JPH1047113A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JPH1047113A
JPH1047113A JP8202310A JP20231096A JPH1047113A JP H1047113 A JPH1047113 A JP H1047113A JP 8202310 A JP8202310 A JP 8202310A JP 20231096 A JP20231096 A JP 20231096A JP H1047113 A JPH1047113 A JP H1047113A
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nox
air
fuel ratio
engine
catalyst
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Tetsuo Kihara
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機関燃焼室内の成層の度合いに応じて、吸蔵
還元型リーンNOx 触媒に吸蔵されたNOx を好適に放
出還元させる。 【解決手段】 排気系には空燃比がリーンの時にはNO
x を吸蔵し、リッチの時にはその吸蔵したNOx を放出
還元する吸蔵還元型リーンNOx 触媒17と、リーン運
転状態の中で、ヘリカルポートから流入するスワール流
の流速を可変するか、または吸気行程の燃料噴射時期を
可変することにより、燃焼室内の混合気の成層度合いを
変更する混合気成層度合い可変手段27と、成層度合い
に応じて空燃比をリッチにするタイミング又はリッチ時
間を補正する補正手段30と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の排気浄化
装置に関し、特に吸蔵還元型リーンNOx 触媒を備え、
該触媒に吸蔵されたNOx を好適に放出還元させる内燃
機関の排気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】吸蔵還元型リーンNOx 触媒を備え、機
関がリーン空燃比運転状態のときに排出したNOx を該
触媒に吸蔵させ、該触媒のNOx の吸蔵能力(ワーキン
グキャパシティ)を維持するため、短時間、リッチ空燃
比運転状態にして排気ガス中の酸素濃度を薄くして該触
媒が吸蔵したNOx を放出還元させるとともに三元触媒
としても該触媒を作用させる内燃機関の排気浄化装置が
提案されている(WO93/07363参照)。上記排
気浄化装置は、機関から排出されるNOx 量の大小にか
かわらず大気中に放出される有害成分を良好に低減する
ため、機関の回転数および負荷にそれぞれ比例する該触
媒の単位時間当たりのNOx 吸蔵量から該触媒に吸蔵さ
れるNOx 量を推定し、該触媒に吸蔵されたNOx 量
が、該触媒の温度に応じて変化する該触媒のNOx 吸収
容量の許容量を越えたとき、例えば排気ガス温度から検
出される該触媒の温度に比例する単位時間当たりのNO
x 放出量の時間変化に基づき、空燃比をリッチにして放
出されたNOx を還元するのに適量な未燃HC、COの
量を機関から排出させるように制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記排気浄化装置は、
上述したように吸蔵還元型リーンNOx 触媒に吸蔵され
るNOx 量を、機関の運転状態、すなわち回転数や負荷
に基づいて推定しているが、この排気浄化装置を、安定
したリーン空燃比運転可能とするためスワールコントロ
ールバルブ(SCV)を設けた機関に適用した場合、下
記のような問題が生じる。すなわち、機関の運転状態が
同一であっても過渡時に、例えば低負荷加速時にSCV
を閉から開へ、高負荷減速時にSCVを開から閉へ切り
換えらることがあり、SCVの開閉状態によって機関か
らのNOx 排出量が異なるので、該触媒に吸蔵されるN
Ox 量の推定が不正確になる。より詳細に説明すると、
SCV閉のときのNOx 排出量を推定してSCV開のと
きの該触媒のNOx 吸蔵量を算出すると、SCV閉のと
きは強いスワール流により燃焼速度が上がるとともに燃
焼室内の混合気の成層化が進み、燃焼温度が上がりNO
x の発生が増大するものと推定されるので、早期に該触
媒のNOx 吸収容量が許容値を越えたと判断され、早期
にリッチ運転状態とされ、燃費が悪化するという問題が
ある。一方、SCV開のときのNOx 排出量を推定して
SCV閉のときの該触媒のNOx 吸蔵量を算出すると、
SCV開のときは弱いスワール流により燃焼速度が下が
