JPH104028A - 電力用コンデンサ - Google Patents

電力用コンデンサ

Info

Publication number
JPH104028A
JPH104028A JP18983696A JP18983696A JPH104028A JP H104028 A JPH104028 A JP H104028A JP 18983696 A JP18983696 A JP 18983696A JP 18983696 A JP18983696 A JP 18983696A JP H104028 A JPH104028 A JP H104028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal foil
capacitor element
capacitor
foil electrode
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18983696A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Suganuma
紀美夫 菅沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP18983696A priority Critical patent/JPH104028A/ja
Publication of JPH104028A publication Critical patent/JPH104028A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力用コンデンサの組立て作業が簡単である
とともに、コンデンサが安定して配置され、コンデンサ
の放熱特性の向上を期すことができる電力用コンデンサ
を提供すること。 【解決手段】 第1の誘電体フィルム11の上面に第1
の第1の金属箔電極12と第2の誘電体フィルム13と
第2の金属箔電極14を交互に重ね、第1、第2の金属
箔電極12、14の各反対側の端縁12a、14aを第
1、第2の誘電体フィルム11、13の反対側の端縁か
ら突出させて形成したコンデンサ素子16の中央部に巻
芯15を挿入し、該芯体15の両端をコンデンサ素子か
ら突出させてコンデンサ素子16を、第1、第2の金属
箔電極12、14の各突出端縁12a、14aを折り曲
げることなく芯体15により位置固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属箔電極を用い
た電力用コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】金属箔電極を用いた電力用コンデンサの
コンデンサ素子として、電極を形成するアルミニウム等
の金属箔をポリエチレン・テレフタレート、ポリスチレ
ン、ポリプロピレン等の誘電体フィルムに対して突き出
して形成されたものがある。
【0003】この場合、コンデンサ素子は、図6に示す
ように、第1の誘電体フィルム1の上面に第1のアルミ
ニウム箔電極2の一端縁部2aを第1の誘電体フィルム
1の一端縁辺1aよりも突出させて重ね、第1のアルミ
ニウム箔電極2の上面に第2の誘電体フィルム3を第1
の誘電体フィルム1と対向させて重ね、第2の誘電体フ
ィルム3の上面に第2のアルミニウム箔電極4の第1の
電極2の一端縁部2aの反対側の縁部4aを第2の誘電
体フィルム3の一端縁辺3aよりも突出させて重ね、こ
のように順次重ねた状態で巻回して形成されている。
【0004】そして、このように巻回して形成されたコ
ンデンサ素子5を反物状にして、図7に示すように、コ
ンデンサ素子5の両端部(図7は一端部のみ示してい
る。)の突出するアルミニウム箔電極4及び2の縁部4
a及び2aをアンプ端子6等によりかしめてリードが接
続されている。
【0005】電力用コンデンサは、このようにして形成
されたコンデンサ素子5を、図9に示すように、複数集
合し束縛部材7により束縛してタンク等に収納されて形
成されるが、その際、各コンデンサ素子5の端部は、ア
ルミニウム箔によって形成されているために非常に柔ら
かく、各コンデンサ素子5の端部が不揃いとなり、アル
ミニウム箔電極の突出し部2a、4aが破れたり、損傷
を生じたりする恐れがある等の理由によりアルミニウム
箔電極4及び2の縁部4a及び2aを、図8に示すよう
に、折り曲げるようにされている。なお、図8は一端部
のみ示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この折り曲げ
はコンデンサ素子5の各々に行わねばならず、電力用コ
ンデンサの組立て作業に多くの手間を要するものとなっ
ている。また、電極端部2a、4aを折り曲げること
は、コンデンサ素子5の端部をアルミニウム箔で包むよ
うになるので、その分、油の通路を防ぎ、放熱効果が劣
る。
【0007】本発明は、上記の実状に鑑みなされたもの
で、電力用コンデンサの組立て作業が簡単であるととも
に、コンデンサが安定して配置され、コンデンサの放熱
特性の向上を期すことができる電力用コンデンサを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、電極箔
の側縁端部を誘電体の側縁端部から突き出して形成され
たコンデンサ素子からなる電力用コンデンサにおいて、
前記コンデンサ素子の中央部に芯体が挿入され、前記芯
体の少なくとも一部は前記コンデンサ素子の側縁端部間
寸法以上の寸法に形成されてなることを特徴とする電力
用コンデンサとすることにより達成される。
【0009】本発明に係る上記特徴によれば、第1、第
2の誘電体フィルムに第1、第2の金属箔電極を交互に
重ねて第1、第2の金属箔電極の互いに反対側の側縁端
を第1、第2の誘電体フィルムの互いに反対側の側縁端
から突出させて形成したコンデンサ素子の中央部に芯体
を挿入し、該芯体の少なくとも一部の寸法を、前記コン
デンサ素子の側縁端部間寸法、すなわち第1の金属箔電
極の突出する端縁から第2の金属箔電極の突出する端縁
までの寸法以上にしているので、芯体によって第1、第
2の金属箔電極の突出する端縁を折り曲げることなくコ
ンデンサ素子の端部の位置を固定することができ、電力
用コンデンサの組立て作業が簡単になり、また、折り曲
