JP2003043765A - 帯電部材および電子写真装置 - Google Patents
帯電部材および電子写真装置Info
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- JP2003043765A JP2003043765A JP2001234642A JP2001234642A JP2003043765A JP 2003043765 A JP2003043765 A JP 2003043765A JP 2001234642 A JP2001234642 A JP 2001234642A JP 2001234642 A JP2001234642 A JP 2001234642A JP 2003043765 A JP2003043765 A JP 2003043765A
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- rubber
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- nitrile rubber
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- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
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- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】画像形成装置に配設され、被帯電体面を電圧が
印加された状態で帯電処理する帯電部材において、均一
な電気抵抗値、低汚染性、電気抵抗値の低変動性、良好
な耐久性および加工性を実現する。 【解決手段】帯電部材を構成する導電性弾性層32は極
性ゴムを含んでなり、液状ニトリルゴムが油展されたニ
トリルゴム30質量部以上100質量部以下を含む極性
ゴム成分100質量部と、外添される液状ニトリルゴム
10質量部以上50質量部以下とを含んでなる原料を加
硫して極性ゴムを作製する。
印加された状態で帯電処理する帯電部材において、均一
な電気抵抗値、低汚染性、電気抵抗値の低変動性、良好
な耐久性および加工性を実現する。 【解決手段】帯電部材を構成する導電性弾性層32は極
性ゴムを含んでなり、液状ニトリルゴムが油展されたニ
トリルゴム30質量部以上100質量部以下を含む極性
ゴム成分100質量部と、外添される液状ニトリルゴム
10質量部以上50質量部以下とを含んでなる原料を加
硫して極性ゴムを作製する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真装置に用い
られる帯電部材、さらに詳述すれば電圧を印加した帯電
部材で被帯電体表面の帯電を行う帯電、現像、転写等の
帯電部材及びそれを用いた電子写真装置に関する。
られる帯電部材、さらに詳述すれば電圧を印加した帯電
部材で被帯電体表面の帯電を行う帯電、現像、転写等の
帯電部材及びそれを用いた電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置(複写機、光プリンター
等)や静電記録装置等の画像形成装置において、感光体
および誘電体等の被帯電体としての像担支体面を帯電処
理する手段としては、従来よりコロナ帯電器が利用され
ている。
等)や静電記録装置等の画像形成装置において、感光体
および誘電体等の被帯電体としての像担支体面を帯電処
理する手段としては、従来よりコロナ帯電器が利用され
ている。
【0003】コロナ放電装置は像担支体等の被帯電体面
を所定の電位に均一に帯電処理する手段として有効であ
る。しかし、高圧電源を必要とし、コロナ放電を用いる
ため好ましくないオゾンが発生する等の問題が懸念され
る。
を所定の電位に均一に帯電処理する手段として有効であ
る。しかし、高圧電源を必要とし、コロナ放電を用いる
ため好ましくないオゾンが発生する等の問題が懸念され
る。
【0004】上記のコロナ放電装置に対して、前記のよ
うな電圧を印加した帯電部材を被帯電体に近接、または
接触させて被帯電体面を帯電処理する接触帯電装置は、
電源の低圧化が図れ、オゾン発生量が少ない等の長所を
有している。
うな電圧を印加した帯電部材を被帯電体に近接、または
接触させて被帯電体面を帯電処理する接触帯電装置は、
電源の低圧化が図れ、オゾン発生量が少ない等の長所を
有している。
【0005】このような帯電部材としては、被帯電体の
均一性、感光体等の被帯電体表面のピンホールおよび傷
等により生ずるリークを防止するために半導電性が必要
とされる。
均一性、感光体等の被帯電体表面のピンホールおよび傷
等により生ずるリークを防止するために半導電性が必要
とされる。
【0006】例えば複写機等の画像形成装置に用いられ
る転写ローラーは、感光体、中間転写体、転写ドラム等
の像担支体上のトナー像を転写紙上に転写するための部
材である。トナー像が現像された感光体等に被帯電体で
ある転写紙を介して転写ローラーを圧接し、トナー像の
トナーと逆極性の電荷を供給することにより、感光体等
の該トナーを紙へ吸着させ、転写している。ここで、転
写紙へ供給する電荷密度の大きさは画質に大きな影響を
及ぼす。すなわち、電荷密度が少ないとトナー吸着力が
弱くなるため、特に乾燥紙の場合「飛び散り」が発生し
たり、逆に多い場合はトナーの逆極性帯電による「ニジ
ミ」が発生し、高品質の画像が得られない場合がある。
る転写ローラーは、感光体、中間転写体、転写ドラム等
の像担支体上のトナー像を転写紙上に転写するための部
材である。トナー像が現像された感光体等に被帯電体で
ある転写紙を介して転写ローラーを圧接し、トナー像の
トナーと逆極性の電荷を供給することにより、感光体等
の該トナーを紙へ吸着させ、転写している。ここで、転
写紙へ供給する電荷密度の大きさは画質に大きな影響を
及ぼす。すなわち、電荷密度が少ないとトナー吸着力が
弱くなるため、特に乾燥紙の場合「飛び散り」が発生し
たり、逆に多い場合はトナーの逆極性帯電による「ニジ
ミ」が発生し、高品質の画像が得られない場合がある。
【0007】また、電荷密度が不均一であるとベタ黒転
写性に濃度ムラが生じたり、砂地などの斑点状の転写ム
ラが生じる場合がある。したがって、表面の導電性が均
一であることが望まれる。
写性に濃度ムラが生じたり、砂地などの斑点状の転写ム
ラが生じる場合がある。したがって、表面の導電性が均
一であることが望まれる。
【0008】この要求を満足するため、金属などの導電
性芯金材上にカーボンブラック、グラファイトや、酸化
チタン、酸化錫などの金属酸化物、銅、銀、などの金属
粉、これらを粒子表面に被覆処理して導電化した粒子な
どの導電性粒子を混合分散した導電性ゴムローラーが使
用される。
性芯金材上にカーボンブラック、グラファイトや、酸化
チタン、酸化錫などの金属酸化物、銅、銀、などの金属
粉、これらを粒子表面に被覆処理して導電化した粒子な
どの導電性粒子を混合分散した導電性ゴムローラーが使
用される。
【0009】しかしながら、導電粒子を分散したゴムロ
ーラーは、その抵抗値調整が難しい場合がある。加え
て、導電粒子の分散ムラによる局所的抵抗のバラツキが
生じる場合があり、結果として帯電ムラを引き起こした
り、部分リークによる感光体破壊を生じたりする恐れが
ある。
ーラーは、その抵抗値調整が難しい場合がある。加え
て、導電粒子の分散ムラによる局所的抵抗のバラツキが
生じる場合があり、結果として帯電ムラを引き起こした
り、部分リークによる感光体破壊を生じたりする恐れが
ある。
【0010】これに対し、NBRやヒドリンゴムを用い
