JPH1041416A - 電子部品 - Google Patents

電子部品

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JPH1041416A
JPH1041416A JP18946796A JP18946796A JPH1041416A JP H1041416 A JPH1041416 A JP H1041416A JP 18946796 A JP18946796 A JP 18946796A JP 18946796 A JP18946796 A JP 18946796A JP H1041416 A JPH1041416 A JP H1041416A
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side electrode
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electrode
metal cap
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JP18946796A
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Koji Nakajima
幸司 中島
Hideya Morishita
英也 森下
Hideaki Ushiro
英昭 後
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属キャップとベース基板の側部電極との短絡
を防止することができる、小型で信頼性の高い電子部品
を提供する。 【解決手段】ベース基板10の上面であって、入出力端
子電極に接続された側部電極14a,14aの所定の部
分を覆うように短絡防止用コート16、16が形成され
ている。短絡防止用コート16は、側部電極14aの接
合ランド11の近接部を完全に覆うように所定の幅、長
さで形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品素子が、
ベース基板と金属キャップとを半田接合して形成された
パッケージ内に封止された電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベース基板と金属キャップで形成
されるパッケージ内に電子部品素子が封止された電子部
品として、例えば、図4〜図6に示すような構造の弾性
表面波装置がある。図4は弾性表面波装置の断面図、図
5はベース基板の平面図、図6は弾性表面波装置の上面
図である。
【0003】この弾性表面波装置は、アルミナ等の絶縁
性セラミックスからなるベース基板10上にSAW素子
20が半田51によりはんだ付けされて載置され、ベー
ス基板10と金属キャップ30とが半田52により接合
されて、SAW素子20が封止されている。
【0004】ベース基板10の上面には、図5に示すよ
うに、金属キャップ30との接合を果たすための角環状
の接合ランド11、SAW素子20を半田付けするため
の電極ランド12a,12b、電極ランド12a,12
bに連接して所望の電気的接続を果たすための引出電極
13a,13b、及び側縁部の所定の箇所には略半円弧
状の側部電極14a,14bが形成され、各引出電極1
3a,13bを覆うように半田流れ防止用コート15が
印刷により形成されている。
【0005】ベース基板10の下面には、図示しない
が、入出力端子電極及びアース端子電極が形成され、引
出電極13aは前記入出力端子電極に、引出電極13b
は前記アース端子電極にそれぞれスルーホールにより接
続されている。また、ベース基板10の側面には下面に
形成された入出力端子電極及びアース端子電極と上面に
形成された側部電極14a,14bとを接続する側面電
極(図示せず)が形成されている。
【0006】すなわち、側部電極14aは入出力端子電
極に接続され、側部電極14bはアース端子電極に接続
されている。そして、接合ランド11と前記アース端子
電極とを同電位とするために、アース端子電極に接続さ
れた2つの引出電極13bの一端は接合ランド11から
引出されている。側部電極14aと接合ランド11とは
小型化のために、近接して形成されている。
【0007】ベース基板10上面の側縁部に形成された
側部電極14a,14bは上記側面電極をスルーホール
電極形成法により形成した時に形成されたものである。
つまり、ベース基板10は、ベース基板10が多数形成
された母基板にスルーホール孔を形成し、この孔の径よ
りも大きい径の穴の開いたマスクを用いて側部電極14
a,14b及び各側面電極を形成し、側面電極形成後個
々のベース基板10に分割されて形成されている。
【0008】SAW素子20は、下面にIDTや反射器
等が形成されており、ベース基板10上にフェイスダウ
ン方式で取付けられている。すなわち、IDTや反射器
が形成された面が下面となるように、SAW素子20の
端子電極が、半田51により、ベース基板10の電極ラ
ンド12a,12bに接合されて、ベース基板10に支
持固定されている。
【0009】金属キャップ30は、下方に開口した形状
を有し、開口部の全周にベース基板10と平行に延びる
フランジ部31が形成され、このフランジ部31が、半
