JPH1045212A - 搬送システム及び搬送システムの移載制御装置 - Google Patents

搬送システム及び搬送システムの移載制御装置

Info

Publication number
JPH1045212A
JPH1045212A JP8204874A JP20487496A JPH1045212A JP H1045212 A JPH1045212 A JP H1045212A JP 8204874 A JP8204874 A JP 8204874A JP 20487496 A JP20487496 A JP 20487496A JP H1045212 A JPH1045212 A JP H1045212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
transfer
conveyor
unloading
stop position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8204874A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Suzuki
新一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP8204874A priority Critical patent/JPH1045212A/ja
Publication of JPH1045212A publication Critical patent/JPH1045212A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】無人搬送車と移載作業を行う入出庫用移載装置
を簡単な構成とする。 【解決手段】自動倉庫1は枠組棚2a,2bを備え、枠
組棚2a,2bには収納部3が形成されている。枠組棚
2bには荷を入庫する入庫コンベア10及び無人搬送車
Mとの間で荷の移載作業を行う直線上に延びる一列の出
庫・再入庫コンベア11が設けられている。無人搬送車
Mは3台の運搬台車M1〜M3を備え、各運搬台車M1
〜M3を出庫・再入庫コンベア11の外端部と対向する
移載位置に停止させる第1〜第3停止位置X1〜X3に
停止することにより、各運搬台車M1〜M3と出庫・再
入庫コンベア11との間で出庫・再入庫のための移載作
業を行う。即ち、無人搬送車Mは第1〜第3停止位置X
1〜X3に停止して出庫・再入庫コンベア11との間で
順次移載作業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動倉庫に対して
入出庫される荷を搬送する搬送システム及び搬送システ
ムの移載制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6,図7に示す自動倉庫71が
提案されている。この自動倉庫71は一対の枠組棚72
を備え、各枠組棚72には荷を収納するための収納部7
3が形成されている。各枠組棚72間には走行レール7
4が敷設され、その走行レール74に沿ってスタッカク
レーン75が走行する。収納部73に収納される荷は例
えば各種部品等からなる。
【0003】枠組棚72には、コの字型に形成された入
庫コンベア76、略L字型に形成された出庫コンベア7
7及び再入庫コンベア78が設けられている。入庫コン
ベア76は、例えば作業者によって当該コンベア76上
に載置された荷を自動倉庫71へ入庫するためのコンベ
アである。
【0004】出庫コンベア77は、自動倉庫71から出
庫された荷を載置し、無人搬送車Mの運搬台車M1〜M
3へと移載するためのコンベアである。この無人搬送車
Mは例えば組付ライン等の作業場へと荷を搬送する。出
庫コンベア77は、運搬台車M1〜M3に対応して、当
該運搬台車M1〜M3との間で荷の移載作業を行う3台
のユニットコンベアU1〜U3を備えている。この場
合、出庫コンベア77における各ユニットコンベアU1
〜U3から各運搬台車M1〜M3への移載作業は同時に
行われる。尚、この自動倉庫71では、荷はユニットコ
ンベアU1〜U3上に当該自動倉庫71に付属の専用パ
レットを介して載置され、各運搬台車M1〜M3へは各
ユニットコンベアU1〜U3に設けられた自動移載装置
(図示せず)によって、当該荷のみが運搬台車M1〜M
3へと移載される。
【0005】再入庫コンベア78は、組付ライン等の作
業にて余った荷を搬送した無人搬送車Mがそれらの荷を
再度自動倉庫71へと入庫する際に使用され、無人搬送
車Mから移載された荷を自動倉庫71へと再入庫するコ
ンベアである。再入庫コンベア78は、前記運搬台車M
1〜M3との間で荷の移載作業を行う3台のユニットコ
ンベアU4〜U6を備えている。この場合、再入庫コン
ベア78における各運搬台車M1〜M3からユニットコ
ンベアU4〜U6への移載作業は同時に行われる。この
移載時においても、前記自動移載装置によって、運搬台
車M1〜M3側の荷がユニットコンベアU4〜U6上の
専用パレット上へと移載される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無人搬
送車Mの運搬台車M1〜M3に対応して、出庫コンベア
77及び再入庫コンベア78では、それぞれ3台のユニ
ットコンベアU1〜U3,U4〜U6が必要となる。こ
のため、各ユニットコンベアU1〜U6の使用台数が多
くなり、出庫及び再入庫コンベア77,78の設置スペ
ースが広くなるとともにコストが高くなるという問題が
ある。しかも、各ユニットコンベアU1〜U6は運搬台
車M1〜M3側と移載作業を行うための自動移載装置を
備えているので、よりコストが高くなるという問題があ
る。
【0007】又、出庫及び再入庫コンベア77,78で
はそれぞれ同数(例えば3台)のユニットコンベアU1
〜U3,U4〜U6が設けられ、運搬台車の台数はユニ
ットコンベアと同じ台数(3台)である場合に最も効率
良く荷の移載作業ができる。従って、運搬台車の台数は
原則としてユニットコンベアの台数に限られてしまい、
運搬台車を使用する台数の自由度が限定され、荷を搬送
するための搬送効率が低下するという問題がある。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、搬送台車の各荷移載部
との間で移載作業を行う入出庫用移載装置を簡単な構成
とし、自動倉庫の設置スペースを小さくすることが可能
な搬送システム及び搬送システムの移載制御装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、荷を収納するための複数の
収納部を備えた枠組棚と、前記枠組棚に沿って走行し、
前記収納部との間で荷の受渡しを行うクレーン装置と、
前記枠組棚から外方へ直線上に延び、前記収納部に対し
て再入庫する荷又は収納部から出庫した荷を搬送する再
入庫又は出庫動作を行うとともに、その内端部にて前記
クレーン装置との間で当該再入庫又は出庫される荷の移
載作業を行う入出庫用移載装置と、予め定められた軌道
に沿って走行し、荷を載置し移載する荷移載部を有する
とともに、各荷移載部は前記入出庫用移載装置の外端部
との間で、順次荷の移載作業を行うことが可能な搬送台
車とを備えたことをその要旨とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記搬送台車が走行する軌道には、各荷移
載部が前記入出庫用移載装置との間で荷の移載を行わせ
るための搬送台車の停止位置が各移載部に対応して形成
され、前記搬送台車が各停止位置に順次停止することに
よって、対応する荷移載部が前記入出庫用移載装置との
間で、荷の移載作業を行うことをその要旨とする。
【0011】請求項3記載の発明は、前記請求項2記載
の搬送システムにおいて、前記各停止位置に設けられた
停止位置を指示するための停止位置指示部材と、前記停
止位置指示部材を検出するため前記搬送台車に設けられ
