JPH104271A - 多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

多層プリント配線板の製造方法

Info

Publication number
JPH104271A
JPH104271A JP15678096A JP15678096A JPH104271A JP H104271 A JPH104271 A JP H104271A JP 15678096 A JP15678096 A JP 15678096A JP 15678096 A JP15678096 A JP 15678096A JP H104271 A JPH104271 A JP H104271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper foil
epoxy resin
hole
resin
resin layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15678096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3865083B2 (ja
Inventor
Naoyuki Urasaki
直之 浦崎
Koichi Tsuyama
宏一 津山
Kazuhito Kobayashi
和仁 小林
Tokuo Okano
徳雄 岡野
Hiroshi Shimizu
浩 清水
Nobuyuki Ogawa
信之 小川
Akishi Nakaso
昭士 中祖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP15678096A priority Critical patent/JP3865083B2/ja
Priority to TW086107634A priority patent/TW331698B/zh
Priority to MYPI97002524A priority patent/MY112355A/en
Priority to US08/870,379 priority patent/US5879568A/en
Priority to SG1997002028A priority patent/SG72743A1/en
Priority to KR1019970025225A priority patent/KR100270823B1/ko
Publication of JPH104271A publication Critical patent/JPH104271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3865083B2 publication Critical patent/JP3865083B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】バイアホール、配線の高密度化、微細化に有効
な多層プリント配線板の製造方法を提供すること。 【解決手段】特定の熱硬化性樹脂を、銅箔の粗化面に塗
布し加熱半硬化させ樹脂層を形成し、予めめっきスルー
ホールと導体回路を形成した内層板の上に接着層を配置
し、加熱・加圧により積層接着し、銅箔部分を、IVH
の穴形状にエッチング除去し、エッチングレジストを、
除去し、IVHの穴形状にエッチング除去された銅箔の
微細穴から露出した樹脂層を、レーザ光を照射すること
により、内層板の導体回路が露出するまで、除去してバ
イアホールとし、バイアホール壁面の硬化した樹脂層
を、粗化剤を用いて粗化し、内層板の導体回路と銅箔を
電気的に接続するための、めっきを行い、銅箔上にエッ
チングレジストを形成し、該エッチングレジストから露
出した銅箔をエッチング除去することにより、配線回路
を形成し、エッチングレジストを除去する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイアホールを有
する多層プリント配線板の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型化、高性能化、多機能化
に伴い、多層プリント配線板はより高密度化の方向に進
んでいる。この高密度化を達成するため、層間の薄型
化、配線の微細化、層間接続穴の小径化が進み、更には
隣接する配線層のみを接続するインタスティシャルバイ
アホール(以下、IVHという。)や、ベリードバイア
ホール(以下、BVHという。)が用いられるようにな
り、更に、高密度化のためこのIVH、BVHの小径
化、多層化が求められる状況である。
【0003】プリント配線板の多層化を図るために、内
層板の外表面に絶縁層と導体層とを交互に積層する、い
わゆるビルドアップ多層プリント配線板が提案されてい
る。このビルドアップ多層プリント配線板は、通常、め
っきスルーホールと内層回路が形成された内層板のスル
ーホールに、絶縁性の樹脂を、印刷法などにより穴埋め
して加熱硬化した後、めっきスルーホールからはみ出し
た余分な穴埋め樹脂を研磨等で除去した後、層間の絶縁
と接着とを行う樹脂の塗布及び硬化によって、第1層目
の絶縁層を形成し、内層回路と外層回路の接続を行うI
VHのための穴を形成し、内層回路と外層銅箔とを電気
的に接続し、外層銅箔の不要な箇所をエッチング除去す
る等して、外層回路を形成する。
【0004】この第1層目の絶縁層に設けられるIVH
を形成するための穴は、その絶縁層のフォトマスクと紫
外線硬化による選択的な硬化による方法、その絶縁層の
レーザ光の照射による選択的な除去、あるいは化学液に
よる膨潤、溶解等のウェット法により行われる選択的な
除去等により、形成される。IVHを形成した絶縁層に
は、めっきの接着を強化するために通常行われる表面粗
化処理を行い、その粗化面に無電解銅めっきを析出させ
るための触媒が付与され、無電解銅めっきを薄く析出さ
せた後、電気銅めっきで厚付けを行い、エッチングレジ
ストを形成し、不要な銅をエッチング除去して外層配線
を形成する。さらに配線層が必要な場合、上記のように
して作製した多層配線板を内層回路板として用い、その
上に第2層目の絶縁層及び導体層を形成するのである
が、基本的には前記ビルドアップ法のプロセスを繰り返
すことにより形成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記めっき
スルーホールに絶縁性樹脂を印刷法で穴埋めを行う場合
は、印刷、熱硬化、研磨と工程が長くなり生産性が低下
する。また、ビルドアップ層のIVHのような凹部に対
してめっきを行うと、IVHの中央に窪みができ、この
窪みを残した状態で第2層目のビルドアップ層を形成す
ると、基板表面に凹みができ平滑性に劣る基板となり、
部品実装時におけるボンディング精度の低下や、配線形
成時のショートや断線不良の原因となる。
【0006】また、IVHのレーザ加工が可能な材料
は、絶縁層にガラス布等の強化材を含まないエポキシ樹
脂やポリイミド樹脂などのフィルムが知られているが、
