JP3099176B2 - 温風暖房器 - Google Patents

温風暖房器

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JP3099176B2
JP3099176B2 JP07134997A JP13499795A JP3099176B2 JP 3099176 B2 JP3099176 B2 JP 3099176B2 JP 07134997 A JP07134997 A JP 07134997A JP 13499795 A JP13499795 A JP 13499795A JP 3099176 B2 JP3099176 B2 JP 3099176B2
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和基次 杉本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部にバーナを備えた
燃焼筐から排出される燃焼ガスとファンにより吸入され
た空気とを混合して器外に温風として送風する温風暖房
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の温風暖房器として、例え
ば特開平1−310215号公報により、内部にバーナ
を備えた燃焼筐と送風ファンとを設け、該送風ファンの
作動により吸入した器外の空気を、燃焼筐の排気口を横
切るように流し、燃焼筐から燃焼ガスが排出されるとす
ぐに燃焼ガスと空気とを混合させ器外に温風として送風
するようにした温風暖房器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば800度以上の
高温の燃焼ガスを急冷すると燃焼ガス中の二酸化窒素
(NO2 )の発生量が増加することが知られている。一
方、上記従来の温風暖房器では、燃焼筐から燃焼ガスが
排出されると燃焼ガスと吸入された空気とが直ちに合流
し混合されるように構成されており、従って、高温の燃
焼ガスは空気によって急冷され、器外に送風される温風
の二酸化窒素の含有量が増加するという不具合が生じ
る。
【0004】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、器
外に送風される温風の二酸化窒素の含有量を低減し得る
温風暖房器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、発明は、内部にバーナを備えた燃焼筐から排出さ
れる燃焼ガスと送風ファンにより吸入された空気とを混
合して器外に温風として送風する温風暖房器であって
分流板を燃焼筐の側壁に間隔を存して対向させて排気通
路を形成し、燃焼ガスが燃焼筐から排出され送風ファン
に向かって所定距離流れるまで燃焼ガスの流れと吸入さ
れた空気の流れとを区画、該分流板を介して燃焼ガス
と空気との間で熱交換を行うようにした温風暖房器にお
いて、上記分流板と対向する燃焼筐の側壁を燃焼筐の内
側に向かって折曲げて排気通路の容積が上流に向かって
拡がるようにしたことを特徴とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【作用】燃焼筐から排出された燃焼ガスが直ちに空気と
混合されるようにすると高温の燃焼ガスが冷たい空気に
よって急冷され二酸化窒素の発生量が増加する。そこ
で、燃焼ガスが燃焼筐から排出されてもすぐに空気と混
合させるのではなく、上記分流板を介して熱交換を行い
燃焼ガスによって空気を加熱すると共に、該加熱によっ
て燃焼ガスの温度を下げ、燃焼ガスと空気とが混合され
る時点での両者の温度差を小さくし、燃焼ガスが急冷さ
れることを防止して二酸化窒素の発生量が少なくなるよ
うにした。尚、分流板と燃焼筐の側壁とを対向させて排
気通路を形成することにより排気通路が燃焼筐の側壁に
沿って形成されることになり、温風暖房器を小型化する
ことができる。 ところで、燃焼筐から排出された時点の
高温の燃焼ガスが分流板に吹きつけると分流板が加熱さ
れ劣化する。このような場合排気通路の容積を上流側に
向かって広くなるようにすると燃焼ガスが分流板に吹き
つけられず分流板が加熱されない。但し、分流板を外側
に膨らませて排気通路の容積を広げると分流板が張り出
して温風暖房器が大型化する。そこで、燃焼筐の側壁を
内側に折曲げれば温風暖房器を大型化することなく排気
通路の容積を広げることができる。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【実施例】図1及び図2を参照して、1は本発明にかか
る温風暖房器の本体であり、該本体1内にはバーナ21
及び点火プラグPを備えた燃焼筐2とその下方に送風フ
ァン3とが配設されており、該送風ファン3を作動させ
ると本体1の背面に設けた吸入口11から器外の空気を
本体1内に吸入し、燃焼筐2からの燃焼ガスと吸入され
た空気とを混合して本体1の前面に設けた送風口12か
ら温風として器外へ送風するように構成されている。
尚、図1において、空気の流れを白抜きの矢印で示し、
燃焼ガスの流れを黒塗りの矢印で示し、空気と燃焼ガス
とが混合された温風の流れを白と黒とに塗り分けた矢印
で示している。ところで、上記バーナ21には箱形の燃
焼カバー22が取り付けられ、該燃焼カバー22の上面
に開設された窓穴23から炎が立ち上がる。尚、該燃焼
カバー22の内部には1対の絞り部材24を設けて炎の
上昇通路を狭めた絞り部24aを形成すると共に、該絞
り部材24の上方に燃焼用の二次空気を燃焼筐2内に導
入する空気穴24bを形成し、バーナ21から窓穴23
に向かう炎の上昇速度を遅らせると共に、燃焼用の二次
空気を空気穴21aと空気穴24bとからに分けて2段
階に導入する。これにより燃焼用の空気が不足した状態
