JP2017190566A - ブラインド - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の第1の実施形態について説明する。まず、本実施形態のブラインド100の全体の構成について図1を参照しながら説明する。図1はブラインド100の全体構成を概略的に示した図である。
抵抗体140は、回転軸120と一体に回転するものである。抵抗体140は、図2(a)及び図2(b)に示したように、抵抗体140の中心が回転軸120の軸心からオフセットされており、回転軸120を回転自在に支持する軸受け280内に配設されている。
係合体160は、抵抗体140に係合して抵抗体140を介して回転軸120の回転を規制する(負荷を与える)ものである。係合体160は、図2(a)及び図2(b)に示したように、板バネ161と板バネ161の先端に設けられ、凹凸部141に係合する係合部材162とから構成される。係合部材162は、板バネ161の上面から上方向に三角形状に突出している。板バネ161は、基端部が軸受け280の側部に固定されて、回転軸120の軸方向に延びるように設けられている。
スラット130が水平な状態から、回転操作棒220を一方向に約90°回転させると、図3(b)の矢印Aで示したように、回転軸120が回転操作棒220の回転角度に対応して一方向に90°回転する。このため、抵抗体140が回転軸120と一体に回転して、図3(a)及び図3(b)に示したように、回転軸120の軸心と、抵抗体140と係合体160との係合箇所との距離が大きくなっていく。よって、板バネ161の先端が押し下げられていくため、抵抗体140に作用する板バネ161の負荷が大きくなっていく。
スラット130が45°傾斜した状態から、回転操作棒220を一方向にさらに約90°回転させると、図4(b)の矢印Aで示したように、回転軸120が回転操作棒220の回転角度に対応して一方向に90°近くまで回転する。このため、抵抗体140が回転軸120と一体に回転して、図4(a)及び図4(b)に示したように、回転軸120の軸心と、抵抗体140と係合体160との係合箇所との距離が最も大きくなっていく。よって、板バネ161の先端が最も押し下げられた状態となるため、抵抗体140に作用する板バネ161の負荷が最も大きくなる。このとき、係合体160の係合部材162は、回転規制部142に当接してそれ以上の回転が規制される。
スラット130が水平な状態から、回転操作棒220を他方向に約90°回転させると、図5(b)の矢印Bで示したように、回転軸120が回転操作棒220の回転角度に対応して他方向に90°回転する。このため、抵抗体140が回転軸120と一体に回転して、図5(a)及び図5(b)に示したように、回転軸120の軸心と、抵抗体140と係合体160との係合箇所との距離が大きくなる。よって、板バネ161の先端が押し下げられていくため、抵抗体140に作用する板バネ161の負荷が大きくなっていく。
スラット130が−45°傾斜した状態から、回転操作棒220を他方向にさらに約90°回転させると、図6(b)の矢印Bで示したように、回転軸120が回転操作棒220の回転角度に対応して他方向に90°近くまで回転する。このため、抵抗体140が回転軸120と一体に回転して、図6(a)及び図6(b)に示したように、回転軸120の軸心と、抵抗体140と係合体160との係合箇所との距離が最も大きくなる。よって、板バネ161の先端が最も押し下げられた状態となるため、抵抗体140に作用する板バネ161の負荷が最も大きくなる。このとき、係合体160の係合部材162は、回転規制部142に当接してそれ以上の回転が規制される。
以上説明したように、本実施形態によれば、回転軸120の回転に伴って、回転軸120の軸心と、抵抗体140と係合体160との係合箇所との距離が変化するようにすることで、抵抗体140と係合体160との係合する力の大きさが変化する。このため、係合する力の大きさが最も大きくなる回転軸120の回転角度において、スラット130を全閉角度になるように設定すると、スラット130を全閉角度にて安定して保持できるようになる。このように、大きな回転トルクを付与する箇所を特定することで、その箇所では大きな力が必要であるが、回転軸120の回転は1回転で済む。
本発明の第2の実施形態について説明する。まず、本実施形態に係るブラインド300の構成について、図7を参照しながら説明する。図7は、本実施形態のブラインド300の抵抗体340と係合体360の構成を説明するための図である。本実施形態は、上記第1の実施形態とは係合体360の構成が異なるものであり、その他の構成は第1の実施形態と同様である。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
係合体360は、図7(a)に示したように、コイルバネ361とコイルバネ361の先端に設けられ、凹凸部331に係合する係合部材362とから構成される。係合部材362は、コイルバネ361の上端から上方向に三角形状に突出している。コイルバネ361は、基端部が軸受け480の底部に固定されて、回転軸320に近づく方向に伸びるように設けられている。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果に加えて、回転軸320の軸心と、抵抗体340とコイルバネ361との係合箇所との距離が最も大きくなったとき、すなわち、回転軸320の軸心と、抵抗体340とコイルバネ361との係合箇所とが最も離間したときに、コイルバネ361が最も弾性変形して抵抗体340に最も高い負荷を付与することができる。よって、抵抗体340と係合体360との係合力を最も大きくすることができる。
