JPH05166673A - 面実装型箔巻電子部品およびその製造方法 - Google Patents

面実装型箔巻電子部品およびその製造方法

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JPH05166673A
JPH05166673A JP3327891A JP32789191A JPH05166673A JP H05166673 A JPH05166673 A JP H05166673A JP 3327891 A JP3327891 A JP 3327891A JP 32789191 A JP32789191 A JP 32789191A JP H05166673 A JPH05166673 A JP H05166673A
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JP
Japan
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strip
laminated
tape
lead wire
conductive foil
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JP3327891A
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English (en)
Inventor
Akira Nakao
明 中尾
Takeshi Ikeda
毅 池田
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数本のリード線を有する電子部品、例えば
ノイズフィルターを製造する際に、予め絶縁シート上に
設けられた帯状導電体にリード線を接続することによ
り、簡単に面実装型電子部品を得ることを目的とする。 【構成】 表面に3本の帯状導電体4,5,6が平行に
設けられ、かつその一側縁部に溝部8が形成された絶縁
シートの中央部に、絶縁テープの表面に導電箔が積層さ
れてなる積層テープ11,12を2枚重ねて巻き付ける
際に、各積層テープの一端部の導電箔を所定の帯状導電
体4,5に接続するとともに、一方の積層テープ12の
端部を巻き込むとともに、他方の積層テープ11の端部
を溝部両側の帯状導電体6間に亘って接続されたリード
線13に接続し、次に残りの帯状導電体の端部にそれぞ
れリード線を接続し、次に樹脂被膜した後、突出された
各リード線を部品本体部の一方の表面側に折り曲げるよ
うにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面実装型箔巻電子部品
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品を製造する場合、まずリ
ード線となる電線を導電体箔に溶接しながら巻き取るよ
うにしているため、図29に示すように、その仕上がり
形状が円形になるとともに、そのリード線101は円周
上に配置されたものとなる。そして、その後、この円形
に構成されたものを、押し潰して扁平状にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の製
造方法によると、一旦円形に仕上げたものを、後で扁平
状に押し潰すため、リード線101のピッチが不揃いに
なるという欠点があり、またこのような製造方法では、
面実装型の電子部品を製造することができないという問
題もあった。
【0004】そこで、本発明は、リード線の取付ピッチ
が一定であるとともに面実装が可能な面実装型箔巻電子
部品およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の手段は、表面に第1〜第3帯状導電
体が互いに平行に形成された所定長さの絶縁シートの一
側縁部に設けられた第3帯状導電体側に、この第3帯状
導電体を2分割するように溝部を形成し、次に上記第2
帯状導電体に、絶縁テープの表面に導電箔が積層されて
なる第2積層テープの導電箔を接続し、次に上記第1帯
状導電体に、絶縁テープの表面に導電箔が積層されてな
