JP3192339B2 - 移植機の苗取出・供給方法及び装置 - Google Patents

移植機の苗取出・供給方法及び装置

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JP3192339B2
JP3192339B2 JP32903494A JP32903494A JP3192339B2 JP 3192339 B2 JP3192339 B2 JP 3192339B2 JP 32903494 A JP32903494 A JP 32903494A JP 32903494 A JP32903494 A JP 32903494A JP 3192339 B2 JP3192339 B2 JP 3192339B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移植機の苗取出・供給
方法及び装置に係り、キャベツ、レタス等の野菜移植に
利用される。
【0002】
【従来の技術】縦横格子状の配列でポット部を有する苗
トレイに苗を育苗させておき、前記ポット部から苗土
(土付苗)を取出して移植する野菜移植機は公知であ
り、農作業の機械化を図っている。この野菜移植機にお
いて、ポット部から苗土を取出すことが肝要であり、そ
の取出に際して根張りの強弱があることから種々の取出
技術が提案されている。
【0003】そのひとつは、ポット部の底に形成した水
抜孔を利用して該孔に押出し具を突入することでポット
部の開口から苗土を押出すものがあった(従来例の
1)。また、他のひとつは、ポット部の開口から苗取出
爪を苗土に突入しかつ退出することでポット部の開口か
ら苗土を取出すものがあった(従来例の2)。更に、他
のひとつは、従来例の1と従来例の2を組合わせた技術
も提案されている(特開平4−330211号公報参
照、従来例の3)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例の1は、横一列
の苗土群を押出し具で突出すとき、水抜孔に挿通するの
で該孔と押出し具の位置が狂うと実質的に突き出しがで
きず、特に、水抜き孔の径が小さいことから、位置狂い
の可能性が大であった。また、位置狂いがなくとも、押
出し具は細い棒材しか利用できず、根張りの弱い苗土に
あっては、該苗土に棒材が突入するだけでポット部から
苗土を押し出すことができない場合があった。
【0005】従来例の2は、ポット部の苗土に苗取出爪
を突入させるとき、その突入運動が直線状であることか
ら、苗土に突刺さっても爪を退出するとき、苗土から引
き抜かれてポット部に苗土が残り易いという課題があっ
た。従来例の3は、ポット部の水抜き孔を利用してのプ
ッシュと苗土に突入しての引抜きとの協働作用であるこ
とから、一見確実な苗土取出ができるように解される
が、ポット部の背後からのプッシュと表面からの苗取出
爪との運動を同調させなけらばならず、この同調が狂う
といずれか一方が先行してポット部からの苗土取り出し
ができ難く、また、同調機構を付帯させることから、構
造的にも複雑でコスト高となるだけでなく、調整も困難
であった。
【0006】そこで本発明は、ポット部の開口縁から苗
取出爪を突入して退出することで苗土を取り出す型式、
すなわち、従来例の2において、苗取出爪の爪運動とそ
の軌跡を改善することによって、根張りの強弱があって
も確実に苗土をポット部から取出し、移植部に正しい姿
勢で受渡し供給ができるようにしたことを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、苗トレイにお
けるポット部の苗土に苗取出爪の先端側を突入させその
後ポット部から苗取出爪の先端側を退出することで苗土
をポット部から取出し、該取出した苗土を移植部に供給
する方法であって、前述の目的を達成するために、次の
技術的手段を講じている。すなわち、請求項1に係る本
発明では、前記ポット部の開口縁近傍の方側を苗土に
対する前記苗取出爪における先端側の突入開始位置と
し、この位置からポット部深さ方向奥部に向かって前記
苗取出爪の先端側を爪長手方向に沿って進入させ、その
、前記苗取出爪における先端側の退出終了位置をポッ
ト部の開口縁近傍で前記方側と相対する方側とする
ことで苗取出爪における先端側のポット部における軌跡
を略V字状の軌跡として苗土をポット部から掬い上げる
ように取り出しすることを特徴とするものである。
【0008】請求項2に係る本発明方法にあっては、前
記苗取出爪は互いに並行な棒状爪であり、この棒状爪
先端側ポット部の苗土に対して爪長手方向に沿って進
入するとき先細り状となり退出終了位置から移植部への
供給位置まで前記先細り状を維持していることを特徴と
するものである。請求項3に係る本発明方法にあって
は、前記苗取出爪の先端側ポット部の苗土に対して
長手方向に沿って進入させるとき、苗土を掬い込むよう
にしていることを特徴とするものである。
【0009】請求項4に係る本発明装置では、前記苗取
出爪の先端側を、前記苗トレイにおけるポット部の苗土
