被帯電体表
面のピンホール、傷等による欠陥により生じるリーク防
止のため適度な抵抗値に調整された表面層2Cが設けら
れている。
電圧を感光体に印加することができ、かつ均一に感光体
に圧接することができる程度の弾性を有するものであれ
ばよいが、好ましくは体積抵抗1×105〜1×109Ω
程度の半導電性を有するものである。
るには、カーボンブラック、グラファイト、酸化チタ
ン、酸化錫、などの金属酸化物、Cu、Ag、等の金
属、これらを粒子表面に被覆して導電化した粒子などの
導電粒子や、LiCIO4、KSCN、NaSCN、L
iCF3SO3等のイオン性電解質を弾性体中に適宜量分
散させることにより、所望の抵抗値に調整することがで
きる。
欠陥が生じた場合に、ここに帯電電流が集中して、帯電
部材、感光体が破損することを防止するためのものであ
り、従って抵抗値としては1×102〜1×109Ω程度
が要求され、一般的にはアクリル、ポリウレタン、ポリ
アミド、ポリエステル、ポリオレフィン、シリコーン等
のバインダー高分子に、カーボンブラック、グラファイ
ト、酸化チタン、酸化錫、などの金属酸化物、Cu、A
g、等の金属、これらを粒子表面に被覆して導電化した
粒子などの導電粒子や、LiCIO4、KSCN、Na
SCN、LiCF3SO3等のイオン性電解質を適宜量分
散させることにより、所望の抵抗値に調整したものが用
いられる。
子を溶剤に溶解または分散し、これに導電フィラーを分
散させた液を、ディッピング、ビーム塗工、ロールコー
ター等の塗工法によって弾性層2bにコーティングする
方法や、前記高分子中に導電フィラーを練り込み、それ
を押し出し機等によって円筒形状に成形したものを弾性
層2bに被覆する方法などがある。
写真装置の概略構成の横断面図である。1は被帯電体と
しての像担持体であり、本例のものはアルミニウム等の
導電性基体層1bとその外周面に形成した光導電層1a
を基体構成層とするドラム型の電子写真感光体である。
支軸1dを中心に図面上時計方向に所定の周速度をもっ
て回転駆動する。
定の極性・電位に一様に一次帯電処理する帯電部材であ
り、導電性円柱基材2cの両端部を布指示を不図示の押
圧手段で感光体1の回転駆動に伴い従動駆動する。
2cの所定の直流(DC)バイアス、或いは直流+交流
(DC+AC)バイアスが印加されることで回転感光体
1の周面が所定の極性・電位に接触帯電される。帯電部
材2で均一に帯電処理を受けた感光体1面は次いで露光
手段10により目的画像情報の露光(レーザビーム走査
露光、原稿画像のスリット露光など)を受けることで、
その周面に画像情報に対した静電潜像が形成される。
ー画像として順次に可視画像化されていく。このトナー
画像は次いで、転写手段12により不図示の給紙手段部
から感光体1の回転と周期どりされて適正なタイミング
をもって感光体1と給紙手段部12との間の転写部へ搬
送された転写材14面に順次転写されていく。
り、転写材14の裏からトナーと逆極性の帯電を行うこ
とで感光体1面側が転写材14の表面側に転写されてい
く。
光体1面から分離されて不図示の像定着手段へ搬送され
て像定着を受け、画像形成物として出力される。或いは
裏面にも像形成するものでは転写部への再搬送手段へ搬
送される。
13で転写残りトナー等の付着汚染物の除去を受けて洗
浄面化されて繰り返して作像に供される。
体1の帯電手段として装置したようなローラータイプ以
外にもブレード状タイプ・ブロック状タイプ・ロッド状
タイプ・ベルト状タイプなどの形態に構成できる。
される被帯電体1に従動駆動されてもよいし、非回転の
ものとさせてもよいし、非帯電体1の面移動方向に順方
向または逆方向に所定の周速度をもって積極的に回転駆
動させるようにしてもよい。
や現像手段、クリーニング手段などの構成要素のうち、
複数のものをプロセスカートリッジとして一体に結合し
て構成し、このプロセスカートリッジを画像形成装置本
体、例えば、複写機、レーザービームプリンター等に対
して着脱自在に構成してもよい。例えば、帯電手段、お
よび感光体を一体に支持しカートリッジ化し、装置本体
に着脱可能のプロセスカートリッジとし、画像形成装置
本体のレールなどの案内手段を用いて着脱自在の構成に
してもよい。このとき、上記のプロセスカートリッジの
方にクリーニング手段および/または現像手段を伴って
も良い。
プリンターとして使用する場合には、原稿からの反射光