た指示部材検出手段と、前記指示部材検出手段からの検
出信号に基づいて搬送台車を停止させる停止制御手段
と、前記搬送台車の停止位置での停止に基づいて前記入
出庫用移載装置を駆動し、その停止位置に対応する荷移
載部との間で移載作業を行わせる移載制御手段と、前記
移載作業が完了したか否かを検出する完了検出手段と、
前記完了検出手段からの移載作業が完了した旨を示す完
了信号に基づいて搬送台車に次動作を行わせる次動作制
御手段とを備えたことをその要旨とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記搬送台車の各荷移載部には当該荷移載
部を識別する識別部材が設けられるとともに、前記入出
庫用移載装置には識別部材を検出する識別部材検出手段
が設けられ、前記移載制御手段は、識別部材検出手段か
らの検出信号に基づいて、搬送台車のどの荷移載部が前
記入出庫用移載装置との間で荷の移載作業が可能である
かを判断することをその要旨とする。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項3又は4記
載の発明において、前記次動作制御手段は、指示部材検
出手段からの検出信号に基づいて、検出した停止位置指
示部材の示す停止位置が最前部に位置する停止位置でな
い場合には、次の停止位置への走行を行わせ、前記停止
指示部材の示す停止位置が最前部に位置する停止位置で
ある場合には、次の走行移動先への走行を行わせること
をその要旨とする。
【0014】従って、請求項1記載の発明によれば、前
記クレーン装置は、枠組棚に沿って走行し、前記収納部
との間で、荷の受渡しを行う。枠組棚には、当該枠組棚
から外方へ直線上に延びる入出庫用移載装置が設けら
れ、当該入出庫用移載装置を介して荷の再入庫又は出庫
作業が行われる。この入出庫用移載装置の外側には、複
数の荷移載部を有する搬送台車が予め定められた軌道に
沿って走行する。搬送台車は、入出庫用移載装置の外端
部と各荷移載部との間で、再入庫又は出庫作業のための
荷の移載作業を順次行う。
【0015】請求項2記載の発明によれば、前記搬送台
車が走行する軌道には、各荷移載部が前記入出庫用移載
装置との間で荷の受渡しを行わせるための搬送台車の停
止位置が各移載部に対応して形成されている。この場
合、前記搬送台車は各停止位置に順次停止することによ
って、対応する荷移載部が前記入出庫用移載装置との間
で、再入庫又は出庫作業のための荷の移載作業を行う。
【0016】請求項3記載の発明によれば、前記各停止
位置には当該停止位置を指示するための停止位置指示部
材が設けられている。搬送台車に設けられた指示部材検
出手段は停止位置指示部材を検出する。停止制御手段
は、指示部材検出手段の停止位置指示部材の検出に基づ
いて搬送台車の走行を停止し、搬送台車を停止位置に停
止させる。移載制御手段は、前記搬送台車の停止位置で
の停止に基づいて前記入出庫用移載装置を駆動し、その
停止位置に対応する荷移載部との間で移載作業を行わせ
る。次動作制御手段は、前記完了検出手段からの移載作
業が完了した旨を示す完了信号に基づいて搬送台車に次
動作を行わせる。
【0017】請求項4記載の発明によれば、前記搬送台
車の各荷移載部には当該荷移載部を識別する識別部材が
設けられるとともに、前記入出庫用移載装置には識別部
材を検出する識別部材検出手段が設けられている。前記
移載制御手段は、識別部材検出手段からの検出信号に基
づいて、搬送台車のどの荷移載部が前記入出庫用移載装
置との間で荷の移載作業が可能であるかを判断する。
【0018】請求項5記載の発明によれば、前記次動作
制御手段は、指示部材検出手段からの検出信号に基づい
て、検出した停止位置指示部材の示す停止位置が最前部
に位置する停止位置でない場合には、次の停止位置への
走行を行わせる。又、次動作制御手段は、前記停止指示
部材の示す停止位置が最前部に位置する停止位置である
場合には、次の走行移動先への走行を行わせる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図4に従って説明する。図1,図2は自
動倉庫1を備えた搬送システムを示している。自動倉庫
1は左右一対の枠組棚2a,2bを備え、各枠組棚2
a,2bには複数の収納部3が形成されている。収納部
3は各枠組棚2a,2bの連方向(奥行き方向)及び段
方向(上下方向)に複数形成されている。本実施の形態
では、収納部3が連方向に12個形成されている。
【0020】又、自動倉庫1の枠組棚2a,2b間に
は、走行レール4が敷設され、その走行レール4上をク
レーン装置としてのスタッカクレーン5が走行するよう
になっている。
【0021】図4は、自動倉庫1に収納される荷Wの一
例を示している。荷Wは、例えば部品パレットPa及び
部品パレットPa上に載置される部品B等からなり、自
動倉庫1に収納される場合には自動倉庫1に付属の専用
パレットPb上に載置される。
【0022】図1,図2に示すように、前記枠組棚2b
の最下段において、最前連(図1において左側)から第
5連へと連結されるコの字型の荷を入庫するための入庫
コンベア10が設けられている。入庫コンベア10は、
最前連に位置する最前連コンベア10a、第5連から外
方へ延びる第5連コンベア10b及び最前連コンベア1
0aと第5連コンベア10bとを連結する作業コンベア
10cからなる。入庫コンベア10は、ローラR等を備
えたローラコンベアであって、ローラRの回転に基づい
て荷Wの入庫が行われる。
【0023】この入庫コンベア10では、専用パレット
Pbが最前連コンベア10a側から作業コンベア10c
側へと供給される。そして、例えば作業者はその作業コ
ンベア10cに供給された専用パレットPb上に荷Wを
載置する。この専用パレットPb上に載置された荷W
は、専用パレットPbとともに、作業コンベア10cか
ら第5連コンベア10bへ搬送され、第5連コンベア1
0bからスタッカクレーン5へと受け渡され、スタッカ
クレーン5が目的の収納部3に荷Wを専用パレットとと
もに収納する。
【0024】又、枠組棚2bの最下段において、第10
連から外方に延びる入出庫移載装置としての出庫・再入
庫コンベア11が連結されている。出庫・再入庫コンベ
ア11は第10連から外方へ向かって枠組棚2bとは垂
直に延びている。出庫・再入庫コンベア11は複数のロ
ーラRを備えたローラコンベアである。出庫・再入庫コ
ンベア11はローラRの正転及び逆転に従って出庫・再
入庫コンベア11上の荷Wを移動させるようになってい
る。各ローラRは、駆動モータ12(図3参照)の駆動
に基づいて回転するようになっている。各ローラRが正
転している場合には、荷Wは入庫する方向へと移動す
る。各ローラRが逆転している場合には、荷Wは出庫す
る方向へと移動する。
【0025】この出庫・再入庫コンベア11は、その自
動倉庫1側の端部(内端部)では、スタッカクレーン5
との間で荷の移載作業を行い、外端部では無人搬送車M
との間で、荷Wの移載作業を行う。出庫・再入庫コンベ
ア11では、荷Wは専用パレットPbとともに搬送さ
れ、スタッカクレーン5との再入庫又は出庫時における
移載作業は、専用パレットPbとともに行われる。しか
しながら、外端部における搬送台車としての無人搬送車
Mとの再入庫又は出庫のための移載作業は荷Wのみで行
われる。何故ならば、この搬送システムでは、専用パレ
ットPbは自動倉庫1に付属し、無人搬送車Mは荷Wの
みを搬送するシステムとなっているからである。
【0026】従って、出庫・再入庫コンベア11の外端
部には、無人搬送車Mとの出庫又は再入庫のための移載
作業時に、荷Wのみを移載する自動移載装置(図示せ
ず)が設けられている。この自動移載装置は、例えば部
品パレットPbの部分を把持する把持装置、把持装置が
把持した荷W(部品パレット)を、出庫又は再入庫のた
めに移動(プッシュ−プル)させるエアシリンダを有す
