JPS5934133Y2 - 防爆形コンデンサ - Google Patents
防爆形コンデンサInfo
- Publication number
- JPS5934133Y2 JPS5934133Y2 JP11411283U JP11411283U JPS5934133Y2 JP S5934133 Y2 JPS5934133 Y2 JP S5934133Y2 JP 11411283 U JP11411283 U JP 11411283U JP 11411283 U JP11411283 U JP 11411283U JP S5934133 Y2 JPS5934133 Y2 JP S5934133Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- explosion
- case
- capacitor
- proof
- knurled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は防爆機能を備えた防爆形コンテ゛ンサに関す
るものである。
るものである。
コンデンサに逆電圧、連続した過電圧、交流電圧などが
印加されると、コンデンサに過電流が流れて含浸液また
は充填液が分解し、ガスが発生するとともにその等価抵
抗によるジュール熱の発生のため、コンデンサの内部圧
力が上昇し、遂には爆発状態で破壊に至る。
印加されると、コンデンサに過電流が流れて含浸液また
は充填液が分解し、ガスが発生するとともにその等価抵
抗によるジュール熱の発生のため、コンデンサの内部圧
力が上昇し、遂には爆発状態で破壊に至る。
内部圧力はコンテ゛ンサの構造により異なるが、一般の
ゴム封口構造の場合、内部圧力は３０ｋｇ／ｃｍ２程度
である。
ゴム封口構造の場合、内部圧力は３０ｋｇ／ｃｍ２程度
である。
したがって、コンデンサが爆発したときは危険であり、
所定の内部圧力に達したとき発生したガスなどをコンデ
ンサケースの外部に逸出させるような機能をもつ防爆機
構を備えてその危険を避けている。
所定の内部圧力に達したとき発生したガスなどをコンデ
ンサケースの外部に逸出させるような機能をもつ防爆機
構を備えてその危険を避けている。
従来の代表的な防爆機能を備えた防爆形コンデンサを第
１図および第２図に示す。
１図および第２図に示す。
第１図において、１はアルミニウムなどからなるケース
、２はケース１に収容されたコンデンサ素子、３はコン
デンサ素子２からの内部引出しリード、４は内部引出し
り−ド３に直接または間接に接続された外部引出しリー
ド、５は合成ゴムなどからなる封口用ゴムバッキング、
６はゴムバッキング５の一部に薄膜部を形成した防爆弁
、７はケース１の絞り部で、絞り部７とケース１の開口
部のカーリング８とによりコンデ゛ンサを密閉している
。
、２はケース１に収容されたコンデンサ素子、３はコン
デンサ素子２からの内部引出しリード、４は内部引出し
り−ド３に直接または間接に接続された外部引出しリー
ド、５は合成ゴムなどからなる封口用ゴムバッキング、
６はゴムバッキング５の一部に薄膜部を形成した防爆弁
、７はケース１の絞り部で、絞り部７とケース１の開口
部のカーリング８とによりコンデ゛ンサを密閉している
。
また第２図は第１図のコンテ゛ンサにおいて、ゴムバッ
キング５の一部に薄膜部を形成した防爆弁６を設ける代
りにケース１の側周面に軸方向に帯状のＶ型溝９を設け
て防爆機能を備えたものである。
キング５の一部に薄膜部を形成した防爆弁６を設ける代
りにケース１の側周面に軸方向に帯状のＶ型溝９を設け
て防爆機能を備えたものである。
第１図に示すコンデンサは封口用ゴムバッキング５の一
部に防爆弁６（防爆孔）があるため、絞り部７で完全に
密閉することが困難であり、しかもゴムバッキング５が
経時変化により硬化するため、防爆機能が低下する欠点
を備えている。
部に防爆弁６（防爆孔）があるため、絞り部７で完全に
密閉することが困難であり、しかもゴムバッキング５が
経時変化により硬化するため、防爆機能が低下する欠点
を備えている。
また第２図に示すコンデンサはケース１に帯状の■型溝
９があるため、ケース１の偏肉、治具（カッターまたは
プレス）の精度により■型孔９の深さがばらつき、防爆
作動の信頼性に乏しく、一部の特殊品を除いて実用化さ
れていない。
９があるため、ケース１の偏肉、治具（カッターまたは
プレス）の精度により■型孔９の深さがばらつき、防爆
作動の信頼性に乏しく、一部の特殊品を除いて実用化さ
れていない。
この考案は上記の欠点を除去した防爆形コンテ゛ンサを
提供しようとするものである。
提供しようとするものである。
以下、この考案を第３図〜第６図に示す実施例について
説明する。
説明する。
第３図において、１１はアルミニウムなどからなるケー
ス、１２はケース１１に収容されたコンデンサ素子、１
３はコンデンサ素子１２からの内部引出しリード、１４
は内部引出しり−＼ド１３に直接または間接に接続され
た外部引出しリード、１５は合成ゴムなどからなる封口
用ゴムバッキング、１６はケース１１の外側周面に設け
た所定幅のローレット状に切り込み溝が交差してなる切
り込み部（第８図はその拡大図である）、このローレッ
ト状の切り込み部１６は第９図に示すように形成され、
溝肉厚１６ａはケース１１の肉厚よりも薄く防爆機能を
有する。
ス、１２はケース１１に収容されたコンデンサ素子、１
３はコンデンサ素子１２からの内部引出しリード、１４
は内部引出しり−＼ド１３に直接または間接に接続され
た外部引出しリード、１５は合成ゴムなどからなる封口
用ゴムバッキング、１６はケース１１の外側周面に設け
た所定幅のローレット状に切り込み溝が交差してなる切
り込み部（第８図はその拡大図である）、このローレッ
ト状の切り込み部１６は第９図に示すように形成され、
溝肉厚１６ａはケース１１の肉厚よりも薄く防爆機能を
有する。
１７はケース１１の絞り部で、絞り部１７とケース１１
の開口部のカーリング１８とによりコンデンサを密閉す
る。
の開口部のカーリング１８とによりコンデンサを密閉す
る。
次に上記のように構成された防爆形コンデンサの防爆装
置の作動を説明する。
置の作動を説明する。
コンデンサの内部圧力が上昇すると、その圧力に対して
弱いのは封口用コムバッキング１５面とケース１１のロ
ーレット状の切り込み部１６のところである。
弱いのは封口用コムバッキング１５面とケース１１のロ
ーレット状の切り込み部１６のところである。
封口用ゴムバッキング１５の飛び出す内部圧力はおよそ
３０ｋｇ／ｃｍ２であるので、ローレット状の切り込み
部１６の溝肉厚１６ ａは応力計算によっておよそ２０
ｋｇ／ｃｍ２の内部圧力で亀裂開口するように設計する
ことが重要である。
３０ｋｇ／ｃｍ２であるので、ローレット状の切り込み
部１６の溝肉厚１６ ａは応力計算によっておよそ２０
ｋｇ／ｃｍ２の内部圧力で亀裂開口するように設計する
ことが重要である。
使用中に何らかの原因でコンテ゛ンサの内部が許容圧力
（ケース１１のローレット状の切り込み部１６の溝肉厚
１６ ａの亀裂開口する圧力）を越えると、ローレット
状の切り込み部１６に応力が集中し溝肉厚１６ ａに歪
が生じて亀裂が入り、遂にその部分が開口してコンデン
サ内部の圧力ガスを外部に逸出させるので、コンデンサ
を爆発の危険から避けることができる。
（ケース１１のローレット状の切り込み部１６の溝肉厚
１６ ａの亀裂開口する圧力）を越えると、ローレット
状の切り込み部１６に応力が集中し溝肉厚１６ ａに歪
が生じて亀裂が入り、遂にその部分が開口してコンデン
サ内部の圧力ガスを外部に逸出させるので、コンデンサ
を爆発の危険から避けることができる。
第４図は第３図において、ローレット状の切り込み部１
６をケース１１の封口用ゴムバッキング１５と接触する
部分を除く外側周面に設けた場合を示したもので、第３
図の場合と同様な結果を得ることができた。
６をケース１１の封口用ゴムバッキング１５と接触する
部分を除く外側周面に設けた場合を示したもので、第３
図の場合と同様な結果を得ることができた。
また上記第３図および第４図に示す防爆形コンデンサは
ローレット状の切り込み部１６をケース１１の外側周面
に設けた場合であったが、第５図に示すようにケース１
１の内側周面に所定幅のローレット状の切り込み部１６
を設けても同様な結果を得ることができる。
ローレット状の切り込み部１６をケース１１の外側周面
に設けた場合であったが、第５図に示すようにケース１
１の内側周面に所定幅のローレット状の切り込み部１６
を設けても同様な結果を得ることができる。
さらにケース１１の内側周面または外側局面にローレッ
ト状の切り込み部１６を設ける代りに、第６図および第
７図に示すようにケース１１の底部の内面または外面に
ローレット状の切り込み部１６を設けた場合、ローレッ
ト状の切り込み部１６の溝肉厚１６ ａがケース１１の
内側周面または外側周面に設けた場合と同一であれば、
ケース１１の底部の内面または外面に設けた場合の方が
小さい内部圧力で亀裂開口することが下記の実験例によ
って判明した。
ト状の切り込み部１６を設ける代りに、第６図および第
７図に示すようにケース１１の底部の内面または外面に
ローレット状の切り込み部１６を設けた場合、ローレッ
ト状の切り込み部１６の溝肉厚１６ ａがケース１１の
内側周面または外側周面に設けた場合と同一であれば、
ケース１１の底部の内面または外面に設けた場合の方が
小さい内部圧力で亀裂開口することが下記の実験例によ
って判明した。
実験例
外径ｌＱｍｍφ、長さ２５ｍｍのコンデンサをそれぞれ
１０個製作し、このコンテ゛ンサの内部圧力を高めて破
壊状態を実験した。
１０個製作し、このコンテ゛ンサの内部圧力を高めて破
壊状態を実験した。
内部圧力は平均値を示す。
ローレット状の切り込み部１６は上記実施例では菱形で
あったが、これ以外の形状であってもよい。
あったが、これ以外の形状であってもよい。
そして防爆弁の作動圧力はローレット状の切り込み部１
６の形状とその溝肉厚１６ａとケース１１の側周面か底
部かによって決定される。
６の形状とその溝肉厚１６ａとケース１１の側周面か底
部かによって決定される。
斜上のようにこの考案は内側周面または外側周面あるい
は底部の内面または外面に所定幅のローレット状の切り
込み部を設けたケースを使用してなる防爆形コンテ゛ン
サで、コンデンサの内部圧力が上昇するとケースのロー
レット状の切り込み部に応力が集中し、切り込み部に亀
裂が生じてケースが開口し、内部のガスが外部に逸出す
るので、コンテ゛ンサを爆発事故から未然に防止せしめ
る効果がある。
は底部の内面または外面に所定幅のローレット状の切り
込み部を設けたケースを使用してなる防爆形コンテ゛ン
サで、コンデンサの内部圧力が上昇するとケースのロー
レット状の切り込み部に応力が集中し、切り込み部に亀
裂が生じてケースが開口し、内部のガスが外部に逸出す
るので、コンテ゛ンサを爆発事故から未然に防止せしめ
る効果がある。
第１図は従来の防爆形コンデンサの一実施例の断面図、
第２図は従来の防爆形コンデンサの他の実施例の正面図
、第３図はこの考案の防爆形コンテ゛ンサの一実施例の
半断面図、第４図はこの考案の防爆形コンテ゛ンサの他
の実施例の正面図、第５図はこの考案の防爆形コンテ゛
ンサのさらに他の実施例として用いるケースの断面図、
第６図はこの考案の防爆形コンデンサのさらに他の実施
例として用いるケースの平面図、第７図はこの考案の防
爆形コンテ゛ンサのさらに他の実施例として用いるケー
スの底面図、第８図はこの考案にかかるローレット状の
切り込み部の拡大平面図、第９図はこの考案にかかるロ
ーレット状の切り込み部の拡大断面図である。 １１：ケース、１６：ローレット状の切り込み部、１６
ａ：ローレット状の切り込み部１６の溝肉厚。
第２図は従来の防爆形コンデンサの他の実施例の正面図
、第３図はこの考案の防爆形コンテ゛ンサの一実施例の
半断面図、第４図はこの考案の防爆形コンテ゛ンサの他
の実施例の正面図、第５図はこの考案の防爆形コンテ゛
ンサのさらに他の実施例として用いるケースの断面図、
第６図はこの考案の防爆形コンデンサのさらに他の実施
例として用いるケースの平面図、第７図はこの考案の防
爆形コンテ゛ンサのさらに他の実施例として用いるケー
スの底面図、第８図はこの考案にかかるローレット状の
切り込み部の拡大平面図、第９図はこの考案にかかるロ
ーレット状の切り込み部の拡大断面図である。 １１：ケース、１６：ローレット状の切り込み部、１６
ａ：ローレット状の切り込み部１６の溝肉厚。
Claims (1)
- 内側周面または外側周面あるいは底部の内面または外面
の一部に所定幅のローレット状に切り込み溝が交差して
なる切り込み部をリング状に設けたケースを使用してな
る防爆形コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11411283U JPS5934133Y2 (ja) | 1983-07-21 | 1983-07-21 | 防爆形コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11411283U JPS5934133Y2 (ja) | 1983-07-21 | 1983-07-21 | 防爆形コンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5948037U JPS5948037U (ja) | 1984-03-30 |
| JPS5934133Y2 true JPS5934133Y2 (ja) | 1984-09-21 |
Family
ID=30263906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11411283U Expired JPS5934133Y2 (ja) | 1983-07-21 | 1983-07-21 | 防爆形コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5934133Y2 (ja) |
-
1983
- 1983-07-21 JP JP11411283U patent/JPS5934133Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5948037U (ja) | 1984-03-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS5817332Y2 (ja) | 密閉形電池 | |
| CN111755633B (zh) | 纽扣电池 | |
| KR940006300A (ko) | 밀폐형 전지 | |
| US2478798A (en) | Primary cell vent and method of making | |
| JPH0545919Y2 (ja) | ||
| US2396693A (en) | Dry cell and process for manufacturing the same | |
| US2266523A (en) | Electric condenser terminal structure | |
| JPS5934133Y2 (ja) | 防爆形コンデンサ | |
| JPH10144279A (ja) | 角形電気化学素子の防爆構造 | |
| JPS5840605Y2 (ja) | 防爆型電解コンデンサ | |
| JPS6041723Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JP2000030981A (ja) | アルミニウム電解コンデンサ | |
| JPS6023970Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JPH0427165Y2 (ja) | ||
| JPH0644025Y2 (ja) | 有機電解質電池の安全弁装置 | |
| JPS6041722Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JPS6017905Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JPH03187160A (ja) | ナトリウムー硫黄電池 | |
| JPS5831306Y2 (ja) | 電池の安全弁装置 | |
| JPS6035172Y2 (ja) | アルカリ乾電池 | |
| JPS5852669Y2 (ja) | コンデンサ | |
| JPH0142337Y2 (ja) | ||
| JPS634310B2 (ja) | ||
| JPS5943729Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JPS6125244Y2 (ja) |