るとともに燃焼室内の混合気の均質化が進み、燃焼温度
が下がりNOx の発生が減少するものと推定されるの
で、該触媒のNOx 吸収容量が許容値を越えても、リッ
チ運転状態とされず、NOx が該触媒に吸蔵されず素通
りとなり、排気浄化性が悪化するという問題がある。
【0004】それゆえ、本発明は上記問題を解決するた
め、例えばスワールコントロールバルブの開閉状態で異
なる機関燃焼室内の成層の度合いに応じて、吸蔵還元型
リーンNOx 触媒に吸蔵されるNOx を好適に放出還元
させる内燃機関の排気浄化装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決する本発
明の内燃機関の排気浄化装置は、排気系には空燃比がリ
ーンの時にはNOx を吸蔵し、リッチの時にはその吸蔵
したNOx を放出還元する吸蔵還元型リーンNOx 触媒
を備えた内燃機関の排気浄化装置において、リーン運転
状態の中で燃焼室内の成層度合いを変更する混合気成層
度合い可変手段と、成層度合いに応じて空燃比をリッチ
にするタイミング又はリッチ時間を補正する補正手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0006】燃焼室内の混合気の成層度合い、すなわち
混合気の状態が均質であるか成層であるかあるいはその
中間であるか、によって異なるNOx の排出量に応じ
て、リッチスパイクの発生タイミング(空燃比をリッチ
にするタイミング)またはリッチスパイクの発生時間
(リッチ時間)を可変するので、吸蔵還元型リーンNO
x触媒に吸蔵されたNOx を好適に放出還元できる。し
たがって、吸蔵還元型リーンNOx 触媒の吸蔵還元作用
を維持しつつ排気浄化性を良好にするとともに、余分な
リッチスパイクを発生させないので、燃費が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実
施例の概略構成図である。本図において、1は機関、2
はピストン、3は燃焼室、4は点火栓、5は吸気弁、6
は吸気ポート、7は排気弁、8は排気ポートをそれぞれ
示す。吸気ポート6は対応する枝管9を介してサージタ
ンク10に連結され、各枝管9は隔壁により2つの通路
に分割され図示しないストレートポートとヘリカルポー
トに接続される。隔壁の下流とストレートポートおよび
ヘリカルポートの上流との間に燃料噴射弁11が配設さ
れ、ストレートポートの上流の枝管9内にはスワールコ
ントロールバルブ(SCV)27が配設される。アクチ
ュエータ28の作動によりSCV27が閉弁されるとス
ワールポートから燃焼室3に吸引される空気の流速が速
くなり、燃焼室内の混合気の成層度が上がり、成層度合
いの高い混合気が生成され、SCV27が開弁されると
スワールポートから燃焼室3に吸引される空気の流速が
遅くなり、燃焼室内の混合気の成層度が下がり、均質な
混合気が生成される。サージタンク10は、吸気ダクト
12を介してエアクリーナ13に連結され、吸気ダクト
12内にはスロットル弁14が配置される。一方、排気
ポート8は排気マニホルド15および排気管16を介し
て吸蔵還元型リーンNOx 触媒17を内蔵したケーシン
グ18に接続される。
【0008】電子制御ユニット(ECU)30は、デジ
タルコンピュータからなり、双方向バス31によって相
互に接続されたROM(リードオンリメモリ)32、R
AM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(中央処
理装置)34、入力ポート35および出力ポート36を
備える。サージタンク10内にはサージタンク内の絶対
圧に比例した出力電圧を発生する吸気圧センサ19が取
り付けられ、この吸気圧センサ19の出力電圧がAD変
換器37を介して入力ポート35に入力される。また、
排気マニホルド15内には排気ガス中の酸素濃度を検出
するO2 センサ20が取り付けられ、このO2 センサ2
0の出力電圧がAD変換器38を介して入力ポート35
に入力される。
【0009】一方、イグナイタ26を介して電力供給を
受け点火栓4を点火するディストリビュータ22は、ク
ランクシャフト21の回転に対し、クランク角に換算し
て720°CA毎に基準位置を検出してパルス信号を発
生するクランク角基準センサ23と、30°CA毎のク
ランク角度を検出してパルス信号を発生するクランク角
センサ24とを備える。これらクランク角基準センサ2
3とクランク角センサ24の出力信号は入力ポート35
に入力される。また、ケーシング18の上流の排気管1
6内には排気ガス温を検出しその温度に比例した出力電
圧を発生する温度センサ25が取り付けられ、この温度
