JPH1046953A - スリップ機能付きチルト機構 - Google Patents

スリップ機能付きチルト機構

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JPH1046953A
JPH1046953A JP21780496A JP21780496A JPH1046953A JP H1046953 A JPH1046953 A JP H1046953A JP 21780496 A JP21780496 A JP 21780496A JP 21780496 A JP21780496 A JP 21780496A JP H1046953 A JPH1046953 A JP H1046953A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スラットやルーバ等の幕体を任意角度に可変調
節することのできるスリップ機能付きチルト機構を提供
する。 【解決手段】ブラインドを構成する各スラットが最大遮
光角度に回動規制されたとき、チルト機構を構成する駆
動軸の各係止孔と、上部連結部材に形成した各係止突起
との当接部分に生じる反力により、各係止片が弾性に抗
して外側に可撓され、各係止孔と各係止突起との係止が
解除されるので、相互の係止部分がスリップして、操作
棒のみが空回りされるので、操作棒の回動力が遮断さ
れ、最大角度以上に各スラットが回動されるのを確実に
防止できる。必要以上に大きな力で操作棒が回動されて
も、チルト機構が駆動されず、各スラット及び各コード
に負荷が付与されるのを確実に防止でき、各スラットが
変形又は損傷したり、各コードが切断又は破断されるの
を確実に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、ブライ
ンドを構成するスラットやルーバー等の幕体を任意角度
に可変調節することのできるチルト機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような装置としては、例
えば、図1に示すように、レール2端部に垂下した複数
本の各昇降コード3…の引下げ操作により、ブラインド
4を構成する各スラット4a…を上下方向に開閉して、
各昇降コード3…の引下げ位置をロック機構5により固
定する。且つ、同側端部に垂下した操作棒6の回動操作
によりチルト機構7を駆動し、チルト機構7の駆動力に
より回転軸8を正逆回転して、回転軸8上に固定した各
ドラム9…の外周面に各ラダーコード10…の両側上端
部を巻付け、各ラダーコード10…間に架設されたブラ
インド4の各スラット4a…を任意の遮光角度に可変調
節する装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した装置
は、ブラインド4の各スラット4a…を最大遮光角度に
回動したとき、図9に示すように、上下段に架設した各
スラット4a…が互いに圧接されたり、各スラット4a
…と各ラダーコード10…とが互いに擦れ合わされるた
め、各スラット4a…が最大遮光角度に回動されたこと
を、操作棒6に付与される抵抗により把握することがで
きるが、利用者によって操作棒6の回動力が異なるた
め、必要以上の大きな力で操作棒6が強引に回動される
と、各スラット4a…が変形又は損傷したり、各ラダー
コード10…が捩じれたりするだけでなく、各スラット
4a…は肉厚が薄いため、何回も擦れ合わされると、各
ラダーコード10…が切断又は破断されることがあり、
ブラインド4の開閉機能及び遮光機能が損なわれてしま
うという問題点を有している。
【0004】この発明は上記問題に鑑み、ブラインドを
構成する各幕体の角度が規制されたときスリップ手段が
作動して、チルト機構に連結された操作部材のみを空回
りさせるので、必要以上の大きな力で回動操作されて
も、チルト機構が駆動せず、装置の開閉機能及び遮光機
能が損なわれるのを防止できるスリップ機能付きチルト
機構の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記チルト機構を駆動する駆動部材の下端部と、上記操
作部材の上端部とを連結すると共に、上記駆動部材と操
作部材との連結部分に、上記各幕体の角度が規制された
とき操作部材を空回りさせるスリップ手段を介設したス
リップ機能付きチルト機構であることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記スリップ手段を、上記連結部材と