るスライド機構等を備えている。
【0027】出庫・再入庫コンベア11には、当該出庫
・再入庫コンベア11上に荷Wがあるか否かを検出する
荷検出センサ13が設けられている。この荷検出センサ
13は例えば専用パレットPb上に載置された荷Wの部
品パレットPaを検出するようになっている。そして、
荷検出センサ13は、出庫・再入庫コンベア11の全範
囲を検出するために、例えば斜状に取り付けられてい
る。
【0028】出庫・再入庫コンベア11の入庫位置に
は、その入庫位置に荷Wがあるか否かを検出する入庫位
置センサ14が設けられている。入庫位置とは、出庫・
再入庫コンベア11におけるスタッカクレーン5側の端
部の位置であって、出庫・再入庫コンベア11からスタ
ッカクレーン5に荷Wを受け渡すための位置である。こ
の入庫位置センサ14は、例えば専用パレットPb上に
載置された荷Wの部品パレットPa部分を検出するよう
になっている。
【0029】出庫・再入庫コンベア11の出庫位置に
は、その出庫位置に荷Wがあるか否かを検出する出庫位
置センサ15が設けられている。出庫位置とは、出庫・
再入庫コンベア11における外端部の位置であって、自
動倉庫1から荷Wを出庫するための位置である。出庫位
置センサ15は、例えば専用パレットPa上に載置され
た荷Wの部品パレットPaの部分を検出するようになっ
ている。
【0030】前記自動移載装置は、この出庫位置にある
専用パレットPb上にある荷Wを、荷Wのみ無人搬送車
M側へと移載することにより出庫のための移載作業を行
うとともに、無人搬送車M側の荷Wを、出庫位置にある
専用パレットPb上へと移載することにより再入庫のた
めの移載作業を行わせる。
【0031】出庫・再入庫コンベア11の外端には、無
人搬送車Mを検出する台車センサ16が設けられてい
る。前記荷検出センサ13、入庫位置センサ14、出庫
位置センサ15及び台車センサ16は、光電管センサか
らなる。
【0032】出庫・再入庫コンベア11の外側には、前
記無人搬送車Mの走行用の軌道Vが形成されている。こ
の軌道Vは例えば電磁誘導線に沿って設けられている。
無人搬送車Mには、無人搬送車Mを駆動走行させる駆動
台車Ma及び荷Wを載置する荷移載部としての第1〜第
3運搬台車M1〜M3が設けられている。これら各運搬
台車M1〜M3上には、荷Wのみが載置される。又、第
1〜第3運搬台車M1〜M3には、各運搬台車M1〜M
3を識別するための識別部材としての識別マークK1〜
K3が設けられている。これら識別マークK1〜K3は
識別部材検出手段としての前記台車センサ16にて検出
される。
【0033】軌道Vには、駆動台車Maを停止させる第
1〜第3停止位置X1〜X3が設定されている。第1停
止位置X1に駆動台車Maが停止した場合には、運搬台
車M1は出庫・再入庫コンベア11と対向する位置、即
ち、出庫・再入庫コンベア11との荷受渡しが可能な移
載位置に停止する。第2停止位置X2に駆動台車Maが
停止した場合には、運搬台車M2が移載位置に停止す
る。第3停止位置X3に駆動台車Maが停止した場合に
は、運搬台車M3が移載位置に停止する。これら第1〜
第3停止位置X1〜X3には、第1〜第3停止位置X1
〜X3を指示する停止位置指示部材としての光反射マー
クF1〜F3が取着されている。
【0034】又、無人搬送車Mが各第1〜第3停止位置
X1〜X3に停止した時の駆動台車Maの車輪の位置に
は、溝が設けられている。従って、無人搬送車Mが各停
止位置X1〜X3に停止すると、駆動台車Maの車輪が
溝に嵌まり込むので、確実に無人搬送車Mを停止位置X
1〜X3に停止させることができる。
【0035】自動倉庫1には、スタッカクレーン5を制
御する地上制御盤21、入庫コンベア10を制御する第
1コンベア制御盤22及び出庫・再入庫コンベア11を
制御する第2コンベア制御盤23が設けられている。
【0036】又、自動倉庫1を管理するための自動倉庫
1が設置された工場とは別の場所である管理室内には、
在庫管理コンピュータ31及び制御コンピュータ32
(図3参照)が設置されている。
【0037】このように構成した自動倉庫1では、入庫
すべき荷Wは入庫コンベア10の作業コンベア10c上
の専用パレットPb上に載置する。すると、入庫コンベ
ア10は載置された荷Wを専用パレットPbとともに搬
送して、第5連コンベア10b側からスタッカクレーン
5へと受渡す。そして、スタッカクレーン5は荷Wを目
的の収納部3まで搬送し、その収納部3に荷Wを専用パ
レットPbとともに収納し、荷Wを入庫する。
【0038】この自動倉庫1にて荷Wを出庫する場合に
は、スタッカクレーン5が目的の収納部3から荷Wを専
用パレットPbとともに取出し、搬送し、出庫・再入庫
コンベア11へと受渡す。出庫・再入庫コンベア11
は、荷Wを専用パレットPbとともに出庫位置へと搬送
し、出庫位置にて無人搬送車Mへ荷Wのみを受け渡す。
【0039】この無人搬送車Mは出庫され、受取った荷
Wを組付けライン等の作業場へと搬送する。そして、作
業者は、組付けライン等にて必要な部品Bを荷Wの中か
ら取出し、無人搬送車Mは余った部品Bからなる荷Wを
再度、出庫・再入庫コンベア11まで搬送し、その出庫
・再入庫コンベア11から荷Wを自動倉庫1へと再入庫
する。
【0040】次に、このように構成した自動倉庫の電気
的構成について説明する。在庫管理コンピュータ31は
CPU(中央演算処理装置)等からなり、メモリ31a
を備えている。在庫管理コンピュータ31は、在庫デー
タを管理するとともに、入庫又は出庫等を要求する要求
データに基づいてその要求された入庫又は出庫等の作業
指示を行う作業指示データを作成し、出力するようにな
っている。即ち、在庫管理コンピュータ31は、入庫を
要求する入庫要求データに基づいて入庫作業指示データ
を作成し、出力するようになっている。在庫管理コンピ
ュータ31は、出庫を要求する出庫要求データに基づい
て出庫作業指示データ及び再入庫作業指示データを作成
するようになっている。在庫管理コンピュータ31は、
出庫作業指示データを出力することにより出庫作業指示
を行い、当該出庫作業指示データに基づく出庫作業が完
了した時、再入庫作業指示データを出力して、再入庫作
業指示を行うようになっている。
【0041】在庫管理コンピュータ31には、制御コン
ピュータ32が接続されている。制御コンピュータ32
はCPU等からなり、メモリ32aを備えている。制御
コンピュータ32には、通信線Tを介して地上制御盤2
1、第1コンベア制御盤22及び第2コンベア制御盤2
3が接続されている。制御コンピュータ32は、入庫、
出庫及び再入庫作業指示データを地上制御盤21、第1
コンベア制御盤22及び第2コンベア制御盤23側に出
力することにより、スタッカクレーン5、入庫コンベア
10及び出庫・再入庫コンベア11に作業指示を行うよ
うになっている。
【0042】地上制御盤21は地上コントローラ33、
操作パネル34及びディスプレイ35等を備えている。
地上コントローラ33はCPU等からなり、メモリ33
aを備えている。地上制御盤21には、光通信器Ha,
Hbを介して、クレーンコントローラ36が接続されて
いる。更に、クレーンコントローラ36にはスタッカク
レーン5を走行させる走行モータ37及びスタッカクレ
ーン5の昇降キャリッジを昇降させる昇降モータ38が
接続されている。
【0043】即ち、地上コントローラ33は、作業指示
データに基づいて作業データをクレーンコントローラ3
6に出力し、クレーンコントローラ36は作業データに
基づいて走行モータ37及び昇降モータ38を制御して
各種入庫及び出庫及び再入庫作業等のための荷役作業を
行わせるようになっている。
【0044】第1コンベア制御盤22は第1コンベアコ
ントローラ39、操作パネル40及びディスプレイ41
等を備えている。第1コンベアコントローラ39はCP
U等からなり、メモリ39aを備えている。第1コンベ
アコントローラ39には最前連コンベア10aを駆動す
