JPH1037835A - エンジンの回転検出装置 - Google Patents

エンジンの回転検出装置

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JPH1037835A
JPH1037835A JP19491796A JP19491796A JPH1037835A JP H1037835 A JPH1037835 A JP H1037835A JP 19491796 A JP19491796 A JP 19491796A JP 19491796 A JP19491796 A JP 19491796A JP H1037835 A JPH1037835 A JP H1037835A
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sensor
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camshaft
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Noriaki Fujii
徳明 藤井
Mamoru Wada
衛 和田
Taketoshi Sato
武利 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの回転検出装置のセンサーのメンテ
ナンス性を確保しながら、該センサーをエンジンにコン
パクトに取り付ける。 【解決手段】 クランクシャフトを車体左右方向に向け
て搭載したエンジンのシリンダヘッド1の上部に弾性部
材14及びゴムブッシュ52を介してヘッドカバー36
をフローティング支持し、カムシャフト6i,6eの回
転位置を検出する一対のTDCセンサー37i,37e
を、前下がりのボンネット39と干渉しないように、前
記ヘッドカバー36の前面及び上面後部にそれぞれ外側
からボルト38で取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの回転軸
に設けられた被検出部と、該被検出部の位置を検出する
センサーとを備えたエンジンの回転検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンのクランク角度を検出する検出
装置として、クランクシャフトと連動して回転するカム
シャフトに被検出部を設け、シリンダヘッドに設けたセ
ンサーを前記被検出部に対向させたものが、特開昭62
−96860号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものは、センサーがシリンダヘッドに装着されたカバー
部材(ベルトカバー)によって覆われているため、セン
サーをメンテナンスする際にカバー部材を取り外す作業
が面倒であるばかりか、カムシャフト下方のシリンダヘ
ッドにセンサーを取り付けているために作業性が悪くな
る問題があった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、エンジンの回転検出装置のセンサーのメンテナンス
性を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明では、シリンダヘッドよ
りも上部に位置するカバー部材にセンサーを外側から直
接取り付けたので、センサーに作業者の手が届き易いの
は勿論のこと、カバー部材をエンジンから取り外すこと
なくセンサーだけをカバー部材から取り外すことができ
るのでメンテナンス性が向上する。しかもセンサーの取
り付けにブラケット等を使用しないので、部品点数及び
コストが削減され、しかもセンサーの取付位置の誤差も
減少する。
【0006】また請求項2に記載された発明では、車体
に搭載したエンジンを車体前方側が低くなるように傾斜
したボンネットの下部にクランクシャフトを車体左右方
向に向けて配置し、シリンダヘッドを上方より覆うヘッ
ドカバーの前面にセンサーを外側から取り付けたので、
センサーに作業者の手が届き易いのは勿論のこと、ヘッ
ドカバーをエンジンから取り外すことなくセンサーだけ