る第1積層テープの導電箔を接続し、次にこれら両積層
テープを溝部内を通過するように絶縁シートの周囲を複
数回巻き付けた後、第2積層テープを切断し、次にさら
に第1積層テープを所定回数巻き付け、次に両側の第3
帯状導電体間に亘ってかつ両端部が外方に突出するよう
にリード線を両第3帯状導電体に接続し、次に第1積層
テープの導電箔を上記リード線に接続し、次に第1およ
び第2帯状導電体の端部にそれぞれリード線を接続し、
次に積層テープが巻き付けられてなる部品本体部を樹脂
被膜し、次に部品本体部の両側部から突出された各リー
ド線を部品本体部の一方の表面側に折り曲げる面実装型
箔巻電子部品の製造方法である。
【0006】また、本発明の第2の手段は、胴部とこの
胴部から突設された左右一対の脚部とからなる平面視コ
の字状の絶縁シートの上記胴部の表面に第1および第2
帯状導電体を形成するとともに、両脚部の表面に上記各
帯状導電体と平行に第3帯状導電体を形成し、絶縁シー
トの表面に導電箔がそれぞれ設けられてなる第1および
第2積層テープを重ねて、両脚部間位置で絶縁シートに
複数回巻き付け、第2積層テープの導電箔の一端部を第
2帯状導電体に接続するとともに他端部を第1積層テー
プにより挟持させ、第1積層テープの導電箔の一端部を
第1帯状導電体に接続するとともに導電箔の他端部を両
脚部間に亘って設けられたリード線に接続し、上記第1
および第2帯状導電体の端部にリード線をそれぞれ接続
して部品本体部を構成し、この部品本体部に樹脂被膜を
施し、この部品本体部から突出された各リード線を部品
本体部の一方の表面側に折り曲げて構成した面実装型箔
巻電子部品である。
【0007】また、本発明の第3の手段は、表面に第1
〜第4帯状導電体が互いに平行に形成された所定長さの
絶縁シートの両側縁部の第3および第4帯状導電体側
に、この第3および第4帯状導電体を2分割するように
溝部をそれぞれ形成し、次に上記第2帯状導電体に、絶
縁テープの表面に導電箔が積層されてなる第2積層テー
プの導電箔を接続し、次に上記第1帯状導電体に、絶縁
テープの表面に導電箔が積層されてなる第1積層テープ
の導電箔を接続し、次にこれら両積層テープを上記両側
縁部の溝部内を通過するように絶縁シートの周囲を複数
回巻き付けた後、上記分離された左右の第3帯状導電体
間に亘ってかつ両端部が外方に突出するように第3リー
ド線を両第3帯状導電体に接続するとともに、上記分離
された両側の第4帯状導電体間に亘ってかつ両端部が外
方に突出するように第4リード線を両第4帯状導電体に
接続し、次に第1積層テープの導電箔を上記第3または
第4リード線に接続した後切断するとともに、第2積層
テープの導電箔を上記第4または第3リード線に接続し
た後切断し、次に第1および第2帯状導電体の端部に第
1および第2リード線をそれぞれ接続し、次に積層テー
プが巻き付けられた部品本体部を樹脂被膜し、次に部品
本体部の両側部から突出された各リード線を部品本体部
の一方の表面側に折り曲げる面実装型箔巻電子部品の製
造方法である。
【0008】また、本発明の第4の手段は、胴部とこの
胴部の両側部からそれぞれ突設された左右一対の脚部と
からなる平面視H字状の絶縁シートの上記胴部の表面に
第1および第2帯状導電体を互いに平行に形成するとと
もに、両側部から突設された各脚部の表面に上記各帯状
導電体と平行に第3および第4帯状導電体を形成し、絶
縁テープの表面に導電箔がそれぞれ設けられた第1およ
び第2積層テープを重ねて、左右の脚部間位置で絶縁シ
ートに複数回巻き付け、第1積層テープの導電箔の一端
部を第1帯状導電体に接続するとともに、第2積層テー
プの導電箔の一端部を第2帯状導電体に接続し、上記第
1積層テープの導電箔の他端部を、一側縁部に突設され
た左右の脚部間に亘って設けられた第3リード線に接続
するとともに、他側縁部に突設された左右の脚部間に亘
って設けられた第4リード線に接続し、上記第1および
第2帯状導電体の端部に第1および第2リード線をそれ
ぞれ接続して部品本体部を構成し、この部品本体部に樹
脂被膜を施し、この部品本体部から突出された各リード