レーザ加工により樹脂層が炭化し、炭化物がIVH表面
や壁面を汚染し層間接続のためのめっき密着力が劣ると
いう課題や、フィルムのはんだ耐熱性やイオンマイグレ
ーション性等が低く、配線板の信頼性が低いという課題
があった。
【0007】本発明は、バイアホールの形成、配線の高
密度化、微細化に有効な多層プリント配線板の製造方法
を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討の
結果、IVHをレーザ加工で形成できる材料としてガラ
スクロス基材を含まず、かつ特定の組成の樹脂層を用い
ることが、前述の課題を解決するために有用であるとい
う知見を得た結果、本発明を成したものである。
【0009】すなわち、本発明の多層プリント配線板の
製造法は、以下の工程を、この順序に行うことを特徴と
する。 a.二官能エポキシ樹脂とハロゲン化二官能フェノール
類の配合当量比をエポキシ基/フェノール水酸基=1/
0.9〜1.1とし、触媒の存在下、加熱して重合させ
たフィルム形成能を有する分子量100,000以上の
エポキシ重合体及び架橋剤、多官能エポキシ樹脂を構成
成分とする熱硬化性エポキシ樹脂を、銅箔の粗化面に塗
布し加熱半硬化させエポキシ樹脂層を形成し、予めめっ
きスルーホールと導体回路を形成した内層板の上にエポ
キシ樹脂層を配置し、加熱・加圧により積層接着する工
程、 b.前記銅箔上にエッチングレジストを形成し、エッチ
ングレジストから露出した銅箔部分を、IVHを形成す
るための穴の形状にエッチング除去する工程、 c.エッチングレジストを、除去する工程、 d.IVHを形成するための穴の形状にエッチング除去
された銅箔の微細穴から露出した、前記工程aにおいて
加熱硬化したエポキシ樹脂層を、レーザ光を照射するこ
とにより、内層板の導体回路が露出するまで、除去し
て、バイアホールとする工程、 e.バイアホール壁面の硬化した樹脂層を、粗化剤を用
いて粗化する工程、 f.内層板の導体回路と銅箔を電気的に接続するため
の、めっきを行う工程 g.銅箔上にエッチングレジストを形成し、該エッチン
グレジストから露出した銅箔をエッチング除去すること
により、配線回路を形成する工程 h.前記エッチングレジストを除去する工程
【0010】また、上記工程aに代えて、 a1.熱硬化性樹脂に電気絶縁性セラミック系ウィスカ
ーを配合し、撹拌により前記ウィスカーを前記熱硬化性
樹脂中に均一に分散させた後、銅箔の粗化面に塗布し加
熱半硬化させ熱硬化性樹脂層を形成し、予めめっきスル
ーホールと導体回路を形成した内層板の上に熱硬化性樹
脂層を配置し、加熱・加圧により積層接着する工程、を
用いることもできる。
【0011】また、工程a〜h又はa1〜hを、必要な
回数繰り返し、2層以上のバイアホールを形成すること
もできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(工程a)本発明に用いるエポキシ樹脂層は、フィルム
状のものを使用することが好ましく、その半硬化後の厚
さは、内層回路の銅箔の厚さにもよるが、25〜100
μmの範囲が好ましく、更に好ましくは40〜60μm
の範囲であり、25μm未満であると成形性や耐イオン
マイグレーション性が低下し、100μmを越えるとエ
ポキシ樹脂層の除去に時間がかかり経済的でない。
【0013】このエポキシ樹脂層には、二官能エポキシ
樹脂とハロゲン化二官能フェノール類の配合当量比をエ
ポキシ基/フェノール水酸基=1/0.9〜1.1と
し、触媒の存在下、加熱して重合させたフィルム形成能
を有する分子量100,000以上のエポキシ重合体及
び架橋剤、多官能エポキシ樹脂を構成成分とする熱硬化
性エポキシ樹脂を用い、ワニス状の前記熱硬化性エポキ
シ樹脂を銅箔の粗化面に塗布し、加熱により半硬化状態
にして、銅箔上に直接エポキシ樹脂層を形成したり、前
記熱硬化性エポキシ樹脂をフィルム基材上に塗布しフィ
ルム化した後に、銅箔とラミネートして形成することも
できる。
【0014】(熱硬化性エポキシ樹脂の組成)本発明で
使用する、二官能エポキシ樹脂とハロゲン化二官能フェ
ノール類の配合当量比をエポキシ基/フェノール水酸基
=1/0.9〜1.1とし、触媒の存在下、加熱して重
合させたフィルム形成能を有する分子量100,000
以上のエポキシ重合体及び架橋剤、多官能エポキシ樹脂
を構成成分とする熱硬化性エポキシ樹脂組成物は、フィ
ルム形成能を有するエポキシ重合体および架橋剤、多官
能エポキシ樹脂を構成成分とする。
【0015】(エポキシ重合体)フィルム形成能を有す
るエポキシ重合体は、重量平均分子量が100,000
以上の、いわゆる高分子量エポキシ重合体であり、二官
能エポキシ樹脂とハロゲン化二官能フェノール類を二官
能エポキシ樹脂と二官能フェノール類の配合当量比を、
エポキシ基/フェノール性水酸基=1/0.9〜1.1
とし、触媒の存在下、沸点が130℃以上のアミド系ま
たはケトン系溶媒中、反応固形分濃度50重量%以下
で、加熱し重合させて得られる。
【0016】二官能エポキシ樹脂は、分子内に二個のエ
ポキシ基をもつ化合物であればどのようなものでもよ
く、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフ
ェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキ
シ樹脂、脂肪族鎖状エポキシ樹脂などがある。これらの
化合物の分子量はどのようなものでもよい。これらの化
合物は何種類かを併用することができる。また、二官能
エポキシ樹脂以外の成分が不純物として含まれていても
かまわない。
【0017】ハロゲン化二官能フェノール類は、ハロゲ
ン原子が置換し、しかも二個のフェノール性水酸基を持
つ化合物であればどのようなものでもよく、例えば、単
環二官能フェノールであるヒドロキノン、レゾルシノー
ル、カテコール、多環二官能フェノールであるビスフェ
ノールA、ビスフェノールF、ナフタレンジオール類、
ビスフェノール類、およびこれらのアルキル基置換体な
どのハロゲン化物などがある。これらの化合物の分子量
はどのようなものでもよい。これらの化合物は何種類か
を併用することができる。また、ハロゲン化二官能フェ
ノール類以外の成分が不純物として含まれていてもかま
わない。
【0018】触媒は、エポキシ基とフェノール性水酸基
のエーテル反応を促進させるような触媒能を持つ化合物
であればどのようなものでもよく、例えば、アルカリ金
属化合物、アルカリ土類金属化合物、イミダゾール類、
有機りん化合物、第二級アミン、第三級アミン、第四級
アンモニウム塩などがある。中でもアルカリ金属化合物
が最も好ましい触媒であり、アルカリ金属化合物の例と
しては、ナトリウム、リチウム、カリウムの水酸化物、
ハロゲン化物、有機酸塩、アルコラート、フェノラー
ト、水素化物、ホウ水素化物、アミドなどがある。これ
らの触媒は併用することができる。
【0019】反応溶媒としては、アミド系またはケトン
