JPH1041857A - 移動通信システム用送信装置 - Google Patents
移動通信システム用送信装置Info
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- JPH1041857A JPH1041857A JP8193186A JP19318696A JPH1041857A JP H1041857 A JPH1041857 A JP H1041857A JP 8193186 A JP8193186 A JP 8193186A JP 19318696 A JP19318696 A JP 19318696A JP H1041857 A JPH1041857 A JP H1041857A
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Classifications
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/02—Transmitters
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G3/00—Gain control in amplifiers or frequency changers
- H03G3/20—Automatic control
- H03G3/30—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
- H03G3/3036—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers
- H03G3/3042—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers in modulators, frequency-changers, transmitters or power amplifiers
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
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- H03G3/3047—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers in modulators, frequency-changers, transmitters or power amplifiers for intermittent signals, e.g. burst signals
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- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
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- H04B1/0466—Fault detection or indication
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Transmitters (AREA)
- Amplifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低消費電力で運転可能で回路規模の小さい移
動通信システム用送信装置を提供すること。 【解決手段】 この移動通信システム用送信装置では、
増幅器６で並列増幅するように構成された複数の電力増
幅回路８Ａ〜８Ｍの少なくとも１個に故障が発生した場
合に増幅部６の利得が減少し、送信電力の減少によりサ
ービスゾーンの範囲が狭くなることを防止するために、
ベースバンド信号発生機能制御部１１からの制御信号で
制御されるベースバンド処理回路１により増幅器６への
入力電力を増加させている。又、ベースバンド信号発生
機能制御部１１は、ベースバンド処理回路１におけるベ
ースバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎのうちの使用可能なも
のの数量を制限する制御を行い、増幅器６において電力
増幅回路８Ａ〜８Ｍに入力され、分配回路７で分配され
た変調信号の電力総和を一定値以下に保つ。
動通信システム用送信装置を提供すること。 【解決手段】 この移動通信システム用送信装置では、
増幅器６で並列増幅するように構成された複数の電力増
幅回路８Ａ〜８Ｍの少なくとも１個に故障が発生した場
合に増幅部６の利得が減少し、送信電力の減少によりサ
ービスゾーンの範囲が狭くなることを防止するために、
ベースバンド信号発生機能制御部１１からの制御信号で
制御されるベースバンド処理回路１により増幅器６への
入力電力を増加させている。又、ベースバンド信号発生
機能制御部１１は、ベースバンド処理回路１におけるベ
ースバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎのうちの使用可能なも
のの数量を制限する制御を行い、増幅器６において電力
増幅回路８Ａ〜８Ｍに入力され、分配回路７で分配され
た変調信号の電力総和を一定値以下に保つ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として並列運転
で構成される増幅部を有する移動通信システム用送信装
置に関する。
で構成される増幅部を有する移動通信システム用送信装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の無線送信装置には、複数
の周波数を同時に送信し、複数の電力増幅回路で並列増
幅可能に構成され、電力増幅器の少なくとも一つに障害
が発生しても送信電力が低下しないようにしてサービス
ゾーンの範囲が狭くならないようにしたものがある。こ
のような無線送信装置としては、例えば図４に示される
ように特開平６−３７６５１公報に開示された構成のも
のが挙げられる。
の周波数を同時に送信し、複数の電力増幅回路で並列増
幅可能に構成され、電力増幅器の少なくとも一つに障害
が発生しても送信電力が低下しないようにしてサービス
ゾーンの範囲が狭くならないようにしたものがある。こ
のような無線送信装置としては、例えば図４に示される
ように特開平６−３７６５１公報に開示された構成のも
のが挙げられる。
【０００３】この無線送信装置は、変調信号が入力され
る複数の変調器１０１Ａ〜１０１Ｎと、これらの変調出
力を合成するための合成器１０２と、送信アンテナ１０
４を備えた共通増幅器１０３と、変調器１０１Ａ〜１０
１Ｎの変調及び共通増幅器１０３の利得を制御するため
の制御回路１０５とから成っている。
る複数の変調器１０１Ａ〜１０１Ｎと、これらの変調出
力を合成するための合成器１０２と、送信アンテナ１０
４を備えた共通増幅器１０３と、変調器１０１Ａ〜１０
１Ｎの変調及び共通増幅器１０３の利得を制御するため
の制御回路１０５とから成っている。
【０００４】このうち、共通増幅器１０３は、第１のス
イッチ回路１１１，第１の減衰器１１２，第２の減衰器
１１３，第２のスイッチ回路１１４，分配回路１１５，
電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄ，及び合成回路１１７
から成っている。制御回路１０５は変調器１０１Ａ〜１
０１Ｎに対してそれぞれの変調出力をオン・オフするた
めの制御信号，並びに共通増幅器１０３の第１のスイッ
チ回路１１１及び第２のスイッチ回路１１４を切り替え
制御するための制御信号を出力する。又、制御回路１０
５には故障時等の非常事態に際して共通増幅器１０３の
電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄからアラーム信号がそ
れぞれ帰還入力される。
イッチ回路１１１，第１の減衰器１１２，第２の減衰器
１１３，第２のスイッチ回路１１４，分配回路１１５，
電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄ，及び合成回路１１７
から成っている。制御回路１０５は変調器１０１Ａ〜１
０１Ｎに対してそれぞれの変調出力をオン・オフするた
めの制御信号，並びに共通増幅器１０３の第１のスイッ
チ回路１１１及び第２のスイッチ回路１１４を切り替え
制御するための制御信号を出力する。又、制御回路１０
５には故障時等の非常事態に際して共通増幅器１０３の
電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄからアラーム信号がそ
れぞれ帰還入力される。
【０００５】この無線送信装置では、変調信号がそれぞ
れ変調器１０１Ａ〜１０１Ｎに入力され、変調器１０１
Ａ〜１０１Ｎでは変調信号で変調のかかった搬送波周波
数ｆ１〜ｆＮの変調出力を送出する。これらの変調出力
は合成器１０２に送出され、この合成器１０２からの合
成信号が共通増幅器１０３へ出力され、共通増幅器１０
３からの増幅出力が送信アンテナ１０４へ送出される。
れ変調器１０１Ａ〜１０１Ｎに入力され、変調器１０１
Ａ〜１０１Ｎでは変調信号で変調のかかった搬送波周波
数ｆ１〜ｆＮの変調出力を送出する。これらの変調出力
は合成器１０２に送出され、この合成器１０２からの合
成信号が共通増幅器１０３へ出力され、共通増幅器１０
３からの増幅出力が送信アンテナ１０４へ送出される。
【０００６】具体的に云えば、合成器１０２からの出力
は第１のスイッチ回路１１１へ送出され、第１のスイッ
チ回路１１１で選択された出力は選択的に第１の減衰器
１１２，第２の減衰器１１３の何れかへ入力され、第１
の減衰器１１２からの出力と第２の減衰器１１３からの
出力との何れかが第２のスイッチ回路１１４へ入力され
る。第２のスイッチ回路１１４で選択された出力は分配
回路１１５へ入力され、分配回路１１５では出力が４分
