JPH1040791A - モータ始動用リレー - Google Patents

モータ始動用リレー

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Publication number
JPH1040791A
JPH1040791A JP19254396A JP19254396A JPH1040791A JP H1040791 A JPH1040791 A JP H1040791A JP 19254396 A JP19254396 A JP 19254396A JP 19254396 A JP19254396 A JP 19254396A JP H1040791 A JPH1040791 A JP H1040791A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
atmosphere
pressure
resistance element
sealed end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19254396A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Takeda
勝幸 武田
Yoshihiko Nagase
好彦 長瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP19254396A priority Critical patent/JPH1040791A/ja
Publication of JPH1040791A publication Critical patent/JPH1040791A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PTC抵抗素子を納めたケースが運転中のケ
ース内部圧力の上昇により急激に破裂するのを防止する
こと。 【解決手段】 ケース1は開口部2aおよび密閉端部2
bを有する上ケース2と、開口部3aおよび密閉端部3
bを有する下ケース3とからなる。このケース1の内部
にPTC抵抗素子4が収容される。下ケース3の密閉端
部3bには密閉端部3bの厚さよりも十分に肉厚の薄い
大気開放部6が形成される。ケース1内にガス圧力が作
用すると、大気開放部6が破れてガスが大気中に逃げ、
内部圧力が低下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば圧縮機を
駆動するモ−タのための始動用リレーに関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍装置、冷蔵庫等の圧縮機で使用され
るモータの始動巻線は正の抵抗温度係数(以下、PTC
と称する)を有する抵抗素子を直列に接続し、モータの
始動時には始動巻線に大きな始動電流がれるようにして
いる。その後、この抵抗素子は大きな始動電流により自
己加熱が始まり、次第に抵抗が大きくなり、これにより
始動巻線の電流も減少し、モータの回転中は極めて小さ
い始動巻線電流が保たれるようになっている。
【0003】通常、この抵抗素子は電気的絶縁材料から
なる気密性の高い封入ケースに収容されており、外部の
ガス等から影響を受けない構造となっている。この封入
ケースは2つ割れに作られ、抵抗素子を封入ケース内に
納めるとき、一方の封入ケースの開口部から抵抗素子を
入れ、露出している抵抗素子をもう一つの封入ケースで
覆って密閉するようにしている。
【0004】双方の封入ケースの開口部を接合すると
き、接合する端面の気密を維持するためにシール剤を用
いるのが一般的である。しかし、高い加工精度が得られ
れば、封入ケースの接合面の気密は十分に高く、必ずし
もシール剤を用いなくてもよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、PTC抵抗
素子を納める2つ割れの封入ケースは接合面の気密が高
く、封入ケース内に周囲にあるガス等が流入することは
殆どない。しかし、始動用リレーが長期にわたり使用さ
れると、たとえばシール剤の劣化等により接合面の気密
が十分でなくなり、封入ケース内に周囲にあるガスが侵
入することがある。このガスの侵入が続くと、圧縮機の
運転中、PTC抵抗素子が劣化して最後には素子が破壊
することがある。このときの破壊の衝撃圧力が封入ケー
スの耐圧設計圧力を大きく超えることがある。
【0006】封入ケースの構成材料である電気的絶縁材
料は脆い材料であり、こうした衝撃圧力で封入ケース全
体が破裂する危険性がある。この封入ケースの急激な破
裂は始動用リレーの損傷にとどまらず、予期しない被害
を周囲に及ぼす可能性があり、安全性をより向上させる
ことが求められている。
【0007】そこで、本発明の目的はPTC抵抗素子を
納めたケースが運転中のケース内部圧力の上昇により急
激に破裂するのを防止するようにしたモータ始動用リレ
ーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は上ケースおよび下ケースを有するケースと、
前記ケースの内部に設けられたPTC抵抗素子とを備
え、それぞれ前記上下ケースの開口部を気密に接合さ
せ、該ケース内の前記PTC抵抗素子を周囲環境から護
るようにしたモータ始動用リレーにおいて、前記ケース
の上ケースまたは下ケースに前記ケースの耐圧設計圧力
よりも低い圧力で破壊する大気開放部を設けたことを特
徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1において、ケース1は開口部
2aおよび密閉端部2bを有する上ケース2と、開口部
3aおよび密閉端部3bを有する下ケース3とから構成
されている。双方の開口部2a、3aの端面が上ケース
2および下ケース3を組み合わせて1つのケース1とす
るための接合面となる。このケース1の内部にサーマル
リレーとして働くPTC抵抗素子4が収容されている。
【0010】また、この開口部2a、3aの端面にシー
ル剤5が均一に塗布され、上ケース2および下ケース3
の接合面の気密が高く保たれるようになっている。さら
に、下ケース3の密閉端部3bには密閉端部3bの厚さ
よりも十分に肉厚の薄い大気開放部6が形成されてい
る。この薄肉の大気開放部6は図2に示すように、円形
であり、密閉端部3bのほぼ中心に設けられている。
【0011】上記構成からなる始動用リレーにおいては
運転中、ケース1の内部でガス圧力が上昇し、上ケース
2および下ケース3に圧力が作用する。密閉端部3a、
3bにこの圧力が作用すると、大気開放部6はそれ以外
の部分の厚さよりも薄く形成されているので、ケース1
の耐圧設計圧力よりも低い圧力で大気開放部6が破壊す
る。このため、ケース1内のガスが大気中に逃げ、内部
圧力が低下する。すなわち、内部圧力がケース1が耐え
られる設計圧力を大きく超え、ケース1全体が急激に破
裂する前にケース1内のガスをすべて放出することがで
きる。
【0012】このとき、下ケース3は損傷するために使
用できなくなるが、ケース1全体が破裂しないので、破
片等が飛び散り、周囲に被害を及ぼすこともない。
【0013】なお、本実施の形態の大気開放部6は下ケ
ース3の密閉端部3bに設けたものであるが、これは上
ケース2の密閉端部3aに設けてもよい。また、大気開
放部6は円形としない場合、たとえば長円形、矩形等に
形成することも可能である。
【0014】さらに、他の実施の形態を図3を参照して
説明する。ケース7は上ケース2の開口部2aと下ケー
ス3の開口部3aとがシール剤を用いることなく、直接
接合されている。接合面を高い加工精度で製作したもの
ではシール剤を用いなくても十分な気密を得ることが可
能であり、このようなケース7に大気開放部6を形成し
て上記実施の形態のものに劣らないモータ始動用リレー
を構成することができる。
【0015】なお、上記実施の形態と同様に、大気開放
部6は上ケース2の密閉端部3aに設けてもよく、また
大気開放部6は円形としない場合、たとえば長円形、矩
形等に形成することも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明はPTC抵抗
素子を納めたケースの上ケースまたは下ケースにケース
の耐圧設計圧力よりも低い圧力で破壊する大気開放部を
設けているので、ケース内の圧力が上昇したとき、大気
開放部が破れ、ガスが大気中に逃げてケースが急激に破
裂するのを防ぐことができ、モータ始動用リレーの安全
性を高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるモータ始動用リレーの実施の形態
を示す断面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す断面図。
【符号の説明】
1、7 ケース 2 上ケース 3 下ケース 4 PTC抵抗素子 6 大気開放部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケースおよび下ケースを有するケース
    と、前記ケースの内部に設けられたPTC抵抗素子とを
    備え、それぞれ前記上下ケースの開口部を気密に接合さ
    せ、該ケース内の前記PTC抵抗素子を周囲環境から護
    るようにしたモータ始動用リレーにおいて、前記ケース
    の上ケースまたは下ケースに前記ケースの耐圧設計圧力
    よりも低い圧力で破壊する大気開放部を設けたことを特
    徴とするモータ始動用リレー。
  2. 【請求項2】 前記大気開放部が前記上ケースまたは下
    ケースの端部に形成されることを特徴とする請求項1記
    載のモータ始動用リレー。
JP19254396A 1996-07-22 1996-07-22 モータ始動用リレー Pending JPH1040791A (ja)

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JP19254396A JPH1040791A (ja) 1996-07-22 1996-07-22 モータ始動用リレー

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JP19254396A JPH1040791A (ja) 1996-07-22 1996-07-22 モータ始動用リレー

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JPH1040791A true JPH1040791A (ja) 1998-02-13

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JP19254396A Pending JPH1040791A (ja) 1996-07-22 1996-07-22 モータ始動用リレー

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