系溶媒が好ましく、アミド系溶媒としては、沸点が13
0℃以上で、原料となるエポキシ樹脂とフェノール類を
溶解すれば、特に制限はないが、例えば、ホルムアミ
ド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルム
アミド、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N,
N−ジメチルアセトアミド、N,N,N’,N’−テト
ラメチル尿素、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロ
リドン、カルバミド酸エステルなどがある。これらの溶
媒は併用することができる。また、ケトン系溶媒、エー
テル系溶媒などに代表されるその他の溶媒と併用しても
かまわない。また、ケトン系溶媒としては、シクロヘキ
サノン、アセチルアセトン、ジイソブチルケトン、ホロ
ン、イソホロン、メチルシクロヘキサノン、アセトフェ
ノンなどがある。
【0020】重合体の合成条件としては、二官能エポキ
シ樹脂とハロゲン化二官能フェノール類の配合当量比
は、エポキシ基/フェノール性水酸基=1/0.9〜
1.1とされる。重合反応温度は、60〜150℃であ
ることが好ましく、60℃未満であると、高分子量化反
応が著しく遅く、150℃を越えると、副反応が多くな
り直鎖状に高分子量化しない。溶媒を用いた重合反応の
際の固形分濃度は、50重量%以下であればよいが、さ
らには30重量%以下にすることが好ましい。
【0021】このようにすることにより、フィルム形成
能を有する分子量が100,000以上の、いわゆる高
分子量エポキシ重合体が得られる。この高分子量エポキ
シ重合体の架橋剤として、架橋剤の反応性制御が容易で
ワニスの保存安定性が確保し易い、イソシアネート類を
他の活性水素を持つ化合物でマスク(ブロック)したマ
スクイソシアネート類を用いるのが好ましい。
【0022】イソシアネート類は分子内に2個以上のイ
ソシアネート基を有するものであればどのようなもので
もよく、例えば、フェノール類、オキシム類、アルコー
ル類などのマスク剤でマスクされたヘキサメチレンジイ
ソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート
などが挙げられる。特に、硬化物の耐熱性の向上のため
フェノール類でマスクされたイソホロンジイソシアネー
ト、トリレンジイソシアネートが好ましい。この架橋剤
の量は、高分子量エポキシ重合体のアルコール性水酸基
1.0当量に対し、イソシアネート基が0.1〜1.0
当量にすることが好ましい。
【0023】(多官能エポキシ樹脂)多官能エポキシ樹
脂としては、分子内に2個以上のエポキシ基を持つ化合
物であればどのようなものでもよく、例えば、フェノー
ルノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型
エポキシ樹脂、レゾール型エポキシ樹脂、ビスフェノー
ル型エポキシ樹脂などのフェノール類のグリシジルエー
テルであるフェノール型エポキシ樹脂や脂環式エポキシ
樹脂、エポキシ化ポリブタジエン、グリシジルエステル
型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、イ
ソシアヌレート型エポキシ樹脂、可撓性エポキシ樹脂な
どであり、エポキシ樹脂ならば何を用いてもかまわない
が、特にフェノール型エポキシ樹脂、または、フェノー
ル型エポキシ樹脂と多官能エポキシ樹脂との混合物が、
耐熱性の向上のために好ましい。この多官能エポキシ樹
脂の量は、高分子量エポキシ重合体100重量部に対
し、20〜100重量部にすることが好ましい。また、
この多官能エポキシ樹脂は、接着成分および成形時の樹
脂流れとして働くため、内層銅箔の厚さやその回路の密
度によって、適正な量に調節することができる。これら
の多官能エポキシ樹脂は、単独でまたは2種類以上混合
して用いてもかまわない。
【0024】(添加剤)さらに、多官能エポキシ樹脂の
硬化剤および硬化促進剤を用いることが好ましい。エポ
キシ樹脂の硬化剤および硬化促進剤としては、ノボラッ
ク型フェノール樹脂、ジシアンジアミド、酸無水物、ア
ミン類、イミダゾール類、フォスフィン類などが挙げら
れる。また、これらを組み合わせて用いてもかまわな
い。さらにシランカップリング剤を添加することは、エ
ポキシ樹脂層の接着力、特に銅箔との接着力を向上させ
るので好ましい。添加するシランカップリング剤として
は、エポキシシラン、アミノシラン、尿素シラン等が好
ましい。
【0025】(塗布)このような組成の混合物を、溶剤
により希釈し、銅箔の表面に塗布する。このときの塗布
方法は、ブレードコータ、ロッドコータ、ナイフコー
タ、リバースロールコータ、リップコータ、ダイコータ
等により塗布すことができる。また、塗布した後に、1
30〜150℃、2〜30分の条件で乾燥し、半硬化状
にする。
【0026】(工程a1)前記熱硬化性エポキシ樹脂に
代えて、熱硬化性樹脂に電気絶縁性セラミック系ウィス
カーを配合し、撹拌により該ウィスカーを該熱硬化性樹
脂中に均一に分散させた熱硬化性樹脂を用いることもで
き、この場合、ワニス状の前記熱硬化性樹脂を銅箔の粗
化面に塗布し、加熱により半硬化状態にして熱硬化性樹
脂層を形成するものである。
【0027】(熱硬化性樹脂)本発明で使用する熱硬化
性樹脂は、単独でフィルム形成能を有しない樹脂であ
る。ここで、本発明でいうフィルム形成能とは、ワニス
をキャリアフィルムに塗工するときに、所定の厚さに制
御することが容易で、加熱乾燥して半硬化状にした後の
搬送、切断、あるいは積層工程において、樹脂割れや欠
落を生じ難く、その後の加熱加圧成形時に層間絶縁層の
最小厚さを確保できることをいう。また、フィルム形成
能を有しない樹脂は、通常、分子量が30,000を越
えない程度の低分子量であることが多い。具体的には、
従来からガラスクロス基材に含浸する熱硬化性樹脂が好
ましく、例えば、エポキシ樹脂、ビストリアジン樹脂、
ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、珪素
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シアン酸エステル樹
脂、イソシアネート樹脂、またはこれらの変性樹脂等を
使用することができる。この中で、積層板の特性を向上
する上で、特にエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、または
ビストリアジン樹脂は好適である。さらには、エポキシ
樹脂としては、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビス
フェノールS型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型
エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、
ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、サリチル
アルデヒドノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノール
Fノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、グ
リシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型
エポキシ樹脂、ヒダントイン型エポキシ樹脂、イソシア
ヌレート型エポキシ樹脂、脂肪族環状エポキシ樹脂、な
らびにこれらのハロゲン化物、水素添加物、から選択さ
れた1以上のものを使用することができる。なかでも、
ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂と、サリチ
ルアルデヒドノボラック型エポキシ樹脂は、耐熱性に優
れ好ましい。
【0028】(ウィスカー)本発明に用いるウィスカー
は、電気絶縁性セラミック系ウィスカーであり、弾性率
が200GPa以上であることが好ましく、200GP
a未満では、配線板材料あるいは配線板として用いたと
きに十分な剛性が得られない。このようなものとして、
例えば、硼酸アルミニウム、ウォラストナイト、チタン
酸カリウム、塩基性硫酸マグネシウム、窒化けい素、及
びα−アルミナの中から選ばれた1以上のものを用いる
ことができる。なかでも、硼酸アルミニウムウィスカー
と、チタン酸カリウムウィスカーは、モース硬度が、一
般的なプリプレグ基材に用いるEガラスとほぼ同等であ
り、従来のプリプレグと同様のドリル加工性を得ること
ができる。硼酸アルミニウムウィスカーは、弾性率がほ
ぼ400GPaと高く、樹脂ワニスと混合し易く、さら
に好ましい。
【0029】このウィスカーの平均直径は、0.3μm
〜3μmであることが好ましく、さらには、0.5μm
〜1μmの範囲がさらに好ましい。このウィスカーの平
均直径が、0.3μm以下であると、樹脂ワニスへの混
合が困難となり、3μmを越えると、微視的な樹脂への
分散が十分でなく、表面の凹凸が大きくなり好ましくな
い。また、この平均直径と平均長さの比は、10以上で
あることが、さらに剛性を高めることができ、好まし
い、さらに好ましくは、20以上である。この比が10
未満であると、繊維としての補強効果が小さくなる。こ
の平均長さの上限は、100μmであり、さらに好まし
くは50μmである。この上限を越えると、樹脂ワニス
中への分散が困難となる他、2つの導体回路に1つのウ
ィスカーが接触する確率が高くなり、ウィスカーの繊維
に沿って銅イオンのマイグレーションが発生する確率が
高くなる。
【0030】また、多層プリント配線板の、剛性、耐熱
性及び耐湿性を高めるために、樹脂との濡れ性や結合性
に優れたカップリング剤で表面処理した電気絶縁性のウ
ィスカーを使用することが好ましく、このようなカップ
リング剤として、シリコン系カップリング剤、チタン系
カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、ジル
コニウム系カップリング剤、ジルコアルミニウム系カッ
プリング剤、クロム系カップリング剤、ボロン系カップ
リング剤、リン系カップリング剤、アミノ酸系カップリ
ング剤等から選択して使用することができる。
【0031】(硬化剤)このような樹脂の硬化剤として
は、従来使用しているものが使用でき、樹脂がエポキシ
樹脂の場合、例えば、ジシアンジアミド、ビスフェノー
ルA,ビスフェノールF、ポリビニルフェノール、ノボ
ラック樹脂、ビスフェノールAノボラック樹脂、ならび
にこれらのフェノール樹脂のハロゲン化物等を使用でき
る。なかでも、ビスフェノールAノボラック樹脂は、耐
熱性に優れ好ましい。この硬化剤の前記樹脂に対する割
合は、従来使用している割合でよく、樹脂100重量部
に対して、2〜100重量部の範囲が好ましく、さらに
は、ジシアンジアミドでは、2〜5重量部、それ以外の
硬化剤では、30〜80重量部の範囲が好ましい。
【0032】(硬化促進剤)硬化促進剤としては、樹脂
がエポキシ樹脂の場合、イミダゾール化合物、有機リン
化合物、第3級アミン、第4級アンモニウム塩等を用い
ることができる。この硬化促進剤の前記樹脂に対する割
合は、従来使用している割合でよく、樹脂100重量部
に対して、0.01〜20重量部の範囲が好ましく、
0.1〜1.0の範囲がより好ましい。
【0033】(希釈剤)これらは、溶剤に希釈して用
い、この溶剤には、アセトン、メチルエチルケトン、ト
ルエン、キシレン、メチルイソブチレン、酢酸エチル、
エチレングリコールモノメチルエーテル、メタノール、
エタノール、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミド等を使用できる。この希釈剤の前
記樹脂に対する割合は、従来使用している割合でよく、
樹脂100重量部に対して、1〜200重量部の範囲が
好ましく、30〜100重量部の範囲がさらに好まし
い。
【0034】(熱硬化性樹脂とウィスカーの割合)熱硬
化性樹脂とウィスカーの割合は、硬化した樹脂中のウィ
スカーの体積分率が5%〜50%の範囲となるように調
整することが好ましい。硬化した樹脂中のウィスカーの
体積分率が5%未満であると、銅箔付プリプレグ(銅箔
/熱硬化性樹脂層)が切断時に樹脂が細かく砕けて飛散
するなど、取扱が著しく困難であり、配線板としたとき
に剛性が低くなる。一方ウィスカーの体積分率が50%
を越えると、加熱加圧成形時の穴や回路間隙への埋め込
みが不十分となり、成形後にボイドやかすれを発生し、
絶縁性が低下する。また、樹脂とウィスカーの割合は、
硬化した樹脂中のウィスカーの体積分率は、20〜40
%であることが、さらに好ましい。
【0035】(塗布)銅箔に、前記ウィスカーを含む樹
脂ワニスを塗布するには、ブレードコータ、ロッドコー
タ、ナイフコータ、スクイズコータ、リバースロールコ
ータ、トランスファロールコータ等の銅箔と平行な面方
向にせん断力を負荷できるかあるいは、銅箔の面に垂直
な方向に圧縮力を負荷できる塗布方法を採用することが
できる。
【0036】本発明に用いる熱硬化性樹脂層は、樹脂と
溶剤からなるワニスにウィスカーを混合し、撹拌により
ウィスカーをワニス中に均一に分散させ、それを銅箔の
片面に塗工し、加熱乾燥により溶剤を除去するとともに
樹脂を半硬化状にして形成できる。
【0037】本発明の、予めめっきスルーホールと導体
回路を形成した内層板は、エポキシ樹脂を含浸したガラ
ス布の両面に銅箔を貼り合わせた両面銅張り積層板のス
ルーホールとなる箇所に穴をあけ、無電解めっきの前処
理を行い、無電解めっきを行って、穴内壁を金属化した
後、両面の銅の不要な箇所をエッチング除去し、内層回
路を形成したものである。
【0038】上記のエポキシ樹脂層又は熱硬化性樹脂層
を銅箔の粗化面に形成し、加熱半硬化させたものを、前
記予めめっきスルーホールと導体回路を形成した内層板
