JPH103687A - 光ピックアップ及び光ディスク装置 - Google Patents

光ピックアップ及び光ディスク装置

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JPH103687A
JPH103687A JP8155886A JP15588696A JPH103687A JP H103687 A JPH103687 A JP H103687A JP 8155886 A JP8155886 A JP 8155886A JP 15588696 A JP15588696 A JP 15588696A JP H103687 A JPH103687 A JP H103687A
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body frame
driven
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guide
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Application number
JP8155886A
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English (en)
Inventor
Katsuya Nakamura
勝也 中村
Shosuke Fukushima
章介 福島
Yuichi Honda
裕一 本田
Tomoo Imaizumi
智雄 今泉
Takashi Shimose
隆士 下瀬
Shigeo Motome
成男 本目
Yukio Kunisada
幸雄 国定
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで複数の記録媒体が使用可能な光ピ
ックアップ及び光ディスク装置を提供することを課題と
する。 【解決手段】 記録媒体のトラックを横切る方向に駆動
され、レーザ光源から出射するレーザビームをカップリ
ングレンズを介して対物レンズで集束し、前記記録媒体
の記録面に照射し、前記記録媒体に対してデータの読み
込み,書き込みのうち少なくとも一方を行う光ピックア
ップにおいて、前記レーザ光源,前記カップリングレン
ズのうち少なくとも一方を光軸方向に駆動する移動機構
を設け、前記対物レンズと前記記録媒体の記録面との間
にある透明基板の厚さに応じて、前記移動機構を駆動
し、前記レーザ光源,前記カップリングレンズのうち少
なくとも一方の位置を切換えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体のトラッ
クを横切る方向に駆動され、レーザ光源から出射するレ
ーザビームをカップリングレンズを介して対物レンズで
集束し、前記記録媒体の記録面に照射し、前記記録媒体
に対してデータの読み込み,書き込みのうち少なくとも
一方を行う光ピックアップ及びこの光ピックアップを有
する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置の記録媒体として、CD
(コンパクトディスク),DVD(ディジタルビデオディスク)
等がある。これらCDやDVDでは、ポリカーボネイト等の
光学的に透明な基板上に記録面を形成し、データの読み
取りや書き込みは、この透明基板を介して行う。
【0003】しかし、CDの透明基板の厚みは1.2mmであ
るの対し、DVDの透明基板の厚みは0.6mmとCDの透明基板
の半分である。更に、記録面においても、CDのトラック
ピッチが1.6μm、最短ピット長が0.83μmであるのに対
し、DVDのトラックピッチは0.74μm、最短ピット長は0.
4μmとCDの半分以下に高密度化されている。
【0004】従って、1つの装置でCDやDVD等のように
複数の記録媒体を使用可能とするのには、記録媒体の種
類に応じてそれぞれ最適な集光ができるように対物レン
ズを交換する方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、対物レンズを
交換する方法は、コストが高くなるという問題点があ
る。
【0006】本発明の課題は、低コストで複数の記録媒
体が使用可能な光ピックアップ及び光ディスク装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
[第1の発明]図1及び図2は第1の発明の光ピックア
ップを説明する原理図であり、図1は移動機構がカップ
リングレンズを駆動する場合、図2は移動機構がレーザ
光源を駆動する場合をそれぞれ示し、各図において、
(a)図は記録媒体2がセットされた時、(b)図は記録媒体
2′がセットされた時を示す。
【0008】図1及び図2において、1は記録面上の透
明基板の厚みが異なる記録媒体2,2′を回転駆動する
第1の駆動手段である。これら透明基板2,2′は、厚
さの異なる透明基板2a,2a′上に形成された記録面
2b,2b′とからなる。
【0009】記録媒体2,2′に対してデータの読み取
り及び書き込みのうち少なくとも一方を行う光ピックア
ップ3は、レーザビームを出射するレーザ光源4と、レ
ーザビームを記録媒体2,2′上に集束する対物レンズ
6と、レーザ光源4と対物レンズ6との間に設けられた
カップリングレンズ5とからなっている。
【0010】そして、図示しない第2の駆動手段によっ
て、光ピックアップ3は記録媒体2,2′のトラックを
横切る方向(矢印方向)に駆動される。次に、図1におい
て、カップリングレンズ5はカップリングレンズ移動機
構7によって、光軸方向に駆動され、記録媒体2,2′
の記録面2b,2b′と対物レンズ6との間にある透明
基板2a,2a′の厚みに応じてカップリングレンズ5
の位置を切換えるようになっている。
【0011】記録媒体2と記録媒体2′とは、透明基板
の厚みが異なっている。図1(a)のように、カップリン
グレンズ5が位置Bに位置している場合、記録媒体2を
セットすると、レーザ光源4からの発散光はカップリン
グレンズ5で略平行光とされ、対物レンズ6によって記
録媒体2の記録面2b上に集光される。
【0012】ここで、記録媒体2′をセットすると、対
物レンズ6と記録面との間の透明基板の厚みが異なり、
球面収差が発生し、集光性能が低下する。ここで、カッ
プリングレンズ5をカップリングレンズ移動機構7を用
いて位置Aに移動させると、カップリングレンズ5から
出射するレーザビームは発散し、対物レンズ6で逆方向
の球面収差が発生することにより、集束されるレーザビ
ームは記録媒体2′の記録面2b′上に良好に集光され
る。
【0013】カップリングレンズ5の位置を変えること
で、対物レンズと記録面との間にある透明基板の厚さが
異なる複数の記録媒体に対応できるので、低コストとな
る。次に、図2において、レーザ光源4はレーザ光源移
動機構8によって、光軸方向に駆動され、記録媒体2,
2′の記録面2b,2b′と対物レンズ6との間にある
透明基板2a,2a′の厚みに応じてレーザ光源4の位
置を切換えるようになっている。
【0014】記録媒体2と記録媒体2′とは、透明基板
の厚みが異なっている。図2(a)のように、カップリン
グレンズ5が位置B′に位置している場合、記録媒体2
をセットすると、レーザ光源4からの発散光はカップリ
ングレンズ5で略平行光とされ、対物レンズ6によって
記録媒体2の記録面2b上に集光される。
【0015】ここで、記録媒体2′をセットすると、対
物レンズ6と記録面との間の透明基板の厚みが異なり、
球面収差が発生し、集光性能が低下する。ここで、レー
ザ光源4をレーザ光源移動機構8を用いて位置A′に移
動させると、カップリングレンズ5から出射するレーザ
ビームは発散し、対物レンズ6で逆方向の球面収差が発
生することにより、集束されるレーザビームは記録媒体
2′の記録面2b′上に良好に集光される。
【0016】レーザ光源4の位置を変えることで、対物
レンズと記録面との間にある透明基板の厚さが異なる複
数の記録媒体に対応できるので、低コストとなる。尚、
図1及び図2に示す原理図では、カップリングレンズ5
あるいはレーザ光源4を移動するようにしたが、カップ
リングレンズ5とレーザ光源4との2つの光学素子を光
軸方向に移動するようにしてもよい。 [第2の発明]第1の発明において、前記移動機構によ
って駆動される被駆動体の停止位置での移動を禁止する
ストップ手段を設けたものである。
【0017】ストップ手段により被駆動体の停止位置で
の移動が禁止され、複数の記録媒体に対して正確なデー
タの読み取り,書き込みが可能となる。 [第3の発明]第1又は第2の発明において、前記移動
機構によって駆動される被駆動体の位置を検出する位置
検出手段を設けたものである。
【0018】位置検出手段により被駆動体の位置が検出
され、複数の記録媒体に対して正確なデータの読み取
り,書き込みが可能となる。 [第4の発明]第1乃至第3の発明のいずれかに記載の
発明において、前記移動機構によって駆動される被駆動
体を光軸方向に付勢する付勢手段を設けたものである。
【0019】付勢手段によって、移動機構の機械的なガ
タが無くなり、複数の記録媒体に対して正確なデータの
読み取り,書き込みが可能となる。 [第5の発明]第3の発明において、前記位置検出手段
は、前記移動機構によって駆動される被駆動体の停止位
置でのみ応動するものである。
【0020】位置検出手段が停止位置に応じて異なる信
号を発するようにすれば、被駆動体の位置が判別でき
る。このような検出手段の例としては、接触式或は非接
触式のセンサがある。
【0021】接触式のセンサとしては、マイクロスイッ
チ,リミットスイッチ,タッチスイッチ等があり、また、
非接触式のセンサとしては、高周波,静電容量,渦電流,
磁気の変化に応動する近接スイッチやフォトインタラプ
タ等の光電スイッチ等があるが限定するものではない。 [第6の発明]第3の発明において、前記位置検出手段
は、前記移動機構によって駆動される被駆動体の位置を
連続的に検出するものである。
【0022】第5の発明の効果に加え、被駆動体が停止
位置以外の位置にある時も被駆動体の位置が常時分か
り、更に、被駆動体の移動方向も分かる。このような検
出手段の例としては、光,磁気等の変化をパルス信号と
して発信するロータリエンコーダ,リニアエンコーダや
連続的に抵抗値が変化する抵抗体を用いた可変抵抗等が
あるが限定するものではない。 [第7の発明]第1乃至第6いずれかの発明において、
前記レーザ光源から出射されたレーザビームを三つのレ
ーザビームに分離する回折格子を設け、前記レーザ光
源,前記回折格子のうち少なくとも回折格子を光軸を回
転軸として回転させる回転機構を設け、前記記録媒体の
トラックピッチに応じて前記回折格子の位置を切換える
ものである。
【0023】3ビーム法を用いてトラッキングを行う光
ピックアップでは、レーザ光源から出射されるレーザビ
ームは、回折格子により、データの読み取り又は書き込
みを行う1本の主ビームと、この主ビームの両サイドに
照射され、対象トラックに一部分かかるように出射され
る二つの副ビームとに分離される。
【0024】このような3ビーム法の場合、トラックピ
ッチの異なる記録媒体に交換すると、副ビームが対象ト
ラックにかからなくなり、トラッキングができなくなる
場合がある。
【0025】本発明では、回転機構を用いて回折格子を
光軸を回転軸として回転させ、副ビーム列のトラックに
対する角度を変えることでトラックピッチの異なる記録
媒体でも良好なトラッキングエラー信号が検出できる。 [第8の発明]第1乃至第7いずれかの発明において、
記録媒体の記録密度に応じて変化する絞りを光軸上に設
けたものである。
【0026】絞りを設けることで、記録媒体に照射され
るレーザビームのスポット径が変わり、複数の記録媒体
に対応できる。 [第9の発明]第1の発明において、前記移動機構の被
駆動体は、レーザビームを出射するレーザ光源と、該レ
ーザ光源から出射したレーザビームを1本の主ビーム,
2本の副ビームとに分離する回折格子と、前記記録媒体
からの戻りレーザビームを検出する光検出器と、前記記
録媒体からの戻りレーザービームを前記光検出器へ導く
ビームスプリッタとが一体となったレーザ光源組立体で
ある。
【0027】このようなレーザ光源組立体を用いること
により、組付けが簡単になる。 [第10の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、被駆動体を保持する共に、回転駆動される被駆動体
枠と、光軸に沿って設けられ、前記被駆動体枠の外周面
が嵌合し、前記被駆動体枠を回転可能に支持する固定穴
と、前記被駆動体枠の外周面,前記固定穴の内周面のう
ち、一方の面に形成された螺旋ガイドと、他方の面に形
成され、前記螺旋ガイドに摺動可能に係合するスライダ
と、からなり、前記被駆動体枠が回転駆動されることに
より前記被駆動体が光軸に沿って複数の位置へ移動する
ものである。
【0028】被駆動体枠を回転駆動すると、被駆動体枠
はガイドに沿って光軸方向に、他の位置へ移動する。被
駆動体枠の外周面,前記固定穴の内周面のうち、一方の
面に形成された螺旋ガイドと、他方の面に形成され、前
記螺旋ガイドに摺動可能に係合するスライダとからなる
構成の例としては、おねじとめねじ、カム溝と突起等が
ある。 [第11の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体保持
枠の回転を略禁止すると共に、前記被駆動体枠を光軸方
向に略案内するガイドと、光軸に沿って設けられ、内筒
部に前記被駆動体枠が回転可能に嵌合し、回転駆動され
ると共に、光軸方向の移動が禁止された筒体と、該筒体
の外筒面が嵌合し、前記筒体を回転可能に支持する固定
穴と、前記被駆動体枠の外周面,前記筒体の内周面のう
ち、一方の面に形成された螺旋ガイドと、他方の面に形
成され、前記螺旋ガイドに摺動可能に係合するスライダ
と、からなり、前記筒体が回転すると、前記被駆動体が
光軸に沿って他の位置へ移動するものである。
【0029】筒体を回転駆動すると、被駆動体枠はガイ
ドに沿って光軸方向に、他の位置へ移動する。螺旋ガイ
ドの形状を選定することにより、被駆動体枠の非線形作
動が可能となり、停止位置近傍では、移動速度を緩やか
にしたり、停止させたりすることができ、高い位置決め
精度を得ることができる。
【0030】前記被駆動体枠の外周面,前記筒体の内周
面のうち、一方の面に形成された螺旋ガイドと、他方の
面に形成され、前記螺旋ガイドに摺動可能に係合するス
ライダとからなる構成の例としては、おねじとめねじ、
カム溝と突起等がある。 [第12の発明]第10又は第11の発明において、前
記被駆動体がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠が第
1位置と第2位置とで、前記光軸を回転軸として異なる
回転位置にあるよう前記螺旋ガイドを形成した回転機構
を設けたものである。
【0031】回転機構によってレーザ光源組立体内の回
折格子が回転されると、副ビーム列のトラックに対する
角度が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体から良
好なトラッキング信号が検出できる。 [第13の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体枠の