げない分コンデンサの放熱特性の向上が図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る電力用コンデ
ンサの例について図を参照して説明する。図1は、本発
明に係る電力用コンデンサのコンデンサ素子の一部を巻
き解して示す斜視図である。
【0011】図1において、11は第1の誘電体フィル
ム、12は第1のアルミニウム等の金属箔電極で12a
はその端部、13は第2の誘電体フィルム、14はアル
ミニウム等の第2の金属箔電極で14aはその端部であ
り、これらは、図6を参照して説明したコンデンサ素子
と同様に、第1の金属箔電極12の端部12aおよび第
2の金属箔電極14の端部14aを第1および第2の誘
電体フィルムより突き出し、巻回して形成される。な
お、16は、コンデンサ素子である。
【0012】15は、コンデンサ素子16の中心部に挿
入された芯体で、この例では、図2に示すように、長方
形状の板状の上端縁と下端縁の両方にそれぞれ凹部15
aが形成され概略H字状をなしている。凹部15aの底
部間の寸法L2は約コンデンサ素子16の第1、第2の
誘電体フィルム11、12の幅に等しくされ、凹部15
aを挾む両側の端部の寸法L1は、コンデンサ素子16
の第1の金属箔電極12の突出する端縁から第2の金属
箔電極14の突出する端縁までの寸法以上にされ、芯体
15の凹部15aを挾む両側の端部の先端は第1の金属
箔電極12の突出する端縁および第2の金属箔電極14
の突出する端縁と等しくするか、それらの端縁よりも突
出するようにされている。この例では図1に示すよう
に、突出して形成されている。
【0013】図示していないが、芯体15の凹部15a
に対応する第1の金属箔電極12の突出し端部12aお
よび第2の金属箔電極14の突出し端部14aに図7を
参照して説明したものと同様にアンプ端子等によりかし
めてリードが接続されている。
【0014】芯体15は、図3に示すように、コンデン
サの巻枠17の周囲に、相対向する両側(図3は一方の
側のみ示している)縁部に適宜切欠き18aを形成した
波形のプレスボード18を当接し、そのプレスボード1
8の上面に金属箔電極を重ねた誘電体フィルムを巻回
し、巻回したコンデンサ素子を反物状に変形して形成さ
れ、切欠き18aは芯体15の凹部15aとなってい
る。
【0015】この例では芯体15は概略H字状に形成さ
れているが、図5に示すように形成されても良い。すな
わち、図5に示す芯体19は長方形状の板状の一辺の上
角部とその辺の下角部の両方にそれぞれ切欠き部19a
を設けて形成されている。この場合、切欠き部19aの
ある端部の寸法L2は約コンデンサ素子16の第1、第
2の誘電体フィルム11、12の幅に等しくされ、切欠
き部19aのない端部の寸法L1は、コンデンサ素子1
6の第1の金属箔電極12の突出する端縁から第2の金
属箔電極14の突出する端縁までの寸法以上にされ、芯
体19の切欠き部19aのない端部の先端は第1の金属
箔電極12の突出する端縁および第2の金属箔電極14
の突出する端縁と等しくするか、それらの端縁よりも突
出するようにされている。
【0016】このように構成されたコンデンサ素子16
は、図4に示すように、複数集合し束縛部材20により
束縛してタンク等に収納されて電力用コンデンサに形成
されるが、その際、各コンデンサ素子16の端部から突
き出した芯体15によって各コンデンサ素子16の位置
決めができ、電極箔の突出端部12a、14aを折り曲
げ作業が省略される。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、芯体に
よって金属箔電極の突出する端縁を折り曲げることなく
コンデンサ素子の端部の位置を固定することができ、金
属箔電極の突出する端縁を折り曲げない分、電力用コン
デンサの組立て作業が簡単となり、また、金属箔電極の
突出する端縁を折り曲げない分、絶縁油の含浸性の向上
と放熱特性の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電力用コンデンサのコンデンサ素
子の一部を巻き解して示す斜視図である。
【図2】図1のコンデンサ素子の芯体の斜視図である。
【図3】図2の芯体の形成を説明する説明図である。
【図4】図1のコンデンサ素子の集合状態を示す正面図
である。
【図5】本発明に係るコンデンサ素子の芯体の他の形態
を示す斜視図である。
【図6】従来の突出し電極箔を有するコンデンサ素子の
一部を巻き解して示す斜視図である。
【図7】図6のコンデンサ素子の突出し電極箔の構成を
示す斜視図である。
【図8】図6のコンデンサ素子の突出し電極箔の構成を
示す斜視図である。
【図9】図6のコンデンサ素子の集合状態を示す正面図
である。
【符号の説明】
11 第1の誘電体フィルム 12 第1の金属箔電極 12a 第1の金属箔電極の突出し端部 13 第2の誘電体フィルム 14 第2の金属箔電極 14a 第2の金属箔電極の突出し端部 15、19 芯体 15a 芯体の凹部 16 コンデンサ素子 17 巻き枠 18 波形プレスボード(芯体) 18a 切欠き部 20 束縛部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極箔の側縁端部を誘電体の側縁端部か
    ら突き出して形成されたコンデンサ素子からなる電力用
    コンデンサにおいて、前記コンデンサ素子の中央部に芯
    体が挿入され、前記芯体の少なくとも一部は前記コンデ
    ンサ素子の側縁端部間寸法以上の寸法に形成されてなる
    ことを特徴とする電力用コンデンサ。
JP18983696A 1996-06-15 1996-06-15 電力用コンデンサ Pending JPH104028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18983696A JPH104028A (ja) 1996-06-15 1996-06-15 電力用コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18983696A JPH104028A (ja) 1996-06-15 1996-06-15 電力用コンデンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH104028A true JPH104028A (ja) 1998-01-06

