JP2017190566A - ブラインド - Google Patents

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Abstract

【課題】操作者が手動で操作する場合の操作者への負担を小さくすることの可能なブラインドを提供する。【解決手段】ブラインド100は、ヘッドボックス110内に回転可能に支持される回転軸120と、整列状態に支持され回転軸120の回転に連動して傾動する複数のスラット130と備え、回転軸120と一体回転する抵抗体140と、弾性を利用して抵抗体140に係合する係合体160と、を備え、回転軸120が回転すると、回転軸120の軸心と、抵抗体140と係合体160との係合箇所との距離が変化して、抵抗体140と係合体160との係合力が変化することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、ブラインドに関する。
従来のブラインドの回転機構としては、特開平7−233682号公報(特許文献1)に示されるものがある。同文献に開示される回転機構としてのチルタは、回転操作棒と一体回転するように連結されるチルタ軸と、チルタ軸にこれと一体回転するように設けられるウォームと、チルタ軸の回転をウォームを介して回転軸に伝達可能なウォームホイールと、チルタ軸を回転させるために必要な回転トルクが回転開始時の方が回転開始後よりも大きくなるようにするトルク付加装置と、を有する。
このような構成によれば、回転操作棒を回転させたとき、チルタ軸はトルク付加装置によって、回転開始時には大きな回転トルクで回転させられ、回転開始後には回転開始時に比べて小さな回転トルクで回転させられるようになっており、チルタ軸には、回転開始時に上記回転トルクに基づくブレーキ力が働く。このため、このブレーキ力以上の外力が働かない限りウォームとウォームホイールとが回転して回転軸を回転駆動させることはない。
したがって、スラットに加えられる風などの外力や、回転操作棒内に昇降コードを挿通させているものの場合に、回転操作棒を回転させたときに発生する昇降コードのよじれを元に戻そうとする反力が作用しても、スラットを回転した角度で保持することができる。
特開平7−233682号公報
しかしながら、上記従来のトルク付加装置は、両先端を若干外方向に偏向させた弾性体によって構成されており、回転操作棒の回転開始時には、常に大きな回転トルクが付与される。このため、操作棒の回転数が大きくなると、例えばスラットを全閉から反全閉まで回転させるためには、回転開始と所定量回転とを何回も繰り返すことになり、大きな回転トルクが付与される操作の回数が多くなる。このため、操作者への負担が大きくなるという課題があった。
そこで本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、操作者が手動で操作する場合の操作者への負担を小さくすることの可能なブラインドを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明によれば、ヘッドボックス内に回転可能に支持される回転軸と、整列状態に支持され前記回転軸の回転に連動して傾動する複数のスラットと、を備えたブラインドにおいて、前記回転軸と一体回転する抵抗体と、弾性を利用して前記抵抗体に係合する係合体と、を備え、前記回転軸が回転すると、前記回転軸の軸心と、前記抵抗体と前記係合体との係合箇所との距離が変化して、前記抵抗体と前記係合体との係合する力の大きさ(係合力)が変化することを特徴とする、ブラインドが提供される。
かかる構成によれば、係合力が最も大きくなる回転軸の回転角度において、スラットを全閉角度になるように設定すると、スラットを全閉角度にて安定して保持できるようになる。このように、大きな回転トルクを付与する箇所を特定することで、その箇所では大きな力が必要であるが、回転軸の回転は1回転で済む。また、回転軸が360°回転する中で最も大きい係合力と最も小さい係合力を設定できるため、回転軸を360°回転する間にスラットを全閉角度から反全閉角度まで回転させることができる。すなわち、少ない操作量でスラットを回転させることが可能となる。さらに、最も大きい係合力が回転軸に作用するのは、所定角度(例えば全閉角度)からの回転開始時のみである。このため、操作者が手動で操作する場合、操作者への負担は小さくなる。また、電動で操作される場合、モーターなどにかかる負荷が小さくなる。
本発明は様々な応用が可能である。例えば、前記抵抗体は、前記回転軸の軸方向から見て、前記抵抗体の中心から前記抵抗体と前記係合体との係合箇所までの距離が一定な形状(例えば、真円のほか、全体的にほぼ真円であるが部分的に凹凸があるラウンド形状なども含む)であり、前記抵抗体の中心は、前記回転軸の軸心からオフセットされているようにしてもよい。抵抗体の中心を回転軸の軸心からオフセットすることで、回転軸の回転によって抵抗体が偏心して回転するため、抵抗体と係合体との係合力の変動を容易に設定することができる。
また、前記抵抗体は、前記回転軸の軸方向から見て、前記回転軸の軸心から前記抵抗体と前記係合体との係合箇所までの距離が一定でない形状(例えば、楕円、扇形、曲率の変わる曲面など)であるようにしてもよい。抵抗体は、回転軸の軸心から抵抗体と係合体との係合箇所までの距離が一定でない形状とすることで、回転軸の回転によって回転軸の軸心から抵抗体と係合体との係合箇所との距離が変化するため、抵抗体と係合体との係合力の変動を容易に設定することができる。
