JPH1047662A - 温風暖房装置の熱電対保護構造 - Google Patents

温風暖房装置の熱電対保護構造

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JPH1047662A
JPH1047662A JP19932596A JP19932596A JPH1047662A JP H1047662 A JPH1047662 A JP H1047662A JP 19932596 A JP19932596 A JP 19932596A JP 19932596 A JP19932596 A JP 19932596A JP H1047662 A JPH1047662 A JP H1047662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermocouple
combustion
air
combustion gas
mixing passage
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Pending
Application number
JP19932596A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Mizuno
実 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃焼筐2から排出される高温の燃焼ガスと外部
から吸引される低温の空気とを区画する分流板4の下端
42と熱電対6との距離が短いと燃焼ガスと空気とが十
分に混ざり合うことなく熱電対6に作用し、燃焼ガスに
より熱電対6内の冷接点が過熱され、熱電対の精度が低
下する。 【解決手段】上記下端42に近づけて保護カバー7を取
り付け、燃焼ガスが空気と混ざり合う前に熱電対に作用
しないように左右に振り分けると共に空気通路41から
の空気を保護カバー7内に導き熱電対6を冷却するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温風暖房装置内
に、燃焼筐内の炎の有無を検知するために設けられた熱
電対を高温の燃焼ガスから保護する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の温風暖房装置として、例えば、特
開平1−302066号公報により、内部に燃焼筐を備
え、燃焼筐から排出される高温の燃焼ガスと機外から吸
引した空気とを混合通路内で混合し温風として室内に送
風するものが知られている。このような温風暖房装置で
は燃焼筐内での炎の有無を検知するため燃焼筐内に熱電
対を挿入する必要がある。上記従来のものでは燃焼筐の
側面から熱電対を挿入しているため、熱電対が混合通路
内を横切ることはない。但し、燃焼筐の側方にはバルブ
等のガスの配管が収納されているため、このように燃焼
筐の側面から熱電対を挿入すると、熱電対を保全し、あ
るいは交換する場合に熱電対を取り外しにくいという不
具合がある。
【0003】そこで、図4に示すように、熱電対THを
混合通路Mを横切って燃焼筐Bの前面から挿入し、温風
暖房装置の前面の化粧パネルKを外し、続いて蓋Cを外
せば器具前面から容易に熱電対THを取り外せるように
したものがある。但し、このものでは熱電対THが混合
通路Mを横切るため、混合通路M内を流れる温風により
熱電対が過熱されるおそれが生じる。そのため、図5に
示すように、蓋Cに庇CBを取り付け、混合通路M内の
温風が熱電対THに直接吹き付けないようにしている。
ところで、混合通路Mには燃焼筐Bから排出される高温
の燃焼ガスと、分流板Pによって燃焼ガスから区画され
た冷たい空気とが流れ込み、混合通路M内を流れる間に
両者が混ざり合って適温の温風になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高温の燃焼ガス中には
窒素酸化物(NOx)が含まれ、その中の主成分である
一酸化窒素(NO)は急速に冷却されると二酸化窒素
(NO2)に変換する比率が増加することが知られてい
る。二酸化窒素は毒性が強いため、室内に排出される温
風中の二酸化窒素の含有量を少なくする要請がある。そ
のためには分流板Pを延長し、分流板Pを介して行われ
る燃焼ガスと空気との間の熱交換時間を長くして、混合
通路M内に流入する際の燃焼ガスと空気との温度差を小
さくすることが考えられる。
【0005】そのため、特願平7−134997号とし
て、分流板Pを長くして、燃焼ガスの流れと吸入された
空気の流れとを区画する距離を長くした温風暖房装置を
提案した。
【0006】このように分流板Pを長くすると、混合さ
れ適温になった温風ではなく、燃焼ガスと空気とが未混
合の状態で熱電対THに吹き付けることになる。上記庇
CBは適温の温風が熱電対THに大量に吹き付けること
