JPH104722A - 苗移送装置 - Google Patents

苗移送装置

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JPH104722A
JPH104722A JP15779996A JP15779996A JPH104722A JP H104722 A JPH104722 A JP H104722A JP 15779996 A JP15779996 A JP 15779996A JP 15779996 A JP15779996 A JP 15779996A JP H104722 A JPH104722 A JP H104722A
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JP
Japan
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seedling
root ball
holder
cavity part
pot
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JP15779996A
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English (en)
Inventor
Satoru Kato
哲 加藤
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポット式の苗植機は、ポットから押出された
苗の根鉢を、ホルダの筒状の空胴部に差込んで保持させ
たのち、その移動で所定の位置に運ぶが、空胴部の内径
に対して根鉢の外径が小さ過ぎると差込んだときの勢い
で根鉢がホルダから脱落するおそれがあった。 【解決手段】 苗箱1の複数個のポット1bのそれぞれ
で1株分の苗2が独立して育てられてポット1b内に根
鉢2aが形成され、昇降するキャリア47にホルダ49
の空胴部49aが横向きに設けられ、キャリア47が上
昇すると根鉢2aを空胴部49aに葉先側から差込むと
ともに下降すると空胴部49aから同方向に押出すよう
に設けられ、根鉢2aの肩部に当るストッパ53を備
え、このストッパ53は根鉢2aをホルダ49に差込む
前に空胴部49a内に突入するとともに根鉢2aをホル
ダ49から押出す前に空胴部49aから脱出するように
設けられている苗移送装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、苗箱の複数個の
ポットのそれぞれで苗を1株分ごとに独立して育て、そ
の苗を、ポットから抜取って移植するポット式の苗植機
に用いるものである。
【0002】
【従来の技術】ポットから押出した苗は、その根鉢をホ
ルダの筒状の空胴部に差込んでキャリアで下に送り、ホ
ルダから押出して搬送ベルト上に転送するように設けら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】苗は伸びた根がポット
内で絡んで外面がポットの内面と同じ形の根鉢が形成さ
れる。ポットの製作誤差や根の張り具合で根鉢の外径に
差異が生じるが、根鉢が小さいものはホルダに差込んだ
とき、その勢いで抜出したり、大きいものは、ホルダに
差込みにくくなるおそれがある。この発明は、差込まれ
た根鉢の肩部が止まる位置にストッパを設けて径の小さ
い根鉢がホルダから脱落しないようにし、上記のポット
の製作公差を拡大してその歩止まりを向上させるととも
に、併せてホルダの空胴部の内径を大きくして根鉢の差
込みを容易にしようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するため、苗箱1の複数個のポット1bのそれぞ
れで1株分の苗2が独立して育てられてポット1b内に
根鉢2aが形成され、昇降するキャリア47にホルダ4
9の空胴部49aが横向きに設けられ、キャリア47が
上昇すると根鉢2aを空胴部49aに葉先側から差込む
とともに下降すると空胴部49aから同方向に押出すよ
うに設けられ、根鉢2aの肩部に当るストッパ53を備
え、このストッパ53は根鉢2aをホルダ49に差込む
前に空胴部49a内に突入するとともに根鉢2aをホル
ダ49から押出す前に空胴部49aから脱出するように
設けられている苗移送装置とした。
【0005】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を説明する。可撓
性の樹脂板1aに複数個のポット1bが前後左右に並べ
て一体に設けられ、ポット1bの前後のピッチと同一の
ピッチ送孔1cがその両横に設けられて苗箱1が構成さ
