JPH1043242A - 分離式車椅子昇降機 - Google Patents

分離式車椅子昇降機

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Publication number
JPH1043242A
JPH1043242A JP8219219A JP21921996A JPH1043242A JP H1043242 A JPH1043242 A JP H1043242A JP 8219219 A JP8219219 A JP 8219219A JP 21921996 A JP21921996 A JP 21921996A JP H1043242 A JPH1043242 A JP H1043242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheelchair
elevator
seat
carriage
lift
Prior art date
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Pending
Application number
JP8219219A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Anzai
成雄 安斎
Yasuyuki Takaiwa
康幸 高岩
Shinichi Haruta
信一 春田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Og Giken Co Ltd
Original Assignee
Og Giken Co Ltd
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Publication date
Application filed by Og Giken Co Ltd filed Critical Og Giken Co Ltd
Priority to JP8219219A priority Critical patent/JPH1043242A/ja
Publication of JPH1043242A publication Critical patent/JPH1043242A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 介助作業がやり易いものであって、簡素な構
成で操作性がよく安全な分離式車椅子昇降機を提供する
こと。 【構成】 座席部(5)が台車部(4)から分離可能な
構造に載設されてなる分離式の車椅子(1)に用いる昇
降機(2)であって、昇降機能部(30)と車椅子装着
部(31)とからなり、該車椅子装着部(31)は、台
車部(4)を装着固定する台車置部(32)と、その上
方に座席部(5)を昇降させる昇降台(13)とからな
り、昇降台(13)は昇降機能部(30)によって昇降
するものであり、前記車椅子(1)を車椅子装着部(3
1)に導入し装着すると、座席部(5)が台車部(4)
から分離して昇降台(13)に移乗し、移乗した座席部
(5)のみが昇降する分離式車椅子昇降機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入浴姿勢にした身体障
害者や養護老人等を搬送車に乗せ洗浄(=シャワー)等
を行なう際に、分離式車椅子の座席部を昇降させる分離
式車椅子の昇降機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の特公平5−83254号公
報には、車輪と、走行台車と、椅子フレームと、支持軸
と、椅子本体と、背凭れと、着座部と、椅子基部と、足
載せ部と、軸と、椅子基部回動手段と、足載せ部増角回
動手段と、昇降手段と、X字状のリンクと、油圧シリン
ダとからなる車椅子が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来装置は、車椅
子ごとに昇降手段が装設されるのでコスト高となり、車
椅子の重量が嵩み、それ故に、移動操作に多くの労力が
掛り、操作が難しく危険性も増すという欠点がある。
【0004】又、昇降手段を有する車椅子を、車椅子ご
と浴槽に入れる車椅子用入浴装置に使用する場合には、
油圧シリンダーの油が湯中に漏れ出て湯を汚し、更に、
複雑な昇降手段に付着したごみで湯を汚すという欠点が
ある。
【0005】本発明の目的は、上記欠点を解決したもの
であり、介助作業がやり易いものであって、簡素な構成
で操作性がよく安全な分離式車椅子昇降機を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、座席部
(5)が台車部(4)から分離可能な構造に載設されて
なる分離式の車椅子(1)に用いる昇降機(2)であっ
て、昇降機能部(30)と車椅子装着部(31)とから
なり、該車椅子装着部(31)は、台車部(4)を装着
固定する台車置部(32)と、その上方に座席部(5)
を昇降させる昇降台(13)とからなり、昇降台(1
3)は昇降機能部(30)によって昇降するものであ
り、前記車椅子(1)を車椅子装着部(31)に導入し
装着すると、座席部(5)が台車部(4)から分離して
昇降台(13)に移乗し、移乗した座席部(5)のみが
昇降することを特徴とする分離式車椅子昇降機である。
【0007】
【作用】昇降機2における昇降機能部30は、台車置部
32の上部に有る昇降台13を昇降させる。車椅子1
を、車椅子装着部31に導入していくと、前記車椅子1
の台車部4に載設された座席部5は、台車部4から分離
して昇降台13に移乗し、台車部4は昇降台13の下方
に潜り、台車置部32に係止される。台車部4を定位置
に係止状態とし、昇降台13に載った座席部5のみを該
昇降台13で昇降させる。
【0008】
【実施例】図1、2に示す本発明の実施例は、入浴者を
乗せる車椅子1と、入浴者を昇降させる昇降機2と、車
