JPH1042154A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH1042154A
JPH1042154A JP8193727A JP19372796A JPH1042154A JP H1042154 A JPH1042154 A JP H1042154A JP 8193727 A JP8193727 A JP 8193727A JP 19372796 A JP19372796 A JP 19372796A JP H1042154 A JPH1042154 A JP H1042154A
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JP
Japan
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signal
color component
pixel
color
thin line
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JP8193727A
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Inventor
Takeshi Aoyanagi
剛 青柳
Yasuhiro Yamada
康博 山田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カラー画像信号中の無彩色部分や細線部分等を
適切に抽出することを可能とする。 【解決手段】CCD8より取り込まれた画像信号に基づ
くRGB信号は、γ変換回路47を経てYMCKの記録
色成分よりなるYMCK信号となる。一方、RGB信号
は、第1識別回路51へ入力され、当該RGB信号より
細線部とそれ以外の中間調画像部とに画素毎に識別さ
れ、その結果がKB信号として出力される。また、RG
B信号は第2識別回路52に入力され、各画素毎に無彩
色部であるか有彩色部であるかが識別され、その結果が
BW信号として出力される。これらKB信号とBW信号
に基づいて識別結果出力回路53がKBNを出力する
と、空間フィルタ制御部54、γカーブ制御部55は、
それぞれ空間フィルタ回路43やγ変換回路47で用い
る空間フィルタ、γカーブを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数色の記録材
(インク、トナー等)を用いて記録媒体上にカラー画像
を形成する画像処理装置(例えば、カラー複写機、カラ
ーファクシミリ、カラープリンタ等)とその画像処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像処理装置では、色分
解した画像信号に基づき加法混色法によってカラー画像
記録を行う。このカラー画像記録の際に、黒色の細線や
文字はY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)
3色もしくはY,M,C,Bk(ブラック)4色の記録
材を重ねて記録している。更に、Y,M,C3色の記録
材が重なる画素についてはBk色の記録材に置き換えて
記録する装置もある。
【0003】また、画像を所定領域毎に分割して記録制
御が可能な画像処理装置では、画像の所定領域中の各色
成分信号を累積して無彩色領域判定を行う。そして、無
彩色領域と判定された画像領域についてはBk色の記録
材のみで記録し、それ以外の画像領域については前記3
色もしくは4色の記録材を重ねて記録している。
【0004】また、これら画像処理装置の有する問題点
を解決する1つの技術として、本出願人により特開平4
−53350が提案されている。この提案の画像処理装
置では、複数の色成分信号より黒信号を生成し、該黒信
号に基づいて黒色の細線部(例えば、線画、文字等)と
それ以外の中間調画像部とを画素毎に識別し、その識別
結果に基づいて、黒色の細線部と判定された画素につい
てはBk色の記録材のみで記録し、それ以外の画素につ
いては前記3色もしくは4色の記録材を重ねて記録して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像中
の黒色の細線部(例えば、線画、文字等)を3色もしく
は4色の記録材を重ねて記録する場合、 (1)重なった色が完全に黒色に見えない。 (2)精度よく各色成分の記録材を重ねて記録すること
が困難なために黒色に見えない。 (3)擬似中間調処理に基づく記録では記録材(イン
ク、トナー等)で形成されるドットを線状に連続させて
記録することができないために高解像度で記録できない
等の課題がある。
【0006】また、画像を所定領域毎に分割して無彩色
領域と判定された画像領域についてはBk色の記録材の
みで記録し、それ以外の画像領域については3色もしく
は4色の記録材を重ねて記録する場合、黒単色の画像領
域では無彩色領域と判定されてBk色の記録材のみで記
録が行われるために前記(1)〜(3)の課題は発生し
ない反面、有彩色領域では次のような問題が生じる。 (4)判定ミスによる画像への影響が著しいために高精
度な判定回路が必要となりハードウェアの構成が複雑で
ある。 (5)有彩色領域中にある黒色の細線部(例えば、線
画、文字等)が3色もしくは4色の記録材を重ねて記録
されてしまうため前記(1)〜(3)の課題が解決され
ていない。
【0007】また、上述の特開平4−53350に記載
の手法によれば、スクリーントーンのような印刷物に対
しては、黒線の抽出を高精度に行うことが可能である。
しかしながら、カラーインクジェットプリンタやカラー
レーザプリンタでは、黒色の細線や文字がYMCの3色