に対して突入し、その後ポット部から苗取出爪の先端側
を退出することで苗土をポット部から取出す爪動作機構
を設け、該爪動作機構は、前記ポット部の開口縁近傍の
方側を苗土に対する前記苗取出爪における先端側の突
入開始位置とし、この位置からポット部の深さ方向奥部
に向かって前記苗取出爪の先端側を爪長手方向に沿って
進入させるとともに、前記苗取出爪における先端側の退
出終了位置をポット部の開口縁近傍で前記方側と相対
する方側とすることで苗取出爪における先端側のポッ
ト部における軌跡を略V字状の軌跡として苗土をポット
部から掬い上げるように取り出しする爪案内手段を備え
ていることを特徴とするものである。
【0010】請求項5に係る本発明装置では、前記苗取
出爪は互いに並行な棒状爪であり、この棒状爪の先端側
ポット部の苗土に対して爪長手方向に沿って進入する
とき先細り状となり、退出終了位置から移植部への供給
位置まで前記先細り状を維持し前記供給位置にて苗土を
解放する爪開閉手段を備えていることを特徴とするもの
である。請求項6に係る本発明装置では、前記苗取出爪
の先端側を爪長手方向に沿って進入させるとき、苗土を
掬い込むように爪先端部を湾曲部に形成していることを
特徴とするものである。
【0011】請求項7に係る本発明装置では、前記ポッ
ト部から取出した苗土を移植部まで移送するとともに、
苗取出爪で突き刺している苗土を、前記移植部に供給す
る苗押出具を備えていることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】爪動作機構(42)の作動で苗取出爪(56)
の先端側を苗トレイ(41)に向かって運動させると
き、爪案内手段(53)により苗取出爪(56)の先端
を図12に示すようにポット部(40)における開口
縁近傍の側に突入させ、この突入開始位置から、図
7に示す如くポット部(40)の苗土(C)に対して爪
長手方向に沿って深さ方向に向かって進入させる。ここ
で、爪長手方向に沿ってとは、爪(56)における先端
の軌跡がほぼ直線状又はやや円弧状を描くものをいう
(図7〜9等参照)。
【0013】次いで、爪動作機構(42)の作動で苗取
出爪(56)の先端を退出させるときは、図8に示すよ
うに、前記の突入開始位置と相対する開口縁他側を退出
終了位置とする略V字状の往復運動軌跡とすることで根
毛を引きちぎる(切断)ようにするともに、苗土(C)
を掬い込むようにしてポット部(40)より取出す事
で、苗土取出がソフトになる。
【0014】ポット部(40)から取出された苗土
(C)は、爪動作機構(42)の作動で苗取出爪(5
6)に保持されたまま、図9に示すように移植部(3
7)に対して上下で相対する位置まで供給され、爪より
落下させることで受渡しされ、再び前述と同じ動作を繰
返すことで、次々とポット部(40)から苗土(C)が
取り出されることになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。図13及び図14は、本発明の第1実施例に係
る苗取出・供給装置10が装着された野菜移植機11を
示している。この移植機11は、走行車体12の後部に
操縦ハンドル13を有する歩行型であって、畝14を跨
いでその長手方向に走行しつつ、土付苗Cを畝14に所
定間隔で植え付けるようになっている。
【0016】走行車体12は、主フレーム15、主フレ
ーム15の前端部に設けられた架台16等により構成さ
れている。架台16上にはエンジン17が搭載され、こ
のエンジン17はボンネット18で覆われており、架台
16の後部にはミッションケース19が固定され、その
入力部とエンジン17の出力部とは巻掛伝動体20で連
動されている。
【0017】ミッションケース19内からの動力は、車
輪伝動軸21と、PTO軸22との2系統で取り出すよ
うになっており、車輪伝動軸21の左右端には軸心回り
に上下揺動する伝動ケース23を介して左右の駆動輪2
4を支持して、伝動ケース23内の巻掛伝動体により駆
動輪24を駆動可能にしている。この駆動輪24は畝1
4間の溝内を転動する。また、走行車体12の前部に
は、左右一対の前輪25、畝肩倣いローラ26が備えら
れている。
【0018】走行車体12の主フレーム15は角パイプ
等で形成され、その前部が下向きに曲がっていて架台1
6の側部に固定されており、後部が上向きに曲がってい
て操縦ハンドル13の取付部とされている。走行車体1
2の後部には、移植作業部30が設けられている。この
移植作業部30は、苗取出・供給装置10と、該苗取出
・供給装置10から供給される土付苗(苗土)Cを畝1
4に植え付ける植付装置31等を有し、ミッションケー
ス19等の固定側に支持されている動力受入軸32の軸
心回りに上下方向に揺動する可動フレーム33に備えら
れている。なお、可動フレーム33の後部には鎮圧ロー
ラ(又は覆土ローラ)34が設けられている。
【0019】植付装置31は、可動フレーム33に吊持
リンク35を介して平行リンク36により上下方向に揺