田52により、ベース基板10の接合ランド11に接合
されている。
【0010】SAW素子20及び金属キャップ30のベ
ース基板10への接合はリフロー半田付け法により行わ
れる。この弾性表面波装置は、ベース基板10の下面を
実装面として実装基板に表面実装されて使用される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の弾性表面波装置においては、ベース基板10と金属
キャップ30とをはんだ付け接合した際に、図7(a)
または図7(b)に示すように、金属キャップ30がず
れて接合された場合、金属キャップ30が側部電極14
aに接触し、金属キャップ30と側部電極14aとが短
絡する(電気的に接続される)という問題があった。
【0012】また、弾性表面波装置完成品で上記短絡不
良となっていない場合でも、実装基板にはんだ付けする
際に、側面電極を伝ってベース基板10の側部電極14
aに濡れ上がってきた半田と金属キャップ30が接触
し、金属キャップ30と側部電極14aとが短絡すると
いう問題があった。
【0013】すなわち、上記従来の弾性表面波装置にお
いては、製造時またはセットに実装する時に、アース電
位となる金属キャップ30と入出力端子電極に接続され
た側部電極4aとが短絡(ショート)するという問題が
あった。
【0014】この短絡不良を防止するに接合ランド11
と側部電極14aとの距離を大きくすれば、弾性表面波
装置が大型化するという問題となる。
【0015】そこで、本発明の目的は、金属キャップが
ずれて接合された場合でも、金属キャップとベース基板
の側部電極との短絡を防止することができる、小型で信
頼性の高い電子部品を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、側面電極を介して裏面電極に接続された
側部電極と該側部電極に近接して配置された接合ランド
とが表面に形成されたベース基板と、前記接合ランドに
半田付け接合された金属キャップと、前記ベース基板と
前記金属キャップとで形成されたパッケージ内に封止さ
れた電子部品素子とを備えてなる電子部品において、前
記側部電極を覆うように短絡防止用コートが形成されて
いることを特徴とするものである。
【0017】上記の構成によれば、側部電極上には短絡
防止用コートが形成されているので、金属キャップをベ
ース基板の接合ランドにはんだ付け接合する際に金属キ
ャップがずれて接合された場合であっても、金属ケース
と側部電極との間には、絶縁性の短絡防止用コートが介
在するので、金属ケースと側部電極との短絡を防止する
ことができる。
【0018】また、この電子部品を実装基板にはんだ付
けする際に、側面電極を伝って側部電極に濡れ上がって
きた半田は、短絡用防止コート16に阻止されて、金属
キャップにまで達することがないので、金属ケースと側
部電極との短絡を防止することができる。
【0019】さらに、接合ランドと側部電極との距離を
従来のものよりも短くすることも可能となり、電子部品
を小型化することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施例を示す
図面に基づいて説明する。以下の図において、従来例と
同一または相当するものについては同一符号を付す。
【0021】本発明の一実施例に係る弾性表面波装置を
図1及び図2に示す。図1は弾性表面波装置のベース基
板の平面図、図2は弾性表面波装置の上面図である。
【0022】本実施例の弾性表面波装置においては、図
1及び図2に示すように、ベース基板10の上面であっ
て、入出力端子電極に接続された側部電極14a,14
aの所定の部分を覆うように短絡防止用コート16、1
6が形成されている。短絡防止用コート16は、側部電
極14aの接合ランド11の近接部を完全に覆うように
所定の幅、長さで形成されている。
【0023】上記以外の構成すなわち短絡用防止コート
16以外の構成は、従来の図4〜図6で説明したものと
同様の構成であり、その説明を省略する。
【0024】短絡防止用コート16は、金属キャップ3
0と側部電極14aとの接触導通を防止するために設け
られたものであり、アルミナ、ガラス、絶縁性樹脂等の
絶縁性材料からなり、半田流れ防止用コート15ととも
にスクリーン印刷等の方法により形成されている。
【0025】本実施例の構成においては、側部電極14
a上には短絡防止用コートが形成されているので、金属
キャップ30をベース基板10の接合ランド11にはん
だ付け接合する際に、例えば、図3(a)または図3
(b)に示すように、金属キャップ30がずれて接合さ
れた場合であっても、金属ケース30と側部電極14a
との間には、絶縁性の短絡防止用コート16が介在して
いるので、金属ケース30と側部電極14aとは短絡す
ることがない。
【0026】また、弾性表面波装置を実装基板にはんだ
付けする際に、側面電極を伝ってベース基板10の側部
電極14aに濡れ上がってきた半田は、短絡用防止コー
ト16に阻止されて、金属キャップ30にまで達するこ
とがない。
【0027】さらに、接合ランド11と側部電極14a
との距離を従来のものよりも短くすることも可能とな
り、ベース基板10を従来のものより小さく形成するこ
とができ、弾性表面波装置全体を小型化することができ
る。
【0028】なお、上記実施例では、短絡防止用コート