回転を禁止すると共に、前記被駆動体枠を光軸方向に案
内するガイドと、光軸方向に沿って設けられ、内筒部に
前記被駆動体枠が回転可能に嵌合すると共に、回転駆動
される筒体と、該筒体の外筒面が嵌合し、前記筒体を回
転可能に支持する固定穴と、前記被駆動体枠の外周面,
前記筒体の内周面のうち、一方の面に形成された第1の
螺旋ガイドと、他方の面に形成され、前記第1の螺旋ガ
イドに摺動可能に係合する第1のスライダと、前記筒体
の外周面,前記固定穴の内周面のうち、一方の面に形成
された第2の螺旋ガイドと、他方の面に形成され、前記
第2の螺旋ガイドに摺動可能に係合する第2のスライダ
とからなり、前記筒体が回転すると、前記被駆動体が光
軸に沿って複数の位置へ移動するものである。
【0032】筒体を回転駆動すると、被駆動体枠はガイ
ドに沿って光軸方向に、他の位置へ移動する。螺旋ガイ
ドの形状を選定することにより、被駆動体枠の非線形作
動が可能となり、停止位置近傍では、移動速度を緩やか
にしたり、停止させたりすることができ、高い位置決め
精度を得ることができる。
【0033】また、少ない回転角で大きな移動量を得る
ことも可能である。前記被駆動体枠の外周面,前記筒体
の内周面のうち、一方の面に形成された第1の螺旋ガイ
ドと、他方の面に形成され、前記第1の螺旋ガイドに摺
動可能に係合する第1のスライダ、また、前記筒体の外
周面,前記固定穴の内周面のうち、一方の面に形成され
た第2の螺旋ガイドと、他方の面に形成され、前記第2
の螺旋ガイドに摺動可能に係合する第2のスライダとか
らなる構成の例としては、おねじとめねじ、カム溝と突
起等がある。 [第14の発明]第13の発明において、前記被駆動体
がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠が第1位置と第
2位置とで、前記光軸を回転軸として異なる回転位置に
あるよう前記第1の螺旋ガイド,第2の螺旋ガイドのう
ち少なくとも一方のガイドを形成した回転機構を設けた
ものである。
【0034】回転機構によってレーザ光源組立体内の回
折格子が回転させると、副ビーム列のトラックに対する
角度が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもト
ラッキングが可能となる。 [第15の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、光軸方向に配設されると共に、外周面に螺旋ガイド
が形成され、回転駆動される円柱状の棒体と、該棒体に
螺合し、前記被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆
動体枠を光軸方向に案内する第1のガイドと、該第1の
ガイドと協働して前記被駆動体枠の回転を禁止すると共
に、前記被駆動体枠を光軸方向に案内する第2のガイド
とからなり、前記棒体が回転すると、前記被駆動体が光
軸に沿って複数の位置へ移動するものである。
【0035】棒体を回転駆動すると、被駆動体枠は第1
及び第2のガイドによって回転が禁止されているので、
ガイドに沿って光軸方向に、他の位置へ移動する。第1
0から第14の発明に比べて、光軸回りの肉厚を薄くで
き、コンパクトになる。
【0036】前記棒体の螺旋ガイドの例としては、外周
面にねじが形成されたねじ棒がある。 [第16の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、光軸方向に配設されると共に、外周面に螺旋ガイド
が形成され、回転駆動される円柱状の棒体と、該棒体に
螺合し、前記被駆動体を保持する被駆動体枠と、該棒体
と協働して前記被駆動体枠の回転を禁止すると共に、前
記被駆動体枠を光軸方向に案内するガイドとからなり、
前記棒体が回転すると、前記被駆動体が光軸に沿って複
数の位置へ移動するものである。
【0037】棒体を回転駆動すると、被駆動体枠は棒体
とガイドによって回転が禁止されているので、ガイドに
沿って光軸方向に、他の位置へ移動する。第15の発明
に比べてガイドの本数を減らすことができる。
【0038】前記棒体の螺旋ガイドの例としては、外周
面にねじが形成されたねじ棒がある。 [第17の発明]第15又は第16の発明において、前
記被駆動体がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠を前
記棒体に螺合する第1の被駆動体枠と、該第1の被駆動
体枠に光軸を中心軸として回転可能に設けられ、前記レ
ーザ光源組立体を保持する第2の被駆動体枠とで構成
し、前記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方
に、前記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設
けられ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、他方
に、前記第1及び第2のガイド溝に係合可能な第1及び
第2のスライダとを具備した回転機構を設けたものであ
る。
【0039】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。
【0040】被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折
格子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度
が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッ
キングが可能となる。 [第18の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、光軸方向に配設されると共に、外周面に螺旋ガイド
が形成され、回転駆動される円錐状の棒体と、前記被駆
動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体枠に設けら
れ、螺旋ガイドに係合可能なスライダと、該スライダを
前記棒体の回転中心軸方向に付勢して、前記スライダを
前記棒体を押接せしめる第1の付勢手段と、前記スライ
ダを光軸方向に付勢して、前記スライダを前記棒体に押
接せしめる第2の付勢手段と、該被駆動体枠を光軸方向
に案内する第1のガイドと、該第1のガイドと協働して
前記被駆動体枠の回転を禁止すると共に、前記被駆動体
枠を光軸方向に案内する第2のガイドとからなり、前記
棒体が回転すると、前記被駆動体が光軸に沿って複数の
位置へ移動するものである。
【0041】スライダは第1及び第2の付勢手段の付勢
力でもって円錐状の棒体の螺旋ガイドに押接している。
よって、円錐状の棒体を回転駆動すると、被駆動体枠は
第1及び第2のガイドに回転が禁止されているので、ガ
イドに沿って光軸方向に、他の位置へ移動する。
【0042】第15の発明や第16の発明では棒体は円
柱状であり、樹脂成形で製造する場合、金型が最低二つ
は必要となるが、本発明の棒体は円錐状であるので、樹
脂成形の場合、金型は一つで済み、成形性が向上する。
【0043】前記棒体の螺旋ガイドの例としては、ねじ
がある。 [第19の発明]第18の発明において、前記被駆動体
がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠を前記スライダ
が設けられる第1の被駆動体枠と、該第1の被駆動体枠
に光軸を中心軸として回転可能に設けられ、前記レーザ
光源組立体を保持する第2の被駆動体枠とで構成し、前
記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、前
記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けら
れ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、他方に、
前記第1及び第2のガイド溝に係合可能な第1及び第2
のスライダとを具備した回転機構を設けたものである。
【0044】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。
【0045】被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折
格子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度
が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッ
キングが可能となる。 [第20の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体枠を
光軸方向に案内するガイドと、前記被駆動体枠に設けら
れたスライダと、前記スライダが摺動可能に係合し、前
記被駆動体枠を前記ガイドに沿って移動させるガイド部
を有すると共に、駆動されるカムとからなり、前記カム
が駆動すると、前記被駆動体が光軸に沿って複数のへ移
動するものである。
【0046】カムを駆動すると、被駆動体枠はガイドに
沿って光軸方向に、他の位置へ移動する。特にカムを板
カムとすることにより、成形が容易である。 [第21の発明]第20の発明において、前記被駆動体
がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠を前記スライダ
が設けられる第1の被駆動体枠と、該第1の被駆動体枠
に光軸を中心軸として回転可能に設けられ、前記レーザ
光源組立体を保持する第2の被駆動体枠とで構成し、前
記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、前
記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けら
れ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、他方に、
前記第1及び第2のガイド溝に係合可能な第1及び第2
のスライダとを具備した回転機構を設けたものである。
【0047】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。
【0048】被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折
格子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度
が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッ
キングが可能となる。 [第22の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体枠を
光軸方向に案内するガイドと、スライダを有すると共
に、駆動されるカムとを具備し、前記スライダが係合
し、前記カムの駆動により、前記被駆動体枠を前記ガイ
ドに沿って移動させるガイド部を前記被駆動体枠に設
け、前記カムが駆動すると、前記被駆動体が光軸に沿っ
て複数の位置へ移動するものである。
【0049】カムを駆動すると、被駆動体枠はガイドに
沿って光軸方向に、他の位置へ移動する。特にカムを板
カムとすることにより、成形が容易である。 [第23の発明]第22の発明において、前記被駆動体
がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠を前記ガイド部
が設けられる第1の被駆動体枠と、該第1の被駆動体枠
に光軸を中心軸として回転可能に設けられ、前記レーザ
光源組立体を保持する第2の被駆動体枠とで構成し、前
記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、前
記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けら
れ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、他方に、
前記第1及び第2のガイド溝に係合可能な第1及び第2
のスライダとを具備した回転機構を設けたものである。
【0050】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。
【0051】被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折
格子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度
が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッ
キングが可能となる。 [第24の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体枠を
光軸方向に案内するガイドと、前記被駆動体枠に設けら
れたスライダと、固定側に回転可能に設けられ、揺動端
部側に前記スライダが摺動可能に係合するガイド部が形
成され、揺動駆動されるリンクとからなり、前記リンク
が駆動すると、前記被駆動体が光軸に沿って複数の位置
へ移動するものである。
【0052】リンクを駆動すると、被駆動体枠はガイド
に案内されて光軸に沿って他の位置へ移動する。リンク
を光ピックアップ外に置けるので、光ピックアップの小
型化が可能となる。 [第25の発明]第24の発明において、前記被駆動体
がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠を前記スライダ
が設けられる第1の被駆動体枠と、該第1の被駆動体枠
に光軸を中心軸として回転可能に設けられ、前記レーザ
光源組立体を保持する第2の被駆動体枠とで構成し、前
記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、前
記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けら
れ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、他方に、
前記第1及び第2のガイド溝に係合可能な第1及び第2
のスライダとを具備した回転機構を設けたものである。
【0053】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。
【0054】被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折
格子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度
が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッ
キングが可能となる。 [第26の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体枠を
光軸方向に案内するガイドと、前記ガイドに沿って設け
られたラックと、前記被駆動体枠に設けられ、前記ラッ
クに噛合するピニオンと、該ピニオンを駆動する第1の
プーリと、回転駆動される第2のプーリと、前記第1の
プーリ,前記第2のプーリ間に巻き掛けられた弾性ワイ
