JP3259275B2 - アルミ電解コンデンサ - Google Patents

アルミ電解コンデンサ

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JP3259275B2 JP40573690A JP40573690A JP3259275B2 JP 3259275 B2 JP3259275 B2 JP 3259275B2 JP 40573690 A JP40573690 A JP 40573690A JP 40573690 A JP40573690 A JP 40573690A JP 3259275 B2 JP3259275 B2 JP 3259275B2
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英郎 横江
俊之 北川
均 水口
正雄 新越
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般の電子機器に用いら
れるアルミ電解コンデンサに関するもので、特に平板状
のアルミ電解コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にアルミ電解コンデンサにおいて
は、帯状の陽極箔と陰極箔を電解紙を介在させて巻回す
ることによりアルミ電解コンデンサ素子を構成し、かつ
このアルミ電解コンデンサ素子を一端部が開口した有底
円筒状の金属ケース内に装備し、そしてこの金属ケース
の開口端を封口部材で封止することにより構成した円筒
形状のアルミ電解コンデンサと、帯状の陽極箔と陰極箔
を電解紙を介在させて巻回することにより構成したアル
ミ電解コンデンサ素子を圧縮成形により偏平状に加工し
た偏平形状のアルミ電解コンデンサと、陽極箔,陰極箔
を電解紙を介在させて交互に重ね合わせることにより、
アルミ電解コンデンサ素子を平板状に形成した平板形状
のアルミ電解コンデンサが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た円筒形状のアルミ電解コンデンサは、アルミ電解コン
デンサの小形化を要求された場合、陽極箔,陰極箔のエ
ッチング処理を強力に進めて陽極箔,陰極箔の表面積を
拡大するとともに、電解紙を薄くするという手段が一般
的にとられており、この場合、エッチング処理を強力に
進めた陽極箔はその強度が弱くなるため、この陽極箔と
陰極箔および電解紙を巻回した際に陽極箔に亀裂が生じ
るという問題点があり、また電解紙を薄くしたことによ
り、陽極箔と陰極箔との間で絶縁破壊が生じる可能性も
増加するという問題点を有していた。
【0004】また各種電子機器に使用される部品の密集
度が上がってきた場合、円筒形状のアルミ電解コンデン
サにおいては実装効率が悪くなるもので、この対策とし
て偏平形状のアルミ電解コンデンサが提案されている
が、この偏平形状のアルミ電解コンデンサにおいては、
帯状の陽極箔と陰極箔を電解紙を介在させて巻回するこ
とにより構成したアルミ電解コンデンサ素子を圧縮成形
により偏平状に加工した場合、巻回した以上に陽極箔に
負荷が加わり亀裂を生じやすくなるという問題点を有し
ていた。
【0005】そこで、このような問題点を解消するため
に、陽極箔,陰極箔を電解紙を介在させて交互に重ね合
わせることによりアルミ電解コンデンサ素子を平板状に
形成した平板形状のアルミ電解コンデンサが提案されて
いるが、この平板形状のアルミ電解コンデンサは、巻回
した円筒形状の従来のアルミ電解コンデンサに比べてそ
の製造方法が複雑であるため、生産性が悪くなって高価
なものになるという問題点を有していた。
【0006】本発明はこのような問題点を解決するもの
で、生産性が良好で、かつ陽極箔に亀裂が生ずることの
ないアルミ電解コンデンサを提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のアルミ電解コンデンサは、四角形状をなす複
数枚の板状の陽極箔と千鳥状に折り曲げて形成した陰極
箔と千鳥状に折り曲げて形成した電解紙とを組み合わせ
て平板状のアルミ電解コンデンサ素子を構成し、このア
ルミ電解コンデンサ素子を袋状のシート内に入れ、かつ
この袋状のシートを、前記アルミ電解コンデンサ素子が
収納される収納室を設けた弾性体よりなる収納部材で挾
み込み、さらにこの収納部材を一端部が開口した角形の
ケース内に挿入するとともに、このケースの開口端部に
角形のキャップを被せて封口したものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、四角形状をなす複数枚の板