椅子1を所定位置に案内する導入ガイド3を有する台車
置部32とからなる。前記車椅子1は、台車部4と、台
車部4に分離可能に載設される座席部5とからなる。
【0009】座席部5は、台車部4上に座席部5を支持
する支持部6と、背凭れ部7と、臀部載部8と、足受部
9と、手摺り10とからなる。背凭れ部7の背部には搬
送用取っ手26が設けられる。支持部6には回動自在な
ローラー24a・24b・24cが設けられる。
【0010】前記座席部5は、背凭れ部7が前後回動
し、足受部9が上下回動するリクライニング機構11を
有する。背凭れ部7と足受部9の上述の回動は、リクラ
イニング機構11によって同時に回動でき、背凭れ部7
の傾斜角度はリクライニング係止機構12の係止位置の
適宜選択によって段階的に設定される。
【0011】台車部4に支持部6を介して載置された座
席部5は、昇降台13に載せる時又は分離式車椅子用浴
槽(図示省略)に入れる時、台車部4から離脱する。
【0012】前記台車部4は、前述の通り座席部5を載
設支持するものであって、下部にキャスター14を有す
る枠体でなり移動自在なものである。
【0013】台車部の後部の上面には、前半ローラー受
け25aと後半ローラー受け25bとでなるローラー受
け25が設けられる。図1において、前半ローラー受け
25aは、後半ローラー受け25bと対称的な形状をし
て、後半ローラー受け25bの前方に設けられており、
作動ローラー27に従動して、回動没入するものであ
る。
【0014】作動ローラー27は、バネ28により常時
台車部4より上方へ位置しており、台車部4が前進する
と載せ台15にぶつかって下方に回動し没入する。更
に、この作動ローラー27の下方移動に従動して、前半
ローラー受け25aが下方へ回動し没入するものであ
る。後半ローラー受け25bは常時突起して固定され
る。
【0015】前記昇降機2にはその上部に昇降する昇降
台13が設けられ、該昇降台13は水平方向へ突き出た
載せ台15を有する。図示を省略するが、昇降機2に
は、Xフレームと、Xフレームを高位姿勢と低位姿勢と
の間を変更作動させる伸縮部材とが内蔵される。
【0016】図示を省略するが、昇降機2の構成はXフ
レームに限ることなく、伸縮する立設支柱としてもよ
く、又、昇降台を巻き取りワイヤーで引き上げるもの
等、適宜、昇降機能を有するものとする。
【0017】昇降機2の基部2aには、昇降機2を作動
操作する上昇・下降スイッチ16・17が取着される。
又、前記基部2aから昇降機2に渡って外周に蛇腹18
が覆設される。載せ台15の裏面には、面状スイッチ1
9が貼着される。載せ台15が下降している時に、載せ
台15下面に異物を挾み込むと該面状スイッチ19が導
通し、その導通信号で伸縮部材(図示省略)の作動を停
止させ、載せ台15の下降作動を緊急停止するように構
成される。
【0018】載せ台15の基部15aには、座席部5の
前進移動を阻止する前進ストッパー20が上向きに突設
される。載せ台15の先端部15bは、座席部5が移乗
し易いように尖頭状になしたスロープ21になされる。
又、載せ台15の先端部15bに、載せ台15に載った
座席部5の後退を阻止する後退ストッパー22が、手動
で起立・倒伏できるように設けられる。
【0019】図示を省略するが、前記後退ストッパー2
2の起立を図る他の手段は、前述の手動操作をしないも
のとし、車椅子1が適切位置に載ったことを検出する重
量検出器又は位置検出器を載せ台15に設け、重量検出
器又は位置検出器の指令により自動的に後退ストッパー
22を起立させるものとしてもよい。安全機構として、
後退ストッパー22が起立していない時には、昇降機2
は作動しないように電気的構成(図示省略)が施され
る。
【0020】前記導入ガイド3は、載せ台15の下方に
在って、昇降機2の基部2aに連結され、載せ台15か
ら左右方向に広がりをもつ左・右導入ガイド3a・3b
で作られる。導入ガイド3は、車椅子1が昇降機2に接
近する時、車椅子1が左・右導入ガイド3a・3bに接
触して載せ台15の真下に至るように案内するものであ
る。尚、導入ガイド3は、装置を収納する時に基部2a
から離脱できるように脱着可能に取着されるものとして
もよい。
【0021】又、導入ガイド3の内側には、左・右導入
ガイド3a・3bの間に至った台車部4を、前後方向に
移動しないよう適宜な拘束力で係止するプランジャー2
3が設けられる。 尚、図2中、16は上昇スイッチ、
17は下降スイッチ、29は後退ストッパー22を手動
操作するツマミである。尚、上昇・下降スイッチ16・
17の取着位置は、基台2aに限るものではなく、上昇
・下降スイッチ16・17と昇降機2をリモートコード
(図示省略)で接続して該昇降機2と離間して床面の適
宜位置に置くものとしてもよい。
【0022】実施例を使用するに際して、介助者は、先
ず、シャワー等を浴びせようとする入浴者を入浴姿勢に
して車椅子1に乗せる。
【0023】前記車椅子1を、昇降機2に接近させ、導
入ガイド3に案内されて乗せ台15の所定位置に当接
し、更に、車椅子1を押して、載せ台のスロープ21に
ローラー24を登らせ、座席部5を乗せ台15へ移乗
し、台車部4を載せ台15の下方に潜らせ、座席部5を
台車部4から分離する。台車部4の左右外側の適宜位置
に設けられた凹部(図示省略)にプランジャー23が嵌
まり、台車部4が導入ガイド3に係止される。
【0024】次に、後退ストッパー22を起立させ、座
席部5の後退を阻止する状態になし、続いて、上昇スイ
ッチ16を踏み、昇降機2を上昇させ、昇降台13と共
に入浴者を上昇させ、介助者が介助作業するに好適な高
さに設定する。
【0025】ハンドシャワー(図示省略)を用いて入浴
者を洗浄し、更に、清拭する。上記介助作業が終わる
と、下降スイッチ17を踏み、昇降機2を下降させ、昇
降台13と共に入浴者を下降させる。下降中の載せ台1
5の下面に異物が当たると、昇降機2はその作動を緊急
停止する。異物を除去した後、下降スイッチ17を踏め