る駆動モータ42aが接続されている。第1コンベアコ
ントローラ39には第5連コンベア10bを駆動する駆
動モータ42bが接続されている。第1コンベアコント
ローラ39には作業コンベア10cを駆動する駆動モー
タ42cが接続されている。
【0045】第1コンベアコントローラ39は、各駆動
モータ42a〜42cを適宜駆動して、最前連コンベア
10a側から空の専用パレットPbを作業コンベア10
cへと供給し、作業コンベア10c上の専用パレットP
b上に載置された荷Wを第5連コンベア10b側から入
庫させるようになっている。この場合、第1コンベアコ
ントローラ39は、駆動モータ42a,42cを駆動し
て各最前連コンベア10a及び作業コンベア10cのロ
ーラRを正転させることにより、最前連コンベア10c
から作業コンベア10cへと専用パレットPbを供給す
るようになっている。第1コンベアコントローラ39
は、駆動モータ42b,42cを駆動して、作業コンベ
ア10cのローラを正転させ、第5連コンベア10bの
ローラを逆転させることにより、作業コンベア10c側
から第5連コンベア10b側へと荷Wを専用パレットP
bとともに搬送させ、第5連コンベア10b側から自動
倉庫1側へと入庫させるようになっている。
【0046】第2コンベア制御盤23は移載制御手段と
しての第2コンベアコントローラ43、操作パネル44
及びディスプレイ45を備えている。第2コンベアコン
トローラ43はCPU等からなり、メモリ43aを備え
ている。第2コンベアコントローラ43には荷検出セン
サ13、入庫位置センサ14、出庫位置センサ15及び
台車センサ16が接続されている。更に、第2コンベア
コントローラ43には、駆動モータ46が接続されてい
る。
【0047】又、第2コンベアコントローラ43は、停
止制御手段及び次動作制御手段としての無人車コントロ
ーラ47と通信可能に設けられている。即ち、第2コン
ベアコントローラ43と無人車コントローラ47とは、
無線機48a,48bを介して通信可能に設けられてい
る。
【0048】荷検出センサ13は、出庫・再入庫コンベ
ア11上に荷Wがある時に、荷検出信号を第2コンベア
コントローラ43に出力するようになっている。入庫位
置センサ14は、荷Wが入庫位置にある時に、入庫位置
信号を出力するようになっている。
【0049】出庫位置センサ15は、荷Wが出庫位置に
ある時に、出庫位置信号を出力するようになっている。
台車センサ16は、識別マークK1〜K3を検出し、台
車検出信号を出力するようになっている。即ち、台車セ
ンサ16は、識別マークK1を検出した時には、第1運
搬台車M1を検出した旨を示す第1台車検出信号を出力
するようになっている。識別マークK2を検出した時に
は、第2運搬台車M2を検出した旨を示す第2台車検出
信号を出力するようになっている。識別マークK3を検
出した時には、第3運搬台車M3を検出した旨を示す第
3台車検出信号を出力するようになっている。
【0050】第2コンベアコントローラ43は、駆動モ
ータ46を制御し、出庫・再入庫コンベア11のローラ
Rを正転又は逆転させるようになっている。即ち、第2
コンベアコントローラ43は、出庫・再入庫コンベア1
1のローラRを正転させることにより、出庫・再入庫コ
ンベア11に対して荷Wを再入庫させる再入庫動作を行
わせるようになっている。第2コンベアコントローラ4
3は、出庫・再入庫コンベア11のローラRを逆転させ
ることにより、出庫・再入庫コンベア11に対して荷W
を出庫させる出庫動作を行わせるようになっている。
【0051】この場合、第2コンベアコントローラ43
は、荷を出庫する出庫作業指示データに従って出庫・再
入庫コンベア11を駆動して、出庫・再入庫コンベア1
1に出庫動作を行わせるとともに、無人車コントローラ
47に出庫指示データを出力するようになっている。
【0052】第2コンベアコントローラ43は、荷Wを
再入庫する再入庫作業指示データに従って出庫・再入庫
コンベア11を駆動して、出庫・再入庫コンベア11に
入庫動作を行わせるとともに、無人車コントローラ47
に再入庫指示データを出力するようになっている。
【0053】第2コンベアコントローラ43は、荷検出
センサ13からの荷検出信号に基づいて出庫・再入庫コ
ンベア11上に荷Wがあるか否かを判断するようになっ
ている。即ち、第2コンベアコントローラ43は、荷検
出センサ13から荷検出信号が入力された時、出庫・再
入庫コンベア11上に荷Wがあると判断するようになっ
ている。又、第2コンベアコントローラ43は再入庫指
示データに基づく入庫動作時において荷検出センサ13
から荷検出信号が入力された時、運搬台車M1〜M3側
から出庫・再入庫コンベア11への荷Wの移載が完了し
たと判断し、移載完了信号を無人車コントローラ47に
出力するようになっている。
【0054】第2コンベアコントローラ43は、入庫位
置センサ14からの荷検出信号に基づいて入庫位置に荷
Wがあるか否かを判断するようになっている。即ち、第
2コンベアコントローラ43は、入庫位置センサ14か
ら荷検出信号が出力されると、入庫位置に荷Wがあると
判断するようになっている。
【0055】第2コンベアコントローラ43は、出庫位
置センサ15からの荷検出信号に基づいて出庫位置に荷
Wがあるか否かを判断するようになっている。即ち、第
2コンベアコントローラ43は、出庫位置センサ15か
ら荷検出信号が出力されると、出庫位置に荷があると判
断するようになっている。
【0056】第2コンベアコントローラ43は、台車セ
ンサ16からの第1台車検出信号に基づいて、出庫・再
入庫コンベア11と対向する位置、即ち、第1運搬台車
M1が移載位置にあると判断するようになっている。第
2コンベアコントローラ43は、台車センサ16からの
第2台車検出信号に基づいて第2運搬台車M2が移載位
置にあると判断するようになっている。第2コンベアコ
ントローラ43は、台車センサ16からの第3台車検出
信号に基づいて第3運搬台車M3が移載位置にあると判
断するようになっている。
【0057】無人車コントローラ47はCPU等からな
り、メモリ47aを備えている。無人車コントローラ4
7には、走行モータ48及び第1〜第3移載モータH1
〜H3が接続されている。無人車コントローラ47は、
出庫指示データ及び再入庫指示データに従って走行モー
タ48を駆動して、無人搬送車Mを走行させるようにな
っている。
【0058】無人車コントローラ47は、出庫指示デー
タに従って第1〜第3移載モータH1〜H3を駆動し
て、出庫・再入庫コンベア11上の荷Wを運搬台車M1
〜M3へ移載する作業を行うとともに、再入庫指示デー
タに従って運搬台車M1〜M3上の荷Wを出庫・再入庫
コンベア11へ移載する作業を行わせるようになってい
る。
【0059】無人車コントローラ47には軌道Vを構成
する電磁誘導線を検出するピックアップコイル49及び
光反射マークF1〜F3を検出する指示部材検出手段と
しての光センサ50が接続されている。即ち、無人搬送
車Mは、ピックアップコイル49による電磁誘導線の検
出に基づいて軌道Vに沿って走行するようになってい
る。又、無人車コントローラ47には、運搬台車M1〜
M3上に設けられた完了検出手段としての荷検出センサ
E1〜E3が接続されている。
【0060】無人車コントローラ47は光センサ50か
らの検出信号に基づいて第1〜第3停止位置X1〜X3
を判断するようになっている。即ち、無人車コントロー
ラ47は、光センサ50から光反射マークF1の検出を
示す検出信号が出力された時には、無人搬送車Mは第1
停止位置X1にあると判断するようになっている。無人
車コントローラ47は、光センサ50から光反射マーク
F2の検出を示す検出信号が出力された時には、無人搬
送車Mは第2停止位置X2にあると判断するようになっ
ている。無人車コントローラ47は、光センサ50から
光反射マークF3の検出を示す検出信号が出力された時