センサ25の出力電圧がAD変換器39を介して入力ポ
ート35に入力される。また、機関1のウォータージャ
ケットには水温センサ29が取り付けられ、この水温セ
ンサ29の出力電圧がAD変換器40を介して入力ポー
ト35に入力される。一方、出力ポート36には、対応
する駆動回路41、42および43を介してそれぞれイ
グナイタ26、アクチュエータ28および燃料噴射弁1
1に接続される。
【0010】次に、機関から排出されるNOx の排出量
について以下に説明する。図2はNOx 排出量と空燃比
との関係を示す図である。本図は機関の回転数および負
荷が略一定の条件下で目標空燃比を変化させたときのN
Ox 排出量の実験結果を示す。本図において、横軸は空
燃比A/Fを、縦軸は単位時間当たりのNOx 排出量
を、それぞれ示す。スワールコントロールバルブSCV
27の開閉状態により、機関から排出されるNOx の単
位時間当たりの排出量は異なり、実験結果からSCV2
7が開のときは実線で示す曲線が得られ、SCV27が
閉のときは破線で示す曲線が得られた。
【0011】ところで、一般的に、空燃比が高くなると
燃焼室内の酸素濃度が減少し、排出ガス中にはほとんど
酸素がなくなり、HC、COが過剰に排出されNOx は
これらHC、COにより還元される。図2から、空燃比
A/F>17におけるSCV閉のときは、SCV開のと
きと比して、強いスワール流が生成され、燃焼速度が上
がるとともに燃焼室内の混合気の成層化が進み、燃焼温
度が上がるので、SCV閉のときの単位時間当たりのN
Ox 排出量は、SCV開のときより多くなることが判
る。一方、空燃比A/F≦17におけるSCV閉のとき
は、NOx の排出量は、SCV開のときより低くなるこ
とが判る。これは、A/F≦17におけるSCV開のと
きは、燃焼室内の混合気が均質状態となるので、燃焼効
率が上がり、燃焼温度が上がるので、SCV開のときの
単位時間当たりのNOx 排出量は、SCV閉のときより
多くなるからである。
【0012】次に、図1に示す内燃機関の排気浄化装置
において実行される本発明によるECU30のエンジン
制御処理について、以下に説明する。また、本発明によ
るリーン運転状態の中で燃焼室内の成層度合いを変更す
る混合気成層度合い可変手段は、以下の実施例で説明す
るように、スワールコントロールバルブ27を流量制御
弁に変えたもの、あるいはECUにより燃料噴射時期を
変更すること、により達成される。一方、本発明による
成層度合いに応じて空燃比をリッチにするタイミング又
はリッチ時間を補正する補正手段は、ECUにより後述
のリッチスパイクRS制御ルーチンを実行することによ
り達成される。
【0013】先ず、燃料噴射制御について説明する。図
3は実施例の燃料噴射時間算出ルーチンのフローチャー
トである。本ルーチンはメインルーチンの中で1msecの
処理周期で実行される。先ず、ステップ301では、機
関の運転状態を検出する。具体的にはクランク角センサ
24から算出された回転数NEや、吸気圧センサ19に
より検出された吸気管内圧力PM、すなわち負荷状態を
読み込む。ステップ302では、ROM32に格納され
たNE、PMの2次元マップ(図示せず)から機関の運
転状態に応じた基本燃料噴射時間TPを算出する。後述
するリッチスパイク制御実行中を示すフラグRSFLG
によりリッチスパイク制御実行中か否かを判別し、リッ
チスパイク制御実行中でないとき(RSFLG=0)は
ステップ304へ進み、リッチスパイク制御実行中のと
き(RSFLG=1)はステップ305へ進み、ステッ
プ305では、リーン空燃比補正係数FLEANを、例
えば1.45にセットする。このFLEAN=1.45
は、空燃比10を示す。ステップ304では、ROM3
2に格納されたNE、PMの2次元マップ(図示せず)
から機関の運転状態に応じたリーン空燃比補正係数FL
EANを算出する。このFLEANは、低中速、軽負荷
のとき例えば0.50(A/F=29)に設定され、高
速、中高負荷のとき例えばため0.67(A/F=2
2)に設定される。ステップ306では、燃料噴射時間
TAUを次式に基づき算出する。 TAU = TP * FLEAN
【0014】ステップ307では、O2 センサ20から
検出される空燃比に応じてROM32に格納されたマッ
プ(図示せず)から点火時期θを算出する。この点火時
期θは空燃比が理論空燃比14.5からリーンとなるに
つれてより進角側となっている。これは空燃比がリーン
となると機関の燃焼が不安定になりトルク変動率が上が
り、このトルク変動率を低く抑えるためには点火時期を
進角側へ移すとよいからである。
【0015】ステップ308では、水温センサ29から
