JP2001320155A - プリント配線板のランド構造 - Google Patents

プリント配線板のランド構造

Info

Publication number
JP2001320155A
JP2001320155A JP2000138732A JP2000138732A JP2001320155A JP 2001320155 A JP2001320155 A JP 2001320155A JP 2000138732 A JP2000138732 A JP 2000138732A JP 2000138732 A JP2000138732 A JP 2000138732A JP 2001320155 A JP2001320155 A JP 2001320155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
land
solder
wiring board
printed wiring
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000138732A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hadate
剛 羽立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000138732A priority Critical patent/JP2001320155A/ja
Publication of JP2001320155A publication Critical patent/JP2001320155A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランド4とはんだボール5との接合がランド
4の表面で接合されるため外部からプリント配線板に加
わる曲げ力や衝撃力に弱いという課題があった。 【解決手段】 プリント配線板上に形成したソルダレジ
スト層を開口させてなり、はんだと接合させるプリント
配線板のベタパターンが露出するランド部と、このラン
ド部の外周部に設けられ、ソルダレジスト層及びベタパ
ターンを切り欠いてなる切り欠き部とを備え、はんだが
ランド部及びこのランド部の切り欠き部側外周に接合す
る構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はプリント配線板の
回路パターンのうち、はんだ接合を行うランドに係り、
特にはんだの接合強度を向上させたプリント配線板のラ
ンド構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のプリント配線板のベタパタ
ーンからなるランドの構造を示す図であり、(a)は上
面図、(b)は(a)中のC−C線に沿った断面図、
(c)は(b)と同様にC−C線に沿った断面図ではん
だボールを接合した場合を示している。図において、1
はプリント配線板の絶縁基板、2はプリント配線板上の
回路のベタパターンで、銅などの導電材料からなり、N
i/Auめっきを表面に施している。3はプリント配線
板上のソルダレジスト層であり、はんだ接合を行うプリ
ント配線板上のパターン部分が露出するように開口部を
設けている。4はソルダレジスト層3を開口させてな
り、はんだと接合させるパターンが露出するランド、5
はランド4と接合させるはんだボールである。
【0003】図6は従来のプリント配線板の孤立パター
ンからなるランドの構造を示す図であり、(a)は上面
図、(b)は(a)中のD−D線に沿った断面図、
(c)は(b)と同様にD−D線に沿った断面図ではん
だボールを接合した場合を示している。図において、2
aはプリント配線板上の他の回路パターンと接続してい
ない孤立した回路パターン(以下、孤立パターンと略
す)で、銅などの導電材料からなり、Ni/Auめっき
を表面に施している。4aはソルダレジスト層3を開口
させてなり、はんだと接合させる孤立パターンが露出す
るランドである。なお、図5と同一構成要素には同一符
号を付して重複する説明を省略する。
【0004】次に概要について説明する。プリント配線
板のベタパターン2からなるランド4は、例えば図5
(a)及び図5(b)に示すように絶縁基板1のベタパ
ターン2上に設けたソルダレジスト層3を開口して、は
んだ接合を行う部位のベタパターン2を露出させてな
る。この構成において、はんだボール5によって接合を
行う場合、先ず、はんだボール5をランド4の中心に設
置する。このあと、リフロー炉などを用いて加熱しては
んだボール5を溶融させて、図5(c)に示すようにラ
ンド4に接合する。
【0005】一方、プリント配線板の孤立パターン2a
からなるランド4aは、例えば図6(a)及び図6
(b)に示すように絶縁基板1上に設けたソルダレジス
ト層3を開口して、はんだ接合を行う孤立パターン2a
を露出させてなる。この構成において、はんだボール5
によって接合を行う場合、上記図5と同様にして、はん
だボール5をランド4aの中心に設置し、リフロー炉な
