JPH1047031A - 内燃機関のオイルストレーナ - Google Patents
内燃機関のオイルストレーナInfo
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- JPH1047031A JPH1047031A JP21598596A JP21598596A JPH1047031A JP H1047031 A JPH1047031 A JP H1047031A JP 21598596 A JP21598596 A JP 21598596A JP 21598596 A JP21598596 A JP 21598596A JP H1047031 A JPH1047031 A JP H1047031A
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- Japan
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- oil
- mounting
- case
- internal combustion
- combustion engine
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オイルポンプ等の取付け部材への取付け面の
面積を小さくして、オイルストレーナの低廉化を図るこ
とができると共に、取付け面のシール性を確保すること
が容易な内燃機関のオイルストレーナを得る。 【解決手段】 先端部４ａがオイルパン２内のエンジン
オイル５に浸漬されるパイプ４の基端部４ｂを、略漏斗
状のケース７を介してオイルポンプ（取付け部材）７に
形成したオイル通路６に連結すると共に、ケース７の内
部にろ過部材８を設ける。ケース７のオイルポンプ３側
端部に、取付け突起１４及びこの取付け突起１４を軸方
向に貫通するオイル孔１５が形成された蓋部材９を設け
る。蓋部材９に形成された取付け突起１４をオイルポン
プのオイル通路６に取付け固定することにより、蓋部材
９を介してケース７をオイルポンプ３に取付けた。
面積を小さくして、オイルストレーナの低廉化を図るこ
とができると共に、取付け面のシール性を確保すること
が容易な内燃機関のオイルストレーナを得る。 【解決手段】 先端部４ａがオイルパン２内のエンジン
オイル５に浸漬されるパイプ４の基端部４ｂを、略漏斗
状のケース７を介してオイルポンプ（取付け部材）７に
形成したオイル通路６に連結すると共に、ケース７の内
部にろ過部材８を設ける。ケース７のオイルポンプ３側
端部に、取付け突起１４及びこの取付け突起１４を軸方
向に貫通するオイル孔１５が形成された蓋部材９を設け
る。蓋部材９に形成された取付け突起１４をオイルポン
プのオイル通路６に取付け固定することにより、蓋部材
９を介してケース７をオイルポンプ３に取付けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルパン内から
内燃機関の潤滑部位に導かれるエンジンオイルをろ過す
る内燃機関のオイルストレーナに関する。
内燃機関の潤滑部位に導かれるエンジンオイルをろ過す
る内燃機関のオイルストレーナに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の内燃機関のオイルストレーナとし
て、例えば、実公昭６２−３３９３２号公報には、先端
部がオイルパン内のエンジンオイルに浸漬されるパイプ
の基端部を、略漏斗状のケースを介してシリンダブロッ
クに形成した油孔に連結すると共に、前記ケースの内部
に、ろ過部材としての金網を設けた構成のオイルストレ
ーナが開示してある。
て、例えば、実公昭６２−３３９３２号公報には、先端
部がオイルパン内のエンジンオイルに浸漬されるパイプ
の基端部を、略漏斗状のケースを介してシリンダブロッ
クに形成した油孔に連結すると共に、前記ケースの内部
に、ろ過部材としての金網を設けた構成のオイルストレ
ーナが開示してある。
【０００３】前記オイルストレーナは、略漏斗状に拡径
したケースの大径側端部に、放射方向に延びるフランジ
を設け、このフランジに、ボルト挿通孔を貫通形成する
と共に、前記ボルト挿通孔に挿通される取付けボルトに
よって、ガスケットを介してシリンダブロックに取付け
てある。
したケースの大径側端部に、放射方向に延びるフランジ
を設け、このフランジに、ボルト挿通孔を貫通形成する
と共に、前記ボルト挿通孔に挿通される取付けボルトに
よって、ガスケットを介してシリンダブロックに取付け
てある。
【０００４】斯く構成された従来の内燃機関のオイルス
トレーナは、拡径されたケースの内部に金網を設けたこ
とにより、パイプの先端部に金網を設ける場合に比較し