で炎を燃焼させて燃焼速度が遅くなるようにした。この
ように炎の燃焼速度を遅くすると二酸化窒素の原料物質
である窒素酸化物(NOx )の発生量が少なくなる。
尚、燃焼筐2の後面2Bの下部に空気取入口20が開設
され、送風ファン3の作動により生じる吸引力により該
空気取入口20から燃焼筐2内に空気が吸入される。燃
焼筐2内に吸入された空気の一部は上記空気穴21aを
通ってバーナ21から直接立ち上がる炎である一次炎の
燃焼用の二次空気として用いられ、残りは燃焼カバー2
2の外側を通って上方へ流れる。該燃焼カバー22の外
側を流れる空気は燃焼カバー22を介して加熱され高温
になる。そして、該高温に加熱された空気の一部は上記
空気穴24bを通って燃焼筐2内に導入され、絞り部2
4aから立ち上がる二次炎の燃焼用の二次空気として用
いられる。そして、残りの空気は窓穴23から立ち上が
る三次炎の燃焼用の二次空気として供給され、燃焼の完
結により生じる燃焼ガスは燃焼筐2の排気口25から排
出される。
【0014】一方、該燃焼筐2には左右方向全幅に亙っ
て排気口25を覆う分流板4が燃焼筐2の後面2Bとの
間に隙間を存することなく取り付けられている。該分流
板4は燃焼筐2の後面2Bから排気口25の上方を覆
い、更に、前側に垂れ下がって燃焼筐2の前面2Fとの
間に燃焼ガス通路26を形成している。そして、該分流
板4の下端縁41は排気口25の前側周縁である前面2
Fの上縁に対して距離L下方に位置しており、すなわち
排気口25から排出された燃焼ガスは燃焼筐2の外側を
流れている空気と混合されることなく燃焼ガス通路26
内を距離L流れることになる。一方、前面2Fの上半部
であって分流板4に対抗する部分を燃焼筐2の内側に向
かって折り曲げ燃焼ガス通路26が上流部26aに向か
って通路内の容積が拡がるようにした。このように上流
部26aの容積を拡げると排気口25と分流板4とが離
れ、排気口25から排出される燃焼ガスによって分流板
4が必要以上に加熱されることを防止することができ
る。ところで、分流板4を外側に膨らませて排気口25
から遠ざけるのではなく、このように前板2Fを内側に
折り曲げたので本体1が大きくなることはない。尚、本
実施例では距離Lを略50mmに設定し排気通路26の
出口における燃焼ガスの温度が略600度になるように
している。
【0015】ところで、上記燃焼筐2・送風ファン3・
分流板4は本体1内に設けられた隔壁13により区画さ
れた温風通路4B内に配設されており、図外の電装装置
等が格納される空間4Cに温風が流れないようにされて
いる。従って、送風ファン3の作動により吸入口11か
ら吸入された空気は隔壁13と分流板4との間の隙間4
Aを通って送風ファン3へと流れる。ところが、燃焼筐
2から排出された燃焼ガスは分流板4に案内されて流れ
るので、該空気と燃焼ガスとは分流板4を介して熱交換
が行われ、空気は隙間4Aを流れる間に分流板4を介し
て燃焼ガスにより加熱されると共に燃焼ガスは分流板4
を介して空気に熱を奪われ徐々に冷やされる。従って、
分流板4の下端縁41より下流で空気と燃焼ガスとが混
合される時点では空気と燃焼ガスとの温度差は小さくな
っており、燃焼ガスに空気が混合されても燃焼ガスは急
冷されることは無い。尚、隔壁13の下部には開口14
が設けられており、吸入口11から空間4C及び開口1
4を通して温風通路4Bに空気を流し、上記電装部品等
の冷却を行うようにしている。ところで、上記燃焼ガス
通路26の上流部26aの容積を拡げたが、燃焼ガス通
路26の出口の開口は寸法Hに絞っているので、空気取
入口20から取り込まれる空気量が増加せず、三次炎や
燃焼ガスが余剰空気によって急激に冷却されない。
【0016】尚、上記従来のもののように燃焼ガスの流
れと空気の流れとを分けずに燃焼ガスを急冷した場合に
二酸化窒素が13.4ppm含有される強燃焼条件と
9.4ppm含有される弱燃焼条件とで、本発明による
上記分流板を取り付けた温風暖房器を運転すると、二酸
化窒素の含有量は各々11.4ppm及び7.3ppm
に低減することが確認された。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、このように燃焼筐から排出される燃焼ガスに空気を
混合する際に燃焼ガスを急冷しないので、器外に送風さ
れる温風中の二酸化窒素の含有量を少なくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図
【図2】燃焼筐の構造を示す分解斜視図
【符号の説明】
1 (温風暖房器の)本体 2 燃焼筐 3 送風ファン 4 分流板 11 吸入口 12 送風口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にバーナを備えた燃焼筐から排出
    される燃焼ガスと送風ファンにより吸入された空気とを
    混合して器外に温風として送風する温風暖房器であっ
    分流板を燃焼筐の側壁に間隔を存して対向させて排
    気通路を形成し、燃焼ガスが燃焼筐から排出され送風フ
    ァンに向かって所定距離流れるまで燃焼ガスの流れと吸
    入された空気の流れとを区画、該分流板を介して燃焼
    ガスと空気との間で熱交換を行うようにした温風暖房器
    において、上記分流板と対向する燃焼筐の側壁を燃焼筐
    の内側に向かって折曲げて排気通路の容積が上流に向か
    って拡がるようにしたことを特徴とする温風暖房器。
JP07134997A 1995-06-01 1995-06-01 温風暖房器 Expired - Lifetime JP3099176B2 (ja)

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