には、無人搬送車Mは第3停止位置X3にあると判断す
るようになっている。
【0061】無人車コントローラ47は荷検出センサE
1からの検出信号に基づいて運搬台車M1上に荷Wが載
置されていると判断するようになっている。又、無人車
コントローラ47は出庫指示データに基づく、出庫・再
入庫コンベア11からの移載作業時において、荷検出セ
ンサE1から荷の検出信号が入力されると、第1運搬台
車M1での出庫による荷Wの移載作業が完了したと判断
する。
【0062】無人車コントローラ47は荷検出センサE
2からの検出信号に基づいて運搬台車M2上に荷が載置
されていると判断するようになっている。又、無人車コ
ントローラ47は出庫指示データに基づく、出庫・再入
庫コンベア11からの移載作業時において、荷検出セン
サE2から荷Wの検出信号が入力されると、出庫による
荷Wの移載作業が完了したと判断する。
【0063】無人車コントローラ47は荷検出センサE
3からの検出信号に基づいて運搬台車M3上に荷が載置
されていると判断するようになっている。又、無人車コ
ントローラ47は出庫指示データに基づく、出庫・再入
庫コンベア11からの移載作業時において、荷検出セン
サE3から荷Wの検出信号が入力されると、出庫による
荷Wの移載作業が完了したと判断する。
【0064】無人車コントローラ47は、再入庫指示デ
ータに基づく再入庫作業時において、第2コンベアコン
トローラ43から移載完了信号が入力された時、運搬台
車M1〜M3側から出庫・再入庫コンベア11へと荷W
が移載されたと判断するようになっている。
【0065】無人車コントローラ47は、出庫指示デー
タに従って、まず、無人搬送車Mを第1停止位置X1に
停止させ、第1運搬台車M1と出庫・再入庫コンベア1
1との間で、荷Wを第1運搬台車M1へ移載させる移載
作業を行わせるようになっている。無人車コントローラ
47は、前記第1運搬台車M1での荷Wの移載作業が完
了すると、次動作として無人搬送車Mを走行させて、第
2停止位置X2に停止させる動作を行うようになってい
る。
【0066】無人車コントローラ47は、無人搬送車M
を第2停止位置X2に停止させると、第2運搬台車M2
と出庫・再入庫コンベア11との間で、荷Wを第2運搬
台車M2へ移載させる移載作業を行わせるようになって
いる。無人車コントローラ47は、前記第2運搬台車M
2での荷Wの移載作業が完了すると、次動作として無人
搬送車Mを走行させて、第3停止位置X3に停止させる
動作を行うようになっている。
【0067】無人車コントローラ47は、無人搬送車M
を第3停止位置X3に停止させると、第3運搬台車M3
と出庫・再入庫コンベア11との間で、荷Wを第3運搬
台車M3へ移載させる移載作業を行わせるようになって
いる。無人車コントローラ47は、前記第3運搬台車M
3での荷Wの移載作業が完了すると、次動作として無人
搬送車Mを組付けライン等の作業場まで走行させて、当
該組付けラインに停止させる動作を行うようになってい
る。この場合、組付けライン等の作業場が走行移動先と
なる。
【0068】無人車コントローラ47は、再入庫指示デ
ータに従って、まず、無人搬送車Mを第1停止位置X1
に停止させ、第1運搬台車M1と出庫・再入庫コンベア
11との間で、荷Wを出庫・再入庫コンベア11へ移載
させる再入庫のための移載作業を行わせるようになって
いる。前記第1運搬台車M1での荷Wの移載作業が完了
すると、次の出庫作業指示に基づく荷Wが出庫・再入庫
コンベア11へと搬送され、続けて第1運搬台車M1と
出庫・再入庫コンベア11との間で、荷Wを出庫するた
めの移載作業が行われる。無人車コントローラ47は、
荷検出センサE1からの検出信号に基づいて前記荷Wの
移載作業が完了したと判断すると、次動作として無人搬
送車Mを走行させて、第2停止位置X2に停止させる動
作を行わせるようになっている。
【0069】無人車コントローラ47は、無人搬送車M
を第2停止位置X2に停止させると、第2運搬台車M2
と出庫・再入庫コンベア11との間で、荷Wを出庫・再
入庫コンベア11へ移載させる移載作業を行わせるよう
になっている。前記第2運搬台車M2での荷Wの移載作
業が完了すると、次の出庫作業指示に基づく荷Wが出庫
・再入庫コンベア11へと搬送され、続けて第2運搬台
車M2と出庫・再入庫コンベア11との間で、荷Wを出
庫するための移載作業が行われる。無人車コントローラ
47は、荷検出センサE2からの検出信号に基づいて前
記荷Wの移載作業が完了したと判断すると、次動作とし
て無人搬送車Mを走行させて、第3停止位置X3に停止
させる動作を行わせるようになっている。
【0070】無人車コントローラ47は、無人搬送車M
を第3停止位置X3に停止させると、第3運搬台車M3
と出庫・再入庫コンベア11との間で、荷Wを出庫・再
入庫コンベア11へ移載させる移載作業を行わせるよう
になっている。前記第3運搬台車M3での荷Wの移載作
業が完了すると、次の出庫作業指示に基づく荷Wが出庫
・再入庫コンベア11へと搬送され、続けて第3運搬台
車M3と出庫・再入庫コンベア11との間で、荷Wを出
庫するための移載作業が行われる。無人車コントローラ
47は、荷検出センサE3からの検出信号に基づいて前
記荷Wの移載作業が完了したと判断すると、次動作とし
て無人搬送車Mを荷置き場へと走行させる動作を行わせ
るようになっている。
【0071】次に、上記のように構成した自動倉庫の作
用及び効果について説明する。自動倉庫1から荷Wを出
庫する場合について説明する。在庫管理コンピュータ3
1は出庫要求データに従って出庫作業指示データ及び再
入庫指示データを作成し、まず、制御コンピュータ32
に出庫作業指示データを出力する。制御コンピュータ3
2は、出庫作業指示データを地上コントローラ33及び
第2コンベアコントローラ43に出力する。
【0072】地上コントローラ33は、クレーンコント
ローラ36を介してスタッカクレーン5を制御し、荷W
を出庫・再入庫コンベア11上に載置させる。第2コン
ベアコントローラ43は、荷検出センサ13から荷検出
信号が出力されることにより、出庫・再入庫コンベア1
1上に荷Wが載置されたと判断し、出庫・再入庫コンベ
ア11を駆動して出庫動作させる。この出庫動作時にお
いて、第2コンベアコントローラ43は、出庫位置セン
サ15から荷検出信号が入力されると、荷Wが出庫位置
まで搬送されたと判断して、出庫・再入庫コンベア11
の駆動を停止する。
【0073】一方、第2コンベアコントローラ43は、
前記制御コンピュータ32から出庫作業指示データが出
力されると、無人車コントローラ47に出庫指示データ
を出力する。無人車コントローラ47は、出庫指示デー
タに従って無人搬送車Mを走行させ、第1停止位置X1
に停止させる。この時、出庫・再入庫コンベア11側の
台車センサ16は運搬台車M1に取着された識別マーク
K1を検出し、第2コンベアコントローラ43はその識
別マークK1の検出に基づいて無人搬送車Mが第1停止
位置X1に停止したと判断する。
【0074】無人搬送車Mが第1停止位置X1に停止す
ると、第2コンベアコントローラ43及び無人車コント
ローラ47は、第1運搬台車M1と出庫・再入庫コンベ
ア11との間で、荷Wを第1運搬台車M1へ移載させる
移載作業を行わせる。無人車コントローラ47は、荷検
出センサE1からの検出信号に基づいて前記荷Wの移載
作業が完了したと判断すると、無人搬送車Mを走行させ
て、第2停止位置X2に停止させる動作を行わせる。
【0075】無人搬送車Mが第2停止位置X2に停止す
ると、第2コンベアコントローラ43及び無人車コント
ローラ47は、第2運搬台車M2と出庫・再入庫コンベ
ア11との間で、荷Wを第2運搬台車M2へ移載させる
移載作業を行わせる。無人車コントローラ47は、荷検
出センサE2からの検出信号に基づいて前記荷Wの移載
作業が完了したと判断すると、無人搬送車Mを走行させ
て、第3停止位置X3に停止させる動作を行わせる。