動自在に支持されており、平行リンク36の先端にくち
ばし筒形の植付筒37が備えられ、該植付筒37は、平
行リンク36の中途部に連係するクランク体38による
クランク運動で上下動自在とされている。また、植付筒
37は、移植部とされており上方開放状とされ、植付筒
37の上方に配置された苗取出・供給装置10から土付
苗Cが落とし込まれるようになっており、平行リンク3
6によって下動されて畝14に突き刺されたときに下側
先端部が開口して土付苗Cを植え付けるようになってい
る。
【0020】苗取出・供給装置10は、土付苗Cが育苗
されたポット部40が縦横に多数配設された苗トレイ4
1から、土付苗Cを一つずつ取り出して植付筒37内に
落とし込むようになされている。この苗トレイ41は樹
脂製で可撓性を有し、縦横に多数配列したポット部40
は背面に突出して備えられており、このポット部40の
有底部には水抜き孔(図示せず)が形成されている。各
ポット部40には土付苗Cが育苗されており、ポット部
40間には縦横に間隙が形成されている。
【0021】本発明の第1実施例に係る苗取出・供給装
置10は、図1〜図12に示すように、植付装置31に
対して所定の苗取出位置で苗トレイ41のポット部40
から苗取出爪56により土付苗Cを一つずつ取り出す爪
動作機構42(苗取出手段)と、該爪動作機構42の後
方に設けられて、縦横に配設された多数のポット部40
を爪動作機構42による取出位置に順次位置させるべく
苗トレイ41を横方向及び縦方向に搬送する搬送装置4
3(搬送手段)とを備えている。
【0022】爪動作機構42は、苗トレイ41に対して
苗取出爪56を往復動作するものであり、可動フレーム
33上に固定された装置枠44を備え、該装置枠44に
は、PTO軸22からの回転動力によって、図7〜図1
2において反時計回りに回転駆動されるクランク体45
が設けられている。このクランク体45の先端部にはク
ランクピン46が側方に突設されている。
【0023】また、装置枠44には、クランク体45の
下方で揺動アーム47の基端部が枢結されている。この
揺動アーム47には上下方向に延びる長孔48が形成さ
れ、該長孔48にクランク体45のクランクピン46が
挿通係合されており、而して、揺動アーム47が搬送装
置43に接近する方向に揺動する時間よりも離反する方
向に揺動する時間の方が長くなる早戻り機構が構成され
ている。
【0024】揺動アーム47の先端部にはガイドリンク
49がピン47Bを介して枢結されている。このガイド
リンク49には筒状の保持部54が設けられており、該
保持部54には、軸方向移動自在に直棒状のロッド55
が挿通案内されて、該ロッド55は搬送装置43の苗ト
レイ41に向かって出退可能とされている。このロッド
55の先端部に、ポット部40内の土付苗Cに斜め方向
から突き刺される略U字状の苗取出爪56が取付けられ
ている。
【0025】また、ガイドリンク49にはブラケット5
0を介して遊転自在にローラ51が取付けられ、該ロー
ラ51は、装置枠44の上部に取付けられたガイド板5
2に形成されたカム溝53に係合されて、揺動アーム4
7の揺動角度に応じたガイドリンク49の姿勢(特に、
揺動アーム47に対するガイドリンク49の相対角度)
を規制している。
【0026】即ち、土付苗Cをポット部40から引き出
すとき(図7に示す状態から図8に示す状態まで)に
は、揺動アーム47に対するガイドリンク49の相対角
度があまり変化しないように、カム溝53の後部側(図
7右側)は、ローラ51を揺動アーム47の揺動軸47
Aを中心として移行させる形状とされている。これによ
り苗取出爪56の先端が揺動アーム47の揺動軸47A
を中心とする軌跡を描きながら土付苗Cはポット部40
から引き出され、この苗取出爪56により土付苗Cはポ
ット部40からゆっくりと掬い上げるように取り出され
る。
【0027】また、ポット部40から取り出された土付
苗Cを植付筒37の上方に移送させるとき(図8に示す
状態から図9に示す状態まで)には、苗取出爪56を大
きく前方へ移動させるとともに土付苗Cを略鉛直姿勢と
するべく、カム溝53の前部側(図8左側)は、ローラ
51を揺動アーム47の揺動軸47Aから離れる方向に
移送させる形状とされている。
【0028】ロッド55の基端部に設けたフランジ部5
5aと保持部54との間には圧縮コイルスプリング57
が介装されて、ロッド55を退入方向へ常時付勢する付
勢手段とされている。また、ロッド55には案内棒58
が苗取出爪56のホルダブラケット58Aを介して一体
的に取付けられており、該案内棒58はガイドリンク4
9に設けた規制部59に係合されて、ガイドリンク49
に対するロッド55の軸回転を阻止している。
【0029】ロッド55の軸方向中途部には切欠凹部6
0が形成されており、ガイドリンク49にはロック片6
1が軸62を介して枢結されており、該ロック片61の
先端部は、保持部54から搬送装置51に向かって突出
した姿勢のロッド55を保持すべく切欠凹部60に係脱
自在に係合する係合部63とされている。このロック片