配され、電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄへそれぞれ送
出される。因みに、通常時の送信動作として合成器１０
２からの合成信号が第１のスイッチ回路１１１で選択さ
れて第１の減衰器１１２へ送出された際、この第１の減
衰器１１２では合成信号を例えばＹ１ｄＢ減衰する。電
力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄからのそれぞれの増幅出
力は合成回路１１７へ入力され、合成回路１１７からの
合成送信出力は送信アンテナ１０４へ送出される。尚、
電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄからは上述したように
非常事態に際してそれぞれアラーム信号が出力される。
このアラーム信号は、電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄ
のそれぞれが故障したことを報知させるためのものであ
る。
は第１のスイッチ回路１１１へ送出され、第１のスイッ
チ回路１１１で選択された出力は選択的に第１の減衰器
１１２，第２の減衰器１１３の何れかへ入力され、第１
の減衰器１１２からの出力と第２の減衰器１１３からの
出力との何れかが第２のスイッチ回路１１４へ入力され
る。第２のスイッチ回路１１４で選択された出力は分配
回路１１５へ入力され、分配回路１１５では出力が４分
配され、電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄへそれぞれ送
出される。因みに、通常時の送信動作として合成器１０
２からの合成信号が第１のスイッチ回路１１１で選択さ
れて第１の減衰器１１２へ送出された際、この第１の減
衰器１１２では合成信号を例えばＹ１ｄＢ減衰する。電
力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄからのそれぞれの増幅出
力は合成回路１１７へ入力され、合成回路１１７からの
合成送信出力は送信アンテナ１０４へ送出される。尚、
電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄからは上述したように
非常事態に際してそれぞれアラーム信号が出力される。
このアラーム信号は、電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄ
のそれぞれが故障したことを報知させるためのものであ
る。
【０００７】この無線送信装置において、共通増幅器１
０３は１周波数当たりＰ（Ｗ）で出力し、且つＮ波の無
線周波数を使用しているとき、Ｎ＊Ｐ（Ｗ）の送信電力
を送出する。電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄは、その
利得が設定した規定値以下になった場合にアラーム信号
を送出する。電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄの何れか
に故障が発生してその増幅出力がオフとなった場合、合
成回路１１７で損失Ｘ［ｄＢ］が発生して合成送信出力
が低下する。このとき、制御回路１０５は第１のスイッ
チ回路１１１，第２のスイッチ回路１１４を制御して合
成器１０２からの合成信号が第２の減衰器１１３を通過
するようにする。第２の減衰器１１３の減衰量Ｙ２ｄＢ
は第１の減衰器１１２の減衰量Ｙ１ｄＢより小さく設定
されている。この結果、分配器１１５に入力されるレベ
ルが（Ｙ２−Ｙ１）ｄＢ増加することとなる。ここで、
Ｘ＝Ｙ１−Ｙ２となるように設定しておけば、合成回路
１１７からの合成送信出力は変化せず、規定の送信電力
が送信アンテナ１０４から送出される。しかしながら、
このような設定の場合、電力増幅回路１１６Ａ〜１１６
Ｄに入力される分配された信号レベルが増加するため、
電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄの相互変調歪が増加す
ることがある。
０３は１周波数当たりＰ（Ｗ）で出力し、且つＮ波の無
線周波数を使用しているとき、Ｎ＊Ｐ（Ｗ）の送信電力
を送出する。電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄは、その
利得が設定した規定値以下になった場合にアラーム信号
を送出する。電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄの何れか
に故障が発生してその増幅出力がオフとなった場合、合
成回路１１７で損失Ｘ［ｄＢ］が発生して合成送信出力
が低下する。このとき、制御回路１０５は第１のスイッ
チ回路１１１，第２のスイッチ回路１１４を制御して合
成器１０２からの合成信号が第２の減衰器１１３を通過
するようにする。第２の減衰器１１３の減衰量Ｙ２ｄＢ
は第１の減衰器１１２の減衰量Ｙ１ｄＢより小さく設定
されている。この結果、分配器１１５に入力されるレベ
ルが（Ｙ２−Ｙ１）ｄＢ増加することとなる。ここで、
Ｘ＝Ｙ１−Ｙ２となるように設定しておけば、合成回路
１１７からの合成送信出力は変化せず、規定の送信電力
が送信アンテナ１０４から送出される。しかしながら、
このような設定の場合、電力増幅回路１１６Ａ〜１１６
Ｄに入力される分配された信号レベルが増加するため、
電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄの相互変調歪が増加す
ることがある。
【０００８】従って、制御回路１０５は共通増幅器１０
３への入力周波数の数を減少させるように、変調器１０
１Ａ〜１０１Ｎの何れかを制御し、変調出力を停止させ
る。例えば、電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄの故障後
の使用する無線周波数をＭとすると、Ｘ＝１０＊ＬＯＧ
（Ｎ／Ｍ）となるように制御回路１０５で制御を行うよ
うにする。
３への入力周波数の数を減少させるように、変調器１０
１Ａ〜１０１Ｎの何れかを制御し、変調出力を停止させ
る。例えば、電力増幅回路１１６Ａ〜１１６Ｄの故障後
の使用する無線周波数をＭとすると、Ｘ＝１０＊ＬＯＧ
（Ｎ／Ｍ）となるように制御回路１０５で制御を行うよ
うにする。
【０００９】因みに、このような並列運転で構成される
増幅部を有し、警報発生機能を備えた通信システムに関
連する周知技術としては、例えば特開昭５６−１６９４
４２号公報に開示されたヘテロダイン中継機の並列動作
回路，特公平３−４８７０２号公報に開示された並列運
転電力増幅器を有するテレビ中継放送装置用自動利得制
御装置，特開平５−３０４４２９号公報に開示された並
列運転増幅器とその異常検出回路等が挙げられる。
増幅部を有し、警報発生機能を備えた通信システムに関
連する周知技術としては、例えば特開昭５６−１６９４
４２号公報に開示されたヘテロダイン中継機の並列動作
回路，特公平３−４８７０２号公報に開示された並列運
転電力増幅器を有するテレビ中継放送装置用自動利得制
御装置，特開平５−３０４４２９号公報に開示された並
列運転増幅器とその異常検出回路等が挙げられる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】上述した無線送信装置
の場合、電力増幅回路の故障時にアンテナ出力を一定に
保つための構成として、搬送波変調信号の合成信号を入
力する複数のスイッチ回路や減衰回路を用いて搬送波変
調信号の減衰量を可変できるようにしている上、搬送波
変調信号の周波数が数百ＭＨｚ以上である場合にその減
衰量を可変可能とするためにスイッチ回路及び減衰回路
に同軸タイプの切替器や減衰器を使用しなければならな
いため、装置全体の大規模で複雑になり易いという難点
がある。
の場合、電力増幅回路の故障時にアンテナ出力を一定に
保つための構成として、搬送波変調信号の合成信号を入
力する複数のスイッチ回路や減衰回路を用いて搬送波変
調信号の減衰量を可変できるようにしている上、搬送波
変調信号の周波数が数百ＭＨｚ以上である場合にその減
衰量を可変可能とするためにスイッチ回路及び減衰回路
に同軸タイプの切替器や減衰器を使用しなければならな
いため、装置全体の大規模で複雑になり易いという難点
がある。
【００１１】又、全電力増幅回路が正常動作時に電力増
幅回路の故障に備えて変調器の出力電力を高くしておく
ことが必要になり、正常時にも変調器出力を（Ｙ１ｄＢ
＋第１のスイッチ回路の通過減衰量＋第２のスイッチ回
路の通過減衰量）ｄＢ分高くする必要があるため、その
分だけ変調器の消費電力が増大し、結果として装置の消
費電力が大きくなってしまうという難点もある。
幅回路の故障に備えて変調器の出力電力を高くしておく
ことが必要になり、正常時にも変調器出力を（Ｙ１ｄＢ
＋第１のスイッチ回路の通過減衰量＋第２のスイッチ回
路の通過減衰量）ｄＢ分高くする必要があるため、その
分だけ変調器の消費電力が増大し、結果として装置の消
費電力が大きくなってしまうという難点もある。
【００１２】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、低消費電力で運転
可能で回路規模の小さい移動通信システム用送信装置を
提供することにある。
なされたもので、その技術的課題は、低消費電力で運転
可能で回路規模の小さい移動通信システム用送信装置を
提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
送信データ信号に基づいて複数のベースバンド信号を発
生し、該複数のベースバンド信号を合成した合成信号を
出力するベースバンド処理回路と、搬送波信号を出力す
る搬送波発振回路と、合成信号を搬送波信号に基づいて
変調した変調信号を出力する変調回路と、送信アンテナ
を備えると共に、変調信号を複数に分配して電力増幅し
た増幅信号を合成して得られる合成送信出力を該送信ア
ンテナへ送出する増幅器と、合成信号の出力電力を制御