水温THWを読み込む。ステップ309では、機関が冷
間時(暖機中)であるかをTHWが、例えば80°Cに
到達していないか否かにより判別し、THW<80のと
きは冷間時とみなしステップ310へ進み、THW≧8
0のときは暖機完了とみなし本ルーチンを終了する。ス
テップ310では、水温THWに基づき機関の暖機状態
を示す暖機補正係数FWLをROM32に格納されたマ
ップ(図示せず)から算出しステップ306で算出した
燃料噴射時間TAUに暖機補正係数FWLを乗算して新
たなTAUを求め(TAU←TAU*FWL)、増量補
正する。またステップ311では、水温THWに基づき
ステップ307で算出した点火時期θを水温が低い程進
角側に補正する。これは、水温が低いので、燃焼ガスの
温度を上げ早期に暖機するためとドライバビリティを向
上させるためである。
【0016】このように実施例の燃料噴射制御は、ステ
ップ310で算出した燃料噴射時間TAUだけクランク
各基準センサ23およびクランク角センサ24からの出
力信号から算出した各気筒の燃料噴射時期に駆動回路4
3を駆動して燃料噴射弁11を開弁するよう制御する。
また、実施例の点火時期制御は、ステップ311で算出
した点火時期θをクランク角センサ24からの出力信号
から検出し、その検出時に駆動回路41を駆動してイグ
ナイタ26に点火信号を送り、ディストリビュータ22
を介して点火栓4に電流を流し、燃焼室内の混合気に点
火するよう制御する。なお、この点火時期は、クランク
角センサ24からの出力信号が30°CA毎の信号であ
るため、この出力信号間を例えば30内挿して1°CA
毎に設定できるようにしてある。
【0017】次に、本発明のリッチスパイク(RS)制
御について以下に説明する。図4は第1実施例のRS制
御ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、例
えば10msecの処理周期で実行される。先ず、ステップ
400では、リッチスパイクRS制御実行中を示すフラ
グRSFLGによりRS制御実行中か否かを判別し、R
S制御実行中でないとき(RSFLG=0)はステップ
401へ進み、RS制御実行中のとき(RSFLG=
1)はステップ413へ進む。このフラグRSFLG
は、イグニッションキーをオンにする時にリセットされ
る。
【0018】ステップ401では、機関の運転状態、す
なわちクランク角センサ24から回転数NE、吸気圧セ
ンサ19から負荷PM、等をそれぞれ読み込む。ステッ
プ402では、機関の運転状態、ステップ401で読み
込んだNE、PMに基づいて図示しないROM32に格
納されたマップから単位時間当たり機関から排出される
NOx 量Nijを算出する。ステップ403では、スワー
ルコントロールバルブSCV27の開閉状態を示すフラ
グSFLG読み込み、SCV27が開(SFLG=0)
のときはステップ404へ進み、SCV27が閉(SF
LG=1)のときはステップ405へ進む。このSCV
27の開閉は、機関の運転状態に応じて定められてお
り、例えば暖機時には開、加速時には開、減速時には
閉、および回転数NEと負荷PMから求められる低中速
軽中負荷時には閉、高速高負荷時には開、とするよう設
定されている。
【0019】ステップ404では、SCV開のときの目
標リーン空燃比A/Fを、本実施例ではA/F=22に
設定する。ステップ406では、ステップ401で読み
込んだ機関のNE、PMに応じてステップ402で算出
した単位時間当たりのNOx排出量Nijと、ステップ4
04で設定した目標リーン空燃比A/F=22に対応し
て図2に実線で示すROM32に格納されたマップから
算出される単位時間当たりのNOx 排出量Nk と、から
今回処理周期の単位時間当たりのNOx 排出量NVOL
を算出する。
【0020】このNVOLの算出は、次のように行う。
先ず、図2のマップ算出の際に機関の回転数NE、負荷
PMはそれぞれ所定値NEC、PMCに設定されてお
り、機関のNOx 排出量はNE、PMにそれぞれ比例
(K1 、K2 は比例定数)するので、今回処理周期のN
ijはステップ401で読み込んだ機関のNE、PMと、
これらNE、PMからステップ402で算出したNij
から次式で算出される。 Nij=Nij*(K1 *NE/NEC)*(K2 *PM/
PMC)
【0021】しかるに、ステップ402で算出したNij
は、機関の運転条件として、空燃比A/Fが22、SC
Vが開のときの実験データであるので、今回処理周期の
空燃比A/Fが22、SCVが開であり、機関の回転数
と吸気圧がそれぞれNE、PMであれば、図2のマップ