て導電性を得る方法が提案されている。これらは特に導
電性添加剤なしで良好な均一導電性の導電部材が得られ
る。したがって、材料ポリマー自身に起因した導電性発
現機構のため、導電性粒子を分散することによって抵抗
値を調整する材料に比べ局所的な抵抗値ムラが少ない。
て導電性を得る方法が提案されている。これらは特に導
電性添加剤なしで良好な均一導電性の導電部材が得られ
る。したがって、材料ポリマー自身に起因した導電性発
現機構のため、導電性粒子を分散することによって抵抗
値を調整する材料に比べ局所的な抵抗値ムラが少ない。
【0011】一方、特に感光体との安定した接触性を維
持するため、また、転写ローラーなどのように紙等の転
写媒体の搬送を兼ねる場合には、良好な搬送力や平行性
などの搬送性維持のため、弾性層には低硬度が要求され
る。
持するため、また、転写ローラーなどのように紙等の転
写媒体の搬送を兼ねる場合には、良好な搬送力や平行性
などの搬送性維持のため、弾性層には低硬度が要求され
る。
【0012】この要求を満足するため、一般的に可塑剤
を添加して弾性層の硬度を下げる方法がとられる。しか
し、この場合、可塑剤が徐々に帯電部材表面に移行する
場合があり、感光体や転写材を汚染する恐れがある。
を添加して弾性層の硬度を下げる方法がとられる。しか
し、この場合、可塑剤が徐々に帯電部材表面に移行する
場合があり、感光体や転写材を汚染する恐れがある。
【0013】また、可塑剤などの極性を有しかつ粘度の
低いオイルを使用した場合、感光体や転写材中に移行し
てその電気特性に異常を生じる恐れがある。
低いオイルを使用した場合、感光体や転写材中に移行し
てその電気特性に異常を生じる恐れがある。
【0014】更に、弾性層を低硬度にするためには可塑
剤の添加量が増え、各配合剤を混練する場合に剪断力が
不足する場合があり、ロット間において硬度、抵抗値、
強度などの物性値バラツキが生じる恐れがあり、材料の
ベタツキが大きく成形し難いなど、加工性が問題となる
場合がある。
剤の添加量が増え、各配合剤を混練する場合に剪断力が
不足する場合があり、ロット間において硬度、抵抗値、
強度などの物性値バラツキが生じる恐れがあり、材料の
ベタツキが大きく成形し難いなど、加工性が問題となる
場合がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上の様な状況に鑑
み、電気抵抗のムラが小さく均一であり、被帯電体との
固着性および汚染性の問題が抑制され、耐久性および加
工性に優れた帯電部材を提供し、高性能の電子写真装置
を提供することを本発明の目的とする。
み、電気抵抗のムラが小さく均一であり、被帯電体との
固着性および汚染性の問題が抑制され、耐久性および加
工性に優れた帯電部材を提供し、高性能の電子写真装置
を提供することを本発明の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明によれば、画像形成装置に配設され、被帯電
体面を電圧が印加された状態で帯電処理する帯電部材に
おいて、該帯電部材を構成する導電性弾性層は極性ゴム
を含んでなり、該極性ゴムは、液状ニトリルゴムが油展
されたニトリルゴム30質量部以上100質量部以下を
含む極性ゴム成分100質量部と、外添される液状ニト
リルゴム10質量部以上50質量部以下とを含んでなる
原料を加硫することにより得られることを特徴とする帯
電部材が提供される。
めの本発明によれば、画像形成装置に配設され、被帯電
体面を電圧が印加された状態で帯電処理する帯電部材に
おいて、該帯電部材を構成する導電性弾性層は極性ゴム
を含んでなり、該極性ゴムは、液状ニトリルゴムが油展
されたニトリルゴム30質量部以上100質量部以下を
含む極性ゴム成分100質量部と、外添される液状ニト
リルゴム10質量部以上50質量部以下とを含んでなる
原料を加硫することにより得られることを特徴とする帯
電部材が提供される。
【0017】本発明の帯電部材は電子写真装置に好適に
配設することができ、転写ローラー及び帯電ローラー等
として使用することができる。
配設することができ、転写ローラー及び帯電ローラー等
として使用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0019】本発明の帯電部材は電圧が印加された状態
で被帯電体面を帯電処理する目的で使用され、極性ゴム
を含有する導電性弾性層を具備している。そして、極性
ゴムは、液状ニトリルゴムが油展されたニトリルゴム3
0質量部以上100質量部以下を含む極性ゴム成分10
0質量部に対し、液状ニトリルゴム10質量部以上50
質量部以下を少なくとも混合(外添)して原料を調製
し、これを加硫して作製する。この様な極性ゴムを使用
することにより、電気抵抗ムラが小さく均一であり、被
帯電体との固着性および汚染性の問題が抑制され、耐久
性および加工性に優れた帯電部材を得ることができる。
で被帯電体面を帯電処理する目的で使用され、極性ゴム
を含有する導電性弾性層を具備している。そして、極性
ゴムは、液状ニトリルゴムが油展されたニトリルゴム3
0質量部以上100質量部以下を含む極性ゴム成分10
0質量部に対し、液状ニトリルゴム10質量部以上50
質量部以下を少なくとも混合(外添)して原料を調製
し、これを加硫して作製する。この様な極性ゴムを使用
することにより、電気抵抗ムラが小さく均一であり、被
帯電体との固着性および汚染性の問題が抑制され、耐久
性および加工性に優れた帯電部材を得ることができる。
【0020】上記の理由を以下の通り推察している。
【0021】即ち、前述したように導電性弾性層の硬度
を十分下げようとする場合、添加した可塑剤が部材表面
に染み出して弊害を引き起こす恐れがある。
を十分下げようとする場合、添加した可塑剤が部材表面
に染み出して弊害を引き起こす恐れがある。
【0022】これに対して特開平10−090976号
公報に開示されているように、導電性付与剤が添加され
たエラストマーとエラストマーを混合し、エラストマー
層が非連続層になるようミクロドメイン構造を形成する
ことによって、低硬度化すると提案されているが、本発
明者の検討の結果、この様な手法を用いたとしても、低
硬度化が不十分な場合があることが分かった。
公報に開示されているように、導電性付与剤が添加され
たエラストマーとエラストマーを混合し、エラストマー
層が非連続層になるようミクロドメイン構造を形成する
ことによって、低硬度化すると提案されているが、本発
明者の検討の結果、この様な手法を用いたとしても、低
硬度化が不十分な場合があることが分かった。
【0023】また、特開平09−097144号公報に
開示されているように、予め可塑剤を添加した油展ゴム
を用いた場合、初期は染み出しに対して有効であるが、
本発明者の検討の結果、圧接下での長期放置においては
結局可塑剤が移行する場合があることが分かった。ま
た、硬度を十分下げるために多量に可塑剤を配合する場
合、ポリマー分も多量に配合することになり、配合の自
由度が低下したり、油展された可塑剤はポリマー部に局
在するため不均一な表面状態となり、紙粉やトナーなど
の付着が生じる恐れがあることが分かった。
開示されているように、予め可塑剤を添加した油展ゴム
を用いた場合、初期は染み出しに対して有効であるが、
本発明者の検討の結果、圧接下での長期放置においては
結局可塑剤が移行する場合があることが分かった。ま
た、硬度を十分下げるために多量に可塑剤を配合する場
合、ポリマー分も多量に配合することになり、配合の自
由度が低下したり、油展された可塑剤はポリマー部に局
在するため不均一な表面状態となり、紙粉やトナーなど
の付着が生じる恐れがあることが分かった。
【0024】そこで本発明では液状ニトリルゴムが添加