線を部品本体部の一方の表面側に折り曲げて構成した面
実装型箔巻電子部品である。
【0009】
【作用】上記の構成によると、複数本の帯状導電体が互
いに平行に形成された絶縁シートの周囲に、絶縁テープ
の表面に導電箔が形成された積層テープを巻き付けると
ともに、その端部を上記帯状導電体に接続し、さらに上
記帯状導電体にリード線を接続するようにして箔巻電子
部品を得るようにしているので、自動的に面実装型の電
子部品が得られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1〜図24
に基づき説明する。ここで、本第1の実施例における電
子部品の製造に使用される積層テープを説明すると、図
1に示すように、絶縁テープ(例えば、ポリエチレンテ
レフタートなどで構成されたもの)1の表面に導電箔
(アルミニュウム箔または銅箔)2を貼り付けたもので
ある。
【0011】次に、面実装型電子部品であるノイズフィ
ルターの製造方法を図面に基づき説明する。まず、図2
に示すように、細長い板状の絶縁シート3の表面に3本
の第1〜第3帯状導電体4,5,6を、長手方向に沿っ
て互いに平行に貼り付けてコア材料7を形成する。
【0012】次に、このコア材料7を、電子部品である
ノイズフィルターの最終形状の見合った寸法に、プレス
などを使用して、図3に示すような、平面視コの字状
(胴部の一側縁部の両端から左右一対の脚部が突設され
た形状)のコア部材9に成形する。すなわち、コア材料
7を所定長さに切断するとともに、一側縁部の帯状導電
体、例えば第3帯状導電体6側の中間部に、この第3帯
状導電体6を2分割するように溝部8が形成される。
【0013】次に、このコア部材9の第2帯状導電体5
に、積層テープをその導電箔側を上側にしてしかもその
導電箔を溶着し、互いに電気的に接続する。すなわち、
図4に示すように、リール21に巻き取られた第2積層
テープ12の端部をチャック22により保持するととも
にその端部をコア部材9の上方まで引き出した後、図5
に示すように、溶着すべき箇所の下方にセラミックなど
よりなる絶縁体23を配置するとともに、第2積層テー
プ12の上方に加熱用温圧接極棒24を配置し、そして
この温圧接極棒24を溶接電源25により加熱して、そ
の下方の第2積層テープ12に押圧する。すると、絶縁
テープ1だけが溶解して局部破壊する。そして、図6に
示すように、この部分を溶接電極棒26により、導電箔
2を第2帯状導電体5に溶着した後、図7に示すよう
に、そのチャック22側をカッター27により切断す
る。
【0014】次に、上記と同様の方法により、別の積層
テープを第1帯状導電体4に溶着する。すなわち、図8
に示すように、リール31に巻き取られた第1積層テー
プ11の端部をチャック22により保持するとともにそ
の端部をコア部材9の上方まで引き出した後、図9に示
すように、溶着すべき箇所の下方にセラミックなどより
なる絶縁体23を配置するとともに、第1積層テープ1
1の上方に加熱用温圧接極棒24を配置し、そしてこの
温圧接極棒24を溶接電源25により加熱して、その下
方の第1積層テープ12に押圧する。すると、絶縁テー
プ1だけが溶解して局部破壊する。そして、図10に示
すように、この部分を溶接電極棒26により、導電箔2
を第1帯状導電体4に溶着した後、図11に示すよう
に、そのチャック22側をカッター27により切断す
る。
【0015】次に、図12に示すように、2本の積層テ
ープ11,12が溶着されたコア部材9を所定回数だけ
回転させて、2本の積層テープ11,12をコア部材9
の溝部8に対応する箇所に巻き付けた後、第2積層テー
プ12をカッター32で切断する。
【0016】次に、再度、コア部材9を回転させて、第
1積層テープ11をさらにコア部材9に巻き付ける。こ
の時、第2積層テープ12の端部は、第1積層テープ1
1の内部に巻き込まれた状態となる。
【0017】そして、所定回転数だけ回転されると、図
13および図14に示すように、リード線13を、溝部
8の両側に分離された左右の第3帯状導電体6間に亘っ
てかつその両端部がコア部材9から外方に突出するよう
