JPH1043937A - 鋸刃の歯欠け検出方法および切込み方法 - Google Patents
鋸刃の歯欠け検出方法および切込み方法Info
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- JPH1043937A JPH1043937A JP19804796A JP19804796A JPH1043937A JP H1043937 A JPH1043937 A JP H1043937A JP 19804796 A JP19804796 A JP 19804796A JP 19804796 A JP19804796 A JP 19804796A JP H1043937 A JPH1043937 A JP H1043937A
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Abstract
容易に検出すると共に欠損歯が切削するときには切込み
量を少なくして連鎖的な歯欠けを防止し鋸刃の寿命向上
を図るようにした鋸刃の歯欠け検出方法および切込み方
法を提供することにある。 【解決手段】 鋸刃モータ17に連結された鋸刃Bを回
転せしめてこの鋸刃BによりワークWに切断加工を行っ
ている最中に、前記鋸刃モータ17の消費電流値又は電
力値を常時監視し、実際の検出された消費電流値又は電
力値が通常の消費電流値又は電力値より周期的に高く振
れることを検出することにより、鋸刃15の歯欠けが容
易に検出される。しかも、この歯欠けが検出されると、
通常の切込み速度より遅い切込み速度に落してワークに
切込みが行われる。而して、鋸刃の連鎖的な歯欠けが防
止されると共に、鋸刃の寿命向上が図られる。
Description
出方法および切込み方法に関する。
例えば横型帯鋸盤や堅型帯鋸盤などの鋸盤が使用されて
いる。この鋸盤には切断工具としての鋸刃である帯鋸刃
が用いられている。
ように、各歯103の先端に超硬チップ105を例えば
溶接などにより一体化して製作されているのが一般的で
ある。
鋸刃101における各歯103の先端には超硬チップ1
05が溶接などで一体化されているため、接合強度が問
題になる。
350個の超硬チップ105が溶接される。このうち1
個でも溶接強度が弱く超硬チップ105が脱落すると、
次の超硬チップ105には倍の負担がかかるため、次第
にダメージを受け脱落しやすくなり脱落に至る。さらに
次の超硬チップ105には3倍の負担がかかることにな
り同様にして脱落する。このようにして、順次脱落し使
用不能になってしまう。
端が歯欠けしたことを容易に検出すると共に欠損歯が切
削するときには切込み量を少なくして連鎖的な歯欠けを
防止して鋸刃の寿命向上を図るようにした鋸刃の歯欠け
検出方法および切込み方法を提供することにある。
に請求項1によるこの発明の鋸刃の歯欠け検出方法は、
鋸刃モータに連結された鋸刃を回転せしめてこの鋸刃に
よりワークに切断加工を行っている最中に、前記鋸刃モ
ータの消費電流値又は電力値を常時監視し、実際の検出
された消費電流値又は電力値が通常の消費電流値又は電
力値より周期的に高く振れることを検出することによ
り、鋸刃の歯欠けを検出することを特徴とするものであ
る。
る最中に鋸刃に歯欠けが生じると、鋸刃モータの実際の
消費電流値又は電力値が通常の消費電流値又は電力値よ
りも周期的に高く振れるので、この状況を検出すること
で、鋸刃の歯欠けが容易に検出される。
鋸刃モータに連結された鋸刃を回転せしめてこの鋸刃に
よりワークに切断加工を行っている最中に、前記鋸刃モ