された油展ゴムを用いる。即ち、液状ニトリルゴムの分
子量は数千と大きく、かつ粘度も大きいため、最終的に
得られる導電性弾性層中を移行し難く、また、油展する
ゴムもニトリルゴムであるため相溶性がよく、かつゴム
の分子量が大きいため液状ニトリルゴムの保持性が良
い。このため、移行性が極めて小さく、かつ耐摩耗性な
どの機械的強度も改善される。
された油展ゴムを用いる。即ち、液状ニトリルゴムの分
子量は数千と大きく、かつ粘度も大きいため、最終的に
得られる導電性弾性層中を移行し難く、また、油展する
ゴムもニトリルゴムであるため相溶性がよく、かつゴム
の分子量が大きいため液状ニトリルゴムの保持性が良
い。このため、移行性が極めて小さく、かつ耐摩耗性な
どの機械的強度も改善される。
【0025】この様な観点から、添加される液状ニトリ
ルゴムの重量平均分子量は1000以上10000以下
あることが好ましく、油展されるゴムの重量平均分子量
も1000以上10000以下あることが好ましい。
ルゴムの重量平均分子量は1000以上10000以下
あることが好ましく、油展されるゴムの重量平均分子量
も1000以上10000以下あることが好ましい。
【0026】また、油展ニトリルゴムの形態は固形であ
るため混練し易く、他の配合剤の分散性もよい。したが
って移行性および加工性が改善される。
るため混練し易く、他の配合剤の分散性もよい。したが
って移行性および加工性が改善される。
【0027】更に、液状ニトリルゴムを外添することに
より、ポリマーの選択度が広がり物性制御がしやすく、
他のゴムとブレンドした場合おいて局所的な付着も生じ
ない。また、その粘度が高いため混練時の加工性も良好
である。
より、ポリマーの選択度が広がり物性制御がしやすく、
他のゴムとブレンドした場合おいて局所的な付着も生じ
ない。また、その粘度が高いため混練時の加工性も良好
である。
【0028】この様な観点から、外添される液状ニトリ
ルゴムの重量平均分子量は1000以上10000以下
が好ましい。
ルゴムの重量平均分子量は1000以上10000以下
が好ましい。
【0029】また、液状ニトリルゴムが添加された油展
ニトリルゴムが30質量部以上であれば十分な添加の効
果を実現できる。
ニトリルゴムが30質量部以上であれば十分な添加の効
果を実現できる。
【0030】更に、外添される液状ニトリルゴムが10
質量部以上であれば十分な外添の効果を実現でき、ま
た、50質量部以下であれば良好な粘着性および加工性
を実現できる。
質量部以上であれば十分な外添の効果を実現でき、ま
た、50質量部以下であれば良好な粘着性および加工性
を実現できる。
【0031】以上の改良効果は、液状ニトリルゴムが添
加された油展ニトリルゴムと外添される液状ニトリルゴ
ムとの質量比が3:5〜9:1の範囲内の場合、最も顕
著となる。即ち、外添される液状ニトリルゴム1質量部
に対して、液状ニトリルゴムが油展されたニトリルゴム
は0.6質量部以上9質量部以下が好ましい。
加された油展ニトリルゴムと外添される液状ニトリルゴ
ムとの質量比が3:5〜9:1の範囲内の場合、最も顕
著となる。即ち、外添される液状ニトリルゴム1質量部
に対して、液状ニトリルゴムが油展されたニトリルゴム
は0.6質量部以上9質量部以下が好ましい。
【0032】更に、極性ゴム成分は、ニトリルゴム(N
BR)、ヒドリンゴム、アクリルゴム(ACM)及びク
ロロプレンゴム(CR)からなる群より選ばれる1種以
上のゴムを含むことが好ましい。これらのゴムはニトリ
ルゴムとの相溶性が良く、電気特性を損なわない。
BR)、ヒドリンゴム、アクリルゴム(ACM)及びク
ロロプレンゴム(CR)からなる群より選ばれる1種以
上のゴムを含むことが好ましい。これらのゴムはニトリ
ルゴムとの相溶性が良く、電気特性を損なわない。
【0033】なお、極性ゴム成分に添加される上記のゴ
ムの配合量は、導電性付与の観点から、0質量部以上7
0質量部以下が好ましい。
ムの配合量は、導電性付与の観点から、0質量部以上7
0質量部以下が好ましい。
【0034】また、導電性弾性層に非極性ポリマーをブ
レンドすることにより、耐オゾン性などの耐候性や非粘
着性を改善できる。
レンドすることにより、耐オゾン性などの耐候性や非粘
着性を改善できる。
【0035】ここで、非極性ポリマーとは、分子内に大
きな双極子モーメントを持たない高分子であり、一般的
に誘導率が小さい高分子である。
きな双極子モーメントを持たない高分子であり、一般的
に誘導率が小さい高分子である。
【0036】このような非極性ポリマーとしては、具体
的にはNR(天然ゴム)、IR(イソプレンゴム)、B
R(ブタジエンゴム)、SBR(スチレンブタジエンゴ
ム)、EPDM(エチレンプロピレンジエンターポリマ
ー)、HR(ブチルゴム)やオレフィンエラストマー、
SEBS系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー
等が挙げられる。これらのポリマーをブレンドすること
によって高抵抗側への抵抗調整が可能になり、電子写真
装置に種々の抵抗仕様に対応できる。
的にはNR(天然ゴム)、IR(イソプレンゴム)、B
R(ブタジエンゴム)、SBR(スチレンブタジエンゴ
ム)、EPDM(エチレンプロピレンジエンターポリマ
ー)、HR(ブチルゴム)やオレフィンエラストマー、
SEBS系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー
等が挙げられる。これらのポリマーをブレンドすること
によって高抵抗側への抵抗調整が可能になり、電子写真
装置に種々の抵抗仕様に対応できる。
【0037】特に耐オゾン性などの耐候性が問題になる
場合、さらに耐老化性を考慮する場合はEPDMの使用
がその高耐候性の点から適している。特に硫黄加硫の場
合は共加硫性の点から、使用するEPDMのヨウ素価が
20以上、好ましくは30以上が適している。
場合、さらに耐老化性を考慮する場合はEPDMの使用
がその高耐候性の点から適している。特に硫黄加硫の場
合は共加硫性の点から、使用するEPDMのヨウ素価が
20以上、好ましくは30以上が適している。
【0038】以上の様な非極性ポリマーの配合量は、導
電性、耐オゾン性などの耐候性や非粘着性などのバラン
スの観点から、0質量部以上100質量部以下が好まし
い。
電性、耐オゾン性などの耐候性や非粘着性などのバラン
スの観点から、0質量部以上100質量部以下が好まし
い。
【0039】また、必要に応じて、導電性弾性層に、タ
ルク、マイカ、炭酸カルシウム等の充填材を配合するこ
ともできる。
ルク、マイカ、炭酸カルシウム等の充填材を配合するこ
ともできる。
【0040】以下、図面を参照して本発明をさらに詳細
に説明する。
に説明する。
【0041】図3には、本発明の帯電部材の例として、
転写ローラーの構成例を示した。本例の転写ローラーは
金属製等の導電性円柱基材よりなる芯金31の上に、導
電性弾性層32が設けられている。
転写ローラーの構成例を示した。本例の転写ローラーは
金属製等の導電性円柱基材よりなる芯金31の上に、導
電性弾性層32が設けられている。
【0042】芯金は、ステンレス製、鉄製、または防錆
のため表面をニッケル−クロム鍍金などを施した鉄等よ
り製造することができる。
のため表面をニッケル−クロム鍍金などを施した鉄等よ
り製造することができる。
【0043】導電性弾性層は、転写バイアス電圧を紙に
印加することができ、かつ均一に紙に圧接することがで
きるのできる程度の電気抵抗を有するものであればよい
が、電気抵抗は105Ω〜1012Ωの範囲であることが
好ましい。
印加することができ、かつ均一に紙に圧接することがで
