JPS6023971Y2 - アルミニウム電解コンデンサ - Google Patents

アルミニウム電解コンデンサ

Info

Publication number
JPS6023971Y2
JPS6023971Y2 JP12564379U JP12564379U JPS6023971Y2 JP S6023971 Y2 JPS6023971 Y2 JP S6023971Y2 JP 12564379 U JP12564379 U JP 12564379U JP 12564379 U JP12564379 U JP 12564379U JP S6023971 Y2 JPS6023971 Y2 JP S6023971Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolytic capacitor
hydrogen gas
case
aluminum electrolytic
sealing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12564379U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5643153U (ja
Inventor
彰 吉田
英男 木村
Original Assignee
日本ケミコン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本ケミコン株式会社 filed Critical 日本ケミコン株式会社
Priority to JP12564379U priority Critical patent/JPS6023971Y2/ja
Publication of JPS5643153U publication Critical patent/JPS5643153U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6023971Y2 publication Critical patent/JPS6023971Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は2、表面に合成樹脂フィルムを付着させたアル
ミニウム箔か、らなる可撓性を持つ袋状の平板型ケース
に偏平形のアルミニウム電解コンデンサ素子を封入して
なるアルミニウム電解コンデンサに関する。
一般に、平板型のアルミニウム電解コンデンサは、カメ
ラのフラッシュライト発光用等の特殊な用途に使用され
るもので、カメラ内部への収納を可能にし、占有体積を
極力減少させるために平板型とされ、そのケースには、
可撓性を有するアルミニウム、合成樹脂等のフィルムが
使用されている。
従来、この種のコンデンサには、アルミニウム電解コン
デンサ素子を合成樹脂フィルムのケースで密封し、ケー
スの一端から電極端子を導出した構造のものが提案され
ている。
しかし、アルミニウム電解コンデンサ素子には使用上水
素ガスが発生し、この水素ガスはケース内に蓄積され、
充満するので、合成樹脂フィルムでケースを形成した場
合、ケースが水素ガスの充満により膨張し、体積の増大
とともに、破壊の危険を伴う。
そこで、ケース内の水素ガスを排出する方法として、ア
ルミニウム電解コンデンサ素子の被覆の一部を水素ガス
を透過するフィルムで構成する方法が提案されている。
このように被覆の一部を水素ガスが透過するフィルムで
構成すると、水素ガス透過性を高めることができる反面
、実際上水蒸気の通流も増大する原因になること、アル
ミニウムケース等で密封のみを目的として構成されたケ
ースに比較して機械的強度が劣ること、高価になること
等の欠点がある。
また、この種のコンデンサでは、合成樹脂フィルム或い
は合成樹脂のラミネート張りのアルミニウムフィルムで
形成されたケースの接合部の一端から電極端子が導出さ
れているため、電極端子に半田付けする場合、その熱作
用によって合成樹脂フィルムのケースでは熱変形が生じ
たり、ラミネート張りのケースではそのラミネートが熱
劣化して剥離したりして、ケースの密封度が損なわれる
おそれもあり、熱的強度が低いなどの欠点があった。
そこで、本考案は、機械的強度とともに熱的強度も十分
に高く取り、水素ガスの排出を良好にしたアルミニウム
電解コンデンサを提供しようとするものである。
すなわち、本考案は、表面に合成樹脂フィルムを付着さ
せたアルミニウム箔からなる可撓性を有する平板状のケ
ースに、平板状に形成されたアルミニウム電解コンデン
サ素子を封入してなるアルミニウム電解コンデンサにお
いて、前記ケースの開口部を封口するとともに、前記ア
ルミニウム電解コンデンサ素子から引き出された電極端
子を貫通させて前記ケース外に引き出す封口部材の全部
または一部をシリコンゴムを用いて形成したものである
以下、本考案を図面に示した実施例に基づき詳細に説明
する。
第1図は、本考案のアルミニウム電解コンデンサの実施
例を示している。
第1図において、平板型のケース2は2枚の可撓性を有
する長方形のフィルム4A、4Bを接合したものであり
、袋状をなしている。
フィルム4A、4Bには、本実施例の場合、両面にポリ
エチレンフィルム等の合成樹脂フィルムを付着させて得
られたラミネート張りアルミニウム箔が使用されている
これら長方形状のフィルム4A、4Bの3辺の縁部が一
定の幅で強固に熱溶着等で接合され、可撓性を有する平
板型のケース2が形成されている。
このケース2の開口部には封口部材6が挿入され、封口
部材6でケース2が密封されるとともに、ケース2内か
ら電極端子即ち陰極端子8及び陰極端子10が導出され
ている。
即ち、封口部材6は陰極端子8及び陰極端子10をケー
ス2から外方に引き出すとともに、ケース2内に発生す
る水素ガスを排出腰水蒸気等の通流を遮断するために設
けられている。
本実施例の場合、封口部材6は水素ガスの透過効果が良
好で水蒸気の通流を遮断する効果を有するシリコンゴム
を用いて形成されている。
なお、封口部材6とケース2の開口内縁部との接合は、
ケース2の接合部と同様に強固に保持されており、水蒸
気等の通流が阻止されている。
そして、前記封口部材6を介してケース2より導出され
た電極端子として陽極端子8及び陰極端子10の先端部
には、それぞれの端子8,10がアルミニウム材料であ
ることから半田付けを可能にするため、半田付は可能な
銅板、錫メッキを施した鉄板等から形成された接続用端
子8A、10Aが加締めによって圧着されている。
従って、回路構成上前記接続用端子8A、IOAを半田
付けにより、外部回路に電気的に接続することができる
また、前記ケース2の内部には、第2図に示すアルミニ
ウム電解コンデンサ素子12が封入されている。
アルミニウム電解コンデンサ素子12は第3図に示すよ
うに、表面に化成酸化皮膜による誘電体が形成された陽
極用アルミニウム箔14と、陰極用アルミニウム箔16
とを2枚の隔離体18.20を介在させて平板状に巻回
猛威した後、電解液を含浸させて構成したものである。
このアルミニウム電解コンデンサ素子12において、各
陽極用アルミニウム箔14及び陰極用アルミニウム箔1
6にはそれぞれ接続用のタブ即ち前記陰極端子8及び陰
極端子10が導出されている。