を防止するものであり、多少の温風は熱電対THに吹き
付けてもかまわないように設計されている。従って、分
流板Pを延長すると高温の燃焼ガスが庇CBの中に入り
熱電対THを過熱するおそれが生じる。熱電対THは先
端の熱接点と熱電対内に設けた冷接点との温度差に応じ
た熱起電力を発生させる。ところがこのように熱電対T
Hが過熱されると内部の冷接点の温度が上昇し熱電対の
出力が低下する。
【0007】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、分
流板が延長されても熱電対が過熱されるおそれのない熱
電対の保護構造を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、内部に燃焼筐を備え、燃焼筐から排出され
る高温の燃焼ガスと機外から吸引した空気とを混合通路
内で混合し温風として室内に送風する温風暖房装置の、
混合通路を横切って燃焼筐へと差し込まれた炎検知用の
熱電対を保護する構造において、混合通路の上流端に臨
み、混合通路に流入する燃焼ガスが熱電対の取付位置に
流れることを防止する保護カバーを設けたことを特徴と
する。
【0009】上記保護カバーは、混合通路内に流入する
空気を熱電対の取付位置に導くようにすれば更に熱電対
を冷却し過熱を防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1は温風暖房装
置の本体であり、該本体1内にはバーナ21及び該バー
ナ21の炎を囲周して徐燃焼させる燃焼カバー22を備
えた燃焼筐2と、その下方に位置して送風ファン3とが
配設されている。該送風ファン3を作動させると本体1
の背面に設けた吸入口11から器外の空気が本体1内に
吸入され、燃焼筐2からの燃焼ガスと吸入された空気と
を混合して本体1の前面に設けた送風口12から温風と
して機外へ送風するように構成されている。図1におい
て、空気の流れを白抜きの矢印で示し、燃焼ガスの流れ
を黒塗りの矢印で示し、空気と燃焼ガスとが混合された
温風の流れを白と黒とに塗り分けた矢印で示している。
【0011】上記燃焼カバー22の上面に開設された窓
穴23から炎が立ち上がる。燃焼カバー22の内部には
1対の絞り部材24を設けて炎の上昇通路を狭めると共
に、絞り部材24の上方に燃焼用の二次空気を燃焼筐2
内に導入する空気穴を形成した。該構成により、バーナ
21から窓穴23に向かう炎の上昇速度を遅らせると同
時に、燃焼用の二次空気をバーナ21の周囲と空気穴と
から2段階に分けて導入し、燃焼用の空気が不足した状
態で炎を燃焼させて燃焼速度が遅くなるようにした。炎
の燃焼速度を遅くすると燃焼温度が低くなり二酸化窒素
の原料物質である窒素酸化物(特に一酸化窒素)の発生
量が少なくなる。尚、燃焼筐2の後面下部に空気取入口
20が開設され、送風ファン3の作動により生じる吸引
力により空気取入口20から燃焼筐2内に空気が吸入さ
れる。燃焼筐2内に吸入された空気の一部はバーナ21
の周囲を通ってバーナ21から直接立ち上がる炎である
一次炎の燃焼用の二次空気として用いられ、残りは燃焼
カバー22の外側を通って上方へ流れる。燃焼カバー2
2の外側を流れる空気は燃焼カバー22を介して加熱さ
れ高温になる。そして、高温に加熱された空気の一部は
上記空気穴を通って燃焼筐2内に導入され、絞り部から
立ち上がる二次炎の燃焼用の二次空気として用いられ
る。残りの空気は窓穴23から立ち上がる三次炎の燃焼
用の二次空気として供給され、燃焼の完結により生じる
高温の燃焼ガスは燃焼筐2の排気口25から排出され
る。
【0012】燃焼筐2には左右方向全幅に亙って排気口
25を覆う分流板4が取り付けられている。該分流板4
は燃焼筐2の後面から排気口25の上方を覆い、更に、
前側に垂れ下がって燃焼筐2の前面との間に燃焼ガス通
路26を形成している。
【0013】ところで、上記燃焼筐2・送風ファン3・
分流板4は本体1内に設けられた隔壁13により区画さ
れた後側に配設されており、図外の電装装置等が格納さ
れる隔壁より前側の空間に温風が流れないようにされて
いる。送風ファン3の作動により吸入口11から吸入さ
れた空気は隔壁13と分流板4との間の空気通路41を
通って送風ファン3へと流れる。従って、空気と燃焼ガ
スとの間で分流板4を介して熱交換が行われ、空気は空
気通路41を流れる間に分流板4を介して燃焼ガスによ
り加熱されると共に燃焼ガスは分流板4を介して空気に
熱を奪われ徐々に冷やされる。分流板4の下端42より
下方は燃焼ガスと空気とを混合する混合通路5になって
おり、隔壁13に開設された窓穴を通り混合通路5を横
切って熱電対6を燃焼筐2の前面から内部へ挿入した。
該熱電対6の先端は燃焼カバー22を貫通してバーナ2
1の炎に臨むように位置している。熱電対6は燃焼筐2
の前面に取付金具61により固定されている。また、隔