れている(図1、図2)。それぞれのポット1bに床土
を入れ、その上にたね籾を蒔いて覆土し、潅水して所定
の日数が経過すると1株分の苗2がそれぞれのポット1
bで他と独立して育つ(図3)。その根は、ポット1b
の内壁に沿って伸びて絡み、やや硬い根鉢2aが形成さ
れる。
【0006】走行車体3の後に苗植装置4が装着され
て、苗植機となっている(図4、図5)。走行車体3が
つぎのように構成されている。フレーム5の前後に主歯
車箱6と後輪歯車箱7が設けられ、それぞれの両横に1
対の前輪8と後輪9が配置されている。エンジン10が
フレーム5に取付けられ、その回転動力が副変速機11
と主変速機(主歯車箱6内に配置)を経由して前輪8と
後輪9に到達し、これらが水田の耕盤上で回転して走行
車体3が進行するように出来ている。なお、主変速レバ
ー12がハンドルポスト13の左に設けられ、その操作
で主変速機の出力の早い路上走行速、遅い作業速および
後進のいずれかが選択できるようになっている。副変速
レバー14がその右に設けられ、上端を前に押すと、副
変速機11の出力が高速となり、後に引くと、その出力
が低速となる。
【0007】座席15がエンジン10の上に設けられて
いる。ステアリングハンドル16がハンドルポスト13
の上に設けられ、その操作で前輪8が操られて走行車体
3の進行方向が変わるようになっている。支柱17がフ
レーム5の後部から上に伸び、上下で平行な1対のリン
ク18の両端がこれと後の縦枠19に回動自在に取付け
られている。油圧シリンダ20の前端がフレーム5に取
付けられ、ピストンロッド21がこれから後上に伸び、
上のリンク18と一体のアーム22の下端とその突端が
接続し、油圧シリンダ20に油を送込むと、ピストンロ
ッド21が突出して縦枠19が上昇し、その油をタンク
に戻すと、ピストンロッド21が戻って縦枠19が下降
するように出来ている。
【0008】苗植装置4がつぎのように構成されてい
る。横長の苗植フレーム23の中央部が縦枠19の下部
に取付けられている。両横で苗2を移植する苗植ユニッ
ト24の1対が苗植フレーム23に横並びに設けられて
4条植となっている(図5)。以下1つの苗植ユニット
24について説明する。苗植歯車箱25が苗植フレーム
23から斜前上に突出し(図7)、これから横に突出し
た箱送軸26がエンジン10の回転動力を受け(主歯車
箱6内、プロペラシャフト、苗植フレーム23内および
苗植歯車箱25内を経由して到達)て揺動するように出
来ている。1対の苗植ケース27が苗植歯車箱25の両
横で苗植フレーム23から上に突出し、上部が横杆28
で連結されている(図8)。支杆29が横杆28の中央
から上に伸び、その上部が前方に傾斜している(図
6)。
【0009】左右に、樹脂板1aの両横を抱えるコ字部
を有する第1レール30が支杆29の前部の上に固定さ
れ、苗箱1が上から入る苗載板31がその前に固定され
ている。第2レール32の上端が第1レール30の後端
の下に配置され、両者が案内レール33で接続されてい
る。第2レール32は、左右1対で構成され、横から見
て、U字状に曲ってそれぞれの苗植ケース27の内面に
固定され、終端から伸びた空箱レール34が受枠35に
達している。
【0010】ベルクランク36が苗植ケース27に回動
自在に取付けられ、ロッド37でアーム38に接続し、
箱送軸26の揺動で逆方向に揺動するように出来てい
る。送杆39がベルクランク36の端のピン36aに回
動自在に取付けられ、図示していないばねで反時計方向
に引き回され、その送爪39aが第2レール32の後面
から中に入り込んで送孔1cに係合するようになってい
る(図7)。止杆40が、第2レール32に固定された
ブラケット41のピン41aに回動自在に取付けられ、
図示していないばねで時計方向に引き回され、その止爪
40aが第2レール32の後面から中に入り込んで送孔
1cに係合するようになっている。そして、第2レール
32が保持している苗箱1が、つぎのように、間欠的に
送られる。すなわち、ベルクランク36が反時計方向に
回動してその終点に到達すると、止杆40は下端40b
がピン36aで押されてピン41aの回りに反時計方向
に回動し、止爪40aが送孔1cから抜出す。この位置
からベルクランク36が時計方向に回動を始めると、送
爪39aが苗箱1を引下げる。これが進むと、下端40
bがピン36aから離れて止爪40aがばねで時計方向
に回されるが、苗箱1が引下げられているので、止爪4
0aの先が樹脂板1aに当る。ベルクランク36の回動
がさらに進んで終点に到達すると、止爪40aが上の送
孔1cに入る。そののち、ベルクランク36が反時計方
向に回動するが、このとき、送爪39aは、上昇しなが