61は、軸62に外嵌されたコイルスプリング64によ
り係合部63が切欠凹部60に係合する方向に常時付勢
されている。
【0030】また、装置枠44には、揺動アーム47が
搬送装置43から最も離れた位置(図9又は図10参
照)で、ロック片61に衝当して係合部63と切欠凹部
60との係合を解除する方向にロック片61を揺動させ
る衝当体65が取付けられている。ガイドリンク49の
下端部には、押出リンク66がピン66Aを介して回動
自在に枢結されている。この押出リンク66の先端部に
は長孔67が形成され、ロッド55の先端部近傍に突設
されたピン68が長孔67に挿通係合されて、ロッド5
5と押出リンク66とが枢結されている。
【0031】この押出リンク66には、揺動アーム47
が搬送装置43側の揺動端に位置するときに(図7又は
図12参照)、押出リンク66を強制的にガイドリンク
49に対して搬送装置43側へ向けて押動させるべくク
ランクピン46に摺接するカム69が設けられている。
なお、揺動アーム47に設けた長孔48の中途部は、ク
ランクピン46がカム69に当接して押出リンク66が
揺動されるときに、揺動アーム47及びガイドリンク4
9を制止させるべく、クランクピン46の回転軌跡に沿
って屈曲されている。
【0032】また、苗取出爪56が保持部54から突出
する姿勢から、付勢手段57の付勢力によって退入した
ときに、苗取出爪56に保持された土付苗Cを落下させ
るべく土付苗Cを押し出す押出部材70が、ガイドリン
ク49に取付けられている。この押出部材70は、鋼線
を屈曲形成してなり、先端部に形成された環状部70a
に苗取出爪56が挿通されている。
【0033】したがって、苗取出爪56によって土付苗
Cを植付筒37の上方まで移送してくると(図9参
照)、ロック片61が衝当体65に衝当して、図9に二
点鎖線で示すように揺動され、係合部63と切欠凹部6
0との係合が解除されるので、付勢手段57の付勢力に
よってロッド55及び苗取出爪56が急速に上方へ退入
される。このとき、土付苗Cは押出部材70の環状部7
0aによって上方移動が規制されるため、苗取出爪56
から離脱され、植付筒37内に落とし込まれる。
【0034】そして、次の土付苗Cを植付装置31に供
給すべく、クランク体45によって揺動アーム47が揺
動されて苗取出爪56が再び苗取出位置のポット部40
に接近し、該爪56の先端がポット部40の縁部近傍に
位置すると(図12参照)、押出リンク66のカム69
がクランクピン46に当接して、付勢手段57の付勢力
に抗して押出リンク66が強制的に苗トレイ41に向け
て押し出され、苗取出爪56が斜め方向から土付苗Cに
突き刺される。このとき、後述する支持部材74によっ
て苗取出位置のポット部40の底部が支持されて、苗ト
レイ41の変形が阻止され、苗取出爪56による安定し
た土付苗Cの取出しができる。以下、上記と同様の動作
が繰り返される。
【0035】すなわち、爪動作機構42は、苗取出爪5
6を苗トレイ41に対して往復動作させてポット部40
の苗土Cを取出し、移植部37に供給するものであり、
カム溝53等で示す案内手段53によって、爪56の先
端を下記の如く案内する。図12において、爪56の先
端がポット部40の苗土Cに突入するときの突入開始位
置はポット部40の開口縁近傍一側(下方)であり、こ
の位置からポット部40の深さ方向に進入するとき、苗
土Cの中心に対して爪長手方向に沿って進入し、進入後
にはポット部40の開口縁近傍他側(上方)を退出終了
位置としており、この退出時に苗土Cを掬い上げなが
ら、根毛等を切断し、ここに、根張りの弱い苗土Cに対
しては掬い上げにて、根張りの強い苗土Cに対しては根
毛等の切断によって確実に取出し得るようにされてい
て、爪56の先端運動軌跡は図12で示すように略V字
状とされているのである。
【0036】なお、図7〜図12には、土付苗Cに苗取
出爪56を突き刺したときから植付筒37の上方で土付
苗Cを落下させるときまでの苗取出過程(往行過程)の
苗取出爪56の先端部の軌跡Xを一点鎖線で、復行過程
の苗取出爪56の先端部の軌跡Yを点線で示している。
搬送装置43は、図1〜図3に示すように、苗トレイ4
1を縦方向送り自在に案内支持する搬送枠71と、該搬
送枠71を横方向(左右方向)に往復動可能に支持する
基枠72とを備えている。
【0037】搬送枠71には、苗トレイ41の底部を支
持する支持板73が、前下方傾斜状に取付けられてい
る。この支持板73の左右方向中央には、図3に示すよ
うに、ポット部40間の間隙に係合して苗トレイ41の
左右方向の移動を規制する案内壁部73aが屈曲形成さ
れている。この支持板73は、苗取出装置42の苗取出
爪56によって土付苗Cが取出される位置のポット部4
0にまで延設されており、この支持板73の先端部が、
苗取出爪56を土付苗Cに突き刺したときの苗トレイ4
1の撓みを阻止すべく苗取出位置のポット部40の底部
を支持する支持部材74とされている。
【0038】この支持部材74は、苗取出位置の横一列