をヘッドカバーから取り外すことができるのでメンテナ
ンス性が向上する。しかもセンサーがボンネットと干渉
するのを回避して該ボンネットの位置を低くすることが
でき、更に走行風によりセンサーを効果的に冷却するこ
とができる。またヘッドカバーの前面のシリンダヘッド
に近い位置にセンサーを取り付けても、該シリンダヘッ
ドの前面には排気マニホールドに比べて低温の吸気マニ
ホールドが設けられているため、前記センサーを熱的影
響から保護することができる。
【0007】また請求項3に記載された発明では、車体
に搭載したエンジンを車体前方側が低くなるように傾斜
したボンネットの下部にクランクシャフトを車体前後方
向に向けて配置し、シリンダヘッドを上方より覆うヘッ
ドカバーの後部にセンサーを外側から取り付けたので、
センサーに作業者の手が届き易いのは勿論のこと、ヘッ
ドカバーをエンジンから取り外すことなくセンサーだけ
をヘッドカバーから取り外すことができるのでメンテナ
ンス性が向上する。しかもセンサーがボンネットと干渉
するのを回避して該ボンネットの位置を低くすることが
できる。
【0008】また請求項4に記載された発明では、シリ
ンダヘッドと該シリンダヘッドを上方より覆うヘッドカ
バーとの結合面をカムシャフトよりも低い位置に設け、
ヘッドカバーのカムシャフト側方部にセンサーを外側か
ら取り付けたので、センサーに作業者の手が届き易いの
は勿論のこと、ヘッドカバーをエンジンから取り外すこ
となくセンサーだけをヘッドカバーから取り外すことが
できるのでメンテナンス性が向上する。またヘッドカバ
ーにセンサーの取付位置を容易に確保するとともに取付
構造を簡略化することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0010】図1〜図9は本発明の第1実施例を示すも
ので、自動車の車体前部の側面図、図2は図1の2方向
矢視図、図3は直列4気筒エンジンのヘッドカバーを取
り除いたシリンダヘッドを示す平面図、図4は図3の要
部拡大図、図5は図4の5−5線断面図、図6は図4の
6−6線断面図、図7は図4の7−7線断面図、図8は
図4の8−8線拡大断面図、図9は図4の9−9線拡大
断面図である。
【0011】図1及び図2に示すように、フロントエン
ジン・フロントドライブ車両の車体前部に搭載された直
列4気筒エンジンEは、クランクシャフトSが車体左右
方向を向き、且つシリンダヘッド1及びシリンダブロッ
ク2が後傾するように配置されている。シリンダヘッド
1の前面及び後面には、それぞれ吸気マニホールド12
及び排気マニホールド13が接続される。
【0012】図3は前記エンジンEのヘッドカバーを取
り除いた状態を示す平面図であって、車体搭載状態にお
いて矢印FR側がフロント側(吸気側)となり、矢印R
R側がリヤ側(排気側)となる。ヘッドカバーの下面が
結合されるシリンダヘッド1の上面の周囲にはヘッドカ
バー結合面11 が形成されており、その一側(車体右
側)に上下に貫通するように形成されたタイミングチェ
ーン室12 に、クランクシャフトSの回転を動弁機構に
伝達するタイミングチェーン3が収納される。タイミン
グチェーン室12 内に突出するようにシリンダヘッド1
に設けられた中間軸4にチェーンスプロケット5が支持
されており、このチェーンスプロケット5に前記タイミ
ングチェーン3の上端が噛合する。
【0013】シリンダヘッド1には吸気カムシャフト6
i及び排気カムシャフト6eが平行に支持されており、
それらの右端に設けられた従動ヘリカルギヤ7i,7e
が前記中間軸4に支持された駆動ヘリカルギヤ8に噛合
する。これにより、クランクシャフトSの回転はタイミ
ングチェーン3、駆動ヘリカルギヤ8及び従動ヘリカル
ギヤ7i,7eを介して吸気カムシャフト6i及び排気
カムシャフト6eに伝達され、これら両カムシャフト6
i,6eをクランクシャフトSの2分の1の回転数で駆
動する。
【0014】シリンダヘッド1の上面には、車体右側か
ら左側に#1〜#5の5個のロアカムシャフトホルダー
1 〜95 が並んで配置されており、一体に形成された
アッパーカムシャフトホルダー集合体10及び5個のロ