する制御信号を出力するベースバンド信号発生機能制御
部と、増幅器の故障を検出する故障検出手段と、故障の
検出結果に応じて送信出力の電力低下を算出する電力算
出手段とを備えた移動通信システム用送信装置が得られ
る。
送信データ信号に基づいて複数のベースバンド信号を発
生し、該複数のベースバンド信号を合成した合成信号を
出力するベースバンド処理回路と、搬送波信号を出力す
る搬送波発振回路と、合成信号を搬送波信号に基づいて
変調した変調信号を出力する変調回路と、送信アンテナ
を備えると共に、変調信号を複数に分配して電力増幅し
た増幅信号を合成して得られる合成送信出力を該送信ア
ンテナへ送出する増幅器と、合成信号の出力電力を制御
する制御信号を出力するベースバンド信号発生機能制御
部と、増幅器の故障を検出する故障検出手段と、故障の
検出結果に応じて送信出力の電力低下を算出する電力算
出手段とを備えた移動通信システム用送信装置が得られ
る。
【００１４】又、本発明によれば、上記移動通信システ
ム用送信装置において、ベースバンド処理回路は、複数
のベースバンド信号を発生する複数のベースバンド信号
発生部と、複数のベースバンド信号を合成して合成信号
を出力するベースバンド信号合成部とを備え、増幅器
は、変調信号を複数に分配して出力する分配回路と、複
数に分配出力された変調信号をそれぞれ電力増幅した増
幅信号を出力する複数の電力増幅回路と、増幅信号のそ
れぞれを合成した合成送信出力を送信アンテナへと送出
する合成回路とを備え、故障検出手段は複数の電力増幅
回路の故障を検出してアラーム信号を出力する移動通信
システム用送信装置が得られる。
ム用送信装置において、ベースバンド処理回路は、複数
のベースバンド信号を発生する複数のベースバンド信号
発生部と、複数のベースバンド信号を合成して合成信号
を出力するベースバンド信号合成部とを備え、増幅器
は、変調信号を複数に分配して出力する分配回路と、複
数に分配出力された変調信号をそれぞれ電力増幅した増
幅信号を出力する複数の電力増幅回路と、増幅信号のそ
れぞれを合成した合成送信出力を送信アンテナへと送出
する合成回路とを備え、故障検出手段は複数の電力増幅
回路の故障を検出してアラーム信号を出力する移動通信
システム用送信装置が得られる。
【００１５】更に、本発明によれば、上記移動通信シス
テム用送信装置において、ベースバンド信号発生機能制
御部は、アラーム信号を入力して複数の電力増幅回路の
何れかにおける故障による送信出力の電力低下量を制御
信号により複数のベースバンド信号発生部を制御して合
成信号の出力を増加させることで補う移動通信システム
用送信装置が得られる。
テム用送信装置において、ベースバンド信号発生機能制
御部は、アラーム信号を入力して複数の電力増幅回路の
何れかにおける故障による送信出力の電力低下量を制御
信号により複数のベースバンド信号発生部を制御して合
成信号の出力を増加させることで補う移動通信システム
用送信装置が得られる。
【００１６】加えて、本発明によれば、上記移動通信シ
ステム用送信装置において、ベースバンド信号発生機能
制御部は、合成信号の出力増加に際して複数の電力増幅
回路の相互変調歪が悪化しない範囲に抑えるために制御
信号により複数のベースバンド信号発生部のうちの使用
可能なものの数量を制限することを特徴とする移動通信
システム用送信装置が得られる。
ステム用送信装置において、ベースバンド信号発生機能
制御部は、合成信号の出力増加に際して複数の電力増幅
回路の相互変調歪が悪化しない範囲に抑えるために制御
信号により複数のベースバンド信号発生部のうちの使用
可能なものの数量を制限することを特徴とする移動通信
システム用送信装置が得られる。
【００１７】又、本発明によれば、上記何れの移動通信
システム用送信装置において、複数のベースバンド信号
発生部は、複数の送信データ信号に関して１つの周波数
に複数のデータ変調をかけるスペクトラム拡散通信方式
を適用するためのスペクトラム拡散信号処理を行うスペ
クトラム拡散信号処理手段を有する移動通信システム用
送信装置が得られる。
システム用送信装置において、複数のベースバンド信号
発生部は、複数の送信データ信号に関して１つの周波数
に複数のデータ変調をかけるスペクトラム拡散通信方式
を適用するためのスペクトラム拡散信号処理を行うスペ
クトラム拡散信号処理手段を有する移動通信システム用
送信装置が得られる。
【００１８】一方、本発明によれば、複数の送信データ
信号に基づいて複数のベースバンド信号を発生し、該複
数のベースバンド信号を合成した第１の合成信号をそれ
ぞれ出力する複数のベースバンド処理回路と、搬送波信
号をそれぞれ出力する複数の搬送波発振回路と、第１の
合成信号の特定のものを搬送波信号の特定のものに基づ
いて変調した変調信号をそれぞれ出力する複数の変調回
路と、変調信号のそれぞれを合成した第２の合成信号を
出力する変調回路出力合成回路と、送信アンテナを備え
ると共に、第２の合成信号を複数に分配して電力増幅し
た増幅信号を合成して得られる合成送信出力を該送信ア
ンテナへ送出する増幅器と、第１の合成信号の出力電力
を制御する制御信号を出力するベースバンド信号発生機
能制御部と、増幅器の故障を検出する故障検出手段と、
故障の検出結果に応じて送信出力の電力低下を算出する
電力算出手段とを備えた移動通信システム用送信装置が
得られる。
信号に基づいて複数のベースバンド信号を発生し、該複
数のベースバンド信号を合成した第１の合成信号をそれ
ぞれ出力する複数のベースバンド処理回路と、搬送波信
号をそれぞれ出力する複数の搬送波発振回路と、第１の
合成信号の特定のものを搬送波信号の特定のものに基づ
いて変調した変調信号をそれぞれ出力する複数の変調回
路と、変調信号のそれぞれを合成した第２の合成信号を
出力する変調回路出力合成回路と、送信アンテナを備え
ると共に、第２の合成信号を複数に分配して電力増幅し
た増幅信号を合成して得られる合成送信出力を該送信ア
ンテナへ送出する増幅器と、第１の合成信号の出力電力
を制御する制御信号を出力するベースバンド信号発生機
能制御部と、増幅器の故障を検出する故障検出手段と、
故障の検出結果に応じて送信出力の電力低下を算出する
電力算出手段とを備えた移動通信システム用送信装置が
得られる。
【００１９】又、本発明によれば、上記移動通信システ
ム用送信装置において、複数のベースバンド処理回路
は、複数のベースバンド信号を発生する複数のベースバ
ンド信号発生部と、複数のベースバンド信号を合成して
第１の合成信号を出力するベースバンド信号合成部とを
それぞれ備え、増幅器は、第２の合成信号を複数に分配
して出力する分配回路と、複数に分配出力された第２の
合成信号をそれぞれ電力増幅した増幅信号を出力する複
数の電力増幅回路と、増幅信号のそれぞれを合成した合
成送信出力を送信アンテナへと送出する合成回路とを備
え、故障検出手段は複数の電力増幅回路の故障を検出し
てアラーム信号を出力する移動通信システム用送信装置
が得られる。
ム用送信装置において、複数のベースバンド処理回路
は、複数のベースバンド信号を発生する複数のベースバ
ンド信号発生部と、複数のベースバンド信号を合成して
第１の合成信号を出力するベースバンド信号合成部とを
それぞれ備え、増幅器は、第２の合成信号を複数に分配
して出力する分配回路と、複数に分配出力された第２の
合成信号をそれぞれ電力増幅した増幅信号を出力する複
数の電力増幅回路と、増幅信号のそれぞれを合成した合
成送信出力を送信アンテナへと送出する合成回路とを備
え、故障検出手段は複数の電力増幅回路の故障を検出し
てアラーム信号を出力する移動通信システム用送信装置
が得られる。
【００２０】更に、本発明によれば、上記移動通信シス
テム用送信装置において、ベースバンド信号発生機能制
御部は、アラーム信号を入力して複数の電力増幅回路の
何れかにおける故障による送信出力の電力低下量を制御
信号により複数のベースバンド処理回路における複数の
ベースバンド信号発生部を制御して第１の合成信号の出
力を増加させることで補う移動通信システム用送信装置
が得られる。
テム用送信装置において、ベースバンド信号発生機能制
御部は、アラーム信号を入力して複数の電力増幅回路の
何れかにおける故障による送信出力の電力低下量を制御
信号により複数のベースバンド処理回路における複数の
ベースバンド信号発生部を制御して第１の合成信号の出
力を増加させることで補う移動通信システム用送信装置
が得られる。
【００２１】加えて、本発明によれば、上記移動通信シ
ステム用送信装置において、ベースバンド信号発生機能
制御部は、第１の合成信号の出力増加に際して複数の電
力増幅回路の相互変調歪が悪化しない範囲に抑えるため
に制御信号により複数のベースバンド処理回路における
複数のベースバンド信号発生部のうちの使用可能なもの
の数量を制限する移動通信システム用送信装置が得られ
る。
ステム用送信装置において、ベースバンド信号発生機能
制御部は、第１の合成信号の出力増加に際して複数の電
力増幅回路の相互変調歪が悪化しない範囲に抑えるため
に制御信号により複数のベースバンド処理回路における
複数のベースバンド信号発生部のうちの使用可能なもの
の数量を制限する移動通信システム用送信装置が得られ
る。
【００２２】
【作用】本発明の移動通信システム用送信装置は、増幅
器が複数の電力増幅回路で並列増幅するように構成さ
れ、ベースバンド信号発生機能制御部からの制御信号で
制御されるベースバンド処理回路により電力増幅回路の
少なくとも１個に故障が発生しても送信電力が低下しな
いようにしてサービスゾーンの範囲が狭くなることを防
止している。このベースバンド処理回路は、送信データ
信号をコーティングしてベースバンド信号を出力する複
数のベースバンド信号発生部と、これらのベースバンド
信号を合成して合成を出力するベースバンド信号合成部
とから構成される。電力増幅回路の少なくとも１個に故
障が発生した場合、増幅器の利得が減少するが、この利
得減少は送信電力の減少を意味し、サービスゾーンの範