きるのできる程度の電気抵抗を有するものであればよい
が、電気抵抗は105Ω〜1012Ωの範囲であることが
好ましい。
【0044】なお、電気抵抗は図4に示す様な装置によ
り測定される。即ち、ローラー形状の帯電部材として導
電性弾性ローラーの電気抵抗測定装置の概略図を、図4
に示した。導電性弾性ローラー41は、導電性芯金43
の両端部に不図示の押圧手段で4.9Nの加重により円
柱状のアルミドラム42に圧接され、アルミドラム42
の回転駆動に伴い従動回転する。この状態で、導電性弾
性ローラー41の芯金部分43に直流電圧を外部電源を
用いて印加し、アルミドラム42に直列に接続した電流
計44の読取値より、電気抵抗値を算出する。
り測定される。即ち、ローラー形状の帯電部材として導
電性弾性ローラーの電気抵抗測定装置の概略図を、図4
に示した。導電性弾性ローラー41は、導電性芯金43
の両端部に不図示の押圧手段で4.9Nの加重により円
柱状のアルミドラム42に圧接され、アルミドラム42
の回転駆動に伴い従動回転する。この状態で、導電性弾
性ローラー41の芯金部分43に直流電圧を外部電源を
用いて印加し、アルミドラム42に直列に接続した電流
計44の読取値より、電気抵抗値を算出する。
【0045】また、導電性弾性層はソリッドでも発泡体
でも構わないが、低硬度であることが好ましい。より具
体的には、スポンジ硬度(asker C)で20゜〜
80゜が好ましい。asker C硬度が、この範囲内
であれば、転写ローラー及び被帯電体とのニップ幅を十
分確保でき、均一な帯電を行うことができる。特に被帯
電体が転写部材の場合、線画の中央部が抜ける「中抜
け」を抑制できる。
でも構わないが、低硬度であることが好ましい。より具
体的には、スポンジ硬度(asker C)で20゜〜
80゜が好ましい。asker C硬度が、この範囲内
であれば、転写ローラー及び被帯電体とのニップ幅を十
分確保でき、均一な帯電を行うことができる。特に被帯
電体が転写部材の場合、線画の中央部が抜ける「中抜
け」を抑制できる。
【0046】なお、asker C硬度は、基準規格a
sker C型SRIS(日本ゴム協会規格)0101
に従って作製した試験片を用いて、askerゴム硬度
計(高分子計器(株)製)により測定される硬度であ
る。
sker C型SRIS(日本ゴム協会規格)0101
に従って作製した試験片を用いて、askerゴム硬度
計(高分子計器(株)製)により測定される硬度であ
る。
【0047】導電性弾性層と被帯電体との固着性は、導
電性弾性層に非極性ポリマーをブレンドすることにより
改善されるが、さらに改良する手段として表面改質を挙
げることができる。
電性弾性層に非極性ポリマーをブレンドすることにより
改善されるが、さらに改良する手段として表面改質を挙
げることができる。
【0048】例えば、シリコーン粒子やフッ素樹脂粒子
などの離型粒子のブレンド、カップリング剤や反応性の
フッ素系界面活性剤などによる表面処理、希塩酸などの
塩素系溶剤による表面洗浄などが挙げられる。
などの離型粒子のブレンド、カップリング剤や反応性の
フッ素系界面活性剤などによる表面処理、希塩酸などの
塩素系溶剤による表面洗浄などが挙げられる。
【0049】中でも、処理の簡易性、効果性の点から、
UV(紫外線)照射処理が好ましい。これは、ゴム表面
を酸化したり、ジエン結合間の架橋反応により、表面を
非粘着化する効果がある。また、添加物やコート処理な
どと比べ物性への影響も少ない。
UV(紫外線)照射処理が好ましい。これは、ゴム表面
を酸化したり、ジエン結合間の架橋反応により、表面を
非粘着化する効果がある。また、添加物やコート処理な
どと比べ物性への影響も少ない。
【0050】UV照射条件として、波長は180nm〜
600nmが好ましく、照射強度は10mW/cm2〜
100mW/cm2が好ましい。
600nmが好ましく、照射強度は10mW/cm2〜
100mW/cm2が好ましい。
【0051】帯電部材がローラー形状の場合は、ローラ
ーを回転させながら照射すれば、UVを全面に均一照射
でき、短時間で効果的に処理できる。
ーを回転させながら照射すれば、UVを全面に均一照射
でき、短時間で効果的に処理できる。
【0052】また、この処理によって帯電部材表面に高
離型性が付与されるため、仮に、トナーや紙粉などが付
着したとしても、これらを簡単に除去することができ
る。
離型性が付与されるため、仮に、トナーや紙粉などが付
着したとしても、これらを簡単に除去することができ
る。
【0053】さらに、表面を加熱処理によって硬化させ
ても有効である。
ても有効である。
【0054】なお、必要に応じて帯電部材の表層に離型
層などの機能層を設けることがあるが、この様な場合に
おいても、上記の処理は有効である。
層などの機能層を設けることがあるが、この様な場合に
おいても、上記の処理は有効である。
【0055】以上では帯電部材として転写ローラーを例
に取り説明したが、帯電ローラーに本発明を適用するこ
とも有用である。
に取り説明したが、帯電ローラーに本発明を適用するこ
とも有用である。
【0056】図1には、本発明の帯電部材を具備する電
子写真装置の例を示した。1は被帯電体としての像担支
体で、本例のものはアルミニウム等の導電性基体層1b
とその外周面に形成した光導電層1aを基本構成層とす
るドラム型の回転感光体である。支軸1dを中心に図面
上時計方向に所定の周速度をもって回転駆動させる。
子写真装置の例を示した。1は被帯電体としての像担支
体で、本例のものはアルミニウム等の導電性基体層1b
とその外周面に形成した光導電層1aを基本構成層とす
るドラム型の回転感光体である。支軸1dを中心に図面
上時計方向に所定の周速度をもって回転駆動させる。
【0057】帯電ローラー2は、この感光体1面に接し
て感光体面を所定の極性および電位に一様に一次帯電処
理するものであり、均一な導電性が要求され、本発明の
帯電部材である。帯電ローラー2は、中心芯金2cと、
その外周に形成した下層の導電性弾性層2bと、さらに
その外周に形成した上層の抵抗層2aからなる。帯電ロ
ーラー2は、芯金2cの両端部を不図示の押圧手段で感
光体1に圧接され、感光体1の回転駆動に伴い従動駆動
する。なお、抵抗層2a及び導電性弾性層2bの何れ
も、本発明の材料より作製することができる。
て感光体面を所定の極性および電位に一様に一次帯電処
理するものであり、均一な導電性が要求され、本発明の
帯電部材である。帯電ローラー2は、中心芯金2cと、
その外周に形成した下層の導電性弾性層2bと、さらに
その外周に形成した上層の抵抗層2aからなる。帯電ロ
ーラー2は、芯金2cの両端部を不図示の押圧手段で感
光体1に圧接され、感光体1の回転駆動に伴い従動駆動
する。なお、抵抗層2a及び導電性弾性層2bの何れ
も、本発明の材料より作製することができる。
【0058】芯金2cには、所定の直流(DC)バイア
ス又は直流+交流(AC+DC)バイアスが電源3で摺
擦電源3aにより印加され、回転感光体1の周面が所定
の極性および電位に接触帯電される。帯電部材2で均一
に帯電処理を受けた感光体1面は次いで露光手段10に
より目的画像情報の露光(レーザービーム走査露光、原
稿画像のスリット露光など)を受けることで、その周面
に画像情報に対した静電潜像が形成される。
ス又は直流+交流(AC+DC)バイアスが電源3で摺
擦電源3aにより印加され、回転感光体1の周面が所定
の極性および電位に接触帯電される。帯電部材2で均一
に帯電処理を受けた感光体1面は次いで露光手段10に
より目的画像情報の露光(レーザービーム走査露光、原
稿画像のスリット露光など)を受けることで、その周面
に画像情報に対した静電潜像が形成される。
【0059】得られた潜像は、次いで現像手段11によ