アカムシャフトホルダー91〜95 を貫通する合計20
本のボルト111 〜1120をシリンダヘッド1の上面に
ねじ込むことにより、シリンダヘッド1に共締めされた
ロアカムシャフトホルダー91 〜95 及びアッパーカム
シャフトホルダー10間に吸気カムシャフト6i及び排
気カムシャフト6eが回転自在に支持される。
【0015】アッパーカムシャフトホルダー集合体10
は5個のロアカムシャフトホルダー91 〜95 の上面に
結合される5個のアッパーカムシャフトホルダー101
〜105 と、それら5個のアッパーカムシャフトホルダ
ー101 〜105 を一体に結合する4個の連結部106
…とを備える。各連結部106 の上面には点火プラグ
(図示せず)を着脱するための点火プラグガイド107
と、X状に交差するように形成された補強リブ108
108 とが設けられる。前記X状の補強リブ10 8 ,1
8 は、前記20本のボルト111 〜1120のうちのカ
ムシャフト6i,6oの内方に位置する10本のボルト
112 ,113 ,116 ,117 ,1110,1111,1
14,1115,1118,1119の締結部と点火プラグガ
イド107とを連結しているので、点火プラグの着脱ス
ペースを確保しつつ、連結部106の剛性を大幅に向上
することができる。
【0016】また各アッパーカムシャフトホルダー10
1 〜105 の上面には吸気カムシャフト6i及び排気カ
ムシャフト6eの軸線と直交する方向に延びる補強リブ
10 9 が設けられる。補強リブ108 ,108 及び補強
リブ109 により、カムシャフト6i,6oの支持剛性
が大幅に向上する。
【0017】図4〜図6を併せて参照すると明らかなよ
うに、シリンダヘッド1には各シリンダに対応して吸気
ポート15i及び排気ポート15eが設けられており、
それら吸気ポート15i及び排気ポート15eに連なる
バルブ孔16i,16i;16e,16eが各一対の吸
気バルブ17i,17i及び排気バルブ17e,17e
により開閉される。吸気バルブ17i,17i及び排気
バルブ17e,17eは、それぞれバルブスプリング1
8i,18i;18e,18eで閉弁方向に付勢され
る。
【0018】5個のロアカムシャフトホルダー91 〜9
5 に吸気ロッカーシャフト19i及び排気ロッカーシャ
フト19eが支持される。吸気ロッカーシャフト19i
に一端を回動可能に支持された一対の吸気ロッカーアー
ム20i,20iの他端が吸気バルブ17i,17iの
ステムエンドに接触するとともに、排気ロッカーシャフ
ト19eに一端を回動可能に支持された一対の排気ロッ
カーアーム20e,20eの他端が排気バルブ17e,
17eのステムエンドに接触する。そして低速用吸気ロ
ッカーアーム20i,20iの中間に設けられたローラ
21i,21iが吸気カムシャフト6iに設けられた低
速用カム22i,22iに当接するとともに、低速用排
気ロッカーアーム20e,20eの中間に設けられたロ
ーラ21e,21eが排気カムシャフト6eに設けられ
た低速用カム22e,22eに当接する。
【0019】図6には排気ロッカーシャフト19eを含
む排気側の動弁機構が示される。同図から明らかなよう
に、排気ロッカーシャフト19eに前記一対の低速用排
気ロッカーアーム20e,20eに挟まれるように高速
用排気ロッカーアーム23eが回動可能に支持されてお
り、この高速用排気ロッカーアーム23eは排気カムシ
ャフト6eに設けられた高速用カム24eに当接する。
高速用排気ロッカーアーム23eと低速用排気ロッカー
アーム20e,20eとは、可変バルブタイミング/リ
フト機構25により相互に結合及び結合解除可能であ
る。この可変バルブタイミング/リフト機構25の構造
は公知であり、ここでは詳述しない。また、吸気側の動
弁機構の構造も、前述した排気側の動弁機構と実質的に
同一である。
【0020】而して、エンジンEの高速運転時には、可
変バルブタイミング/リフト機構25により高速用ロッ
カーアーム23i,23eが低速用ロッカーアーム20
i,20i;20e,20eに結合され、吸気バルブ1
7i,17i及び排気バルブ17e,17eは高速用カ