から算出される単位時間当たりのNOx 排出量Nk は、
上式で算出したNijと一致する。したがって、機関の運
転条件として、空燃比A/Fが22、SCVが開、機関
の回転数がNEC、吸気圧がPMCのときの単位時間当
たりのNOx 基準排出量を、Nk0とすると、最終的に今
回処理周期の単位時間当たりのNOx 排出量NVOL
は、次式で与えられる。 NVOL=Nij*Nk /Nk0
【0022】一方、ステップ405では、ステップ40
4と同様に、SCV閉のときの目標スーパーリーン空燃
比A/Fを、A/F=30に設定する。ステップ407
では、ステップ406と同様に、ステップ401で読み
込んだ機関のNE、PMに応じてステップ402で算出
した単位時間当たりのNOx 排出量Nijと、ステップ4
05で設定した目標スーパーリーン空燃比A/F=30
に対応して図2に破線で示すROM32に格納されたマ
ップから算出される単位時間当たりのNOx 排出量Nk
と、から今回処理周期の単位時間当たりのNOx 排出量
NVOLを算出する。
【0023】次いで、ステップ408では、n=n+1
を演算する。ステップ409では、処理周期が10msec
であるので、単位時間当たりのNOx 排出量NVOL
に、吸蔵還元型リーンNOx 触媒(以下、単にNOx 触
媒と記す)17へのNOx 吸蔵開始からの時間n/10
0(sec)を、乗算しNOx 触媒17に吸蔵されるNOx
の積算値ANVOLを次式から求める。 ANVOL=NVOL*(n/100)
【0024】ステップ410では、NOx の積算値AN
VOLがNOx 触媒17のNOx の吸蔵許容値aを越え
たか否かを判断し、その判断結果がYESのときはステ
ップ411へ進み、その判断結果がNOのときは本ルー
チンを終了する。ステップ411では、NOx 触媒17
がNOx の吸蔵許容値aを越えたので、NOx 積算値A
NVOLを0にクリアーする。ステップ412では、リ
ッチスパイクフラグRSFLGを1にセットする。この
RSFLGが1にセットされると、図3のフローチャー
トにおけるステップ303でRS制御実行中と判断さ
れ、次いでステップ305でリーン空燃比補正係数FL
EANが1.45にセットされ、リッチスパイク制御が
実行される。
【0025】ここで、リッチスパイクの最適曲線につい
て以下に説明する。図5はNOx 放出特性を示す図であ
り、図6はリーン空燃比補正係数FLEANの変化を示
す図である。図5は、機関の空燃比をリーンからリッチ
に切り換えた時に、NOx を吸蔵したNOx 触媒17か
ら放出されるNOx 放出量の曲線を示す。実線は温度セ
ンサ25から検出される機関の排気温度が高いとき、破
線は低いときをそれぞれ示す。
【0026】従って、リッチスパイクの最適曲線は、図
6に示すように、排気温に応じて図5に示すNOx 放出
特性に合わせて設定することが最適である。具体的に
は、リーンからリッチに切り換わってから、すなわちN
Ox 触媒17がNOx 放出開始してから、時刻t1 まで
はαで示すように徐々にリーン空燃比補正係数FLEA
Nを増加し、時刻t1 からt2 までは時刻t1 のFLE
ANを維持し、時刻t2からt3 まではβで示すように
徐々にFLEANを減少するよう設定する。矩形なリッ
チスパイクを発生させた場合は、0<t<t1 およびt
2 <t<t3 の間に、機関から排出される未燃HC、C
Oの量がNOx 触媒17から放出されたNOx を還元し
得るより多くなり余剰のHC、COとして大気へ放出さ
れるが、このようにFLEANを設定してリッチスパイ
クを発生させることにより、余剰のHC、COの大気へ
の放出が防止できる。一方、この間に、リッチの度合い
が低い矩形リッチスパイクを発生させた場合は、機関か
ら排出される未燃HC、COの量がNOx 触媒17から
放出されたNOx を還元し得るより少ないので還元され
ないNOx が大気へ放出される。したがって、図6に示
すリッチスパイクを発生させるのが最適であるが、上記
時刻t3 は排気温が変化しても0.2〜0.4秒程度で
あるので、本実施例では、説明の便宜上、排気温に応じ
た矩形スパイクを発生させる例で説明する。
【0027】次に、ステップ413では、リッチスパイ
ク時間カウンタを1だけインクリメントする。すなわ
ち、CRS=CRS+1を算出する。ステップ414で
は、リッチスパイク時間カウンタCRSが温度センサ2
5から検出される機関の排気温に応じて設定される所定
時間bを経過したか否かを判断し、その判断結果がYE
Sのときはステップ415へ進み、その判断結果がNO
のときは本ルーチンを終了する。ステップ415では、
リッチスパイク時間カウンタCRSをリセットし、ステ