ータの消費電流値又は電力値を常時監視し、実際の検出
された消費電流値又は電力値が通常の消費電流値又は電
力値より周期的に高く振れたときには、通常の切込み速
度より遅い切込み速度に落してワークに切込みを行うこ
とを特徴するものである。
る最中に鋸刃の歯欠けが検出されると、切込み速度を歯
欠けが生じる前の切込み速度より遅く落して切込みが行
われる。而して、鋸刃の寿命向上が図られる。
が図面に基いて詳細に説明する。
型帯鋸盤1は図1において紙面に対して直交した方向へ
延伸したワークテーブル3を備えており、このワークテ
ーブル3上には加工すべきワークWが載置されている。
このワークWをクランプするために前記ワークテーブル
3上には固定バイスジョー5と移動バイスジョー7とが
設けられている。
ークWは固定バイスジョー5と図1において左右方向へ
移動自在な移動バイスジョー7とによってクランプされ
ることになる。
行なガイドレール9が設けられており、このガイドレー
ル9には左右方向へ移動自在な鋸刃ハウジング11が設
けられている。この鋸刃ハウジング11の上,下部には
回転可能な駆動ホイール13,従動ホイール15が支承
されている。しかも、この駆動ホイール13と従動ホイ
ール15とには鋸刃としての帯鋸刃Bが巻回されてい
る。また、前記駆動ホイール13には鋸刃モータ17が
連結されていると共に、鋸刃モータ17には電流計19
が接続されている。
ド21と移動鋸刃ガイド23が設けられており、移動鋸
刃ガイド23は固定鋸刃ガイド21に対して接近、離反
自在に設けられている。この固定鋸刃ガイド21と移動
鋸刃ガイド23とによって帯鋸刃Bは90度捻り起こさ
れるようになっている。また、前記鋸刃ハウジング11
は図1において左右方向へ延伸したボールねじ25に螺
合されていると共にこのボールねじ25の図1において
右端にはサーボモータ等の切込みモータ27が連結され
ている。
ークWを載置せしめると共に固定バイスジョー5と移動
バイスジョー7とでワークWをクランプせしめる。この
状態で鋸刃モータ17を駆動せしめて駆動ホイール13
を回転せしめると帯鋸刃Bが例えば矢印で示したごとく
下方向へ走行回転される。そして、切込みモータ27を
駆動せしめると、ボールねじ25が回転されるから、鋸
刃ハウジング11が図1において左方向へ移動されてワ
ークWに帯鋸刃Bで切込みが与えられてワークWに切断
加工が行われることになる。
7は制御装置29に接続されていると共に、前記電流計
19も制御装置29に接続されている。この制御装置2
9はキーボードなどの入力装置31,CRTなどの表示
装置33,メモリ35,比較装置37および演算装置3
9を備えている。
る最中には、電流計19で検出された消費電流値が制御
装置29に常時取り込まれ、例えば表示装置33に例え
ば図2に示されているように消費電流値がワークWの切
削長に対して表示される。そして、帯鋸刃Bにおける歯
の先端に一体化されている超硬チップに欠損があると周
期的に消費電流値が通常の消費電流値に比べて高く振れ
るので、この振れを作業者が例えば検出することによ
り、帯鋸刃Bに超硬チップの欠損があったことを容易に
検出することができる。
電流値で検出する代りに、消費電力値で検出するように
しても構わない。
るため、負荷が瞬間的に増加するタイミングは、鋸速が
一定速の場合、周期的に発生する。例えば帯鋸刃Bの長
さが5,000mm,鋸速が100m/minの場合、
=20回/min となり、3秒に1回の周期で発生する。
は、0.4÷100m/min×60秒/分=0.24
秒となる。従って、欠損歯が通過する3秒間隔に、0.