ム24i,24eのプロフィールにより駆動される。ま
たエンジンEの低速運転時には、可変バルブタイミング
/リフト機構25により高速用ロッカーアーム23i,
23eが低速用ロッカーアーム20i,20i;20
e,20eから切り離され、吸気バルブ17i,17
i;及び排気バルブ17e,17eは低速用カム22
i,22i;22e,22eのプロフィールにより駆動
される。
【0021】図4、図6及び図7に示すように、吸気カ
ムシャフト6i及び排気カムシャフト6eの左軸端部
に、第1スラスト規制部材31i,31e及び第2スラ
スト規制部材32i,32eが設けられる。第1スラス
ト規制部材31i,31eは円盤状の部材であって吸気
カムシャフト6i及び排気カムシャフト6eに一体に形
成される。一方、第2スラスト規制部材32i,32e
は外周に90°間隔で各3個の被検出突起33i…,3
3e…を備えた概略円盤状の部材であって、吸気カムシ
ャフト6i及び排気カムシャフト6eの軸端の段部
1 ,61 (図6及び図7参照)に嵌まり、且つ位置決
めピン34,34で回転方向に位置決めされた状態でボ
ルト35,35により固定される。
【0022】シリンダヘッド1の上面に結合されたヘッ
ドカバー36に、吸気カムシャフト6i側の第2スラス
ト規制部材32iの3個の被検出突起33i…を検出す
るTDC(ピストンの上死点)センサー37iと、排気
カムシャフト6e側の第2スラスト規制部材32eの3
個の被検出突起33e…を検出するTDCセンサー37
eとが、それぞれボルト38,38で固定される。これ
により、両第2スラスト規制部材32i,32eの各3
個の被検出突起33i…,33e…の通過を両TDCセ
ンサー37i,37eで検出し、そのタイミングに基づ
いて4個のシリンダのTDCを検出することができる。
尚、TDCセンサー37i,37eとヘッドカバー36
との間にはOリング40,40を装着することが望まし
い。
【0023】TDCセンサー37i,37eは、ヘッド
カバー36をシリンダヘッド1に取り付けたままの状態
で、ボルト38,38を操作することによりヘッドカバ
ー36の外部から着脱可能である。
【0024】図7から明らかなように、エンジンEの上
部を覆うボンネット39はフロント側(吸気側)が低
く、リヤ側(排気側)が高くなるように前下がりに傾斜
している。吸気カムシャフト6i側のTDCセンサー3
7iをヘッドカバー36の前面に略水平に支持し、排気
カムシャフト6e側のTDCセンサー37eをヘッドカ
バー36の後部上面に略鉛直に支持することにより、ヘ
ッドカバー36とボンネット39との間隙を最小限に抑
えながらTDCセンサー37i,37eとボンネット3
9との干渉を回避し、ボンネット39の位置を低くする
ことができる。
【0025】図6から明らかなように、#5ロアカムシ
ャフトホルダー95 及びそれに結合されるアッパーカム
シャフトホルダー105 の内側面(図6における右側
面)には吸気カムシャフト6i及び排気カムシャフト6
eの外周を囲むように第1スラスト荷重支持面46,4
6;48,48が形成されており、これら第1スラスト
荷重支持面46,46;48,48に前記第1スラスト
規制部材31i,31eが摺接する。また#5ロアカム
シャフトホルダー95 及びそれに結合されるアッパーカ
ムシャフトホルダー105 の外側面(図6における左側
面)には吸気カムシャフト6i及び排気カムシャフト6
eの外周を囲むように第2スラスト荷重支持面47,4
7;49,49が形成されており、これら第2スラスト
荷重支持面47,47;49,49に前記第2スラスト
規制部材32i,32eが摺接する。
【0026】これにより、吸気カムシャフト6i及び排
気カムシャフト6eが駆動ヘリカルギヤ8及び従動ヘリ
カルギヤ7i,7eの噛合によるスラスト荷重を受けた
とき、第1スラスト規制部材31i,31eと#5ロア
カムシャフトホルダー95 及び#5アッパーカムシャフ
トホルダー105 の内側面(図6における右側面)に形
成した第1スラスト荷重支持面46,46;48,48
(図5参照)との当接により、或いは第2スラスト規制