Family

ID=16248029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18983696A Pending JPH104028A (ja) 1996-06-15 1996-06-15 電力用コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH104028A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006210562A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンデンサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006210562A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンデンサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4715118A (en) Connecting strip for the manufacture of direct transfer electric components and manufacturing method for such components
JP2564917B2 (ja) ノイズフィルタ
JPH104028A (ja) 電力用コンデンサ
JPH0568086B2 (ja)
JP3259275B2 (ja) アルミ電解コンデンサ
JPH1126254A (ja) チップインダクタンス素子
JP2568628Y2 (ja) 連鎖状電気接続子
JP2000277375A (ja) 電力用コンデンサ
JPH05251283A (ja) 電解コンデンサ
JP2920807B2 (ja) 電解コンデンサ素子
JPS6176951U (ja)
JPH0419777Y2 (ja)
JPS605572Y2 (ja) 電解コンデンサ
JP3921921B2 (ja) コンデンサ素体
JPS5933820A (ja) コンデンサ
JP2000340453A (ja) コンデンサ用リード線引出圧着端子
JPH01316013A (ja) ノイズフィルタ
JPH0526024Y2 (ja)
JPH0229106A (ja) ノイズフィルタ
JPH0547458Y2 (ja)
JPH08138975A (ja) コンデンサ装置
JPH043478Y2 (ja)
JPH0722534U (ja) コンデンサ
JPH0231119U (ja)
JPH05166673A (ja) 面実装型箔巻電子部品およびその製造方法