のすべてのポット部40の底部を支持するものとするの
が好ましい。また、支持板73に一体的に設ける必要は
なく、支持板73は、苗取出位置のポット部40の手前
まで延設させて、支持部材74を個別に搬送枠71に取
り付けることもできる。また支持部材74は板状部材に
限られず、棒状部材、球状部材等とすることができる。
【0039】また、搬送枠71には、横軸75が軸受け
76を介して回動自在に取付けられており、該横軸75
に左右一対の縦送りホイール77が一体的に設けられて
いる。このホイール77の内面側には、周方向に適宜の
箇所に、苗トレイ41のポット部40間の間隙に係合す
る搬送ピン78が着脱自在に取付けられている。この搬
送ピン78は、縦送りホイール77に設けられた複数の
取付孔(図示せず)に選択的に取付けられており、数種
の苗トレイ41のポット部40間のピッチに合わせて取
付位置が変更可能とされている。
【0040】横軸75の端部には、ワンウェイクラッチ
79(又はラチェット機構)を介して駆動アーム80が
設けられており、駆動アーム80を所定の揺動角度の範
囲内で往復動することによりホイール77が一方向(苗
トレイを下方に送る方向)にのみ回転するようになって
いる。この駆動アーム80の揺動角度は、搬送枠71に
揺動可能に取付固定された規制部材81により規制され
ている。即ち、規制部材81には駆動アーム80の揺動
範囲に対応して周方向に延びる切欠部82が形成され、
該切欠部82内に駆動アーム80の先端部に突設された
ピン83が係入されており、ピン83が切欠部82内を
1回往復動することによりポット部40の1ピッチ分だ
け苗トレイ41を縦方向に搬送し得るようになってい
る。この規制部材81は、横軸75に外嵌されたコイル
スプリング84により復帰方向(図1に矢印ロで示す)
に付勢されている。
【0041】また、ホイール77には、ポット部40の
1ピッチに対応した中心角で第1位置決め凹部85が周
方向に並設されており、該第1位置決め凹部85に係脱
自在に係合するデテント機構86が規制部材81に設け
られて、ホイール77の位置決めがなされている。な
お、規制部材81には2つの固定孔87が形成されてお
り、いずれかの固定孔87を選択してボルト88により
搬送枠71に固定されている。また、切欠部82は、規
制部材81を図1に二点鎖線で示すように揺動した姿勢
でピン83の移動範囲が大きくなるように段状に形成さ
れており、よって2種類の苗トレイ41のポット部40
間ピッチに対応して駆動アーム80の揺動角度の調節を
行い得るようになっている。また、第1位置決め凹部8
5の内周側に、その中心角とは異なる中心角で第2位置
決め凹部89が周方向に並設されており、駆動アーム8
0の揺動角度の調整を行うべく規制部材81を姿勢変更
すると、自動的に、デテント機構86が、それぞれのポ
ット部40間ピッチに応じた中心角で周設された位置決
め凹部(85又は89)に係合することとなる。
【0042】また、搬送枠71には、ホイール83に沿
って苗トレイ41を縦方向に湾曲させるべく、苗トレイ
41の側縁部を案内支持するガイド部材90が設けられ
ている。一方、基枠72は可動フレーム33に取付けら
れており、この基枠72には、トラバース溝91を有す
る横送り軸92が軸回転自在に取付けられている。該軸
92には、苗供給装置42のクランク体45の回転動力
が、巻掛伝動体93、駆動ギヤ94、従動ギヤ95等を
介して伝達されている。なお、駆動ギヤ94及び従動ギ
ヤ95は、基枠72に対して脱着交換自在に取付けられ
たギヤボックス96内に設けられており、ギヤボックス
96を交換することでクランク体45と横送り軸92と
の回転速度比を調節して、ポット部40間ピッチに応じ
て苗トレイ41の横送り量を苗取出装置42の動作に同
期させ得るようになっている。
【0043】横送り軸92には、トラバース溝91に係
合する係合ピン97を有するスライダ98が外嵌されて
おり、該スライダ98は搬送枠71にアーム99を介し
て連結一体化されており、横送り軸92を回転駆動する
とスライダ98を介して搬送枠71を左右方向に往復動
する横送り機構が構成されている。なお、スライダ98
と基枠72との間には軸方向伸縮自在な蛇腹状カバー1
00が設けられて、トラバース溝91内に砂等が入りこ
むことを防止している。
【0044】横送り軸92の左右両端部にはクランクア
ーム101が設けられ、搬送枠71には横軸102回り
回転自在に伝動リンク102が設けられている。この伝
動リンク102は、搬送枠71が最左端又は最右端にま
で移動したときにクランクアーム101に係合する係合
部103を備えているとともに、伝動リンク102と駆
動アーム80とは連結リンク104により連結されてお
り、クランクアーム101によって伝動リンク102が
揺動されたときに駆動アーム80が1回往復動される。
而して、横一列のポット部40からの土付苗Cの取出を
終えた時点で苗トレイ41が縦方向に1ピッチだけ搬送
される縦搬送機構が構成されている。クランクアーム1
01によって揺動された伝動リンク102は、規制部材