どを用いて加熱してはんだボール5を溶融させて、図6
(c)に示すようにランド4aに接合する。
【0006】また、孤立パターン2aからなるランド4
aにおいては、溶融したはんだボール5が孤立パターン
2aの外周にも接合し、図6(c)に示すようにはんだ
ボール5がランド4aを抱え込むような構造となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のプリント配線板
のランド構造は以上のように構成されているので、図5
に示すようなベタパターン2上に配置されたランド構造
では、ランド4とはんだボール5との接合がランド4の
表面で接合されるため、外部からプリント配線板に加わ
る曲げ力や衝撃力に弱いという課題があった。
【0008】具体的に上記課題を説明する。図7は従来
のプリント配線板のベタパターンからなるランドにはん
だ接合後に外力を加えた場合の状態を例示する図であ
る。図において、6は溶融したはんだボール5と接合す
るランド4の界面である。図に示すように、はんだボー
ル5を上方へ引張ったり、プリント配線板を曲げたりし
て外力を加えると、はんだボール5と接合するランド4
の界面6で剥離する可能性がある。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、プリント配線板上に配置されたラ
ンドの外周部に切り欠き部を設けて、ランド表面及びこ
のランド部の切り欠き部側外周にはんだを接合させるこ
とによってその接合強度を向上させたプリント配線板の
ランド構造を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプリント
配線板のランド構造は、プリント配線板上に形成したソ
ルダレジスト層を開口させてなり、はんだと接合させる
プリント配線板のベタパターンが露出するランド部と、
このランド部の外周部に設けられ、ソルダレジスト層及
びベタパターンを切り欠いてなる切り欠き部とを備え、
はんだがランド部及びこのランド部の切り欠き部側外周
に接合するものである。
【0011】この発明に係るプリント配線板のランド構
造は、切り欠き部を設けたランド部をプリント配線板の
ベタパターン上に複数個形成するものである。
【0012】この発明に係るプリント配線板のランド構
造は、プリント配線板上に形成したソルダレジスト層を
開口させてなり、はんだと接合させるプリント配線板の
孤立した回路パターンが露出するランド部と、このラン
ド部の外周部に設けられ、ソルダレジスト層を切り欠い
てなる切り欠き部とを備え、はんだがランド部及びこの
ランド部の切り欠き部側外周に接合するものである。
【0013】この発明に係るプリント配線板のランド構
造は、切り欠き部がランド部の外周に沿って設けた孔部
からなるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.ランドとはんだとの接合強度を向上させ
るために、従来のプリント配線板のランド構造について
本願発明者が改良研究を続けた結果、図5に示したプリ
ント配線板のベタパターンからなるランド構造と比較し
て、図6に示したプリント配線板の孤立パターンからな
るランド構造の方がはんだの接合強度が高いことを見出
した。さらに、この要因について検討を続けたところ、
図6(c)に示すように、孤立パターンからなるランド
構造では溶融したはんだボール5が孤立パターン2aの
外周にも接合してランド4aを抱え込むような構造とな
ることを見出した。これにより、ランド4aの表面に加
えて、ランド4aの外周部にもはんだが接合することに
なり、接合強度が向上する。
【0015】そこで、本願発明者は、上述した従来のベ
タパターンからなるランド構造においても孤立パターン
からなるランド構造における効果を奏するように改良を
施した。具体的にはランドの外周部にプリント配線板の
絶縁基板が露出する切り欠き部を設けて、従来の孤立パ
ターンからなるランド構造と同様に、ランド表面に加え
て、ランドの切り欠き部側外周にはんだが接合するよう
にしたものである。
【0016】図1はこの発明の実施の形態1によるプリ
ント配線板のランド構造を示す図であり、(a)は上面
図、(b)は(a)中のA−A線に沿った断面図、
(c)は(b)と同様にA−A線に沿った断面図ではん
だボールを接合した場合を示している。図において、1
はプリント配線板の絶縁基板で、ガラスエポキシ等の樹
脂基板を用いる。2はプリント配線板上の回路のベタパ
ターンで、銅箔などの導電材料からなり、Ni/Auめ
っきを表面に施している。3はプリント配線板上のソル
ダレジスト層であり、はんだ接合を行うプリント配線板
上のベタパターン部分が露出するように開口を設けてい
る。また、ソルダレジスト層3としては、液体ソルダレ
ジスト又は熱硬化型ソルダレジスト等を用いる。
【0017】4Aはパターン抜き部7を外周部に有する
ランド(ランド部)、5はランド4Aと接合させるはん
だボール(はんだ)である。また、銅箔などからなるベ
タパターン2及びランド4Aは、その表面を粗面化して
錨状とし、絶縁基板1の材料であるガラスエポキシ等の