に、溶接電極棒26により溶着する。
【0018】次に、この溶着されたリード線13に、上
記と同様の方法により、すなわち図15に示すように、
第1積層テープ11の絶縁シート1を局部破壊した後、
図16に示すように、その導電箔2をリード線13に溶
着し、そして図17に示すように、カッター27により
第1積層テープ11を切断する。
【0019】次に、図18に示すように、リール33に
巻き取られたシールテープ16の端部をチャック22に
より保持するとともにその端部をコア部材9の上方まで
引き出した後、温圧接極棒24により加熱してシールテ
ープ16を第1積層テープ11上に溶着し、そしてその
端部をカッター27により切断する。
【0020】次に、図19に示すように、コア部材9を
所定回数だけ回転させてシールテープ16を巻き付けた
後、再度、温圧接極棒24により、シールテープ16を
溶着し、そしてカッター27によりシールテープ16を
切断する。
【0021】現時点でのコア部材9を図示すると、図2
0および図21に示すような状態となっている。次に、
図22に示すように、第1および第2帯状導電体4,5
の両端部にそれぞれリード線14,15を接続して部品
本体部Aを形成し、その後、図23に示すように、部品
本体部Aに樹脂被膜Bを施し、そして図24に示すよう
に、突出した各リード線13,14,15を、部品本体
部Aの一方の表面側に折り曲げれば、面実装型ノイズフ
ィルターCが得られる。
【0022】ところで、このノイズフィルターCは、コ
ンデンサーとコイルとの両方の機能を有している。2枚
のアルミニュウム箔をフィルムを間に挿入して重ねる
と、コンデンサーが構成される。
【0023】その単位長さにおける容量CO は下記式
により表される。 Co =ε0 ×εS ×a/t・・・ 上記式中,ε0 :真空中の誘電率(8.855×10
-12 ) εS :フィルムの比誘電率(PETの場合3.1) a :アルミニュウム箔の幅(m) t :フィルムの厚さ(m) 例えば、4回巻タイプの場合、a=3mm,t=25μ
m,εS =3.1であり、またアルミニュウム箔の長さ
は約6mmであるので、全体のCは下記のようになる。
【0024】 C=8.86×10-12 ×3.13×3×10-3×0.006 /2.5 ×10-5 =1.98×10-9F また、帯状のアルミニュウム箔を膜と、電線を巻いた時
と同様に、コイルとなり下記式で示されるようなイン
ダクタンス(L)が発生する。
【0025】 L≒μO ×N×h/[2a×(1+h)]・・・ 上記式中,μO :真空の透磁率 N :巻き数 a :アルミニュウム箔の幅 H :巻き上がり品の長さ h :巻き上がり品の厚さ すなわち、アルミニュウム箔2枚をフィルムを挟んで巻
くと、2枚のアルミニュウム箔間ではコンデンサーが形
成され、また1枚のアルミニュウム箔(両端)にはコイ
ルが形成されることになる。
【0026】したがって、2番目のリード線15と1番
目のリード線14または2番目のリード線15と3番目
のリード線13とを使用することにより、コンデンサー
の機能が得られ、また1番目のリード線14と3番目の
リード線13とを使用することにより、コイルの機能が
得られることになる。
【0027】このように、あらかじめ絶縁シートの表面
に、3本の帯状導電体が形成されているため、後でリー
ド線を接続した場合でも、その接続位置、すなわちリー
ド線の引き出し位置が常に正確な位置にすることができ
る。
【0028】なお、上記第1の実施例においては、絶縁
シート上に配置される各帯状導電体を、第1帯状導電
体、第2帯状導電体、第3帯状導電体の順番に配置した
が、例えば第1帯状導電体と第2帯状導電体との配置場
所を入れ替えるようにしてもよい。
【0029】次に、本発明の第2の実施例を図25〜図
28に基づいて説明する。上記第1の実施例において
は、絶縁シートの表面に3本の帯状導電体を形成してコ
ンデンサーとコイルとの機能を有せしめたが、本第2の
実施例においては、絶縁シートの表面に4本の帯状導電
体を形成してコンデンサーと2個のコイルの機能を有せ
しめ、例えば電源用フィルターとしても使用できるよう
にしたものである。