りトナー画像として順次に可視画像化されていく。この
トナー画像は次いで、転写手段12により不図示の給紙
手段部から感光体1の回転と周期どりされて適正なタイ
ミングをもって、感光体1と転写手段12との間の転写
部へ搬送された転写材14面に順次転写されていく。
りトナー画像として順次に可視画像化されていく。この
トナー画像は次いで、転写手段12により不図示の給紙
手段部から感光体1の回転と周期どりされて適正なタイ
ミングをもって、感光体1と転写手段12との間の転写
部へ搬送された転写材14面に順次転写されていく。
【0060】本例の転写手段12は転写ローラーであり
本発明の帯電部材であり、転写材14の裏からトナーと
逆極性の帯電を行うことで感光体1面側が転写時14の
表面側に転写されていく。
本発明の帯電部材であり、転写材14の裏からトナーと
逆極性の帯電を行うことで感光体1面側が転写時14の
表面側に転写されていく。
【0061】トナー画像の転写を受けた転写材14は感
光体1面から分離されて不図示の像定着手段へ搬送され
て像定着を受け、画像形成物として出力される。あるい
は裏面にも像形成する場合、転写部への再搬送手段へ搬
送される。
光体1面から分離されて不図示の像定着手段へ搬送され
て像定着を受け、画像形成物として出力される。あるい
は裏面にも像形成する場合、転写部への再搬送手段へ搬
送される。
【0062】像転写後の感光体1面はクリーニング手段
13で転写残りトナー等の付着汚染物の除去を受けて洗
浄面化され、再び作像に供される。
13で転写残りトナー等の付着汚染物の除去を受けて洗
浄面化され、再び作像に供される。
【0063】帯電部材としては、図1の例の画像形成装
置に像担支体1の帯電手段として装着した帯電ローラー
2ようなローラータイプ以外にも、ブレード状タイプ、
ブロック状タイプ、ベルト状タイプなどの形態に構成で
きる。
置に像担支体1の帯電手段として装着した帯電ローラー
2ようなローラータイプ以外にも、ブレード状タイプ、
ブロック状タイプ、ベルト状タイプなどの形態に構成で
きる。
【0064】なお、帯電ローラー2は、面移動駆動され
る感光体1に従動駆動されてもよいし、非回転とされて
もよいし、感光体1の面移動方向に順方向または逆方向
に所定の周速度をもって積極的に回転駆動されてもよ
い。
る感光体1に従動駆動されてもよいし、非回転とされて
もよいし、感光体1の面移動方向に順方向または逆方向
に所定の周速度をもって積極的に回転駆動されてもよ
い。
【0065】また、電子写真装置として、上述の感光体
や現像手段、クリーニング手段などの構成要素のうち、
複数のものをプロセスカートリッジとして一体に結合し
て構成し、このプロセスカートリッジを画像形成装置本
体、例えば、複写機、レーザービームプリンター等に対
して着脱自在に構成してもよい。例えば、帯電手段、現
像手段、クリーニング手段の少なくとも1つを感光体と
ともに一体に支持しカートリッジ化し、装置本体に着脱
可能のプロセスカートリッジとし、画像形成装置本体の
レールなどの案内手段を用いて着脱自在の構成にしても
よい。このとき、上記のプロセスカートリッジの方に帯
電手段および/または現像手段を伴ってもよい。
や現像手段、クリーニング手段などの構成要素のうち、
複数のものをプロセスカートリッジとして一体に結合し
て構成し、このプロセスカートリッジを画像形成装置本
体、例えば、複写機、レーザービームプリンター等に対
して着脱自在に構成してもよい。例えば、帯電手段、現
像手段、クリーニング手段の少なくとも1つを感光体と
ともに一体に支持しカートリッジ化し、装置本体に着脱
可能のプロセスカートリッジとし、画像形成装置本体の
レールなどの案内手段を用いて着脱自在の構成にしても
よい。このとき、上記のプロセスカートリッジの方に帯
電手段および/または現像手段を伴ってもよい。
【0066】光像露光は、電子写真装置を複写機プリン
ターとして使用する場合には、原稿からの反射光や透過
光、あるいは、原稿を読み取り信号化し、この信号によ
りレーザービーム走査、LEDアレイの駆動、または液
晶シャッターアレイの駆動などにより行われる。
ターとして使用する場合には、原稿からの反射光や透過
光、あるいは、原稿を読み取り信号化し、この信号によ
りレーザービーム走査、LEDアレイの駆動、または液
晶シャッターアレイの駆動などにより行われる。
【0067】また、ファクシミリのプリンターとして使
用する場合には、光像露光は受信データをプリントする
ための露光になる。
用する場合には、光像露光は受信データをプリントする
ための露光になる。
【0068】図2には、この場合の一例をブロック図で
示した。コントローラー21は、画像読み取り部20と
プリンター29とを制御する。コントローラー21はC
PU27により制御されている。画像読み取り部からの
読み取りデータは、送信回路23を通してプリンター2
9へ送られる。画像メモリには所定の画像データが記憶
される。プリンターコントローラー28はプリンター2
9を制御している。24は電話である。
示した。コントローラー21は、画像読み取り部20と
プリンター29とを制御する。コントローラー21はC
PU27により制御されている。画像読み取り部からの
読み取りデータは、送信回路23を通してプリンター2
9へ送られる。画像メモリには所定の画像データが記憶
される。プリンターコントローラー28はプリンター2
9を制御している。24は電話である。
【0069】回線25から受信された画像(回線を介し
て接続されたリモート端末からの画像情報)は、受信回
路22で復調された後、CPU27は画像情報の複合処
理を行い順次メモリ26に格納される。そして、少なく
とも1ページの画像がメモリ26に格納されると、その
ページの画像記録を行う。CPU27は、メモリ26よ
り1ページの画像情報を読み出しプリンターコントロー
ラー28に複合化された1ページの画像情報を送出す
る。プリンターコントローラは、CPU27からの1ペ
ージの画像情報を受け取るとそのページの画像情報記録
を行うべく、プリンター29を制御する。
て接続されたリモート端末からの画像情報)は、受信回
路22で復調された後、CPU27は画像情報の複合処
理を行い順次メモリ26に格納される。そして、少なく
とも1ページの画像がメモリ26に格納されると、その
ページの画像記録を行う。CPU27は、メモリ26よ
り1ページの画像情報を読み出しプリンターコントロー
ラー28に複合化された1ページの画像情報を送出す
る。プリンターコントローラは、CPU27からの1ペ
ージの画像情報を受け取るとそのページの画像情報記録
を行うべく、プリンター29を制御する。
【0070】なお、CPU27は、プリンター29によ
る記録中に、次の、ページの受信を行っている。以上の
ように画像の受信と記録が行われる。
る記録中に、次の、ページの受信を行っている。以上の
ように画像の受信と記録が行われる。
【0071】感光体は、導電性支持体の上に設けられて
いる。導電性支持体としては、支持体自身が導電性を持
つこと、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ステ
ンレス、ニッケルなどの金属を用いることができ、その
他アルミニウム、アルミニウム合金、酸化インジウム−
酸化錫合金などを真空蒸着によって被覆形成された層を
有するプラスチック、ガラスなどを用いることができ
る。
いる。導電性支持体としては、支持体自身が導電性を持
つこと、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ステ
ンレス、ニッケルなどの金属を用いることができ、その
他アルミニウム、アルミニウム合金、酸化インジウム−