ヤとからなり、前記第2のプーリが駆動すると、前記被
駆動体が光軸に沿って複数のへ移動するものである。
【0055】第2のプーリを駆動すると、駆動力は弾性
ワイヤを介して第2のプーリ,ピニオンに伝達される。
ピニオンが回転することにより、被駆動体枠がガイドに
案内され、光軸に沿って他の位置へ移動する。
【0056】被駆動体枠が他の位置へ移動すると、第1
及び第2のプーリ間の距離が変わるが、弾性ワイヤが弾
性変形することにより、第1のプーリから第2のプーリ
への駆動力の伝達は可能となる。 [第27の発明]第26の発明において、前記被駆動体
がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠を前記第1のプ
ーリが設けられる第1の被駆動体枠と、該第1の被駆動
体枠に光軸を中心軸として回転可能に設けられ、前記レ
ーザ光源組立体を保持する第2の被駆動体枠とで構成
し、前記第2の被駆動体枠の光軸と交差する面,固定側
のうちどちらか一方に、前記被駆動体枠の第1位置,第
2位置に対応して設けられ、斜面を有する第1及び第2
のガイド溝を、他方に、前記第1及び第2のガイド溝に
係合可能な第1及び第2のスライダとを具備した回転機
構を設けたものである。
【0057】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。
【0058】被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折
格子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度
が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッ
キングが可能となる。 [第28の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体枠を
光軸方向に案内するガイドと、前記被駆動体枠を光軸の
一方の方向に付勢する付勢手段と、一端部が前記被駆動
体枠に係止されたワイヤを巻き取ることにより前記被駆
動体枠を光軸の他方の方向へ駆動するワイヤ巻き取り手
段とからなり、前記巻き取り手段が駆動すると、前記被
駆動体が光軸に沿って複数の位置へ移動するものであ
る。
【0059】付勢手段の付勢力に抗してワイヤ巻き取り
手段をワイヤ巻き取り方向に駆動すると、被駆動体枠は
ガイドに案内され光軸の他方の方向へ移動する。ワイヤ
巻き取り手段に作用する力を解除すると、付勢手段の付
勢力により、被被駆動体枠はガイドに案内され、光軸の
一方の方向へ移動する。 [第29の発明]第28の発明において、前記被駆動体
がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠を前記ワイヤが
係止される第1の被駆動体枠と、該第1の被駆動体枠に
光軸を中心軸として回転可能に設けられ、前記レーザ光
源組立体を保持する第2の被駆動体枠とで構成し、前記
第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、前記
被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けられ、
斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、他方に、前記
第1及び第2のガイド溝に係合可能な第1及び第2のス
ライダとを具備した回転機構を設けたものである。
【0060】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。
【0061】被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折
格子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度
が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッ
キングが可能となる。 [第30の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、前記被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体
枠を光軸方向に案内するガイドと、駆動部が前記被駆動
体枠に取り付けられた駆動源を有した直動機構とからな
り、前記直動機構が駆動すると、前記被駆動体が光軸に
沿って複数の位置へ移動するものである。
【0062】直動機構が駆動すると、被駆動体枠はガイ
ドに案内され、光軸に沿って他の位置へ移動する。直動
機構は駆動源を有しているので、光ピックアップがどの
位置にあっても被駆動体枠の移動が可能となる。
【0063】また、3以上の停止位置を有する直動機構
を用いれば、記録媒体による被駆動対枠の移動に加え、
温度変化による機構部材の寸法変動や光学部品の屈折率
変化によって発生する球面収差に起因する信号の劣化も
補正することができる。 [第31の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、移動部を案内するガイド部,停止位置調整機能及び
駆動源を有した直動機構であり、前記直動機構が駆動す
ると、前記被駆動体が光軸に沿って複数の位置へ移動す
るものである。
【0064】直動機構が駆動すると、被駆動体枠はガイ
ド部に案内され、光軸に沿って他の位置へ移動する。直
動機構は駆動源を有しているので、光ピックアップがど
の位置にあっても被駆動体枠の移動が可能となる。
【0065】更に、直動機構は、移動部を案内するガイ
ド部,停止位置調整機能及び駆動源を有しているので、
光ピックアップの組付けが容易である。 [第32の発明]第30の発明又は第31の発明におけ
る前記直動機構として、二以上の停止位置を有する電磁
ソレノイドを用いたものである。
【0066】3以上の停止位置を有する電磁ソレノイド
を用いれば、記録媒体による被駆動対枠の移動に加え、
温度変化による機構部材の寸法変動や光学部品の屈折率
変化によって発生する球面収差に起因する信号の劣化も
補正することができる。 [第33の発明]第30の発明又は第31の発明におけ
る前記直動機構として、リニアモータを用いたものであ
る。
【0067】リニアモータは任意の位置で停止すること
ができるので、記録媒体による被駆動対枠の移動に加
え、温度変化による機構部材の寸法変動や光学部品の屈
折率変化によって発生する球面収差に起因する信号の劣
化も補正することができる。 [第34の発明]第30の発明又は第31の発明におけ
る前記直動機構として、流体圧を用いた二以上の停止位
置を有する圧力推進機構を用いたものである。
【0068】3以上の停止位置を有する圧力推進機構を
用いれば、記録媒体による被駆動対枠の移動に加え、温
度変化による機構部材の寸法変動や光学部品の屈折率変
化によって発生する球面収差に起因する信号の劣化も補
正することができる。
【0069】流体圧を用いた圧力推進機構の例として
は、エアシリンダやオイルシリンダ等がある。 [第35の発明]第30の発明又は第31の発明におけ
る前記直動機構として、圧電素子を用いたものである。
【0070】3以上の停止位置を有する圧電素子を用い
れば、記録媒体による被駆動対枠の移動に加え、温度変
化による機構部材の寸法変動や光学部品の屈折率変化に
よって発生する球面収差に起因する信号の劣化も補正す
ることができる。 [第36の発明]第30の発明又は第31の発明におけ
る前記直動機構として、形状記憶合金と、該形状記憶合
金に対して加熱,冷却のうち少なくともどちらか一方を
行う熱手段と、を用いたものである。
【0071】熱手段を作動させると、形状記憶合金は変
形し、被駆動対枠を光軸方向に移動させる。3以上の停
止位置を有する形状記憶合金を用いれば、記録媒体によ
る被駆動対枠の移動に加え、温度変化による機構部材の
寸法変動や光学部品の屈折率変化によって発生する球面
収差に起因する信号の劣化も補正することができる。
【0072】また、熱手段の例としては、形状記憶合金
に対して加熱を行うヒータ、形状記憶合金に対して加
熱,吸熱を行う電子冷却素子(ペルチェ素子)等がある。 [第37の発明]第30の発明又は第31の発明におけ
る前記被駆動体がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠
を前記直動機構が取り付けられる第1の被駆動体枠と、
該第1の被駆動体枠に光軸を中心軸として回転可能に設
けられ、前記レーザ光源組立体を保持する第2の被駆動
体枠とで構成し、前記第2の被駆動体枠,固定側のうち
どちらか一方に、前記被駆動体枠の第1位置,第2位置
に対応して設けられ、斜面を有する第1及び第2のガイ
ド溝を、他方に、前記第1及び第2のガイド溝に係合可
能な第1及び第2のスライダとを具備した回転機構を設
けたものである。
【0073】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。
【0074】被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折
格子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度
が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッ
キングが可能となる。 [第38の発明]第36の発明における前記熱手段は、
電子冷却素子である。
【0075】電子冷却素子は、加熱,吸熱の両方の作動
が可能であるので、電子冷却素子だけで、被駆動対枠を
光軸の両方向に移動させることができる。また、構成が
簡単となる。 [第39の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、前記被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体
枠を光軸方向に案内するガイドと、両端部が固定される
と共に、一端部が光ピックアップに取り付けられた中空
状のアウタワイヤ及び該アウタワイヤ内に摺動可能に設
けられ、一端部が前記被駆動体枠に取り付けられたイン
ナワイヤとからなるワイヤとからなり、前記インナワイ
ヤが移動すると、前記被駆動体が光軸に沿って複数の位
置へ移動するものである。
【0076】インナワイヤを移動させると、インナワイ
ヤの移動に伴い被駆動体枠がガイドに案内されて光軸方
向に沿って他の位置へ移動する。アウタワイヤの他端部
が光ピックアップ以外の部位に固定されていても、ワイ
ヤは被被駆動体枠の移動に追従するので、駆動源を光ピ
ックアップ外に設けることが可能となる。
【0077】よって、光ピックアップがどの位置にあっ
ても被駆動体枠の移動が可能となる。 [第40の発明]第39の発明において、前記被駆動体
がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠を前記インナワ
イヤが取り付けられた第1の被駆動体枠と、該第1の被
駆動体枠に光軸を中心軸として回転可能に設けられ、前
記レーザ光源組立体を保持する第2の被駆動体枠とで構
成し、前記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一
方に、前記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して
設けられ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、他
方に、前記第1及び第2の係合溝に係合可能な第1及び
第2のスライダとを具備した回転機構を設けたものであ
る。
【0078】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。
【0079】被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折
格子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度
が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッ
キングが可能となる。 [第41の発明]第2の発明において、前記ストップ手
段は、被駆動体,固定側のうちどちらか一方に設けられ
たばねと、他方に設けられ、前記ばねが係合する被係合
部と、からなるものである。
【0080】ばねが被係合部に係合することで、被駆動
体の停止位置での移動が禁止される。 [第42の発明]第41の発明における前記ばねは光軸
方向に移動可能に設けられるものである。
【0081】ばねを光軸方向に移動可能としたことによ
り、被駆動体の光軸方向の停止位置の調整が可能とな
る。 [第43の発明]第41の発明における前記ばねの前記
係合部への押圧力を調整する押圧力調整機構を設けたも
のである。
【0082】押圧力を調整することにより、被駆動体の
停止位置での拘束力の調整が可能となる。 [第44の発明]第2の発明において、前記ストップ手
段は、前記被駆動体が当接する突き当て部材であるもの
である。
【0083】被駆動体が突き当て部材に当接することに
より、被駆動体の停止位置での当接方向のそれ以上の移
動が禁止される。 [第45の発明]第44の発明において、前記突き当て
部材は、光軸方向に移動可能に設けられるものである。
【0084】突き当て部材を光軸方向に移動可能とした
ことにより、被駆動体の停止位置の調整が可能となる。 [第46の発明]第2の発明において、前記ストップ手
段は、被駆動体,固定側のうちどちらか一方に設けられ
た磁性体と、他方に設けられ、前記磁性体に対して磁気
吸着可能な磁石と、からなるものである。
【0085】被駆動体は磁石と磁性体との間に発生する
磁気吸着力により、被駆動体の停止位置でのそれ以上の
移動が禁止される。 [第47の発明]第46の発明における前記磁石は電磁
石である。
【0086】電磁石への電流の印加をオンオフすること
で、磁石と磁性体との間に発生する磁気吸着力のオンオ
フが可能となり、停止位置での被駆動体の拘束/解除が
容易となる。 [第48の発明]第1の発明に記載の光ピックアップを
有する光ディスク装置である。
【0087】透明基板の厚さの異なる複数の記録媒体の
再生や書き込みが1台の光ディスクで可能となる。
【0088】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態を説明する。 [第1の実施の形態例]図3は本発明の光ピックアップ
が設けられた光ディスク装置の第1の実施の形態例を説
明する平面構成図、図4は図3における切断線A-Aにお
ける断面図、図5は図3におけるレーザ光源組立体の構
成図である。
【0089】これらの図において、光ディスク装置の固
定側であるベース10側には、例えばDVDとCDとのよう
に透明基板の厚さが異なる記録媒体11(DVD),11′(C
D)を回転駆動するディスク回転モータ12が設けられて
いる。
【0090】更に、ベース10上には、記録媒体のトラ
ックを横切る方向に設けられた第1のガイド13と、第
1のガイド13に並設された第2のガイド14とが設け
られている。
【0091】これら第1及び第2のガイド13,14に
