JP3358638B2 - ベネシャンブラインドの回転軸角度位置保持装置 - Google Patents

ベネシャンブラインドの回転軸角度位置保持装置

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JP3358638B2
JP3358638B2 JP13675594A JP13675594A JP3358638B2 JP 3358638 B2 JP3358638 B2 JP 3358638B2 JP 13675594 A JP13675594 A JP 13675594A JP 13675594 A JP13675594 A JP 13675594A JP 3358638 B2 JP3358638 B2 JP 3358638B2
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rotating
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良樹 宇部
俊行 森
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トーソー株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベネシャンブラインドの
スラットを傾動させる回転軸の回転範囲を規制する装置
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベネシャンブラインドのスラットが表面
を外側に向けて垂直になる一方の傾斜角限度から表面を
内側に向けて垂直になる他方の傾斜角限度位置まで回転
軸は360度以上回転する。この回転軸の360度以上
の回転範囲を規制する装置は、実開平2−87895号
及び実開平5−57294号に開示されている。これら
の装置は、回転軸と一体回転する回転部材に係合突起を
設け、その回転部材を回転自在に軸受けするケースをヘ
ッドボックスに固定し、ケースに係合突起と係合する係
止突起を備えた環状体又はボールもしくはコロを回転軸
を中心に所定の角度範囲回動可能に設け、係合突起を周
方向の係止突起の一側に係合させて一方の傾斜角限度を
規定し、他側に係合させて他方の傾斜角限度を規定する
ことにより回転軸の360度以上の回転を規制する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】回転軸をウォームギヤ
等のセルフロック可能な駆動手段で回転させるときは、
回転軸が勝手に回転するおそれはないが、回転軸をベベ
ルギヤ、ヘリカルギヤ等のセルフロック機能を持たない
駆動手段で回転させると、回転軸が勝手に回転するた
め、スラットを所定傾斜角度に維持することが難しいと
いう問題があった。
【0004】本発明はこの問題を解決するためになされ
たものであり、その目的とするところは、回転軸の駆動
手段がセルフロック機能を欠いても、スラットの傾斜角
を所定の角度に維持することができる回転軸角度位置保
持装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明が採用する手段は、スラットを傾動させるた
めにヘッドボックス内に設けた回転軸と、その回転軸に
一体回転するように取り付けた回転部材と、その回転部
材を軸受けするケースと、その回転部材から半径方向に
突出する係合突起と、ケースに回転軸を中心に所定の角
度範囲回動自在に設けた孤状部材と、その孤状部材から
軸方向に突出して係合突起と側面において係合する係止
部材とからなる回転軸の回転範囲を規制する装置におい
て、板ばね部材の一端側をケースに固定して他端側の内
周面を係合突起に摺動可能に沿わせ、その内周面に凹部
を形成し、回転軸が所定の角度位置にあるとき、その凹
部に係合突起が嵌着するようにしたことにある。
【0006】
【作用】回転軸を一方に回し、スラットを一方の傾斜限
度まで傾動させたとき、係合突起は係止突起の一側を介
して孤状部材を一方の回転限度位置に移動させる。この
ときの回転軸は一方の限界角度位置にある。回転軸を逆
に回してスラットを反対の傾斜限度まで傾動させたと
き、係合突起は係止突起の他側を介して孤状部材を他方
の回転限度位置に移動させる。このときの回転軸は他方
の限界角度位置にある。回転軸が所定の角度位置付近に
あるとき、係合突起の先端の一部は板ばね部材の内周面
に沿ってその弾性反発力に抗して摺動する。回転軸が所
定の限界角度位置にくると、係合突起の先端は板ばね部
材の凹部に嵌着する。このとき、係合突起は板ばね部材
の凹部に把持される回転軸の駆動手段はセルフロ
ック機能がなくても、回転軸は所定の角度位置において
安定に保持され、不測の外力によって回わされるおそれ
はない。
【0007】駆動手段によって回転軸を回転させると、
係合突起は板ばね部材を押し下げて凹部から脱出する。
板ばね部材に設ける凹部は1個でも2個以上でもよい。
回転軸の回転範囲が360度の場合、両方向の限界角度
位置は同じになるから、1個の凹部で回転軸を両方の限
界角度位置において保持することができる。回転軸の回
転範囲が360度よりも大きいとき、回転軸を両方の限
界角度位置において保持するためには、2個の凹部を板
ばね部材に設けなければならない。
【0008】