壁13に開設された窓穴は隔壁13に着脱自在に取り付
けられる蓋62により閉塞されている。従って、化粧パ
ネル14を外し、続いて蓋62を外せば取付金具61ご
と熱電対6を取り外すことができる。
【0014】蓋62は上記図5に示したものと同様に庇
63が取り付けられている。このように庇63を蓋62
に取り付けると、庇63と燃焼筐2との間に隙間が生じ
る。図1に示す分流板4は従来のものより延長されてい
るため混合通路5内で燃焼ガスと空気とが十分に混合さ
れる前に庇63に到達すると高温の燃焼ガスが燃焼筐2
と庇63との隙間を通って直接熱電対6に吹き付ける。
そこで、本発明では図2に示す保護カバー7を混合通路
5の上流端に相当する分流板4の下端42に臨むように
燃焼筐2の前面に取り付け、燃焼ガス通路26から混合
通路5へと流入する燃焼ガスを左右に分けて熱電対6の
取付位置に燃焼ガスが流れないようにした。
【0015】保護カバー7を取り付けると、図3に示す
ごとく、燃焼ガス通路26を流れてきた燃焼ガスは保護
カバー7によって左右に振り分けられる。また、保護カ
バー7の上部を一部切り取って傾斜部71が形成される
ようにした。すると、空気通路41を流れてきた空気は
保護カバー7の内側に回り込み、更に庇63と燃焼筐2
との間を通って取付金具61の近傍へと流れる。これに
より従来のものより更に熱電対6の特に冷接点付近を冷
却することができる。
【0016】ところで、上記実施の形態では分流板を従
来のものより延長した温風暖房装置に適用した場合につ
いて説明したが、本発明は分流板の短い従来のものにも
適用することができる。その場合には保護カバーの上下
寸法を長くし、保護カバーの上端が分流板の下端に対向
するように構成する。このように構成すると、従来の庇
のみのものより熱電対を更に冷却することができる。ま
た、庇63に加えて保護カバーを取り付ける場合につい
て説明したが、庇を設けず保護カバーのみにより熱電対
を上方から覆うようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、熱電対に燃焼ガスが作用しないようにして熱電対が
過熱されることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す図
【図2】保護カバーの形状を示す斜視図
【図3】熱電対の周囲の詳細を示す部分拡大図
【図4】従来の構成を示す図
【図5】蓋及び庇の形状を示す斜視図
【符号の説明】
1 温風暖房装置の本体 2 燃焼筐 4 分流板 5 混合通路 6 熱電対 7 保護カバー 21 バーナ 26 燃焼ガス通路 41 空気通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に燃焼筐を備え、燃焼筐から排出
    される高温の燃焼ガスと機外から吸引した空気とを混合
    通路内で混合し温風として室内に送風する温風暖房装置
    の、混合通路を横切って燃焼筐へと差し込まれた炎検知
    用の熱電対を保護する構造において、混合通路の上流端
    に臨み、混合通路に流入する燃焼ガスが熱電対の取付位
    置に流れることを防止する保護カバーを設けたことを特
    徴とする温風暖房装置の熱電対保護構造。
  2. 【請求項2】 上記保護カバーは、混合通路内に流入
    する空気を熱電対の取付位置に導くことを特徴とする請
    求項1記載の温風暖房装置の熱電対保護構造。
JP19932596A 1996-07-29 1996-07-29 温風暖房装置の熱電対保護構造 Pending JPH1047662A (ja)

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JP19932596A JPH1047662A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 温風暖房装置の熱電対保護構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127774A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Rinnai Corp 温風暖房機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127774A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Rinnai Corp 温風暖房機
AU2010246498B2 (en) * 2009-12-15 2013-09-12 Rinnai Corporation Warm-air heater

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