は、光ピックアップ15が摺動可能に係合している。光
ピックアップ15の第2のガイド14に沿った側部に
は、ラック16aが形成されたラックプレート16が設
けられている。一方、ベース10側には、ラックプレー
ト16のラック16aに噛合するピニオン17が設けら
れている。このピニオン17には、プーリ18が一体的
に設けられている。
【0092】更に、19はベース10側に設けられ、出
力軸にプーリ20が設けられた光ピックアップ移動モー
タである。そして、プーリ18とプーリ20とには、ワ
イヤ21が巻き掛けられ、光ピックアップ移動モータ1
9の回転駆動力は、プーリ20,ワイヤ21を介して、
プーリ18,ピニオン17に伝達され、光ピックアップ
15は第1及び第2のガイド13,14に案内されて記
録媒体11,11′のトラックを横切る方向に移動する
ようになっている。
【0093】次に、光ピックアップ15内の説明を行
う。20は記録媒体11,11′に対してレーザビーム
を照射するレーザ光源組立体である。このレーザ光源組
立体20は、図5に示すように、 レーザビームを出射
するレーザ光源21と、レーザ光源21から出射された
レーザビームを一つの主ビームと、二つの副ビームとに
分離する回折格子22と、記録媒体11,11′からの
戻りレーザビームを検出する光検出器23と、記録媒体
11,11′からの戻りレーザビームを光検出器23へ
導くホログラムビームスプリッタ24とが一体的に形成
されている。
【0094】そして、レーザ光源組立体20から出射し
たレーザビームはカップリングレンズ29,ミラー50
を介して対物レンズ51で集束され、記録媒体11,1
1′の記録面に照射される。
【0095】記録媒体11,11′からの戻りレーザビ
ームは対物レンズ51,ミラー50,カップリングレンズ
29を介してレーザ光源組立体20に至り、ホログラム
ビームスプリッタ24により光検出器23へ導かれ、フ
ォーカスエラー信号,トラックエラー信号,RF信号が検出
される。
【0096】次に、カップリングレンズ29を第1位置
(DVD位置)と第2位置(CD位置)とに移動させるカップリ
ングレンズ移動機構の説明を行う。レーザ光源組立体2
0から出射されるレーザビームの光軸Oに沿って、ガイ
ド25が設けられている。26はガイド25に並設され
る棒体としてのねじ棒である。ねじ棒26の一方の端
部、即ち、レーザ光源組立体20側の端部にはギヤ27
が取り付けられている。
【0097】28はカップリングレンズ29が設けられ
るカップリングレンズ枠である。このカップリングレン
ズ枠28は、ねじ棒26に螺合し、ガイド25に摺動可
能に係合する第1のカップリングレンズ枠30と、第1
のカップリングレンズ枠30に設けられた光軸Oを中心
とするめねじ穴30aに螺合し、カップリングレンズ2
9を保持する第2のカップリングレンズ枠31とから構
成されている。
【0098】そして、カップリングレンズ枠30は、ガ
イド25とねじ棒26とにより、回転が禁止されてい
る。一方、ベース10上には、出力軸に光ピックアップ
15側のギヤ27が噛合可能なギヤ33が設けられたカ
ップリングレンズ移動モータ34が設けられている。
【0099】ねじ棒26の他方の端部には、ギア35が
取り付けられている。36は光ピックアップ15上で、
光軸Oを略直交する方向に設けられたガイドである。こ
のガイド36には、絞り穴37aが形成された絞りプレ
ート37が摺動可能に係合している。更に、絞りプレー
ト37には、ギヤ35が噛合するラック38aが形成さ
れたラックプレート38が取り付けられ、ねじ棒26の
回転により、絞りプレート37はガイド36に沿って移
動するようになっている。
【0100】40,41は第1位置及び第2位置に対応
して設けられ、カップリングレンズ枠28(第1のカッ
プリングレンズ枠30)が当接し、それ以上のカップリ
ングレンズ枠28の移動を禁止する第1及び第2ストッ
パである。これら第1及び第2ストッパ40,41は偏
心軸40a,41aを有し、回転することによりカップ
リングレンズ枠28との当接位置が光軸O方向に調整可
能となっている。
【0101】42,43は第1及び第2位置に対応して
設けられ、カップリングレンズ枠28(第1のカップリ
ングレンズ枠30)の側面に形成された断面形状がV字形
の係合溝28aに係合可能で、係合することにより、カ
ップリングレンズ枠28の光軸方向の移動を禁止する第
1及び第2位置決めばねである。
【0102】44,45は第1及び第2位置に対応して
設けられ、カップリングレンズ枠28(第1のカップリ
ングレンズ枠30)の側面に設けられた位置検出手段と
してのフォトインタラプタ46の発光部と受光部との間
を遮光可能な第1及び第2遮光板である。
【0103】また、48は一端部がギヤ27に、他端部
がカップリングレンズ枠28(第1のカップリングレン
ズ枠30)にそれぞれ当接し、カップリングレンズ枠2
8を光軸O方向に付勢し、カップリングレンズ枠28(第
1のカップリングレンズ枠30)とねじ棒26との間の
光軸O方向のねじガタを無くすスプリングである。
【0104】次に、上記構成の作動を説明する。ディス
ク回転モータ12上には、記録媒体11がセットされて
いるとする。この場合、カップリングレンズ枠28は第
1位置に位置し、カップリングレンズ枠28は第1スト
ッパ40に当接し、第1位置決めばね42がカップリン
グレンズ枠28の係合溝28aに係合し、カップリング
レンズ枠28の移動が禁止されている。フォトインタラ
プタ46の発光部と受光部間は第1遮光板44によって
遮光されている。また、絞りプレート37の絞り穴37
aは光軸O上から退避し、対物レンズ51に設けられた
図示しない対物レンズホルダに設けられた絞りが作用す
る。
【0105】ここで、光ピックアップ移動モータ19を
駆動することにより、光ピックアップ15は記録媒体1
1の所望のトラック上に移動する。レーザ光源組立体2
0内のレーザ光源21から出射されたレーザビームは、
カップリングレンズ29,ミラー50を介して対物レン
ズ51で集束され、記録媒体11の記録面に照射され
る。記録媒体11からの戻りレーザビームは対物レンズ
51,ミラー50,カップリングレンズ29を介してレー
ザ光源組立体20に至り、ホログラムビームスプリッタ
24により光検出器23へ導かれ、フォーカスエラー信
号,トラックエラー信号,RF信号が検出される。
【0106】次に、記録媒体11から記録媒体11′へ
交換すると、カップリングレンズ移動モータ34が回転
され、ねじ棒26が回転し、カップリングレンズ枠28
は図3において下方向に移動する。そして、カップリン
グレンズ枠28は第2ストッパ41に当接すると共に、
第2位置決めばね43がカップリングレンズ枠28の係
合溝28aに係合して、カップリングレンズ枠28の移
動が禁止される。
【0107】この時、フォトインタラプタ46の発光部
と受光部との間に第2遮光板45が位置し、カップリン
グレンズ枠28が第2位置へ移動したことが検出され
る。更に、ねじ棒26が回転することにより、絞りプレ
ート37の絞り穴37aが光軸Oに位置する。
【0108】上記構成によれば、カップリングレンズ2
9の位置を変えることで、対物レンズと記録面との間に
ある透明基板の厚さが異なる複数の記録媒体11,1
1′に対応できるので、低コストとなる。
【0109】また、絞りプレート37の絞り穴37aを
光軸O上に位置させる/退避させることで、記録密度の異
なる記録媒体11,11′対応でき、低コストとなる。
更に、第1及び第2ストッパ40,41、第1及び第2
位置決めばね42,43により、カップリングレンズ枠
28の第1及び第2位置での移動が禁止され、複数の記
録媒体11,11′に対して正確なデータの読み取り,書
き込みが可能となる。
【0110】更にまた、フォトインタラプタ46を設け
たことにより、カップリングレンズ29の位置が検出さ
れ、複数の記録媒体に対して正確なデータの読み取り,
書き込みが可能となる。
【0111】また、スプリング48を設けたことによっ
て、移動機構の機械的なガタが無くなり、複数の記録媒
体11,11′に対して正確なデータの読み取り,書き込
みが可能となる。
【0112】更にまた、レーザ光源組立体20を用いる
ことにより、組付けが簡単になる。また、組付け時、カ
ップリングレンズ枠28の第2のカップリングレンズ枠
31を第1のカップリングレンズ枠30に対して回転す
ることにより、第2のカップリングレンズ枠31は第1
のカップリングレンズ枠30に対して光軸O方向に移動
し、カップリングレンズ29の光軸方向の位置調整が可
能となる。 [第2の実施の形態例]図6は本発明の光ピックアップ
が設けられた光ディスク装置の第2の実施の形態例を説
明する平面構成図、図7は図6における切断線B-Bにお
ける断面図である。尚、図6及び図7において、第1の
実施の形態例を説明する図3から図5における同一部分
には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
【0113】第1の実施の形態例と本実施の形態例との
大きな相違点は、第1の実施の形態例が記録媒体に応じ
てカップリングレンズを光軸O方向に移動させるのに対
し、本実施の形態例はレーザ光源を光軸O方向に移動さ
せる点である。
【0114】これらの図において、60はレーザ光源組
立体20が設けられるレーザ枠である。このレーザ枠6
0は、ねじ棒26に螺合し、ガイド25に摺動可能に係
合する第1のレーザ枠61と、第1のレーザ枠61に設
けられた光軸Oを中心とするめねじ穴61aに螺合し、
レーザ光源組立体20を保持する第2のレーザ枠62と
から構成されている。
【0115】そして、レーザ枠60は、ガイド25とね
じ棒26とにより、回転が禁止されるている。更に、レ
ーザ光源回転機構が設けられている。即ち、レーザ光源
組立体20が設けられる第2のレーザ枠62の外周面に
は、光軸Oと交わる方向に延びるカム溝62aが形成さ
れている。一方、光ピックアップ15には、このカム溝
62aに係合するピン63とこのピン63を支持するピ
ン板64とが設けられている。
【0116】65は出力軸にギヤ33が設けられるレー
ザ移動モータである。次に、上記構成の作動を説明す
る。ディスク回転モータ12上には、記録媒体11がセ
ットされているとする。この場合、レーザ枠60は第2
位置に位置し、レーザ枠60は第2ストッパ41に当接
し、第2位置決めばね43がレーザ枠60の係合溝60
aに係合し、レーザ枠60の移動が禁止されている。フ
ォトインタラプタ46の発光部と受光部間は第2遮光板
45によって遮光されている。また、絞りプレート37
の絞り穴37aは光軸Oから退避している。
【0117】ここで、光ピックアップ移動モータ19を
駆動することにより、光ピックアップ15は記録媒体1
1の所望のトラック上に移動する。レーザ光源組立体2
0内のレーザ光源21から出射されたレーザビームは、
カップリングレンズ29,ミラー50を介して対物レン
ズ51で集束され、記録媒体11の記録面に照射され
る。記録媒体11からの戻りレーザビームは対物レンズ
51,ミラー50,カップリングレンズ29を介してレー
ザ光源組立体20に至り、ホログラムビームスプリッタ
24により光検出器23へ導かれ、フォーカスエラー信
号,トラックエラー信号,RF信号が検出される。
【0118】次に、記録媒体11から記録媒体11′へ
交換すると、レーザ移動モータ65が回転され、ねじ棒
26が回転し、レーザ枠60は図6において上方向に移
動する。そして、レーザ枠60は第1ストッパ40に当
接すると共に、第1位置決めばね42がレーザ枠60の
係合溝28aに係合して、レーザ枠60の移動が禁止さ
れる。
【0119】更に、レーザ枠60が移動すると、ピン6
3とカム溝62aにより第2のレーザ枠62が第1のレ
ーザ枠61に対して回転する。この時、フォトインタラ
プタ46の発光部と受光部との間に第1遮光板44が位
置し、レーザ枠60が第1位置へ移動したことが検出さ
れる。
【0120】更に、ねじ棒26が回転することにより、
絞りプレート37の絞り穴37aが光軸O上へ移動す
る。上記構成によれば、レーザ光源組立体20(レーザ
光源21)の位置を変えることで、対物レンズと記録面
との間にある透明基板の厚さが異なる複数の記録媒体1
1,11′に対応できるので、低コストとなる。
【0121】更に、3ビーム法を用いてトラッキングを
行う上記構成の光ピックアップでは、レーザ光源21か
ら出射されるレーザビームは、回折格子22により、デ
ータの読み取り又は書き込みを行う1本の主ビームと、
この主ビームの両サイドに照射され、対象トラックに一
部分かかるように出射される二つの副ビームとに分離さ
れる。
【0122】このような3ビーム法の場合、トラックピ
ッチの異なる記録媒体に交換すると、副ビームが対象ト
ラックにかからなくなり、トラッキングができなくなる
場合がある。
【0123】しかし、上記構成では、レーザ光源回転機
構を用いて回折格子22を光軸を回転軸として回転さ
せ、副ビームの位置を変えることでトラックピッチの異
なる記録媒体でも良好なトラッキングエラー信号が検出
できる。
【0124】また、第1及び第2ストッパ40,41、
第1及び第2位置決めばね42,43により、レーザ枠
60の第1及び第2位置での移動が禁止され、複数の記
録媒体11,11′に対して正確なデータの読み取り,書
き込みが可能となる。
【0125】また、絞りプレート37の絞り穴37aを
光軸O上に位置させる/退避させることで、記録密度の異
なる記録媒体11,11′対応でき、低コストとなる。
更に、フォトインタラプタ46を設けたことにより、カ
ップリングレンズ29の位置が検出され、複数の記録媒
体に対して正確なデータの読み取り,書き込みが可能と
なる。
【0126】また、スプリング48を設けたことによっ
て、移動機構の機械的なガタが無くなり、複数の記録媒
体11,11′に対して正確なデータの読み取り,書き込
みが可能となる。
【0127】更にまた、レーザ光源組立体20を用いる
ことにより、組付けが簡単になる。また、組付け時、レ
ーザ枠60の第2のレーザ枠62を第1のレーザ枠61
に対して回転することにより、第2のレーザ枠62は第
1のレーザ枠61に対して光軸O方向に移動し、カップ
リングレンズ29の光軸方向の位置調整が可能となる。
【0128】尚、上記構成の光ピックアップで、主ビー
ムのみで、フォーカスエラー信号,トラックエラー信号,
RF信号を検出するようにすれば、レーザ光源回転機構は
不要となる。次に、カップリングレンズ枠又はレーザ枠
を光軸方向に移動する移動機構の変形例を説明する。
【0129】(1) ねじの応用 図8は第3の実施の形態例を説明する構成図で、(a)図
は光ピックアップの平面図、(b)図は(a)図のレーザ枠を
説明する図、(c)図は(a)図のレーザ枠とレーザ枠支持部
との拡大図、(d)図は(c)図における切断線C-Cにおける
断面図である。
【0130】尚、図8において、第2の実施の形態例を
説明する図6及び図7における同一部分には同一符号を
付し、それらの説明は省略する。図において、光ピック
アップ15上には、光軸O方向に延びるめねじ穴70a
が形成されたレーザ枠支持部70が形成されている。こ
のめねじ穴70aには、外周面におねじ部71aと、ギ
ヤ部71bとが形成された円筒状のレーザ枠71が螺合
している。レーザ枠71のおねじ部70aの中央部に