らその上側の斜縁で送孔1cから抜出し、前記の回動の
終点において上の送孔1cに入る。すると、前記のよう
に、止爪40aが送孔1cから抜ける。この反復によ
り、苗箱1が間欠的に送られる。
【0011】左右のポット1bと同数で同間隔の押出ピ
ン42が横棒43に固定され、押出軸44の回転がクラ
ンク45やロッド46などで伝わって前後に往復移動す
るようになっている。そして、後に移動するとき、静止
しているポット1bに差込まれ、根鉢2bを押出す。キ
ャリア47の左右がそれぞれ1対のリンク48で支持さ
れ、苗植歯車箱25内の動力でリンク48が揺動すると
同じ姿勢を保って上下に移動するように出来ている。筒
状の空胴部49aを有するホルダ49がキャリア47に
設けられ、上昇しているときに押出ピン42で押出され
た根鉢2bがそれぞれの空胴部49aに差込まれるよう
になっている。
【0012】図9、図10、図11のように、フック軸
50とストッパ軸51がホルダ49に横向きに設けられ
ている。複数のフック52がフック軸50に固定され、
その回動でそれぞれの空胴部49a内に出没するように
なっている。複数のストッパ53がそれぞれの杆53a
を介してストッパ軸51に固定され、ばね51aで引回
されてそれぞれの空胴部49a内に突入している。アー
ム54の下端がフック軸50の中央に回動自在に取付け
られ、図示していないばねで反時計方向(図9)に引か
れて起立している。上部カム55と下部カム56(図
6)が第2レール32の後部と下部に設けられ、キャリ
ア47が昇降すると、ローラ54aが当ってアーム54
が時計方向に押倒されるようになっている。レバー5
7,58がフック軸50とストッパ軸51に固定され、
アーム54に固定された押板54b,54cがそれぞれ
に当り、アーム54の回動でフック軸50およびストッ
パ軸51が回動するようになっている。
【0013】すなわち、キャリア47が上昇すると、ロ
ーラ54aが上部カム55に当ってアーム54が時計方
向に押倒され、押板54bがレバー57を同方向に押回
す。すると、フック軸50が同方向に回ってフック52
がそれぞれの空胴部49aから脱出する。このとき、押
板54cはレバー58を押していないので、ストッパ5
3はそれぞれの空胴部49a内に突入した状態を保って
いる。ここで、根鉢2cがそれぞれの押出ピン42で空
胴部49a内に押込まれ、その肩部がストッパ53に当
って止まる。そののち、キャリア47の下降が始まる
と、ローラ54aが上部カム55から離れてアーム54
が起立し、フック軸50が図示していないばねで反時計
方向に回動し、フック52がそれぞれの空胴部49a内
に突入し、根鉢2bに刺さって苗2がホルダ49に固定
される。キャリア47の下降が進み、ローラ54aが下
部カム56に当ると、アーム54が時計方向に押倒さ
れ、押板54b,54cがそれぞれのレバー57,58
を押し、フック軸50およびストッパ軸51が同方向に
回ってフック52およびストッパ53が空胴部49aか
ら抜出す。そののち、キャリア47がリンク48の円弧
運動で前進し、つぎの掻落具59で根鉢2bがホルダ4
9から掻落される。
【0014】掻落しカム60が押出軸44に固定されて
いる(図7、図12)。レバー61の中央が軸62で苗
植ケース27に回動自在に取付けられ、その前端がばね
63で引上げられるとともに、前部のピン61aが掻落
しカム60の外周に下から接触し、押出軸44の回転で
揺動するように出来ている(図12)。掻落具59がレ
バー61の後端に取付けられ、上記の揺動で上下に移動
するようになっている。そして、ローラ54aが下部カ
ム56に接触を始めた位置で掻落具59が下降し、キャ
リア47が前記のように前進すると、その下端がそれぞ
れの空胴部49a内に上の溝から侵入し(図8)、その
前進にともなってそれぞれの根鉢2bを後の搬送ベルト
64上に転送するように出来ている。
【0015】なお、下降したキャリア47(ホルダ4
9)の上記の前進速度が異なると、搬送ベルト64に乗
る根鉢2bの位置が前後して苗2の植込深さに乱れを生
じるおそれがある。すなわち、キャリア47の前進速度
が遅いと、図13のように、苗2が葉先を下向に傾斜さ
せてホルダ49の近くで搬送ベルト64に落下して深植
えの傾向となり、前進速度が早いと、図14のように、
後に水平に押されて搬送ベルト64の後寄りに落下し、
浅植えとなるおそれがある。
【0016】つぎのように構成すると、そのおそれが解
消される。図12のように、アーム65の下部がレバー
61の後部にピン61bで回動自在に取付けられ、掻出
具59の上端がその下端に固定されている。L字杆66
の中間がレバー61と一体の支板67に回動自在に取付