81を復帰させるコイルスプリング84によって規制部
材81とともに復帰される。
【0045】なお、上記した移植機11には、走行車体
12の略中央部(前輪25及び駆動輪24の間)に、畝
14に供給するための水又は薬を貯留するためのタンク
110が一体的に設けられ、該タンク110の上に予備
苗乗せ台111が取付けられており、車体バランスを良
くし、かつ重心が高くならないようにして、特に傾斜地
における牽引力の増加を図っている。このタンク110
には、植付装置31の植付運動に連動するコック112
を介して吐出管113が取付けられており、畝14に植
付けられた土付苗C近傍にのみ水又は薬を供給するよう
にして、水又は薬の使用量の効率化を図っている。
【0046】図15〜図20(A)(B)は本発明の他
の実施例を示している。まず、図15は、苗取出爪56
の先端部を湾曲部56Aに形成したものであり、その他
の基本構成は、既述と同様であるので共通部分は共通符
号で示し、詳細は割愛する。すなわち、苗取出爪56は
突入開始位置から退出終了位置までほぼV字状の運動を
行うが、湾曲部56Aにすることによって、ポット部4
0の深さ方向奥部に進入するとき、苗土Cを掬い込むよ
うに進入することとなって苗土Cの抜出しがより確実と
なる。
【0047】更に、ポット部40から取出して移植部3
7に供給する過程において、湾曲部56Aを形成したこ
とにより、供給途中で苗土Cが不測に落下するのを防止
しているのである。図16は、苗取出爪56で突き刺し
ている苗土を、移植部37まで移送してきて、該移植部
37に供給する(落下させる)ための苗押出具114を
備えたものである。
【0048】この図示した実施例ではロッド55にラッ
ク115を形成し、該ロッド55に沿って押出具114
を摺動自在に並設するとともに押出具114の棒状部に
もラック116を形成し、両ラック115、116に咬
合するピニオン117を設けたものであり、ロッド55
を介して苗取出爪56が進入するときは、ピニオン11
7を介して押出具114を退出させ、一方、苗取出爪5
6が退入するときは、ピニオン117を介して押出具1
14を退出させて苗土を移植部37に確実に落下するよ
うにしたものである。
【0049】なお、押出具114は苗取出爪56と相対
運動するものであればよく、図示したラック・ピニオン
に代替して、カム、スプリングを利用した手段にするこ
とは構わない。図17は、押出リンク66のカム69
を、揺動アーム47に形成したカム部を有する長孔48
と、クランクピン46との協働によって一時停止形とし
たものである。
【0050】すなわち、クランクピン46による揺動ア
ーム47の揺動において、苗取出爪56の先端がポット
部40の上方に相対されたとき、爪56を一時停止して
から、その後の揺動アーム47の揺動にて苗取出爪56
を苗土Cに進入させ、これによって苗土Cに対してソフ
トに爪56が突入するようにしたものであり、その他
は、既述の構成作用と同じであることから、詳細は割愛
し共通部分は共通符号で示している。
【0051】図18は、苗取出爪56が互いに平行に配
置されて進退動作する棒状爪156であり、この棒状爪
156が苗土に対して爪長手方向に沿って進入するとき
先細り状となり、退出終了位置から移植部37へ供給位
置(行程X)までは前記先細り状を維持して供給位置で
は苗土Cを開放すべく爪開閉手段118を備えたもので
あり、その他の構成・作用は既述と同じである。
【0052】すなわち、爪ホルダ119には先細り状の
爪押通孔119Aが形成されていて、この孔119Aに
棒状爪156のそれぞれが摺動自在に挿入されており、
ロッド55にピン120Aにて枢支されている連動リン
ク120の両端に、長孔とピンによる係合手段120B
にて棒状爪156を装着したものである。なお、この棒
状爪156の先端部について、図15にて示した湾曲部
を形成することもできる。
【0053】図19は、搬送装置43の他の例を示して
おり、苗トレイに縦横配列したポット部の孔数が変化し
たとき、これを切替えて送り得るようにしたものであ
る。図19において、130は横送り手段で、ネジ棒1
30Aとこれを正逆転するモータで示す駆動部130B
からなっていて、ネジ棒130Aは固定フレーム130
Cに軸架されている。ネジ棒130Aにはネジ筒131
Aが螺嵌されてネジ送り作用で横方向に往復移動され、
可動フレーム131を横送りするようになっており、こ
の可動フレーム131に左右一対のチェーンよりなる縦
送り手段132が装着されている。
【0054】ネジ棒130Aと平行として固定フレーム
130Cに縦送り棒133が架設され、この棒133は
アーム133Aを有し、モータで示す駆動部134によ
ってその軸廻りに回転自在である。縦送り棒133に平
行として縦送り軸135が架設してあり、この縦送り軸
135の中途および一端にはアーム135A、135B
を備え、この一方のアーム135Bと径および歯数が異
なる対の駆動ギア136A、136Bとに連動ロッド1