【実施例】本発明の装置を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図1に示すように、ベネシャンブラインドの
ヘッドボックス10にその長手方向に延長する回転軸11を
取り付け、その回転軸を回転駆動する操作棒12をヘッド
ボックス10からつり下げる。操作棒12の回転はヘッドボ
ックス10に取り付けたギヤボックス13内のベベルギヤを
介して回転軸11に伝達する。回転軸11にチルトドラム14
を一体回転するように取り付け、そのチルトドラムにラ
ダーコード15の前後上端を掛け止めする。ラダーコード
15のはしごひもは各スラット16を支持し、チルトドラム
14が回転軸11と共に回転すると、ラダーコード15の前後
ひもがずれてスラット16が前側へ又は後側へ傾斜する。
回転軸11に半径方向に突出する係合突起17を備えた回転
部材18を一体回転するように外嵌し、その回転部材を回
転自在に軸受けするケース19をヘッドボックス10に取り
付ける。ケース19に係合突起17と係合する係止突起20を
備えた孤状部材21を回転軸11を中心に所定の角度範囲回
動可能に取り付ける。同じくケース19に係合突起17が限
度位置にきたときにそれと係合する凹部22を備えた板ば
ね部材23を取り付ける。
【0009】図2に示すように、回転部材18の両端軸部
はケース19とサイドケース29の軸孔26、27にはまる。回
転部材18の係合突起17はケース19の小扇状部28に沿って
回動し、孤状部材21はケース19の小扇状部28と同軸の大
扇状部30に沿って摺動する。孤状部材21の係止突起20は
小扇状部の切欠き部31から軸心の方へ突出する。板ばね
部材23は孤状で小扇状部28に沿い、その一端に設けた角
孔24をケース19に設けた軸方向の角軸32にはめる。板ば
ね部材23の他端には凹部22を設ける。
【0010】図3に示すように、回転軸11を矢印A方向
に回転させてスラットを傾斜させ、その傾斜が一方の限
度に達したとき、回転部材18の係合突起17は係止突起20
の一側を押して実線で示す孤状部材21を大扇状部30の一
側壁に当接させる。回転軸11を反対の矢印B方向に回転
させてスラットを逆に傾斜させ、その傾斜が他方の限度
に達したとき、係合突起17は係止突起20の反対側を押し
て鎖線で示す孤状部材21を大扇状部30の他側壁に当接さ
せる。このように、スラットが一方の傾斜限度から他方
の傾斜限度まで傾同するとき、回転軸11は360度回転
する。
【0011】図4に示すように、回転軸11が回動すると
き、回転部材18の係合突起17の一部は円弧状の板ばね部
材23の内摺面に沿って摺動する。回転軸11の回転範囲は
360度であるから、一方の回転限度にきたときも、他
方の回転限度にきたときも、係合突起17は板ばね部材23
の同じ凹部22に嵌着する。板ばね部材23の弾性反発力は
凹部22のある自由端を持ち上げようとするから、凹部22
に嵌着した係合部材17は板ばね部材23によって保持さ
れ、その位置は安定する。したがって、回転軸11の駆動
手段が回転軸をセルフロックすることができなくても、
回転軸11が不測の外力によって回転することを防止する
ことができる。
【0012】図5及び図6に示す第2実施例は、回転軸
11の回転範囲が360度よりも大きいものである。回転
軸11が一方の回転限界角度位置にあるとき、回転部材18
の係合突起17は図5の実線位置に、他方の回転限界角度
位置にあるときは鎖線位置にくる。図6に示すように、
板ばね部材23には回転軸11が一方の限界角度位置にある
ときに係合突起17が嵌着する凹部22と、他方の限界角度
位置にあるときに係合突起17が嵌着する凹部25を有す
る。したがって、回転軸11は両方の限界角度位置におい
て安定に保持される。
【0013】
【発明の効果】上記のとおり、本発明の装置は、回転軸
が所定の角度位置、例えば、限度角度位置にきたとき
に、回転軸に一体に設けた回転部材の係合突起を板ばね
部材の凹部に嵌着して保持するから、回転軸の駆動手段
にセルフロック機構を設けなくても、回転軸を所定の限
界角度位置に安定して保持することができるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の装置を備えたベネシャンブラインド
の要部を部分的に切欠いて示す正面図、
【図2】は図1の装置の分解斜視図、
【図3】は図2のIII−III線に沿う断面図、
【図4】は図2のIV−IV線に沿う断面図、
【図5】は第2実施例の図3に相当する図、
【図6】は第2実施例の図4に相当する図、
【符号の説明】
10:ヘッドボックス、11:回転軸、12:操作棒、13:ギ
ヤボックス、14:チルトドラム、15:ラダーコード、1
6:スラット、17:係合突起、18:回転部材、19:ケー
ス、20:係止突起、21:孤状部材、22:凹部、23:板ば
ね部材、24:角孔、25:凹部、26、27:軸孔、28:小扇
状部、29:サイドケース、30:大扇状部、31:切欠き
部、32:角軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−108760(JP,A) 特開 平5−141162(JP,A) 実開 平5−57294(JP,U) 実開 平2−87895(JP,U) 実開 平5−35996(JP,U) 実開 昭61−37396(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/322