【0076】無人搬送車Mが第3停止位置X3に停止す
ると、第3コンベアコントローラ43及び無人車コント
ローラ47は、第3運搬台車M3と出庫・再入庫コンベ
ア11との間で、荷Wを第3運搬台車M3へ移載させる
移載作業を行わせる。無人車コントローラ47は、荷検
出センサE3からの検出信号に基づいて前記荷Wの移載
作業が完了したと判断すると、無人搬送車Mを走行させ
て、組付けライン等の作業場へと走行する動作を行わせ
る。
【0077】続いて、自動倉庫1に荷Wを再入庫する場
合について説明する。尚、再入庫の際には、各運搬台車
M1〜M3での再入庫終了後、続けて出庫動作が行われ
るものとする。
【0078】在庫管理コンピュータ31は出庫要求デー
タに従って作成した再入庫要求データを、例えば組付け
ライン等での部品の供給が終了したと判断した時、制御
コンピュータ32に出力する。すると、制御コンピュー
タ32は再入庫要求データを地上コントローラ33及び
第2コンベアコントローラ43に出力する。第2コンベ
アコントローラ43は、再入庫作業指示データが入力さ
れると、無人車コントローラ47に再入庫指示データを
出力する。無人車コントローラ47は、再入庫指示デー
タに基づいて無人搬送車Mを組付けラインから第1停止
位置X1へと走行させ、無人搬送車Mを当該第1停止位
置X1に停止させる。
【0079】無人搬送車Mが第1停止位置X1に停止す
ると、出庫・再入庫コンベア11側の台車センサ16は
運搬台車M1に取着された識別マークK1を検出し、第
2コンベアコントローラ43はその識別マークK1の検
出に基づいて無人搬送車Mが第1停止位置X1に停止し
たと判断する。そして、無人搬送車Mが第1停止位置X
1に停止すると、第2コンベアコントローラ43及び無
人車コントローラ47は、第1運搬台車M1と出庫・再
入庫コンベア11との間で、荷Wを出庫・再入庫コンベ
ア11へ移載させる再入庫のための移載作業を行わせ
る。無人車コントローラ47は、荷検出センサE1から
の検出信号に基づいて前記荷Wの移載作業が完了したと
判断する。
【0080】第1運搬台車M1での再入庫のための前記
移載作業が完了すると、次の出庫作業指示に基づく荷W
が出庫・再入庫コンベア11へと搬送され、続けて第1
運搬台車M1と出庫・再入庫コンベア11との間で、荷
Wを出庫するための移載作業が行われる。無人車コント
ローラ47は、荷検出センサE1からの検出信号に基づ
いて前記荷Wの移載作業が完了したと判断すると、無人
搬送車Mを走行させて、第2停止位置X2に停止させる
動作を行わせる。
【0081】無人搬送車Mが第2停止位置X2に停止す
ると、第2コンベアコントローラ43及び無人車コント
ローラ47は、第2運搬台車M2と出庫・再入庫コンベ
ア11との間で、荷Wを出庫・再入庫コンベア11へ移
載させる再入庫のための移載作業を行わせる。無人車コ
ントローラ47は、荷検出センサE2からの検出信号に
基づいて前記荷Wの移載作業が完了したと判断する。
【0082】第2運搬台車M2での再入庫のための前記
移載作業が完了すると、次の出庫作業指示に基づく荷W
が出庫・再入庫コンベア11へと搬送され、続けて第2
運搬台車M2と出庫・再入庫コンベア11との間で、荷
Wを出庫するための移載作業が行われる。無人車コント
ローラ47は、荷検出センサE2からの検出信号に基づ
いて前記荷Wの移載作業が完了したと判断すると、無人
搬送車Mを走行させて、第3停止位置X3に停止させる
動作を行わせる。
【0083】無人搬送車Mが第3停止位置X3に停止す
ると、第3コンベアコントローラ43及び無人車コント
ローラ47は、第3運搬台車M3と出庫・再入庫コンベ
ア11との間で、荷Wを出庫・再入庫コンベア11へ移
載させる移載作業を行わせる。無人車コントローラ47
は、荷検出センサE3からの検出信号に基づいて前記荷
の移載作業が完了したと判断する。
【0084】第3運搬台車M3での再入庫のための前記
移載作業が完了すると、次の出庫作業指示に基づく荷W
が出庫・再入庫コンベア11へと搬送され、続けて第3
運搬台車M3と出庫・再入庫コンベア11との間で、荷
Wを出庫するための移載作業が行われる。無人車コント
ローラ47は、荷検出センサE3からの検出信号に基づ
いて前記荷Wの移載作業が完了したと判断すると、無人
搬送車Mを走行させて、荷置き場へと走行させる。
【0085】上記実施の形態によれば、以下(イ)〜
(リ)に示す効果を有する。 (イ)出庫・再入庫コンベア11を直線状のコンベアと
し、無人搬送車Mの各運搬台車M1〜M3と出庫・再入
庫コンベア11との荷の移載を、出庫・再入庫コンベア
11と各運搬台車M1〜M3とを無人搬送車Mを走行さ
せることにより、順次対向させた位置に停止させること
によって、出庫・再入庫コンベア11をコンパクト化
(小型化)することができる。更に、出庫・再入庫コン
ベア11のコストを低減でき、自動倉庫1全体のコスト
を低減できる。特に、無人搬送車Mとの間で移載作業を
行わせる自動移載装置を有するコンベアが1台で済むの
で、よりコストを低減できる。
【0086】(ロ)無人搬送車Mが予め定められた第1
〜第3停止位置X1〜X3に順次停止することによっ
て、運搬台車M1〜M3が順次出庫・再入庫コンベア1
1と移載可能な対向する位置に停止する。従って、無人
搬送車Mを第1〜第3停止位置X1〜X3に停止させる
ことによって、容易に運搬台車M1〜M3を出庫・再入
庫コンベア11と対向する位置に停止させることができ
る。
【0087】(ハ)第1〜第3停止位置X1〜X3には
光反射マークF1〜F3が設けられ、それら光反射マー
クF1〜F3は無人搬送車M側に設けられた光センサ5
0によって検出される。従って、無人車コントローラ4
7は、光センサ50からの光反射マーク検出信号に基づ
いて無人搬送車Mを各第1〜第3停止位置X1〜X3に
停止させることができる。
【0088】(ニ)無人車コントローラ47は、出庫動
作時には荷検出センサE1〜E3からの荷検出信号に基
づいて、再入庫動作時には第2コンベアコントローラ4
3側からの移載完了信号に基づいて、運搬台車M1〜M
3と出庫・再入庫コンベア11との移載作業の完了を判
断する。従って、容易に移載作業の完了を判断でき、各
運搬台車M1〜M3での移載作業が完了した後、確実に
無人搬送車Mに対して次動作を行わせることができる。
【0089】(ホ)無人搬送車Mの運搬台車M1〜M3
には識別マークK1〜K3が取着され、出庫・再入庫コ
ンベア11には当該識別マークK1〜K3を検出する台
車センサ16が設けられている。従って、第2コンベア
コントローラ43は、台車センサ16からの検出信号に
基づいて容易且つ確実に出庫・再入庫コンベア11と対
向する位置に停止している運搬台車M1〜M3を判別で
きる。
【0090】(ヘ)無人搬送車Mが第1,第2停止位置
X1,X2に停止している時には、無人車コントローラ
47は次動作として無人搬送車Mを第2,第3停止位置
X3へと走行させる動作を行わせ、第3停止位置X3に
停止している場合には、例えば組付けライン等の次の走
行移動先へと移動させる。従って、無人車コントローラ
47は、無人搬送車Mがどの停止位置X1〜X3に停止
しているかを判断することによって、容易且つ正確に次
動作を行わせることができる。
【0091】(ト)自動倉庫1は、入庫コンベア10を
備え、作業者等が行う例えば在庫補充等の入庫作業は入
庫コンベア10を使用して行う。従って、出庫・再入庫
コンベア11からは、無人搬送車Mによる荷の出庫及び
再入庫のみを行えばよいので、当該自動倉庫1での入
庫、出庫及び再入庫等の各種作業の作業性並びに効率を
上げることができる。
【0092】(チ)第2コンベアコントローラ43と無
人車コントローラ47とは、無線機48a,48bを介
して通信される。従って、移動する無人搬送車M側と出
庫・再入庫コンベア11側(第2コンベアコントローラ
43)との間の通信を容易且つ簡単に行うことができ
る。