のドットで記録されている場合があり、このような画像
を読み取って複写を行う場合、上述の特開平4−533
50号に記載の手法を用いると、黒成分が適切に抽出で
きず、その結果、黒線部分の抽出も良好に行えなくな
る。
【0008】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、カラー画像信号中の無彩色部分や細線部分等
を適切に抽出することが可能な画像処理装置及びその方
法を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、無彩色部分の
細線部、有彩色部分の細線部、無彩色部分の中間調部
分、有彩色部分の中間調部を識別し、画像信号に対して
それぞれの部分にあった処理を行い、出力を行うことを
可能とすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による画像処理装置は以下の構成を備えてい
る。即ち、複数の色成分信号より複数の2値記録色成分
信号を生成する信号生成手段と、前記複数の色成分信号
より細線部とそれ以外の中間調画像部とを画素毎に識別
する第1識別手段と、前記複数の色成分信号より無彩色
部であるか有彩色部であるかを画素毎に識別する第2識
別手段と、前記第1及び第2識別手段の識別結果に基づ
いて前記2値記録色成分信号を制御する信号制御手段と
を備える。
【0011】また、好ましくは、前記第1識別手段は、
前記複数の色成分信号より黒信号を生成し、該黒信号に
基づいて黒色の細線部とそれ以外の中間調画像部とを画
素毎に識別する。全色成分を考慮することが可能となる
からである。なお、黒信号の生成としては、例えば各色
成分信号の平均値を用いる。
【0012】また、好ましくは、前記第1識別手段は、
前記複数の色成分信号のうちの所定の色成分信号に基づ
いて細線部とそれ以外の中間調画像部とを画素毎に識別
する。上述の黒信号を生成するための構成が不要となる
からである。なお、所定の色成分信号としては、例え
ば、RGB成分のうちのG成分の信号を用いる。
【0013】また、好ましくは、前記第2識別手段は、
前記複数の色成分信号より各色成分毎の差分信号を各々
生成し、該差分信号に基づいて無彩色であるか否かを画
素毎に識別する。
【0014】また、好ましくは、前記第1識別手段より
の細線部であるか否かの出力と、前記第2識別手段より
の無彩色部であるか否かの出力の組み合わせにより、無
彩色部分の細線部、有彩色部分の細線部、無彩色部分の
中間調部、有彩色部分の中間調部のいずれかに各画素を
分類する分類手段を更に備え、前記信号制御手段は、前
記分類手段による分類結果に応じて前記2値記録色成分
信号を制御する。上記4通りの分類によって2値記録色
成分信号を制御することにより、画像を良好に形成する
ことが可能となるからである。
【0015】また、好ましくは、前記制御手段は、前記
分類手段の分類結果に基づいて、各分類に適した処理を
行うように、前記2値記録色成分信号を処理するための
パラメータを制御する。例えば、各画素の分類結果に応
じて、各画素毎に、γ変換を行うためのγカーブや、空
間フィルタ回路における空間フィルタの設定等を適切に
行うことが可能となり、高品質な画像を形成できる。
【0016】また、好ましくは、前記分類手段によって
所定の部分に分類された画素を所定色のみによって記録
すべく制御する記録制御手段を更に備える。
【0017】また、好ましくは、前記記録制御手段は、
前記分類手段によって無彩色部分の細線部に分類された
画素を黒色の記録材のみを用いて記録する。シャープな
黒画像を再現できるからである。
【0018】また、上記の目的を達成するための本発明
による画像処理方法は以下の工程を備えるものである。
即ち、複数の色成分信号より複数の2値記録色成分信号
を生成する信号生成工程と、前記複数の色成分信号より
細線部とそれ以外の中間調画像部とを画素毎に識別する
第1識別工程と、前記複数の色成分信号より無彩色部で
あるか有彩色部であるかを画素毎に識別する第2識別工
程と、前記第1及び第2識別工程の識別結果に基づいて
前記2値記録色成分信号を制御する信号制御工程とを備
える。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面を参照して本
発明の好適な実施形態を説明する。
【0020】[第1の実施形態]図1は第1の実施形態
におけるカラー複写機の概略の構成を示す図である。図
1に示されるように、カラー複写機は、画像情報(デー
タ)の入力手段であるカラー画像読取部100と、該画
像情報に基づいてカラーの可視画像を形成する画像形成
部101とにより構成されている。
【0021】同図に於いて、1は原稿台ガラス、2は原
稿台ガラス1上に載置した原稿を押さえる原稿圧板、3
は原稿を照射するためのハロゲンランプ、4,5,6は
ハロゲンランプ3で照射された原稿からの反射光をカラ
ーイメージセンサ8上に結像させるためのミラー、7は
光学系に配置した結像レンズである。8はCCD等で構
成されるカラーイメージセンサである。9は画像処理回
路であり、カラーイメージセンサ8で光電変換され、デ
ジタル信号に変換された画像情報を忠実に再現するよう
に各種特性変換を行い、インクジェットヘッド34を駆
動するための信号を生成する。
【0022】インクジェットヘッド34は記録紙31面
上にインクを突出して原稿画像をフルカラーで記録する
ため、インク記録色のシアン(C)、マゼンタ(M)、
イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各々に対応したヘ
ッドで構成される。30は用紙カセットであり、記録紙
31を格納する。32は記録紙31を給紙するための給