部材32i,32eと#5ロアカムシャフトホルダー9
5 及び#5アッパーカムシャフトホルダー105 の外側
面(図6における左側面)に形成した第2スラスト荷重
支持面47,47;49,49(図7参照)との当接に
より、前記スラスト荷重が支持されて両カムシャフト6
i,6eの軸方向の移動が規制される。
【0027】このとき、TDCセンサー37i,37e
により検出される被検出突起33i…,33e…を第2
スラスト規制部材32i,32eの外周に形成したの
で、被検出突起を有する特別の回転プレートを設ける必
要が無くなって部品点数が削減される。しかも両カムシ
ャフト6i,6eの軸方向の移動を規制する第2スラス
ト規制部材32i,32eに被検出突起33i…,33
e…を設けたので、両カムシャフト6i,6eの熱膨張
等の影響による被検出突起33i…,33e…の軸方向
の位置変動を最小限に抑え、TDCセンサー37i,3
7eの検出精度の低下を防止することができる。更にま
た、#5ロアカムシャフトホルダー95 のカムシャフト
支持部41,41に隣接してスラスト荷重支持面46,
46;47,47を形成したので、被検出突起33i
…,33e…の回転変動を一層効果的に防止してTDC
センサー37i,37eの検出精度を高めることができ
る。
【0028】図5〜図7に示すように、エンジンEの運
転時における騒音の発生を防止すべく、ヘッドカバー3
6はシリンダヘッド1のヘッドカバー結合面11 に接触
する弾性部材14を介してフローティング支持されてい
る。このようにヘッドカバー36をシリンダヘッド1に
対してフローティング支持すると、該ヘッドカバー36
に支持されたTDCセンサー37i,37eの位置が定
まらず、第2スラスト規制部材32i,32eに被検出
突起33i…,33e…との間の相対位置が変化して検
出精度が低下する可能性がある。そこで、本実施例では
アッパーカムシャフトホルダー101 〜105 をロアカ
ムシャフトホルダー91 〜95 に結合する前記20本の
ボルト111 〜1120のうち、5本のボルト112 ,1
8 ,119 ,1116,1118(図3参照)を使用して
ヘッドカバー36の位置決めを図っている。
【0029】図8はボルト112 によるヘッドカバー3
6の固定構造を示すもので、他の1本のボルト1118
同一構造を有している。ボルト112 から上方に延びる
延長軸部50はヘッドカバー36に形成された円錐台形
状の凹部361 の中心を外周に隙間を有して貫通してお
り、その上端にゴムブッシュ51及びワッシャ52を嵌
めた状態で雄ねじ部501 にナット53がねじ込まれ
る。ゴムブッシュ51は下向きにテーパーした円錐台形
状を有しており、そのテーパー面は前記凹部36 1 に密
着してナット53の締付力で相互に押し付けられる。ま
たボルト112 の軸部54上端には精密加工された円形
断面の位置決め部541 が形成されており、この位置決
め面541 がボルト孔55の上端に精密加工された円形
断面の位置決め部551 に隙間なく嵌まっている。
【0030】図9はボルト118 によるヘッドカバー3
6の固定構造を示すもので、他の2本のボルト119
1116も同一構造を有している。図8及び図9を比較す
ると明らかなように、ボルト118 によるヘッドカバー
36の固定構造は、位置決め面541 ,551 による位
置決め構造を持たない点を除いて、前記ボルト112
よるヘッドカバー36の固定構造と同一である。
【0031】このようにヘッドカバー36をシリンダヘ
ッド1にボルト112 ,118 ,119 ,1116,11
18で固定する際にゴムブッシュ51…を介在させたの
で、ヘッドカバー36への振動伝達を遮断して騒音を軽
減できるのは勿論のこと、ゴムブッシュ51…のテーパ
ー面を凹部361 …のテーパー面に密着さたので、その
調心機能によってヘッドカバー36の位置ずれを防止す
ることができる。このとき、両端の2本のボルト1
2 ,1118が位置決め面541 ,551 の作用で精密
に位置決めされているので、シリンダヘッド1に対する
ヘッドカバー36の相対位置の精度を一層高めることが
できる。
【0032】その結果、ヘッドカバー36をフローティ
