JPH1044051A - 伴回り防止手段 - Google Patents
伴回り防止手段Info
- Publication number
- JPH1044051A JPH1044051A JP20362196A JP20362196A JPH1044051A JP H1044051 A JPH1044051 A JP H1044051A JP 20362196 A JP20362196 A JP 20362196A JP 20362196 A JP20362196 A JP 20362196A JP H1044051 A JPH1044051 A JP H1044051A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stopper
- arm member
- bolt
- arm
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ボルト・ナット締付け時の伴回り防止。
【解決する手段】 締め付けるべきボルト頭部71又はナ
ット72が嵌合する係合孔51を有するアーム部材5と、該
アーム部材5の先端に設けられ締め付けるべきボルト・
ナットの近傍に着脱可能に取付け可能なストッパ6aとか
らなる。
ット72が嵌合する係合孔51を有するアーム部材5と、該
アーム部材5の先端に設けられ締め付けるべきボルト・
ナットの近傍に着脱可能に取付け可能なストッパ6aとか
らなる。
Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、ボルト・ナットの締付
けにおいて、伴回りを防止する手段に関するものであ
る。
けにおいて、伴回りを防止する手段に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ボルト
・ナットの締付けにおいて、何れか一方を締め付ける
と、他方も一緒に回って締付け出来ない所謂伴回りの問
題が生じる。そこで、伴回りするボルト頭部或いはナッ
トにめがねレンチを係合して、レンチの他端を適当な突
出物に当てて、伴回りを防止することが行なわれる。し
かし、めがねレンチを当てるべき適当な突出物が存在し
ない場合、用を成さない。
・ナットの締付けにおいて、何れか一方を締め付ける
と、他方も一緒に回って締付け出来ない所謂伴回りの問
題が生じる。そこで、伴回りするボルト頭部或いはナッ
トにめがねレンチを係合して、レンチの他端を適当な突
出物に当てて、伴回りを防止することが行なわれる。し
かし、めがねレンチを当てるべき適当な突出物が存在し
ない場合、用を成さない。
【0003】本発明は、ボルト頭部或いはナットに係合
するアーム部材と、締め付けるべきボルト・ナットの近
傍にて、簡単に着脱できアーム部材の回転を阻止するス
トッパとの組合せにより上記問題を解決できる伴回り防
止手段を明らかにするものである。
するアーム部材と、締め付けるべきボルト・ナットの近
傍にて、簡単に着脱できアーム部材の回転を阻止するス
トッパとの組合せにより上記問題を解決できる伴回り防
止手段を明らかにするものである。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明の伴回り防止手段は、締
め付けるべきボルト頭部(71)又はナット(72)が嵌合する
係合孔(51)を有するアーム部材(5)と、該アーム部材
(5)の先端に設けられ締め付けるべきボルト・ナットの
近傍に着脱可能に取付け可能なストッパ(6a)とからな
る。
め付けるべきボルト頭部(71)又はナット(72)が嵌合する
係合孔(51)を有するアーム部材(5)と、該アーム部材
(5)の先端に設けられ締め付けるべきボルト・ナットの
近傍に着脱可能に取付け可能なストッパ(6a)とからな
る。
【0005】
【作用及び効果】アーム部材(5)をその係合孔(51)にボ
ルト頭部(71)を嵌合すると共に、ストッパ(6a)を相手取
付け部材に係止する。締付機(100)の締付けソケット
(3)をナット(72)に係合して締め付ける。ボルト(7)に
伴回り力が作用しても、該ボルト(7)に係合したアーム
部材(5)はストッパ(6a)によって回転が阻止されるため
ボルト(7)は伴回りせず、能率的に締付け作業を行なう
ことができる。ナット(72)にアーム部材(5)を係合し、
ボルト頭部(71)に締付けソケット(3)を係合すれば、ナ
ット(72)の伴回りを防止できる。
ルト頭部(71)を嵌合すると共に、ストッパ(6a)を相手取
付け部材に係止する。締付機(100)の締付けソケット
(3)をナット(72)に係合して締め付ける。ボルト(7)に
伴回り力が作用しても、該ボルト(7)に係合したアーム
部材(5)はストッパ(6a)によって回転が阻止されるため
ボルト(7)は伴回りせず、能率的に締付け作業を行なう
ことができる。ナット(72)にアーム部材(5)を係合し、
ボルト頭部(71)に締付けソケット(3)を係合すれば、ナ
ット(72)の伴回りを防止できる。