酸化錫合金などを真空蒸着によって被覆形成された層を
有するプラスチック、ガラスなどを用いることができ
る。
【0072】導電性支持体と感光層中間に、バリアー機
能と接着機能を持つ下引き層を設けることもできる。
能と接着機能を持つ下引き層を設けることもできる。
【0073】下引き層は、カゼイン、ポリビニルアルコ
ール、ニトロセルロース、エチレン−アクリル酸コポリ
マー、アミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6
10、共重合ナイロンなど)、ポリウレタン、ゼラチ
ン、酸化アルミニウムなどによって形成できる。下引き
層の膜厚は、5μm以下、好ましくは0.5〜3μmが
適当である。下引き層はその機能を発揮するためには、
その体積固有抵抗値が107Ω・cm以上であることが
望ましい。
ール、ニトロセルロース、エチレン−アクリル酸コポリ
マー、アミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6
10、共重合ナイロンなど)、ポリウレタン、ゼラチ
ン、酸化アルミニウムなどによって形成できる。下引き
層の膜厚は、5μm以下、好ましくは0.5〜3μmが
適当である。下引き層はその機能を発揮するためには、
その体積固有抵抗値が107Ω・cm以上であることが
望ましい。
【0074】感光層は、有機または無機の光導電体を必
要に応じてバインダー樹脂と共に塗工することによって
形成でき、また蒸着によって形成することができる。
要に応じてバインダー樹脂と共に塗工することによって
形成でき、また蒸着によって形成することができる。
【0075】感光体の形態としては、電荷発生層と電荷
輸送層の機能分離型積層感光層が望ましい。
輸送層の機能分離型積層感光層が望ましい。
【0076】電荷発生層は、アゾ染料、フタロシアニン
顔料、キノン顔料などの電荷発生物質を蒸着あるいは適
当なバインダー樹脂と共に(バインダーがなくても可)
塗工することによって形成できる。
顔料、キノン顔料などの電荷発生物質を蒸着あるいは適
当なバインダー樹脂と共に(バインダーがなくても可)
塗工することによって形成できる。
【0077】電荷発生層の膜厚は、0.01〜30μ
m、特には0.05〜2μmが好ましい。
m、特には0.05〜2μmが好ましい。
【0078】電荷輸送層は、ヒドラゾン化合物、スチリ
ル化合物、オキサゾール化合物、トリアリールアミン化
合物などの電荷輸送物質を成膜性のあるバインダー樹脂
に溶解させて形成することができる。電荷輸送層の膜厚
は、5〜50μm、特には10〜30μmが好ましい。
ル化合物、オキサゾール化合物、トリアリールアミン化
合物などの電荷輸送物質を成膜性のあるバインダー樹脂
に溶解させて形成することができる。電荷輸送層の膜厚
は、5〜50μm、特には10〜30μmが好ましい。
【0079】なお、紫外線などによる老化防止や耐摩耗
性向上のために感光層の上に保護層を設けてもよい。
性向上のために感光層の上に保護層を設けてもよい。
【0080】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、特に明記し
ない限り、「部」は質量部を意味しており、試薬等は市
販の高純度品を用いた。
ない限り、「部」は質量部を意味しており、試薬等は市
販の高純度品を用いた。
【0081】(実施例1)図3に示す様に、導電性弾性
層32を有する転写ローラーを、以下の手順で製造し
た。
層32を有する転写ローラーを、以下の手順で製造し
た。
【0082】芯金31としては、直径6mmのステンレ
ス製を使用した。
ス製を使用した。
【0083】液状ニトリルゴムが添加された油展ニトリ
ルゴムとして日本ゼオン社製Nipol−DN223
(商品名)55部と、ニトリル分26%のNBRとして
JSR製N240S(商品名)45部と、液状ニトリル
ゴムとして日本ゼオン社製Nipol−1312(商品
名)30部とを混合した。これにBRとしてJSR製B
R−01(商品名)30部、酸化亜鉛3部、ステアリン
酸2部、炭酸カルシウム40部を加圧ニーダーにて混合
し、更に、硫黄0.5部、加硫促進剤M(メルカプトベ
ンゾチアゾール)2部、TRA(ジペンタメチレンチウ
ラムテトラスルフィド)1.5部をオーブンロールにて
混合したものを調製した。混練加工性は良好であった。
ルゴムとして日本ゼオン社製Nipol−DN223
(商品名)55部と、ニトリル分26%のNBRとして
JSR製N240S(商品名)45部と、液状ニトリル
ゴムとして日本ゼオン社製Nipol−1312(商品
名)30部とを混合した。これにBRとしてJSR製B
R−01(商品名)30部、酸化亜鉛3部、ステアリン
酸2部、炭酸カルシウム40部を加圧ニーダーにて混合
し、更に、硫黄0.5部、加硫促進剤M(メルカプトベ
ンゾチアゾール)2部、TRA(ジペンタメチレンチウ
ラムテトラスルフィド)1.5部をオーブンロールにて
混合したものを調製した。混練加工性は良好であった。
【0084】これを押出成形によってチューブ状に成形
したところ、ベタツキもなく良好な押出加工性であっ
た。このチューブを、160℃及び30分の条件で一次
加硫し、さらに電気炉によって150℃及び30分の条
件で二次加硫を行い、導電性弾性体を得た。得られた導
電性弾性体に接着剤を塗布した芯金を圧入し、導電性弾
性体部分を研磨して所定の厚みの導電性弾性層とし、直
径16mmの転写ローラーを製造した。
したところ、ベタツキもなく良好な押出加工性であっ
た。このチューブを、160℃及び30分の条件で一次
加硫し、さらに電気炉によって150℃及び30分の条
件で二次加硫を行い、導電性弾性体を得た。得られた導
電性弾性体に接着剤を塗布した芯金を圧入し、導電性弾
性体部分を研磨して所定の厚みの導電性弾性層とし、直
径16mmの転写ローラーを製造した。
【0085】以上の様にして得られた転写ローラーの電
気抵抗値を、図4に示した装置を用い、転写ローラー4
1を回転しながら測定したところ、NN環境下24時間
放置後、直流電圧2kV印加で1.2×108Ωであっ
た。
気抵抗値を、図4に示した装置を用い、転写ローラー4
1を回転しながら測定したところ、NN環境下24時間
放置後、直流電圧2kV印加で1.2×108Ωであっ
た。
【0086】また、転写ローラー41を1回転した際の
電気抵抗の最小値に対する最大値の比(max./mi
n.)は1.1であり、電気抵抗が均一であることが分
かった。
電気抵抗の最小値に対する最大値の比(max./mi
n.)は1.1であり、電気抵抗が均一であることが分
かった。
【0087】更に、asker C硬度は60゜であっ
た。
た。
【0088】以上の転写ローラーを、図1の電子写真装
置に装着して実装試験を行った。
置に装着して実装試験を行った。
【0089】プロセススピードは200mm/se
c.、感光体ドラムの直径は30mmであった。感光ド
ラムはマイナス帯電OPC、トナーはプラス帯電、転写
ローラーへの印加電圧は、転写中は−3kV、クリーニ
ング中は+1.5kVとした。
c.、感光体ドラムの直径は30mmであった。感光ド
ラムはマイナス帯電OPC、トナーはプラス帯電、転写
ローラーへの印加電圧は、転写中は−3kV、クリーニ
ング中は+1.5kVとした。
【0090】乾燥紙を用いて、N/N(23℃、50%
R.H.)、H/H(32.5℃、80%R.H.)環
境下で線画、ベタ黒、ハーフトーン画像を評価したとこ
ろ、良好な画像が得られた。
R.H.)、H/H(32.5℃、80%R.H.)環
境下で線画、ベタ黒、ハーフトーン画像を評価したとこ
ろ、良好な画像が得られた。
【0091】また、L/L(15℃、10%R.H.)