状の陽極箔と千鳥状に折り曲げて形成した陰極箔と千鳥
状に折り曲げて形成した電解紙とを組み合わせて平板状
のアルミ電解コンデンサ素子を構成しているため、陽極
箔のエッチング処理を強力に進めたとしても、巻回する
もののように陽極箔に亀裂が生ずることはなく、また陰
極箔および電解紙は千鳥状に折り曲げて形成しているた
め、電解紙および板状の陽極箔の挿入もスムーズに行わ
せることができ、しかも前記アルミ電解コンデンサ素子
は、袋状のシート内に入れ、かつこの袋状のシートを、
前記アルミ電解コンデンサ素子が収納される収納室を設
けた弾性体よりなる収納部材で挾み込み、さらにこの収
納部材を一端部が開口した角形のケース内に挿入すると
ともに、このケースの開口端部に角形のキャップを被せ
て封口することによりアルミ電解コンデンサを構成して
いるため、その生産性は非常に優れたものとなり、かつ
コスト的にも安価に得ることができるものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。図1〜図5において、1はアルミ電解コ
ンデンサ素子で、このアルミ電解コンデンサ素子1は、
図5に示すように、四角形状をなす複数枚の板状の陽極
箔2と、千鳥状に折り曲げて形成した陰極箔3と、千鳥
状に折り曲げて形成した電解紙4とを備え、そして前記
陰極箔3に電解紙4を挿入し、かつ電解紙4に複数枚の
板状の陽極箔2を挿入するという具合にそれぞれを組み
合わせることにより平板状に構成している。また前記複
数枚の板状の陽極箔2にはそれぞれ縁部に陽極引き出し
リードを接続する耳部2a,2b,2cを設けており、
かつこれらの耳部2a,2b,2cは複数枚の板状の陽
極箔2を積み重ねたとき、重なることがないようにその
位置をずらして設けている。
【0010】また前記千鳥状に折り曲げて形成した陰極
箔3は、板状の陽極箔2を電解紙4を介して挾むように
陽極箔2の枚数の2倍の枚数に折り曲げ、かつ前記複数
枚の陽極箔2の両面を電解紙4を介して陰極箔3が覆う
ように構成しており、さらにこの陰極箔3には陰極引き
出しリード5を備えている。
【0011】そしてまた前記千鳥状に折り曲げて形成し
た電解紙4は、陰極箔2の折り曲げ枚数にプラス2枚、
すなわち4a,4bを2枚多く折り曲げているもので、
このような構成とすることにより、陰極箔3と電解紙4
を組み合わせた場合、陰極箔3が電解紙4よりはみ出さ
ないように常に同じ位置に合わせやすくなるものであ
る。なお、前記4a,4bの長さは任意の長さでよい。
【0012】そしてこれらの陰極箔3,電解紙、複数枚
の板状の陽極箔2を交互に重ね合わせることにより、図
4に示すような平板状のアルミ電解コンデンサ素子1を
構成している。このとき、前記複数枚の板状の陽極箔2
の縁部にそれぞれ設けた耳部2a,2b,2cに陽極引
き出しリード6をかしめ接続により取り付けるようにし
ている。
【0013】またこのように平板状に構成したアルミ電
解コンデンサ素子1は、図1(c)に示すように袋状の
シート7内に入れ、そしてこの袋状のシート7を、図1
(b)に示す前記アルミ電解コンデンサ素子1が収納さ
れる収納室8を設けたゴムなどの弾性体よりなる収納部
材9で挾み込むもので、この場合、図1(e)に示す安
全弁10を収納部材9に設けた溝9aに載せ、かつ陽極
引き出しリード6と陰極引き出しリード5がそれぞれ溝
9b,9cに載るように挾み込む。次にこのようにして
構成した収納部材9を図1(a)に示す一端部が開口し
た角形のケース11内に挿入し、そして図1(d)に示
す板12を、陽極引き出しリード6と陰極引き出しリー
ド5が板12の孔13,14を貫通するように角形のケ
ース11の一端開口部側に当て、さらに前記陽極引き出
しリード6と陰極引き出しリード5に図1(f),
(g)に示すゴムパッキン15,16を挿入して図2
(a)に示すような状態にし、その後、図2(b)に示
す角形のキャップ17を前記ケース11の開口端部に被
せて封口を行うことにより、図3に示すような平板状の
アルミ電解コンデンサを構成したものである。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明のアルミ電解コンデ
ンサは、四角形状をなす複数枚の板状の陽極箔と千鳥状
に折り曲げて形成した陰極箔と千鳥状に折り曲げて形成
した電解紙とを組み合わせて平板状のアルミ電解コンデ
ンサ素子を構成しているため、陽極箔のエッチング処理
を強力に進めたとしても、巻回するもののように陽極箔
に亀裂が生ずることはなく、また陰極箔および電解紙は