【0006】
【発明の実施の態様】図1は、締付機(100)の使用状態
を示めしている。締付機(100)は、ケーシング(1)に回
転駆動装置(2)を取り付け、該回転駆動装置(2)に操作
ハンドル(13)を設けている。操作ハンドル(13)は、操作
スイッチ(14)を具えている。
を示めしている。締付機(100)は、ケーシング(1)に回
転駆動装置(2)を取り付け、該回転駆動装置(2)に操作
ハンドル(13)を設けている。操作ハンドル(13)は、操作
スイッチ(14)を具えている。
【0007】ケーシング(1)は、減速機(21)を内蔵した
ケーシング本体(10)に筒部材(11)を着脱可能且つケーシ
ング本体(10)と一体回転可能に突設して形成されてい
る。筒部材(11)内に該部材と同心に締付けソケット(3)
が回転自由に配備され、該ソケット(3)は、減速機(21)
を介して前記回転駆動装置(2)に連繋される。筒部材(1
1)は、ソケット(3)の軸心と直交して反力受けアーム(1
2)を突設している。
ケーシング本体(10)に筒部材(11)を着脱可能且つケーシ
ング本体(10)と一体回転可能に突設して形成されてい
る。筒部材(11)内に該部材と同心に締付けソケット(3)
が回転自由に配備され、該ソケット(3)は、減速機(21)
を介して前記回転駆動装置(2)に連繋される。筒部材(1
1)は、ソケット(3)の軸心と直交して反力受けアーム(1
2)を突設している。
【0008】反力受けアーム(12)の先端にストッパ(6)
が設けられる。ストッパ(6)は、ボルト(7)とナット(7
2)によって締結される被締結部材(8)(8)上に着脱可能
に取り付けられる。実施例のストッパ(6)は、図6、図
7、図8に示す吸盤式であって、反力受けアーム(12)の
先端の円孔(62)に吸盤(61)を嵌合し、丸孔(62)の直径線
の延長上にてアーム(12)上に支持片(63)(63)を突設し、
支持片(63)(63)間に軸(64)を設けて、該軸(64)にレバー
(65)を枢支して形成されている。
が設けられる。ストッパ(6)は、ボルト(7)とナット(7
2)によって締結される被締結部材(8)(8)上に着脱可能
に取り付けられる。実施例のストッパ(6)は、図6、図
7、図8に示す吸盤式であって、反力受けアーム(12)の
先端の円孔(62)に吸盤(61)を嵌合し、丸孔(62)の直径線
の延長上にてアーム(12)上に支持片(63)(63)を突設し、
支持片(63)(63)間に軸(64)を設けて、該軸(64)にレバー
(65)を枢支して形成されている。
【0009】レバー(65)の枢支側基端には、押え片(66)
が突出しており、レバー(65)を起こすと押え片(66)が吸
盤(61)の中央部を押圧して変形させ、吸盤(61)と相手被
締結部材(8)との間の空間(60)の空気を排除して、該空
間(60)を負圧にし、吸盤(61)を被締結部材(8)に止めて
おくことができる。被締結部材(8)と吸盤(61)の外周縁
に楔片(図示せず)を突っ込んで隙間を生じさせると、ス
トッパ(6)を簡単に外すことができる。
が突出しており、レバー(65)を起こすと押え片(66)が吸
盤(61)の中央部を押圧して変形させ、吸盤(61)と相手被
締結部材(8)との間の空間(60)の空気を排除して、該空
間(60)を負圧にし、吸盤(61)を被締結部材(8)に止めて
おくことができる。被締結部材(8)と吸盤(61)の外周縁
に楔片(図示せず)を突っ込んで隙間を生じさせると、ス
トッパ(6)を簡単に外すことができる。
【0010】図1は、2枚の被締結部材(8)(8)にボル
ト(7)を挿通してナット(72)を螺合し、該ナット(72)を
締付機(100)の締付けソケット(3)にて締め付けるもの
であり、ボルト(7)には該ボルトの伴回りを防止する伴
回り防止手段(4)が連繋されている。
ト(7)を挿通してナット(72)を螺合し、該ナット(72)を
締付機(100)の締付けソケット(3)にて締め付けるもの
であり、ボルト(7)には該ボルトの伴回りを防止する伴
回り防止手段(4)が連繋されている。
【0011】伴回り防止手段(4)は、基端にボルト頭部
(71)が嵌合する係合孔(51)を開設したアーム部材(5)
と、該アーム部材(5)の先端に設けられ被締結部材(8)
上に着脱可能に係止するストッパ(6a)とによって構成さ
れる。ストッパ(6a)は、前記反力受けアーム(12)が当る
ストッパ(6)と同様のものであるので、図3に符号のみ
記載し、説明は省略する。
(71)が嵌合する係合孔(51)を開設したアーム部材(5)
と、該アーム部材(5)の先端に設けられ被締結部材(8)
上に着脱可能に係止するストッパ(6a)とによって構成さ
れる。ストッパ(6a)は、前記反力受けアーム(12)が当る
ストッパ(6)と同様のものであるので、図3に符号のみ
記載し、説明は省略する。
【0012】然して、2枚合わせの被締結部材(8)(8)
から臨出したボルト(7)の先端にナット(72)を螺合す
る。アーム部材(5)の係合孔(51)にボルト頭部(71)に嵌