ップ416では、リッチスパイクフラグRSFLGを0
にリセットする。次回からの処理周期では、RSFLG
が0なのでステップ400でYESと判別され、ステッ
プ401〜410が実行され、NOx 触媒17がNOx
吸蔵許容値aを越えるまでの間、ステップ410でNO
と判別されるので、ステップ411〜416までの処理
は実行されない。
【0028】このように、第1実施例のリッチスパイク
制御は、NOx 触媒17が吸蔵したNOx を略完全に放
出した後、再びNOx を吸蔵開始してからNOx 吸蔵許
容値aを越えるまでの間、空燃比A/F=22または3
0のリーン運転し、次いでリッチスパイク時間カウンタ
CRSで設定された設定値bに相当する時間(0.2〜
0.4秒)、例えば空燃比A/F=10のリッチ運転し
て、この短い時間にNOx 触媒17に吸蔵されたNOx
を放出還元し、これを繰り返し実行する。
【0029】第1実施例では、SCV開のときは目標リ
ーン空燃比22に、SCV閉のときは目標スーパーリー
ン空燃比30に設定したが、目標空燃比を機関の運転状
態に応じて連続的に、例えば負荷が大きい程低い空燃比
に、すなわちリッチに、設定する第2実施例と第3実施
例について以下に説明する。第2実施例においては、図
1に示すSCV27は、流量制御弁FCVに置き換えら
れ、FCVの開閉位置を機関の負荷状態に応じて、全閉
位置から全開位置まで連続的に可変させて、FCVを通
過する空気の通路断面積を調整して空気流量を制御でき
るようにする。機関の負荷状態に応じて、この流量制御
弁FCVの開閉位置を変え、燃焼室に生成される混合気
の成層度合いを変えることができる。なお、第1および
2実施例の成層状態として、点火栓近傍にリッチな層
が、点火栓から半径方向に遠ざかった所ではリーンな層
が、それぞれ生成される。一方、第3実施例において
は、図1に示すSCV27は、第1実施例と同様な開閉
可能な切換弁であって、SCV27が開の状態で、機関
の負荷状態に応じて、燃料噴射時期を可変することによ
り、燃焼室に生成される混合気の成層度合いを変えるこ
とができる。なお、第3実施例の成層状態として、点火
栓近傍のシリンダ上方にリッチな層が、点火栓からシリ
ンダ下方に遠ざかった所ではリーンな層が、それぞれ生
成される。
【0030】第2実施例と第3実施例を説明する前に、
機関の燃焼室内の成層度合いを変化させたときのNOx
排出量と空燃比との関係を図7を用いて以下に説明す
る。本図は機関の回転数および負荷が略一定の条件下で
目標空燃比を変化させたときのNOx 排出量の実験結果
を示す。本図において、横軸は空燃比A/Fを、縦軸は
単位時間当たりのNOx 排出量を、それぞれ示す。第2
実施例において、流量制御弁FCVの開閉位置を変更さ
せると、機関から排出されるNOx の単位時間当たりの
排出量が変化し、実験結果からFCVが開のときは実線
で示す曲線が得られ、FCVが閉のときは破線で示す曲
線が得られ、FCVを全開から全閉へ徐々に閉じて行く
と、単位時間当たりのNOx 排出量が徐々に増大し、例
えば一点鎖線で示す曲線が得られた。これは、FCVを
全開から全閉へ徐々に閉じて行くと、燃焼室内で生成さ
れる混合気の成層度合いが徐々に高められ、燃焼速度が
上がり、燃焼温度が上がり、その結果、NOx の発生が
増大するからである。
【0031】一方、第3実施例において、燃料噴射時期
を吸気行程の初期から中期、後期へ向けて徐々に遅らせ
ると、機関から排出されるNOx の単位時間当たりの排
出量が変化し、実験結果から燃料噴射時期が吸気行程の
初期のときは実線で示す曲線が得られ、後期のときは破
線で示す曲線が得られ、燃料噴射時期を吸気行程の前期
から後期へ向けて徐々に遅らせて行くと、単位時間当た
りのNOx 排出量が徐々に増大し、例えば一点鎖線で示
す曲線が得られた。これは、燃料噴射時期を吸気行程の
前期から後期へ向けて徐々に遅らせて行くと、燃焼室内
で生成される混合気の成層度合いが徐々に高められ、燃
焼速度が上がり、燃焼温度が上がり、その結果、NOx
の発生が増大するからである。
【0032】次に、第1実施例におけるスワールコント
ロールバルブに流量制御弁FCVを用いた第2実施例の
FCVの開閉位置に基づくリッチスパイク(RS)制御
について図8に示すフローチャートを用いて以下に説明
する。図8において、図4のフローチャートに示す同様
な処理は同一ステップ番号で示し、その説明は省略す
る。ステップ603では、ステップ401で読み込んだ
機関の回転数NE、負荷PMに応じて、流量制御弁FC
Vの開閉位置を決定し、FCVがその開閉位置で開弁す
るようにFCVの駆動回路にその駆動信号を供給する。