や透過光、或いは、原稿を読み取り信号化し、この信号
によりレーザービーム走査、LEDアレイの駆動、また
は液晶シャッターアレイの駆動などにより行われる。
用する場合には、光像露光は受信データをプリントする
ための露光になる。図3はこの場合の一例をブロック図
で示したものである。コントローラー21は画像読み取
り部20とプリンター29を制御する。コントローラー
21は画像読み取り部21の全体はCPU27により制
御されている。画像読み取り部からの読み取りデータ
は、迷信回路23を通してプリンター29へ送られる。
画像メモリには所定の画像データが記憶される。プリン
ターコントローラー28はプリンター29を制御してい
る。24は電話である。
て接続されたリモート端末からの画像情報)は、受信回
路22復調された後、CPU27は画像情報の複合処理
を行い順次メモリ26に格納される。そして、少なくと
も1ページの画像がメモリ26に格納されると、そのペ
ージの画像記録を行う。CPU27は、メモリ26より
1ページの画像情報を読み出しプリンターコントローラ
ー18に複合化された1ページの画像情報を送出する。
プリンターコントローラー28は、CPU27からの1
ページの画像情報を受け取るとそのページ画像情報記録
を行うべく、プリンター29を制御する。
る記録中に、次のページの受信を行っている。以上のよ
うに画像の受信と記録が行われる。
いる。導電性支持体としては、支持体自信が導電性を持
つもの、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ステ
ンレス、ニッケルなどの金属を用いることができ、その
ほかアルミニウム、アルミニウム合金、酸化インジウム
一酸化錫合金などを真空蒸着によって被覆形成された層
を有するプラスチック、ガラスなどを用いることができ
る。
機能と接着機能を持つ下引き層を設けることができる。
ール、ニトロセルロース、エチレン−アクリル酸コポリ
マー、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロ
ン610、共重合ナイロンなど)、ポリウレタン、ゼラ
チン、酸化アルミニウムなどのよって形成できる。下引
き層の膜厚は、5μm以下、好ましくは0.5〜3μm
が適当である。下引き層はその機能を発揮するために
は、1E+7Ω・cm以上であることが望ましい。
要に応じてバインダー樹脂と共に塗工するとによって形
成でき、また蒸着によって形成することができる。
輸送層の機能分離型積層感光層が望ましい。
顔料、キノン顔料などの電荷発生物質を蒸着或いは、適
当なバインダー樹脂とともに(バインダーがなくても
可)塗工するとによって形成できる。
m、特には0.05〜2μmが好ましい。
ル化合物、オキサゾール化合物、トリアリ−ルアミン化
合物などの電荷輸送物質を成膜性のあるバインダー樹脂
に溶解させて形成することができる。電荷輸送層の膜厚
は、5〜50μm、特には10〜30μmが好ましい。
なお、紫外線などによる劣化防止のために感光層の上に
保護層を設けてもよい。
表面層、32は導電弾性層、31は導電性円柱基材であ
る。
ローラー2を構成する。
リデンノルボルネン共重合成分として含有したエチレ
ン、プロピレン共重合体であり、ヨウ素価29(ウイス
法による測定値)のものを使用した。これに導電性を付
与するためにケッチェンブラック12部、酸化亜鉛5
部、ステアリン酸1部、パラフィンオイル55部、硫黄
2部、加硫促進剤M2部、BZ1部、TT1部、発泡剤
として、ADCA10部、OBSH10部、発泡助剤と
して尿素樹脂5部添加したものを使用した。Mはメルカ
プトベンゾチアゾール、BZはジブチルジチオカルバミ
ン酸亜鉛、TTはテトラメチルウウラムジスルフィドで
ある。
に成形し、蒸気加硫によって一次加硫を160℃,30
分行い、更に電気炉によって二次加硫を200℃,10
分行い、加硫発泡体を得た。このようにしてできたチュ
ーブを接着剤を塗布した芯金に圧入し、研磨して直径1
2mmのスポンジローラーを得た。
105Ω、硬度はASKER Cで38°あった。ま
た、セル径は80μmと均一で異常発泡などの現象はな
かった。
に、pH5〜6に調整した水中にその界面の電気的反発
力で分散させた導電性酸化錫スラリーを固形分比で40
%相当分散してできた塗料を、シランカップリング剤で