千鳥状に折り曲げて構成しているため、電解紙および板
状の陽極箔の挿入もスムーズに行わせることができ、し
かも前記アルミ電解コンデンサ素子は、袋状のシート内
に入れ、かつこの袋状のシートを、前記アルミ電解コン
デンサ素子が収納される収納室を設けた弾性体よりなる
収納部材で挾み込み、さらにこの収納部材を一端部が開
口した角形のケース内に挿入するとともに、このケース
の開口端部に角形のキャップを被せて封口することによ
りアルミ電解コンデンサを構成しているため、その生産
性は非常に優れたものとなり、かつコスト的にも安価に
得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例を示すアルミ電解コン
デンサにおけるケースの斜視図(b)同アルミ電解コン
デンサにおける収納部材の斜視図(c)同アルミ電解コ
ンデンサにおける素子を袋状のシートに入れた状態を示
す斜視図(d)同アルミ電解コンデンサにおける板の斜
視図(e)同アルミ電解コンデンサにおける安全弁の斜
視図(f)同アルミ電解コンデンサにおけるゴムパッキ
ンの側面図(g)同アルミ電解コンデンサにおけるゴム
パッキンの側面図
【図2】(a)同アルミ電解コンデンサにおけるケース
の斜視図(b)同アルミ電解コンデンサにおける角形の
キャップを示す斜視図
【図3】同アルミ電解コンデンサの完成状態を示す斜視
【図4】同アルミ電解コンデンサの素子を示す斜視図
【図5】同アルミ電解コンデンサにおける素子の分解斜
視図
【符号の説明】
1 アルミ電解コンデンサ素子 2 陽極箔 2a,2b,2c 耳部 3 陰極箔 4 電解紙 7 袋状のシート 8 収納室 9 収納部材 11 ケース 17 キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新越 正雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−83018(JP,A) 特開 昭61−144011(JP,A) 実開 昭55−149940(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 9/00 - 9/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四角形状をなす複数枚の板状の陽極箔と千
    鳥状に折り曲げて形成した陰極箔と千鳥状に折り曲げて
    形成した電解紙とを組み合わせて平板状のアルミ電解コ
    ンデンサ素子を構成し、このアルミ電解コンデンサ素子
    を袋状のシート内に入れ、かつこの袋状のシートを、前
    記アルミ電解コンデンサ素子が収納される収納室を設け
    た弾性体よりなる収納部材で挾み込み、さらにこの収納
    部材を一端部が開口した角形のケース内に挿入するとと
    もに、このケースの開口端部に角形のキャップを被せて
    封口したことを特徴とするアルミ電解コンデンサ。
  2. 【請求項2】複数枚の板状の陽極箔はそれぞれ縁部に引
    き出しリードを接続する耳部を有し、かつこれらの耳部
    は複数枚の板状の陽極箔を積み重ねたとき、その位置が
    ずれるように構成した請求項1記載のアルミ電解コンデ
    ンサ。
  3. 【請求項3】千鳥状に折り曲げて形成した陰極箔は、複
    数枚の板状の陽極箔を電解紙を介して挟むように陽極箔
    の枚数の2倍の枚数に折り曲げ、前記複数枚の陽極箔の
    両面を電解紙を介して陰極箔が覆うように構成した請求
    項1記載のアルミ電解コンデンサ。
  4. 【請求項4】千鳥状に折り曲げて形成した電解紙は、陰
    極箔の折り曲げ枚数にプラス2枚多く折り曲げて構成し
    た請求項1記載のアルミ電解コンデンサ。
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JP2004304010A (ja) 2003-03-31 2004-10-28 Rubycon Corp 扁平形アルミニウム電解コンデンサ及びその製造方法
WO2013062484A1 (en) * 2011-10-25 2013-05-02 Xenon Technologies Pte Ltd Electrolytic capacitor
CN115148503A (zh) * 2022-07-29 2022-10-04 湖南艾华集团股份有限公司 芯包、铝电解电容器及其封装方法

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