けられ、その後端がアーム65の長孔65aに係合する
とともに、上端が副変速レバー14にワイヤ68で連結
されている。そして、副変速レバー14を高速側(図1
2で反時計方向)に操作すると、ワイヤ68がL字杆6
6を時計方向に引回して掻出具59の下端が前に移動
し、低速側に操作すると、ワイヤ68が緩んでL字杆6
6がばね69で反時計方向に回され、掻出具59の下端
が後に移動するようになっている。すなわち、副変速機
11を低速側に操作すると、走行車体3の車速と苗植装
置4の作動速度が低下し、ホルダ49の下部での上記の
前進速度も低下するが、このとき、掻出具59の下端が
後に移動しているので、ホルダ49の苗2が搬送ベルト
64の後寄りに掻き出される。これとは逆に、副変速装
置11を高速側に操作すると、ホルダ49の上記の前進
速度も上昇するが、このとき、掻出具59の下端が前に
移動しているので、両者の位置の差で速度による誤差が
吸収され、苗2が搬送ベルト64のほぼ同じ位置に落下
する。
【0017】搬送ベルト64は、1対が横並びに設けら
れて(図8)それぞれの上面が外に移動するように旋回
している。案内路70がそれぞれの搬送ベルト64の外
側に設けられ、搬送ベルト64で送られて来た苗2が落
下するようになっている。1対の伝動ケース71が苗植
フレーム23から後に伸び(図5)それぞれの後部で回
転しているドラム72の植込杆73が案内路70内を通
り、案内路70内の前記の苗2を押下げて泥土に移植す
るように出来ている。なお、中央の伝動ケース71は、
左右の苗植ユニット24に対して共通に設けられて両横
に1対のドラム72が取付けられている。1対のフロー
ト74がそれぞれの苗植ユニット24の下に配置され
(図4、図5)、走行車体3の前進で泥面を滑走するよ
うになっている。
【0018】苗箱1は、苗2を上に向けて苗載板31上
に載せたのち、第1レール30内に押出され、つづい
て、第2レール32に到達し、前記のように、送杆39
と止杆40で送られている間に押出ピン42で苗2が押
出される。そののち、空箱レール34で受枠35内に運
ばれる。苗植作業を開始した初期に苗載板31と第1レ
ール30にそれぞれ1枚づつの苗箱1が載っているが、
水田の中央で苗が無くなると、補給がわずらわしい。こ
れを解消するため、従来は、苗載板31と第1レール3
0を上下で2段に構成していたが、重心が高くて不安定
になるおそれがあった。
【0019】つぎのように構成すると、その課題が解消
される。図5、図6、図15、図16のように、第1レ
ール30および苗載板31と同じ型をした予備レール7
5と予備苗載板76が一体に作られ、その下にコ字型の
支持杆77が固定されている(図15)。横フレーム7
8が支杆29に横向に固定され、これに取付けたモータ
79のピニオン79aと遊転歯車80が支持杆77のラ
ック81に咬み、モータ79の作動で左右に移動して予
備レール75と予備苗載板76が第1レール30と苗載
板31の上に重なったり、上から見て外側に並んだりす
るようになっている。それぞれ1対の支脚82が予備レ
ール75の後端の下に固定され(図16)これらで支え
られた横棒83にシャッタ84のパイプ84aが回動自
在に取付けられている。外側の支脚82とシャッタ84
の間にばね85が設けられ、シャッタ84がばね85の
力で起立して予備レール75の出口を塞いでいる。横棒
83は、支脚82に対して左右には移動するが回動しな
いように設けられ、内端がばね86で内側に引寄せら
れ、中間のピン83aがパイプ84aの斜孔84bに係
合し、外側(図16で右)に移動すると、ピン83aが
パイプ84aを押回してシャッタ84が予備レール75
の出口を開くように出来ている。突起30aがそれぞれ
の第1レール30の内側に設けられ、モータ79の作動
で予備レール75が移動すると、横棒83の内端が当
り、これが外側に移動するようになっている。
【0020】そのため、第2レール32に苗箱1を供給
するとともに、第1レール30、苗載板31、予備レー
ル75、および予備苗載板76にそれぞれ1枚の予備の
苗箱1を載せて作業を開始する。そして、第2レール3
2の苗箱1が所定の位置に下降すると、第1レール30
上の苗箱1および苗載板31上の苗箱1をこの順で第2
レール32に供給する。さらに、これらが所定の位置に
下降すると、モータ79を作動して予備レール75と予
備苗載板76をそれぞれの第1レール30と苗載板76
の上に移動させる。すると、シャッタ84が自動的に予
備レール75の出口を開き、それぞれの上の苗箱1が順
次案内レール33の予備口33a(図6)から第2レー
ル32に向けて供給される。予備レール75と予備苗載