処理したスポンジローラー上に、ディッピングによって
コーティングを行い、約80μmの膜厚を形成した。こ
れを電気炉にて120℃で30分加熱乾燥してローラー
を得た。
であり、表面粗さはRzで約7μmであり欠陥のない均
一な表面層が得られた。
ラーでAC帯電方式(印加電圧DC:−700V、A
C:500Hz、2kVppの正弦波)で画像形成を行
ったところ、高温高湿、低温低湿環境等を含む全ての環
境下において感光体を−700Vに帯電することができ
た。
面の削れもなく初期と同様の帯電特性が得られた。
ジ(ローラー両端500g荷重でφ30mmの感光体に
同軸上で圧接)に装着し、40℃、95%R.H.下で
30日間放置し、圧解除直後の残留歪量を測定したとこ
ろ約80μmその後画像評価を行ったが永久変形に伴う
画像不良はなく良好な画像が得られた。
びビニルノルボルネンを共重合成分として含有したエチ
レン、プロピレン共重合体であり、ヨウ素価32のもの
を使用する以外は実施例1と同様にしてローラーを作製
した。スポンジローラーの抵抗値は7×105Ω、硬度
はASKER Cで40°であった。また、セル径は約
70μmであり異常発泡などはなかった。コーティング
後の抵抗値は1×106Ωで、表面粗さはRzで約5μ
mであり欠陥のない均一な表面層が得られた。
ろ、実施例1と同様な結果が得られた。なお、圧解除直
後の残留歪量は約50μmであった。
びビニルノルボルネンを共重合成分として含有したエチ
レン、プロピレン共重合体であり、ヨウ素価23のもの
を使用する以外は実施例1と同様にしてローラーを作製
した。スポンジローラーの抵抗値は7×105Ω、硬度
はASKER Cで38°であった。また、セル径は約
80μmであり異常発泡などはなかった。コーティング
後の抵抗値は1×106Ωで、表面粗さはRzで約6μ
mであり欠陥のない均一な表面層が得られた。
ろ、実施例1と同様な結果が得られた。なお、圧解除直
後の残留歪量は約60μmであった。
合成分として含有したエチレン、プロピレン共重合体で
あり、ヨウ素価19のものを使用する以外は実施例1と
同様にしてローラーを作製した。
6Ω、硬度はASKER Cで35°であった。また、
セル径は約110μmであり異常発泡などはなかった。
コーティング後の抵抗値は1×106Ωで、表面粗さは
Rzで約10μmであり欠陥のない均一な表面層が得ら
れた。
ろ、環境特性については同様の結果が得られたものの、
40℃、95%R.H.下で30日間放置し、圧解除直
後の残留歪量を測定したところ約100μmで、その後
画像評価を行ったところ永久変形部に過剰電流が流れ、
ハーフトーン画像において変形部周期で画像不良が発生
した。その他の評価結果は実施例1と同様であった。
びビニルノルボルネンを共重合成分として含有したエチ
レン、プロピレン共重合体であり、ヨウ素価32のもの
を使用し、発泡剤として、ADCAを12部、OBSH
を6部とする以外は実施例1と同様にしてローラーを作
製した。
5Ω、硬度はASKER Cで42°であった。また、
セル径は約90μmであった。コーティング後の抵抗値
は1×106Ωで、表面粗さはRzで約7μmであり欠
陥のない均一な表面層が得られた。以下、実施例1と同
様にして評価したところ、実施例1と同様な結果が得ら
れた。なお、同条件価圧解除直後の残留歪量は約50μ
mであった。
びビニルノルボルネンを共重合成分として含有したエチ
レン、プロピレン共重合体であり、ヨウ素価30のもの
を使用し、発泡剤として、ADCA12部、OBSHを
6部とする以外は実施例1と同様にしてローラーを作製
した。
5Ω、硬度はASKER Cで42°であった。また、
セル径は約90μmであった。コーティング後の抵抗値
は1×106Ωで、表面粗さはRzで約7μmであり、
表面の各所に凹み状の欠陥が発生した。以下、実施例1
と同様にして画像評価したところ、実施例1と同様な結
果が得られた。なお、40℃、95%R.H.下で30
日間放置し、圧解除直後の残留歪量を測定したところ約
65μmで、その画像評価を行ったが特に問題はなかっ
た。また、低温低湿環境下で連続3万枚の耐久を行った
が感光体表面の削れもなく初期と同様の帯電特性が得ら
れた。
外は実施例1と同様にしてローラーを作製した。スポン
ジローラーの抵抗値は5×105Ω、硬度はASKER
Cで44°であった。また、セル径は約150μmで