37が架設され、駆動部134が駆動されると、アーム
133Aと135Aとの係合を介して縦送り軸135が
間欠的に回転され、この回転運動を連動ロッド137を
介して駆動ギア136A、136Bが間欠的に縦送り回
転されるようになっている。
【0055】駆動ギア136A、136Bにはそれぞれ
従動ギア138A、138Bがシフターレバー139の
シフト操作で選択的に咬合しており、従動ギア138
A、138Bをスプライン等で摺動自在に支持している
従動軸140とチェーンよりなる縦送り手段132とが
巻掛伝動体141で連動されている。なお、駆動ギア1
36A、136Bには逆転防止爪142が咬合してお
り、該爪142は筒軸143に備えたアーム143A
と、リンクロッド143B等で間欠動作される。
【0056】従って、縦送り用の駆動部134の作動で
駆動ギア136A、136Bが逆戻りを爪142にて防
止されながら間欠回転されると、シフターレバー139
にて選択されたいずれか一方の従動ギア138A、13
8Bが回転され巻掛伝動体141を介して縦送り手段1
32を駆動し、該手段132の係合ビン132Aによっ
て苗トレイを縦送りするようになっている。
【0057】この1ピッチの縦送りがなされると、横送
りの駆動部130Bの作動でネジ送りによる横送りの1
ピッチ送りがなされる。なお、駆動部130B、134
はモータでなく、エンジンからの動力をギア、チェーン
等にて駆動されるようにしても良い。図20(A)
(B)は、苗縦送り手段の他の実施例であり、駆動スプ
ロケットホイールと従動スプロケットホイールに巻掛け
したエンドレスチェーン(一対であるが一方のみを示し
ている)144におけるチェーンプレート144Aに、
支持棒145を内向きに突出させ、この支持棒145に
長短アーム146、147をそれぞれ回動自在に枢支す
るとともにコイルバネ145Aと位置決めのピン145
Bで抜止めし、かつ、長短アーム146、147にポッ
ト部40の間隙に係合するピン146A、147Aを設
けたものであり、アーム146、147を支持棒145
廻りに回動することでピン146A、147Aをポット
部40の間隔に係脱自在にし、その各位置をバネ145
Aと位置決めのピン145Bで姿勢保持している。
【0058】長短アーム146、147はそれぞれ、ポ
ット部40の4個おき、又は5個おきに配置すること
で、ポット部40のピッチが異なる苗トレイに対しても
長アーム146と短アーム147の係脱切換で縦送りピ
ッチを切替得るようにしているのである。なお、ポット
部40の間隔より離脱した長短アーム146、147の
いずれかはチェーンプレート144Aの上下に位置され
ることになる。
【0059】この場合、長短アーム146、147はそ
れぞれを識別するために、例えば長アーム146は赤
色、短アーム147は黄色のように着色しておくことが
望ましい。本発明の実施例は以上の通りであるが、下記
のように設計変更するのは自由である。
【0060】爪動作機構42と搬送装置43を前後に向
きを変えて配置したり、左右に配置することもできる。
苗移植部37は、これをロータリ形にすることもでき
る。更に、本発明は、乗用移植機にも適用できる等々で
ある。
【0061】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、苗ト
レイに育苗されている土付苗に根張りの強弱、苗土の硬
軟等があってもポット部から確実に取出して移植部に確
実に受渡し供給することができ、野菜移植作業を効率よ
くできて活着性が良好で成育も良い野菜の生産に寄与す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る苗供給装置の側面図
である。
【図2】同装置の搬送手段の横送り機構を示す展開断面
図である。
【図3】同装置の搬送枠を示す
【図4】苗取出装置の側面図である。
【図5】同平面図である。
【図6】同背面図である。
【図7】苗取出爪を土付苗に突き刺したときの爪動作機
構の側面図である。
【図8】土付苗をポット部から抜き出したときの爪動作
機構の側面図である。
【図9】土付苗を植付筒の上方まで移送したときの爪動
作機構の側面図である。
【図10】土付苗を苗取出爪から離脱したときの爪動作
機構の側面図である。
【図11】苗取出爪を苗トレイに接近させる過程の爪動
作機構の側面図である。
【図12】苗取出爪を土付苗に突き刺す直前の爪動作機
構の側面図である。
【図13】移植機の側面図である。
【図14】移植機の平面図である。
【図15】爪動作機構の他の例を示す要部側面図であ
る。
【図16】同じく平面図である。
【図17】同じく側面図である。
【図18】同じく平面図である。
【図19】同じく斜視図である。
【図20】同じく縦送り手段を示し、(A)は平面図、
(B)は側面図である。
【符号の説明】