紙ローラ、33は給紙された記録紙31を搬送するため
の搬送ローラ、35はインクジェットヘッド34に対向
した位置に設けられたプラテン、36は記録紙を機外へ
搬送するための排紙ローラ、37は排紙された記録紙を
受け取る排紙トレイである。
【0023】上記構成において、原稿台ガラス1上に原
稿が載置された状態で該原稿はハロゲンランプ3により
照射され、光学系部材を移動させることにより原稿面を
走査する。この時、原稿面からの反射光はミラー4,
5,6及び結像レンズ7を介してカラーイメージセンサ
8上に結像する。カラーイメージセンサ8の受光面に
は、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)のフ
ィルタが形成されており、これら3色のフィルタは所定
のセンサセルピッチ(本実施形態では600dpi)と
なるように配列されている。該カラーイメージセンサ8
で原稿面からの反射光がRGBの3成分の電気信号に各
々変換されて、A/D変換器により8bitのデジタル
信号に変換されて画像処理回路9に供給される。
【0024】図2は第1の実施形態の画像処理回路9の
構成を示すブロック図である。
【0025】A/D変換回路40によりデジタル信号に
変換された画像信号は、シェーディング補正回路41に
より読取光学系の特性補正が施され、最も薄い画像信号
がFFH、最も濃い画像信号が00Hとなる。シェーデ
ィング補正を施された画像信号は入力マスキング回路4
2に供給され、カラーイメージセンサ8の色分解フィル
タの感度補正が行われて、RGB(各8bit)の正規
化信号として出力される。正規化されたRGBの画像信
号は、空間フィルタ回路43において空間フィルタ制御
部54によって設定された空間フィルタによって、画像
鮮鋭度が調整された後、対数変換回路44により色成分
毎の濃度情報を表すC(シアン)、M(マゼンタ)、Y
(イエロー)の信号に変換される。
【0026】次に、最小値抽出回路45は、CMY(各
8bit)に変換された画像信号の中から最小値Min
(C,M,Y)を選択し、選択した最小値Min(C,
M,Y)に基づいて下色信号(K)を決定する。そし
て、最小値抽出回路45は、この決定された下色信号
(K)を用いて、C,M,Yの画像信号をC,M,Y,
Kの信号構成に変換し、次段の処理に送る。下色信号
(K)が付加された画像信号は、出力マスキング回路4
6によりインクの発色特性による補正が施されてC,
M,Y,Bk(ブラック)の4色の画像信号に変換され
る。γ補正回路47は、γカーブ制御部55によって設
定された濃度変換カーブに従って、出力マスキング回路
46より入力された画像信号の濃度やカラーバランスを
変換する。
【0027】擬似中間調処理部48においては、γ変換
されたC,M,Y,Bk(ブラック)4色の画像信号に
対して公知の擬似中間調処理(例えば、誤差拡散法等)
を施して、各々、所定のbit数(本実施形態では各1
bit)の画像信号に変換し、プロセス遅延回路49に
出力する。プロセス遅延回路49では、CMYBk各色
に対応したインクジェットヘッド34の配置間隔に相当
する時間分の遅延処理が施される。そして、遅延処理が
施された画像信号は、パルス変換回路50でヘッド駆動
パルスに変換され、このヘッド駆動パルスによって各イ
ンクジェットヘッド34が駆動される。この駆動の結
果、インクジェットヘッド34は記録紙31上にC,
M,Y,Bkの各インクを吐出してフルカラー画像を形
成する。
【0028】他方、シェーディング補正回路41により
シェーディング補正を施されたRGB(各8bit)の
画像信号は、第1識別回路51及び第2識別回路52に
も供給される。第1識別回路51は、画像中の細線部
(例えば、線画、文字等)とそれ以外の中間調画像部と
を画素毎に識別した判定結果を表す判定信号(KB)を
出力する。また、第2識別回路52は画像中の無彩色部
であるか否かを画素毎に識別した判定結果を表す判定信
号(BW)を出力する。識別結果出力回路53では、上
記2つの判定信号(KB,BW)に基づいて最終的な判
定信号(KBN)を生成し、これを空間フィルタ制御部
54及びγカーブ制御部55に出力する。空間フィルタ
制御部54及びγカーブ制御部55では、それぞれ、上
記の判定信号(KBN)に基づいて空間フィルタ回路4
3、γ補正回路47に対する所定の設定が施される。
【0029】このようにして、第1の実施形態におけ
る、カラー複写機は、カラーイメージセンサ8で読み取
った原稿情報をインクジェット方式により順次可視化す
ることで原稿情報の記録再生を行う。
【0030】以下では、図2において公知の技術が利用
可能な部分についての説明は省略し、第1の実施形態の
特徴的な部分について説明するものとする。そこで、以
下では、図2に示した第1識別回路51,第2識別回路
52、識別結果出力回路53、及び空間フィルタ制御部
54、γカーブ制御部55及び空間フィルタ回路45、
γ補正回路47について順に説明する。
【0031】図3は、第1識別回路及び第2識別回路の
周辺の構成を抽出したブロック図である。図3におい
て、第1識別回路51は3つの内部処理ブロックで構成
されている。シェーディング補正回路41によりシェー
ディング補正を施されたRGB(各8bit)の画像信
号は、黒信号生成部61に入力され、256レベル(8
bit)を有する色味を抑圧した黒信号Dに変換され
る。黒信号Dは2値化処理部62で画像の所定の特性を
示す2種類の2値信号(DB,DL)に変換される。こ
れら2種類の2値信号は文字識別部63に入力される。
文字識別部63は、連続中間調部分、網点画像部分から
文字/細線部分を画素単位に識別して、その識別結果を
判定信号KBとして出力する。