あった。コーティング後の抵抗値は2E+6Ωで、表面
粗さはRzで約10μmでありであった。以下、実施例
1と同様にして画像評価したところ、実施例1と同様な
結果が得られた。なお、40℃、95%R.H.下で3
0日間放置し、圧解除直後の残留歪量を測定したところ
約55μmで、その画像評価を行ったが特に問題はなか
った。
合成分として含有したエチレン、プロピレン共重合体で
あり、ヨウ素価12のものを使用する以外は実施例1と
同様にしてローラーを作製した。
6Ω、硬度はASKER Cで34°であった。また、
セル径は約120μmであり異常発泡などはなかった。
コーティング後の抵抗値は1×106Ωで、表面粗さは
Rzで約12μmであり欠陥のない均一な表面層が得ら
れた。
ろ、環境特性については同様の結果が得られたものの、
40℃、95%R.H.下で30日間放置し、圧解除直
後の残留歪量を測定したところ約140μmで、その後
画像評価を行ったところ永久変形部に過剰電流が流れ、
ハーフトーン画像において変形部周期で画像不良が発生
した。
ラー表面の局所放電による感光体表面の削れが起き、リ
ークによる帯電不良が発生した。
合成分として含有したエチレン、プロピレン共重合体で
あり、ヨウ素価15のものを使用し、発泡剤としてAD
CAを3部、OBSHを18部とする以外は実施例1と
同様にしてローラーを作製した。
6Ω、硬度はASKER Cで32°であった。また、
セル径は約120μmであり異常発泡などはなかった。
コーティング後の抵抗値は1×106Ωで、表面粗さは
Rzで約16μmであり欠陥のない均一な表面層が得ら
れた。
ろ、環境特性については同様な結果が得られたものの、
40℃、95%R.H.下で30日間放置し、圧解除直
後の残留歪量を測定したところ約150μmで、その画
像評価を行ったところ永久変形部に過剰電流が流れ、ハ
ーフトーン画像において変形部周期で画像不良が発生し
た。
ラー表面の局所放電による感光体表面の削れが起き、リ
ークにより帯電不良が発生した。
使用されるポリマーにヨウ素価が23〜32であるジエ
ン分を含有したエチレン、プロピレンの共重合体を使用
することによって、長期にわたり感光体と圧接しても変
形が少なく、よって長期放置後に置いても良好な画像が
得られ、また、環境に対しても帯電特性が安定であり、
かつ感光体に対する汚染性のない帯電部材が得られる。
図である。
構成図である。
ンターに用いたファクシミリのブロック図。
Claims (10)
- 【請求項1】 電圧を印加した帯電部材で被帯電体面を
帯電処理する帯電部材において、その帯電部材を構成す
る弾性層として、ヨウ素価が23〜32であるジエン分
を共重合成分として含有したエチレン、プロピレンの共
重合体を有することを特徴とする帯電部材。 - 【請求項2】 ジエン分がエチリデンノルボルネンであ
ることを特徴とする請求項1記載の帯電部材。 - 【請求項3】 ジエン分がエチリデンノルボルネンおよ
びビニルノルボルネンであることを特徴とする請求項1
記載の帯電部材。 - 【請求項4】 弾性体の上に表面層を有することを特徴
とする請求項1記載の帯電部材。 - 【請求項5】 帯電部材の表面粗さ(Rz)が10μm
以下であることを特徴とする請求項1記載の帯電部材。 - 【請求項6】 弾性層が導電性発泡体層であることを特
徴とする帯電部材。 - 【請求項7】 帯電部材および感光体を一体的にカート
リッジ化し、電子写真装置本体に対して脱着可能とした
プロセスカートリッジにおいて、該帯電部材を構成する
弾性層として、ヨウ素価が23〜32であるジエン分を
共重合成分として含有したエチレン、プロピレンの共重
合体を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 【請求項8】 弾性層が導電性発泡体層であることを特
徴とする請求項7記載のプロセスカートリッジ。 - 【請求項9】 帯電部材および感光体を有する電子写真
装置において、該帯電部材を構成する弾性層として、ヨ
ウ素価が23〜32であるジエン分を共重合成分として
含有したエチレン、プロピレンの共重合体を有すること
を特徴とする電子写真装置。 - 【請求項10】 弾性層が導電性発泡体層であることを
特徴とする請求項9記載の電子写真装置。
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