【0093】(リ)無人搬送車Mが各第1〜第3停止位
置X1〜X3に停止した時の駆動台車Maの車輪の位置
に溝を設けたので、無人搬送車Mが各停止位置X1〜X
3に停止すると、駆動台車Maの車輪が溝に嵌まり込
み、確実に無人搬送車Mを停止位置X1〜X3に停止さ
せることができる。
【0094】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に
変更して例えば次のように実施することもできる。 (1)上記実施の形態において、図5に示すように、枠
組棚2bのみならず、枠組棚2a側にも出庫・再入庫コ
ンベア11を設けてもよい。この自動倉庫1では、2台
の無人搬送車Mを使用して、2個所の出庫・再入庫コン
ベア11との間で、荷の移載作業を行うことができるの
で、スタッカクレーン5は両方の出庫・再入庫コンベア
11に交互に作業を行うことにより、効率良く荷の移載
作業を行うことができる。
【0095】(2)上記実施の形態では、3台の運搬台
車M1〜M3を使用したが、運搬台車の台数は特に限定
するものではなく、例えば4台以上の運搬台車を使用し
てもよい。
【0096】(3)上記実施の形態では、入庫コンベア
10及び出庫・再入庫コンベア11をローラRからなる
ローラコンベアにて構成した。これを、例えば駆動チェ
ーンからなるコンベア及びベルトコンベアから構成して
もよい。
【0097】(4)上記実施の形態では、光センサ50
による光反射マークF1〜F3の検出に基づいて無人車
コントローラ47は各第1〜第3停止位置X1〜X3を
判断した。これを、例えば無人車コントローラ47のメ
モリ47aに予め各第1〜第3停止位置X1〜X3を示
す走行値を記憶させておく。そして、無人車コントロー
ラ47は例えば無人搬送車Mの走行位置とその記憶され
た各停止位置X1〜X3を示す走行値とを比較して、無
人搬送車Mの走行位置が停止位置X1〜X3を示す走行
値と一致した時、無人搬送車Mは停止位置X1〜X3に
あるとして、無人搬送車Mを停止させてもよい。尚、無
人搬送車Mの走行位置は、無人搬送車Mの走行モータ4
8の回転数を検出するエンコーダの出力値によって判断
され、前記メモリ47aに記憶される走行値はその出力
値に基づく値である。
【0098】(5)上記実施の形態では、専用パレット
Pbを使用して荷Wの入庫、出庫及び再入庫を行う自動
倉庫1に適用したが、専用パレットPbを使用すること
なく荷Wを入庫、出庫及び再入庫できる自動倉庫に応用
してもよい。この場合、例えば、出庫・再入庫コンベア
11の外端部に設けられた自動移載装置は必要無いの
で、出庫・再入庫コンベア11及び自動倉庫の構成を簡
略化できる。
【0099】(6)上記実施の形態において、入庫コン
ベア10を使用しない自動倉庫に応用してもよい。 (7)上記実施の形態では、第2コンベアコントローラ
43は、台車センサ16の識別マークK1〜K3を検出
した検出信号に基づいて、無人搬送車Mが第1〜第3停
止位置X1〜X3の内、どの停止位置X1〜X3に停止
したかを判断した。これを、無人車コントローラ47
が、例えば自己の無人搬送車Mが停止した停止位置X1
〜X3を示す停止位置信号を無線機48a,48bを介
して第2コンベアコントローラ43側へ送信し、第2コ
ンベアコントローラ43は送信された停止位置信号に基
づいて無人搬送車Mがどの停止位置X1〜X3に停止し
たかを判断してもよい。この場合、台車センサ16や識
別マークK1〜K3は必要無いので、出庫・再入庫コン
ベア11側及び無人搬送車M側の構成を簡略化できる。
【0100】(8)上記実施の形態では、出庫・再入庫
コンベア11からは一旦出庫された荷Wが再入庫され
た。これを、例えば無人搬送車Mに新たに入庫すべき荷
Wを載置し、出庫・再入庫コンベア11から新たな荷W
を入庫するようにしてもよい。即ち、本実施の形態にお
いて、再入庫とは、出庫・再入庫コンベア11を使用し
て、無人搬送車Mから荷を入庫する形態を意味する。
【0101】(9)上記実施の形態では、無人搬送車M
が各第1〜第3停止位置X1〜X3に停止した時の駆動
台車Maの車輪の位置に溝を設けたが、凸部を設けても
よい。又、溝及び凸部等を特に設けなくてもよい。
【0102】(10)上記実施の形態では、搬送台車と
して駆動台車Ma及び運搬台車M1〜M3からなる無人
搬送車Mを使用したが、1台の台車上に複数(例えば3
個)の荷移載部が設けられた無人搬送車を使用してもよ
い。
【0103】(11)上記実施の形態では、各運搬台車
M1〜M3での再入庫のための移載作業が完了すると、
その運搬台車M1〜M3に荷Wを出庫する出庫作業が行
われた後、次動作を行った。これを、再入庫のための移
載作業が完了した後、当該出庫作業を行うことなく、次
動作を行ってもよい。
【0104】この場合、第1運搬台車M1にて荷Wの再
入庫のための移載作業が完了すると、無人車コントロー
ラ47は、次動作として無人搬送車Mを走行させて、第
2停止位置X2に停止させる動作を行う。第2運搬台車
M2にて荷Wの再入庫のための移載作業が完了すると、
無人車コントローラ47は、次動作として無人搬送車M
を走行させて、第3停止位置X3に停止させる動作を行
う。第3運搬台車M3にて荷Wの再入庫のための移載作
業が完了すると、無人車コントローラ47は、次動作と
して次の出庫作業のための動作を行う。例えば無人搬送
車Mを後進させて、第1停止位置X1に停止させる動作
を行う。このとき、完了検出手段は再入庫作業のための
移載作業の完了を検出する荷検出センサ13となる。
【0105】上記実施の形態から把握される技術思想の
内、請求項以外の技術思想を以下に効果とともに記載す
る。 (1)請求項1〜5記載の発明において、荷Wを入庫す
る入庫コンベア10を備え、入出庫用移載装置である出
庫・再入庫コンベア11からは無人搬送車Mにて一旦出
庫された荷Wが再入庫される搬送システム。この搬送シ
ステムによれば、新たな荷Wの入庫は入庫コンベア10
にて行われるので、自動倉庫1での入庫、出庫及び再入
庫等の各種作業を効率良く行うことができる。
【0106】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の発明
によれば、搬送台車の各荷移載部との間で出庫及び再入
庫作業を行う入出庫用移載装置の数を減らして簡単な構
成とし、自動倉庫の設置スペースを小さくすることがで
きる。
【0107】請求項2記載の発明によれば、各停止位置
に搬送台車を停止させることにより、荷移載部を入出庫
用移載装置との間で移載可能な移載位置に容易に位置決
めできる。
【0108】請求項3記載の発明によれば、各停止位置
に設けられた停止位置指示部材の指示部材検出手段によ
る検出に基づいて、搬送台車を停止位置に容易に停止で
きる。
【0109】請求項4記載の発明によれば、識別部材検
出手段からの識別部材の検出に基づいて容易且つ確実に
入出庫用移載装置との間で移載可能な移載位置にある荷
移載部を判断できる。
【0110】請求項5記載の発明によれば、次動作制御
手段は、搬送台車Mがどの停止位置に停止しているかを
判断することによって、容易且つ正確に次動作を行わせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動倉庫等からなる搬送システムを示す概略
平面図。
【図2】 搬送システムを示す概略平面図。
【図3】 搬送システムでの電気ブロック図。
【図4】 搬送システムにて搬送される荷を示す説明
図。
【図5】 別例の搬送システムを示す概略平面図。
【図6】 従来例の自動倉庫(搬送システム)を示す概
略平面図。
【図7】 従来例の自動倉庫を示す概略平面図。
【符号の説明】
1…自動倉庫、2a,2b…枠組棚、3…収納部、11
…入出庫用移載装置としての出庫・再入庫コンベア、1
3…完了検出手段としての荷検出センサ、16…識別部
材検出手段としての台車センサ、43…移載制御手段と
しての第2コントローラ、47…停止制御手段及び次動