て、パイプ先端部の質量が大きくならず、パイプをシリ
ンダブロックに取付ける部分の強度を強いものとするこ
とができる。
トレーナは、拡径されたケースの内部に金網を設けたこ
とにより、パイプの先端部に金網を設ける場合に比較し
て、パイプ先端部の質量が大きくならず、パイプをシリ
ンダブロックに取付ける部分の強度を強いものとするこ
とができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
例にあっては、略漏斗状に拡径したケースの大径側端部
に設けた放射方向に延びるフランジにボルト挿通孔を設
け、このボルト挿通孔に挿通される取付けボルトによっ
て、オイルストレーナのケースを、ガスケットを介して
シリンダブロックに取付けてある。したがって、前記オ
イルストレーナの取付け面としてのフランジの外形寸法
が大きくなるから、このフランジを取付けるシリンダブ
ロックの取付け面の面積も大きくなることになる。
例にあっては、略漏斗状に拡径したケースの大径側端部
に設けた放射方向に延びるフランジにボルト挿通孔を設
け、このボルト挿通孔に挿通される取付けボルトによっ
て、オイルストレーナのケースを、ガスケットを介して
シリンダブロックに取付けてある。したがって、前記オ
イルストレーナの取付け面としてのフランジの外形寸法
が大きくなるから、このフランジを取付けるシリンダブ
ロックの取付け面の面積も大きくなることになる。
【０００６】前記オイルストレーナの取付け面及びシリ
ンダブロック側の取付け面は、シール性を確保するため
に高精度に加工されるべきところ、前記従来例の取付け
面はその面積が大きく、そのため、加工工数が嵩む虞が
ある。加えて、前記シリンダブロックの取付け面とフラ
ンジとの間に挟むガスケットが大型化する結果、材料費
が嵩む虞がある。また、前記オイルストレーナの取付け
面及びシリンダブロック側の取付け面の面積が大きいた
め、この取付け面のシール性を確保するのが困難となる
虞がある。
ンダブロック側の取付け面は、シール性を確保するため
に高精度に加工されるべきところ、前記従来例の取付け
面はその面積が大きく、そのため、加工工数が嵩む虞が
ある。加えて、前記シリンダブロックの取付け面とフラ
ンジとの間に挟むガスケットが大型化する結果、材料費
が嵩む虞がある。また、前記オイルストレーナの取付け
面及びシリンダブロック側の取付け面の面積が大きいた
め、この取付け面のシール性を確保するのが困難となる
虞がある。
【０００７】また、取付けボルトを用いるため、部品点
数が増え、その分のコストが増加するほか、部品管理が
面倒となる虞がある。
数が増え、その分のコストが増加するほか、部品管理が
面倒となる虞がある。
【０００８】本発明は上記従来の実情に鑑みて案出され
たもので、シリンダブロック等の取付け部材への取付け
面の面積を小さくして、オイルストレーナの低廉化を図
ることができると共に、取付け面のシール性を確保する
ことが容易な内燃機関のオイルストレーナを提供するこ
とを目的とする。
たもので、シリンダブロック等の取付け部材への取付け
面の面積を小さくして、オイルストレーナの低廉化を図
ることができると共に、取付け面のシール性を確保する
ことが容易な内燃機関のオイルストレーナを提供するこ
とを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項１記載の
発明は、先端部がオイルパン内のエンジンオイルに浸漬
されるパイプの基端部を、略漏斗状のケースを介して取
付け部材に形成したオイル通路に連結すると共に、前記
ケースの内部にろ過部材を設けてなる内燃機関のオイル
ストレーナにおいて、前記ケースの取付け部材側端部
に、取付け突起及び該取付け突起を軸方向に貫通するオ
イル孔が形成された蓋部材を設け、該蓋部材に形成され
た取付け突起を前記取付け部材のオイル通路に取付け固
定することにより、該蓋部材を介して前記ケースを取付
け部材に取付けた構成にしてある。
発明は、先端部がオイルパン内のエンジンオイルに浸漬
されるパイプの基端部を、略漏斗状のケースを介して取
付け部材に形成したオイル通路に連結すると共に、前記
ケースの内部にろ過部材を設けてなる内燃機関のオイル
ストレーナにおいて、前記ケースの取付け部材側端部
に、取付け突起及び該取付け突起を軸方向に貫通するオ
イル孔が形成された蓋部材を設け、該蓋部材に形成され
た取付け突起を前記取付け部材のオイル通路に取付け固
定することにより、該蓋部材を介して前記ケースを取付
け部材に取付けた構成にしてある。
【００１０】また、請求項２記載の発明は、請求項１記
載の発明の構成のうち、前記蓋部材に形成した取付け突
起を、前記取付け部材のオイル通路に圧入固定した構成