10 苗取出・供給装置 37 移植部 40 ポット部 41 苗トレイ 42 爪動作機構 53 爪案内手段 56 苗取出爪 C 苗土(土付苗)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−330211(JP,A) 実開 平3−95720(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/00 - 11/02 303 A01C 11/02 370 - 387

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗トレイ(41)におけるポット部(4
    0)の苗土(C)に苗取出爪(56)の先端側を突入
    せその後ポット部(40)から苗取出爪(56)の先端
    側を退出することで苗土(C)をポット部(40)から
    取出し、該取出した苗土(C)を移植部(37)に供給
    する方法であって、 前記ポット部(40)の開口縁近傍の方側を苗土
    (C)に対する前記苗取出爪(56)における先端側
    突入開始位置とし、この位置からポット部(40)深さ
    方向奥部に向かって前記苗取出爪(56)の先端側を爪
    長手方向に沿って進入させ、その後、前記苗取出爪(5
    6)における先端側の退出終了位置をポット部(40)
    の開口縁近傍で前記方側と相対する方側とすること
    で苗取出爪(56)における先端側のポット部(40)
    における軌跡を略V字状の軌跡として苗土(C)をポッ
    ト部(40)から掬い上げるように取り出しすることを
    特徴とする移植機の苗取出・供給方法。
  2. 【請求項2】 苗取出爪(56)は互いに並行な棒状爪
    であり、この棒状爪の先端側ポット部(40)の苗土
    (C)に対して爪長手方向に沿って進入するとき先細り
    状となり退出終了位置から移植部(37)への供給位置
    まで前記先細り状を維持していることを特徴とする請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 苗取出爪(56)の先端側ポット部
    (40)の苗土(C)に対して爪長手方向に沿って進入
    させるとき、苗土(C)を掬い込むようにしていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 苗トレイ(41)におけるポット部(4
    0)の苗土(C)に苗取出爪(56)の先端側を突入
    せその後ポット部(40)から苗取出爪(56)の先端
    退出することで苗土(C)をポット部(40)から取
    出し、該取出した苗土(C)を移植部(37)に供給す
    る装置であって、 前記苗取出爪(56)の先端側を、前記苗トレイ(4
    1)におけるポット部(40)の苗土(C)に対して突
    入し、その後ポット部(40)から苗取出爪(56)の
    先端側を退出することで苗土(C)をポット部(40)
    から取出す爪動作機構(42)を設け、該爪動作機構
    (42)は、前記ポット部(40)の開口縁近傍の
    側を苗土(C)に対する前記苗取出爪(56)における
    先端側の突入開始位置とし、この位置からポット部(4
    0)の深さ方向奥部に向かって前記苗取出爪(56)
    先端側を爪長手方向に沿って進入させるとともに、前記
    苗取出爪(56)における先端側の退出終了位置をポッ
    ト部(40)の開口縁近傍で前記方側と相対する
    側とすることで苗取出爪(56)における先端側のポッ
    ト部(40)における軌跡を略V字状の軌跡として苗土
    (C)をポット部(40)から掬い上げるように取り出
    爪案内手段(53)を備えていることを特徴とする移
    植機の苗取出・供給装置。
  5. 【請求項5】 苗取出爪(56)は互いに並行な棒状爪
    であり、この棒状爪の先端側ポット部(40)の苗土
    (C)に対して爪長手方向に沿って進入するとき先細り
    状となり、退出終了位置から移植部(37)への供給位
    置まで前記先細り状を維持し前記供給位置にて苗土
    (C)を解放する爪開閉手段(118)を備えているこ
    とを特徴とする請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 苗取出爪(56)の先端側ポット部
    (40)の苗土(C)に対して爪長手方向に沿って進入
    させるとき、苗土(C)を掬い込むように爪先端部を湾
    曲部(56A)に形成していることを特徴とする請求項
    4〜5のいずれかに記載の装置。
  7. 【請求項7】 ポット部(40)から苗取出爪(56)
    により取出した苗土(C)を移植部(37)まで移送す
    るとともに、苗取出爪(56)で突き刺している苗土
    (C)を、前記移植部(37)に供給する苗押出具(1
    14)を備えていることを特徴とする請求項4〜6のい
    ずれかに記載の装置。
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