また、前記抵抗体は、前記抵抗体の表面の前記係合体と係合する部分が、前記抵抗体の回転方向に連続する凹凸状に形成されているようにしてもよい。抵抗体の表面の係合体と係合する部分が、抵抗体の回転方向に連続する凹凸状に形成されることで、係合体と抵抗体との間で係合力が発生しやすくなるとともに、回転軸が所定角度回転する毎に係合力を発生させ、スラットを回転した角度位置で保持し易くなる。
また、前記係合体はバネ(板バネやコイルバネなど)を備え、前記回転軸の軸心と、前記抵抗体と前記係合体との係合箇所の距離が最も大きいとき、前記抵抗体には前記バネから最も高い負荷が作用することによって前記抵抗体と前記係合体との係合力が最も大きくなるようにしてもよい。係合体はバネを備え、バネは抵抗体との係合によって弾性変形するようになっている。よって、回転軸の軸心と、抵抗体とバネとの係合箇所との距離が最も大きくなったとき、すなわち、回転軸の軸心と、抵抗体とバネとの係合箇所とが最も離間したときに、バネが最も弾性変形する。よって、バネは抵抗体に最も高い負荷を付与することができるため、抵抗体と係合体との係合力が最も大きくなる。
本発明によれば、操作者が手動で操作する場合の操作者への負担が小さくなるとともに、電動で操作する場合のモーターなどにかかる負荷が小さくなることの可能なブラインドが提供される。本発明のその他の効果については、後述する発明を実施するための形態においても説明する。
第1の実施形態にかかるブラインド100の全体構成を概略的に示した図である。 回転軸と抵抗体と係合体の構成を説明するための図であり、(a)はスラットの角度が水平のときの正面図であり、(b)はスラットの角度が水平のときの側面図であり、(c)は、スラットの角度が水平のときのブラインド100の側面図である。 第1の実施形態の動作を説明するための図であり、スラットの角度が約45°傾斜したときの抵抗体と係合体の状態を示し、(a)は正面図であり、(b)は側面図であり、(c)は、ブラインド100全体を概略的に示した側面図である。 第1の実施形態の動作を説明するための図であり、スラットの角度が全閉角度のときの抵抗体と係合体の状態を示し、(a)は正面図であり、(b)は側面図であり、(c)は、ブラインド100全体を概略的に示した側面図である。 第1の実施形態の動作を説明するための図であり、スラットの角度が約−45°傾斜したときの抵抗体と係合体の状態を示し、(a)は正面図であり、(b)は側面図であり、(c)は、ブラインド100全体を概略的に示した側面図である。 第1の実施形態の動作を説明するための図であり、スラットの角度が反全閉角度のときの抵抗体と係合体の状態を示し、(a)は正面図であり、(b)は側面図であり、(c)は、ブラインド100全体を概略的に示した側面図である。 第2の実施形態の回転軸と抵抗体と係合体の構成を説明するための図であり、(a)はスラットの角度が水平のときの正面図であり、(b)はスラットの角度が水平のときの側面図であり、(c)は、スラットの角度が水平のときのブラインド300の側面図である。 第3の実施形態の回転軸と抵抗体と係合体の構成を説明するための図であり、(a)はスラットの角度が水平のときの正面図であり、(b)はスラットの角度が水平のときの側面図であり、(c)は、スラットの角度が水平のときのブラインド500の側面図である。 第3の実施形態の動作を説明するための図であり、スラットの角度が全閉角度のときの抵抗体と係合体の状態を示し、(a)は正面図であり、(b)は側面図であり、(c)は、ブラインド500全体を概略的に示した側面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。まず、本実施形態のブラインド100の全体の構成について図1を参照しながら説明する。図1はブラインド100の全体構成を概略的に示した図である。
ブラインド100は、図1に示したように、ヘッドボックス110内に回転可能に支持される回転軸120と、整列状態に支持され回転軸120の回転に連動して傾動する複数のスラット130とを備えたブラインドである。そして、ブラインド100は、回転軸120と一体回転する抵抗体140と、弾性を利用して抵抗体140に係合する係合体160と、を備え、回転軸120が回転すると、回転軸120の軸心と、抵抗体140と係合体160との係合箇所との距離が変化して、抵抗体140と係合体160との係合力が変化することを特徴とする。
以下、本実施形態のブラインド100の各構成要素について、図1を参照しながら説明する。
ヘッドボックス110は、図1に示したように、取り付け用ブラケット180を介して図示していない窓などの開口部に固定される。ヘッドボックス110内には、ヘッドボックス110の長手方向に延びる回転軸120が回転可能に支持される。回転軸120は回転ドラム190を貫通しており、回転ドラム190と一体に回転する。回転ドラム190はヘッドボックス110に固定されたドラム受け191によって回転可能に支持される。