本発明の第3の実施形態について説明する。まず、本実施形態に係るブラインド500の構成について、図8及び図9を参照しながら説明する。図8は、本実施形態のブラインド500の全体構成を示す正面図である。本実施形態は、上記第2の実施形態とは抵抗体540の構成が異なるものであり、その他の構成は第2の実施形態と同様である。本実施形態では、上記第2の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、回転軸520の回転に伴って、回転軸520の軸心と、抵抗体540と係合体560との係合箇所との距離が変化するようにすることで、抵抗体540と係合体560との係合する力の大きさが変化する。このため、係合する力の大きさが最も大きくなる回転軸520の回転角度において、スラット530を全閉角度になるように設定すると、スラット530を設定した全閉角度にて保持できるようになる。このように、大きな回転トルクを付与する箇所を特定することで、その箇所では大きな力が必要であるが、回転軸520の回転は1回転で済む。
110、310、510 ヘッドボックス
120、320、520 回転軸
130、330、530 スラット
140、340、540 抵抗体
141、341 凹凸部
142、342 回転規制部
160、360、560 係合体
161 板バネ
162、362、562 係合部材
180 取り付け用ブラケット
190、390、590 回転ドラム
191 ドラム受け
200 ラダーコード
210、410、610 ボトムレール
220 回転操作棒
230 チルタ軸
240 昇降コード
250 ストッパ
260 連結具
270 補助コード
280、480、680 軸受け
361、561 コイルバネ
W 風
Claims (5)
- ヘッドボックス内に回転可能に支持される回転軸と、整列状態に支持され前記回転軸の回転に連動して傾動する複数のスラットと、を備えたブラインドにおいて、
前記回転軸と一体回転する抵抗体と、
弾性を利用して前記抵抗体に係合する係合体と、
を備え、
前記回転軸が回転すると、前記回転軸の軸心と、前記抵抗体と前記係合体との係合箇所との距離が変化して、前記抵抗体と前記係合体との係合力が変化することを特徴とする、ブラインド。 - 前記抵抗体は、前記回転軸の軸方向から見て、前記抵抗体の中心から前記抵抗体と前記係合体との係合箇所までの距離が一定な形状であり、
前記抵抗体の中心は、前記回転軸の軸心からオフセットされていることを特徴とする、請求項1に記載のブラインド。 - 前記抵抗体は、前記回転軸の軸方向から見て、前記回転軸の軸心から前記抵抗体と前記係合体との係合箇所までの距離が一定でない形状であることを特徴とする、請求項1に記載のブラインド。
- 前記抵抗体は、前記抵抗体の表面の前記係合体と係合する部分が、前記抵抗体の回転方向に連続する凹凸状に形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のブラインド。
- 前記係合体はバネを備え、前記回転軸の軸心と、前記抵抗体と前記係合体との係合箇所の距離が最も大きいとき、前記抵抗体には前記バネから最も高い負荷が作用することによって前記抵抗体と前記係合体との係合力が最も大きくなることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のブラインド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016078867A JP6626396B2 (ja) | 2016-04-11 | 2016-04-11 | ブラインド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016078867A JP6626396B2 (ja) | 2016-04-11 | 2016-04-11 | ブラインド |
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JP6626396B2 JP6626396B2 (ja) | 2019-12-25 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020133352A (ja) * | 2019-02-25 | 2020-08-31 | トーソー株式会社 | 回転軸装置及び横型ブラインド装置 |
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-
2016
- 2016-04-11 JP JP2016078867A patent/JP6626396B2/ja active Active
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JP7132151B2 (ja) | 2019-02-25 | 2022-09-06 | トーソー株式会社 | 回転軸装置及び横型ブラインド装置 |
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