囲が狭くなる要因となるので、それを防止するためにベ
ースバンド信号発生機能制御部により増幅器への入力電
力を増加させるようにベースバンド処理回路を制御して
いる。即ち、増幅部への入力電力はベースバンド信号発
生部の出力電力に比例するため、ベースバンド信号発生
部の出力電力を増加させ、サービスゾーンの範囲が狭く
なることを防止している。
器が複数の電力増幅回路で並列増幅するように構成さ
れ、ベースバンド信号発生機能制御部からの制御信号で
制御されるベースバンド処理回路により電力増幅回路の
少なくとも１個に故障が発生しても送信電力が低下しな
いようにしてサービスゾーンの範囲が狭くなることを防
止している。このベースバンド処理回路は、送信データ
信号をコーティングしてベースバンド信号を出力する複
数のベースバンド信号発生部と、これらのベースバンド
信号を合成して合成を出力するベースバンド信号合成部
とから構成される。電力増幅回路の少なくとも１個に故
障が発生した場合、増幅器の利得が減少するが、この利
得減少は送信電力の減少を意味し、サービスゾーンの範
囲が狭くなる要因となるので、それを防止するためにベ
ースバンド信号発生機能制御部により増幅器への入力電
力を増加させるようにベースバンド処理回路を制御して
いる。即ち、増幅部への入力電力はベースバンド信号発
生部の出力電力に比例するため、ベースバンド信号発生
部の出力電力を増加させ、サービスゾーンの範囲が狭く
なることを防止している。
【００２３】ところで、電力増幅回路は、入力電力が増
加すると相互変調歪特性が悪化することがあり、これが
通信品質の悪化を招く要因となる。そこで、相互変調歪
を増加させず、しかもサービスゾーンの範囲も狭くしな
いために、ベースバンド処理回路における使用可能なベ
ースバンド信号発生部の数量を制限する制御をベースバ
ンド信号発生機能制御部で行い、電力増幅回路に入力さ
れる変調信号電力の総和を一定値以下に保っている。即
ち、ベースバンド信号発生部の数量を制限することで、
ベースバンド信号発生部１個あたりの出力電力を増加さ
せ、これにより増加される電力増幅器への入力を減少さ
せ、電力増幅回路の相互変調歪特性が悪化されることが
防止している。
加すると相互変調歪特性が悪化することがあり、これが
通信品質の悪化を招く要因となる。そこで、相互変調歪
を増加させず、しかもサービスゾーンの範囲も狭くしな
いために、ベースバンド処理回路における使用可能なベ
ースバンド信号発生部の数量を制限する制御をベースバ
ンド信号発生機能制御部で行い、電力増幅回路に入力さ
れる変調信号電力の総和を一定値以下に保っている。即
ち、ベースバンド信号発生部の数量を制限することで、
ベースバンド信号発生部１個あたりの出力電力を増加さ
せ、これにより増加される電力増幅器への入力を減少さ
せ、電力増幅回路の相互変調歪特性が悪化されることが
防止している。
【００２４】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の移
動通信システム用送信装置について、図面を参照して詳
細に説明する。
動通信システム用送信装置について、図面を参照して詳
細に説明する。
【００２５】図１は、本発明の一実施例に係る移動通信
システム用送信装置の基本構成を示したブロック図であ
る。
システム用送信装置の基本構成を示したブロック図であ
る。
【００２６】この移動通信システム用送信装置は、複数
の送信データ信号１０２Ａ〜１０２Ｎに基づいて複数の
ベースバンド信号を発生し、これらのベースバンド信号
を合成した合成信号を出力するベースバンド処理回路１
と、無線回線周波数（例えば８００ＭＨｚ）の発振によ
る搬送波信号を出力する搬送波発振回路５と、合成信号
を搬送波信号に基づいて変調した変調信号（ベースバン
ド信号で変調のかかった搬送波信号を示す）を出力する
変調回路４と、送信アンテナ１０を備えると共に、変調
信号を複数に分配して電力増幅した増幅信号を合成して
得られる合成送信出力を送信アンテナ１０へ送出する増
幅器６と、合成信号の出力電力を制御する制御信号を出
力するベースバンド信号発生機能制御部１１と、増幅器
６の故障を検出する故障検出手段（図示せず）と、故障
の検出結果に応じて送信出力の電力低下を算出する電力
算出手段（図示せず）とを備えている。
の送信データ信号１０２Ａ〜１０２Ｎに基づいて複数の
ベースバンド信号を発生し、これらのベースバンド信号
を合成した合成信号を出力するベースバンド処理回路１
と、無線回線周波数（例えば８００ＭＨｚ）の発振によ
る搬送波信号を出力する搬送波発振回路５と、合成信号
を搬送波信号に基づいて変調した変調信号（ベースバン
ド信号で変調のかかった搬送波信号を示す）を出力する
変調回路４と、送信アンテナ１０を備えると共に、変調
信号を複数に分配して電力増幅した増幅信号を合成して
得られる合成送信出力を送信アンテナ１０へ送出する増
幅器６と、合成信号の出力電力を制御する制御信号を出
力するベースバンド信号発生機能制御部１１と、増幅器
６の故障を検出する故障検出手段（図示せず）と、故障
の検出結果に応じて送信出力の電力低下を算出する電力
算出手段（図示せず）とを備えている。
【００２７】このうち、ベースバンド処理回路１は、複
数のベースバンド信号を発生する複数のベースバンド信
号発生部２Ａ〜２Ｎと、複数のベースバンド信号を合成
して合成信号を出力するベースバンド信号合成部と３を
備えている。又、増幅器６は、変調信号を複数に分配し
て出力する分配回路７と、複数に分配出力された変調信
号をそれぞれ規定の利得だけ電力増幅した増幅信号を出
力する複数の電力増幅回路８Ａ〜８Ｍと、増幅信号のそ
れぞれを合成した合成送信出力を送信アンテナ１０へと
送出する合成回路９とを備えている。更に、上述した故
障検出手段は複数の電力増幅回路８Ａ〜８Ｍの故障を検
出してアラーム信号を出力する。この故障検出手段は、
例えば電力増幅回路８Ａ〜８Ｍにおいて入力される分配
された変調信号の電力と出力される増幅信号の電力とを
比較した結果、その利得が規定値以下となった場合にア
ラーム信号を発生するものとする。アラームとする利得
の規定は、例えば正常時の利得に比べて測定した利得が
５０％以下に減少した場合に定めれば良い。電力増幅回
路８Ａ〜８Ｍから出力されるアラーム信号は、ベースバ
ンド信号発生機能制御部１１に入力され、ここではベー
スバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎのそれぞれに対してベー
スバンド信号の振幅を制御するための制御信号を出力す
る。
数のベースバンド信号を発生する複数のベースバンド信
号発生部２Ａ〜２Ｎと、複数のベースバンド信号を合成
して合成信号を出力するベースバンド信号合成部と３を
備えている。又、増幅器６は、変調信号を複数に分配し
て出力する分配回路７と、複数に分配出力された変調信
号をそれぞれ規定の利得だけ電力増幅した増幅信号を出
力する複数の電力増幅回路８Ａ〜８Ｍと、増幅信号のそ
れぞれを合成した合成送信出力を送信アンテナ１０へと
送出する合成回路９とを備えている。更に、上述した故
障検出手段は複数の電力増幅回路８Ａ〜８Ｍの故障を検
出してアラーム信号を出力する。この故障検出手段は、
例えば電力増幅回路８Ａ〜８Ｍにおいて入力される分配
された変調信号の電力と出力される増幅信号の電力とを
比較した結果、その利得が規定値以下となった場合にア
ラーム信号を発生するものとする。アラームとする利得
の規定は、例えば正常時の利得に比べて測定した利得が
５０％以下に減少した場合に定めれば良い。電力増幅回
路８Ａ〜８Ｍから出力されるアラーム信号は、ベースバ
ンド信号発生機能制御部１１に入力され、ここではベー
スバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎのそれぞれに対してベー
スバンド信号の振幅を制御するための制御信号を出力す
る。
【００２８】ベースバンド信号発生機能制御部１１は、
アラーム信号を入力して電力増幅回路８Ａ〜８Ｍの何れ
かにおける故障による送信出力の電力低下量を制御信号
によりベースバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎを制御してベ
ースバンド信号合成部３からの合成信号の出力を増加さ
せることで補う。又、ベースバンド信号発生機能制御部
１１は、合成信号の出力増加に際して電力増幅回路８Ａ
〜８Ｍの相互変調歪が悪化しない範囲に抑えるために制
御信号によりベースバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎのうち
の使用可能なものの数量を制限する。更に、ベースバン
ド信号発生機能制御部１１は、電力増幅回路８Ａ〜８Ｍ
のアラーム状態（故障の検出結果）に応じて送信出力の
電力低下を算出する電力算出手段を有し、これによりベ
ースバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎのそれぞれの振幅を如
何に制御すべきかを計算する。
アラーム信号を入力して電力増幅回路８Ａ〜８Ｍの何れ
かにおける故障による送信出力の電力低下量を制御信号
によりベースバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎを制御してベ
ースバンド信号合成部３からの合成信号の出力を増加さ
せることで補う。又、ベースバンド信号発生機能制御部
１１は、合成信号の出力増加に際して電力増幅回路８Ａ
〜８Ｍの相互変調歪が悪化しない範囲に抑えるために制
御信号によりベースバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎのうち
の使用可能なものの数量を制限する。更に、ベースバン
ド信号発生機能制御部１１は、電力増幅回路８Ａ〜８Ｍ
のアラーム状態（故障の検出結果）に応じて送信出力の
電力低下を算出する電力算出手段を有し、これによりベ
ースバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎのそれぞれの振幅を如
何に制御すべきかを計算する。
【００２９】この移動通信システム用送信装置におい
て、ベースバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎは、それぞれ送
信データ信号１２Ａ〜１２Ｎを入力し、これらのコーテ
ィング処理を行ってコーティングした後のベースバンド
信号を出力する。このコーティング処理は、例えば誤り
訂正符号の付加，インタリーブ，通信上必要となるパタ
ーンの付加及び変調回路４の変調方式に合わせた信号処
理である。
て、ベースバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎは、それぞれ送
信データ信号１２Ａ〜１２Ｎを入力し、これらのコーテ
ィング処理を行ってコーティングした後のベースバンド
信号を出力する。このコーティング処理は、例えば誤り
訂正符号の付加，インタリーブ，通信上必要となるパタ
ーンの付加及び変調回路４の変調方式に合わせた信号処
理である。
【００３０】又、ベースバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎ
は、ベースバンド信号発生機能制御部１１からの制御信
号により、ベースバンド信号の振幅を可変する機能を有
すると共に、ベースバンド信号の出力をオフする機能を
有する。この送信データ信号毎のベースバンド信号の振
幅を可変する機能により、増幅器６に入力される送信デ
ータ信号毎の入力電力を可変することが可能となる。
は、ベースバンド信号発生機能制御部１１からの制御信
号により、ベースバンド信号の振幅を可変する機能を有
すると共に、ベースバンド信号の出力をオフする機能を
有する。この送信データ信号毎のベースバンド信号の振
幅を可変する機能により、増幅器６に入力される送信デ
ータ信号毎の入力電力を可変することが可能となる。
【００３１】増幅部６の正常時の利得は一定であるか
ら、送信アンテナ１０から出力される送信データ信号毎
の出力電力を可変できる。例えばベースバンド信号発生
部２Ａの出力を電力値相当で２倍にした場合、増幅器６
への入力は３ｄＢ増加し、結果的にベースバンド信号発
生部２Ａの出力で変調のかかった出力電力は送信アンテ
ナ１０の出力で３ｄＢ増加することとなる。
ら、送信アンテナ１０から出力される送信データ信号毎
の出力電力を可変できる。例えばベースバンド信号発生
部２Ａの出力を電力値相当で２倍にした場合、増幅器６
への入力は３ｄＢ増加し、結果的にベースバンド信号発
生部２Ａの出力で変調のかかった出力電力は送信アンテ
ナ１０の出力で３ｄＢ増加することとなる。
【００３２】ベースバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎは例え
ばＤＳＰやＡＳＩＣによるデジタル信号処理で具現さ
れ、ベースバンド信号合成部３は例えばＤＳＰやＡＳＩ
Ｃによるデジタル信号処理で具現される。変調回路４は
その変調方式を直交変調とした場合、ベースバンド信号
合成部６はＩ成分とＱ成分の合成信号を変調回路４へ送
出することとなる。
ばＤＳＰやＡＳＩＣによるデジタル信号処理で具現さ
れ、ベースバンド信号合成部３は例えばＤＳＰやＡＳＩ
Ｃによるデジタル信号処理で具現される。変調回路４は
その変調方式を直交変調とした場合、ベースバンド信号
合成部６はＩ成分とＱ成分の合成信号を変調回路４へ送
出することとなる。
【００３３】増幅器６は、１個の送信データ信号当たり
Ｐ（Ｗ）出力し、且つＮ個の送信データ信号を使用して
いるときにＰ＊Ｎ（Ｗ）を出力している。増幅器６は、
出力の歪を一定値以下に抑えるために線形性の良いもの
を用いており、しかも消費電力の少ないものとなってい
る。即ち、Ｍ個の電力増幅回路８Ａ〜８Ｍを並列運転す
る構成であって、その回路を通過する変調信号の位相特
性を一定の範囲内で特定値に一致させる機能を有してい
る。この電力増幅回路８Ａ〜８Ｍの機能と分配回路７及
び合成回路９とにより、損失の少ない信号の合成が可能
となり、低消費電力化が図られる。分配回路７や合成回
路９は、例えばウイルキンソンの分配回路，ウイルキン
ソンの合成回路で具現される。
Ｐ（Ｗ）出力し、且つＮ個の送信データ信号を使用して
いるときにＰ＊Ｎ（Ｗ）を出力している。増幅器６は、
出力の歪を一定値以下に抑えるために線形性の良いもの
を用いており、しかも消費電力の少ないものとなってい
る。即ち、Ｍ個の電力増幅回路８Ａ〜８Ｍを並列運転す
る構成であって、その回路を通過する変調信号の位相特
性を一定の範囲内で特定値に一致させる機能を有してい
る。この電力増幅回路８Ａ〜８Ｍの機能と分配回路７及
び合成回路９とにより、損失の少ない信号の合成が可能
となり、低消費電力化が図られる。分配回路７や合成回
路９は、例えばウイルキンソンの分配回路，ウイルキン
ソンの合成回路で具現される。
【００３４】この移動通信システム用送信装置において
は、電力増幅回路８Ａ〜８Ｍが正常である時、一つの送
信データ信号当たりＰ（Ｗ）の送信電力を確保するため
のベースバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎのそれぞれの出力
電力ｐ（Ｗ），増幅器６の利得をＧ（ｄＢ）とし、変調
回路４の利得はｇ（ｄＢ）とする。ここでは、Ｇ＝１０
＊ｌｏｇ（Ｐ／ｐ）−ｇなる関係が成立する。
は、電力増幅回路８Ａ〜８Ｍが正常である時、一つの送
信データ信号当たりＰ（Ｗ）の送信電力を確保するため
のベースバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎのそれぞれの出力
電力ｐ（Ｗ），増幅器６の利得をＧ（ｄＢ）とし、変調
回路４の利得はｇ（ｄＢ）とする。ここでは、Ｇ＝１０
＊ｌｏｇ（Ｐ／ｐ）−ｇなる関係が成立する。
【００３５】図２は、ベースバンド信号発生機能制御部
１１の動作処理を示したフローチャートである。ここで
は、先ずベースバンド信号発生機能制御部１１が電力増
幅回路８Ａ〜８Ｎが正常であるか否かを判定（ステップ
Ｓ１）し、その結果として正常であれば引き続いて電力
増幅回路８Ａ〜８Ｎの監視をするため、この判定処理
（ステップＳ１）の前へリターンする。
１１の動作処理を示したフローチャートである。ここで
は、先ずベースバンド信号発生機能制御部１１が電力増
幅回路８Ａ〜８Ｎが正常であるか否かを判定（ステップ
Ｓ１）し、その結果として正常であれば引き続いて電力
増幅回路８Ａ〜８Ｎの監視をするため、この判定処理
（ステップＳ１）の前へリターンする。
【００３６】一方、正常でなければ電力増幅回路８Ａ〜
８Ｍの何れかに異常があることを示すので、異常のあっ
た電力増幅回路８Ａ〜８Ｍの数量ｍを判別（ステップＳ
２）した後、異常の電力増幅回路の数量ｍにより一義的
に決まる増幅部６の利得減衰量ＬｄＢを算出（ステップ
Ｓ３）する。
８Ｍの何れかに異常があることを示すので、異常のあっ
た電力増幅回路８Ａ〜８Ｍの数量ｍを判別（ステップＳ
２）した後、異常の電力増幅回路の数量ｍにより一義的
に決まる増幅部６の利得減衰量ＬｄＢを算出（ステップ
Ｓ３）する。
【００３７】引き続き、ベースバンド信号発生機能制御
部１１は、増幅部６の利得減衰量ＬｄＢから一義的に算
出される出力をオフすべきベースバンド信号発生部の数
量ｎを算出（ステップＳ４）し、ｎ個のベースバンド信
号発生部の出力をオフ（ステップＳ５）する。
部１１は、増幅部６の利得減衰量ＬｄＢから一義的に算
出される出力をオフすべきベースバンド信号発生部の数
量ｎを算出（ステップＳ４）し、ｎ個のベースバンド信
号発生部の出力をオフ（ステップＳ５）する。
【００３８】ここでの出力をオフすべきベースバンド信
号発生部の数量ｎは、１０＊ｌｏｇ（ｎ＊ｐ）＝１０＊
ｌｏｇ（Ｎ＊ｐ）−Ｌなる関係により算出できる。この
ｎ個のベースバンド信号発生部の出力をオフ（ステップ
Ｓ５）する制御は、送信データ信号が入力されていない
ベースバンド信号発生部を優先的にオフするように動作
する。仮に、送信データ信号が入力されていないベース
バンド信号発生部の数量がｎ個未満である場合、ベース
バンド信号発生部への送信データ信号の入力が終了した
ものから順次その出力をオフするよう制御する。この制
御により、使用中の送信データ信号が強制的に切断され
ることを防ぐ。
号発生部の数量ｎは、１０＊ｌｏｇ（ｎ＊ｐ）＝１０＊
ｌｏｇ（Ｎ＊ｐ）−Ｌなる関係により算出できる。この
ｎ個のベースバンド信号発生部の出力をオフ（ステップ
Ｓ５）する制御は、送信データ信号が入力されていない
ベースバンド信号発生部を優先的にオフするように動作
する。仮に、送信データ信号が入力されていないベース
バンド信号発生部の数量がｎ個未満である場合、ベース
バンド信号発生部への送信データ信号の入力が終了した
ものから順次その出力をオフするよう制御する。この制
御により、使用中の送信データ信号が強制的に切断され
ることを防ぐ。
【００３９】更に、この後は先のｎ個のベースバンド信
号発生部の出力をオフ（ステップＳ５）においてオフし
たベースバンド信号発生部以外の（Ｎ−ｎ）個のベース
バンド信号発生部の出力をＬｄＢ増加（ステップＳ６）
させる。この動作により、（Ｎ−ｎ）個のベースバンド
信号発生部の出力信号の送信電力は、ｍ個の電力増幅回
路が故障する以前の送信アンテナ１０からの出力電力で
あるＰ（Ｗ）のまま変化しないことになる。
号発生部の出力をオフ（ステップＳ５）においてオフし
たベースバンド信号発生部以外の（Ｎ−ｎ）個のベース
バンド信号発生部の出力をＬｄＢ増加（ステップＳ６）
させる。この動作により、（Ｎ−ｎ）個のベースバンド
信号発生部の出力信号の送信電力は、ｍ個の電力増幅回
路が故障する以前の送信アンテナ１０からの出力電力で
あるＰ（Ｗ）のまま変化しないことになる。
【００４０】これにより、図１に示す移動通信システム
用送信装置において、ｍ個の電力増幅回路が故障したと
きの増幅部６の利得減衰による送信電力の低下分ＬｄＢ