操作部材との連結側対接面に、相互が係合される凸状係
止部と凹状係止部とを形成すると共に、上記各幕体が角
度規制されたとき、上記凸状係止部と凹状係止部とを係
合が解除される方向に相対接離可能に設けて構成したス
リップ機能付きチルト機構であることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記スリップ手段を、上記連結部材と
操作部材との連結側対接面に、相互が係合される係止孔
と係止突起とを形成すると共に、上記係止孔に対して上
記係止突起を係止される方向に付勢し、上記各幕体が角
度規制されたとき上記係止突起を係止が解除される方向
に接離可能に設けて構成したスリップ機能付きチルト機
構であることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載のスリップ機能付きチルト機構
は、レール下面に架設された各幕体の角度が規制された
とき、スリップ手段が作動して、チルト機構に連結され
た駆動部材と操作部材とがスリップし、操作部材のみが
空回りさせるので、必要以上に大きな力で操作部材が回
動されても、操作部材の回動力がチルト機構に伝達され
ず、最大角度以上に各幕体が回動されるのを確実に防止
できる。
【0009】請求項2記載のスリップ機能付きチルト機
構は、上記請求項1記載の作用と併せて、各幕体の角度
を可変するとき、各部材の対接面に形成した凸部係止部
と凹部係止部とが互いに係止され、操作部材の回動力が
チルト機構に伝達されるため、各幕体を任意角度に可変
調節できる。各幕体の角度が規制されたとき、その反力
により、駆動部材と操作部材との対接面に形成した凸部
係止部と凹部係止部との係止が解除され、操作部材のみ
が空回りされるので、最大角度以上に各幕体が回動され
るのを確実に防止できる。
【0010】請求項3記載のスリップ機能付きチルト機
構は、上記請求項1記載の作用と併せて、各幕体の角度
を可変するとき、各部材の対接面に形成した係止孔と係
止突起とが互いに係止されるため、操作部材の回動力に
より各幕体を任意角度に可変調節できる。各幕体の角度
が規制されたとき、その反力により、各部材に形成した
係止孔と係止突起との係止が解除され、操作部材のみが
空回りするため、最大角度以上に各幕体が回動されるの
を確実に防止できる。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、ブラインドを構成す
る各幕体の角度が規制されたとき、チルト機構に連結さ
れた駆動部材と操作部材とがスリップして、操作部材の
みが空回りされるので、操作部材の回動力が遮断され、
最大角度以上に各幕体が回動されるのを確実に防止でき
る。しかも、必要以上に大きな力で操作部材が回動され
ても、チルト機構が駆動されず、例えば、スラットやラ
ダーコード等に負荷が付与されるのを確実に防止でき
る。各幕体の角度が規制されるため、従来例のようにス
ラットが変形又は損傷したり、ラダーコードが切断又は
破断されるのを確実に防止でき、開閉機能及び遮光機能
が損なわれず、耐久性の向上を図ることができる。
【0012】
【実施例】図面はスリップ機能付きチルト機構を備えた
上下開閉式のブラインド開閉装置を示し、図1に於い
て、上述したブラインド開閉装置1は、レール2の右側
端部に垂下した複数本の各昇降コード3…を引下げ操作
して、ブラインド4を構成する多数枚の各スラット4a
…を上下方向に開閉し、同側端部に組付けたロック機構
5により各昇降コード3…の引下げ位置を挾持固定及び
挾持解除する。右側端部に垂下した操作棒6を回動操作
して、同側端部に組付けたスリップ機能付きのチルト機
構7を駆動させ、同機構の駆動力により回転軸8を正逆
回転して、回転軸8上に固定した各ドラム9…の外周面
に各ラダーコード10…の上端部を巻付け、各ラダーコ
ード10…間に架設されたブラインド4の各スラット4
a…の遮光角度を可変調節する。
【0013】上述した各昇降コード3…及び各ラダーコ
ード10…は、図2に示すように、レール2の下面側全
長に対して所定等間隔に隔てて垂下されており、各昇降
コード3…の上端部は、レール2の下面側に形成した各
孔部2a…に挿入し、レール2内部の各孔部2a…上方
に軸支した各ガイドローラ11…に周回して、レール2
内部の右側端部に固定したロック機構5に一括挿入して
いる。さらに、各昇降コード3…の挿入側端部をロック
機構5の下面側に垂下して、各昇降コード3…の垂下側
端部を1本に束ねて操作コード12の一端側に連結して
いる。各昇降コード3…の下端部は、ブラインド4を構
成する各スラット4a…の上面側に形成した各孔部4b
…に挿通して、最下部に架設した重り部材13の上面側
に挿通固定している。同重り部材13の右側端部には操
作コード12の他端側が連結されている。
【0014】一方、各ラダーコード10…は、左右に垂
下した各縦コード10a,10a間に、多数本の各横コ
ード10b…を上下等間隔に隔てて架設すると共に、各
横コード10b…上に、ブラインド4を構成する各スラ
ット4a…を1枚ずつ挿入して架設している。各ラダー
コード…10の上端部は、レール2に形成した各孔部2
a…に挿入して、レール2内部の各孔部2a…上方に軸
支した各ドラム9…の外周面に固定している。各ラダー
コード10…の両側下端部は、レール2全長と同一寸法
に形成された重り部材13の長辺側両縁部に固定してい
る。各ドラム9…は、レール2内部に軸架した回転軸8
の全長に対して所定等間隔に隔てて固定され、各ドラム
9…の軸芯に、例えば、4角、5角、6角等の断面多角
形に形成した回転軸8を差込み固定し、回転軸8の右側
端部は、レール2内部の右側端部に固定したチルト機構
7に連結している。
【0015】前述したロック機構5は、図3に示すよう
に、レール2の右側端部に固定したケース14内部に挾
持ローラ15を上下動及び回転可能に保持し、同挾持ロ
ーラ15の上部周面と対向する前方位置に補助ローラ1
6を回転可能に軸支し、同挾持ローラ15の上部周面と
対向する後方位置に階段状の係止段部17を形成してい
る。且つ、ケース14の下面側開口部に架設した振分け
ガイド18の両側部に各昇降コード3…を振分け挿入
し、同ケース14内部に軸受した各ローラ15,16間
に各昇降コード3…を一括挿入している。垂下された各
昇降コード3…を挾持ローラ15に押付けて、各昇降コ
ード3…の接触抵抗により挾持ローラ15を上方に移動
させることで、補助ローラ16と係止段部17との間に
挾持ローラ15が嵌り込み、ブラインド4の自重により
各昇降コード3…が常時上方に牽引されているため、挾
持ローラ15と係止段部17とが強固に噛合され、各ロ
ーラ15,16により各昇降コード3…を挾持固定でき
る。一方、各昇降コード3…を挾持ローラ15に押付け
ながら若干引下げ、補助ローラ16と係止段部17との
間から挾持ローラ15が脱落させることで、各ローラ1
5,16による各昇降コード3…の挾持固定が解除され
る。
【0016】前述したチルト機構7は、図4、図5に示
すように、レール2の右側端部に固定したロック機構5
の後方側近傍であって、同側端部に固定したケース19
の上部側にはギャボックス20を形成し、同ギャボック
ス20の下部一側には中空円筒形状の軸受け部21を斜
め下方に向けて形成している。ギャボックス20内の上
部収納空間には大径に形成された歯数(例えば、13
枚)の多いウォームホイル22を回転可能に保持し、下
部収納空間には小径に形成された歯数(例えば、9枚)
の少ないウォームホイル23を回転可能に保持して、各
ホイル22,23の相互を動力伝達可能に噛合してい
る。軸受け部21内には、中空又は中実に形成した駆動
軸24を回転可能に保持し、駆動軸24の上端側外周面
に刻設したウォームギャ25とウォームホイル23との
相互を動力伝達可能に噛合している。
【0017】上述した駆動軸24は、軸受け部21の下
端側開口部よりも下方に突出した突出側軸端部に、ユニ
バーサルジョイント26を介して操作棒6の上端部を回
動可能に連結している。同ジョイント26は、上部連結
部材27及び下部連結部材28の対向側端部を、サイコ
ロ形の角形部材29及び各連結ピン30,30を介して
回動自在に連結すると共に、上部連結部材27には、同
部材の上端側中心部に形成した中空円筒形状の差込み孔
27aに駆動軸24の突出側軸端部を差込み固定し、下
部連結部材28には、同部材の下端側中心部に形成した
断面角形(操作棒6と同形断面)の差込み孔28aに操
作棒6の上端部を差込み固定している。操作棒6は、同
部材の下端側外周面に抜止めリング31を嵌着して、操
作棒6の挿入側外周面に形成した凹部6aに、抜止めリ
ング31の中央部内周面に形成した凸部31aを係止し
て抜止め固定している。上述した構造を介して、複数本
の各操作棒6…を連結してもよい。
【0018】上部連結部材27に形成した差込み孔27
aの対向内周面には、駆動軸24の差込み側軸周面と対
向して各係止片27b,27bが可撓可能(外側に向け
て)に形成され、各係止片27b,27bの上端側対向
面には、駆動軸24の対向軸周面に形成した各係止孔2
4a,24aと対向して各係止突起27c,27cを形
成している。各係止突起27c,27cと対向する駆動
軸24の対向軸周面には、各係止孔24a,24aより
も係止量の浅い各係止溝24b,24bを、各係止孔2
4a,24aに対して90度偏心した軸周面に形成して
いる。各係止片27b,27bの弾性により、各係止突
起27c,27cを各係止孔24a,24a及び各係止
溝24b,24bに対して係止される方向に付勢してい
る。なお、各係止片27c,27cの弾性で付勢する代
わりに、例えば、バネ部材、ゴム部材等で構成される弾
性部材で付勢してもよい。
【0019】上述したケース19は、レール2内部に固
定した受け金具32の前面側に装着され、受け金具32
に形成した各係止片32a…をケース19の外面に係合
して相互を固定する。ケース19の後面側に突出した回
転軸8に軸端部にはリング状の固定部材33が固定さ
れ、固定部材33の一側縁部には受け金具32と対向し
て規制突起33aが形成され、受け金具32の前面側に
は規制突起33aと同一円周上に規制片32bを突設し
ている。回転軸8を正逆回転して、各ドラム9…の外周
面に各ラダーコード10…の両側上端部を巻き付け、ラ
ダーコード10の各横コード10b…を傾斜するので、
各横コード10b…上に載置された各スラット4a…の
遮光角度が可変される。回転軸8を正逆回転(約360
度)したとき、固定部材33に形成した規制突起33a
と、受け金具32に形成した規制片32bとが当接さ
れ、ブラインド4の各スラット4a…が最大遮光角度に
回動規制される。
【0020】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、ブラインド開閉装置1を構成するブラインド
4の開閉動作及び遮光動作を説明する。先ず、図1、図
3に示すように、ブラインド4を構成する各スラット4
a…を上下方向に開閉する場合、レール2の右側端部に
垂下した各昇降コード3…を利用者の手で引下げ操作
し、ロック機構5を構成する挾持ローラ15を補助ロー
ラ16と係止段部17との間から脱落させて、各昇降コ
ード3…の挾持固定を解除する。各昇降コード3…の引
下げ操作に対応してブラインド4の各スラット4a…を
上下方向に開閉すると共に、各昇降コード3…を挾持ロ
ーラ15に押付けながら上方に引上げて、補助ローラ1
6と係止段部17との間に挾持ローラ15を嵌り込ませ
ることで、各昇降コード3…が挾持固定され、ブライン
ド4の各スラット4a…を任意の開閉位置に固定するこ
とができる。
【0021】次に、ブラインド4を構成する各スラット
4a…の遮光角度を調節する場合、レール2の右側端部
に垂下した操作棒6を利用者の手で回動操作し、ユニバ
ーサルジョイント26を介して、操作棒6の回転力をチ
ルト機構7に動力伝達する。この時、図4、図6に示す
ように、駆動軸24に形成した各係止孔24a,24a
と、上部連結部材27に形成した各係止突起27c,2
7cとが互いに係止されており、各係止片27b,27
bの弾性により、各係止孔24a,24aと各係止突起
27c,27cとの係止状態が維持されているので、操
作棒6の回動力がチルト機構7に対して確実に伝達さ
れ、チルト機構7の駆動力により回転軸8が正逆回転し
て、同軸上に固定した各ドラム9…の外周面に各ラダー
コード10…の一側上端部を巻付けることにより、ラダ
ーコード10を構成する各横コード10b…が同一角度
に傾斜され、各横コード10b…上に架設したブライン
ド4の各スラット4a…が任意の遮光角度に可変され
る。
【0022】次に、回転軸8が正逆回転(約360度)
されたとき、図8、図9に示すように、固定部材33に
形成した規制突起33aと、受け金具32に形成した規
制片32bとが当接され、ブラインド4の各スラット4
a…が最大遮光角度に回動規制される。この時、駆動軸
24に形成した各係止孔24a,24aと、上部連結部
材27に形成した各係止突起27c,27cとの当接部
分に生じる反力により、図5、図7に示すように、各係
止片27b,27bが弾性に抗して外側に可撓され、各
係止孔24a,24aと各係止突起27c,27cとの
係止が解除されるので、操作棒6のみが空回りして、規
制角度以上に各スラット4b…及び各ラダーコード10
…が回動される防止できる。
【0023】以上のように、ブラインド4を構成する各
スラット4a…の遮光角度が規制されたとき、チルト機
構7に連結された操作棒6のみが空回りして、操作棒6