め、ストッパ(6a)を被締結部材(8)に係止する。締付機
(100)の締付けソケット(3)をナット(72)に係合し、反
力受けアーム(12)のストッパ(6)を被締結部材(8)に係
止して締付機(100)を作動させる。
から臨出したボルト(7)の先端にナット(72)を螺合す
る。アーム部材(5)の係合孔(51)にボルト頭部(71)に嵌
め、ストッパ(6a)を被締結部材(8)に係止する。締付機
(100)の締付けソケット(3)をナット(72)に係合し、反
力受けアーム(12)のストッパ(6)を被締結部材(8)に係
止して締付機(100)を作動させる。
【0013】締付機(100)に作用する締付け反力は、反
力受けアーム(12)を介してストッパ(6)で受けられ、締
付機(100)が振れ回ることは防止され、安全に締付け作
業を行なうことができる。ボルト(7)の伴回りは、ボル
ト頭部(71)に係合したアーム部材(5)がストッパ(6a)に
よって回転が阻止されることによって防止される。
力受けアーム(12)を介してストッパ(6)で受けられ、締
付機(100)が振れ回ることは防止され、安全に締付け作
業を行なうことができる。ボルト(7)の伴回りは、ボル
ト頭部(71)に係合したアーム部材(5)がストッパ(6a)に
よって回転が阻止されることによって防止される。
【0014】図4は、ストッパ(6)の他の実施例を示め
している。該ストッパ(6)は、大型電気ドリルを作業位
置に固定するマグネット式固定具と同様の構造であり、
磁性体のブロック(600)に横向きの丸孔(601)を開設し、
該丸孔(601)に磁石片(602)を回転可能に配備し、該磁石
片(602)に外部操作可能なレバー(603)を接続している。
している。該ストッパ(6)は、大型電気ドリルを作業位
置に固定するマグネット式固定具と同様の構造であり、
磁性体のブロック(600)に横向きの丸孔(601)を開設し、
該丸孔(601)に磁石片(602)を回転可能に配備し、該磁石
片(602)に外部操作可能なレバー(603)を接続している。
【0015】ブロック(600)には丸孔(601)の直径線の延
長上にアルミニューム等の被磁性体(604)を設けてい
る。図4に示す如く、磁石片(602)の両端のS極とN極
が被磁性体(604)(604)に向いているとき、ブロック(60
0)に吸着力は作用しない。図5に示す如く、レバー(60
3)を回して磁石片(602)を回転させ、その両極を被磁性
体(604)(604)との対応位置から外すと、ブロック(600)
に磁性体の被締結部材(8)に対する吸着力が作用する。
長上にアルミニューム等の被磁性体(604)を設けてい
る。図4に示す如く、磁石片(602)の両端のS極とN極
が被磁性体(604)(604)に向いているとき、ブロック(60
0)に吸着力は作用しない。図5に示す如く、レバー(60
3)を回して磁石片(602)を回転させ、その両極を被磁性
体(604)(604)との対応位置から外すと、ブロック(600)
に磁性体の被締結部材(8)に対する吸着力が作用する。
【0016】尚、ナット(72)にアーム部材(5)を係合し
て、該アーム部材(5)をストッパ(6)に当て、頭部(71)
を締付機(100)のソケット(3)で締付けることもでき、
この場合、ナット(72)の伴回りを防止できる。本発明は
上記実施例の構成に限定されることはなく、特許請求の
範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
て、該アーム部材(5)をストッパ(6)に当て、頭部(71)
を締付機(100)のソケット(3)で締付けることもでき、
この場合、ナット(72)の伴回りを防止できる。本発明は
上記実施例の構成に限定されることはなく、特許請求の
範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図1】使用状態の断面図である。
【図2】図1A−A線に沿う断面図である。
【図3】アーム部材の正面図である。
【図4】ストッパの他の実施例の断面図である。
【図5】同上の吸着状態の断面図である。
【図6】吸盤式ストッパの斜面図である。
【図7】同上の断面図である。
【図8】同上の吸着状態の断面図である。
(1) ケーシング (11) 筒部材 (12) 反力受けアーム (3) 締付けソケット (5) アーム部材 (6a) ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福原 進二 大阪府大阪市東成区深江北3丁目14番3号 前田金属工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 憲史 大阪府大阪市東成区深江北3丁目14番3号 前田金属工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 締め付けるべきボルト頭部(71)又はナッ
ト(72)が嵌合する係合孔(51)を有するアーム部材(5)