は、非おねじ形成部分があり、ここに光軸O方向の位置
が異なる二つの第1係合溝72,第2係合溝73が形成
されている。
【0131】一方、レーザ枠支持部70には、レーザ枠
71の第1及び第2係合溝72,73に係合可能なばね
74が取り付けられている。更に、光ピックアップ15
上には、第1及び第2フォトインタラプタ75,76が
設けられ、レーザ枠71には、第1及び第2フォトイン
タラプタ75,76の発光部と受光部間を遮光可能な遮
光板77が取り付けられている。
【0132】78は光軸Oに対して略直交するように設
けられたガイドである。このガイド78には、絞り穴7
9aが形成された絞りプレート79が摺動可能に係合し
ている。
【0133】レーザ枠71の絞りプレート79側の端面
には、絞りプレート79方向に延びるガイドバー80が
設けられている。このガイドバー80の中間部は光ピッ
クアップ15上に設けられたブッシュ81を挿通し、ブ
ッシュ81とレーザ枠71との間には、レーザ枠71を
付勢するスプリング82が設けられている。
【0134】更に、ブッシュ81より先、即ち、絞りプ
レート79側のガイドバー80は光軸Oを交差する方向
に曲げられ、絞りプレート79に設けられた穴79bに
遊嵌している。
【0135】従って、レーザ枠71が回転して、光軸O
方向に移動することにより、絞りプレート79の絞り穴
79aは光軸O上に位置したり、退避したりする。83
は光ディスク装置のベース側に設けられたレーザ移動モ
ータ65の出力軸に取り付けられ、レーザ枠71のギヤ
部71bが噛合可能なギヤである。
【0136】上記構成によれば、例えば、図8に示すよ
うに、レーザ枠71が第2位置(例えば、DVD用)にある
場合、透明基板の厚さが異なる記録媒体に交換すると、
レーザ移動モータ65が回転され、第2位置にあるレー
ザ枠71は第1位置方向に向かって光軸方向に移動す
る。そして、レーザ枠71は第1ストッパ40に当接す
ると共に、ばね74がレーザ枠71の第1係合溝72に
係合して、レーザ枠71の移動が禁止される。
【0137】尚、この構成において、第1及び第2の係
合溝72,73の位置やおねじ部71aのおねじの形状
を適宜選定することにより、レーザ光源組立体20内の
回折格子22の回転も行うことができる。
【0138】更に、レーザ枠71が移動すると、絞りプ
レート79もガイド80に案内され、絞り穴79aが光
軸O上に位置する。この時、第1フォトインタラプタ7
5の発光部と受光部との間に遮光板77が位置し、レー
ザ枠71が第1位置へ移動したことが検出される。
【0139】尚、上記構成では、レーザ光源を光軸方向
に移動するようにしたが、図9に示すように、カップリ
ングレンズを光軸方向に移動させてもよい。図9は第4
の実施の形態例を説明する図である。図において、図8
とどういう部分には同一符号を付し、それらの説明は省
略する。
【0140】光ピックアップ15上には、光軸O方向に
延びるめねじ穴85aが形成されたカップリングレンズ
枠支持部85が形成されている。このめねじ穴85aに
は、外周面におねじ部86aと、ギヤ部86bとが形成
された円筒状のカップリングレンズ枠86が螺合してい
る。カップリングレンズ枠86のおねじ部86aの中央
部には、非おねじ形成部分があり、ここに光軸O方向の
位置が異なる二つの第1係合溝72,第2係合溝73(図
示せず)が形成されている。
【0141】一方、カップリングレンズ枠支持部85に
は、レーザ枠71の第1及び第2係合溝72,73に係
合可能なばね74が取り付けられている。更に、光ピッ
クアップ15上には、第1及び第2フォトインタラプタ
75,76が設けられ、カップリングレンズ枠86に
は、第1及び第2フォトインタラプタ75,76の発光
部と受光部間を遮光可能な遮光板77が取り付けられて
いる。
【0142】カップリングレンズ枠86の絞りプレート
79側の端面には、絞りプレート79方向に延びるガイ
ドバー80が設けられている。このガイドバー80の中
間部は光ピックアップ15上に設けられたブッシュ81
を挿通し、ブッシュ81とレーザ枠71との間には、レ
ーザ枠71を付勢するスプリング82が設けられてい
る。更に、ブッシュ81より先、即ち、絞りプレート7
9側のガイドバー80は光軸Oを交差する方向に曲げら
れ、絞りプレート79に設けられた穴79bに遊嵌して
いる。
【0143】従って、レーザ枠71が回転して、光軸O
方向に移動することにより、絞りプレート79の絞り穴
79aは光軸O上に位置したり、退避したりする。83
は光ディスク装置のベース側に設けられカップリングレ
ンズ移動モータ34の出力軸に取り付けられ、レーザ枠
71のギヤ部71bが噛合可能なギヤである。
【0144】上記構成によれば、例えば、図9に示すよ
うに、カップリングレンズ枠86が第2位置(例えば、C
D用)にある場合、透明基板の厚さが異なる記録媒体に交
換すると、カップリングレンズ移動モータ34が回転さ
れ、第2位置にあるカップリングレンズ枠86は第1位
置(例えばDVD用)方向に向かって光軸方向に移動する。
そして、カップリングレンズ枠86は第1ストッパ40
に当接すると共に、ばね74がカップリングレンズ枠8
6の第1係合溝72に係合して、カップリングレンズ枠
86の移動が禁止される。
【0145】尚、この構成において、第1及び第2の係
合溝72,73の位置やおねじ部71aのおねじの形状
を適宜選定することにより、レーザ光源組立体20内の
回折格子22の回転も行うことができる。
【0146】更に、カップリングレンズ枠86が移動す
ると、絞りプレート79もガイド80に案内され、絞り
穴79aが光軸O上から退避する。この時、第1フォト
インタラプタ75の発光部と受光部との間に遮光板77
が位置し、レーザ枠71が第1位置へ移動したことが検
出される。 (2) カム筒の応用 図10は第5の実施の形態例を説明する図で、(a)図は
平面図、(b)図は(a)図における切断線D-Dにおける断面
図を示す。尚、図10において、図9と同一部分には同
一符号を付し、それらの説明は省略する。
【0147】図において、90は光ピックアップ15上
に設けられた筒体支持部である。この筒体支持部90に
は穴90aが形成され、この穴90aに筒体91が回転
可能に支持されている。92は筒体90に設けられ、筒
体90の光軸O方向の抜け止め部材である。
【0148】筒体91には、ギヤ83に噛合可能なギヤ
部91aが形成され、内筒面にはめねじ91bが形成さ
れている。93は、筒体91のめねじ91bに螺合する
おねじ93aが外筒面上に形成され、カップリングレン
ズ29が取り付けられた筒状のカップリングレンズ枠で
ある。94は基端部が光ピックアップ15のベース上に
設けられ、先端部側がカップリングレンズ枠93に設け
られた光軸方向の穴93aに嵌合し、カップリングレン
ズ枠93の回転を規制するカップリングレンズ枠ガイド
である。
【0149】更に、筒体91の外筒面上には、フォトイ
ンタラプタ95の発光部と受光部とを遮光可能な遮光板
96が設けられ、筒体支持部90に設けられたばね74
が係合可能な係合溝91cが形成されている。
【0150】上記構成によれば、例えば、図10に示す
ように、カップリングレンズ枠93が第2位置(例え
ば、CD用)にある場合、透明基板の厚さが異なる記録媒
体に交換すると、カップリングレンズ移動モータ34が
回転され、筒体91が回転する。筒体91が回転するこ
とにより、第2位置にあるカップリングレンズ枠93は
第1位置方向に向かって光軸方向に移動する。そして、
カップリングレンズ枠93は第1ストッパ40に当接
し、カップリングレンズ枠93の移動が禁止される。
【0151】この時、フォトインタラプタ95の発光部
と受光部との間に遮光板96が再び位置し、カップリン
グレンズ枠93が第1位置へ移動したことが検出され
る。更に、カップリングレンズ枠93が移動すると、絞
りプレート79もガイド80に案内され、絞り穴79a
が光軸O上から退避し、対物レンズ51に設けられた図
示しない対物レンズホルダに設けられた絞りが作用す
る。
【0152】尚、上記構成において、遮光板96は1つ
設けたが、複数設けてもよい。更に、上記構成では、カ
ップリングレンズ29を光軸O方向に移動したが、図1
1に示すように、レーザ光源組立体20を光軸方向に移
動するようにしてもよい。
【0153】図11及び図12は、第5の実施の形態例
を説明する図である。図11は第6の実施の形態例を説
明する平面図、図12は図11におけるE方向矢視図で
ある。尚、図11及び図12において、図10と同一部
分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
【0154】図において、100は光ピックアップ15
上に設けられた筒体支持部である。この筒体支持部10
0には穴100aが形成され、この穴100aに筒体1
01が回転可能に支持されている。102は筒体101
に設けられ、筒体101の光軸O方向の抜け止め部材で
ある。
【0155】筒体101には、ギヤ83に噛合可能なギ
ヤ部101aが形成され、内筒面にはめねじ101bが
形成されている。103は、筒体101のめねじ101
bに螺合するおねじ103aが外筒面上に形成され、レ
ーザ光源組立体20が取り付けられた筒状のレーザ枠で
ある。104は基端部が光ピックアップ15のベース上
に設けられ、中間部がレーザ枠103に設けられた光軸
方向の穴103aにほとんど隙間無く嵌合し、先端部側
は先端に行くに従って幅が狭くなり、穴103aに対し
て遊嵌し、レーザ枠103がカップリングレンズ29方
向に移動すると、光軸Oを中心とした微小な回転を許可
するレーザ枠ガイドである。
【0156】更に、筒体101の外筒面上には、フォト
インタラプタ95の発光部と受光部とを遮光可能な遮光
板96が設けられ、筒体支持部90に設けられたばね7
4が係合可能な係合溝101cが形成されている。
【0157】第1のストッパ40の近傍には、レーザ枠
103の第1ストッパ40側端面に形成された断面形状
がV字形の係合溝103bに係合し、レーザ枠103の
第1位置での回転方向の位置決めを行うばね105が設
けられている。
【0158】106はギヤ83に噛合可能なギア106
aが一方の端部に設けられ、軸受107に回転可能に支
持される連結軸である。連結軸106の他方の端部に
は、絞り穴108aが形成され、ガイド78に摺動可能
に係合する絞りプレート108のラック部108bに噛
合するギヤ109が設けられている。
【0159】110は一端部がレーザ枠ガイド104の
基端部に押接し、他端部がレーザ枠103を押接して、
レーザ枠103を光軸方向に付勢して筒体101とレー
ザ枠103とのガタをなくすスプリングである。
【0160】上記構成によれば、例えば、図11に示す
ように、レーザ枠103が第2位置(例えば、DVD用)に
ある場合、透明基板の厚さが異なる記録媒体に交換する
と、レーザ移動モータ65が回転され、筒体101が回
転する。筒体101が回転することにより、第2位置に
あるレーザ枠103は第1位置方向に向かって光軸方向
に移動する。そして、レーザ枠103は第1ストッパ4
0に当接し、レーザ枠103の移動が禁止される。
【0161】この時、ばね105がレーザ枠103の係
合溝103bに係合し、第1位置(例えば、CD用)でのレ
ーザ枠103の回転方向の位置決めを行うと共に、フォ
トインタラプタ95の発光部と受光部との間に遮光板9
6が再び位置し、レーザ枠93が第1位置へ移動したこ
とが検出され、更に、レーザ枠103が移動すると、絞
りプレート79もガイド78に案内され、更に、レーザ
枠103が移動すると、絞りプレート108もガイド7
8に案内され、絞り穴108aが光軸O上へ移動する。 (3) 二段沈胴カム 図13は第7の実施の形態例を説明する図である。尚、
図13において、図10及び図11と同一部分には同一
符号を付し、それらの説明は省略する。
【0162】図において、120は光ピックアップ15
上に設けられた筒体支持部である。この筒体支持部12
0にはめねじ穴120aが形成され、この穴120aに
外周面におねじ111aが形成された筒体111が螺合
している。
【0163】筒体111の外周面には光ピックアップ1
5の外部に設けられた駆動源のギヤに噛合可能なギヤ部
111aが形成され、内周面にはめねじが形成されため
ねじ部111bが形成されている。
【0164】112は筒体111の内周面に形成された
めねじ部111bに螺合し、カップリングレンズ29を
保持する中空状のカップリングレンズ枠である。カップ
リングレンズ枠112には、光軸方向に延びる穴112
aが形成され、この穴112aに基端部が光ピックアッ
プ15のベース上に設けられたカップリングレンズ枠ガ
イド113が嵌合し、カップリングレンズ枠112の回
転を禁止している。
【0165】また、筒体111の外周面上には、光軸方
向の異なる位置に第1係合溝111c,第2係合溝11
1dが形成されている。一方、光ピックアップ15のベ
ース上には、第1係合溝111c,第2係合溝111d
に係合可能なばね114が設けられている。
【0166】115,116は光ピックアップ15のベ
ース上に設けられた第1及び第2フォトインタラプタで
ある。117は筒体111の外周面に設けられ、第1及
び第2のフォトインタラプタ115,116の発光部と
受光部間を遮光可能な遮光板である。
【0167】筒体111の対物レンズ51側の端面に
は、ギヤプレート118が取り付けられている。このギ
ヤプレート118は軸受104に回転可能に支持される
ギヤシャフト119に噛合し、ギヤシャフト119の先
端部には、絞りプレート108のラック部108bに噛
合するギヤ109が設けられている。
【0168】上記構成によれば、例えば、図13に示す
ように、カップリングレンズ枠112が第2位置(例え
ば、CD用)にある場合、透明基板の厚さが異なる記録媒
体に交換すると、光ピックアップ以外の場所に設けられ
た駆動源が駆動され、筒体111が回転する。筒体11
1が回転することにより、筒体111は第1位置(例え
ば、DVD用)に向かって移動し、回転移動する筒体111
に対してカップリングレンズ枠112も第1位置に向か
って移動する。そして、筒体111の第1係合溝111
cがばね114に係合し、筒体111及びカップリング
レンズ枠112の移動が禁止される。
【0169】この時、第1フォトインタラプタ115の
発光部と受光部との間に遮光板117が再び位置し、カ
ップリングレンズ枠112が第1位置へ移動したことが
検出される。
【0170】更に、筒体111が回転すると、この回転
力は、ギヤプレート118,ギヤシャフト119に伝達
され、絞りプレート108もガイド78に案内され、絞
り穴108aが光軸Oから退避し、対物レンズ51に設
けられた図示しない対物レンズホルダに設けられた絞り
が作用する。
【0171】上記構成では、カップリングレンズ29を
光軸O方向に移動したが、レーザ光源組立体20を光軸
方向に移動するようにしてもよい。図14は第8の実施
の形態例を説明する図、図15は図14におけるレーザ
枠の斜視図である。尚、図14において、図13と同一
部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
【0172】図において、125は筒体111の内周面
に形成されためねじ部111bに螺合し、レーザ光源組
立体20を保持する中空状のレーザ枠である。レーザ枠