をベースバンド信号発生部の出力をＬｄＢ増加させるこ
とで補うことが可能な構成が具現される。
用送信装置において、ｍ個の電力増幅回路が故障したと
きの増幅部６の利得減衰による送信電力の低下分ＬｄＢ
をベースバンド信号発生部の出力をＬｄＢ増加させるこ
とで補うことが可能な構成が具現される。
【００４１】例えば上述した移動通信システム用送信装
置において、４個の電力増幅回路８Ａ〜８Ｄが正常であ
る時、一つの送信データ信号当たり１（Ｗ）の送信電力
を確保するための１６個のベースバンド信号発生部２Ａ
〜２Ｐのそれぞれの出力電力が０．１（Ｗ），増幅器６
の利得が１０（ｄＢ）であり、変調回路４の利得が０
（ｄＢ）となる。この場合、ベースバンド信号発生機能
制御部１１は、電力増幅回路８Ａ〜８Ｄが正常であるか
否かを判定し、電力増幅回路８Ａ〜８Ｄの何れかに異常
があると、異常のあった電力増幅回路８Ａ〜８Ｄの数量
を判別する。
置において、４個の電力増幅回路８Ａ〜８Ｄが正常であ
る時、一つの送信データ信号当たり１（Ｗ）の送信電力
を確保するための１６個のベースバンド信号発生部２Ａ
〜２Ｐのそれぞれの出力電力が０．１（Ｗ），増幅器６
の利得が１０（ｄＢ）であり、変調回路４の利得が０
（ｄＢ）となる。この場合、ベースバンド信号発生機能
制御部１１は、電力増幅回路８Ａ〜８Ｄが正常であるか
否かを判定し、電力増幅回路８Ａ〜８Ｄの何れかに異常
があると、異常のあった電力増幅回路８Ａ〜８Ｄの数量
を判別する。
【００４２】ここでは、例えば電力増幅回路８Ａが故障
したとすると、１台の電力増幅回路８Ａの故障による増
幅部６の利得減衰量ＬｄＢを算出（ここではＬｄＢ＝３
ｄＢである）する。ベースバンド信号発生機能制御部１
１は、増幅部６の利得減衰量ＬｄＢから一義的に算出さ
れる出力をオフすべきベースバンド信号発生部の数量ｎ
を算出し、ｎ個のベースバンド信号発生部の出力をオフ
する。故障した電力増幅回路８Ａは１個でそれによる増
幅器６の利得減衰量は３ｄＢ，又ベースバンド信号発生
部２Ａ〜２Ｐの数量は１６であるから、出力をオフすべ
きベースバンド信号発生部の数量ｎは８個である。
したとすると、１台の電力増幅回路８Ａの故障による増
幅部６の利得減衰量ＬｄＢを算出（ここではＬｄＢ＝３
ｄＢである）する。ベースバンド信号発生機能制御部１
１は、増幅部６の利得減衰量ＬｄＢから一義的に算出さ
れる出力をオフすべきベースバンド信号発生部の数量ｎ
を算出し、ｎ個のベースバンド信号発生部の出力をオフ
する。故障した電力増幅回路８Ａは１個でそれによる増
幅器６の利得減衰量は３ｄＢ，又ベースバンド信号発生
部２Ａ〜２Ｐの数量は１６であるから、出力をオフすべ
きベースバンド信号発生部の数量ｎは８個である。
【００４３】この８個のベースバンド信号発生部の出力
をオフする制御は、送信データ信号が入力されていない
ベースバンド信号発生部を優先的にオフするよう動作す
る。仮に送信データ信号が入力されていないベースバン
ド信号発生部が８個未満の場合は、ベースバンド信号発
生部への送信データ信号の入力が終了したものから順次
その出力をオフするよう制御し、ベースバンド信号の出
力をオフしたベースバンド信号発生部の数量が８個にな
るまでこの動作を継続する。
をオフする制御は、送信データ信号が入力されていない
ベースバンド信号発生部を優先的にオフするよう動作す
る。仮に送信データ信号が入力されていないベースバン
ド信号発生部が８個未満の場合は、ベースバンド信号発
生部への送信データ信号の入力が終了したものから順次
その出力をオフするよう制御し、ベースバンド信号の出
力をオフしたベースバンド信号発生部の数量が８個にな
るまでこの動作を継続する。
【００４４】８個のベースバンド信号発生部の出力をオ
フした後、ベースバンド信号発生機能制御部１１は、オ
フしたベースバンド信号発生部以外の（Ｎ−ｎ）個のベ
ースバンド信号発生部の出力をＬｄＢ増加させる。ここ
では、動作可能なベースバンド信号発生部は８個（１６
個−８個）であり、その８個のベースバンド信号発生部
の出力を３ｄＢ増加，即ち、０．２（Ｗ）とする。
フした後、ベースバンド信号発生機能制御部１１は、オ
フしたベースバンド信号発生部以外の（Ｎ−ｎ）個のベ
ースバンド信号発生部の出力をＬｄＢ増加させる。ここ
では、動作可能なベースバンド信号発生部は８個（１６
個−８個）であり、その８個のベースバンド信号発生部
の出力を３ｄＢ増加，即ち、０．２（Ｗ）とする。
【００４５】この動作により、８個のベースバンド信号
発生部の出力信号の送信電力は、１個の電力増幅回路８
Ａが故障する以前の送信アンテナ１０からの出力電力で
ある１（Ｗ）のまま変化しないことになる。これは、１
個の電力増幅回路８Ａが故障したときの増幅部６の利得
減衰による送信電力の低下分３ｄＢをベースバンド信号
発生部の出力を３ｄＢ増加させることで補うことができ
たことを意味する。
発生部の出力信号の送信電力は、１個の電力増幅回路８
Ａが故障する以前の送信アンテナ１０からの出力電力で
ある１（Ｗ）のまま変化しないことになる。これは、１
個の電力増幅回路８Ａが故障したときの増幅部６の利得
減衰による送信電力の低下分３ｄＢをベースバンド信号
発生部の出力を３ｄＢ増加させることで補うことができ
たことを意味する。
【００４６】尚、上述した移動通信システム用送信装置
において、ベースバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎには、複
数の送信データ信号に関して１つの周波数に複数のデー
タ変調をかけるスペクトラム拡散通信方式を適用するこ
とができる。こうした場合、ベースバンド信号発生部２
Ａ〜２Ｎにスペクトラム拡散信号処理を行うためのスペ
クトラム拡散信号処理手段を備え、コーティング処理に
スペクトラム拡散信号処理を含ませれば良い。
において、ベースバンド信号発生部２Ａ〜２Ｎには、複
数の送信データ信号に関して１つの周波数に複数のデー
タ変調をかけるスペクトラム拡散通信方式を適用するこ
とができる。こうした場合、ベースバンド信号発生部２
Ａ〜２Ｎにスペクトラム拡散信号処理を行うためのスペ
クトラム拡散信号処理手段を備え、コーティング処理に
スペクトラム拡散信号処理を含ませれば良い。
【００４７】図３は、本発明の他の実施例に係る移動通
信システム用送信装置の基本構成を示したブロック図で
ある。
信システム用送信装置の基本構成を示したブロック図で
ある。
【００４８】この移動通信システム用送信装置は、複数
の送信データ信号に基づいて複数のベースバンド信号を
発生し、これらの複数のベースバンド信号を合成した第
１の合成信号をそれぞれ出力する複数のベースバンド処
理回路１Ａ〜１Ｎと、搬送波信号をそれぞれ出力する複
数の搬送波発振回路５Ａ〜５Ｎと、第１の合成信号の特
定のものを搬送波信号の特定のものに基づいて変調した
変調信号をそれぞれ出力する複数の変調回路４Ａ〜４Ｎ
と、変調信号のそれぞれを合成した第２の合成信号を出
力する変調回路出力合成回路１３と、送信アンテナ１０
を備えると共に、第２の合成信号を複数に分配して電力
増幅した増幅信号を合成して得られる合成送信出力を送
信アンテナ１０へ送出する増幅器６と、第１の合成信号
の出力電力を制御する制御信号を出力するベースバンド
信号発生機能制御部１１と、増幅器６の故障を検出する
故障検出手段（図示せず）と、故障の検出結果に応じて
送信出力の電力低下を算出する電力算出手段（図示せ
ず）とを備えて成っている。
の送信データ信号に基づいて複数のベースバンド信号を
発生し、これらの複数のベースバンド信号を合成した第
１の合成信号をそれぞれ出力する複数のベースバンド処
理回路１Ａ〜１Ｎと、搬送波信号をそれぞれ出力する複
数の搬送波発振回路５Ａ〜５Ｎと、第１の合成信号の特
定のものを搬送波信号の特定のものに基づいて変調した
変調信号をそれぞれ出力する複数の変調回路４Ａ〜４Ｎ
と、変調信号のそれぞれを合成した第２の合成信号を出
力する変調回路出力合成回路１３と、送信アンテナ１０
を備えると共に、第２の合成信号を複数に分配して電力
増幅した増幅信号を合成して得られる合成送信出力を送
信アンテナ１０へ送出する増幅器６と、第１の合成信号
の出力電力を制御する制御信号を出力するベースバンド
信号発生機能制御部１１と、増幅器６の故障を検出する
故障検出手段（図示せず）と、故障の検出結果に応じて
送信出力の電力低下を算出する電力算出手段（図示せ
ず）とを備えて成っている。
【００４９】このうち、複数のベースバンド処理回路１
Ａ〜１Ｎは、一実施例のものと同様に複数のベースバン
ド信号を発生する複数のベースバンド信号発生部及びこ
れらのベースバンド信号を合成した第１の合成信号を出
力するベースバンド信号合成部とをそれぞれ備えてい
る。又、増幅器も一実施例のものと同様に、第２の合成
信号を複数に分配して出力する分配回路と、複数に分配
出力された第２の合成信号をそれぞれ電力増幅した増幅
信号を出力する複数の電力増幅回路と、増幅信号のそれ
ぞれを合成した合成送信出力を送信アンテナへと送出す
る合成回路とを備えている。更に、故障検出手段及び電
力算出手段やベースバンド信号発生機能制御部１１も一
実施例のものと同様に構成され、故障検出手段が複数の
電力増幅回路の故障を検出してアラーム信号を出力する
ようになっている。
Ａ〜１Ｎは、一実施例のものと同様に複数のベースバン
ド信号を発生する複数のベースバンド信号発生部及びこ
れらのベースバンド信号を合成した第１の合成信号を出
力するベースバンド信号合成部とをそれぞれ備えてい
る。又、増幅器も一実施例のものと同様に、第２の合成
信号を複数に分配して出力する分配回路と、複数に分配
出力された第２の合成信号をそれぞれ電力増幅した増幅
信号を出力する複数の電力増幅回路と、増幅信号のそれ
ぞれを合成した合成送信出力を送信アンテナへと送出す
る合成回路とを備えている。更に、故障検出手段及び電
力算出手段やベースバンド信号発生機能制御部１１も一
実施例のものと同様に構成され、故障検出手段が複数の
電力増幅回路の故障を検出してアラーム信号を出力する
ようになっている。