の上に、エポキシ樹脂層又は熱硬化性樹脂層が内層回路
と接するように配置し、加熱・加圧により積層接着す
る。以下、エポキシ樹脂層の場合について述べるが、熱
硬化性樹脂層の場合も同様にして行うことができる。こ
のときの積層条件は、170〜180℃、2〜4MP
a、30〜90分である。特に加熱温度・時間は硬化度
合に影響し、後のエッチング速度にばらつきの要因にな
るため完全に硬化させる必要がある。エポキシ樹脂層の
樹脂フローは、500μm〜10mmに調節することが
好ましく、500μm未満では、内層銅箔の埋め込み性
や表面の凹凸が生じてしまい、10mmを越えると、多
層プリント配線板としたときの端部厚さが低下し、絶縁
性が低下するという問題がある。このように、樹脂フロ
ーを制御するには、使用するエポキシ樹脂の分子量の調
節、架橋剤濃度の調節、あるいは塗布後の乾燥条件の調
節により行うことができる。ここで、樹脂フローとは、
樹脂の厚さが50μmの銅箔付プリプレグに30mm角
の穴をあけ、銅張り積層板の銅箔面に配置し、170
℃、2.5MPa、60分の条件で積層接着を行い、穴
の銅箔端部から穴内部に流れ出した樹脂の端部までの最
少距離のことをいう。
【0039】(工程b)前記積層接着物の外層となる銅
箔上にエッチングレジストを形成し、エッチングレジス
トから露出した銅箔部分を、IVHを形成するための穴
の形状にエッチング除去するのは、通常の配線板の導体
回路をエッチングによって製造する工程に用いるのと同
じ方法が使用できる。このエッチングレジストは、専用
に作られたレジストインクを用いてシルクスクリーン法
によっても形成できるが、形成できるパターンの精度が
低いため、専用に作られたエッチングレジスト形成用の
感光性ドライフィルムを、ホットロールラミネータによ
ってラミネートし、形成するパターンの形状に紫外線等
を透過させる部分を有するフォトマスクを重ね、紫外線
等を露光して、形成するパターンの形状に硬化させ、露
光していない部分を溶解除去して現像して形成すること
が好ましい。銅箔をIVHを形成する穴の形状にエッチ
ング除去するのも、通常の配線板の製造と同じ方法が使
用でき、例えば銅を溶解する、塩化第二銅を主成分とす
る化学エッチング液を、前述のエッチングレジストを形
成した材料に接触させる。この接触は、通常の配線板の
製造に用いる、浸漬やスプレー噴霧によって行うことが
できる。
【0040】(工程c)この銅箔をIVHを形成するた
めの穴の形状にエッチング除去した後、エッチングレジ
ストは不要になるので、エッチングレジストを、溶剤や
アルカリ水溶液を用いて除去する。
【0041】(工程d又はd1)IVHを形成するため
の穴の形状にエッチング除去された銅箔の微細穴から露
出した、前記工程a又はa1において加熱硬化した樹脂
層(前記エポキシ樹脂層又は熱硬化性樹脂層のことをい
う。以下同じ。)を、レーザ光を照射することにより、
内層板の導体回路が露出するまで除去してバイアホール
とする。樹脂層を除去するのに用いるレーザには、炭酸
ガスレーザ、YAGレーザ、エキシマレーザが使用で
き、生産性の点から炭酸ガスレーザが好ましい。このと
きのレーザ光は、時間が短く出力の大きなパルス状のレ
ーザ発信をするものを用いることが好ましく、時間とし
ては、1パルスの幅が1〜40μsecで、パルス繰返
し周波数が150〜10,000Hz、繰返しパルス数
が1〜10パルスであり、出力としては、上記条件のパ
ルスが2〜5パルスの範囲で、穴加工できるエネルギー
を用いることが、レーザ発振・制御の効率や制御の容易
さから好ましく、エネルギー密度にして15〜40J/
cm2の範囲であることが好ましい。出力が小さければ
樹脂層を蒸発・発散させることができず、大きすぎると
必要以上の穴径となり、時間が短ければ、出力が小さい
のと同様に樹脂層を蒸発・発散させることができず、時
間が長ければ、一旦蒸発した樹脂が炭化して付着するの
で、その付着した炭化物を除去しなければならなくな
る。
【0042】(工程e)このようにして形成したバイア
ホールの壁面の硬化した樹脂層に、この後の工程におい
て、めっき層を形成するために、めっき層と樹脂層の接
着強度を強めるために、粗化剤を用いて粗化する。この
粗化剤は、樹脂を膨潤あるいは溶解するものであればど
のようなものでも使用することができ、通常は、アルカ
リ過マンガン酸水溶液を使用することが好ましい。
【0043】(工程f)内層板の導体回路と銅箔を電気
的に接続するために、めっきを行う。このめっきは、通
常の配線板の硬化した樹脂層上にめっき層を形成する技
術を用いる。すなわち、パラジウム化合物等のめっきの
核になる物質を、粗化した樹脂層に付着させ、必要な場
合には、そのめっきの核になる物質を、イオンの状態か
ら還元させておき、イオン化しためっき金属、めっき金
属の錯化剤と、そのめっき金属の還元剤とを有する無電
解めっき液に接触させ、その核にめっき金属を析出さ
せ、さらには、その核の付着した壁に沿ってめっき金属
の析出を拡大して、壁がめっき金属で覆われるようにす
る。このようにめっきを行うと、外層の銅箔の上にもめ
っきが析出し、IVHの内壁に析出しためっき金属と接
続され、バイアホールから露出した内層回路導体と外層
の銅箔とが電気的に接続される。
【0044】(工程g)この外層の銅箔上にエッチング
レジストを形成し、該エッチングレジストから露出した
銅箔をエッチング除去することにより、内層回路と電気
的に接続されたIVHのめっきを介して接続された外層
の配線回路を形成することができる。このときのエッチ
ングも、前述の外層銅箔にIVHの形状に穴を形成する
工程と同じ方法や材料を用いることができる。 (工程h)さらには、前述の外層銅箔にIVHを形成す
るための穴を形成する工程cと同じ方法によって、前記
エッチングレジストを除去することもできる。
【0045】
【実施例】
実施例1 図1(a)に示すように、厚さ0.8mmのガラス布−
エポキシ樹脂含浸両面銅張り積層板であるMCL−E6
7(日立化成工業株式会社製、商品名)を使用し、穴明
け、無電解銅めっき、電解銅めっきを行い、通常のエッ
チング法によって内層配線を形成した、穴径0.3m
m、穴密度25個/cm2のめっきスルーホール101
を有する内層板1を作製した。次に、図1(b)に示す
ように、厚さ18μmの銅箔3に、樹脂フローを500
μm以上に調節した熱硬化性エポキシ樹脂を、絶縁層の
厚さが50μmとなるように銅箔の粗化面に塗布し、加
熱半硬化させ、エポキシ樹脂層2を形成した、銅箔付接
着フィルムであるMCF−3000E(日立化成工業株
式会社製、商品名)を、内層配線板の両面に配置し、鏡
板で170℃、60分、4.0MPaの条件で、加熱加
圧して積層接着した。ここで、樹脂フローの調節は、以
下の組成と半硬化条件を用いることによって行った。こ
のMCF−3000E(日立化成工業株式会社製、商品
名)のエポキシ樹脂は、分子量100,000以上のエ
ポキシ重合体100部、クレゾールノボラック型エポキ
シ樹脂30部、フェノールノボラック樹脂20部の組成