環境下で乾燥紙を用いて両面転写の画像を評価したとこ
ろ、同時に鮮明な画像が得られた。
環境下で乾燥紙を用いて両面転写の画像を評価したとこ
ろ、同時に鮮明な画像が得られた。
【0092】さらに、連続30万の耐久評価をしたが搬
送性、抵抗値の変動による画像不良は発生しなかった。
送性、抵抗値の変動による画像不良は発生しなかった。
【0093】次に、40℃、95%R.H.の環境下で
転写ローラーを有機感光体と総圧1kg荷重で圧接し2
週間放置したが、感光体汚染などの弊害は発生しなかっ
た。
転写ローラーを有機感光体と総圧1kg荷重で圧接し2
週間放置したが、感光体汚染などの弊害は発生しなかっ
た。
【0094】また、本ローラーを紫外線照射装置(18
5nm、245nmが波長主成分)を用いて40mW/
cm2で4分間処理して得られたローラーを40℃、9
5%R.H.の環境下で有機感光体と総圧1kg荷重で
圧接し1ヶ月間放置したが、固着などの弊害は発生しな
かった。
5nm、245nmが波長主成分)を用いて40mW/
cm2で4分間処理して得られたローラーを40℃、9
5%R.H.の環境下で有機感光体と総圧1kg荷重で
圧接し1ヶ月間放置したが、固着などの弊害は発生しな
かった。
【0095】(実施例2)液状ニトリルゴムが添加され
た油展ニトリルゴムとして日本ゼオン社製Nipol−
DN223(商品名)90部と、エピクロルヒドリンゴ
ムとしてダイソー社製エピクロマーH(商品名)10部
と、液状ニトリルゴムとして日本ゼオン社製Nipol
−1312(商品名)10部とを混合した。これにBR
としてJSR製BR−01(商品名)20部、ハイドロ
タルサイト3部、6−メチルキノキサリン2,3−ジチ
オカーボネート1部を混合した以外は、実施例1と同様
にして転写ローラーを得た。
た油展ニトリルゴムとして日本ゼオン社製Nipol−
DN223(商品名)90部と、エピクロルヒドリンゴ
ムとしてダイソー社製エピクロマーH(商品名)10部
と、液状ニトリルゴムとして日本ゼオン社製Nipol
−1312(商品名)10部とを混合した。これにBR
としてJSR製BR−01(商品名)20部、ハイドロ
タルサイト3部、6−メチルキノキサリン2,3−ジチ
オカーボネート1部を混合した以外は、実施例1と同様
にして転写ローラーを得た。
【0096】得られた転写ローラーの電気抵抗値は、N
N環境下24時間放置後、直流電圧2kV印加で7.1
×107Ωであった。また1回転中のmax./mi
n.は1.1であった。asker C硬度は61゜で
あった。
N環境下24時間放置後、直流電圧2kV印加で7.1
×107Ωであった。また1回転中のmax./mi
n.は1.1であった。asker C硬度は61゜で
あった。
【0097】以上の転写ローラーを用いて、実施例1と
同様に実装試験を行ったところ、実施例1と同様に良好
な結果を得た。
同様に実装試験を行ったところ、実施例1と同様に良好
な結果を得た。
【0098】(実施例3)液状ニトリルゴムが添加され
た油展ニトリルゴムとして日本ゼオン社製Nipol−
DN223(商品名)30部と、ニトリル分26%のN
BRとしてJSR製N240S(商品名)70部と、液
状ニトリルゴムとして日本ゼオン社製Nipol−13
12(商品名)50部とを混合した。これにEPDMと
して三井化学社製EPT9070E(商品名)20部を
添加した以外は、実施例1と同様にして転写ローラーを
得た。
た油展ニトリルゴムとして日本ゼオン社製Nipol−
DN223(商品名)30部と、ニトリル分26%のN
BRとしてJSR製N240S(商品名)70部と、液
状ニトリルゴムとして日本ゼオン社製Nipol−13
12(商品名)50部とを混合した。これにEPDMと
して三井化学社製EPT9070E(商品名)20部を
添加した以外は、実施例1と同様にして転写ローラーを
得た。
【0099】得られた転写ローラーの電気抵抗値は、N
/N環境下24時間放置後、直流電圧2kV印加で1.
0×108Ωであった。また1回転中のmax./mi
n.は1.1であった。asker C硬度は58゜で
あった。
/N環境下24時間放置後、直流電圧2kV印加で1.
0×108Ωであった。また1回転中のmax./mi
n.は1.1であった。asker C硬度は58゜で
あった。
【0100】以上の転写ローラーを用いて、実施例1と
同様に実装試験を行ったところ、実施例1と同様に良好
な結果を得た。
同様に実装試験を行ったところ、実施例1と同様に良好
な結果を得た。
【0101】(比較例1)ニトリル分26%のNBRと
してJSR製N240S(商品名)70部、ポリエステ
ル系可塑剤として大日本インキ社製W−305ELS
(商品名)30部、BRとしてJSR製BR−01(商
品名)30部を使用した以外は、実施例1と同様にして
転写ローラーを得た。
してJSR製N240S(商品名)70部、ポリエステ
ル系可塑剤として大日本インキ社製W−305ELS
(商品名)30部、BRとしてJSR製BR−01(商
品名)30部を使用した以外は、実施例1と同様にして
転写ローラーを得た。
【0102】なお、混練加工時の粘度は低く、配合剤の
マトマリが悪く加工時間を要した。
マトマリが悪く加工時間を要した。
【0103】また、押出時のベタツキが大きく、押出形
状が矩形となるなど、生産性が低い加工性であった。
状が矩形となるなど、生産性が低い加工性であった。
【0104】この転写ローラーを用いて連続20万の耐
久評価をしたところ、転写ローラーの表面にトナー及び
紙粉などの付着が発生した。
久評価をしたところ、転写ローラーの表面にトナー及び
紙粉などの付着が発生した。
【0105】また、LL環境で画像評価をしたところ、
異常放電による画像不良が発生した。
異常放電による画像不良が発生した。
【0106】次に、40℃、95%R.H.の環境下で
有機感光体と総圧1kg荷重で圧接し2週間放置したと
ころ、感光体上に移行物が確認された。この状態で画像
評価を行ったところ画像不良が発生した。
有機感光体と総圧1kg荷重で圧接し2週間放置したと
ころ、感光体上に移行物が確認された。この状態で画像
評価を行ったところ画像不良が発生した。
【0107】さらに、本ローラーを紫外線照射装置(1
85nm、245nmが波長主成分)を用いて40mW
/cm2で4分間処理して得られたローラーを40℃、
95%R.H.の環境下で有機感光体と総圧1kg荷重
で圧接し1ヶ月間放置したところ、染み出しによる画像
不良が発生した。
85nm、245nmが波長主成分)を用いて40mW
/cm2で4分間処理して得られたローラーを40℃、
95%R.H.の環境下で有機感光体と総圧1kg荷重
で圧接し1ヶ月間放置したところ、染み出しによる画像
不良が発生した。
【0108】(比較例2)可塑剤DOPが添加された油
展NBRとしてJSR製N211SL(商品名)60
部、NBRとしてJSR製N240S(商品名)60部
を使用した以外は、実施例1と同様にして転写ローラー
を得た。
展NBRとしてJSR製N211SL(商品名)60
部、NBRとしてJSR製N240S(商品名)60部
を使用した以外は、実施例1と同様にして転写ローラー
を得た。
【0109】この転写ローラーを用いて連続20万の耐
久を行ったところ、転写ローラーの表面にトナー及び紙
粉などが付着し、著しい汚れが発生した。
久を行ったところ、転写ローラーの表面にトナー及び紙
粉などが付着し、著しい汚れが発生した。
【0110】また、LLで画像評価をしたところ、異常
放電による画像不良が発生した。
放電による画像不良が発生した。
【0111】次に、40℃、95%R.H.の環境下で
有機感光体と総圧1kg荷重で圧接し2週間放置したと
ころ、感光体との固着が発生していた。また、それらを
剥離すると感光体上に移行物が確認された。この感光体
を使用して画像評価を行ったところ画像不良が発生し
た。
有機感光体と総圧1kg荷重で圧接し2週間放置したと
ころ、感光体との固着が発生していた。また、それらを
剥離すると感光体上に移行物が確認された。この感光体
を使用して画像評価を行ったところ画像不良が発生し
た。
【0112】さらに、本ローラーを紫外線照射装置(1
85nm、245nmが波長主成分)を用いて40mW
/cm2で4分間処理して得られたローラーを40℃、
95%R.H.の環境下で有機感光体と総圧1kg荷重
で圧接し1ヶ月間放置したところ、染み出しによる画像
不良が発生した。
85nm、245nmが波長主成分)を用いて40mW
/cm2で4分間処理して得られたローラーを40℃、
95%R.H.の環境下で有機感光体と総圧1kg荷重