【0030】以下、本実施例に係る電子部品の製造方法
について説明するが、その製造方法については、殆ど上
述した第1の実施例と同様であるため、その説明を簡単
にする。
【0031】すなわち、図25に示すように、表面に第
1〜第4帯状導電体51,52,53,54が互いに平
行に形成された所定長さの絶縁シート41の両側縁部の
第3および第4帯状導電体53,54側に、この第3お
よび第4帯状導電体53,54を2分割するように溝部
42,43をそれぞれ形成する。次に、第2帯状導電体
52に、絶縁テープの表面に導電箔が積層されてなる第
2積層テープ(第1の実施例と同じもの)62の導電箔
を接続し、次に第1帯状導電体51に、絶縁テープの表
面に導電箔が積層されてなる第1積層テープ(第1の実
施例と同じもの)61の導電箔を接続する。
【0032】次に、図26に示すように、これら両積層
テープ61,62を両側縁部の溝部42,43内を通過
するように絶縁シート41の周囲を複数回巻き付けた
後、上記分離された左右の第3帯状導電体53間に亘っ
てかつ両端部が外方に突出するように第3リード線58
を両第3帯状導電体53に接続するとともに、上記分離
された左右の第4帯状導電体54間に亘ってかつ両端部
が外方に突出するように第4リード線59を両第4帯状
導電体54に接続する。次に、第1積層テープ61の導
電箔を第3リード線58に接続するとともに、第2積層
テープ62の導電箔を第4リード線59に接続する。
【0033】次に、第1および第2帯状導電体51,5
2の端部に第1および第2リード線56,57をそれぞ
れ接続し、そしてシールテープ66を巻き付けた後、図
27に示すように、積層テープ61,62が巻き付けら
れた部品本体部Dに樹脂被膜Eを施す。
【0034】次に、図28に示すように、部品本体部の
両側部から突出された各リード線56,57,58,5
9を部品本体部の一方の表面側に折り曲げて、電子部品
Fを得るようにしたものである。
【0035】したがって、第1リード線または第3リー
ド線のいずれかと第2リード線と第4リード線のいずれ
かとを使用することにより、コンデンサーの機能が得ら
れ、また第1リード線と第3リード線、および第2リー
ド線と第4リード線とを使用することにより、それぞれ
コイルの機能が得られることになる。
【0036】なお、上記第2の実施例においては、第1
帯状導電体に接続された第1積層テープ61を第3リー
ド線58に接続するとともに、第2帯状導電体に接続さ
れた第2積層テープ62を第4リード線59に接続した
が、逆に、第1帯状導電体に接続された第1積層テープ
61を第4リード線59に接続するとともに、第2帯状
導電体に接続された第2積層テープ62を第3リード線
58に接続した場合でも、同一の機能を有する電子部品
が得られる。
【0037】また、上記各実施例における電子部品の、
一端部側の各リード線を折り曲げずに、真っすぐにした
状態で、実装基板のスルーホールに差し込むようにし
て、使用することもできる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明の製造方法による
と、複数本の帯状導電体が互いに平行に形成された絶縁
シートの周囲に、絶縁テープの表面に導電箔が形成され
た積層テープを巻き付けるとともに、その端部を上記帯
状導電体に接続し、さらに上記帯状導電体にリード線を
接続するようにして箔巻電子部品を得るようにしている
ので、自動的に面実装型の電子部品が得られ、しかも従
来のように、一旦、円形に形成した後押し潰す必要が無
いので、完成部品におけるリード線のピッチを常に一定
にし得る。
【0039】また、本発明の電子部品の構成によると、
箔巻式により容易に面実装型の電子部品を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における電子部品の製造
に使用される積層テープの斜視図である。
【図2】同第1の実施例の電子部品の製造工程における
コア材料の斜視図である。
【図3】同第1の実施例の電子部品の製造工程を説明す
る斜視図である。
【図4】同第1の実施例の電子部品の製造工程を説明す