からなるもので、電解銅箔の粗化面にダイコータにて塗
布し、温度130℃で5分間乾燥して半硬化状態とし作
製したものである。次に図1(c)に示すように、外層
銅箔を通常のエッチング法によりIVHを形成するため
の穴となる形状にエッチング除去し、100μmの開口
部4を設けた。次に図1(d)に示すように、露出した
バイアホールとなる部分の樹脂を炭酸ガスレーザによ
り、エネルギー密度20J/cm2、発振時間1μse
c、3パルス数の条件で、内層の銅箔が露出するまで照
射し除去し、バイアホール5を形成した。この後、7%
のアルカリ過マンガン酸水溶液で、バイアホール5内壁
のエポキシ樹脂層2を粗化した。次に図1(e)に示す
ように、以下の組成の無電解銅めっき液を用い、液温7
0℃、時間7時間の条件で、無電解めっきを厚さ15μ
mまで行い、エッチングレジストを形成し、通常のエッ
チング法で、外層の銅箔の不要な箇所をエッチング除去
し、配線回路61とIVH6を形成した。 (めっき液組成) ・CuSO4・H2O:10g/l ・EDTA・4Na:40g/l ・37%CH2O:3ml/l ・NaOH:pHを12.3とする量 次に図1(f)に示すように、厚さ18μmの銅箔8
に、厚さが50μmとなるようにエポキシ樹脂層7を形
成した、銅箔付接着フィルムであるMCF−3000E
(日立化成工業株式会社製、商品名)を、前記配線を形
成した積層板の両面に配置し、鏡板で170℃、60
分、4.0MPaの条件で、加熱加圧して積層接着し
た。このMCF−3000E(日立化成工業株式会社
製、商品名)は、前記図1(b)の工程で用いたものと
同じものである。次に図1(g)に示すように、外層銅
箔を通常のエッチング法によりIVHとなる形状にエッ
チング除去し、100μmの開口部9を設けた。次に図
1(h)に示すように、露出したバイアホールとなる部
分の樹脂を炭酸ガスレーザにより、エネルギー密度20
J/cm2、発振時間1μsec、3パルス数の条件
で、内層の銅箔が露出するまで照射し除去し、バイアホ
ール10を形成すると共に、ドリルによりスルーホール
となる穴111をあけた。この後、7%のアルカリ過マ
ンガン酸水溶液で、バイアホール内壁のエポキシ樹脂層
7と、スルーホールとなる穴111の内壁の樹脂層を粗
化した。次に図1(i)に示すように、以下の組成の無
電解銅めっき液を用い、液温70℃、時間7時間の条件
で、無電解めっきを厚さ15μmまで行い、前記と同様
通常のエッチング法で、外層の銅箔の不要な箇所をエッ
チング除去し、配線回路121とIVH12並びにスル
ーホール11を形成した。 (めっき液組成)・CuSO4・H2O:10g/l ・EDTA・4Na:40g/l ・37%CH2O:3ml/l ・NaOH:pHを12.3とする量 このときのライン/スペース=100μm/100μm
の配線を形成し、6層のビルドアップ多層配線板を作製
した。
【0046】実施例2 厚さ0.4mmのガラスエポキシ樹脂銅張り積層板を使
用し、穴径0.6mm、穴密度25個/cm2のめっき
スルーホールを有する内層板を作製し、厚さ18μmの
銅箔に、樹脂フローを500μm以上に調節した、熱硬
化性エポキシ樹脂を絶縁層の厚さが50μmとなるよう
に銅箔の粗化面に塗布し加熱半硬化させ熱硬化性樹脂層
を形成した、銅箔付接着フィルムであるMCF−600
0(日立化成工業株式会社製、商品名)を、内層配線板
の両面に配置し、鏡板で170℃、60分、2.5MP
aの条件で、加熱加圧して積層接着した。ここで、樹脂
フローの調節は、以下の組成と塗布後の乾燥条件とによ
って行った。このMCF−6000(日立化成工業株式
会社製、商品名)は、ビスフェノールAノボラック型エ
ポキシ樹脂100重量部、ビスフェノールAノボラック
樹脂60重量部、2−エチル−4メチルイミダゾール
0.5重量部、メチルエチルケトン100重量部、ホウ
酸アルミニウムウィスカー30体積分率の組成からなる
もので、電解銅箔の粗化面にナイフコータにて塗布し、
温度150℃で10分間加熱乾燥して溶剤を除去すると
共に樹脂を硬化させ作製したものである。上記以外は、
実施例1と同様にして、6層のビルドアップ多層板を作
製した。
【0047】実施例3 厚さ0.4mmのガラスエポキシ樹脂銅張り積層板を使
用し、穴明け無電解銅めっきを行って、通常のエッチン
グ法によって穴径0.3mm、穴密度50個/cm2
めっきスルーホールを有する内層配線板を作製し、厚さ
18μmの銅箔に、実施例1と同様にして樹脂フローを
500μm以上に調節した、絶縁層の厚さが50μmと
なるように熱硬化性エポキシ樹脂を塗布した、銅箔付接
着フィルムであるMCF−3000E(日立化成工業株
式会社製、商品名)を、内層配線板の両面に配置し、鏡
板で170℃、60分、4.0MPaの条件で、加熱加
圧して積層接着した。このMCF−3000E(日立化
成工業株式会社製、商品名)は、実施例1で使用したも
のと同じものである。上記以外は、実施例1と同様にし
て、6層のビルドアップ多層板を作製した。
【0048】実施例4 厚さ0.4mmのガラスエポキシ樹脂銅張り積層板を使
用し、穴径0.6mm、穴密度25個/cm2のめっき
スルーホールを有する内層板を作製し、厚さ18μmの
銅箔に、実施例2と同様にして樹脂フローを500μm
以上に調節した、絶縁層の厚さが50μmとなるように
熱硬化性エポキシを塗布した、銅箔付接着フィルムであ
るMCF−6000(日立化成工業株式会社製、商品
名)を、内層配線板の両面に配置し、鏡板で170℃、
60分、2.5MPaの条件で、加熱加圧して積層接着
した。このMCF−6000(日立化成工業株式会社
製、商品名)は、実施例2で使用したものと同じもので
ある。上記以外は、実施例1と同様にして、6層のビル
ドアップ多層板を作製した。
【0049】比較例1 厚さ0.8mmのガラス布−エポキシ樹脂含浸両面銅張
り積層板であるMCL−E67(日立化成工業株式会社
製、商品名)を使用し、穴明け、無電解銅めっき、電解
銅めっきを行い、通常のエッチング法によって穴径0.
3mm、穴密度25個/cm2のめっきスルーホールを
有する内層板を作製した。次に、その内層板の上に、エ
ポキシ樹脂であるE−67(日立化成工業株式会社製、
商品名)を、厚さ60μmとなるようにスクリーン印刷
法により塗布し、85℃、30分の条件で加熱し半硬化
し、ベルトサンダーにより表面を5μm研磨し、さらに
その上に、厚さ18μmの外層銅箔を内層板の上に配置
し、鏡板で170℃、60分、2.5MPaの条件で、
加熱加圧して積層接着した。上記以外は、実施例1と同
様にして、6層のビルドアップ多層板を作製した。その
結果、内層スルーホール内にボイドが発生し、耐熱性、
接続信頼性が低下し、凹凸による配線形成不良が発生し
た。
【0050】比較例2 厚さ0.8mmのガラス布−エポキシ樹脂含浸両面銅張
り積層板であるMCL−E67(日立化成工業株式会社
製、商品名)を使用し、穴明け、無電解銅めっき、電解
銅めっきを行い、通常のエッチング法によって穴径0.