回転ドラム190には、ラダーコード200の上端が連結されている。ラダーコード200は、回転ドラム190の回転に応じて上端が巻き取り及び巻き解かれて傾動する。ラダーコード200には、複数のスラット130が整列状態に支持されている。複数のスラット130は、ラダーコード200の傾動に応じて、スラット130が水平状態から時計回りに回転して完全に閉じた状態となる全閉角度(例えば、約75°〜85°)から反時計回りに反転して完全に閉じた状態となる反全閉角度(例えば、約−75°〜−85°)まで回転する。ここで、全閉角度はスラット130の室内側を上方に回転させた状態であり、反全閉角度はスラット130の室内側を下方に回転させた状態である。ラダーコード200の下端はスラット130の列の下方に配置されるボトムレール210に連結される。
回転ドラム190を回転させる回転軸120は、ヘッドボックス110の一端から吊り下げられる回転操作棒220によって回転が操作される。回転操作棒220から回転軸120への回転の伝達は、回転操作棒220と一体に回転するように連結されるチルタ軸230と、チルタ軸230に設けられ、チルタ軸230と一体に回転するウォームと、ウォームと噛み合い、ウォームの回転を回転軸120に伝達するウォームホイールとを介して行われる。
ウォーム及びウォームホイールは図示はされていないが、ヘッドボックス110内に設けられる。ウォーム及びウォームホイールは、回転操作棒220を一回転させることによって、回転軸120が一回転するように構成されている。
ボトムレール210には、昇降コード240の一端が連結されている。昇降コード240の他端は、スラット130の列を挿通、又はスラット130の列の前側又は後側を通ってヘッドボックス110に導入されて、ヘッドボックス110の一端の前面からストッパ250を介して導出される。ストッパ250は、昇降コード240の移動を自由にしたり、拘束したりする。
ヘッドボックス110から導出された昇降コード240の他端は、連結具260に連結される。連結具260には、昇降コード240の昇降を操作する補助コード270の一端が連結されている。補助コード270の他端はボトムレール210に連結されている。
昇降コード240あるいは補助コード270を操作してストッパ250を解除し、昇降コード240を引き下ろすと、昇降コード240の他端がヘッドボックス110から引き出される。よって、昇降コード240の一端が引き上げられるため、ボトムレール210とともにスラット130が上昇する。
また、ストッパ250が解除された状態で、昇降コード240あるいは補助コード270から手を放すと、ボトムレール210が自重により下降して、昇降コード240の一端が下降する。よって、ボトムレール210とともにスラット130が下降する。スラット130を所望の高さ位置で保持するには、昇降コード240あるいは補助コード270を操作してストッパ250を作動させて、昇降コード240の移動を拘束する。
以上、本実施形態のブラインド100の全体的な構成を概略的に説明した。次に、本実施形態の特徴的な構成である抵抗体140と係合体160の構成について、図2を参照しながら説明する。抵抗体140と係合体160は、スラット130が回転した角度位置で保持しやすくされるように、回転軸120に負荷を与えて、回転軸120が回転することを規制するものである。
(抵抗体140)
抵抗体140は、回転軸120と一体に回転するものである。抵抗体140は、図2(a)及び図2(b)に示したように、抵抗体140の中心が回転軸120の軸心からオフセットされており、回転軸120を回転自在に支持する軸受け280内に配設されている。
抵抗体140は、回転軸120の軸方向から見て抵抗体140の中心から抵抗体140と係合体160との係合箇所までの距離が一定であり、表面全体が円周方向に連続する凹凸部141が形成されている。すなわち、抵抗体140の表面がローレット状に形成されている。凹凸部141は、後述の係合体160の係合部材162が凹部(係合箇所)に入り込んで係合し、かつ係合体160が乗り越えることができる高さに構成されている。抵抗体140は、回転軸120の軸心から最も遠い表面に凹凸部141よりも突出し、係合体160が乗り越えることを規制する回転規制部142が形成されている。
(係合体160)
係合体160は、抵抗体140に係合して抵抗体140を介して回転軸120の回転を規制する(負荷を与える)ものである。係合体160は、図2(a)及び図2(b)に示したように、板バネ161と板バネ161の先端に設けられ、凹凸部141に係合する係合部材162とから構成される。係合部材162は、板バネ161の上面から上方向に三角形状に突出している。板バネ161は、基端部が軸受け280の側部に固定されて、回転軸120の軸方向に延びるように設けられている。
このように、抵抗体140は回転軸120の軸心からオフセットされており、回転軸120が回転すると、回転軸120の軸心と、抵抗体140と係合体160との係合箇所との距離が変化するため、抵抗体140と係合体160との係合力が変化する。係合体160は、回転軸120の軸心と、抵抗体140と係合体160との係合箇所との距離が最も小さいときに、板バネ161が水平になる。よって、抵抗体140には板バネ161から最も低い負荷が作用することになり、抵抗体140と係合体160との係合力が最も小さくなるように構成されている。