ば、昇降台13は下降する。
【0026】次に、後退ストッパー22を倒伏させ、車
椅子1を載せ台15から降ろし、台車部4に移乗する。
この時、支持部6のローラー24cが、昇降台13から
台車部4のローラー受け25に移乗し、座席部5が台車
部4に連結・載設される。
【0027】台車部4が昇降台13下から出ると、作動
ローラー27がバネ28に付勢されて起立方向に移動
し、前半ローラー受け25aが突起状態となり、ローラ
ー24cの前後移動を阻止するようにローラー受け25
がローラー24を確実に受け、そのことにより、座席部
5が台車部4に連結される。
【0028】連結され一体化された座席部5及び台車部
4を、更なる座席部5の引き出し移動によって、座席部
5が載せ台15から降り、台車部4が昇降台13下から
出る。そして、車椅子1を昇降機2から離し、昇降作業
を終了する。
【0029】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明は、車椅子1
の座席部5を、昇降機2に設けられた昇降台13で支持
して昇降させるものであって、車椅子1ごとに昇降手段
を設けるというものではないから、車椅子1を、昇降手
段に係る重量を減じて軽量に作ることができ、容易かつ
安全に扱え、好都合である。
【0030】又、車椅子1には、油圧シリンダー等でな
る昇降手段が設けられないので、車椅子1を入浴者と共
に浴槽に入れるという入浴システムに使用した場合で
も、車椅子1が浴槽内の湯を油で汚すということはな
く、好都合である。
【0031】車椅子1を昇降台13に載せる操作は、先
ず、前記車椅子1を昇降機2に接近し、昇降台13に当
接した後、押して昇降台13に座席部5を載せるという
ものであって、車椅子1を前進させるだけの簡単で自然
な操作で実施でき、入浴者に異和感を与えることなくセ
ッティングができ、好都合である。
【0032】又、従来装置のように載せ台15の側方に
残って位置せず、台車部4は載せ台15の下に潜って係
止状に位置するので、介助者は、入浴者の直ぐ近くに接
近して楽に介助作業ができ、好都合である。その上、座
席部5を平面でなる昇降台13に載せて昇降させるもの
であるから、車椅子1が昇降台13から転落するといっ
た心配はなく、安全であり安心して使用でき、好都合で
ある。
【0033】又、台車部4は定位置に係止しておいて、
座席部5のみを昇降させるものであるから、昇降機2の
昇降能力は小さくてよく、従って、昇降機2自体を安価
に製作でき、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の左側面図である。
【図2】本発明の実施例における昇降機の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 車椅子 2 昇降機 4 台車部 5 座席部 13 昇降台 30 昇降機能部 31 車椅子装着部 32 台車置部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席部(5)が台車部(4)から分離可
    能な構造に載設されてなる分離式の車椅子(1)に用い
    る昇降機(2)であって、 昇降機能部(30)と車椅子装着部(31)とからな
    り、該車椅子装着部(31)は、台車部(4)を装着固
    定する台車置部(32)と、その上方に座席部(5)を
    昇降させる昇降台(13)とからなり、昇降台(13)
    は昇降機能部(30)によって昇降するものであり、 前記車椅子(1)を車椅子装着部(31)に導入し装着
    すると、座席部(5)が台車部(4)から分離して昇降
    台(13)に移乗し、移乗した座席部(5)のみが昇降
    することを特徴とする分離式車椅子昇降機。
JP8219219A 1996-07-31 1996-07-31 分離式車椅子昇降機 Pending JPH1043242A (ja)

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JP8219219A JPH1043242A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 分離式車椅子昇降機

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JP8219219A JPH1043242A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 分離式車椅子昇降機

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Publication Number Publication Date
JPH1043242A true JPH1043242A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16732075

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8219219A Pending JPH1043242A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 分離式車椅子昇降機

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JP (1) JPH1043242A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101480285B1 (ko) * 2013-11-26 2015-01-14 임용빈 장애인용 무빙 의자

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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