16は略四角形状に形成されているが、短絡防止用コー
トの形状はこれに限るものではなく、例えば、側部電極
14aと相似形の形状としてもよく、また他の形状であ
ってもよい。
【0029】また、上記実施例では、半田付けによりS
AW素子とベース基板との支持、接続を行ったもので説
明したが、これに限るものではなく、例えば、SAW素
子をベース基板に樹脂接着剤で支持固定し、ワイヤーに
より、SAW素子の端子電極とベース基板の端子電極と
を接続し、ベース基板の接合ランドとアース端子電極と
を引出電極で接続した弾性表面波装置であってもよい。
【0030】また、上記実施例では、弾性表面波装置を
例にとって説明したが、本発明は、弾性表面波装置に限
るものではなく、ベース基板と金属キャップとを半田接
合して形成されたパッケージ内に電子部品素子を封止し
て構成される電子部品一般に適用されるものである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電子
部品によれば、側部電極上には短絡防止用コートが形成
されているので、金属キャップをベース基板の接合ラン
ドにはんだ付け接合する際に金属キャップがずれて接合
された場合であっても、金属ケースと側部電極との間に
は、絶縁性の短絡防止用コートが介在するので、金属ケ
ースと側部電極との短絡を防止することができる。
【0032】また、電子部品を実装基板にはんだ付けす
る際に、側面電極を伝って側部電極に濡れ上がってきた
半田は、短絡用防止コート16に阻止されて、金属キャ
ップにまで達することがないので、金属ケースと側部電
極との短絡を防止することができる。
【0033】さらに、接合ランドと側部電極との距離を
従来のものよりも短くすることも可能となり、電子部品
を小型化することができる。
【0034】したがって、本発明によれば、金属キャッ
プと側部電極との短絡不良が防止された、小型で信頼性
の高い電子部品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る弾性表面波装置のベー
ス基板の平面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る弾性表面波装置の上面
図である。
【図3】(a)及び(b)は、本発明の一実施例に係る
弾性表面波装置の金属キャップがずれて接合された状態
を示す上面図である。
【図4】ベース基板と金属キャップとによりパッケージ
構造を構成した弾性表面波装置の断面図である。
【図5】従来の弾性表面波装置のベース基板の平面図で
ある。
【図6】従来の弾性表面波装置の上面図である。
【図7】(a)及び(b)は、従来の弾性表面波装置の
金属キャップがずれて接合された状態を示す上面図であ
る。
【符号の説明】
10 ベース基板 11 接合ランド 12a,12b 電極ランド 13a,13b 引出電極 14a,14b 側部電極 15 半田流れ防止用コート 16 短絡防止用コート 20 SAW素子 30 金属キャップ 31 フランジ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面電極を介して裏面電極に接続された
    側部電極と該側部電極に近接して配置された接合ランド
    とが表面に形成されたベース基板と、前記接合ランドに
    半田付け接合された金属キャップと、前記ベース基板と
    前記金属キャップとで形成されたパッケージ内に封止さ
    れた電子部品素子とを備えてなる電子部品において、 前記側部電極を覆うように短絡防止用コートが形成され
    ていることを特徴とする電子部品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007180919A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Kyocera Kinseki Corp 圧電デバイス、及びその製造方法
JP2009016949A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Kyocera Kinseki Corp 圧電発振器
JP2009038533A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Kyocera Kinseki Corp 圧電発振器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007180919A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Kyocera Kinseki Corp 圧電デバイス、及びその製造方法
JP2009016949A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Kyocera Kinseki Corp 圧電発振器
JP2009038533A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Kyocera Kinseki Corp 圧電発振器

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