また、係合体160は、後述のように、回転軸120の軸心と、抵抗体140と係合体160との係合箇所との距離が最も大きいときに、板バネ161が最も傾く。よって、抵抗体140には板バネ161から最も大きい負荷が作用することになり、抵抗体140と係合体160との係合力が最も大きくなる。このように、回転軸120が360°回転する中で、抵抗体140に作用する板バネ161の高負荷と低負荷とを設定できるため、回転軸120を360°回転する間にスラット130を全閉角度から反全閉角度まで回転させることができる。
抵抗体140と係合体160とは、スラット130が、図2(c)に示したように、水平なときに、回転軸120の軸心と、抵抗体140と係合体160との係合箇所との距離が最も小さくなるように構成されている。よって、スラット130が水平のときに抵抗体140と係合体160との係合力が最も小さくなる。
しかし、スラット130が水平のときには、スラット130及びラダーコード200は中立状態にあり、スラット130に加わる風Wなどの負荷も最も小さくなるため、ラダーコード200を介して回転ドラム190を回転させようとする力が最も小さい。よって、スラット130が水平のときに抵抗体140と係合体160との係合力が最も小さくても、回転ドラム190が回転するおそれは小さい。なお、スラット130が水平でないときについては、本実施形態の動作の項で説明する。
以上、本実施形態のブラインド100の構成について説明した。次に、本実施形態のブラインド100の動作について、図3〜図6を参照しながら説明する。図3〜図6は、スラット130の傾斜角度に応じたブラインド100の状態を示す。
スラット130が水平なときには、前述のように、抵抗体140と係合体160とは、図2(a)及び図2(b)に示したように、回転軸120の軸心と、抵抗体140と係合体160との係合箇所との距離が最も小さくなるように構成されている。よって、スラット130が水平のときに抵抗体140と係合体160との係合力が最も小さくなる。
しかし、スラット130が水平のときには、図2(c)に示したように、スラット130に加わる風Wなどの負荷が最も小さくなるため、ラダーコード200を介して回転ドラム190を回転させようとする力が最も小さい。よって、スラット130が水平のときに抵抗体140と係合体160との係合力が最も小さくても、回転ドラム190が回転するおそれは小さい。
(スラット130を水平な状態から時計回りに約45°傾斜させる動作)
スラット130が水平な状態から、回転操作棒220を一方向に約90°回転させると、図3(b)の矢印Aで示したように、回転軸120が回転操作棒220の回転角度に対応して一方向に90°回転する。このため、抵抗体140が回転軸120と一体に回転して、図3(a)及び図3(b)に示したように、回転軸120の軸心と、抵抗体140と係合体160との係合箇所との距離が大きくなっていく。よって、板バネ161の先端が押し下げられていくため、抵抗体140に作用する板バネ161の負荷が大きくなっていく。
回転軸120が回転すると、回転軸120と一体に回転ドラム190も約90°回転する。このため、ラダーコード200が傾動し、図3(c)に示したように、スラット130は、時計回りに約45°傾斜する。スラット130が約45°傾斜すると、水平のときに比べて、スラット130に加わる風W、ラダーコード200あるいは昇降コード240などの負荷が大きくなるため、ラダーコード200を介して回転ドラム190を回転させようとする力も大きくなる。
このとき、回転軸120が回転しないように保持するトルクは、スラット130が水平(A)なときからスラット130が45°(B)に傾斜するまで大きくなっていく。したがって、スラット130が約45°傾斜すると、水平のときに比べて抵抗体140と係合体160との係合力が大きくなる。
このように、抵抗体140と係合体160との係合力が大きくなるため、抵抗体140の回転を規制する力が大きくなる。よって、回転軸120が回転しないように保持するトルクが大きくなるため、回転ドラム190が回転するおそれは小さい。
(スラット130をさらに時計回りに回転して全閉角度まで傾斜させる動作)
スラット130が45°傾斜した状態から、回転操作棒220を一方向にさらに約90°回転させると、図4(b)の矢印Aで示したように、回転軸120が回転操作棒220の回転角度に対応して一方向に90°近くまで回転する。このため、抵抗体140が回転軸120と一体に回転して、図4(a)及び図4(b)に示したように、回転軸120の軸心と、抵抗体140と係合体160との係合箇所との距離が最も大きくなっていく。よって、板バネ161の先端が最も押し下げられた状態となるため、抵抗体140に作用する板バネ161の負荷が最も大きくなる。このとき、係合体160の係合部材162は、回転規制部142に当接してそれ以上の回転が規制される。
また、回転軸120が回転すると、回転軸120と一体に回転ドラム190も回転する。このため、ラダーコード200が傾動し、図4(c)に示したように、スラット130は全閉角度まで傾斜する。スラット130が全閉角度まで傾斜すると、スラット130に加わる風W、ラダーコード200あるいは昇降コード240などの負荷が最も大きくなるため、ラダーコード200を介して回転ドラム190を回転させようとする力が最も大きくなる。