ステップ604では、ステップ401で読み込んだN
E、PMに応じて、ROM32に格納した図示しないマ
ップから目標空燃比A/Fを算出する。ステップ605
では、ステップ603で決定したFCVの開閉位置およ
びステップ604で算出した目標空燃比A/Fに応じ
て、図7のマップから算出される単位時間当たりのNO
x 排出量Nk を読み込む。ステップ606では、図4の
フローチャートのステップ406および407において
説明したように、NE、PM、A/Fおよび成層度合い
から今回処理周期の単位時間当たりのNOx 排出量NV
OLを算出する。すなわち、ステップ401で読み込ん
だNE、PMに応じてステップ402で算出した単位時
間当たりのNOx 排出量Nijと、ステップ604で算出
した目標空燃比A/FとFCVの開閉位置に対応して図
7のマップから算出した単位時間当たりのNOx 排出量
k と、から今回処理周期の単位時間当たりのNOx 排
出量NVOLを算出する。以上から、第2実施例によ
り、成層度合いに応じたNOx 排出量の積算値ANVO
LとNOx 触媒17の吸蔵許容値aとを比較し、許容値
aを越える毎にリッチスパイクが発生され、NOx 触媒
17に吸蔵されたNOx が放出還元されることが判る。
【0033】次に、第3実施例の燃料噴射時期に基づく
リッチスパイク(RS)制御について図9に示すフロー
チャートを用いて以下に説明する。図9において、図4
のフローチャートに示す同様な処理は同一ステップ番号
で示し、その説明は省略する。ステップ703では、ス
テップ401で読み込んだ機関の回転数NE、負荷PM
に応じて、ROM32に格納した図示しないマップから
低速、軽負荷から高速、高負荷に向かう程、燃料噴射時
期を吸気行程の前期から後期に向かうように設定する。
燃料噴射時期が吸気行程の前期から後期に向かう程、燃
料噴射後の吸気時間が短くなるので、成層度合いは弱め
られる。ステップ704では、ステップ401で読み込
んだNE、PMに応じて、ROM32に格納した図示し
ないマップから目標空燃比A/Fを算出する。ステップ
705では、ステップ703で設定した燃料噴射時期お
よびステップ704で算出した目標空燃比A/Fに応じ
て、図7のマップから算出される単位時間当たりのNO
x 排出量Nk を読み込む。ステップ706では、図8の
ステップ606と同様に、図4のフローチャートのステ
ップ406および407において説明したように、N
E、PM、A/Fおよび成層度合いから今回処理周期の
単位時間当たりのNOx 排出量NVOLを算出する。以
上から、第3実施例により、成層度合いに応じたNOx
排出量の積算値ANVOLとNOx 触媒17の吸蔵許容
値aとを比較し、許容値を越える毎にリッチスパイクが
発生され、NOx 触媒17に吸蔵されたNOx が放出還
元されることが判る。
【0034】以上、第1〜第3実施例により、NOx 排
出量の積算値ANVOLがNOx の吸蔵許容値aを越え
る毎に、リッチスパイクを発生させるよう制御する例を
説明したが、次に、一定時間にNOx 触媒17に吸蔵さ
れたNOx の吸蔵量を推定し、その一定時間にNOx 触
媒17に吸蔵されたNOx を、全て放出還元させるよう
にリッチスパイクを発生させるリッチ時間を制御する第
4実施例について、以下に説明する。
【0035】図10と図11は第4実施例のRS制御ル
ーチンのフローチャートである。第4実施例は、第1実
施例におけるスワールコントロールバルブに流量制御弁
FCVを用いた第2実施例のFCVの開閉位置に基づく
リッチスパイク(RS)制御において、一定時間NOx
触媒17に吸蔵されたNOx を放出還元させるためのリ
ッチスパイクを発生させるリッチ時間を制御するように
した例である。図10と図11において、図8のフロー
チャートに示す同様な処理は同一ステップ番号で示し、
その説明は省略する。ステップ811では、NOx 触媒
17にNOx が吸蔵されている時間をカウントするリー
ン時間カウンタCLNを1だけインクリメントする。ス
テップ812では、CLNが所定時間cを経過したか否
かを判別し、その判別結果がYESのときはステップ8
13へ進み、NOのときは本ルーチンを終了する。ステ
ップ812で所定時間cが経過する時までに機関が排出
するNOx 量、すなわちNOx 触媒17に吸蔵されるN
Ox の積算値ANVOLは、機関の回転数NE、負荷P
M、空燃比および成層度合いに応じて異なるので、この
所定時間cは、これらの条件において機関から単位時間
当たり最大のNOx量が排出し続けられたときにNOx
触媒17がNOx 吸蔵許容値aを越えるに要する時間を
設定する。