板76は、それぞれ第1レール30および苗載板31上
に重なるが、後者に苗箱1が無いときに重なるため、両
者の間隔が従来のものよりも著しく狭くなって重心が低
下する。なお、予備レール75を設けないで、予備苗載
台76のみが左右に移動すように設けることができる。
【0021】図6の上部カム55は、固定式に構成さ
れ、キャリア47が下降を開始したあとでローラ54a
がこれから離れ、フック52が根鉢2aに刺さるので、
苗2の固定が不安定になるおそれがある。図17のよう
に構成すると、そのおそれが解消される。上部カム87
が軸88で回動自在に取付けられている。作動レバー8
9が左右の苗植ケース27の間の軸90に回動自在に取
付けられ、押出ピン42が後に移動するとその横棒43
が下端に当って反時計方向に回動するように出来てい
る。その上端が、中間のレバー91を介してロッド9
2,93で上部カム87に連結されている。ばね94で
反時計方向に引回されるフック95がホルダ49に取付
けられ、キャリア47が上昇して終点に来ると、ローラ
54aが上部カム87に当って時計方向に倒れ、その軸
54dにフック95が掛るようになっている。すると、
フック52が倒れて静止する。ここで、押出ピン42が
後に移動し、根鉢2aがそれぞれの空胴部49aに押込
まれる。押出ピン42の後方移動の終点で横棒43が作
動レバー89の下端を後に押し、上部カム87が反時計
方向に回動し、その下部の突子87aがフック95の頭
95aを押してこれを軸54dから離す。すると、フッ
ク52が起立して根鉢2bに刺さり、苗2がホルダ49
に固定される。そののち、キャリア47が下降を開始す
る。
【0022】
【効果】以上のように、この発明によると、キャリア4
7で昇降するホルダ49に空胴部49aが設けられ、空
胴部49aに差込まれた根鉢2bの肩部の位置にストッ
パ53が出没自在に設けられて差込まれた根鉢2bをこ
のストッパ53が止めるので、空胴部49aの内径に対
して根鉢2bの外径を小さく作ってこれが緩く差込まれ
ても脱落するおそれが解消され、根鉢2bの差込みが容
易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を施した苗植機で用いる苗箱の平面図
【図2】その正面図
【図3】その苗箱で育てた苗の斜面図
【図4】この発明を施した苗植機の側面図
【図5】その平面図
【図6】その1部の拡大した側面図
【図7】その1部のさらに拡大した側面図
【図8】その背面図
【図9】その1部のさらに拡大した切断側面図
【図10】その平面図
【図11】その切断側面図
【図12】その1部の右側面図
【図13】その苗の状態を示す側面図
【図14】その苗の状態を示す側面図
【図15】その苗載部の切断背面図
【図16】その背面図
【図17】他の実施例を示す1部の側面図
【符号の説明】
1 苗箱 1b ポット 2 苗 2a 根鉢 47 キャリア 49 ホルダ 49a 空胴部 53 ストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗箱1の複数個のポット1bのそれぞれ
    で1株分の苗2が独立して育てられてポット1b内に根
    鉢2aが形成され、昇降するキャリア47にホルダ49
    の空胴部49aが横向きに設けられ、キャリア47が上
    昇すると根鉢2aを空胴部49aに葉先側から差込むと
    ともに下降すると空胴部49aから同方向に押出すよう
    に設けられ、根鉢2aの肩部に当るストッパ53を備
    え、このストッパ53は根鉢2aをホルダ49に差込む
    前に空胴部49a内に突入するとともに根鉢2aをホル
    ダ49から押出す前に空胴部49aから脱出するように
    設けられている苗移送装置。
JP15779996A 1996-06-19 1996-06-19 苗移送装置 Pending JPH104722A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002125412A (ja) * 2000-10-31 2002-05-08 Iseki & Co Ltd 苗移植機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002125412A (ja) * 2000-10-31 2002-05-08 Iseki & Co Ltd 苗移植機
JP4719969B2 (ja) * 2000-10-31 2011-07-06 井関農機株式会社 苗移植機

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