このとき、回転軸120が回転しないように保持するトルクは、スラット130が45°(B)のときからスラット130が全閉角度(C)に傾斜するまで大きくなっていく。そして、スラット130が全閉角度まで傾斜すると、抵抗体140と係合体160との係合力が最も大きくなる。
よって、抵抗体140と係合体160との係合力が最も大きくなるため、抵抗体140の回転が規制される。よって、回転軸120の回転が規制されるため、外部からの負荷によって回転ドラム190が回転することが防止される。
(スラット130を水平な状態から反時計回りに約45°傾斜させる動作)
スラット130が水平な状態から、回転操作棒220を他方向に約90°回転させると、図5(b)の矢印Bで示したように、回転軸120が回転操作棒220の回転角度に対応して他方向に90°回転する。このため、抵抗体140が回転軸120と一体に回転して、図5(a)及び図5(b)に示したように、回転軸120の軸心と、抵抗体140と係合体160との係合箇所との距離が大きくなる。よって、板バネ161の先端が押し下げられていくため、抵抗体140に作用する板バネ161の負荷が大きくなっていく。
回転軸120が回転すると、回転軸120と一体に回転ドラム190も他方向に約90°回転する。このため、ラダーコード200が傾動し、図5(c)に示したように、スラット130は反時計回りに回転し、約−45°傾斜する。スラット130が約−45°傾斜すると、水平のときに比べて、スラット130に加わる風W、ラダーコード200あるいは昇降コード240などの負荷が大きくなるため、ラダーコード200を介して回転ドラム190を回転させようとする力も大きくなる。
このときの回転軸120が回転しないように保持するトルクは、スラット130が水平なときからスラット130が45°に傾斜するときと同様に大きくなっていく。したがって、スラット130が他方向に約−45°傾斜すると、水平のときに比べて抵抗体140と係合体160との係合力が大きくなる。
このように、抵抗体140と係合体160との係合力が大きくなるため、抵抗体140の回転を規制する力が大きくなる。よって、回転軸120の回転を規制する力も大きくなるため、回転ドラム190が回転するおそれは小さい。
(スラット130をさらに反時計回りに回転して反全閉角度まで傾斜させる動作)
スラット130が−45°傾斜した状態から、回転操作棒220を他方向にさらに約90°回転させると、図6(b)の矢印Bで示したように、回転軸120が回転操作棒220の回転角度に対応して他方向に90°近くまで回転する。このため、抵抗体140が回転軸120と一体に回転して、図6(a)及び図6(b)に示したように、回転軸120の軸心と、抵抗体140と係合体160との係合箇所との距離が最も大きくなる。よって、板バネ161の先端が最も押し下げられた状態となるため、抵抗体140に作用する板バネ161の負荷が最も大きくなる。このとき、係合体160の係合部材162は、回転規制部142に当接してそれ以上の回転が規制される。
また、回転軸120が回転すると、回転軸120と一体に回転ドラム190も回転する。このため、ラダーコード200が傾動し、図6(c)に示したように、スラット130は反全閉角度まで傾斜する。スラット130が反全閉角度まで傾斜すると、スラット130に加わる風W、ラダーコード200あるいは昇降コード240などの負荷が最も大きくなるため、ラダーコード200を介して回転ドラム190を回転させようとする力が最も大きくなる。
このとき、回転軸120が回転しないように保持するトルクは、スラット130が45°のときからスラット130が全閉角度に傾斜するときと同様に大きくなっていく。したがって、スラット130が反全閉角度まで傾斜すると、抵抗体140と係合体160との係合力が最も大きくなる。
このように、抵抗体140と係合体160との係合力が最も大きくなるため、抵抗体140の回転が規制される。よって、回転軸120の回転が規制されるため、外部からの負荷によって回転ドラム190が回転することが防止される。
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、回転軸120の回転に伴って、回転軸120の軸心と、抵抗体140と係合体160との係合箇所との距離が変化するようにすることで、抵抗体140と係合体160との係合する力の大きさが変化する。このため、係合する力の大きさが最も大きくなる回転軸120の回転角度において、スラット130を全閉角度になるように設定すると、スラット130を全閉角度にて安定して保持できるようになる。このように、大きな回転トルクを付与する箇所を特定することで、その箇所では大きな力が必要であるが、回転軸120の回転は1回転で済む。
つまり、回転軸120が360°回転する中で高負荷と低負荷を設定できるため、回転軸120を360°回転する間にスラット130を全閉角度から反全閉角度まで回転させることができる。すなわち、少ない操作量でスラット130を回転させることが可能となる。
最も高い負荷が作用するのは、所定角度(例えば全閉角度)からの回転開始時のみである。このため、操作者が手動で操作する場合、操作者への負担は小さくなる。
また、抵抗体140の軸心を回転軸120の軸心からオフセットすることで、回転軸120の回転によって抵抗体140が偏心して回転するため、抵抗体140による負荷の変動を容易に設定することができる。