にしてある。
載の発明の構成のうち、前記蓋部材に形成した取付け突
起を、前記取付け部材のオイル通路に圧入固定した構成
にしてある。
【００１１】また、請求項３記載の発明は、請求項１記
載の発明の構成のうち、前記蓋部材に形成した取付け突
起を、前記取付け部材のオイル通路に螺合固定した構成
にしてある。
載の発明の構成のうち、前記蓋部材に形成した取付け突
起を、前記取付け部材のオイル通路に螺合固定した構成
にしてある。
【００１２】ここで、前記取付け部材は、内燃機関のシ
リンダブロックやオイルポンプであり、この取付け部材
にはオイルストレーナでろ過したエンジンオイルを導く
オイル通路が形成してある。
リンダブロックやオイルポンプであり、この取付け部材
にはオイルストレーナでろ過したエンジンオイルを導く
オイル通路が形成してある。
【００１３】前記オイルパン内のエンジンオイルは、パ
イプを通じてケース内に導かれ、ろ過部材によってろ過
された後、蓋部材のオイル孔から取付け部材に形成した
オイル通路に導かれる。その後、前記エンジンオイルは
内燃機関の潤滑各部や油圧作動部品等に供給される。
イプを通じてケース内に導かれ、ろ過部材によってろ過
された後、蓋部材のオイル孔から取付け部材に形成した
オイル通路に導かれる。その後、前記エンジンオイルは
内燃機関の潤滑各部や油圧作動部品等に供給される。
【００１４】本発明の内燃機関のオイルストレーナは、
前記蓋部材に設けた取付け突起が取付け部材に形成した
オイル通路に取付け固定されることにより、蓋部材を介
してケースが取付け部材に取付けられる。前記蓋部材に
設けた取付け突起のオイル通路への取付け固定は、圧入
或いは螺合等が採用可能である。
前記蓋部材に設けた取付け突起が取付け部材に形成した
オイル通路に取付け固定されることにより、蓋部材を介
してケースが取付け部材に取付けられる。前記蓋部材に
設けた取付け突起のオイル通路への取付け固定は、圧入
或いは螺合等が採用可能である。
【００１５】したがって、オイルストレーナと取付け部
材との間の液密封止は、取付け突起をオイル通路に取付
け固定する部分での密封封止によって達成される。前記
取付け突起はケースの大きさに依存することなく、所定
の大きさの小さな面積をもって形成することができるか
ら、シリンダブロック等の取付け部材の取付け面、即ち
オイル通路の内周面の面積も小さくなり、これら取付け
面の加工工数が低減でき、オイルストレーナの低廉化を
図ることができると共に、取付け面のシール性を確保す
ることが容易となる。
材との間の液密封止は、取付け突起をオイル通路に取付
け固定する部分での密封封止によって達成される。前記
取付け突起はケースの大きさに依存することなく、所定
の大きさの小さな面積をもって形成することができるか
ら、シリンダブロック等の取付け部材の取付け面、即ち
オイル通路の内周面の面積も小さくなり、これら取付け
面の加工工数が低減でき、オイルストレーナの低廉化を
図ることができると共に、取付け面のシール性を確保す
ることが容易となる。
【００１６】また、前記蓋部材に設けた取付け突起を、
取付け部材に形成したオイル通路に取付け固定すること
により、オイルストレーナの取付け部材への取付けが完
了するから、取付けボルトを廃止して、容易に取付ける
ことが可能となる。
取付け部材に形成したオイル通路に取付け固定すること
により、オイルストレーナの取付け部材への取付けが完
了するから、取付けボルトを廃止して、容易に取付ける
ことが可能となる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。
に基づいて詳述する。
【００１８】図１は本発明の実施の形態を示す内燃機関
のオイルストレーナの要部を断面して示す図面、図２は
図１のＡ矢印方向から見た矢視図である。
のオイルストレーナの要部を断面して示す図面、図２は
図１のＡ矢印方向から見た矢視図である。
【００１９】図において１はオイルストレーナ、２はオ
イルパン、３は前記オイルストレーナ１が取付けられる
取付け部材としてのオイルポンプである。
イルパン、３は前記オイルストレーナ１が取付けられる
取付け部材としてのオイルポンプである。
【００２０】前記オイルストレーナ１は、先端部４ａが
オイルパン２内のエンジンオイル５に浸漬されるパイプ
４と、このパイプ４の基端部４ｂをオイルポンプ３に形
成したオイル通路６に連結する略漏斗状のケース７と、
このケース７の内部に設けられた金網等のろ過部材８
と、前記ケース７のオイルポンプ３側端部に設けられた
蓋部材９を備えている。
オイルパン２内のエンジンオイル５に浸漬されるパイプ
４と、このパイプ４の基端部４ｂをオイルポンプ３に形