3mm、穴密度25個/cm2のめっきスルーホールを
有する内層配線板を作製した。次に、厚さ0.06mm
のガラス布−エポキシ樹脂含浸プリプレグであるGE−
67NKLN(日立化成工業株式会社製、商品名)を、
厚さ18μmの外層銅箔と内層板の間に配置し、鏡板で
170℃、60分、2.5MPaの条件で、加熱加圧し
て積層接着した。上記以外は、実施例1と同様にして、
6層のビルドアップ多層板を作製した。その結果、IV
H部をレーザにより加工したが、ガラスクロスを除去す
る条件では過剰にエネルギーが加わり、エッチバックや
炭化樹脂層が形成され、IVH接続信頼性が著しく低下
した。
【0051】比較例3 厚さ0.8mmのガラス布−エポキシ樹脂含浸両面銅張
り積層板であるMCL−E67(日立化成工業株式会社
製、商品名)を使用し、穴明け、無電解銅めっき、電解
銅めっきを行い、通常のエッチング法によって穴径0.
3mm、穴密度25個/cm2のめっきスルーホールを
有する内層配線板を作製した。次に、その内層配線板の
上に、エポキシ樹脂であるE−67(日立化成工業株式
会社製、商品名)を、厚さ60μmとなるようにスクリ
ーン印刷法により塗布し、170℃、60分の条件で加
熱硬化し、ベルトサンダーにより表面を5μm研磨し、
さらにその上に、エポキシ樹脂であるE−67(日立化
成工業株式会社製、商品名)を、厚さ70μmとなるよ
うにスクリーン印刷法により塗布し、加熱し半硬化し、
その上に、厚さ18μmの外層銅箔を配置し、鏡板で1
70℃、60分、2.5MPaの条件で、加熱加圧して
積層接着した。上記以外は、実施例1と同様にして、6
層のビルドアップ多層板を作製した。その結果、内層ス
ルーホール内にボイドが発生し、耐熱性、接続信頼性が
低下し、凹凸による配線形成不良が発生した。
【0052】比較例4 厚さ1.0mmのガラスエポキシ樹脂銅張り積層板であ
るMCL E−67(日立化成工業株式会社製、商品
名)を使用し、穴径0.3mm、穴密度25個/cm2
のめっきスルーホールを有する内層板を作製した以外
は、実施例1と同様にして6層のビルドアップ多層板を
作製した。その結果、内層板のスルーホールを埋めるこ
とができないため表面の凹凸が20〜30μm発生し、
ライン/スペース=100μm/100μmを形成する
ことができなかった。
【0053】比較例5 厚さ0.4mmのガラスエポキシ樹脂銅張り積層板であ
るMCL E−67(日立化成工業株式会社製、商品
名)を使用し、穴径0.8mm、穴密度25個/cm2
のめっきスルーホールを有する内層板を作製した以外
は、実施例1と同様にして6層のビルドアップ多層板を
作製した。その結果、内層板のスルーホールを埋めるこ
とができないため表面の凹凸が20〜30μm発生し、
ライン/スペース=100μm/100μmを形成する
ことができなかった。
【0054】比較例6 厚さ0.4mmのガラスエポキシ樹脂銅張り積層板であ
るE−67(日立化成工業株式会社製、商品名)を使用
し、穴径0.3mm、穴密度60個/cm2のめっきス
ルーホールを有する内層板を作製した以外は、実施例1
と同様にして6層のビルドアップ多層板を作製した。そ
の結果、内層板のスルーホールを埋めることができない
ため表面の凹凸が20〜30μm発生し、ライン/スペ
ース=100μm/100μmを形成することができな
かった。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の多層プリ
ント配線板及びその製造方法によれば、内層板のスルー
ホールを穴埋めする構造が可能となり、基板表面が平滑
になるため、多層プリント配線基板の配線形成性、実装
信頼性、耐熱性及びイオンマイグレーション性を確実に
向上させることができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(i)は、それぞれ本発明の一実施例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1.内層板 2.エポキシ樹脂
層 3.銅箔 4.開口部 5.バイアホール 6.IVH 7.エポキシ樹脂層 8.銅箔 9.開口部 10.バイアホー
ル 11.スルーホール 12.IVH 61.配線回路 101.スルーホ
ールと 111.スルーホールとなる穴 121.配線回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡野 徳雄 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館研究所内 (72)発明者 清水 浩 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館研究所内 (72)発明者 小川 信之 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館研究所内 (72)発明者 中祖 昭士 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の工程を、この順序に行うことを特徴
    とする多層プリント配線板の製造方法。 a.二官能エポキシ樹脂とハロゲン化二官能フェノール
    類の配合当量比をエポキシ基/フェノール水酸基=1/
    0.9〜1.1とし、触媒の存在下、加熱して重合させ
    たフィルム形成能を有する分子量100,000以上の
    エポキシ重合体及び架橋剤、多官能エポキシ樹脂を構成
    成分とする熱硬化性エポキシ樹脂を、銅箔の粗化面に塗
    布し加熱半硬化させエポキシ樹脂層を形成し、予めめっ
    きスルーホールと導体回路を形成した内層板の上にエポ
    キシ樹脂層を配置し、加熱・加圧により積層接着する工
    程、 b.前記銅箔上にエッチングレジストを形成し、エッチ
    ングレジストから露出した銅箔部分を、IVHを形成す
    るための穴の形状にエッチング除去する工程、 c.エッチングレジストを、除去する工程、 d.IVHを形成するための穴の形状にエッチング除去
    された銅箔の微細穴から露出した、前記工程aにおいて
    加熱硬化したエポキシ樹脂層を、レーザ光を照射するこ
    とにより、内層板の導体回路が露出するまで、除去し
    て、バイアホールとする工程、 e.バイアホール壁面の硬化したエポキシ樹脂層を、粗
    化剤を用いて粗化する工程、 f.内層板の導体回路と銅箔を電気的に接続するため
    の、めっきを行う工程 g.銅箔上にエッチングレジストを形成し、該エッチン
    グレジストから露出した銅箔をエッチング除去すること
    により、配線回路を形成する工程 h.前記エッチングレジストを除去する工程
  2. 【請求項2】以下の工程をこの順序に行うことを特徴と
    する多層プリント配線板の製造方法。 a1.熱硬化性樹脂に電気絶縁性セラミック系ウィスカ
    ーを配合し、撹拌により前記ウィスカーを前記熱硬化性
    樹脂中に均一に分散させた後、銅箔の粗化面に塗布し加
    熱半硬化させ熱硬化性樹脂層を形成し、予めめっきスル
    ーホールと導体回路を形成した内層板の上に熱硬化性樹
    脂層を配置し、加熱・加圧により積層接着する工程、 b.前記銅箔上にエッチングレジストを形成し、エッチ
    ングレジストから露出した銅箔部分を、IVHを形成す
    るための穴の形状にエッチング除去する工程、 c.エッチングレジストを、除去する工程、 d1.IVHを形成するための穴の形状にエッチング除
    去された銅箔の微細穴から露出した、前記工程a1にお
    いて加熱硬化した熱硬化性樹脂層を、レーザ光を照射す
    ることにより、内層板の導体回路が露出するまで、除去
    して、バイアホールとする工程、 e.バイアホール壁面の硬化した熱硬化性樹脂層を、粗
    化剤を用いて粗化する工程、 f.内層板の導体回路と銅箔を電気的に接続するため
    の、めっきを行う工程 g.銅箔上にエッチングレジストを形成し、該エッチン
    グレジストから露出した銅箔をエッチング除去すること
    により、配線回路を形成する工程 h.前記エッチングレジストを除去する工程
  3. 【請求項3】工程a〜f又はa1〜fを、必要な回数繰
    り返し、2層以上のバイアホールを形成する工程を有す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の多層プリ
    ント配線板の製造方法。
  4. 【請求項4】エポキシ樹脂層又は熱硬化性樹脂層の樹脂
    フローが、500μm以上であり、エポキシ樹脂層又は
    熱硬化性樹脂層の半硬化後の厚さが、25μm〜100
    μmの範囲であることを特徴とする請求項1〜3のうち
    いずれかに記載の多層プリント配線板の製造方法。
  5. 【請求項5】内層板の板厚が0.8mm以下であり、穴
    埋めするIVH径が0.6mm以下であり、穴密度が5
    0個/cm2以下であることを特徴とする請求項1〜4
    のうちいずれかに記載の多層プリント配線板の製造方
    法。
JP15678096A 1996-06-18 1996-06-18 多層プリント配線板の製造方法 Expired - Fee Related JP3865083B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15678096A JP3865083B2 (ja) 1996-06-18 1996-06-18 多層プリント配線板の製造方法
TW086107634A TW331698B (en) 1996-06-18 1997-06-03 Multi-layered printed circuit board
MYPI97002524A MY112355A (en) 1996-06-18 1997-06-05 Process for producing multilayer printed circuit board for wire bonding.