125には、光軸方向に延びる穴125aが形成され、
この穴125aに基端部が光ピックアップ15のベース
上に設けられたレーザ枠ガイド126が嵌合し、レーザ
枠125の回転を禁止している。
【0173】126はレーザ枠125の対物レンズ側端
面に設けられたストッパプレートである。このストッパ
プレート126には、光ピックアップ上に設けられた第
1及び第2ストッパ127,128に当接可能なアーム
部126aが形成されている。
【0174】アーム部126aの第1ストッパ127と
当接する面と、第2ストッパ128と当接する面とに
は、断面形状が略V字形のガイド溝としての第1及び第
2係合溝126b,126cが形成されている。
【0175】これら第1及び第2係合溝126b,12
6cは、光軸を中心とする略同一円周上で異なる位置に
設定されている。更に、光ピックアップ15上には、ス
トッパプレート126の第1及び第係合溝126b,1
26cに係合可能なスライダとしての第1及び第2ばね
129,130が設けられている。
【0176】上記構成によれば、例えば、図14に示す
ように、レーザ枠125が第2位置(例えば、DVD用)に
ある場合、透明基板の厚さが異なる記録媒体に交換する
と、図示しない駆動源が駆動され、筒体111が回転す
る。筒体111が回転することにより、筒体111は第
1位置(例えば、CD用)に向かって移動し、回転移動する
筒体111に対してレーザ枠125も第1位置に向かっ
て移動する。そして、筒体111の第1係合溝111c
がばね115に係合し、筒体111の移動が禁止され
る。
【0177】同時に、レーザ枠125のストッパプレー
ト126が第1ストッパ127に当接して、それ以上の
光軸方向の移動が禁止されると同時に、第1ばね129
がストッパプレート126の第1係合溝126bに第1
ばね129が係合する。
【0178】この時、第1係合溝126bと第2係合溝
126cとは、光軸を中心とする略同一円周上で異なる
位置に設定されているので、レーザ光源組立体20は光
軸を中心に回転することになる。 (4) ガイドとリードスクリュー 図16は第9の実施の形態例を説明する図、図17は図
16における要部を説明する図で、(a)図は図16にお
けるG方向矢視図、(b)図は図16における切断線F-Fに
おける断面図、(c)図は図16におけるH方向矢視図であ
る。図において、図6と同一部分には同一符号を付し、
それらの説明は省略する。
【0179】図において、140は光軸O方向に沿って
配設されるねじ棒である。ねじ棒140には、レーザ光
源組立体20が設けられたレーザ枠141が螺合してい
る。142はレーザ枠141に形成された貫通穴に挿通
され、レーザ枠141を光軸方向に案内する第1のガイ
ド、143はレーザ枠141に形成された貫通穴に挿通
され、第1のガイド142と協働してレーザ枠141の
回転を禁止すると共にレーザ枠141を光軸O方向に案
内する第2のガイドである。
【0180】レーザ枠141は、第1及び第2のガイド
142,143が挿通する穴145a,145bが形成さ
れ、中央部にめねじ穴145cが形成された第1のレー
ザ枠145と、第1のレーザ枠145のめねじ穴145
cに螺合し、レーザ光源組立体20が取り付けられた第
2のレーザ枠146とからなっている。
【0181】第1レーザ枠145の側面には、スライダ
としての第1及び第2位置決めばね42,43が係合可
能な係合溝145dが形成され、更に第2レーザ枠14
6の対物レンズ51側の端面と、反対側の端面には、光
軸Oを中心とする略同一円周上で、高さが異なり、断面
形状が略V字形のガイド溝としての第1及び第2係止溝
146b,146cが形成されている。
【0182】そして、光ピックアップ15上には、第2
レーザ枠146の第1及び第2係止溝146b,146
cに係合可能な第1及び第2ばね147,148が設け
られている。
【0183】また、ねじ棒140の一方の端部には、光
ピックアップ15以外に設けられたレーザ移動モータ6
5の出力軸に取り付けられたギヤ33に噛合可能なギヤ
149が、他方の端部には、絞りプレート37に取り付
けられたラックプレート38のラック38aに噛合する
ギア150がそれぞれ取り付けられている。
【0184】更に、ギヤ149とレーザ枠141との間
には、レーザ枠141を対物レンズ51方向に付勢する
スプリング151が設けられている。上記構成によれ
ば、例えば、図16に示すように、レーザ枠141が第
2位置(例えば、DVD用)にある場合、透明基板の厚さが
異なる記録媒体に交換すると、レーザ移動モータ65が
駆動され、ギヤ33,ギヤ149を介してねじ棒140
が回転する。
【0185】レーザ枠141(第1のレーザ枠145)は
第1及び第2のガイド142,143により回転が禁止
されているので、レーザ枠141はねじ棒140の回転
により、第1及び第2のガイド142,143に案内さ
れて第1位置(例えば、CD用)に向かって移動する。
【0186】そして、レーザ枠141(第1のレーザ枠
145)が第1ストッパ40に当接し、それ以上の光軸
方向の移動が禁止されると同時に、第1のレーザ枠14
5の係合溝145dに第1位置決めばね42が係合し、
位置決めがなされる。
【0187】更に、第1ばね147が第2のレーザ枠1
46の第1係止溝146bに係合する。第1係止溝14
6bは第2係止溝146cと高さが異なっているので、
第2のレーザ枠146は、第1ばね147が係合するこ
とにより回転し、レーザ光源組立体20内の回折格子も
回転し、記録媒体のトラックピッチが異なっていても対
応可能となる。
【0188】また、フォトインタラプタ46の発光部と
受光部との間に第1遮光板44が位置し、レーザ枠14
1が第1位置へ移動したことが検出される。更に、絞り
プレート37の絞り穴37aが光軸O上に移動する。上
記構成では、レーザ光源組立体20を光軸方向に移動す
るようにしたが、カップリングレンズを光軸方向に移動
してもよい。図18は第10の実施の形態例を説明する
図である。図において、図17と同一部分には、同一符
号を付し、それらの説明は省略する。
【0189】図において、第1及び第2のガイド14
2,143には、カップリングレンズ29を保持するレ
ンズ枠160が摺動可能に係合している。レンズ枠16
0には、第1及び第2のガイド142,143が挿通す
る穴161a,161bが形成され、中央部にめねじ穴
161cが形成された第1のレンズ枠161と、第1の
レーザ枠161のめねじ穴161cに螺合し、カップリ
ングレンズ29が取り付けられた第2のレーザ枠162
とからなっている。
【0190】第1レーザ枠161の側面には、第1及び
第2位置決めばね42,43が係合可能な係合溝161
dが形成されている。上記構成によれば、例えば、レン
ズ枠160が第2位置(例えば、CD用)にある場合、透明
基板の厚さが異なる記録媒体に交換すると、カップリン
グレンズ移動モータ34が駆動され、ギヤ33,ギヤ1
49を介してねじ棒140が回転する。
【0191】レンズ枠160(第1のレンズ枠161)は
第1及び第2のガイド142,143により回転が禁止
されているので、レンズ枠160はねじ棒140の回転
により、第1及び第2のガイド142,143に案内さ
れて第1位置(DVD用)に向かって移動する。
【0192】そして、レンズ枠160(第1のレンズ枠
161)が第1ストッパ40に当接し、それ以上の光軸
方向の移動が禁止されると同時に、第1のレンズ枠16
1の係合溝161dに第1位置決めばね42が係合し、
位置決めがなされる。
【0193】また、フォトインタラプタ46の発光部と
受光部との間に第1遮光板44が位置し、レンズ枠16
0が第1位置へ移動したことが検出される。更に、絞り
プレート37の絞り穴37aが光軸Oより退避する。 (5) ガイドとリードスクリューの変形 図19は第11の実施の形態例を説明する図、図20は
図19の切断線J-Jにおける断面図である。尚、図19
及び図20において図18と同一部分には、同一符号を
付しそれらの説明は省略する。
【0194】これらの図において、図18と異なる部分
は、ねじ棒140の代わりに外周面に階段状の螺旋ガイ
ドが形成された円錐状の棒体170を用いた点である。
そして、レンズ枠160の第1のレンズ枠161に、図
20に示すような機構を設けた。即ち、第1のレンズ枠
161の穴161eに棒体170が遊嵌している。
【0195】更に、第1のレンズ枠161には、棒体1
70の回転中心軸に向かって延びる穴161fが設けら
れ、この穴161f内に棒体170の螺旋状のガイドに
係合可能なピン171が配設されている。173は穴1
61fの外部に向かって開放された面を塞ぐねじで、ね
じ173とピン171との間に設けられたスプリング
(第1の付勢手段)172により、ピン171は棒体17
0の回転中心軸方向に付勢されている。
【0196】更に、第1のガイド142には、大径部1
42aが形成され、大径部142aとレンズ枠160と
の間には、スプリング(第2の付勢手段)175が配設さ
れ、ピン171は棒体170の螺旋ガイドに押接してい
る。
【0197】上記構成によれば、例えば、レンズ枠16
0が第2位置にある場合、透明基板の厚さが異なる記録
媒体に交換すると、カップリングレンズ移動モータ34
が駆動され、ギヤ33,ギヤ149を介して棒体170
が回転する。
【0198】レンズ枠160(第1のレンズ枠161)は
第1及び第2のガイド142,143により回転が禁止
されているので、レンズ枠160は棒体170の回転に
より、第1及び第2のガイド142,143に案内され
て第1位置(DVD用)に向かって移動する。
【0199】そして、レンズ枠160(第1のレンズ枠
161)が第1ストッパ40に当接し、それ以上の光軸
方向の移動が禁止されると同時に、第1のレンズ枠16
1の係合溝161dに第1位置決めばね42が係合し、
位置決めがなされる。
【0200】また、フォトインタラプタ46の発光部と
受光部との間に第1遮光板44が位置し、レンズ枠16
0が第1位置へ移動したことが検出される。絞りプレー
ト37の絞り穴37aが光軸Oより退避する。上記実施
の形態例では、カップリングレンズ29を光軸O方向に
移動させたが、レーザ光源を光軸O方向に移動させても
よい。図21は第12の実施の形態例を説明する図、図
22は図21における切断線K-Kにおける断面図であ
る。尚、図21において、図16と同一部分には同一符
号を付し、それらの説明は省略する。
【0201】これらの図において、図16と異なる部分
は、ねじ棒140の代わりに外周面に階段状の螺旋ガイ
ドが形成された円錐状の棒体170を用いた点である。
そして、レーザ枠141の第1のレーザ枠145に第1
1の実施の形態例と同様に、図22に示すような機構を
設けた。即ち、第1のレーザ枠45の穴145eに棒体
170が遊嵌している。
【0202】更に、第1のレーザ枠145には、棒体1
70の回転中心軸に向かって延びる穴145fが設けら
れ、この穴145f内に棒体170の螺旋状のガイドに
係合可能なピン171が配設されている。173は穴1
61fの外部に向かって開放された面を塞ぐねじで、ね
じ173とピン171との間に設けられたスプリング
(第1の付勢手段)172により、ピン171は棒体17
0の回転中心軸方向に付勢されている。
【0203】更に、第2のガイド143には、大径部1
43aが形成され、大径部143aとレンズ枠160と
の間には、スプリング(第2の付勢手段)175が配設さ
れ、ピン171は棒体170の螺旋ガイドに押接してい
る。
【0204】上記構成によれば、例えば、図21に示す
ように、レンズ枠160が第2位置(DVD用)にある場
合、透明基板の厚さが異なる記録媒体に交換すると、レ
ーザ移動モータ65が駆動され、ギヤ33,ギヤ149
を介して棒体170が回転する。
【0205】レーザ枠141(第1のレンズ枠145)は
第1及び第2のガイド142,143により回転が禁止
されているので、レーザ枠141は棒体170の回転に
より、第1及び第2のガイド142,143に案内され
て第1位置(CD用)に向かって移動する。
【0206】そして、レーザ枠141(第1のレーザ枠
145)が第1ストッパ40に当接し、それ以上の光軸
方向の移動が禁止されると同時に、第1のレーザ枠14
5の係合溝145dに第1位置決めばね42が係合し、
位置決めがなされる。
【0207】更に、第1ばね147が第2のレーザ枠1
46の第1係止溝146bに係合する。第1係止溝14
6bは第2係止溝146cと高さが異なっているので、
第2のレーザ枠146は、第1ばね147が係合するこ
とにより回転し、レーザ光源組立体20内の回折格子も
回転し、記録媒体のトラックピッチが異なっていても対
応可能となる。
【0208】また、フォトインタラプタ46の発光部と
受光部との間に第1遮光板44が位置し、レンズ枠16
0が第1位置へ移動したことが検出される。更に、絞り
プレート37の絞り穴37aが光軸O上に位置する。 (6) 板カム 次に図23から図25を用いて第13の実施の形態例を
説明する。図23は本発明の第13の実施の形態例を説
明する図、図24は図23におけるL方向矢視図、図2
5は図23におけるM方向矢視図である。尚、これらの
図において図21と同一部分には同一符号を付し、それ
らの説明は省略する。
【0209】図において、第1及び第2のガイド14
2,143には、レーザ光源組立体20を保持するレー
ザ枠180が摺動可能に係合している。レーザ枠180
には、第1及び第2のガイド142,143が挿通する
穴181a,181bが形成され、中央部にめねじ穴1
81cが形成された第1のレンズ枠181と、第1のレ
ーザ枠181のめねじ穴181cに螺合し、レーザ光源
組立体20が取り付けられた第2のレーザ枠182とか
らなっている。
【0210】第1レーザ枠181の側面には、第1及び
第2位置決めばね42,43が係合可能な係合溝181
dが形成されている。183は光ピックアップ15上に
回転可能に設けられ、周縁部にギヤ部183aが形成さ
れた板カムである。板カム183のレーザ枠180と対
向する面には、レーザ枠180(第2のレーザ枠182)
に形成されたピン184が遊嵌し、レーザ枠180を光
軸O方向に案内するガイド溝183bが形成されてい
る。
【0211】185は、上部に板カム183のギヤ部1
83aに噛合するギヤ186が取り付けられた駆動軸で
ある。駆動軸185の中間部には、第1のかさ歯車18
6aが取り付けられ、下部には光ピックアップ15以外
の部分に設けられたレーザ移動モータ65の出力軸に取
り付けられたギヤ33に噛合可能なギヤ187が取り付
けられている。
【0212】188は光ピックアップ15上に回転可能
に設けられ、一方の端部に第1のかさ歯車186aに噛
合する第2のかさ歯車189が噛合し、他方の端部に
は、絞り穴190aが形成された絞りプレート190が
取り付けられた軸である。
【0213】上記構成によれば、レーザ枠180が第2
位置(例えば、DVD用)にある場合、ピン184はガイド
溝183bの一方の端部I近傍にある。透明基板の厚さ
が異なる記録媒体に交換すると、レーザ移動モータ65
が駆動され、板カム183が回転する。板カム183の
回転により、ピン184はガイド溝183bの他方の端
部IIに向かって移動し、レーザ枠180は第1及び第2
ガイド142,143に案内され、第1位置(例えば、CD