成したオイル通路６に連結する略漏斗状のケース７と、
このケース７の内部に設けられた金網等のろ過部材８
と、前記ケース７のオイルポンプ３側端部に設けられた
蓋部材９を備えている。
【００２１】前記オイルポンプ３に形成されたオイル通
路６はオイルポンプ３の吸入通路を構成している。ま
た、このオイル通路６の開口端は拡径されて大径部６ａ
が形成してある。
路６はオイルポンプ３の吸入通路を構成している。ま
た、このオイル通路６の開口端は拡径されて大径部６ａ
が形成してある。
【００２２】前記パイプ４は略Ｓ字状に屈曲形成されて
おり、先端部４ａが鉛直方向下向きに形成されてオイル
パン２内のエンジンオイル５に浸漬され、基端部４ｂが
先端部４ａと逆方向の上向きに形成されてケース７の下
端側を貫通して、このケース７内に突出している。詳し
くは、前記パイプ４の基端部４ｂは、ケース７の下端側
に形成した貫通孔１０に挿通され、この貫通孔１０の周
縁においてロー付けされることによってケース７に固定
してある。
おり、先端部４ａが鉛直方向下向きに形成されてオイル
パン２内のエンジンオイル５に浸漬され、基端部４ｂが
先端部４ａと逆方向の上向きに形成されてケース７の下
端側を貫通して、このケース７内に突出している。詳し
くは、前記パイプ４の基端部４ｂは、ケース７の下端側
に形成した貫通孔１０に挿通され、この貫通孔１０の周
縁においてロー付けされることによってケース７に固定
してある。
【００２３】前記ケース７は全体として略漏斗状を呈し
ており、このケース７は、円筒部７ａと、この円筒部７
ａの開口端に形成した外向きの環状のフランジ７ｂとを
備えている（図２参照）。
ており、このケース７は、円筒部７ａと、この円筒部７
ａの開口端に形成した外向きの環状のフランジ７ｂとを
備えている（図２参照）。
【００２４】前記ケース７の内部には、このケース７の
内部にパイプ４の基端部４ｂが突出していることによっ
て、このパイプ４の基端部４ｂの外周とケース７の内周
との間にオイル溜まり１３が形成してある。
内部にパイプ４の基端部４ｂが突出していることによっ
て、このパイプ４の基端部４ｂの外周とケース７の内周
との間にオイル溜まり１３が形成してある。
【００２５】前記ろ過部材８はドーム状に形成されてお
り、前記パイプ４の基端部４ｂの開口を覆った状態で、
脚部８ａをケース７の底面にロー付けすることによって
固定してある。
り、前記パイプ４の基端部４ｂの開口を覆った状態で、
脚部８ａをケース７の底面にロー付けすることによって
固定してある。
【００２６】前記蓋部材９は前記ケース７のオイルポン
プ３側端部、即ちケース７の円筒部７ａの開口端に、こ
の開口端を覆って設けられており、具体的には、前記円
筒部７ａの開口端に形成したフランジ７ｂにロー付けに
よって固定してある。
プ３側端部、即ちケース７の円筒部７ａの開口端に、こ
の開口端を覆って設けられており、具体的には、前記円
筒部７ａの開口端に形成したフランジ７ｂにロー付けに
よって固定してある。
【００２７】前記蓋部材９には、前記オイルポンプ３の
オイル通路６に取付け固定する取付け突起１４が形成し
てある。この取付け突起１４は、胴部の直径が前記オイ
ルポンプ３のオイル通路６に、詳しくはオイル通路６の
大径部６ａに所定の締め代をもって圧入可能な寸法に形
成してあり、その周面は前記フランジ７ｂの直径によっ
て得られる面積に比較して小さい面積をもって形成して
ある。また、前記蓋部材９には、前記取付け突起１４を
軸方向に貫通するオイル孔１５が形成してある。即ち、
前記取付け突起１４は、オイル孔１５の開口周縁にバー
リング加工を施すことにより形成されている。
オイル通路６に取付け固定する取付け突起１４が形成し
てある。この取付け突起１４は、胴部の直径が前記オイ
ルポンプ３のオイル通路６に、詳しくはオイル通路６の
大径部６ａに所定の締め代をもって圧入可能な寸法に形
成してあり、その周面は前記フランジ７ｂの直径によっ
て得られる面積に比較して小さい面積をもって形成して
ある。また、前記蓋部材９には、前記取付け突起１４を
軸方向に貫通するオイル孔１５が形成してある。即ち、
前記取付け突起１４は、オイル孔１５の開口周縁にバー
リング加工を施すことにより形成されている。
【００２８】かかる構成のオイルストレーナ１は、前記
蓋部材９に形成した取付け突起１４をオイルポンプ３の
オイル通路６に、詳しくはオイル通路６の大径部６ａに
圧入することによって、オイルポンプ３に取付け固定さ
れる。この場合の取付け突起１４の圧入作業は、ケース
７のフランジ７ｂを押圧することにより達成可能であ
る。
蓋部材９に形成した取付け突起１４をオイルポンプ３の
オイル通路６に、詳しくはオイル通路６の大径部６ａに