US08/870,379 US5879568A (en) 1996-06-18 1997-06-06 Process for producing multilayer printed circuit board for wire bonding
SG1997002028A SG72743A1 (en) 1996-06-18 1997-06-11 Process for producing multilayer printed circuit board for wire bonding
KR1019970025225A KR100270823B1 (ko) 1996-06-18 1997-06-17 와이어본딩용다층인쇄회로판의제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15678096A JP3865083B2 (ja) 1996-06-18 1996-06-18 多層プリント配線板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH104271A true JPH104271A (ja) 1998-01-06
JP3865083B2 JP3865083B2 (ja) 2007-01-10

Family

ID=15635156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15678096A Expired - Fee Related JP3865083B2 (ja) 1996-06-18 1996-06-18 多層プリント配線板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3865083B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001007526A (ja) * 1999-06-18 2001-01-12 Ibiden Co Ltd 多層ビルドアップ配線板及び多層ビルドアップ配線板の製造方法
EP1121008A4 (en) * 1998-09-03 2005-02-02 Ibiden Co Ltd MULTILAYER CONDUCTOR PLATE AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF
KR100758963B1 (ko) * 2000-03-30 2007-09-17 신꼬오덴기 고교 가부시키가이샤 표면 탑재용 기판 및 이를 포함하는 구조물
JP2017100401A (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 日立化成株式会社 積層フィルム、積層体及びその製造方法、並びに、プリント配線板の製造方法
CN114269071A (zh) * 2021-12-08 2022-04-01 江苏普诺威电子股份有限公司 多层板的通孔填孔制作工艺
WO2023238282A1 (ja) * 2022-06-08 2023-12-14 株式会社レゾナック 半導体装置の製造方法及び半導体装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1121008A4 (en) * 1998-09-03 2005-02-02 Ibiden Co Ltd MULTILAYER CONDUCTOR PLATE AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF
EP1843649A2 (en) * 1998-09-03 2007-10-10 Ibiden Co., Ltd. Multilayered printed circuit board and manufacturing method therefor
EP1843649A3 (en) * 1998-09-03 2007-10-31 Ibiden Co., Ltd. Multilayered printed circuit board and manufacturing method therefor
JP2001007526A (ja) * 1999-06-18 2001-01-12 Ibiden Co Ltd 多層ビルドアップ配線板及び多層ビルドアップ配線板の製造方法
KR100758963B1 (ko) * 2000-03-30 2007-09-17 신꼬오덴기 고교 가부시키가이샤 표면 탑재용 기판 및 이를 포함하는 구조물
JP2017100401A (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 日立化成株式会社 積層フィルム、積層体及びその製造方法、並びに、プリント配線板の製造方法
CN114269071A (zh) * 2021-12-08 2022-04-01 江苏普诺威电子股份有限公司 多层板的通孔填孔制作工艺
CN114269071B (zh) * 2021-12-08 2024-04-26 江苏普诺威电子股份有限公司 多层板的通孔填孔制作工艺
WO2023238282A1 (ja) * 2022-06-08 2023-12-14 株式会社レゾナック 半導体装置の製造方法及び半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3865083B2 (ja) 2007-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5879568A (en) Process for producing multilayer printed circuit board for wire bonding
JP4992396B2 (ja) 多層プリント配線板の層間絶縁層用樹脂組成物
JP5573869B2 (ja) 多層プリント配線板の層間絶縁層用樹脂組成物
KR20090053725A (ko) 다층 인쇄 배선 기판의 제조 방법 및 다층 인쇄 배선 기판
KR102128231B1 (ko) 경화성 수지 조성물
JPH08330741A (ja) 多層プリント配線板の製造方法
TWI624368B (zh) Insulating resin sheet
KR20100094995A (ko) 다층 프린트 배선판의 제조 방법
JP2002185097A (ja) 接続方法とその方法を用いた回路板とその製造方法並びに半導体パッケージとその製造方法
JP3865083B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法
US6153359A (en) Process for producing multilayer printed circuit boards
JP2693005B2 (ja) 金属芯基板およびその製法
JPH11177237A (ja) ビルドアップ多層プリント配線板とその製造方法
JP4055026B2 (ja) ビルドアップ多層プリント配線板の製造方法
JP4370490B2 (ja) ビルドアップ多層プリント配線板及びその製造方法
JP4505284B2 (ja) 多層配線板の製造方法
JP2003069232A (ja) 配線板とその製造方法
JP4291420B2 (ja) 多層配線板の製造方法
JP4505908B2 (ja) プリント配線板の製造方法
JP4478844B2 (ja) プリント配線板の製造方法及びその方法によって製造されたプリント配線板
JP3852495B2 (ja) 多層配線板の製造法
JP3636334B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JP2015086293A (ja) プリプレグ及び多層プリント配線板
JP2001119150A (ja) ビルドアップ配線板用材料とそのビルドアップ配線板用材料を用いたプリント配線板の製造方法
JP3865088B2 (ja) ワイヤボンディング用多層プリント配線板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060119

A521 Written amendment

Effective date: 20060320

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060914

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060927

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091013

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees