JPH1037231A - 2ピースブーム型作業機の操作駆動装置 - Google Patents

2ピースブーム型作業機の操作駆動装置

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JPH1037231A
JPH1037231A JP19504196A JP19504196A JPH1037231A JP H1037231 A JPH1037231 A JP H1037231A JP 19504196 A JP19504196 A JP 19504196A JP 19504196 A JP19504196 A JP 19504196A JP H1037231 A JPH1037231 A JP H1037231A
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Yusuke Kajita
勇輔 梶田
Kazuhiro Sunamura
和弘 砂村
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】2ピースブーム型作業機の操作駆動装置におい
て、レバー又はペダル操作によらず簡単に第2ブームを
操作し、フロント形状を変えることができ、かつそのと
き第1ブームと第2ブームのなす角度を適切な角度に簡
単に設定できるようにする。 【解決手段】第1操作レバー20の上部の握り20aに
スイッチ22,23を設け、スイッチ22を押すと第2
ブーム4は上げ方向に回動し、第2ブーム4を最大に伸
ばしたフロント形状が設定され、スイッチ23を押すと
第2ブーム4は下げ方向に回動し、角度センサ34で検
出した第1ブーム3と第2ブーム4のなす角度αが設定
角度α0に達すると自動的に第2ブーム4が停止し、第
2ブーム4を抱え込んだフロント形状が設定される。こ
の時、第2ブーム4が停止する角度αは操作部35の操
作で作業内容に応じた最適の角度に設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2ピースブームを
含む多関節型のフロント作業装置を備えた2ピースブー
ム型作業機に係わり、特に第2ブームの操作を容易にす
る2ピースブーム型作業機の操作駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベルのフロント作業装
置の各アクチュエータ(油圧シリンダ)はコントロール
バルブに内蔵された切換弁を制御することにより駆動さ
れ、その切換弁はオペレータが操作レバーを動かして直
接にリンクもしくはケーブルにより操作するか、あるい
はパイロット弁により2次的に操作している。また、近
年、オペレータのレバー入力を電気信号に変換し、その
信号を基に電磁弁により切換弁を駆動する方法も採用さ
れている。
【0003】ところで、近年油圧ショベルの用途が拡大
し、作業範囲の拡大等により一層の作業性向上を求める
声が強くなってきている。そのための新たなフロント構
造を備えた作業機械として、従来のブームを第1ブーム
と第2ブームに分割し、第2ブームを第1ブームに対し
て上下方向に回動可能に取り付け、この第2ブームを動
かすことによって作業範囲を拡大できるようにした2ピ
ースブーム型の油圧ショベルがある。この油圧ショベル
では、第2ブームのアクチュエータを操作するための操
作装置が必要である。この第2ブームの操作装置につい
ても、リンク、ケーブル、パイロット油圧、電気信号の
差はあるものの、最終的にはオペレータが操作レバーを
操作するレバー入力による。また、実機の2ピースブー
ム型油圧ショベルでは、第2ブーム用の操作装置として
はペダルを用いる例もある。
【0004】ここで、操作レバー及びペダルによる入力
とは、中立からフル位置までメータリングを有し、アク
チュエータ(作業部材)の速度制御を可能とするもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の2
ピースブーム型油圧ショベルでは、第2ブームの操作装
置としてはメータリングが可能な操作レバー又はペダル
が採用されてる。しかし、第2ブームの使い方は、大部
分が作業開始の直前に作業に応じてフロント形状を変更
するためだけに第2ブームを操作していることが分かっ
た。
【0006】即ち、オペレータは、遠くの作業を行いた
い場合は、予めレバー又はペダル操作により第2ブーム