と、該アーム部材(5)の先端に設けられ締め付けるべき
ボルト・ナットの近傍に着脱可能に取付け可能なストッ
パ(6a)とからなる伴回り防止手段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20362196A JPH1044051A (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | 伴回り防止手段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20362196A JPH1044051A (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | 伴回り防止手段 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1044051A true JPH1044051A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16477085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20362196A Pending JPH1044051A (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | 伴回り防止手段 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1044051A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100640294B1 (ko) | 2005-04-19 | 2006-10-30 | 대우조선해양 주식회사 | 볼팅용 스톱핑 렌치 |
CN112428197A (zh) * | 2020-11-27 | 2021-03-02 | 国网青海省电力公司西宁供电公司 | 一种新型的电力设备螺丝拆卸扳手 |
-
1996
- 1996-08-01 JP JP20362196A patent/JPH1044051A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100640294B1 (ko) | 2005-04-19 | 2006-10-30 | 대우조선해양 주식회사 | 볼팅용 스톱핑 렌치 |
CN112428197A (zh) * | 2020-11-27 | 2021-03-02 | 国网青海省电力公司西宁供电公司 | 一种新型的电力设备螺丝拆卸扳手 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3032006B2 (ja) | 電気式の手持ち工作機械、特にアングルグラインダ | |
US5412546A (en) | Power wrench | |
JP2001062627A (ja) | 往復動ノコギリ用のブレードクランプ | |
JP2003245865A (ja) | 電動工具 | |
JPH10297576A (ja) | 自転車用ディレイラ | |
US20070289148A1 (en) | Jigsaw | |
JP2000254820A (ja) | 動力工具、鋸刃、駆動機構部、誤装着防止機構、誤装着判断方法 | |
JPH10505794A (ja) | 手持ち式電動工作機械 | |
KR940005356A (ko) | 공구 홀더에 공구를 로크 및 해제시키는 장치 | |
JPH1044051A (ja) | 伴回り防止手段 | |
JPH1044052A (ja) | 締付機 | |
JPH11156614A (ja) | 中空ドリル工具の駆動装置 | |
JP4017348B2 (ja) | ベルトサンダ | |
JPH0744403Y2 (ja) | 治工具等の着脱装置 | |
JP2003245876A (ja) | 電動工具 | |
US2255514A (en) | Supporting bracket | |
JP2002337074A (ja) | サイドグリップの装着構造 | |
JP2004142005A (ja) | 回転工具 | |
JP2000135687A (ja) | 電動工具における工具カバーの装着構造 | |
WO2017090376A1 (ja) | 電気機器 | |
JPH0699344A (ja) | 動力工具の先端工具着脱装置 | |
JP3542257B2 (ja) | 穴付き丸ナット締付補助具及びその保持具 | |
JP2000225576A (ja) | 締め付け装置 | |
JP2004345011A (ja) | ラチェットレンチ | |
KR200278047Y1 (ko) | 드릴척의 척 핸들 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990608 |