そして、各陽極端子8及び陰極端子10は、所定間隔を
おいて前記封口部材6を貫通させ、ケース2の外部に導
出されている。
以上のように構成したので、ケース2内に充満するアル
ミニウム電解コンデンサ素子12から発生する水素ガス
は封口部材6からケース2の外部に排出され、ケース2
が膨張して体積が増大及び破壊する危険は未然に防止さ
れる。
特に、ケース2は密封度を高度に維持する目的で構成で
き、水素ガスの排出は封口部材6でのみ達成でき、しか
も封口部材6は水蒸気の通流を遮断する密封度を向上さ
せるために必要な厚みを十分に取ることができるので、
水素ガスの排出効果の向上を図りつつ、コンデンサ全体
の機械的強度を高めることができる。
また、陽極端子8及び陰極端子10は前記のように一定
の厚みのある封口部材6を介してケース2より導出され
ているので、接続用端子8A、10Aに半田付けする場
合に作用する熱は封口部材6で遮断され、ケース2の内
部及びケース2には熱的影響を与えないものである。
このように封口部材6による熱的強度が増大する結果、
合成樹脂のラミネートケースの一部から電極端子を導出
して構成した従来のものに生ずるおそれがあった半田付
けの熱作用による熱変形特に密封度を損なうような熱的
劣化のおそれは解消され、熱的強度に対して信頼性の高
いコンデンサが提供できる。
本実施例の場合、封口部材6にはシリコンゴムが使用さ
れているので、水素ガス排出効果とともに水蒸気の遮断
効果が得られ、しかも前記熱的強度の点で有利となって
いる。
第4図ないし第6図は、この考案の他の実施例を示して
いる。
第4図に示す実施例は、封口部材6Aの一部に水素ガス
のみを透過する矩形の水素ガス排出口24を設けたもの
である。
即ち、封口部材6Aの本体22には、水素ガス透過性を
有しない材料例えば合成ゴムが使用され、その本体22
の中央部に前記水素ガス排出口24が穿設され、この水
素ガス排出口24に、水素ガスのみを透過させるシリコ
ンゴム26が充填されている。
このような構成によれば、水素ガス透過部材にシリコン
ゴムを使用する場合、高価なシリコンゴムの使用量が減
少し、前記実施例の場合に比較し、安価に提供できる。
また、第5図に示す実施例は、封口部材6Bの陽極端子
8及び陰極端子10の貫通する部位に矩形の水素ガス排
出口24A、24Bを設けたものである。
即ち、封口部材6Bの本体28には前記封口部材6Aと
同様に水素ガス透過性を有しない材料例えば合成ゴムを
使用し、陽極端子8及び陰極端子10が貫通される本体
28の部位に、水素ガス排出口24A、24Bを設け、
この水素ガス排出口24A、24Bに、陽極端子8及び
陰極端子10とともに水素ガスのみを透過させるシリコ
ンゴム26が充填されている。
第6図は、水素ガス排出口24Bに於ける封口部材6B
の断面を示しており、シリコンゴム26が水素ガス排出
口24Bの内部全体に充填され、陰極端子10と封口部
材6Bとの密封接合を実現している。
このような構成によれば、陽極端子8及び陰極端子10
の封口部材6Bの貫通口と水素ガス排出口24A、24
Bとが共通にできるので、前記実施例の場合に比較して
組立工数の減少、封口精度の向上等の点で優れている。
なお、各実施例に於いて、水素ガス排出口24.24A
、24Bは矩形に形成しているが、円形、長円形として
も良く同様の効果が得られる。
この場合、角部がないため封口上有利となる。
また、実施例に於いて、接続用端子8A、10Aは陽極
端子8及び陰極端子10の表面に半田付は可能な金属材
料を鍍金によって形成しても良く、同様の接続効果が得
られる。
さらに、接続用端子8A、IOAは半田付は可能な金属
材料で構成し、この接続用端子8A、IOAと陽極及び
陰極端子8,10とを溶接により固着し、この固着部分
を封口部材6の内部に埋め込んで構成してもよく、この
場合固着部分の保護が図られ、信頼性が高くなる利点が
ある。
以上説明したように本考案によれば、機械的強度ととも
に熱的強度が向上し、しかも水素ガスの排出が良好にな
るので、ケースの膨張による体積の増大及び破壊を未然
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のアルミニウム電解コンデンサの実施例
を示す斜視図、第2図はそのアルミニウム電解コンデン
サの構造を示す斜視図、第3図はアルミニウム電解コン
デンサ素子の構成を示す説明図、第4図及び第5図は封
口部材の他の実施例を示す斜視図、第6図は第5図のV
I−VI線に沿う断面図である。 2・・・・・・ケース、6,6A、6B・・・・・・封
口部材、8・・・・・・陽極端子、10・・・・・・陰
極端子、12・・・・・・アルミニウム電解コンデンサ
素子、24.24A。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)表面に合成樹脂フィルムを付着させたアルミニウ
    ム箔からなる可撓性を有する平板状のケース2に、平板
    状に形成されたアルミニウム電解コンデンサ素子12を
    封入してなるアルミニウム電解コンデンサにおいて、前
    記ケース2の開口部を封口するとともに、前記アルミニ
    ウム電解コンデンサ素子2から引き出された電極端子8
    .10を貫通させて前記ケース2外に引き出す封口部材
    6.6A、6Bの全部または一部をシリコンゴム26を
    用いて形成したことを特徴とするアルミニウム電解コン
    デンサ。
  2. (2)前記封口部材6,6A、6Bに水素ガスを排出す
    る水素ガス排出口24,24A、24Bを設け、この水
    素ガス排出口24,24A、24Bにシリコンゴム26
    を設置したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載するアルミニウム電解コンデンサ。
  3. (3)前記水素ガス排出口24,24A、24Bは封口
    部材6.6A、6Bの電極端子8,10が貫通する部位
    に設け、その水素ガス排出口24.24A、24Bに前
    記電極端子8,10を貫通させるとともに、シリコンゴ
    ム26を充填させたことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第2項に記載するアルミニウム電解コンデンサ。
JP12564379U 1979-09-11 1979-09-11 アルミニウム電解コンデンサ Expired JPS6023971Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12564379U JPS6023971Y2 (ja) 1979-09-11 1979-09-11 アルミニウム電解コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12564379U JPS6023971Y2 (ja) 1979-09-11 1979-09-11 アルミニウム電解コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5643153U JPS5643153U (ja) 1981-04-20
JPS6023971Y2 true JPS6023971Y2 (ja) 1985-07-17