ング支持して騒音を軽減しながら、ヘッドカバー36に
支持されたTDCセンサー37i,37eと第2スラス
ト規制部材32i,32eの被検出突起33i…,33
e…との間の相対位置の精度を確保し、検出精度の低下
を防止することができる。
【0033】また、図7から明らかなように、TDCセ
ンサー37i,37eはエンジンEの最上部に位置する
ヘッドカバー36に外側から直接取り付けられているた
め、ヘッドカバー36をシリンダヘッド1から取り外す
ことなく、ボルト38,38を緩めるだけで簡単に着脱
することが可能になるばかりか、作業者の手が届き易く
且つ作業姿勢も楽になってメンテナンス性が大幅に向上
する。しかもTDCセンサー37i,37eは取付ブラ
ケット等を使用せずにヘッドカバー36に直接取り付け
られているため、部品点数の増加、コストの増加、取付
位置精度の低下を招くこともない。更にシリンダヘッド
1とヘッドカバー36との結合面はカムシャフト6i,
6eよりも低い位置に設けられているため、ヘッドカバ
ー36のカムシャフト6i側方部、即ち前記結合面より
も上方位置にTDCセンサー37iを取り付ける際に、
その取付位置を容易に確保することができるだけでな
く、取付構造も簡略化することができる。
【0034】また、図1から明らかなように、エンジン
Eはシリンダブロック2及びシリンダヘッド1が鉛直方
向に対して僅かに後傾するように搭載されており、且つ
ボンネット39は車体前方側が低くなるように傾斜して
いる。従って、ヘッドカバー36の前面に設けたTDC
センサー37i及びヘッドカバー36の後部上面に設け
たTDCセンサー37eがボンネット39の下面と干渉
し難くなり、これによりボンネット39の位置を低くす
ることができる。しかもTDCセンサー37i,37e
がエンジンルームの高い位置に配置されるため、水、
泥、埃等が付着し難くなるばかりか、シリンダヘッド1
の熱的影響を受け難くなって耐久性が向上する。
【0035】更に、フロント側のTDCセンサー37i
はリヤ側のTDCセンサー37eに比べてシリンダヘッ
ド1の近くに配置されているので熱的影響を受け易い
が、シリンダヘッド1のフロント側には排気マニホール
ド13に比べて低温の吸気マニホールド12が配置され
ているとともに走行風を受け易いので、前記熱的影響を
緩和することができる。
【0036】次に、図10及び図11に基づいて本発明
の第2実施例を説明する。
【0037】第2実施例は本発明をフロントエンジン・
リヤドライブ車両のエンジンEに適用したもので、車体
前部に搭載された直列4気筒エンジンEは第1実施例の
ものと実質的に同一であるが、クランクシャフトSが車
体前後方向を向き、且つシリンダヘッド1及びシリンダ
ブロック2が僅かに車体右側に傾斜するように配置され
ている。従って、第1実施例においてヘッドカバー36
の車体左側端部に配置されていたTDCセンサー37
i,37eは、第2実施例ではヘッドカバー36の車体
後側端部に配置されることになる。
【0038】ボンネット39が前下がりに傾斜してお
り、且つエンジンEのクランクシャフトSの軸線が後下
がりに傾斜しているため、TDCセンサー37i,37
eが取り付けられるヘッドカバー36の後部とボンネッ
ト39の下面との間に充分な空間が確保される。これに
より、ボンネット39の位置を特別に高くすることな
く、前記空間を利用してTDCセンサー37i,37e
を配置することができる。また車体右側のTDCセンサ
ー37eは、ヘッドカバー36の側面ではなく上面に設
けられているためにボンネット39と干渉し易いが、エ
ンジンEがシリンダヘッド1及びシリンダブロック2を
車体右側に傾斜させて配置されているため、ヘッドカバ
ー36の上面右側に設けられた前記TDCセンサー37
eとボンネット39との間の空間を確保することができ
る。
【0039】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0040】例えば、実施例ではTDCセンサー37
i,37eをヘッドカバー36に取り付けているが、タ
イミングチェーンカバー等の他のカバー部材に取り付け