圧入することによって、オイルポンプ３に取付け固定さ
れる。この場合の取付け突起１４の圧入作業は、ケース
７のフランジ７ｂを押圧することにより達成可能であ
る。
【００２９】前記オイルパン２内のエンジンオイル５
は、パイプ４を通じてケース７内に導かれ、ろ過部材８
によってろ過された後、蓋部材９のオイル孔１５からオ
イルポンプ３に形成したオイル通路６に導かれる。その
後、前記エンジンオイル５はオイルポンプ３から内燃機
関の潤滑各部や油圧作動部品等に供給される。
は、パイプ４を通じてケース７内に導かれ、ろ過部材８
によってろ過された後、蓋部材９のオイル孔１５からオ
イルポンプ３に形成したオイル通路６に導かれる。その
後、前記エンジンオイル５はオイルポンプ３から内燃機
関の潤滑各部や油圧作動部品等に供給される。
【００３０】ここに、前記蓋部材９の取付け突起１４は
ケース７の大きさに依存することなく、所定の大きさの
小さな面積をもって形成することができるから、オイル
ポンプ３側の取付け面、即ちオイル通路６の内周面の面
積も小さくなり、これら取付け面の加工工数が低減でき
る。これによって、低廉なオイルストレーナ１が得られ
る。
ケース７の大きさに依存することなく、所定の大きさの
小さな面積をもって形成することができるから、オイル
ポンプ３側の取付け面、即ちオイル通路６の内周面の面
積も小さくなり、これら取付け面の加工工数が低減でき
る。これによって、低廉なオイルストレーナ１が得られ
る。
【００３１】また、前記蓋部材９の取付け突起１４及び
オイルポンプ３側の取付け面の面積が小さいから、これ
ら取付け面間のシール性能を確保することが容易とな
る。
オイルポンプ３側の取付け面の面積が小さいから、これ
ら取付け面間のシール性能を確保することが容易とな
る。
【００３２】また、前記ケース７内部に油溜まり１３を
形成したことにより、内燃機関の再始動時にオイルスト
レーナ１内に滞留したオイルが速やかにオイル通路６に
供給される。その結果、内燃機関の再始動時に、内燃機
関の潤滑各部や油圧作動部品へオイルを速やかに供給す
ることができる。
形成したことにより、内燃機関の再始動時にオイルスト
レーナ１内に滞留したオイルが速やかにオイル通路６に
供給される。その結果、内燃機関の再始動時に、内燃機
関の潤滑各部や油圧作動部品へオイルを速やかに供給す
ることができる。
【００３３】図３及び図４は本発明の別の実施の形態を
示す図面である。この実施の形態は、前記オイルポンプ
３に形成したオイル通路６の大径部６ａに雌ねじを形成
する一方、前記蓋部材９に形成した取付け突起１４の外
周に雄ねじを形成して、蓋部材９に形成した取付け突起
１４をオイル通路６に螺合固定してある。前記取付け突
起１４の螺合固定を容易ならしめるために、蓋部材の外
周形状は、図４に示すように六角形状に形成してある。
また、前記オイル通路６近傍のオイルポンプ３と蓋部材
９との間に、ガスケット１８を挟み込んである。尚、そ
の他の構成は前記実施の形態と略同一であるから、前記
実施の形態と同一構成部分には同一符号を付し、その重
複する説明を省略する。
示す図面である。この実施の形態は、前記オイルポンプ
３に形成したオイル通路６の大径部６ａに雌ねじを形成
する一方、前記蓋部材９に形成した取付け突起１４の外
周に雄ねじを形成して、蓋部材９に形成した取付け突起
１４をオイル通路６に螺合固定してある。前記取付け突
起１４の螺合固定を容易ならしめるために、蓋部材の外
周形状は、図４に示すように六角形状に形成してある。
また、前記オイル通路６近傍のオイルポンプ３と蓋部材
９との間に、ガスケット１８を挟み込んである。尚、そ
の他の構成は前記実施の形態と略同一であるから、前記
実施の形態と同一構成部分には同一符号を付し、その重
複する説明を省略する。
【００３４】斯く構成することにより、前記実施の形態
で述べたと同様の作用効果が得られる。
で述べたと同様の作用効果が得られる。
【００３５】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、パイプ４の先端部４ａに比較的質量の小さいろ
過部材を設けることは任意に可能である。
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、パイプ４の先端部４ａに比較的質量の小さいろ
過部材を設けることは任意に可能である。
【００３６】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、オイルポンプ等の取付け部材への取付け面の面
積を小さくして、オイルストレーナの低廉化を図ること
ができると共に、取付け面のシール性を確保することが
容易内燃機関のオイルストレーナが得られる。