作制御手段としての無人車コントローラ、50…指示部
材検出手段としての光センサ、E1〜E3…完了検出手
段としての荷検出センサ、K1〜K3…識別部材として
の識別マーク、M…無人搬送車、M1〜M3…荷移載部
としての運搬台車、X1〜X3…第1〜第3停止位置、
F1〜F3…停止位置指示部材としての光反射マーク。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷を収納するための複数の収納部を備え
    た枠組棚と、 前記枠組棚に沿って走行し、前記収納部との間で荷の受
    渡しを行うクレーン装置と、 前記枠組棚から外方へ直線上に延び、前記収納部に対し
    て再入庫する荷又は収納部から出庫した荷を搬送する再
    入庫又は出庫動作を行うとともに、その内端部にて前記
    クレーン装置との間で当該再入庫又は出庫される荷の移
    載作業を行う入出庫用移載装置と、 予め定められた軌道に沿って走行し、荷を載置し移載す
    る荷移載部を有するとともに、各荷移載部は前記入出庫
    用移載装置の外端部との間で、順次荷の移載作業を行う
    ことが可能な搬送台車とを備えた搬送システム。
  2. 【請求項2】 前記搬送台車が走行する軌道には、各荷
    移載部が前記入出庫用移載装置との間で荷の移載を行わ
    せるための搬送台車の停止位置が各移載部に対応して形
    成され、前記搬送台車が各停止位置に順次停止すること
    によって、対応する荷移載部が前記入出庫用移載装置と
    の間で、荷の移載作業を行う請求項1記載の搬送システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記請求項2記載の搬送システムにおい
    て、 前記各停止位置に設けられた停止位置を指示するための
    停止位置指示部材と、 前記停止位置指示部材を検出するため前記搬送台車に設
    けられた指示部材検出手段と、 前記指示部材検出手段からの検出信号に基づいて搬送台
    車を停止させる停止制御手段と、 前記搬送台車の停止位置での停止に基づいて前記入出庫
    用移載装置を駆動し、その停止位置に対応する荷移載部
    との間で移載作業を行わせる移載制御手段と、 前記移載作業が完了したか否かを検出する完了検出手段
    と、 前記完了検出手段からの移載作業が完了した旨を示す完
    了信号に基づいて搬送台車に次動作を行わせる次動作制
    御手段とを備えた搬送システムの移載制御装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送台車の各荷移載部には当該荷移
    載部を識別する識別部材が設けられるとともに、前記入
    出庫用移載装置には識別部材を検出する識別部材検出手
    段が設けられ、 前記移載制御手段は、識別部材検出手段からの検出信号
    に基づいて、搬送台車のどの荷移載部が前記入出庫用移
    載装置との間で荷の移載作業が可能であるかを判断する
    請求項3記載の搬送システムの移載制御装置。
  5. 【請求項5】 前記次動作制御手段は、指示部材検出手
    段からの検出信号に基づいて、検出した停止位置指示部
    材の示す停止位置が最前部に位置する停止位置でない場
    合には、次の停止位置への走行を行わせ、 前記停止指示部材の示す停止位置が最前部に位置する停
    止位置である場合には、次の走行移動先への走行を行わ
    せる請求項3又は4記載の搬送システムの移載制御装
    置。
JP8204874A 1996-08-02 1996-08-02 搬送システム及び搬送システムの移載制御装置 Pending JPH1045212A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8204874A JPH1045212A (ja) 1996-08-02 1996-08-02 搬送システム及び搬送システムの移載制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8204874A JPH1045212A (ja) 1996-08-02 1996-08-02 搬送システム及び搬送システムの移載制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1045212A true JPH1045212A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16497834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8204874A Pending JPH1045212A (ja) 1996-08-02 1996-08-02 搬送システム及び搬送システムの移載制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1045212A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200105937A (ko) * 2018-03-19 2020-09-09 무라다기카이가부시끼가이샤 자동 창고 시스템
US20210127597A1 (en) * 2018-09-12 2021-05-06 Korea Wheel Corporation Work room system for plant factory

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200105937A (ko) * 2018-03-19 2020-09-09 무라다기카이가부시끼가이샤 자동 창고 시스템
US20210127597A1 (en) * 2018-09-12 2021-05-06 Korea Wheel Corporation Work room system for plant factory

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101096549B1 (ko) 물품 반송 장치
US7853371B2 (en) Article transport apparatus and article transport method
KR101519870B1 (ko) 물품 수납 설비와 그 제어 방법
JP4340976B2 (ja) 物品搬送設備
JP2978028B2 (ja) 生産ラインにおける部品の供給方法
JP4478875B2 (ja) 搬送装置
JP2006044935A (ja) 搬送装置
JPH1045212A (ja) 搬送システム及び搬送システムの移載制御装置
JPH0834505A (ja) 在庫管理システム
JP2006232437A (ja) 物品の搬送方法及び物品搬送システム
JP3941216B2 (ja) 物流システムの入出庫制御方法及び入出庫制御装置
JP2743310B2 (ja) 走行搬送装置の選択制御装置
JP2002006952A (ja) 荷搬送設備
JPH0460706A (ja) 複数の搬送手段制御システム
JP2540119Y2 (ja) 搬送台車の案内レール
WO2023053180A1 (ja) 移動体の制御装置および制御方法
JPH0543005A (ja) 荷取扱い設備
JP3733656B2 (ja) 有軌道台車の運行制御システム
JP2009007100A (ja) 物品処理システム
JP2884125B2 (ja) 車両移動装置
JP2002265022A (ja) 棚設備
JPH0460707A (ja) 搬送手段制御システム
JP4403504B2 (ja) 物品搬送装置
JPH04328608A (ja) 無人搬送台車の制御装置
JP3664048B2 (ja) 荷搬送設備