樹脂中に上記錨状の表面を食い込ませて密着力を上げて
いる(粗面化表面のアンカー効果)。7はランド4Aの
外周部に設けられ、絶縁基板1が露出するまでソルダレ
ジスト層3及びベタパターン2をスリット状に切り欠い
たパターン抜き部(切り欠き部)である。このパターン
抜き部7は、溶融したはんだボール5の全てが流れ込ま
ないように、ランド4Aの面積より小さくなるように構
成されている。
【0018】次に概要について説明する。プリント配線
板のベタパターン2からなるランド4Aは、例えば図1
(a)及び図1(b)に示すように絶縁基板1のベタパ
ターン2上に設けたソルダレジスト層3を開口して、は
んだ接合を行う部位のベタパターン2を露出させてな
る。また、このランド4Aの外周部には絶縁基板1が露
出するまでソルダレジスト層3及びベタパターン2を切
り欠いたパターン抜き部7が設けられている。
【0019】図1(c)に示すように、ランド4Aには
んだボール5を接合するのには、例えばランド4A上に
クリームはんだを塗布した後、ランド4Aの中央にはん
だボール5を載置する。次いで、これを溶融炉に入れて
加熱してはんだボール5を溶融する。これにより、ラン
ド4Aの表面とはんだボール5とが接合する。さらに、
はんだボール5が溶融してランド4に接合する際、溶融
したはんだボール5がパターン抜き部7に流れる。この
とき、はんだはパターン抜き部7で露出する絶縁基板1
には接合せず、ランド4Aのパターン抜き部7側の外周
に接合する。これによって、はんだボール5がランド4
Aのパターン抜き部7側外周を抱え込む構造となる。
【0020】このように、この実施の形態1によるプリ
ント配線板のランド構造では、ベタパターン2からなる
ランド4Aにおいても、ランド4Aの表面に加えてラン
ド4Aの外周部にもはんだが接合することになり、接合
強度を向上させることが可能となる。
【0021】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、プリント配線板上に形成したソルダレジスト層3を
開口させてなり、はんだと接合させるプリント配線板の
ベタパターン2が露出するランド4Aと、このランド4
Aの外周部に設けられ、ソルダレジスト層3及びベタパ
ターン2を切り欠いてなるパターン抜き部7とを備え、
はんだがランド4A及びこのランド4Aのパターン抜き
部7側外周に接合するので、はんだボール5とランド4
Aとの接合強度を向上させることができる。
【0022】実施の形態2.上記実施の形態1ではプリ
ント配線板のベタパターンからなる単一のランド部の外
周部に切り欠き部を設けた例を示したが、この実施の形
態2はプリント配線板のベタパターンからなる同電位の
ランド部の外周部に切り欠き部を複数個設けたものであ
る。
【0023】図2はこの発明の実施の形態2によるプリ
ント配線板のランド構造を示す上面図である。図におい
て、4Bはプリント配線板のベタパターン2上に複数個
設けた同電位のランド(ランド部)である。また、これ
らランド4Bにはそれぞれパターン抜き部7を設けてい
る。なお、図1と同一構成要素には同一符号を付して重
複する説明を省略する。
【0024】次に概要について説明する。プリント配線
板のベタパターンのうち、例えば実装される部品のアー
スをとるアースベタパターンは、多数の実装部品の電極
端子と接合する。このようなアースベタパターンと実装
部品の電極端子との接合を、この実施の形態2のように
ベタパターン2に複数個設けたランド4Bを介して行
う。具体的には、はんだボール5の溶融接合時に、ラン
ド4Bの各々に設けたパターン抜き部7にはんだが流れ
て、上記実施の形態1に示したようにランド4Bの表面
に加えて、ランド4Bのパターン抜き部7側外周にはん
だが接合する。これにより、アースベタパターンと実装
部品の電極端子との接合強度を向上させることができ
る。特に、アースベタパターンとの接合がはずれると実
装部品内に不要な電荷が蓄積されるため部品自体を破壊
してしまう可能性がある。これに対して実施の形態2に
よるランド構造にすることで、上述したようにアースベ
タパターンと実装部品の電極端子との接合強度が向上す
るため、上記のような不具合が起こる可能性を低減する
ことができる。
【0025】また、各ランド4Bのパターン抜き部7を
設ける位置の具体例を挙げると、例えば半導体パッケー
ジを実装するときに用いるランドのように、半導体パッ
ケージを囲むようにランド4Bが配置されている場合で
は、それぞれのランド4Bのパターン抜き部7をパッケ
ージの外周に沿って配置する。これにより、プリント配
線板に実装した半導体パッケージに側面方向から外力が
加わっても、パターン抜き部7側外周におけるはんだ接
合が上記外力に対して対抗することができる。
【0026】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、パターン抜き部7を設けたランド4Bをプリント配
線板のベタパターン2上に複数個形成するので、はんだ
ボール5とベタパターン2上に複数個形成したランド4