ることも可能である。また請求項1に記載されたエンジ
ンの回転検出装置は、実施例にで説明したカムシャフト
6i,6eの回転位置(位相)の検出用に限定されず、
カムシャフト6i,6e及びそれ以外のエンジンの回転
軸(クランクシャフト等)の回転位置、回転角度、回転
数の検出に対しても適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、シリンダヘッドよりも上部に位置するカバ
ー部材にセンサーを外側から直接取り付けたので、セン
サーに作業者の手が届き易くなってメンテナンス性が向
上するとともに、カバー部材をエンジンから取り外さず
にセンサーだけをカバー部材から取り外すことが可能に
なってメンテナンス性が向上する。しかもブラケット等
を使用せずにセンサーを直接取り付けるので、部品点数
やコストが削減され、取付位置の誤差も減少する。
【0042】また請求項2に記載された発明によれば、
エンジンを車体前方側が低くなるように傾斜したボンネ
ットの下部にクランクシャフトを車体左右方向に向けて
配置し、シリンダヘッドの前面に吸気マニホールドを接
続するとともに後面に排気マニホールドを接続し、シリ
ンダヘッドを上方より覆うヘッドカバーの前面にセンサ
ーを外側から取り付けたので、センサーに作業者の手が
届き易くなってメンテナンス性が向上するとともに、ヘ
ッドカバーをエンジンから取り外さずにセンサーだけを
取り外すことが可能になってメンテナンス性が向上す
る。またセンサーがボンネットと干渉し難くなるため
に、ボンネットの位置を低くすることができる。更に高
温のシリンダヘッドに近いヘッドカバーの前面にセンサ
ーを取り付けても、シリンダヘッドの前面には排気マニ
ホールドに比べて低温の吸気マニホールドが設けられて
いるために、センサーが受ける熱的影響を軽減すること
ができ、しかもセンサーがヘッドカバーの前面に取り付
けられているので走行風によるセンサーの冷却効果が向
上する。
【0043】また請求項3に記載された発明によれば、
エンジンを車体前方側が低くなるように傾斜したボンネ
ットの下部にクランクシャフトを車体前後方向に向けて
配置し、シリンダヘッドを上方より覆うヘッドカバーの
後部にセンサーを外側から取り付けたので、センサーに
作業者の手が届き易くなってメンテナンス性が向上する
とともに、ヘッドカバーをエンジンから取り外さずにセ
ンサーだけを取り外すことが可能になってメンテナンス
性が向上する。またセンサーがボンネットと干渉し難く
なるために、ボンネットの位置を低くすることができ
る。
【0044】また請求項4に記載された発明によれば、
シリンダヘッドと該シリンダヘッドを上方より覆うヘッ
ドカバーとの結合面をカムシャフトよりも低い位置に設
け、ヘッドカバーのカムシャフト側方部にセンサーを外
側から取り付けたので、センサーに作業者の手が届き易
くなってメンテナンス性が向上するとともに、ヘッドカ
バーをエンジンから取り外さずにセンサーだけを取り外
すことが可能になってメンテナンス性が向上する。しか
もヘッドカバーにセンサーの取付位置を容易に確保する
とともに取付構造を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の車体前部の側面図
【図2】図1の2方向矢視図
【図3】直列4気筒エンジンのヘッドカバーを取り除い
たシリンダヘッドを示す平面図
【図4】図3の要部拡大図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】図4の6−6線断面図
【図7】図4の7−7線断面図
【図8】図4の8−8線拡大断面図
【図9】図4の9−9線拡大断面図
【図10】本発明の第2実施例に係る自動車の車体前部
の側面図
【図11】図10の11−11方向矢視図
【符号の説明】
E エンジン S クランクシャフト 1 シリンダヘッド 6i 吸気カムシャフト(回転軸) 6e 排気カムシャフト(回転軸) 12 吸気マニホールド 13 排気マニホールド 33i 被検出突起(被検出部) 33e 被検出突起(被検出部) 36 ヘッドカバー(カバー部材) 37i TDCセンサー(センサー) 37e TDCセンサー(センサー) 39 ボンネット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)の回転軸(6i,6e)