また、抵抗体140の表面の係合体160と係合する部分が、円周方向に連続する凹凸に形成されることで、係合体160と抵抗体140との間で負荷が発生しやすくなるとともに、回転軸120が所定角度回転する毎に負荷を発生させ、スラット130を回転した角度位置で保持し易くなる。
また、回転軸120の軸心と、抵抗体140と板バネ161との係合箇所との距離が最も大きくなったとき、すなわち、回転軸120の軸心と、抵抗体140と板バネ161との係合箇所とが最も離間したときに、板バネ161が最も弾性変形して抵抗体140に最も高い負荷を付与することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について説明する。まず、本実施形態に係るブラインド300の構成について、図7を参照しながら説明する。図7は、本実施形態のブラインド300の抵抗体340と係合体360の構成を説明するための図である。本実施形態は、上記第1の実施形態とは係合体360の構成が異なるものであり、その他の構成は第1の実施形態と同様である。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態では、以下の説明において、ヘッドボックス310、回転軸320、スラット330、抵抗体340、凹凸部341、回転規制部342、回転ドラム390、ボトムレール410、軸受け480、ラダーコード、について、上記第1の実施形態のヘッドボックス110、回転軸120、スラット130、抵抗体140、凹凸部141、回転規制部142、回転ドラム190、ボトムレール210、軸受け280、ラダーコード200と同様の点については、重複説明を省略する。
(係合体360)
係合体360は、図7(a)に示したように、コイルバネ361とコイルバネ361の先端に設けられ、凹凸部331に係合する係合部材362とから構成される。係合部材362は、コイルバネ361の上端から上方向に三角形状に突出している。コイルバネ361は、基端部が軸受け480の底部に固定されて、回転軸320に近づく方向に伸びるように設けられている。
このように、抵抗体340の中心は回転軸320の軸心からオフセットされており、回転軸320が回転すると、回転軸320の軸心と、抵抗体340と係合体360との係合箇所との距離が変化するため、抵抗体340と係合体360との係合力が変化する。係合体360は、図7(b)に示したように、回転軸320の軸心と、抵抗体340と係合体360との係合箇所との距離が最も小さいときに、図7(a)に示したように、コイルバネ361が最も伸びるため、係合力が最も小さくなる。
このとき、図7(c)に示したように、スラット330が約水平の角度になるように構成される。スラット330が水平のときには、スラット130及びラダーコード200は中立状態にあり、スラット330に加わる風Wなどの負荷も最も小さくなるため、ラダーコード(図示していない)を介して回転ドラム390(図示していない)を回転させようとする力が最も小さい。よって、スラット330が水平のときに抵抗体340と係合体360との係合力が最も小さくても、回転ドラム390が回転するおそれは小さい。
一方、係合体360は、回転軸320の軸心と、抵抗体340と係合体360との係合箇所との距離が最も大きいときに、コイルバネ361が最も縮むため、係合力が最も大きくなる。
本実施形態の動作は、第1の実施形態と実質的に同様である。すなわち、上記第1の実施形態の係合体160の板バネ161を係合体360のコイルバネ361と読み替えることにより、第1の実施形態と実質的に同様の動作が行われる。
(第2の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果に加えて、回転軸320の軸心と、抵抗体340とコイルバネ361との係合箇所との距離が最も大きくなったとき、すなわち、回転軸320の軸心と、抵抗体340とコイルバネ361との係合箇所とが最も離間したときに、コイルバネ361が最も弾性変形して抵抗体340に最も高い負荷を付与することができる。よって、抵抗体340と係合体360との係合力を最も大きくすることができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について説明する。まず、本実施形態に係るブラインド500の構成について、図8及び図9を参照しながら説明する。図8は、本実施形態のブラインド500の全体構成を示す正面図である。本実施形態は、上記第2の実施形態とは抵抗体540の構成が異なるものであり、その他の構成は第2の実施形態と同様である。本実施形態では、上記第2の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態では、上記第2の実施形態と異なる点を中心に説明する。以下の説明において、ヘッドボックス510、回転軸520、スラット530、係合体560、コイルバネ561、係合部材562、回転ドラム590、ボトムレール610、軸受け680、ラダーコードについて、上記第2の実施形態のヘッドボックス310、回転軸320、スラット330、係合体360、コイルバネ361、回転ドラム390、ボトムレール410、軸受け480、ラダーコードと同様の点については、重複説明を省略する。