Bとの接合強度を向上させることができる。
【0027】実施の形態3.上記実施の形態1ではプリ
ント配線板のベタパターンからなるランドについて示し
たが、この実施の形態3はプリント配線板上で他の回路
パターンと接続しない孤立した回路パターン(以下、孤
立パターンと略す)からなるランドに切り欠き部を設け
るものである。
【0028】図3はこの発明の実施の形態3によるプリ
ント配線板のランド構造を示す図であり、(a)は上面
図、(b)は(a)中のB−B線に沿った断面図であ
る。図において、4Cは絶縁基板1上にソルダレジスト
層3を形成し、このソルダレジスト層3に開口を設けて
他の回路パターンと接続しない孤立パターンを露出させ
たランド(ランド部)である。また、このランド4Cは
ソルダレジスト層3により絶縁基板1に押え付けられる
ような構成になっている。8はランド4Cの外周部に設
けられ、ソルダレジスト層3を切り欠いてなるパターン
抜き部(切り欠き部)である。なお、図1と同一構成要
素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0029】次に概要について説明する。プリント配線
板の孤立パターンからなるランド4Cは、例えば図3
(a)に示すように絶縁基板1の孤立パターン上に設け
たソルダレジスト層3を開口して、はんだ接合を行う部
位の孤立パターンを露出させてなる。また、このランド
4Cの外周部には絶縁基板1が露出するようにソルダレ
ジスト層3を切り欠いたパターン抜き部8が設けられて
いる。
【0030】ランド4Cにはんだボール5を接合するに
は、例えばランド4C上にクリームはんだを塗布した
後、ランド4Cの中央にはんだボール5を載置する。次
いで、これを溶融炉に入れて加熱することで、はんだボ
ール5を溶融する。これにより、図3(b)に示すよう
にランド4C上にはんだボール5が接合される。さら
に、はんだボール5が溶融してランド4Cに接合する
際、溶融したはんだボール5がパターン抜き部8に流れ
る。このとき、はんだはパターン抜き部8で露出する絶
縁基板1には接合せず、ランド4Cのパターン抜き部8
側の外周に接合する。これによって、はんだボール5が
ランド4Cのパターン抜き部8側外周を抱え込む構造と
なる。
【0031】このように、この実施の形態3によるプリ
ント配線板のランド構造では、孤立パターンからなるラ
ンド4Cにおいても、ランド4Cの表面に加えてランド
4Cの外周部にもはんだが接合することになり、接合強
度を向上させることが可能となる。
【0032】また、従来の孤立パターンからなるランド
構造において、孤立パターンからなるランドの外周にも
はんだが接合するように、ランドのサイズよりソルダレ
ジスト層3の開口のサイズを大きくしてランドの周囲に
絶縁基板1が露出する間隙を設けていた。このため、上
述したようにソルダレジスト層3がランド4Cを絶縁基
板1に押え付けるような構成をとることができなかっ
た。これに対して、この実施の形態3によるランド構造
では、パターン抜き部8によってランド4Cの外周にも
はんだを接合させることができるので、パターン抜き部
8を設けた部位以外の外周をソルダレジスト層3で被覆
することができる。これにより、ランド4Cと絶縁基板
1との接合強度も向上させることができる。
【0033】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、プリント配線板上に形成したソルダレジスト層3を
開口させてなり、はんだと接合させるプリント配線板の
孤立した回路パターンが露出するランド4Cと、このラ
ンド4Cの外周部に設けられ、ソルダレジスト層3を切
り欠いてなるパターン抜き部8とを備え、はんだがラン
ド4C及びこのランド4Cのパターン抜き部8側外周に
接合するので、はんだボール5と孤立パターンからなる
ランド4Cとの接合強度を向上させることができる。
【0034】実施の形態4.上記実施の形態ではスリッ
ト状の切り欠き部について示したが、この実施の形態4
は切り欠き部がランドの外周に沿って設けた孔部からな
るものである。
【0035】図4はこの発明の実施の形態4におけるプ
リント配線板のランド構造を示す上面図である。図にお
いて、4Dは微細ビア9を外周部に複数個有するランド
(ランド部)、9はランド4Dの外周部に設けられ、絶
縁基板1が露出するまでソルダレジスト層3及びベタパ
ターン2を貫いた微細ビア(孔部、切り欠き部)であ
る。なお、図1と同一構成要素には同一符号を付して重
複する説明を省略する。
【0036】次に概要について説明する。ランド4Dに
はんだボール5を接合するのには、例えばランド4D上
にクリームはんだを塗布した後、ランド4Dの中央には
んだボール5を載置する。次いで、これを溶融炉に入れ
て加熱してはんだボール5を溶融する。これにより、ラ
ンド4Dの表面とはんだボール5とが接合する。
【0037】さらに、はんだボール5が溶融してランド
4Dに接合する際、溶融したはんだボール5が微細ビア
9に流れる。このとき、はんだは微細ビア9で露出する
絶縁基板1には接合せず、微細ビア9のランド4D側内