用)へ向かって移動する。
【0214】そして、ピン184がガイド溝183bの
他方の端部II近傍に至り、第1のレーザ枠181の係合
溝181dに第1位置決めばね42が係合し、位置決め
がなされる。
【0215】更に、第1ばね147が図17と同様に形
成された第2のレーザ枠182の第1係止溝に係合す
る。第1係止溝は第2係止溝と高さが異なっているの
で、第2のレーザ枠182は、第1ばね147が係合す
ることにより回転し、レーザ光源組立体20内の回折格
子も回転し、記録媒体のトラックピッチが異なっていて
も対応可能となる。
【0216】また、フォトインタラプタ46の発光部と
受光部との間に第1遮光板44が位置し、レーザ枠18
0が第1位置へ移動したことが検出される。更に、絞り
プレート190の絞り穴190aが光軸O上に位置す
る。
【0217】上記実施の形態例では、レーザ枠180上
にピン184を、板カム183にガイド溝183bを設
けたが、逆に、レーザ枠180にガイド溝を板カム18
3にピンを設けてもよい。更に、上記実施の形態例で
は、レーザ光源組立体20を光軸O方向に移動したが、
カップリングレンズを光軸O方向に移動させてもよい。
図26は第14の実施の形態例を説明する図、図27は
図26におけるM′方向矢視図である。尚、図26及び
図27において、図23と同一部分には、同一符号を付
し、それらの説明は省略する。
【0218】図において、第1及び第2のガイド14
2,143には、カップリングレンズ29を保持するレ
ンズ枠190が摺動可能に係合している。レンズ枠19
0には、第1及び第2のガイド142,143が挿通す
る穴191a,191bが形成され、中央部にめねじ穴
191cが形成された第1のレンズ枠191と、第1の
レンズ枠191のめねじ穴191cに螺合し、レンズ光
源組立体20が取り付けられた第2のレンズ枠192と
からなっている。
【0219】第1レンズ枠191の側面には、第1及び
第2位置決めばね42,43が係合可能な係合溝191
dが形成されている。そして、レンズ枠190(第2の
レンズ枠192)には、板カム183のガイド溝183
bに遊嵌するピン193が設けられている。
【0220】上記構成によれば、レンズ枠190が第2
位置(例えば、CD用)にある場合、ピン193はガイド溝
183bの一方の端部I近傍にある。透明基板の厚さが
異なる記録媒体に交換すると、レンズ移動モータ34が
駆動され、板カム183が回転する。板カム183の回
転により、ピン193はガイド溝183bの他方の端部
IIに向かって移動し、レンズ枠190は第1及び第2ガ
イド142,143に案内され、第1位置(例えば、DVD
用)へ向かって移動する。
【0221】そして、ピン193がガイド溝183bの
他方の端部II近傍に至り、第1のレーザ枠181の係合
溝181dに第1位置決めばね42が係合し、位置決め
がなされる。
【0222】また、フォトインタラプタ46の発光部と
受光部との間に第1遮光板44が位置し、レンズ枠19
0が第1位置へ移動したことが検出される。更に、絞り
プレート190の絞り穴190aが光軸O上より退避す
る。 (7) 揺動リンク 図28は第15の実施の形態例を説明する図である。
尚、図28において、図8,図23と同一部分には同一
符号を付し、それらの説明は省略する。
【0223】図において、200は光ピックアップ15
以外の箇所に設けられた図示しないレーザ移動モータに
よって回転駆動されるギヤである。201はギヤ200
に噛合し、回転中心にリンク202が固着されたリンク
である。リンク202の回転端部側に向かって長溝20
2aが形成されている。この長溝202aは、リンクの
回転端部に行くに従って幅が広くなるように設定されて
いる。
【0224】そして、レーザ枠(第1のレーザ枠181)
180には、リンク202の長溝202aに摺動可能に
係合するピン203が設けられている。更に、204は
一端部が第1のガイド142に形成された大径部205
に当接し、他端部がレーザ枠180に当接して、レーザ
枠180を対物レンズ51方向に付勢し、ピン203と
リンク202の長溝202aとのガタを無くす付勢手段
としてのスプリングである。
【0225】上記構成によれば、図28に示すように、
レーザ枠180が第2位置(例えば、DVD用)にある場
合、透明基板の厚さが異なる記録媒体に交換すると、レ
ーザ移動モータが駆動され、リンク202が図において
反時計方向に回転する。リンク202の回転により、レ
ーザ枠180は第1及び第2ガイド142,143に案
内され、第1位置(CD用)へ向かって移動する。
【0226】そして、レーザ枠180が第1ストッパ4
0に当接し、それ以上のレーザ枠180の光軸方向の移
動が禁止されると同時に、第1のレーザ枠181の係合
溝181dに第1位置決めばね42が係合し、位置決め
がなされる。
【0227】更に、第1ばね147が図17と同様に形
成された第2のレーザ枠182の第1係止溝に係合す
る。第1係止溝は第2係止溝と高さが異なっているの
で、第2のレーザ枠182は、第1ばね147が係合す
ることにより回転し、レーザ光源組立体20内の回折格
子も回転し、記録媒体のトラックピッチが異なっていて
も対応可能となる。
【0228】また、フォトインタラプタ46の発光部と
受光部との間に第1遮光板44が位置し、レーザ枠18
0が第1位置へ移動したことが検出される。更に、絞り
プレート79の絞り穴79aが光軸O上に位置する。
【0229】尚、上記構成では、レーザ光源組立体20
を光軸O方向に移動させると共に、光軸Oを中心に回転さ
せが、主ビームだけで、トラックエラー信号,フォーカ
スエラー信号,RF信号を検出するようにすれば、レーザ
光源組立体20を光軸方向に移動させるだけでもよい。
【0230】また、カップリングレンズ29を光軸O方
向に移動させてもよい。この場合、カップリングレンズ
29が第1位置へ移動したならば、絞りプレート79の
絞り穴79aを光軸Oより退避させるようにすればよ
い。 (8) プーリとラックアンドピニオン 図29は本発明の第16の実施の形態例を説明する図で
ある。図において、図26と同一部分には同一符号を付
し、それらの説明は省略する。
【0231】図において、光ピックアップ15以外の箇
所には、図示しないレザー移動モータによって回転駆動
されるプーリ210が設けられ、光ピックアップ15上
には、光軸方向にラック211aが形成されたラックプ
レート211が設けられている。
【0232】一方、レーザ枠180には、プーリとラッ
クプレート211のラック211aに噛合可能なピニオ
ンとが一体的に形成されたピニオンプーリ212が回転
可能に設けられている。
【0233】そして、プーリ210とピニオンプーリ2
12との間には、弾性ワイヤ215が巻き掛けられてい
る。上記構成によれば、図29に示すように、レーザ枠
180が第2位置(例えば、DVD用)にある場合、透明基
板の厚さが異なる記録媒体に交換すると、レーザ移動モ
ータが駆動されると、プーリ210,弾性ワイヤ215
を介して、ピニオンプーリ212が回転する。ピニオン
プーリ212が回転すると、レーザ枠180はラックプ
レート211に沿って移動し、第1及び第2ガイド14
2,143に案内され、第1位置(例えば、CD用)へ向か
って移動する。
【0234】この場合、プーリ210とピニオンプーリ
212との間の距離が変化するが、弾性ワイヤ215が
弾性変形し、距離の変化を吸収する。そして、レーザ枠
180が第1ストッパ40に当接し、それ以上のレーザ
枠180の光軸方向の移動が禁止されると同時に、第1
のレーザ枠181の係合溝181dに第1位置決めばね
42が係合し、位置決めがなされる。
【0235】更に、第1ばね147が図17と同様に形
成された第2のレーザ枠182の第1係止溝に係合す
る。第1係止溝は第2係止溝と高さが異なっているの
で、第2のレーザ枠182は、第1ばね147が係合す
ることにより回転し、レーザ光源組立体20内の回折格
子も回転し、記録媒体のトラックピッチが異なっていて
も対応可能となる。
【0236】また、フォトインタラプタ46の発光部と
受光部との間に第1遮光板44が位置し、レンズ枠16
0が第1位置へ移動したことが検出される。更に、絞り
プレート79の絞り穴79bが光軸O上に位置する。
【0237】尚、上記構成では、レーザ光源組立体20
を光軸O方向に移動させると共に、光軸Oを中心に回転さ
せが、主ビームだけで、トラックエラー信号,フォーカ
スエラー信号,RF信号を検出するようにすれば、レーザ
光源組立体20を光軸方向に移動させるだけでもよい。
【0238】また、カップリングレンズ29を光軸O方
向に移動させてもよい。この場合、カップリングレンズ
29が第1位置へ移動したならば、絞りプレート79の
絞り穴79aを光軸Oより退避させるようにすればよ
い。 (9) ワイヤ巻き取り方式 図30は本発明の第17の実施の形態例を説明する図、
図31は図30におけるN方向矢視図である。図におい
て、図29と同一部分には同一符号を付し、それらの説
明は省略する。
【0239】図において、光ピックアップ15のベース
上には、光ピックアップ15以外の駆動源によって駆動
されるギヤとドラムとが一体化されたギヤドラム230
が回転可能に設けられている。また、レーザ枠180は
第2のガイド143の大径部231とレーザ枠180と
の間に設けられた付勢手段としてのスプリング232に
より、対物レンズ51方向に付勢されている。
【0240】図30において第2ストッパに相当する部
分には、電磁石が内蔵された第2ストッパ233が設け
られている。更に、本実施の形態例のレーザ枠180は
磁性体で作られている。
【0241】そして、ギヤドラム230とレーザ枠18
0との間はワイヤ234で接続されている。上記構成に
よれば、レーザ枠180を第2位置(例えば、DVD用)へ
移動させる場合は、ギヤドラム230を駆動し、ワイヤ
234を巻き取る。すると、レーザ枠180は第1及び
第2のガイド142,143に案内され、第2位置方向
へ移動し、第2ストッパ233に当接する。この時、第
2ストッパ2333の電磁石に電流を印加することによ
り、レーザ枠180と第2ストッパ233との間に発生
する磁気吸引力により、スプリング232の付勢力に抗
して、レーザ枠180はその位置を保持する。
【0242】この時、絞りプレート79の絞り穴79a
は光軸Oより退避し、対物レンズ51に設けられた図示
しない対物レンズホルダに設けられた絞りが作用する。
異なる種類の記録媒体がセットされ、第2位置から第1
位置(例えば、CD用)へレーザ枠180を移動させる場合
には、第2ストッパ233に印加している電流をオフす
る。すると、スプリング232に付勢力により、レーザ
枠180は第1位置方向へ向かって移動する。
【0243】そして、レーザ枠180が第1ストッパ4
0に当接し、それ以上のレーザ枠180の光軸方向の移
動が禁止されると同時に、第1のレーザ枠181の係合
溝181dに第1位置決めばね42が係合し、位置決め
がなされる。
【0244】更に、第1ばね147が図17と同様に形
成された第2のレーザ枠182の第1係止溝に係合する
第1係止溝は第2係止溝と高さが異なっているので、第
2のレーザ枠182は、第1ばね147が係合すること
により回転し、レーザ光源組立体20内の回折格子も回
転し、記録媒体のトラックピッチが異なっていても対応
可能となる。
【0245】また、フォトインタラプタ46の発光部と
受光部との間に第1遮光板44が位置し、レンズ枠16
0が第1位置へ移動したことが検出される。更に、絞り
プレート79の絞り穴79aが光軸O上に位置する。
【0246】尚、上記構成では、レーザ光源組立体20
を光軸O方向に移動させると共に、光軸Oを中心に回転さ
せが、主ビームだけで、トラックエラー信号,フォーカ
スエラー信号,RF信号を検出するようにすれば、レーザ
光源組立体20を光軸方向に移動させるだけでもよい。
【0247】また、カップリングレンズ29を光軸O方
向に移動させてもよい。この場合、カップリングレンズ
29が第1位置へ移動したならば、絞りプレート79の
絞り穴79aを光軸Oより退避させるようにすればよ
い。 (10) ワイヤ駆動 図32は第18の実施の形態例を説明する図である。図
において、図28と同一部分には同一符号を付し、それ
らの説明は省略する。
【0248】図において、250は中空のアウタワイヤ
251とアウタワイヤ251内に摺動可能に設けられた
インナワイヤ252からなるワイヤである。アウタワイ
ヤ251の基端部側は光ピックアップ15以外の箇所に
固定され、先端部側は光ピックアップ15に固定されて
いる。
【0249】一方、インナワイヤ252の基端部側は、
エアシリンダ,オイルシリンダ,ソレノイド等の直動機構
255に取り付けられ、先端部側は光ピックアップ15
内のレーザ枠180に取り付けられている。
【0250】このような構成においても、直動機構25
5を駆動することにより、レーザ枠180は第1及び第
2のガイド142,143に案内され、第1及び第2位
置間を光軸Oに沿って移動する。
【0251】そして、レーザ枠180が第1位置(例え
ば、CD用)へ移動すると、絞りプレート79の絞り穴7
9aが光軸O上に位置する。尚、上記構成では、レーザ
光源組立体20を光軸O方向に移動させると共に、光軸O
を中心に回転させが、主ビームだけで、トラックエラー
信号,フォーカスエラー信号,RF信号を検出するようにす
れば、レーザ光源組立体20を光軸方向に移動させるだ
けでもよい。
【0252】また、カップリングレンズ29を光軸O方
向に移動させてもよい。この場合、カップリングレンズ
29が第1位置へ移動したならば、絞りプレート79の
絞り穴79aを光軸Oより退避させるようにすればよ
い。 (11) 直動機構 これまで説明した移動機構の駆動源は光ピックアップ以
外の部分に設けているが、光ピックアップ内に駆動源を
設けることもできる。
【0253】図33は第19の実施の形態例を説明する
図である。尚、図32と同一部分には、同一符号を付
し、それらの説明は省略する。図において、300は光
ピックアップ15上に設けられた直動機構である。直動
機構300の駆動部300aはレーザ枠180に取り付
けられている。
【0254】301,302は光軸Oに略直交するように
設けられた絞りガイド303に摺動可能に設けられ、絞
り穴が形成された絞りプレートである。305は連結軸
306を介してレーザ枠180に取り付けられ、先端部
に絞りプレート301,302が係合するガイド穴30
5a,305bが形成され、レーザ枠180の移動に伴
い、絞りプレート301,302をガイド303に沿っ
て移動させ絞りプレート301,302の絞り穴の重な
りの度合いを替えることにより、光軸O上の絞りを変化
させるカム板である。
【0255】このような直動機構300としては、電磁
ソレノイド、リニアモータ、流体圧を用いた圧力推進機
構(例えば、エアシリンダ,オイルシリンダ等)、形状記
憶合金、圧電素子等ある。
【0256】このような構成においても、直動機構30
0を駆動することにより、レーザ枠180は第1及び第
2のガイド142,143に案内され、第1及び第2位
置間を光軸Oに沿って移動する。
【0257】尚、上記構成では、主ビームだけでトラッ
クエラー信号,フォーカスエラー信号,RF信号を検出する
ので、レーザ光源組立体20を光軸O方向に移動させた