【0032】図4は、黒信号生成部61の構成を示すブ
ロック図である。図中、減算器611−1,611−
2,611−3は、各々、入力されるRGB信号の各信
号値を1/3にする除算器である。612は1/3され
た各信号値を足しあわせる加算器である。加算器612
の加算結果は制限器(リミッタ)613にて8bit幅
を超えた場合には255に制限して8bitで表される
黒信号Dを得る。
【0033】得られた黒信号Dは図5、図6に示す2値
化処理部62に入力される。
【0034】図5において、黒信号Dは各々1ライン期
間ずつメモリ631−1〜631−4を用いて遅延保持
され、順次ライン遅延された同一画素列順の5画素分の
データが同時に得られる。そして、これらの画素データ
は、順次D/FF632,633,634,635によ
り画素順に遅延保持され、中心に位置する注目画素デー
タD(n,m)を含む5×5=25画素のデータが同一
タイミングで得られる。これら25画素のデータは図6
に示した回路に供給される。
【0035】図6において、加算器641は所定位置の
8画素のデータを加算処理して加算器643に出力す
る。また、加算器642−1〜4では、各々所定位置の
4画素ずつのデータが加算処理され、加算器643及び
加算器645に出力される。加算器643で入力される
全てのデータを加算処理すると共に、加算器644で注
目画素位置のデータを加算し全25画素分のデータを加
算した結果を得る。そしてこれを除算器646で1/2
5して図5で示した25画素のデータの平均値M(2
5)を得る。また、加算器645では、前記加算器64
2で得られた各々所定位置の4画素分のデータの加算結
果に対して、各々注目画素データを加算した結果を得
て、除算器647で1/5して各々所定位置の5画素の
データの平均値を各々得る。最大値検出部648では4
つの除算器647−1〜4の出力の内で最も大きなレベ
ルを有する平均値M(5)を選択し出力する。
【0036】ここで、除算器647−1の出力は注目画
素位置を含む垂直方向の5画素の平均値を表し、除算器
647−2の出力は注目画素位置を含む水平方向の5画
素の平均値を表す。更に、除算器647−3の出力は注
目画素位置を含む右下がり斜め方向の5画素の平均値を
表し、除算器647−4の出力は注目画素位置を含む右
上がり斜め方向の5画素の平均値を表している。
【0037】次に、比較器649では、上記注目画素位
置のデータD(n,m)と上記の25画素の平均値M
(25)とを比較し1bitの比較結果DLを出力す
る。ここで、 D(n,m)<M(25)の時、DL=’1’ D(n,m)≧M(25)の時、DL=’0’ である。比較結果DLは、エッジ部分を抽出した結果と
なる。
【0038】他方、比較器651では、前記注目画素位
置のデータD(n,m)と前記平均値M(25)との差
分の絶対値|D(n,m)−M(25)|と所定の閾値
βとを比較する。ここで、 |D(n,m)−M(25)|<閾値βの時’1’ |D(n,m)−M(25)|≧閾値βの時’0’ である。
【0039】また、比較器653では、前記注目画素位
置のデータD(n,m)と前記平均値M(5)との差分
の絶対値|D(n,m)−M(5)|と所定の閾値γと
を比較する。ここで、 |D(n,m)−M(5)|<閾値γの時’1’ |D(n,m)−M(5)|≧閾値γの時’0’ である。
【0040】比較器651及び比較器652による上記
2つの比較結果は、ORゲート654において論理和が
とられ1bitの比較結果DBとして出力される。比較
結果DBは、エッジ成分の中でも特に濃度差の大きな部
分を抽出した結果となる。以上のようにして得られた2
つの比較結果DL及びDBは、図7に示す文字識別部6
3に各々入力される。
【0041】図7は文字識別部63の構成を示すブロッ
ク図である。文字識別部63では、2値化処理部62よ
り入力される比較結果DBを4つのラインメモリ661
−1〜4を用いて順次1ラインずつ遅延保持すると共
に、D/FF662及び663で比較結果DBとライン
メモリ661で遅延保持された各データを画素毎に遅延
保持する。ここで、注目画素位置をD/FF662−3
の出力とすれば、該画素位置及びその周辺8画素位置の
データ(DB)が同一タイミングでゲート回路664−
2に入力されることになる。同様にして、注目画素位置
の1ライン前と1ライン後のデータ及び各々の周辺8画
素位置のデータが各々ゲート回路664−1,664−
3に入力される。
【0042】ゲート回路664では後述する回路(図
8)を用いて、入力された9画素位置のデータから注目
画素とその周辺画素とのデータの反転性(’0’と’
1’の組合せ)の有無を所定の4方向(縦、横、右上が
り斜め、右下がり斜め)について判定し、注目画素毎に
0〜4の値DS(3ビット)を出力する。なお、DSは
9画素の反転の度合を示すものである。
【0043】次に加算器665で前記各ゲート回路66
4−1〜3の出力を加算し、D/FF666−1〜6を
用いて、加算器665の加算値を画素位置毎に順次遅延
保持する。更に、各D/FF666の出力は加算器66
7で加算処理され、特徴量PFを得る。したがって、特
徴量PFは注目画素位置を中心とする5×9画素位置の
データDBから求められる3×7個のデータDSの加算
結果であり、二次元的な空間周波数に依存した値を意味
する。換言すれば、特徴量PFが大きな値をとる程、デ
ータDBの値に’0’と’1’の反転が多い(即ち空間
周波数が高い)ことを表している。
【0044】但し、特徴量PFの演算に用いる画素位置
や画素数は前述に限定されるわけではなく、検出精度に
応じて注目画素を含む演算範囲の形状、画素数を適宜設
定することができる。