のシリンダを最小に縮めて第2ブームを最大に伸ばした
姿勢を設定しておき、この姿勢で第1ブーム、アーム等
の作業部材を操作して作業を行う。また、手元の作業を
行いたい場合は、予めレバー又はペダル操作により第2
ブームのシリンダを最大に伸ばして第2ブームを抱え込
んだ姿勢を設定しておき、この姿勢で第1ブーム、アー
ム等の作業部材を操作して作業を行う。しかし、こうし
た操作には次のような煩わしさが伴っていた。
【0007】(1)フロント形状を変える操作は、第2
ブームの位置をON、OFF的に変える簡単な操作であ
るにも係わらず、レバー又はペダル操作であるため腕や
足を大きく動かさなければならなかった。
【0008】ここで、特開平7−3836号公報に記載
のものでは、ブルドーザのブレードのリフトシリンダ、
チルトシリンダ、アングルシリンダを1本の操作レバー
で操作可能とするために、操作レバーのノブに電気スイ
ッチを設けている。しかし、ブルドーザのブレードのリ
フト、チルト、アングルの各操作は、全て単純なON・
OFF的な操作であるのに対して、2ピースブーム型油
圧ショベルのフロント作業装置は、掘削作業、均し作業
等、種々の複雑な作業を行うものであるため、従来、フ
ロント作業装置を構成する各作業部材は、上記のように
全てメータリングを行えるレバーやペダル操作によるも
のとするのが一般的であり、第2ブームをスイッチで操
作するという考えはなかった。
【0009】(2)第2ブームを抱え込んだ姿勢で手元
の作業を行う場合、第1ブームと第2ブームのなす角度
をオペレータは目視により適切に設定する必要があっ
た。つまり、この角度が大きければ第2ブームを伸ばし
た姿勢と同じになり意味がない。また、逆に角度が小さ
いと第1ブームを最大に下げたときに不必要にバケット
が車体下方まで近づきすぎ、望ましくない。
【0010】本発明の第1の目的は、レバー又はペダル
操作によらず簡単に第2ブームを操作し、フロント形状
を変えることのできる2ピースブーム型作業機の操作駆
動装置を提供することである。
【0011】本発明の第2の目的は、第2ブームを操作
してフロント形状を変えるとき、簡単に第1ブームと第
2ブームのなす角度を適切な角度に設定することができ
る2ピースブーム型作業機の操作駆動装置を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)上記第1の目的を達成するために、本発明は、第
1ブーム、第2ブーム、アームを含む多関節型のフロン
ト作業装置と、前記第1ブーム、第2ブーム、アームを
駆動するそれぞれの油圧シリンダと、第1操作レバー及
び第2操作レバーとを有し、この第1操作レバー及び第
2操作レバーを操作することにより前記第1ブーム及び
アームの油圧シリンダを操作し、前記第1ブーム及びア
ームをそれぞれ上下方向に回動させる2ピースブーム型
作業機の操作駆動装置において、前記第1及び第2操作
レバーのいずれか一方に設けられ、オペレータの指で操
作可能なスイッチ手段と、前記スイッチ手段の操作に応
じて前記第2ブームの油圧シリンダの駆動と停止及び駆
動時の操作方向を制御する駆動制御手段とを備えるもの
とする。
【0013】以上のように構成した本発明では、オペレ
ータの指でスイッチ手段を操作すると、その操作に応じ
て第2ブームの油圧シリンダが駆動されるので、レバー
又はペダル操作によらず簡単に第2ブームを操作し、フ
ロント形状を変えることができる。
【0014】(2)また、上記第2の目的を達成するた
めに、本発明は、上記(1)において、前記駆動制御手
段は、前記第1ブームに対する第2ブームの姿勢を検出
する姿勢検出手段と、この姿勢検出手段により検出され
た姿勢が予め設定された姿勢に達する前は、前記スイッ
チ手段の操作に応じて前記第2ブームの油圧シリンダを
駆動し、当該検出姿勢が設定姿勢に達すると前記第2ブ
ームの油圧シリンダを停止させる停止制御手段とを有す
るものとする。
【0015】以上のように構成した本発明では、スイッ
チ手段を操作して第2ブームの油圧シリンダを駆動する
とき、検出した姿勢が設定姿勢に達すると停止制御手段
が第2ブームの油圧シリンダを停止させるので、当該設
定状態で第2ブームが自動的に停止することとなり、第
2ブームを操作してフロント形状を変えるとき、簡単に
第1ブームと第2ブームのなす角度を適切な角度に設定
することができる。
【0016】(3)上記(2)において、好ましくは、
前記停止制御手段は、前記スイッチ手段が前記第2ブー
ムを下げ方向に回動するよう操作されているときに前記
第2ブームの油圧シリンダの駆動及び停止を制御するも
のである。
【0017】これにより、第2ブームを抱え込んで、手
元の作業がやり易いフロント形状を設定する場合、上記
(2)のように簡単に最適角度のフロント形状を設定す
ることができる。
【0018】(4)また、上記(1)において、好まし
くは、前記スイッチ手段は、第1位置、第2位置、第3
位置のいずれかに操作可能であり、前記駆動制御手段
は、前記スイッチ手段が第1位置にあるときは前記第2
ブームを停止させ、前記スイッチ手段が第2位置に操作
されると前記第2ブームを上げ方向に回動させ、前記ス
イッチ手段が第3位置に操作されると前記第2ブームを
下げ方向に回動するよう第2ブームの油圧シリンダを駆
動するものである。
【0019】これにより上記(1)の作用が得られる。
【0020】(5)更に、上記(4)において、好まし
くは、前記駆動制御手段は、前記第1ブームに対する第
2ブームの姿勢を検出する姿勢検出手段と、前記スイッ
チ手段の操作により前記第2ブームが下げ方向に回動し
ているときに前記姿勢検出手段により検出された姿勢が
予め設定された姿勢に達すると前記第2ブームの油圧シ
リンダを停止させる停止制御手段とを有する。
【0021】これにより上記(2)及び(3)の作用が
得られる。
【0022】(6)また、上記(2)又は(5)におい
て、好ましくは、前記駆動制御装置は、前記設定姿勢を
オペレータの操作で変更可能とする設定変更手段を有す
る。
【0023】これにより、上記のように第2ブームを自
動的に停止させ、フロント形状を設定するとき、設定変
更手段の操作で第2ブームの角度を作業内容に応じた最
適の角度に設定できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図7により説明する。
【0025】図1において、1は2ピースブーム型作業
機であり、作業機1は多関節形のフロント作業装置2を
備えている。フロント作業装置2は、上部旋回体13に
上下方向に可動可能に取り付けられた第1ブーム3と、
この第1ブーム3に上下方向に回動可能に取り付けられ
た第2ブーム4と、この第2ブーム4に上下方向に回動
可能に取り付けられたアーム5と、このアーム5に上下
方向に回動可能に取り付けられた作業装置、例えばバケ
ット6とで構成されている。また、第1ブーム3は第1
ブームシリンダ7で駆動され、第2ブーム4は第2ブー
ムシリンダ8で駆動され、アーム5はアームシリンダ9
で駆動され、バケット6はバケットシリンダ10で駆動
される。更に、上部旋回体13は図示しない旋回モータ
により旋回駆動される。
【0026】運転席の前部左右には図2に示すような第
1及び第2操作レバー20,21が設けられ、旋回体1
3、第1ブーム3、アーム5、バケット6はこれら操作
レバー20,21を動かすことにより操作される。即
ち、操作レバー20,21は、各々、図示のように前後
方向及び左右方向に動かすことができ、第1操作レバー
20を前後方向に動かすと第1ブームシリンダ7が伸縮
し、第1ブーム3が下げ方向及び上げ方向に操作され、
第1操作レバー20を左右方向に動かすとバケットシリ
ンダ10が伸縮し、バケット6がクラウド方向及びダン
プ方向に操作され、第2操作レバー21を前後方向に動
かすと旋回モータ(図示せず)が回転し、旋回体2が右
方向及び左方向に旋回し、第2操作レバー21を左右方
向に動かすとアームシリンダ9が伸縮し、アーム5がダ
ンプ方向及びクラウド方向に操作される。
【0027】第1操作レバー20と第2操作レバー21
の一方、例えば第1操作レバー20の上部の握り20a
には、図1に示すようにオペレータの指で操作可能な2
つの押しボタン式のスイッチ22,23が設けられてい
る。スイッチ22は第2ブーム4の上げ操作用であり、
スイッチ23は第2ブーム4の下げ操作用であり、スイ
ッチ22を押す(ONする)と第2ブームシリンダ8が
収縮し、第2ブーム4が上げ方向に操作され、スイッチ
23を押す(ONする)と第2ブームシリンダ8が伸長
し、第2ブーム4が下げ方向に操作される。このように
スイッチ22,23は、それらが両方ともOFFし、第
2ブーム4の停止を指示する位置と、スイッチ22がO
Nでスイッチ23がOFFし、第2ブーム4の上げ操作
を指示する位置と、スイッチ22がOFFでスイッチ2
3がONし、第2ブーム4の下げ操作を指示位置の3つ
の位置を有している。
【0028】スイッチ22,23は押している間だけ作
動(ON)するモーメンタリ作動のスイッチであっても
よいし、一度押すとその位置を保ち、もう一度押すと元
に戻るオルタネートのスイッチであってもよい。また、
2つのスイッチ22,23を用いる例を示したが、ワン
ボタンで、1回押して離すと伸び方向が作動し、同操作
を次に行うと停止する、又は続けて2回速く押し離し
(ダブルクィック)をすると、縮み方向が作動し、同操
作を次に行うと停止するものであってもよい。更に、交
互にON・OFFするシーソー式のスイッチであっても
よい。
【0029】また、図1において、30は第2ブーム駆
動装置、31は第2ブーム操作装置であり、第2ブーム
4の駆動装置30は、上記の第2ブームシリンダ8と、
油圧ポンプ32から第2ブームシリンダ8に供給される
圧油の流量と流れ方向を切り制御する油圧パイロット式
の比例切換弁33とを有している。
【0030】第2ブーム4の操作装置31は、上記のス
イッチ22,23と、第1ブーム3と第2ブーム4の関
節結合部に設けられ、両ブームのなす角度を検出する角
度センサ34と、設定角度変更用の操作部35と、スイ
ッチ22,23、角度センサ34及び操作部35からの
信号を入力し所定の演算処理を行う制御装置36と、パ
イロット油圧源37からのパイロット圧を比例切換弁3
3のパイロット操作部33a,33bに導くための1対
のパイロット管路37a,37bと、このパイロット管
路37a,37bに設けられた比例電磁減圧弁38,3
9とを備え、比例電磁減圧弁38,39の比例ソレノイ
ド38a,39bに制御装置36から信号が送られる。
【0031】制御装置36の演算処理機能を図3にフロ
ーチャートで示す。
【0032】制御装置36は、スイッチ22,23、角
度センサ34からの信号を入力し(スッテプ100)、
スイッチ22が押されONの場合は比例電磁減圧弁38
をON、比例電磁減圧弁39をOFFにし(スッテプ1
10→120)、比例電磁減圧弁38を通電する。これ
により、比例切換弁33は図示右側の位置に切り換わ
り、油圧ポンプ32からの圧油が第2ブームシリンダ8
のロッド側に導かれるので、第2ブームシリンダ8は収
縮し、第2ブーム4は上げ方向に回動する。
【0033】同様に、スイッチ23が押されている(O
N)場合は、比例電磁減圧弁38をOFF、比例電磁減
圧弁39をONにし(スッテプ110→130)、比例
電磁減圧弁39を通電する。これにより、比例切換弁3
3は図示左側の位置に切り換わり、油圧ポンプ32から
の圧油が第2ブームシリンダ8のボトム側に導かれるの
で、第2ブームシリンダ8は伸長し、第2ブーム4は下
げ方向に回動する。また、この間、第1ブーム3と第2
ブーム4のなす角度αを監視し(スッテプ140)、角
度αが設定角度α0に達する前は第2ブーム4の下げ方
向に回動し続け(スッテプ140→130→140)、
角度αが設定角度α0に達すると、比例電磁減圧弁3
8,39を共にOFFにする(スッテプ140→15
0)。これにより、比例切換弁33を中立位置に戻り、
第2ブーム4は停止する。
【0034】また、以上の処理において、オペレータが
操作部35を操作することにより設定角度α0を自由に
変えることができる。
【0035】操作部35の一例を図4に示す。操作部3
5は、例えば運転室内の操作パネルに設けられたダイヤ
ル35aを有し、このダイヤル35aを回すことにより
設定角度α0を変更することができる。この操作部35
は、レバー方式等、そのたのものであってもよい。
【0036】図5に、第2ブームシリンダ8を最小に縮
めて第2ブーム4を最大に上げることで、第2ブーム4
を最大に伸ばしたときのフロント形状及びこのフロント
形状での作業範囲を示し、図6に、第2ブームシリンダ
8を最大に伸ばして第2ブーム4を最大に下げること
で、第2ブーム4を最大に抱え込んだときのフロント形
状及びこのフロント形状での作業範囲を示す。
【0037】図5のようにフロント形状を設定した場合
は、遠く、あるいは高く作業する場合は有利であるが、
逆に車体近くの作業は、図7に示すようにバケットが届
かない※領域が生じ、不利となる。また、図6のように
フロント形状を設定すると、車体近くの作業はやり易い
が、遠くの作業は当然不可能となる。また、図6に示す
第2ブーム4を抱え込んだ姿勢で手元の作業を行う場合
は、第1ブーム3と第2ブーム4のなす角度αを適切に
設定する必要がある。つまり、この角度αが大きければ
第2ブーム4を最大に上げて伸ばした姿勢と同じになり
意味がない。逆に角度αが小さいと第1ブーム3を最大
に下げたときに不必要にバケット6が車体下方まで近づ
きすぎ、望ましくない。また、掘削深さが極めて低くな
る。但し、これは深く掘るといった他の作業には有利な
場合があるので、位置作業例での適切角αをもって第2
ブームシリンダ8の伸びストロークエンドとするわけに
はいかない。
【0038】本実施形態においては、上記のようにスイ
ッチ22を押すことにより第2ブーム4は上げ方向に回
動し、第2ブームシリンダ8がストロークエンドに達す
ると第2ブームが停止し、図5に示すような第2ブーム
4を最大に伸ばしたフロント形状が設定される。
【0039】また、スイッチ23を押すことにより第2
ブーム4は下げ方向に回動し、第1ブーム3と第2ブー
ム4のなす角度αが設定角度α0に達すると自動的に第
2ブーム4が停止し、図6に示すような第2ブーム4を
抱え込んだフロント形状が設定される。また、このと
き、第2ブーム4が停止する角度αは操作部35の操作
で作業内容に応じた最適の角度に設定できる。
【0040】従って、本実施形態によれば、従来、レバ
ーあるいは足踏み式のペダルにて操作していた第2ブー
ムをスイッチ22,23により操作することで、オペレ
ータの指先の操作で簡単にロント形状を変えることがで
き、オペレータの操作上の煩わしさを低減することがで
きる。
【0041】また、第2ブームを抱え込んで、手元の作
業がやり易い作業姿勢をとる場合、従来、オペレータは
第1ブーム3と第2ブーム4が最適な角度になるよう
に、目視により第2ブームシリンダ8を操作していた
が、本実施形態ではスイッチ23を押すだけで、目標と
なる最適角で自動的に停止するので、簡単に最適角度の
フロント形状を設定することができる。
【0042】更に、スイッチ22,23は従来のレバー
もしくはペダル方式に比べ構造が簡単であるため、原価
を低く押さえることができる。
【0043】なお、以上の実施形態において、第1ブー
ム3に対する第2ブーム4の姿勢を検出するのに角度セ
ンサ34を用いたが、第2ブームシリンダ8のストロー
クを検出する位置センサを設け、このストローク位置の
検出により第2ブーム4の姿勢を検出してもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、レバー又はペダル操作
によらずオペレータの指先の操作で簡単にロント形状を
変えることができ、オペレータの操作上の煩わしさを低
減することができる。
【0045】また、従来のレバーもしくはペダル方式に
比べ構造が簡単であるため、原価を低く押さえることが
できる。
【0046】また、本発明によれば、第2ブームを抱え
込んで、手元の作業がやり易い作業姿勢をとる場合、ス
イッチ手段を操作するだけで目標となる最適角で自動的
に停止するので、簡単に最適角度のフロント形状を設定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による2ピースブーム型作
業機の操作駆動装置を示す図である。
【図2】操作レバーの外観と操作方法を示す図である。
【図3】制御装置が行う処理機能を示すフローチャート
である。
【図4】設定角度を変更する操作部の一例を示す図であ
る。
【図5】第2ブームを最大に伸ばしたときのフロント形
状及びこのフロント形状での作業範囲を示す図である。
【図6】第2ブームを最大に抱え込んだときのフロント
形状及びこのフロント形状での作業範囲を示す図であ
る。
【図7】第2ブームを最大に伸ばしたフロント形状を設
定した場合の作業範囲で、バケットが届かない領域が生
じていることを示す図である。
【符号の説明】
1 2ピースブーム型作業機 2 フロント作業装置 3 第1ブーム 4 第2ブーム 5 アーム 6 バケット 7 第1ブームシリンダ 8 第2ブームシリンダ 9 アームシリンダ 10 バケットシリンダ 20,21 操作レバー 22,23 スイッチ 30 第2ブーム駆動装置 31 第2ブーム操作装置 33 比例切換弁 34 角度センサ 35 設定角度変更用の操作部 36 制御装置 38,39 比例電磁減圧弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ブーム、第2ブーム、アームを含む多