る側面図である。
【図5】同第1の実施例の電子部品の製造工程を説明す
る側面図である。
【図6】同第1の実施例の電子部品の製造工程を説明す
る側面図である。
【図7】同第1の実施例の電子部品の製造工程を説明す
る側面図である。
【図8】同第1の実施例の電子部品の製造工程を説明す
る側面図である。
【図9】同第1の実施例の電子部品の製造工程を説明す
る側面図である。
【図10】同第1の実施例の電子部品の製造工程を説明
する側面図である。
【図11】同第1の実施例の電子部品の製造工程を説明
する側面図である。
【図12】同第1の実施例の電子部品の製造工程を説明
する斜視図である。
【図13】同第1の実施例の電子部品の製造工程を説明
する斜視図である。
【図14】同第1の実施例の電子部品の製造工程を説明
する斜視図である。
【図15】同第1の実施例の電子部品の製造工程を説明
する側面図である。
【図16】同第1の実施例の電子部品の製造工程を説明
する側面図である。
【図17】同第1の実施例の電子部品の製造工程を説明
する側面図である。
【図18】同第1の実施例の電子部品の製造工程を説明
する側面図である。
【図19】同第1の実施例の電子部品の製造工程を説明
する側面図である。
【図20】同第1の実施例の電子部品の製造工程途中に
おける部品の斜視図である。
【図21】同第1の実施例の電子部品の製造工程途中に
おける部品の側面図である。
【図22】同第1の実施例の電子部品の製造工程途中に
おける部品の斜視図である。
【図23】同第1の実施例の電子部品の完成前における
部品の斜視図である。
【図24】同第1の実施例における完成した電子部品の
側面図である。
【図25】本発明の第2の実施例に係る電子部品の製造
工程途中における部品の斜視図である。
【図26】同第2の実施例に係る電子部品の製造工程途
中における部品の斜視図である。
【図27】同第2の実施例に係る電子部品の製造工程途
中における部品の斜視図である。
【図28】同第2の実施例に係る完成した電子部品の側
面図である。
【図29】従来例における電子部品の斜視図である。
【符号の説明】
A,D 部品本体部 B,E 樹脂被膜 C,F 電子部品 1 絶縁テープ 2 導電箔 3 絶縁シート 4 第1導電体 5 第2導電体 6 第3導電体 8 溝部 9 コア部材 11 第1積層テープ 12 第2積層テープ 13 リード線 14 リード線 15 リード線 41 絶縁シート 42,43 溝部 51 第1帯状絶縁体 52 第2帯状絶縁体 53 第3帯状絶縁体 54 第4帯状絶縁体 56 第1リード線 57 第2リード線 58 第3リード線 59 第4リード線 61 第1積層テープ 62 第2積層テープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に第1〜第3帯状導電体が互いに平行
    に形成された所定長さの絶縁シートの一側縁部に設けら
    れた第3帯状導電体側に、この第3帯状導電体を2分割
    するように溝部を形成し、次に上記第2帯状導電体に、
    絶縁テープの表面に導電箔が積層されてなる第2積層テ
    ープの導電箔を接続し、次に上記第1帯状導電体に、絶
    縁テープの表面に導電箔が積層されてなる第1積層テー
    プの導電箔を接続し、次にこれら両積層テープを溝部内
    を通過するように絶縁シートの周囲を複数回巻き付けた
    後、第2積層テープを切断し、次にさらに第1積層テー
    プを所定回数巻き付け、次に両側の第3帯状導電体間に
    亘ってかつ両端部が外方に突出するようにリード線を両
    第3帯状導電体に接続し、次に第1積層テープの導電箔
    を上記リード線に接続し、次に第1および第2帯状導電
    体の端部にそれぞれリード線を接続し、次に積層テープ
    が巻き付けられてなる部品本体部を樹脂被膜し、次に部
    品本体部の両側部から突出された各リード線を部品本体
    部の一方の表面側に折り曲げることを特徴とする面実装