【００５０】この移動通信システム用送信装置では、ベ
ースバンド信号発生機能制御部１１がアラーム信号を入
力して複数の電力増幅回路の何れかにおける故障による
送信出力の電力低下量を制御信号により複数のベースバ
ンド処理回路における複数のベースバンド信号発生部を
制御して第１の合成信号の出力を増加させることで補
う。又、ベースバンド信号発生機能制御部１１は、第１
の合成信号の出力増加に際して複数の電力増幅回路の相
互変調歪が悪化しない範囲に抑えるために制御信号によ
り複数のベースバンド処理回路１Ａ〜１Ｎにおける複数
のベースバンド信号発生部のうちの使用可能なものの数
量を制限する。
ースバンド信号発生機能制御部１１がアラーム信号を入
力して複数の電力増幅回路の何れかにおける故障による
送信出力の電力低下量を制御信号により複数のベースバ
ンド処理回路における複数のベースバンド信号発生部を
制御して第１の合成信号の出力を増加させることで補
う。又、ベースバンド信号発生機能制御部１１は、第１
の合成信号の出力増加に際して複数の電力増幅回路の相
互変調歪が悪化しない範囲に抑えるために制御信号によ
り複数のベースバンド処理回路１Ａ〜１Ｎにおける複数
のベースバンド信号発生部のうちの使用可能なものの数
量を制限する。
【００５１】この移動通信システム用送信装置の場合、
搬送波発振回路５Ａ〜５Ｎがそれぞれ異なる搬送波周波
数（例えば周波数ｆＡ〜ｆＮ）を発振する機能を有し、
複数の周波数を回線周波数として有する構成となる。こ
れ以外の基本機能は一実施例のものと同様であり、同等
な効果が得られる。
搬送波発振回路５Ａ〜５Ｎがそれぞれ異なる搬送波周波
数（例えば周波数ｆＡ〜ｆＮ）を発振する機能を有し、
複数の周波数を回線周波数として有する構成となる。こ
れ以外の基本機能は一実施例のものと同様であり、同等
な効果が得られる。
【００５２】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明の移動通信シ
ステム用送信装置によれば、ベースバンド信号発生機能
制御部からの制御信号で制御されるベースバンド処理回
路により電力増幅回路の少なくとも１個に故障が発生し
ても送信電力が低下しないように複数の電力増幅回路で
並列増幅するように構成された増幅器への入力電力を増
加させるようにしてサービスゾーンの範囲が狭くなるこ
とを防止しているので、小規模な回路構成で低消費電力
で運用できるようになると共に、複数の周波数を同時に
送信する無線送信装置のみならず、１周波数を用いて複
数の送信信号を送信するスペクトラム拡散通信方式を用
いた装置にも適用可能になる。
ステム用送信装置によれば、ベースバンド信号発生機能
制御部からの制御信号で制御されるベースバンド処理回
路により電力増幅回路の少なくとも１個に故障が発生し
ても送信電力が低下しないように複数の電力増幅回路で
並列増幅するように構成された増幅器への入力電力を増
加させるようにしてサービスゾーンの範囲が狭くなるこ
とを防止しているので、小規模な回路構成で低消費電力
で運用できるようになると共に、複数の周波数を同時に
送信する無線送信装置のみならず、１周波数を用いて複
数の送信信号を送信するスペクトラム拡散通信方式を用
いた装置にも適用可能になる。
【図１】本発明の一実施例に係る移動通信システム用送
信装置の基本構成を示したブロック図である。
信装置の基本構成を示したブロック図である。
【図２】図１に示す移動通信システム用送信装置に備え
られるベースバンド信号発生機能制御部の動作処理を示
したフローチャートである。
られるベースバンド信号発生機能制御部の動作処理を示
したフローチャートである。
【図３】本発明の他の実施例に係る移動通信システム用
送信装置の基本構成を示したブロック図である。
送信装置の基本構成を示したブロック図である。
【図４】従来の無線送信装置の基本構成を示したブロッ
ク図である。
ク図である。
１，１Ａ〜１Ｎ ベースバンド処理回路 ２Ａ〜２Ｎ ベースバンド信号発生部 ３ ベースバンド信号合成部 ４ 変調回路 ５，５Ａ〜５Ｎ 搬送波発振回路 ６ 増幅器 ７，１１５ 分配回路 ８Ａ〜８Ｍ，１１６Ａ〜１１６Ｄ 電力増幅回路 ９，１１７ 合成回路 １０，１０４ 送信アンテナ １１ ベースバンド信号発生機能制御部 １３ 変調回路出力合成回路 １０１Ａ〜１０１Ｎ 変調器 １０２ 合成器 １０２Ａ〜１０２Ｎ 送信データ信号 １０３ 共通増幅器 １０５ 制御回路 １１１ 第１のスイッチ回路 １１２ 第１の減衰器 １１３ 第２の減衰器 １１４ 第２のスイッチ回路
Claims (9)
- 【請求項１】 複数の送信データ信号に基づいて複数の
ベースバンド信号を発生し、該複数のベースバンド信号
を合成した合成信号を出力するベースバンド処理回路
と、搬送波信号を出力する搬送波発振回路と、前記合成
信号を前記搬送波信号に基づいて変調した変調信号を出
力する変調回路と、送信アンテナを備えると共に、前記
変調信号を複数に分配して電力増幅した増幅信号を合成
して得られる合成送信出力を該送信アンテナへ送出する
増幅器と、前記合成信号の出力電力を制御する制御信号
を出力するベースバンド信号発生機能制御部と、前記増
幅器の故障を検出する故障検出手段と、前記故障の検出
結果に応じて送信出力の電力低下を算出する電力算出手
段とを備えたことを特徴とする移動通信システム用送信
装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の移動通信システム用送信
装置において、前記ベースバンド処理回路は、前記複数
のベースバンド信号を発生する複数のベースバンド信号
発生部と、前記複数のベースバンド信号を合成して前記
合成信号を出力するベースバンド信号合成部とを備え、
増幅器は、前記変調信号を複数に分配して出力する分配
回路と、前記複数に分配出力された前記変調信号をそれ
ぞれ電力増幅した増幅信号を出力する複数の電力増幅回
路と、前記増幅信号のそれぞれを合成した前記合成送信
出力を前記送信アンテナへと送出する合成回路とを備
え、前記故障検出手段は前記複数の電力増幅回路の故障
を検出してアラーム信号を出力するものであることを特
徴とする移動通信システム用送信装置。 - 【請求項３】 請求項２記載の移動通信システム用送信
装置において、前記ベースバンド信号発生機能制御部
は、前記アラーム信号を入力して前記複数の電力増幅回
路の何れかにおける故障による送信出力の電力低下量を
前記制御信号により前記複数のベースバンド信号発生部
を制御して前記合成信号の出力を増加させることで補う
ものであることを特徴とする移動通信システム用送信装
置。 - 【請求項４】 請求項３記載の移動通信システム用送信
装置において、前記ベースバンド信号発生機能制御部
は、前記合成信号の出力増加に際して前記複数の電力増
幅回路の相互変調歪が悪化しない範囲に抑えるために前
記制御信号により前記複数のベースバンド信号発生部の
うちの使用可能なものの数量を制限することを特徴とす
る移動通信システム用送信装置。 - 【請求項５】 請求項２〜４の何れか一つに記載の移動
通信システム用送信装置において、前記複数のベースバ
ンド信号発生部は、前記複数の送信データ信号に関して
１つの周波数に複数のデータ変調をかけるスペクトラム
拡散通信方式を適用するためのスペクトラム拡散信号処
理を行うスペクトラム拡散信号処理手段を有することを
特徴とする移動通信システム用送信装置。 - 【請求項６】 複数の送信データ信号に基づいて複数の
ベースバンド信号を発生し、該複数のベースバンド信号
を合成した第１の合成信号をそれぞれ出力する複数のベ
ースバンド処理回路と、搬送波信号をそれぞれ出力する
複数の搬送波発振回路と、前記第１の合成信号の特定の
ものを前記搬送波信号の特定のものに基づいて変調した
変調信号をそれぞれ出力する複数の変調回路と、前記変
調信号のそれぞれを合成した第２の合成信号を出力する
変調回路出力合成回路と、送信アンテナを備えると共
に、前記第２の合成信号を複数に分配して電力増幅した
増幅信号を合成して得られる合成送信出力を該送信アン
テナへ送出する増幅器と、前記第１の合成信号の出力電
力を制御する制御信号を出力するベースバンド信号発生
機能制御部と、前記増幅器の故障を検出する故障検出手
段と、前記故障の検出結果に応じて前記送信出力の電力
低下を算出する電力算出手段とを備えたことを特徴とす
る移動通信システム用送信装置。 - 【請求項７】 請求項６記載の移動通信システム用送信
装置において、前記複数のベースバンド処理回路は、前
記複数のベースバンド信号を発生する複数のベースバン
ド信号発生部と、前記複数のベースバンド信号を合成し
て前記第１の合成信号を出力するベースバンド信号合成
部とをそれぞれ備え、増幅器は、前記第２の合成信号を
複数に分配して出力する分配回路と、前記複数に分配出
力された前記第２の合成信号をそれぞれ電力増幅した増
幅信号を出力する複数の電力増幅回路と、前記増幅信号
のそれぞれを合成した前記合成送信出力を前記送信アン
テナへと送出する合成回路とを備え、前記故障検出手段
は前記複数の電力増幅回路の故障を検出してアラーム信
号を出力するものであることを特徴とする移動通信シス
テム用送信装置。 - 【請求項８】 請求項７記載の移動通信システム用送信
装置において、前記ベースバンド信号発生機能制御部
は、前記アラーム信号を入力して前記複数の電力増幅回
路の何れかにおける故障による送信出力の電力低下量を
前記制御信号により前記複数のベースバンド処理回路に
おける前記複数のベースバンド信号発生部を制御して前
記第１の合成信号の出力を増加させることで補うもので
あることを特徴とする移動通信システム用送信装置。 - 【請求項９】 請求項８記載の移動通信システム用送信
装置において、前記ベースバンド信号発生機能制御部
は、前記第１の合成信号の出力増加に際して前記複数の
電力増幅回路の相互変調歪が悪化しない範囲に抑えるた
めに前記制御信号により前記複数のベースバンド処理回
路における前記複数のベースバンド信号発生部のうちの