    関節型のフロント作業装置と、前記第1ブーム、第2ブ
    ーム、アームを駆動するそれぞれの油圧シリンダと、第
    1操作レバー及び第2操作レバーとを有し、この第1操
    作レバー及び第2操作レバーを操作することにより前記
    第1ブーム及びアームの油圧シリンダを操作し、前記第
    1ブーム及びアームをそれぞれ上下方向に回動させる2
    ピースブーム型作業機の操作駆動装置において、 前記第1及び第2操作レバーのいずれか一方に設けら
    れ、オペレータの指で操作可能なスイッチ手段と、 前記スイッチ手段の操作に応じて前記第2ブームの油圧
    シリンダの駆動と停止及び駆動時の操作方向を制御する
    駆動制御手段とを備えることを特徴とする2ピースブー
    ム型作業機の操作駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の2ピースブーム型作業機の
    操作駆動装置において、前記駆動制御手段は、前記第1
    ブームに対する第2ブームの姿勢を検出する姿勢検出手
    段と、この姿勢検出手段により検出された姿勢が予め設
    定された姿勢に達する前は、前記スイッチ手段の操作に
    応じて前記第2ブームの油圧シリンダを駆動し、当該検
    出姿勢が設定姿勢に達すると前記第2ブームの油圧シリ
    ンダを停止させる停止制御手段とを有することを特徴と
    する2ピースブーム型作業機の操作駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の2ピースブーム型作業機の
    操作駆動装置において、前記停止制御手段は、前記スイ
    ッチ手段が前記第2ブームを下げ方向に回動するよう操
    作されているときに前記第2ブームの油圧シリンダの駆
    動及び停止を制御するものであることを特徴とする2ピ
    ースブーム型作業機の操作駆動装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の2ピースブーム型作業機の
    操作駆動装置において、前記スイッチ手段は、第1位
    置、第2位置、第3位置のいずれかに操作可能であり、
    前記駆動制御手段は、前記スイッチ手段が第1位置にあ
    るときは前記第2ブームを停止させ、前記スイッチ手段
    が第2位置に操作されると前記第2ブームを上げ方向に
    回動させ、前記スイッチ手段が第3位置に操作されると
    前記第2ブームを下げ方向に回動するよう第2ブームの
    油圧シリンダを駆動するものであることを特徴とする2
    ピースブーム型作業機の操作駆動装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の2ピースブーム型作業機の
    操作駆動装置において、前記駆動制御手段は、前記第1
    ブームに対する第2ブームの姿勢を検出する姿勢検出手
    段と、前記スイッチ手段の操作により前記第2ブームが
    下げ方向に回動しているときに前記姿勢検出手段により
    検出された姿勢が予め設定された姿勢に達すると前記第
    2ブームの油圧シリンダを停止させる停止制御手段とを
    有することを特徴とする2ピースブーム型作業機の操作
    駆動装置。
  6. 【請求項6】請求項2又は5記載の2ピースブーム型作
    業機の操作駆動装置において、前記駆動制御装置は、前
    記設定姿勢をオペレータの操作で変更可能とする設定変
    更手段を有することを特徴とする2ピースブーム型作業
    機の操作駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100406278B1 (ko) * 2000-12-27 2003-11-17 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 건설기계용 유압회로

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