抵抗体540は、図8に示したように、回転軸520の軸心から抵抗体540の表面までの距離が一定でない形状の一例として、回転軸520の軸方向に見た形状が楕円形状に構成されている。抵抗体540の中心は回転軸520の軸心と同心である。抵抗体540が回転すると、回転軸520の軸心から抵抗体540の表面までの距離が一定でないため、図8(b)及び図9(b)に示したように、回転軸520の軸心と、抵抗体540と係合体560との係合箇所との距離が変化する。
抵抗体540の表面には、係合体560の係合部材562が当接することによって係合する。回転軸520が回転すると、回転軸520の軸心と、抵抗体540と係合体560との係合箇所との距離が変化するため、抵抗体540と係合体560との係合力が変化する。係合体560は、図8(b)に示したように、回転軸520の軸心と、抵抗体540と係合体560との係合箇所との距離が最も小さいときに、図8(a)に示したように、コイルバネ561が最も伸びるため、係合力が最も小さくなる。
このとき、図8(c)に示したように、スラット530がほぼ水平の角度になるように構成される。スラット530が水平のときには、スラット130及びラダーコード200は中立状態にあり、スラット530に加わる風Wなどの負荷も最も小さくなるため、ラダーコード(図示していない)を介して回転ドラム590(図示していない)を回転させようとする力が最も小さい。よって、スラット530が水平のときに抵抗体540と係合体560との係合力が最も小さくても、回転ドラム590が回転するおそれは小さい。
一方、係合体560は、図9(b)に示したように、回転軸520の軸心と、抵抗体540と係合体560との係合箇所との距離が最も大きいときに、図9(a)に示したように、コイルバネ561が最も縮むため、係合力が最も大きくなる。
このとき、図9(c)に示したように、スラット530が全閉角度まで傾斜するように構成される。スラット530が全閉角度まで傾斜したときには、スラット530に加わる風W、ラダーコード200あるいは昇降コード240などの負荷が最も大きくなるため、ラダーコード(図示していない)を介して回転ドラム590(図示していない)を回転させようとする力が最も大きい。よって、スラット530が全閉角度まで傾斜したときに抵抗体540と係合体560との係合力が最も大きくなるため、回転ドラム590が回転することが防止される。
(第3の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、回転軸520の回転に伴って、回転軸520の軸心と、抵抗体540と係合体560との係合箇所との距離が変化するようにすることで、抵抗体540と係合体560との係合する力の大きさが変化する。このため、係合する力の大きさが最も大きくなる回転軸520の回転角度において、スラット530を全閉角度になるように設定すると、スラット530を設定した全閉角度にて保持できるようになる。このように、大きな回転トルクを付与する箇所を特定することで、その箇所では大きな力が必要であるが、回転軸520の回転は1回転で済む。
つまり、回転軸520が360°回転する中で高負荷と低負荷を設定できるため、回転軸520を360°回転する間にスラット530を全閉角度から反全閉角度まで回転させることができる。すなわち、少ない操作量でスラット530を回転させることが可能となる。
最も高い負荷が作用するのは、所定角度(例えば全閉角度)からの回転開始時のみである。このため、操作者が手動で操作する場合、操作者への負担は小さくなる。
また、抵抗体540は、回転軸520の軸心から抵抗体540と係合体560との係合箇所までの距離が一定でない形状とすることで、回転軸520の回転によって回転軸520の軸心から抵抗体540と係合体560との係合箇所との距離が変化する。このため、抵抗体540による負荷の変動を容易に設定することができる。
また、回転軸520の軸心と、抵抗体540とコイルバネ561との係合箇所との距離が最も大きくなったとき、すなわち、回転軸520の軸心と、抵抗体540とコイルバネ561との係合箇所とが最も離間したときに、コイルバネ561が最も弾性変形して抵抗体540に最も高い負荷を付与することができる。よって、抵抗体540と係合体560との係合力を最も大きくすることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記第1及び第2の実施形態では、抵抗体140、340は、表面全体に凹凸部141、341が形成されている構成としたが、本発明はこれに限定されない。抵抗体は、表面が凹凸状に形成されていなくてもよい。すなわち、抵抗体がラウンド状、円形状、真円などでもよい。また、抵抗体は、その中心から抵抗体と係合体との係合箇所までの距離が実質的に一定とみなせる形状であればよく、実質的な円形状、ラウンド状、真円に近い多角形などでもよい。
また、上記第3の実施形態では、抵抗体540を楕円形状としたが、本発明はこの例に限定されない。例えば、扇形や曲率の変わる曲面などであってもよい。また、抵抗体は曲面に代えて曲面に近い多角形にしてもよい。