    型箔巻電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】胴部とこの胴部から突設された左右一対の
    脚部とからなる平面視コの字状の絶縁シートの上記胴部
    の表面に第1および第2帯状導電体を形成するととも
    に、両脚部の表面に上記各帯状導電体と平行に第3帯状
    導電体を形成し、絶縁シートの表面に導電箔がそれぞれ
    設けられてなる第1および第2積層テープを重ねて、両
    脚部間位置で絶縁シートに複数回巻き付け、第2積層テ
    ープの導電箔の一端部を第2帯状導電体に接続するとと
    もに他端部を第1積層テープにより挟持させ、第1積層
    テープの導電箔の一端部を第1帯状導電体に接続すると
    ともに導電箔の他端部を両脚部間に亘って設けられたリ
    ード線に接続し、上記第1および第2帯状導電体の端部
    にリード線をそれぞれ接続して部品本体部を構成し、こ
    の部品本体部に樹脂被膜を施し、この部品本体部から突
    出された各リード線を部品本体部の一方の表面側に折り
    曲げて構成したことを特徴とする面実装型箔巻電子部
    品。
  3. 【請求項3】表面に第1〜第4帯状導電体が互いに平行
    に形成された所定長さの絶縁シートの両側縁部の第3お
    よび第4帯状導電体側に、この第3および第4帯状導電
    体を2分割するように溝部をそれぞれ形成し、次に上記
    第2帯状導電体に、絶縁テープの表面に導電箔が積層さ
    れてなる第2積層テープの導電箔を接続し、次に上記第
    1帯状導電体に、絶縁テープの表面に導電箔が積層され
    てなる第1積層テープの導電箔を接続し、次にこれら両
    積層テープを上記両側縁部の溝部内を通過するように絶
    縁シートの周囲を複数回巻き付けた後、上記分離された
    左右の第3帯状導電体間に亘ってかつ両端部が外方に突
    出するように第3リード線を両第3帯状導電体に接続す
    るとともに、上記分離された両側の第4帯状導電体間に
    亘ってかつ両端部が外方に突出するように第4リード線
    を両第4帯状導電体に接続し、次に第1積層テープの導
    電箔を上記第3または第4リード線に接続した後切断す
    るとともに、第2積層テープの導電箔を上記第4または
    第3リード線に接続した後切断し、次に第1および第2
    帯状導電体の端部に第1および第2リード線をそれぞれ
    接続し、次に積層テープが巻き付けられた部品本体部を
    樹脂被膜し、次に部品本体部の両側部から突出された各
    リード線を部品本体部の一方の表面側に折り曲げること
    を特徴とする面実装型箔巻電子部品の製造方法。
  4. 【請求項4】胴部とこの胴部の両側部からそれぞれ突設
    された左右一対の脚部とからなる平面視H字状の絶縁シ
    ートの上記胴部の表面に第1および第2帯状導電体を互
    いに平行に形成するとともに、両側部から突設された各
    脚部の表面に上記各帯状導電体と平行に第3および第4
    帯状導電体を形成し、絶縁テープの表面に導電箔がそれ
    ぞれ設けられた第1および第2積層テープを重ねて、左
    右の脚部間位置で絶縁シートに複数回巻き付け、第1積
    層テープの導電箔の一端部を第1帯状導電体に接続する
    とともに、第2積層テープの導電箔の一端部を第2帯状
    導電体に接続し、上記第1積層テープの導電箔の他端部
    を、一側縁部に突設された左右の脚部間に亘って設けら
    れた第3リード線に接続するとともに、他側縁部に突設
    された左右の脚部間に亘って設けられた第4リード線に
    接続し、上記第1および第2帯状導電体の端部に第1お
    よび第2リード線をそれぞれ接続して部品本体部を構成
    し、この部品本体部に樹脂被膜を施し、この部品本体部
    から突出された各リード線を部品本体部の一方の表面側
    に折り曲げて構成したことを特徴とする面実装型箔巻電
    子部品。
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