周に接合する。これによって、はんだボール5がランド
4Dの表面に加えて、各微細ビア9とも接合する構造と
なり、これらの接合強度を向上させることができる。
【0038】なお、上記実施の形態4では微細ビア9を
切り欠き部として使用する例を示したが、例えばランド
の外周部を粗面化してはんだがランドの外周に接合でき
るようにした構成であっても上述した本願発明の効果を
奏することができる。
【0039】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、ランド4Dの外周に沿って微細ビア9を設けたの
で、スリット状のパターン抜け部7,8よりプリント配
線板上の占有面積が小さいことから、プリント配線板の
実装面積を損なうことなくはんだボール5とランド4D
との接合強度を向上させることができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、プリ
ント配線板上に形成したソルダレジスト層を開口させて
なり、はんだと接合させるプリント配線板のベタパター
ンが露出するランド部と、このランド部の外周部に設け
られ、ソルダレジスト層及びベタパターンを切り欠いて
なる切り欠き部とを備え、はんだがランド部及びこのラ
ンド部の切り欠き部側外周に接合するので、はんだとベ
タパターンからなるランド部との接合強度を向上させる
ことができる効果がある。
【0041】この発明によれば、切り欠き部を設けたラ
ンド部をプリント配線板のベタパターン上に複数個形成
するので、はんだとベタパターン上に複数個形成したラ
ンド部との接合強度を向上させることができる効果があ
る。
【0042】この発明によれば、プリント配線板上に形
成したソルダレジスト層を開口させてなり、はんだと接
合させるプリント配線板の孤立した回路パターンが露出
するランド部と、このランド部の外周部に設けられ、ソ
ルダレジスト層を切り欠いてなる切り欠き部とを備え、
はんだがランド部及びこのランド部の切り欠き部側外周
に接合するので、はんだと孤立した回路パターンからな
るランド部との接合強度を向上させることができる効果
がある。
【0043】この発明によれば、切り欠き部がランド部
の外周に沿って設けた孔部からなるので、個々の孔部は
プリント配線板上の占有面積が小さいことから、プリン
ト配線板の実装面積を損なうことなくはんだとランド部
との接合強度を向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるプリント配
線板のランド構造を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2におけるプリント配
線板のランド構造を示す上面図である。
【図3】 この発明の実施の形態3におけるプリント配
線板のランド構造を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態4におけるプリント配
線板のランド構造を示す上面図である。
【図5】 従来のプリント配線板のベタパターンからな
るランドの構造を示す図である。
【図6】 従来のプリント配線板の孤立パターンからな
るランドの構造を示す図である。
【図7】 従来のプリント配線板のベタパターンからな
るランドにはんだ接合後に外力を加えた場合の状態を例
示する図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板、2 ベタパターン、3 ソルダレジスト
層、4,4a,4A,4B,4C,4D ランド(ラン
ド部)、5 はんだボール(はんだ)、7,8パターン
抜き部(切り欠き部)、9 微細ビア(孔部、切り欠き
部)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板上に形成したソルダレジ
    スト層を開口させてなり、はんだと接合させる上記プリ
    ント配線板のベタパターンが露出するランド部と、この
    ランド部の外周部に設けられ、上記ソルダレジスト層及
    び上記ベタパターンを切り欠いてなる切り欠き部とを備
    え、 はんだが上記ランド部及びこのランド部の切り欠き部側
    外周に接合するプリント配線板のランド構造。
  2. 【請求項2】 切り欠き部を設けたランド部をプリント
    配線板のベタパターン上に複数個形成したことを特徴と
    する請求項1記載のプリント配線板のランド構造。
  3. 【請求項3】 プリント配線板上に形成したソルダレジ
    スト層を開口させてなり、はんだと接合させる上記プリ
    ント配線板の孤立した回路パターンが露出するランド部
    と、このランド部の外周部に設けられ、上記ソルダレジ
    スト層を切り欠いてなる切り欠き部とを備え、 はんだが上記ランド部及びこのランド部の切り欠き部側
    外周に接合するプリント配線板のランド構造。
  4. 【請求項4】 切り欠き部は、ランド部の外周に沿って
    設けた孔部からなることを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載のプリント配線板のランド構造。