よれば、オイルポンプ等の取付け部材への取付け面の面
積を小さくして、オイルストレーナの低廉化を図ること
ができると共に、取付け面のシール性を確保することが
容易内燃機関のオイルストレーナが得られる。
【図１】本発明の実施の形態を示す、内燃機関のオイル
ストレーナの要部を断面して示す図面である。
ストレーナの要部を断面して示す図面である。
【図２】図１のＡ矢印方向から見た矢視図である。
【図３】本発明の実施の形態を示す、内燃機関のオイル
ストレーナの要部を断面して示す図面である。
ストレーナの要部を断面して示す図面である。
【図４】図３のＡ矢印方向から見た矢視図である。
１ オイルストレーナ ２ オイルパン ３ オイルポンプ（取付け部材） ４ パイプ ４ａ 先端部 ４ｂ 基端部 ５ エンジンオイル ６ オイル通路 ７ ケース ８ ろ過部材 ９ 蓋部材 １４ 取付け突起 １５ オイル孔
Claims (3)
- 【請求項１】 先端部がオイルパン内のエンジンオイル
に浸漬されるパイプの基端部を、略漏斗状のケースを介
して取付け部材に形成したオイル通路に連結すると共
に、前記ケースの内部にろ過部材を設けてなる内燃機関
のオイルストレーナにおいて、前記ケースの取付け部材
側端部に、取付け突起及び該取付け突起を軸方向に貫通
するオイル孔が形成された蓋部材を設け、該蓋部材に形
成された取付け突起を前記取付け部材のオイル通路に取
付け固定することにより、該蓋部材を介して前記ケース
を取付け部材に取付けたことを特徴とする、内燃機関の
オイルストレーナ。 - 【請求項２】 前記蓋部材に形成した取付け突起は、前
記取付け部材のオイル通路に圧入固定されてなることを
特徴とする、請求項１記載の内燃機関のオイルストレー
ナ。 - 【請求項３】 前記蓋部材に形成した取付け突起は、前
記取付け部材のオイル通路に螺合固定されてなることを
特徴とする、請求項１記載の内燃機関のオイルストレー
ナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21598596A JPH1047031A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 内燃機関のオイルストレーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21598596A JPH1047031A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 内燃機関のオイルストレーナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1047031A true JPH1047031A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16681509
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21598596A Pending JPH1047031A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 内燃機関のオイルストレーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1047031A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015098817A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | 川崎重工業株式会社 | オイルストレーナおよび車両のオイル貯留装置 |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP21598596A patent/JPH1047031A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015098817A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | 川崎重工業株式会社 | オイルストレーナおよび車両のオイル貯留装置 |
| US9784149B2 (en) | 2013-11-19 | 2017-10-10 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Oil strainer and oil storage device for vehicle |
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