24秒間だけ通常の切込み速度より遅い例えば半分で切
込みを与えれば、欠損チップの次の歯は通常の切込み量
となるため、連鎖的な欠損を防止することができる。
してこの発明の切込み方法を説明すると、まず、ステッ
プS1で鋸刃モータ17,切込みモータ27を駆動せし
めて一定の鋸速,切込み速度でワークWに切断加工を開
始する、そして、切断加工を行っている最中に、ステッ
プS2で常時鋸刃モータ17の消費電流値を電流計19
で検出し、制御装置29の例えば表示装置33に表示し
監視する。
に表示された消費電流値が例えば図2に示されているよ
うに周期的に振れているかどうかを比較装置37で比較
判断し、消費電流値が周期的に振れている場合にはステ
ップS4に進み、鋸速,鋸刃長との相関関係があるかど
うか比較装置37で比較判断し、相関関係がある場合に
はステップS5に進む。このステップS5ではメモリ3
5にメモリされている鋸速,切込み量,切削長から切込
み率,減速,通常切込み量を演算装置39で演算する。
切込み速度が通常の切込み速度より減速例えば半分にな
るように切込みモータ27に指令を与えて切込み速度を
半分に減速して切断加工を続行せしめる。
切断加工を行うことによって、帯鋸刃Bに欠損歯が生じ
たことを電流計19で常時消費電流値を監視することに
よって、周期的に振れがあったことを検出することがで
き、周期的な振れを欠損歯が生じたとして判断し欠損歯
の検出を容易に行うことができる。そして、欠損歯が検
出された際には切込み速度を通常の切込み速度より遅く
例えば半分にして切込み量を少なく与えることによっ
て、連鎖的な欠損が防止できると共に帯鋸刃Bの寿命向
上を図ることができる。
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。本実施の形
態の例では、鋸盤として堅型帯鋸盤を例にとって説明し
たが、横型帯鋸盤や丸鋸盤などでも構わない。また、ワ
ークWに切込みを与える手段としてサーボモータの切込
みモータ27とボールねじ25を用いて説明したが、流
体シリンダを用いて流体シリンダの流量をサーボモータ
で調整したり、あるいはサーボモータ、ラックアンドピ
ニオンを用いて行うようにしてもよい。また、歯欠けの
検出を電流計19を用いて消費電流値の周期的な振れで
検出したが、消費電力値で検出するようにしてもよい。
れるように、請求項1の発明によれば、ワークに切断加
工を行っている最中に鋸刃に歯欠けが生じると、鋸刃モ
ータの実際の消費電流値又は電力値が通常の消費電流値
又は電力値よりも周期的に高く振れるので、この状況を
検出することで、鋸刃の歯欠けを容易に検出することが
できる。
工を行っている最中に鋸刃の歯欠けが検出されると、切
込み速度を歯欠けが生じる前の切込み速度より遅く落し
て切込みが行われる。而して、鋸刃の連鎖的な歯欠けを
防止できると共に、鋸刃の寿命向上を向ることができ
る。
方法を説明するための説明図である。
刃モータの消費電流値値の変化を示す図である。
トである。
Claims (2)
- 【請求項1】 鋸刃モータに連結された鋸刃を回転せし
めてこの鋸刃によりワークに切断加工を行っている最中
に、前記鋸刃モータの消費電流値又は電力値を常時監視
し、実際の検出された消費電流値又は電力値が通常の消
費電流値又は電力値より周期的に高く振れることを検出
することにより、鋸刃の歯欠けを検出することを特徴と
する鋸刃の歯欠け検出方法。 - 【請求項2】 鋸刃モータに連結された鋸刃を回転せし
めてこの鋸刃によりワークに切断加工を行っている最中
に、前記鋸刃モータの消費電流値又は電力値を常時監視
し、実際の検出された消費電流値又は電力値が通常の消
費電流値又は電力値より周期的に高く振れたときには、
通常の切込み速度より遅い切込み速度に落してワークに
切込みを行うことを特徴とする切込み方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19804796A JPH1043937A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 鋸刃の歯欠け検出方法および切込み方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19804796A JPH1043937A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 鋸刃の歯欠け検出方法および切込み方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1043937A true JPH1043937A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16384657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19804796A Pending JPH1043937A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 鋸刃の歯欠け検出方法および切込み方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1043937A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007021648A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 切断装置 |
-
1996
- 1996-07-26 JP JP19804796A patent/JPH1043937A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007021648A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 切断装置 |
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