また、上記第3の実施形態では、抵抗体540の表面の係合体560と係合する部分が、円周方向に連続する凹凸状に形成されていないが、本発明はこれに限定されず、抵抗体の表面が凹凸状に形成されていてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態では、抵抗体140、340の表面が、抵抗面となる凹凸部141、341に形成されている構成としたが、本発明はこの例に限定されない。例えば、ゴムなどの摩擦係数の大きな部材を抵抗体140、340の表面に貼り付けたり、抵抗体140、340の表面をザラザラに加工したりするなど、抵抗体140、340の表面の摩擦抵抗を大きくするようにしてもよい。
また、上記実施形態では、抵抗体140、340、540の表面に、係合体160、360、560が係合する構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、抵抗体の側面に形成した溝に係合体が係合するようにし、回転軸が回転すると、回転軸の軸心と、抵抗体と係合体との係合箇所との距離が変化するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、係合体160、360、560をバネ161、361、561としたが、本発明はこの例に限定されない。例えば、弾性を利用して抵抗体に係合することができるものであれば適宜設計してよい。
また、上記実施形態では、手動で操作するブラインドを例に説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、電動で操作するブラインドでもよい。電動で操作する場合のモーターなどにかかる負荷が小さくなる。
また、上記第1〜第3の実施形態の特徴は、任意に組み合わせて実施することができる。例えば、抵抗体を回転軸の軸方向から見て、回転軸の軸心から抵抗体と係合体との係合箇所までの距離が一定でない形状とし、さらに、抵抗体の中心を回転軸の軸心からオフセットさせてもよい。
また、上記実施形態では、スラットが全閉角度まで傾斜した状態のときに係合体への負荷が最大になるようにしたが、本発明はこれに限定されない。オフセット量を変えたり、係合体の形状を変えたりすることによって、スラットが任意の角度のときに係合体への負荷が最大になるように設定することができる。
また、上記実施形態では、具体的なブラインド100、300、500を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。ヘッドボックス内に回転可能に支持される回転軸と、整列状態に支持され回転軸の回転に連動して傾動する複数のスラットと、を備えた任意のブラインドでよい。このようなブラインドにおいては、回転軸には風以外の外力も作用する場合がある。例えば、回転操作棒内に昇降コードを挿通させるブラインドの場合、回転軸には、回転操作棒を回転させたときに発生する昇降コードのよじれを元に戻そうとする反力も作用する。このようなものにも本発明は適用可能である。さらに、横型ブラインドではなく、縦型ブラインドにも適用可能である。
100、300、500 ブラインド
110、310、510 ヘッドボックス
120、320、520 回転軸
130、330、530 スラット
140、340、540 抵抗体
141、341 凹凸部
142、342 回転規制部
160、360、560 係合体
161 板バネ
162、362、562 係合部材
180 取り付け用ブラケット
190、390、590 回転ドラム
191 ドラム受け
200 ラダーコード
210、410、610 ボトムレール
220 回転操作棒
230 チルタ軸
240 昇降コード
250 ストッパ
260 連結具
270 補助コード
280、480、680 軸受け
361、561 コイルバネ
W 風

Claims (5)

  1. ヘッドボックス内に回転可能に支持される回転軸と、整列状態に支持され前記回転軸の回転に連動して傾動する複数のスラットと、を備えたブラインドにおいて、
    前記回転軸と一体回転する抵抗体と、
    弾性を利用して前記抵抗体に係合する係合体と、
    を備え、
    前記回転軸が回転すると、前記回転軸の軸心と、前記抵抗体と前記係合体との係合箇所との距離が変化して、前記抵抗体と前記係合体との係合力が変化することを特徴とする、ブラインド。
  2. 前記抵抗体は、前記回転軸の軸方向から見て、前記抵抗体の中心から前記抵抗体と前記係合体との係合箇所までの距離が一定な形状であり、
    前記抵抗体の中心は、前記回転軸の軸心からオフセットされていることを特徴とする、請求項1に記載のブラインド。
  3. 前記抵抗体は、前記回転軸の軸方向から見て、前記回転軸の軸心から前記抵抗体と前記係合体との係合箇所までの距離が一定でない形状であることを特徴とする、請求項1に記載のブラインド。
  4. 前記抵抗体は、前記抵抗体の表面の前記係合体と係合する部分が、前記抵抗体の回転方向に連続する凹凸状に形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のブラインド。
  5. 前記係合体はバネを備え、前記回転軸の軸心と、前記抵抗体と前記係合体との係合箇所の距離が最も大きいとき、前記抵抗体には前記バネから最も高い負荷が作用することによって前記抵抗体と前記係合体との係合力が最も大きくなることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のブラインド。
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