    に設けた被検出部(33i,33e)と、該被検出部
    (33i,33e)の位置を検出するセンサー(37
    i,37e)とを備えたエンジンの回転検出装置におい
    て、 シリンダヘッド(1)よりも上部に位置するカバー部材
    (36)に前記センサー(37i,37e)を外側から
    直接取り付けたことを特徴とするエンジンの回転検出装
    置。
  2. 【請求項2】 車体に搭載したエンジン(E)のカムシ
    ャフト(6i)に設けた被検出部(33i)と、該被検
    出部(33i)の位置を検出するセンサー(37i)と
    を備えたエンジンの回転検出装置において、 前記エンジン(E)を車体前方側が低くなるように傾斜
    したボンネット(39)の下部にクランクシャフト
    (S)を車体左右方向に向けて配置し、シリンダヘッド
    (1)の前面に吸気マニホールド(12)を接続すると
    ともに後面に排気マニホールド(13)を接続し、前記
    シリンダヘッド(1)を上方より覆うヘッドカバー(3
    6)の前面に前記センサー(37i)を外側から取り付
    けたことを特徴とするエンジンの回転検出装置。
  3. 【請求項3】 車体に搭載したエンジン(E)のカムシ
    ャフト(6i,6e)に設けた被検出部(33i,33
    e)と、該被検出部(33i,33e)の位置を検出す
    るセンサー(37i,37e)とを備えたエンジンの回
    転検出装置において、 前記エンジン(E)を車体前方側が低くなるように傾斜
    したボンネット(39)の下部にクランクシャフト
    (S)を車体前後方向に向けて配置し、シリンダヘッド
    (1)を上方より覆うヘッドカバー(36)の後部に前
    記センサー(37i,37e)を外側から取り付けたこ
    とを特徴とするエンジンの回転検出装置。
  4. 【請求項4】 エンジン(E)のカムシャフト(6i)
    に設けた被検出部(33i)と、該被検出部(33i)
    の位置を検出するセンサー(37i)とを備えたエンジ
    ンの回転検出装置において、 シリンダヘッド(1)と該シリンダヘッド(1)を上方
    より覆うヘッドカバー(36)との結合面を前記カムシ
    ャフト(6i)よりも低い位置に設け、前記ヘッドカバ
    ー(36)のカムシャフト(6i)側方部に前記センサ
    ー(37i)を外側から取り付けたことを特徴とするエ
    ンジンの回転検出装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004068708A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Hino Motors Ltd 電子制御エンジンのシリンダヘッドカバー
KR100427363B1 (ko) * 2001-12-18 2004-04-14 현대자동차주식회사 엔진 시동 제어장치 및 방법
CN1306159C (zh) * 2003-11-26 2007-03-21 本田技研工业株式会社 内燃机的气缸盖罩
JP2011052585A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Hino Motors Ltd ヘッドカバー固定構造
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EP4265890A2 (en) 2022-03-31 2023-10-25 Suzuki Motor Corporation Cam angle sensor attaching structure for internal combustion engine

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