使用可能なものの数量を制限することを特徴とする移動
通信システム用送信装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8193186A JPH1041857A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 移動通信システム用送信装置 |
| BR9702642A BR9702642A (pt) | 1996-07-23 | 1997-07-22 | Dispositivo de transmissão para uso em uma estação base de um sistema de comunicação móvel |
| GB9715566A GB2315622B (en) | 1996-07-23 | 1997-07-23 | Transmission device with low power consumption and a small-scale circuit |
| CN971151237A CN1094301C (zh) | 1996-07-23 | 1997-07-23 | 移动通信系统的基站中使用的发射装置 |
| KR1019970035521A KR100255892B1 (ko) | 1996-07-23 | 1997-07-23 | 전력 소모가 적고 회로 크기가 작은 송신 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8193186A JPH1041857A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 移動通信システム用送信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1041857A true JPH1041857A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16303742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8193186A Pending JPH1041857A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 移動通信システム用送信装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1041857A (ja) |
| KR (1) | KR100255892B1 (ja) |
| CN (1) | CN1094301C (ja) |
| BR (1) | BR9702642A (ja) |
| GB (1) | GB2315622B (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007013985A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Samsung Electronics Co Ltd | 通信システムにおける信号送信システム及び方法 |
| JP2007116745A (ja) * | 1999-11-10 | 2007-05-10 | Lucent Technol Inc | 電力増幅器システム |
| CN100459767C (zh) * | 2005-05-27 | 2009-02-04 | 华为技术有限公司 | 防止功率放大器发生过激的方法和装置 |
| JP2009071596A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | Hitachi Communication Technologies Ltd | 無線基地局 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100703337B1 (ko) * | 2002-07-13 | 2007-04-03 | 삼성전자주식회사 | 이동통신 시스템에서 적응 방식의 전력 풀링 장치 및 방법 |
| EP1448002A1 (en) * | 2003-02-14 | 2004-08-18 | Evolium S.A.S. | A component and a network element |
| EP1450572B1 (en) * | 2003-02-14 | 2005-10-12 | Evolium S.A.S. | A mobile communication base station apparatus and a baseband processing section |
| US7684779B2 (en) * | 2005-05-31 | 2010-03-23 | Broadcom Corporation | Wireless terminal baseband processor high speed turbo decoding module |
| CN103916144B (zh) * | 2013-01-05 | 2016-09-28 | 北京北广科技股份有限公司 | 甚低频长波发射机功放单元自适应校正方法和装置 |
| DE102013114832B3 (de) * | 2013-12-23 | 2015-01-08 | Intel IP Corporation | Verfahren, Basisbandsignalgenerator und Computerprogramm zum Bereitstellen eines Basisbandsignals |
| CN114999145A (zh) * | 2022-04-15 | 2022-09-02 | 浙江数智谷信息科技有限公司 | 一种基于MaaS平台的交通出行识别系统及方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2805767B2 (ja) * | 1988-09-26 | 1998-09-30 | 日本電気株式会社 | 無線送受信機 |
| US5093740A (en) * | 1991-02-28 | 1992-03-03 | Raytheon Company | Optical beam steerer having subaperture addressing |
| GB2267015B (en) * | 1992-05-16 | 1995-12-20 | Motorola Israel Ltd | Interference cancelling in a radio transceiver |
-
1996
- 1996-07-23 JP JP8193186A patent/JPH1041857A/ja active Pending
-
1997
- 1997-07-22 BR BR9702642A patent/BR9702642A/pt active Search and Examination
- 1997-07-23 CN CN971151237A patent/CN1094301C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1997-07-23 KR KR1019970035521A patent/KR100255892B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1997-07-23 GB GB9715566A patent/GB2315622B/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007116745A (ja) * | 1999-11-10 | 2007-05-10 | Lucent Technol Inc | 電力増幅器システム |
| CN100459767C (zh) * | 2005-05-27 | 2009-02-04 | 华为技术有限公司 | 防止功率放大器发生过激的方法和装置 |
| JP2007013985A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Samsung Electronics Co Ltd | 通信システムにおける信号送信システム及び方法 |
| US7747231B2 (en) | 2005-06-29 | 2010-06-29 | Samsung Electronics Co., Ltd. | System and method for transmitting signal in a communication system |
| JP2009071596A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | Hitachi Communication Technologies Ltd | 無線基地局 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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| GB9715566D0 (en) | 1997-10-01 |
| GB2315622A (en) | 1998-02-04 |
| GB2315622B (en) | 2000-10-25 |
| BR9702642A (pt) | 1998-06-30 |
| CN1175872A (zh) | 1998-03-11 |
| CN1094301C (zh) | 2002-11-13 |
| KR100255892B1 (ko) | 2000-05-01 |
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|---|---|---|---|
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