【0045】次に、特徴量PFを用いて分離する空間周
波数を決定する。即ち、比較器668において特徴量P
Fを分離したい空間周波数に対応した所定の閾値kと比
較する。該比較器668の出力はANDゲート672に
入力される。また、注目画素のデータDB(D/FF6
62−3の出力)はD/FF663−3、D/FF66
9−1、2を介してANDゲート672に入力される。
ここで、当該注目画素(D/FF662−3の出力)を
中心とした5×9画素の特徴量PFは、D/FF666
−1〜3によって、D/FF662−3より当該注目画
素のDBが出力されてから3画素分遅延されたタイミン
グで加算器667より獲得される。従って注目画素のデ
ータDB(D/FF662−3の出力)を、D/FF6
63−3、D/FF669−1、2によって3画素分遅
延させてANDゲート672に入力することで、比較器
668の出力と注目画素に対応するDBの入力を同期さ
せることができる。また、データDLもラインメモリ6
70−1、2及びD/FF671−1〜4によって、当
該注目画素に対応するデータDLが上記タイミングでA
NDゲート672に入力される。
【0046】以上のようにして、ある注目画素を中心と
した5×9画素より得られる特徴量PFとkとの比較結
果と、当該注目画素のデータDBと、当該注目画素のデ
ータDLとが実質的に同じタイミングでANDゲート6
72に入力される。ANDゲート672では、これら3
つの入力信号からDE信号を得る。ここで、 PF<k 且つ DB=1 且つ DL=1の場合 DE=’1’ その他の場合 DE=’0’ であり、DE=1となる位置の画素は文字/細線部分の
一部であると仮定する。
【0047】前記DE信号はラインメモリ673−1、
2で順次1ラインずつ遅延保持され文字信号発生部67
5に3ライン同時に入力される。文字信号発生部675
では後述する回路(図9)を用いて、入力された3ライ
ンのDE信号から文字/細線部分の端部に発生する凹凸
画素を補正し、第1識別回路52の識別結果である判定
信号KBを得る。
【0048】次に、ゲート回路664及び文字信号発生
部675の構成について詳説する。図8はゲート回路6
64の構成を示したブロック図である。入力される9画
素位置の比較結果DBの位置関係をa〜iで表してい
る。EXORゲート681−1,681−2は位置eの
画素に対してaei方向に反転しているか否かを検出す
る。つまり、前記2つのEXORゲート681−1、2
の出力が共に’1’であればANDゲート682−1出
力が’1’となり位置eの画素がaei方向に反転して
いることを示す。同様にEXORゲート681−3〜8
及びANDゲート682−2〜4を用いて、位置eの画
素に対して各々bef,ceg,def方向の反転性を
検出する。
【0049】また、ORゲート683−1〜4は上記4
方向に関して’1’のデータが連続している場合を検出
するために設けたものである。上記4方向のうち少なく
とも1方向について’1’のデータが連続している場合
は、ANDゲート685の出力が’0’となり、AND
ゲート684−1〜4により上記4方向の反転性検出結
果を一義的にマスクする。前記4方向の反転性検出結果
は加算器686で加算されて出力DS(0〜4)を得
る。なお、出力DSは0(4方向のすべてにおいて反転
していない)から4(4方向のすべてにおいて反転して
いる)までの値を取るので出力は3ビットとなる。
【0050】図9は文字信号発生部675の構成を示す
ブロック図である。上述の図7において、ANDゲート
672よりの出力DE及びラインメモリ673−1、2
で順次1ラインずつ遅延保持されたDE信号は、図9に
示したD/FF690−1〜3及び691−1〜3を用
いて各々遅延保持されて、注目画素位置(n,m)を中
心とする3×3画素位置のデータDEが同一タイミング
得られる。この文字信号発生部675では、図10に一
例を示した注目画素周辺の8画素位置のDE信号に応じ
て、注目画素位置のDE信号を変調して出力する。即
ち、図9に示したように、ANDゲート692−1〜4
の各々は、注目画素周辺の8画素位置のDE信号の’
1’,’0’の配置が図10に示したパターンの一つと
一致する場合に’1’を出力する。ORゲート639に
於いては、上記ANDゲート692−1〜4の出力のう
ちの何れかが’1’(図10のいずれかの配置パターン
に一致)であるか否かに基づいて判定信号KBを得る。
【0051】ここで、 いずれかの配置と一致する時 判定信号KB=’1’ いずれの配置とも一致しない時 判定信号KB=DE(n,m) である。注目画素位置の判定信号KB=’1’となる場
合、最終的に第1識別回路51は、当該画素を文字/細
線部分として認識したことになる。
【0052】図11は、第2識別回路52の構成を示す
ブロック図である。同図に於いて、最大値検出部701
は、シェーディング補正回路41によりシェーディング
補正が施されたRGB(各8bit)の画像信号につい
て画素毎にレベル比較し、レベルの最も大きい値をma
x(RGB)として得る。また、最小値検出部702
は、シェーディング補正回路41よりの画像信号につい
て画素毎にレベル比較し、最も小さい値をmin(RG
B)として得る。また、減算器703はこれら2つの信
号の差、max(RGB)−min(RGB)を得る。
【0053】比較器704では、上記max(RGB)
と所定の閾値M1とを比較し、1bitの比較結果を出
力する。ここで、 max(RGB)<M1の時、’1’ max(RGB)≧M1の時、’0’ であり、入力された画素位置のデータが所定の閾値M1
で表される輝度よりも低い(黒い)場合に比較結果’
1’を得る。
【0054】他方、比較器705では、上記の差分値