の動力伝達が遮断されるので、最大角度以上に各スラッ
ト4a…が回動されるのを確実に防止できる。しかも、
必要以上に大きな力で操作棒6が回動されても、チルト
機構7が駆動されず、各スラット4a…及び各コード
3,10に負荷が付与されるのを確実に防止できる。各
スラット4a…の遮光角度が規制されるため、従来例の
ように各スラット4a…が変形又は損傷したり、各コー
ド3,10が切断又は破断されるのを防止でき、開閉機
能及び遮光機能が損なわれず、耐久性の向上を図ること
ができる。
【0024】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の幕体は、実施例のスラット4aに
対応し、以下同様に、操作部材は、操作棒6に対応し、
駆動部材は、駆動軸24に対応し、スリップ手段は、駆
動軸24及び係止孔24aと、係止溝24bと、上部連
結部材27及び係止片27bと、係止突起27cとに対
応し、凹状係止部及び孔部は、駆動軸24の係止孔24
aに対応し、凸状係止部及び突起は、上部連結部材27
の係止突起27cに対応するも、この発明は、上述の実
施例の構成のみに限定されるものではない。
【0025】上述した実施例では、チルト機構7を構成
する駆動軸24の各係止孔24a,24aに、上部連結
部材27の各係止突起27c,27cを係止して回動す
るが、例えば、駆動軸24の外周面に各係止突起(図示
省略)を形成し、上部連結部材27の内周面に各係止孔
(図示省略)を形成し、駆動軸24の各係止突起(図示
省略)を弾性に抗して可撓可能(内側に向けて)に形成
することで、実施例と同等の効果を奏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ブラインド開閉装置の全体構成を示す斜視
図。
【図2】 ブラインドを構成する各スラットの架設状態
を示す側面図。
【図3】 ロック機構の内部構造を示す縦断面図。
【図4】 チルト機構の内部構造を示す縦断面図。
【図5】 チルト機構のスリップ状態を示す縦断面図。
【図6】 図4のA−A線に沿う断面矢視図。
【図7】 図5のB−B線に沿う断面矢視図。
【図8】 回転軸を規制状態を示す縦断面図。
【図9】 従来例のブラインドによる遮光状態を示す側
面図。
【符号の説明】
1…ブラインド開閉装置 2…レール 3…昇降コード 4…ブラインド 4a…スラット 5…ロック機構 6…操作棒 7…チルト機構 8…回転軸 9…ドラム 10…ラダーコード 11…ガイドローラ 24…駆動軸 24a…係止孔 24b…係止溝 26…ユニバーサルジョイント 27…上部連結部材 27a…差込み孔 27b…係止片 27c…係止突起 32…受け金具 32b…規制片 33…固定部材 33a…規制突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レール端部に垂下された操作部材を回動操
    作して、該レールの下面側に多数枚架設された各幕体の
    角度を可変するチルト機構であって、上記チルト機構を
    駆動する駆動部材の下端部と、上記操作部材の上端部と
    を連結すると共に、上記駆動部材と操作部材との連結部
    分に、上記各幕体の角度が規制されたとき操作部材を空
    回りさせるスリップ手段を介設したスリップ機能付きチ
    ルト機構。
  2. 【請求項2】上記スリップ手段を、上記連結部材と操作
    部材との連結側対接面に、相互が係合される凸状係止部
    と凹状係止部とを形成すると共に、上記各幕体が角度規
    制されたとき、上記凸状係止部と凹状係止部とを係合が
    解除される方向に相対接離可能に設けて構成した請求項
    1記載のスリップ機能付きチルト機構。
  3. 【請求項3】上記スリップ手段を、上記連結部材と操作
    部材との連結側対接面に、相互が係合される係止孔と係
    止突起とを形成すると共に、上記係止孔に対して上記係
    止突起を係止される方向に付勢し、上記各幕体が角度規
    制されたとき上記係止突起を係止が解除される方向に接
    離可能に設けて構成した請求項1記載のスリップ機能付
    きチルト機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020100989A (ja) * 2018-12-21 2020-07-02 株式会社ニチベイ ブラインド

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