Family

ID=29357529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12564379U Expired JPS6023971Y2 (ja) 1979-09-11 1979-09-11 アルミニウム電解コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6023971Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013732U (ja) * 1983-07-07 1985-01-30 日本ケミコン株式会社 平板型電解コンデンサ
JPH0223432U (ja) * 1988-07-29 1990-02-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5643153U (ja) 1981-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6515449B1 (en) Battery with lead/nugget protection insert
JPS6114650B2 (ja)
JP7064695B2 (ja) 密閉型電池、組電池、密閉型電池の製造方法および組電池の製造方法
JP6726908B2 (ja) 積層型電池
US6048639A (en) Thin type sealed cell and producing method thereof
JP2007201383A (ja) 蓄電デバイス
JP2008227472A (ja) キャパシタ
KR100501416B1 (ko) 전지 박스
US20230207911A1 (en) Battery module having simple sensing structure
JP4199948B2 (ja) シート状二次電池の電極引出構造
US4520085A (en) Gas-tight primary battery
JPS6023971Y2 (ja) アルミニウム電解コンデンサ
JPH10289698A (ja) 薄型密閉電池
US6455192B1 (en) Battery case
TWI261274B (en) Battery cell for surface packaging
JP7079693B2 (ja) 蓄電モジュール、蓄電装置、及び蓄電モジュールの製造方法
JP2001338850A (ja) 薄型板状コンデンサ
JP2021118073A (ja) 蓄電装置
JP2007165032A (ja) 電池
JP2021532575A (ja) 薄型湿式電解タンタルコンデンサー
JPS6242524Y2 (ja)
CN212257199U (zh) 应用于空气净化器的防潮薄膜电容器
JPS629707Y2 (ja)
KR101549812B1 (ko) 세라믹 기판 및 그를 이용한 표면 실장형 슈퍼 커패시터
JP7056464B2 (ja) 蓄電モジュールの製造方法及び蓄電モジュール