(max(RGB)−min(RGB))と所定の閾値
M2とを比較する。ここで、 max(RGB)−min(RGB)<M2の時、’
1’ max(RGB)−min(RGB)≧M2の時、’
0’ であり、入力された画素位置のデータ間のレベル差が所
定の閾値M2で表される色差よりも小さい(無彩色に近
い)場合に比較結果’1’を得る。
【0055】比較器704、705による2つの比較結
果は、ANDゲート706で論理積がとられる。AND
ゲート706の出力は、ラインメモリ707−1〜5に
より所定の遅延保持がなされた後、判定信号BWとして
出力される。即ち、ラインメモリ707−1〜5による
遅延保持により、同一の注目画素に対する判定信号KB
と判定信号BWが、夫々第1識別回路及び第2識別回路
より同じタイミングで出力されることになる。
【0056】識別結果出力回路53では、2つの判定信
号KB,BWに基づき、注目画素が黒色の文字部の場合
(KB=BW=1)は00、黒以外の色の文字部の場合
(KB=1、BW=0)は01、黒色の中間調部の場合
(KB=0、BW=1)は10、黒以外の色の中間調部
の場合(KB=BW=0)は11、という2ビットの識
別結果信号KBNを空間フィルタ制御部54及びγカー
ブ制御部55に出力する。
【0057】空間フィルタ制御部54では、メモリ内に
黒文字用、色文字用、黒中間調用、色中間調用に対応す
る4種類のエッジ強調、スムージング等のフィルタの係
数を用意し、識別結果出力回路53よりの識別判定信号
KBNに基づいて対応するフィルタを選択し、空間フィ
ルタ回路43の設定を行う。また、γカーブ制御部55
では、メモリ内に黒文字用、色文字用、黒中間調用、色
中間調用の4種類のγ変換用カーブを用意し、識別判定
信号KBNに基づいて、対応するγカーブを選択し、γ
補正回路47の設定を行う。これによって、空間フィル
タ回路43、γ補正回路47は、黒文字、色文字、黒中
間調、色中間調のそれぞれに最適な鮮鋭度、濃度が設定
できることとなり、良好な出力画像を得ることができ
る。
【0058】[第2の実施形態]次に、第2の実施形態
を説明する。第2の実施形態におけるカラー複写機も第
1の実施形態(図1)と同様の構成を有する。図12
は、第2の実施形態におけるカラー複写機の画像処理部
の構成を示すブロック図である。第1の実施形態と同等
の動作を行う部分は、図2と同様の番号を付し、説明は
省略する。図12における記録信号制御部200は、判
定信号KBNに基づいて画像信号に対して所定の変換処
理を施す。
【0059】図13は記録信号制御部200の構成を示
すブロック図である。同図に於いて、記録信号制御部2
00に入力されるCMYBk(本実施形態では各1bi
t)の画像信号は、遅延メモリ711−1〜4により各
々所定期間遅延保持されて、判定信号KBNと実質的に
同一のタイミングでANDゲート712−1〜3等へ出
力される。遅延メモリ711−1〜3により各々所定期
間遅延保持されたCMYの画像信号は、ANDゲート7
12−1〜3へ夫々入力されるとともに、ORゲート7
13へ入力される。
【0060】一方、KBNの1ビット目と2ビット目の
信号はORゲート714に入力されて、それらの論理和
がANDゲート712−1〜3に入力される。この結
果、C,M,Yの各信号は、判定信号KBN=’00’
(1ビット目、2ビット目がともに0)の時、つまり、
黒色の文字部分の場合に、強制的に’0’(非印字デー
タ)となる様に制御される。
【0061】他方、遅延メモリ711−4により所定期
間遅延保持されたBkの画像信号は、ORゲート71
3,716及びANDゲート715により判定信号KB
Nにしたがって制御される。結局、C,M,Y,Bkの
各信号は次のように制御されることになる。即ち、 KBN=’00’の時 C’,M’,Y’=’0’(非印字データ) Bk’=(C+M+Y+Bk)・ KBN KBN=’00’以外の時 C’=C,M’=M,Y’=Y,Bk’=Bk となる。
【0062】このような制御の結果、黒色の文字/細線
部分(KBN=’00’)の画素に対しては、CMYK
のうちのいずれかの画像信号が’1’(印字データ)で
ある場合にはCMY成分の記録を禁止してBk成分のみ
で画像を記録するように作用する。これによって、空間
フィルタ回路43、γ補正回路47は、黒文字、色文
字、黒中間調、色中間調のそれぞれに最適な鮮鋭度、濃
度が設定できると共に、黒文字部分には、黒単位による
印字が行われるため、良好な出力画像を得ることができ
る。
【0063】[第3の実施形態]図14は第3の実施形
態による画像処理回路の構成を示すブロック図である。
また、図15は、第3の実施形態における第1識別回路
及び第2識別回路の周辺の構成を抽出したブロック図で
ある。図15には、第3の実施形態における判定信号K
BNの処理方法と、画像信号制御の別実施形態が示され
ている。なお、第3の実施形態に於いては、回路規模の
減少を図るために、第1の判定回路51の入力は、シェ
ーディング補正回路によって出力されたRGB信号のG
信号のみを使用する。これによって、先の実施形態にお
ける黒信号生成部61は省くことができる。
【0064】また、判定信号KBNに基づいた上記第2
の実施形態の空間フィルタ回路43の鮮鋭度調整レベ
ル、γ変換回路47、記録信号制御部200における画
像信号の制御に加え、最小値抽出回路45の下色信号
(K)出力レベル及び出力マスキング回路46の発色特
性補正レベルの両方もしくは一方を制御することにより
画像信号を処理するものである。
【0065】次に最小値抽出回路45、出力マスキング
回路46における画像信号の変調方法について説明す
る。最小値抽出回路45では、画像信号C,M,Yの中