【0036】ステップ813では、ステップ409で算
出されたNOx 触媒17に吸蔵されたNOx 積算値AN
VOLに対応するリッチ時間bを算出する。このリッチ
時間bは、NOx 吸蔵許容値aに相当するNOx 触媒1
7の吸蔵量を排気温に応じて完全放出するのに要する時
間bmax が判っているので、次式から算出する。 b=bmax *(ANVOL/a) 次いで、ステップ814では、リーン時間カウンタCL
Nをリセットし、図11のステップ411へ進む。
【0037】以上から、第4実施例により、一定時間に
NOx 触媒17に吸蔵されたNOxの吸蔵量を推定し、
その一定時間にNOx 触媒17に吸蔵されたNOx を全
て放出還元させるようにリッチスパイクを発生させるリ
ッチ時間が制御されることが判る。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、機関燃焼室内の成層度合いに応じて、吸蔵還元型リ
ーンNOx 触媒に吸蔵されたNOx の積算値を算出し、
該積算値と該触媒のNOx 吸蔵許容値とを比較して、空
燃比をリッチにするタイミングまたはリッチ時間を決定
するので、該触媒に吸蔵されたNOx を好適に放出還元
できる。それゆえ、該触媒に吸蔵されたNOx の積算値
が該触媒のNOx 吸蔵許容値に到達するより早くに空燃
比をリッチにすることがなくなり、余分なリッチスパイ
クを発生させなくなり、燃費損失を低減できる。一方、
該触媒に吸蔵されたNOx の積算値が該触媒のNOx 吸
蔵許容値に到達するより遅くに空燃比をリッチにするこ
とがなくなり、該触媒の吸蔵還元作用が失われNOx を
大気へ放出することを防止でき、排気浄化性を良好にで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成図である。
【図2】NOx 排出量と空燃比の関係を示す図である。
【図3】実施例の燃料噴射時間算出ルーチンのフローチ
ャートである。
【図4】第1実施例のRS制御ルーチンのフローチャー
トである。
【図5】NOx 放出特性を示す図である。
【図6】リーン空燃比補正係数FLEANの変化を示す
図である。
【図7】燃焼室内の混合気の成層度合いを変化させたと
きのNOx 排出量と空燃比の関係を示す図である。
【図8】第2実施例のRS制御ルーチンのフローチャー
トである。
【図9】第3実施例のRS制御ルーチンのフローチャー
トである。
【図10】第4実施例のRS制御ルーチンの前半フロー
チャートである。
【図11】第4実施例のRS制御ルーチンの後半フロー
チャートである。
【符号の説明】
1…機関 2…ピストン 3…燃焼室 4…点火栓 5…吸気弁 6…吸気ポート 7…排気弁 8…排気ポート 9…枝管 10…サージタンク 11…燃料噴射弁 12…吸気ダクト 13…エアクリーナ 14…スロットル弁 15…排気マニホルド 16…排気管 17…吸蔵還元型リーンNOx 触媒 18…ケーシング 19…吸気圧センサ 20…O2 センサ 21…クランクシャフト 22…ディストリビュータ 23…クランク角基準センサ 24…クランク角センサ 25…温度センサ 26…イグナイタ 27…スワールコントロールバルブ(SCV) 28…アクチュエータ 30…電子制御ユニット(ECU)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 41/02 330 F02D 41/02 330F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気系に空燃比がリーンの時にはNOx
    を吸蔵しリッチの時にはその吸蔵したNOx を放出還元
    する吸蔵還元型リーンNOx 触媒を備えた内燃機関の排
    気浄化装置において、 リーン運転状態の中で燃焼室内の成層度合いを変更する
    混合気成層度合い可変手段と、 成層度合いに応じて空燃比をリッチにするタイミング又
    はリッチ時間を補正する補正手段と、を備えたことを特
    徴とする内燃機関の排気浄化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014062466A (ja) * 2012-09-19 2014-04-10 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の燃焼制御装置及び均質希薄混合気の燃焼方法
WO2016157700A1 (ja) * 2015-03-27 2016-10-06 株式会社デンソー 制御装置

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