JP2000138732A 2000-05-11 2000-05-11 プリント配線板のランド構造 Pending JP2001320155A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000138732A JP2001320155A (ja) 2000-05-11 2000-05-11 プリント配線板のランド構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000138732A JP2001320155A (ja) 2000-05-11 2000-05-11 プリント配線板のランド構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001320155A true JP2001320155A (ja) 2001-11-16

Family

ID=18646307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000138732A Pending JP2001320155A (ja) 2000-05-11 2000-05-11 プリント配線板のランド構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001320155A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009147053A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Elpida Memory Inc 半導体装置及びその製造方法
US9761519B2 (en) 2015-06-16 2017-09-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Package substrate and semiconductor package including the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009147053A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Elpida Memory Inc 半導体装置及びその製造方法
US9761519B2 (en) 2015-06-16 2017-09-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Package substrate and semiconductor package including the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5650595A (en) Electronic module with multiple solder dams in soldermask window
US6998290B2 (en) Economical high density chip carrier
JP2005117036A (ja) テープ配線基板とそれを利用した半導体チップパッケージ
JP2001320155A (ja) プリント配線板のランド構造
JP4364991B2 (ja) リードピン付き配線基板
JPH09232736A (ja) プリント配線板
JP4114488B2 (ja) 半導体パッケージの実装構造
KR100396869B1 (ko) 연성인쇄회로기판의 접합방법
JP2005347414A (ja) 接着シート及びそれを用いた両面プリント基板或いは多層プリント基板
JP3585806B2 (ja) ピン付き配線基板
JP2005116685A (ja) プリント配線基板、電子部品モジュール及び電子機器
JP3728813B2 (ja) 電子部品
JP2869587B2 (ja) 回路部品搭載用中間基板及びその製造法
CN213586442U (zh) 电子线路总成
JP2003243438A (ja) 配線基板、配線基板の製造方法、および、配線基板を備えた電子装置
JP3604001B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH09246416A (ja) 半導体装置
JP3914478B2 (ja) Lsiチップ実装可撓配線板
JPH10335797A (ja) 回路基板、及び電子回路装置の製造方法
JP3321358B2 (ja) 半導体装置
JP2002043466A (ja) ボールグリッドアレイパッケージ
JP2020205365A (ja) 電子装置
JP2000307212A (ja) 配線基板及びその製造方法
JPH0982756A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2002261183A (ja) 配線基板、半導体装置、及びその製造方法