から選択した最小値Min(C,M,Y)に基づいて下
色信号(K)を決定する際、前記判定信号KBNの出力
に基づいて、最小値抽出制御部56によって、黒文字部
分(KBN=00)の場合には下色信号(K)を増加
(濃度を増加)するように、色文字部分(KBN=01
では前記下色信号(K)を減少(濃度を減少)するよう
に、中間調部分(KBN=10またはKBN=11)で
は上記下色信号(K)をデフォルトの状態にするように
作用する。出力マスキング回路46では、下色信号
(K)が付加された画像信号に対してインクの発色特性
による補正を施す際に、黒文字、色文字、黒中間調、色
中間調のそれぞれを表現するのに最適な出力マスキング
の係数が出力マスキング制御部57によって選択され、
選択された係数によって処理が行われる。
【0066】尚、本実施形態では記録信号制御部200
による画像信号の制御に加え、空間フィルタ回路43、
最小値抽出回路45、出力マスキング回路46、γ変換
回路47の何れか1つもしくはこれらを任意に組み合わ
せて制御することにより、黒色の文字/細線部分(KB
N=’1’)の所定の色成分データに変調を加えてカラ
ー画像中の黒色の文字/細線部分の画素をより効果的に
強調できるという効果がある。
【0067】以上説明したように、上記実施形態によれ
ば、カラー画像信号中の黒色の細線部(例えば、線画、
文字等)とそれ以外の中間調画像部とを画素毎に識別
し、黒色の細線部と判定された画素についてはBk色の
記録材のみで記録し、それ以外の画素については前記3
色もしくは4色の記録材を重ねて記録することで、カラ
ー画像、特に面積階調表現により中間調を表現する方式
のカラープリンタで出力されたカラー画像中の黒色の細
線を良好に再現できる。また、この様に良好なカラー画
像を再現することができる画像処理装置を安価に実現し
提供することができる。
【0068】なお、上記実施形態ではインクジェット方
式の記録部を適用して説明したがこれに限らない。例え
ば、YMCBkの4色のトナーを用いて記録を行うカラ
ーレーザビームプリンタを記録部に適用した装置にも本
発明を適用可能であることは明らかである。
【0069】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0070】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0071】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0072】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0073】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0074】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ラー画像信号中の無彩色部分と細線部分とを適切に抽出
することが可能となり、例えば無彩色の細線部分を黒色
の記録材のみを用いて記録する方式に適用することによ
り、良好な画質を得ることができる。
【0076】また、本発明によれば、無彩色部分の細線
部、有彩色部分の細線部、無彩色部分の中間調部分、有
彩色部分の中間調部を識別し、画像信号に対してそれぞ
れの部分にあった処理を行い、出力を行うことが可能と
なる。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるカラー複写機の概略の
構成を示す図である。
【図2】第1の実施形態の画像処理回路9の構成を示す
ブロック図である。
【図3】第1識別回路及び第2識別回路の周辺の構成を
抽出したブロック図である。
【図4】黒信号生成部61の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】2値化処理部62の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】2値化処理部62の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】文字識別部63の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】ゲート回路664の構成を示したブロック図で
ある。
【図9】文字信号発生部675の構成を示すブロック図
である。
【図10】注目画素周辺の8画素位置のDE信号に応じ
た、注目画素位置のDE信号の変調を説明する図であ
る。
【図11】第2識別回路52の構成を示すブロック図で
ある。
【図12】第2の実施形態におけるカラー複写機の画像
処理部の構成を示すブロック図である。
【図13】記録信号制御部200の構成を示すブロック
図である。
【図14】第3の実施形態による画像処理回路の構成を
示すブロック図である。
【図15】第3の実施形態における第1識別回路及び第
2識別回路の周辺の構成を抽出したブロック図である。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色成分信号より複数の2値記録色
    成分信号を生成する信号生成手段と、 前記複数の色成分信号より細線部とそれ以外の中間調画
    像部とを画素毎に識別する第1識別手段と、 前記複数の色成分信号より無彩色部であるか有彩色部で
    あるかを画素毎に識別する第2識別手段と、 前記第1及び第2識別手段の識別結果に基づいて前記2
    値記録色成分信号を制御する信号制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1識別手段は、前記複数の色成分