で圧接し1ヶ月間放置したところ、染み出しによる画像
不良が発生した。
【0113】
【発明の効果】電圧を印加した状態で被帯電体面を帯電
処理する帯電部材において、その帯電部材を構成する導
電性弾性層は極性ゴムを有し、液状ニトリルゴムが油展
されたニトリルゴム30質量部以上100質量部以下を
含む極性ゴム成分100質量部と、外添される液状ニト
リルゴム10質量部以上50質量部以下とを含んでなる
原料を加硫して極性ゴムを作製することにより、電気抵
抗値が安定で、汚染性がなく、電気抵抗値変動や搬送性
の耐久性、混練性や押出性などの加工性に優れた帯電部
材が得られる。
処理する帯電部材において、その帯電部材を構成する導
電性弾性層は極性ゴムを有し、液状ニトリルゴムが油展
されたニトリルゴム30質量部以上100質量部以下を
含む極性ゴム成分100質量部と、外添される液状ニト
リルゴム10質量部以上50質量部以下とを含んでなる
原料を加硫して極性ゴムを作製することにより、電気抵
抗値が安定で、汚染性がなく、電気抵抗値変動や搬送性
の耐久性、混練性や押出性などの加工性に優れた帯電部
材が得られる。
【図1】本発明の帯電部材を用いた電子写真装置の概略
構成図である。
構成図である。
【図2】本発明の帯電部材を用いた電子写真装置をプリ
ンターに用いたファクシミリのブロック図である。
ンターに用いたファクシミリのブロック図である。
【図3】本発明の転写ローラーの構成を示す模式的断面
図である。
図である。
【図4】導電性弾性ローラーの抵抗値測定装置の構成を
示した図である。
示した図である。
1 回転感光体
1a 光感光層
1b 導電性基体層
1d 支軸
2 帯電ローラー
2a 抵抗層
2b 導電性弾性層
2c 芯金
3 電源
3a 摺擦電源
10 感光手段
11 現像手段
12 転写手段
13 クリーニング手段
14 転写材
20 画像読取部
21 コントローラー
22 受信回路
23 送信回路
24 電話
25 回線
26 メモリ
27 CPU
28 プリンターコントローラー
29 プリンター
31 芯金
32 導電性弾性層
41 導電性弾性ローラー(転写ローラー)
42 アルミドラム
43 導電性芯金
44 電流計
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
F16C 13/00 F16C 13/00 E 4F073
G03G 15/02 101 G03G 15/02 101 4J002
15/08 501 15/08 501D
15/16 103 15/16 103
Fターム(参考) 2H071 BA43 DA06 DA08 DA09
2H077 AD06 FA12 FA16 FA22 FA27
GA03
2H200 FA02 FA07 FA09 GA16 GA23
GA44 HA02 HB12 HB13 HB14
HB22 HB43 HB45 HB46 HB47
HB48 JA02 JA23 JA25 JA26
JA27 JA28 JB10 LC03 LC09
MA03 MA11 MA13 MA17 MA20
MB01 MB06 MC01 MC02 MC08
MC09 NA02 NA06 NA09
3J103 AA02 AA13 AA32 AA51 BA41
CA01 EA02 EA07 EA11 GA02
GA57 GA58 HA03 HA12 HA20
HA53 HA54
4F070 AA07 AA09 AA32 AA52 AC05
AE08
4F073 AA05 BA04 BA18 BA27 BA48
BB07 BB08 CA46
4J002 AC07W AC07X AC09Y BG04Y
CH04Y DA046 FD146 FD157
GM00
Claims (7)
- 【請求項1】 画像形成装置に配設され、被帯電体面を
電圧が印加された状態で帯電処理する帯電部材におい
て、該帯電部材を構成する導電性弾性層は極性ゴムを含
んでなり、該極性ゴムは、液状ニトリルゴムが油展され
たニトリルゴム30質量部以上100質量部以下を含む
極性ゴム成分100質量部と、外添される液状ニトリル
ゴム10質量部以上50質量部以下とを含んでなる原料
を加硫することにより得られることを特徴とする帯電部
材。 - 【請求項2】 前記液状ニトリルが油展されたニトリル
ゴムと、前記外添される液状ニトリルゴムとの質量比
は、3:5〜9:1であることを特徴とする請求項1記
載の帯電部材。 - 【請求項3】 前記極性ゴム成分は、ニトリルゴム、ヒ
ドリンゴム、アクリルゴム及びクロロプレンゴムからな
る群より選ばれる1種以上のゴムを含むことを特徴とす
る請求項1又は2記載の帯電部材。 - 【請求項4】 前記導電性弾性層は、非極性ポリマーを
含有することを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載
の帯電部材。 - 【請求項5】 前記帯電部材は、紫外線照射により表面
処理されていることを特徴とする請求項1乃至4何れか
に記載の帯電部材。 - 【請求項6】 請求項1乃至5何れかに記載の帯電部材
が配置される電子写真装置。 - 【請求項7】 少なくとも転写ローラーが、請求項1乃
至5何れかに記載の帯電部材である電子写真装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001234642A JP2003043765A (ja) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | 帯電部材および電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001234642A JP2003043765A (ja) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | 帯電部材および電子写真装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003043765A true JP2003043765A (ja) | 2003-02-14 |
Family
ID=19066213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001234642A Pending JP2003043765A (ja) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | 帯電部材および電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003043765A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102339000A (zh) * | 2010-07-15 | 2012-02-01 | 住友橡胶工业株式会社 | 半导电性辊、送粉辊及电子照相装置 |
JP2012022193A (ja) * | 2010-07-15 | 2012-02-02 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 半導電性ローラおよびトナー搬送ローラ |
-
2001
- 2001-08-02 JP JP2001234642A patent/JP2003043765A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102339000A (zh) * | 2010-07-15 | 2012-02-01 | 住友橡胶工业株式会社 | 半导电性辊、送粉辊及电子照相装置 |
JP2012022193A (ja) * | 2010-07-15 | 2012-02-02 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 半導電性ローラおよびトナー搬送ローラ |
US8744324B2 (en) | 2010-07-15 | 2014-06-03 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Semiconductive roller, toner transport roller and electrophotographic apparatus |
CN102339000B (zh) * | 2010-07-15 | 2015-04-22 | 住友橡胶工业株式会社 | 半导电性辊、送粉辊及电子照相装置 |
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