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スラット(16)を傾動させるためにヘッド
    ボックス(10)に設けた回転軸(11)と、前記回転軸に
    一体回転するように取り付けた回転部材(18)と、前記
    回転部材から半径方向に突出する係合突起(17)と、前
    記回転部材を回転自在に軸受けするケース(19)と、前
    記回転軸を中心に部分回動可能に前記ケースに設けた孤
    状部材(21)と、前記孤状部材から軸心方向に突出して
    前記係合突起と係合する係止突起(20)とを備えた回転
    軸回転範囲規制装置において、前記ケース(19)に前記
    係合突起(17)の先端に係合する板ばね部材(23)を設
    け、前記回転軸が所定の角度位置にあるときに前記係合
    突起(17)の先端が嵌着する凹部(22)を前記板ばね部
    材に形成し、前記ケース(19)に小扇状部(28)及び大
    扇状部(30)を同軸に設け、一端を前記ケース(19)に
    固定した板ばね部材(23)の他端側を前記小扇部に沿わ
    せ、前記大扇状部に沿って前記孤状部材(21)を部分回
    動させ、前記係止突起(20)を前記小扇状部の切欠き部
    (31)から軸心近くへ突出させ、前記係合突起(17)を
    前記板ばね部材他端側の内周面に沿わせると共に軸方向
    に延長して前記係止部材と係合可能としたことを特徴と
    するベネシャンブラインドの回転軸角度位置保持装置。
  2. 【請求項2】板ばね部材(23)に複数の凹部(22、34)
    を形成して、回転軸(11)を複数の角度位置に保持する
    ことを可能としたことを特徴とする請求項記載のベネ
    シャンブラインドの回転軸角度位置保持装置。
  3. 【請求項3】複数の角度位置の一方は回転軸が一方へ回
    転したときの限界角度位置であり、他方は回転軸が反対
    に回転したときの限界角度位置であることを特徴とする
    請求項記載のベネシャンブラインドの回転軸角度位置
    保持装置。
JP13675594A 1994-06-20 1994-06-20 ベネシャンブラインドの回転軸角度位置保持装置 Expired - Lifetime JP3358638B2 (ja)

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JP6626396B2 (ja) * 2016-04-11 2019-12-25 株式会社ニチベイ ブラインド
JP7132151B2 (ja) * 2019-02-25 2022-09-06 トーソー株式会社 回転軸装置及び横型ブラインド装置

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