    信号より黒信号を生成し、該黒信号に基づいて黒色の細
    線部とそれ以外の中間調画像部とを画素毎に識別するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1識別手段は、前記複数の色成分
    信号のうちの所定の色成分信号に基づいて細線部とそれ
    以外の中間調画像部とを画素毎に識別することを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第2識別手段は、前記複数の色成分
    信号より各色成分毎の差分信号を各々生成し、該差分信
    号に基づいて無彩色であるか否かを画素毎に識別するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1識別手段よりの細線部であるか
    否かの出力と、前記第2識別手段よりの無彩色部である
    か否かの出力の組み合わせにより、無彩色部分の細線
    部、有彩色部分の細線部、無彩色部分の中間調部、有彩
    色部分の中間調部のいずれかに各画素を分類する分類手
    段を更に備え、 前記信号制御手段は、前記分類手段による分類結果に応
    じて前記2値記録色成分信号を制御することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記分類手段の分類結
    果に基づいて、各分類に適した処理を行うように、前記
    2値記録色成分信号を処理するためのパラメータを制御
    することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記分類手段によって所定の部分に分類
    された画素を所定色のみによって記録すべく制御する記
    録制御手段を更に備えることを特徴とする請求項5に記
    載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記記録制御手段は、前記分類手段によ
    って無彩色部分の細線部に分類された画素を黒色の記録
    材のみを用いて記録することを特徴とする請求項7に記
    載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 複数の色成分信号より複数の2値記録色
    成分信号を生成する信号生成工程と、 前記複数の色成分信号より細線部とそれ以外の中間調画
    像部とを画素毎に識別する第1識別工程と、 前記複数の色成分信号より無彩色部であるか有彩色部で
    あるかを画素毎に識別する第2識別工程と、 前記第1及び第2識別工程の識別結果に基づいて前記2
    値記録色成分信号を制御する信号制御工程とを備えるこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記第1識別工程は、前記複数の色成
    分信号より黒信号を生成し、該黒信号に基づいて黒色の
    細線部とそれ以外の中間調画像部とを画素毎に識別する
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記第1識別工程は、前記複数の色成
    分信号のうちの所定の色成分信号に基づいて細線部とそ
    れ以外の中間調画像部とを画素毎に識別することを特徴
    とする請求項9に記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記第2識別工程は、前記複数の色成
    分信号より各色成分毎の差分信号を各々生成し、該差分
    信号に基づいて無彩色であるか否かを画素毎に識別する
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記第1識別工程よりの細線部である
    か否かの出力と、前記第2識別工程よりの無彩色部であ
    るか否かの出力の組み合わせにより、無彩色部分の細線
    部、有彩色部分の細線部、無彩色部分の中間調部、有彩
    色部分の中間調部のいずれかに各画素を分類する分類工
    程を更に備え、 前記信号制御工程は、前記分類工程による分類結果に応
    じて前記2値記録色成分信号を制御することを特徴とす
    る請求項9に記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記制御工程は、前記分類工程の分類
    結果に基づいて、各分類に適した処理を行うように、前
    記2値記録色成分信号を処理するためのパラメータを制
    御することを特徴とする請求項13に記載の画像処理方
    法。
  15. 【請求項15】 前記分類工程によって所定の部分に分
    類された画素を所定色のみによって記録すべく制御する
    記録制御工程を更に備えることを特徴とする請求項13
    に記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記記録制御工程は、前記分類工程に
    よって無彩色部分の細線部に分類された画素を黒色の記
    録材のみを用いて記録することを特徴とする請求項15
    に記載の画像処理方法。
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JP2007006530A (ja) * 2006-09-08 2007-01-11 Toppan Printing Co Ltd 墨版量および分解4原色量の決定方法と、それらを利用した原色変換方法と装置
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