が、3ビーム法の場合は、レーザ光源組立体20を光軸
O方向に移動させると共に、光軸Oを中心に回転させれば
よい。
【0258】また、カップリングレンズ29を光軸O方
向に移動させてもよい。更に、図34に示すように、駆
動部300aを案内するブッシュ300b,ガイドバー
300cからなるガイド機構300dと、二枚のナット
300eからなる停止位置調整機構300fとを直動機
構300に設ければ、レーザ枠を光軸方向に案内する第
1及び第2のガイドは不要となる。
【0259】また、直動機構を用いた場合、図35(a)
に示すように、電磁ソレノイド360を光ピックアップ
15上に設け、この電磁ソレノイド360の駆動部に電
磁ソレノイド361を取り付け、電磁ソレノイド361
の駆動部をレーザ枠180に取り付け、電磁ソレノイド
360,361を独立して駆動することにより、4つの
停止位置を有する直動機構を実現できる。
【0260】また、図35(b)に示すように、リニアモ
ータ370を用いることでも、複数の停止位置を有する
直動機構を実現できる。更に、図35(c)に示すよう
に、エアシリンダ380を光ピックアップ15上に設
け、このエアシリンダ380の駆動部にエアシリンダ3
81を取り付け、エアシリンダ381の駆動部をレーザ
枠180に取り付け、エアシリンダ380,381を独
立して駆動することにより、4つの停止位置を有する直
動機構を実現できる。
【0261】更にまた、図35(d)に示すように、複数
の圧電素子385を積層し、個々の圧電素子385を独
立して駆動することにより、複数の停止位置を有する直
動機構を実現できる。
【0262】図36は、直動機構として形状記憶合金3
90を用いた例を示している。形状記憶合金390の一
端を光ピックアップ15上に取り付け、他端部をレーザ
枠180に取り付けている。そして、形状記憶合金39
0に対して加熱,冷却のうち少なくともどちらか一方を
行う熱手段390を設けている。この熱手段の例として
は、加熱を行うヒータや、加熱冷却を行う電子冷却素子
がある。
【0263】このような構成においても、熱手段391
を作動することにより、レーザ枠180は第1及び第2
のガイド142,143に案内され、第1及び第2位置
間を光軸Oに沿って移動する。
【0264】そして、レーザ枠180が第1位置に至る
と、絞りプレート301,302の穴の重なって形成さ
れるり絞りが広がり、第2位置にいたると小さくなる。
尚、上記構成では、主ビームだけでトラックエラー信
号,フォーカスエラー信号,RF信号を検出するので、レー
ザ光源組立体20を光軸O方向に移動させたが、3ビー
ム法の場合は、レーザ光源組立体20を光軸O方向に移
動させると共に、光軸Oを中心に回転させればよい。
【0265】また、上記実施の形態例では、レーザ枠や
レンズ枠、即ち、被駆動体枠の位置を検出するセンサと
して、被駆動体枠の停止位置で同じ信号を発するフォト
インタラプタを用いたが、これに限定するものではな
い。
【0266】位置検出手段が停止位置に応じて異なる信
号を発するようにすれば、被駆動体の位置が判別でき
る。このような検出手段の例としては、接触式或は非接
触式のセンサがある。
【0267】接触式のセンサとしては、マイクロスイッ
チ,リミットスイッチ,タッチスイッチ等があり、また、
非接触式のセンサとしては、高周波,静電容量,渦電流,
磁気の変化に応動する近接スイッチやフォトインタラプ
タ等の光電スイッチ等があるが限定するものではない。
【0268】更に、移動機構によって駆動される被駆動
体の位置を連続的に検出するものであってもよい。被駆
動体が停止位置以外の位置にある時も被駆動体の位置が
常時分かり、更に、被駆動体の移動方向も分かる。
【0269】このような検出手段の例としては、光,磁
気等の変化をパルス信号として発信するロータリエンコ
ーダ,リニアエンコーダや連続的に抵抗値が変化する抵
抗体を用いた可変抵抗等がある。
【0270】更に、被駆動体枠の位置決めを行うストッ
パとして、図37に示すような機構であってもよい。
(a)図に示すように、レンズ枠143に係合ばね400
を設け光ピックアップ上で、第1及び第2位置に対応す
る部分に、係合ばね400が係合可能な係合溝401を
有し、光軸方向の長穴402が設けられたブラケット4
03をねじ404を用いて設けてもよい。
【0271】このような構成にすることで、ブラケット
403を光軸方向に移動可能となり、位置調整を行うこ
とができる。また、(b)図に示すように、位置決めばね
410に、光軸方向の長穴410a設け、ねじ411を
用いて光ピックアップ上のブラケット412に取り付け
てもよい。
【0272】このような構成にすることで、位置決めば
ね410のレンズ枠190の係止溝hへの係合力の調整
を行うことができる。更に、(c)図に示すように、光ピ
ックアップ上のブラケット420にストッパねじ421
を螺合するようにしてもよい。
【0273】ねじ421の突出し長さHを変化すること
で、レンズ枠190の光軸O方向の停止位置の調整が可
能となる。更にまた、(d)図に示すように、レンズ枠1
90を磁性体とし、電磁石430の磁気吸着力を用いて
レンズ枠143を位置決めするようにしてもよい。
【0274】更に、上記角実施の形態例では、第1及び
第2位置に同じストッパを設けるようにしたが、異なる
種類のストッパを設けてもよい。また、上記実施の形態
例の絞り機構以外に、オートアイリス,液晶絞り等を用
いてもよい。
【0275】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、下記
のような効果を得ることができる。 [第1の発明]記録媒体のトラックを横切る方向に駆動
され、レーザ光源から出射するレーザビームをカップリ
ングレンズを介して対物レンズで集束し、前記記録媒体
の記録面に照射し、前記記録媒体に対してデータの読み
込み,書き込みのうち少なくとも一方を行う光ピックア
ップにおいて、前記レーザ光源,前記カップリングレン
ズのうち少なくとも一方を光軸方向に駆動する移動機構
を設け、前記対物レンズと前記記録媒体の記録面との間
にある透明基板の厚さに応じて、前記移動機構を駆動
し、前記レーザ光源,前記カップリングレンズのうち少
なくとも一方の位置を切換えることにより、対物レンズ
と記録面との間にある透明基板の厚さが異なる複数の記
録媒体に対応できるので、低コストとなる。 [第2の発明]第1の発明において、前記移動機構によ
って駆動される被駆動体の停止位置での移動を禁止する
ストップ手段を設けたものである。
【0276】ストップ手段により被駆動体の停止位置で
の移動が禁止され、複数の記録媒体に対して正確なデー
タの読み取り,書き込みが可能となる。 [第3の発明]第1又は第2の発明において、前記移動
機構によって駆動される被駆動体の位置を検出する位置
検出手段を設けたものである。
【0277】位置検出手段により被駆動体の位置が検出
され、複数の記録媒体に対して正確なデータの読み取
り,書き込みが可能となる。 [第4の発明]第1乃至第3の発明のいずれかに記載の
発明において、前記移動機構によって駆動される被駆動
体を光軸方向に付勢する付勢手段を設けたものである。
【0278】付勢手段によって、移動機構の機械的なガ
タが無くなり、複数の記録媒体に対して正確なデータの
読み取り,書き込みが可能となる。 [第5の発明]第3の発明において、前記位置検出手段
は、前記移動機構によって駆動される被駆動体の停止位
置でのみ応動するものである。
【0279】位置検出手段が停止位置に応じて異なる信
号を発するようにすれば、被駆動体の位置が判別でき
る。 [第6の発明]第3の発明において、前記位置検出手段
は、前記移動機構によって駆動される被駆動体の位置を
連続的に検出するものである。
【0280】第5の発明の効果に加え、被駆動体が停止
位置以外の位置にある時も被駆動体の位置が常時分か
り、更に、被駆動体の移動方向も分かる。 [第7の発明]第1乃至第6いずれかの発明において、
前記レーザ光源から出射されたレーザビームを三つのレ
ーザビームに分離する回折格子を設け、前記レーザ光
源,前記回折格子のうち少なくとも回折格子を光軸を回
転軸として回転させる回転機構を設け、前記記録媒体の
トラックピッチに応じて前記回折格子の位置を切換える
ものである。
【0281】3ビーム法を用いてトラッキングを行う光
ピックアップでは、レーザ光源から出射されるレーザビ
ームは、回折格子により、データの読み取り又は書き込
みを行う1本の主ビームと、この主ビームの両サイドに
照射され、対象トラックに一部分かかるように出射され
る二つの副ビームとに分離される。
【0282】このような3ビーム法の場合、トラックピ
ッチの異なる記録媒体に交換すると、副ビームが対象ト
ラックにかからなくなり、トラッキングができなくなる
場合がある。
【0283】本発明では、回転機構を用いて回折格子を
光軸を回転軸として回転させ、副ビーム列のトラックに
対する角度を変えることでトラックピッチの異なる記録
媒体でも良好なトラッキングエラー信号が検出できる。 [第8の発明]第1乃至第7いずれかの発明において、
記録媒体の記録密度に応じて変化する絞りを光軸上に設
けたものである。
【0284】絞りを設けることで、記録媒体に照射され
るレーザビームのスポット径が変わり、複数の記録媒体
に対応できる。 [第9の発明]第1の発明において、前記移動機構の被
駆動体は、レーザビームを出射するレーザ光源と、該レ
ーザ光源から出射したレーザビームを1本の主ビーム,
2本の副ビームとに分離する回折格子と、前記記録媒体
からの戻りレーザビームを検出する光検出器と、前記記
録媒体からの戻りレーザービームを前記光検出器へ導く
ビームスプリッタとが一体となったレーザ光源組立体で
ある。
【0285】このようなレーザ光源組立体を用いること
により、組付けが簡単になる。 [第10の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、被駆動体を保持する共に、回転駆動される被駆動体
枠と、光軸に沿って設けられ、前記被駆動体枠の外周面
が嵌合し、前記被駆動体枠を回転可能に支持する固定穴
と、前記被駆動体枠の外周面,前記固定穴の内周面のう
ち、一方の面に形成された螺旋ガイドと、他方の面に形
成され、前記螺旋ガイドに摺動可能に係合するスライダ
と、からなり、前記被駆動体枠が回転駆動されることに
より前記被駆動体が光軸に沿って複数の位置へ移動する
ものである。
【0286】被駆動体枠を回転駆動すると、被駆動体枠
はガイドに沿って光軸方向に、他の位置へ移動する。 [第11の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体保持
枠の回転を略禁止すると共に、前記被駆動体枠を光軸方
向に略案内するガイドと、光軸に沿って設けられ、内筒
部に前記被駆動体枠が回転可能に嵌合し、回転駆動され
ると共に、光軸方向の移動が禁止された筒体と、該筒体
の外筒面が嵌合し、前記筒体を回転可能に支持する固定
穴と、前記被駆動体枠の外周面,前記筒体の内周面のう
ち、一方の面に形成された螺旋ガイドと、他方の面に形
成され、前記螺旋ガイドに摺動可能に係合するスライダ
と、からなり、前記筒体が回転すると、前記被駆動体が
光軸に沿って他の位置へ移動するものである。
【0287】筒体を回転駆動すると、被駆動体枠はガイ
ドに沿って光軸方向に、他の位置へ移動する。螺旋ガイ
ドの形状を選定することにより、被駆動体枠の非線形作
動が可能となり、停止位置近傍では、移動速度を緩やか
にしたり、停止させたりすることができ、高い位置決め
精度を得ることができる。 [第12の発明]第10又は第11の発明において、前
記被駆動体がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠が第
1位置と第2位置とで、前記光軸を回転軸として異なる
回転位置にあるよう前記螺旋ガイドを形成した回転機構
を設けたものである。
【0288】回転機構によってレーザ光源組立体内の回
折格子が回転されると、副ビーム列のトラックに対する
角度が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体から良
好なトラッキング信号が検出できる。 [第13の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体枠の
回転を禁止すると共に、前記被駆動体枠を光軸方向に案
内するガイドと、光軸方向に沿って設けられ、内筒部に
前記被駆動体枠が回転可能に嵌合すると共に、回転駆動
される筒体と、該筒体の外筒面が嵌合し、前記筒体を回
転可能に支持する固定穴と、前記被駆動体枠の外周面,
前記筒体の内周面のうち、一方の面に形成された第1の
螺旋ガイドと、他方の面に形成され、前記第1の螺旋ガ
イドに摺動可能に係合する第1のスライダと、前記筒体
の外周面,前記固定穴の内周面のうち、一方の面に形成
された第2の螺旋ガイドと、他方の面に形成され、前記
第2の螺旋ガイドに摺動可能に係合する第2のスライダ
とからなり、前記筒体が回転すると、前記被駆動体が光
軸に沿って複数の位置へ移動するものである。
【0289】筒体を回転駆動すると、被駆動体枠はガイ
ドに沿って光軸方向に、他の位置へ移動する。螺旋ガイ
ドの形状を選定することにより、被駆動体枠の非線形作
動が可能となり、停止位置近傍では、移動速度を緩やか
にしたり、停止させたりすることができ、高い位置決め
精度を得ることができる。
【0290】また、少ない回転角で大きな移動量を得る
ことも可能である。 [第14の発明]第13の発明において、前記被駆動体
がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠が第1位置と第
2位置とで、前記光軸を回転軸として異なる回転位置に
あるよう前記第1の螺旋ガイド,第2の螺旋ガイドのう
ち少なくとも一方のガイドを形成した回転機構を設けた
ものである。
【0291】回転機構によってレーザ光源組立体内の回
折格子が回転させると、副ビーム列のトラックに対する
角度が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもト
ラッキングが可能となる。 [第15の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、光軸方向に配設されると共に、外周面に螺旋ガイド
が形成され、回転駆動される円柱状の棒体と、該棒体に
螺合し、前記被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆
動体枠を光軸方向に案内する第1のガイドと、該第1の
ガイドと協働して前記被駆動体枠の回転を禁止すると共
に、前記被駆動体枠を光軸方向に案内する第2のガイド
とからなり、前記棒体が回転すると、前記被駆動体が光
軸に沿って複数の位置へ移動するものである。
【0292】棒体を回転駆動すると、被駆動体枠は第1
及び第2のガイドによって回転が禁止されているので、
ガイドに沿って光軸方向に、他の位置へ移動する。第1
0から第14の発明に比べて、光軸回りの肉厚を薄くで
き、コンパクトになる。 [第16の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、光軸方向に配設されると共に、外周面に螺旋ガイド
が形成され、回転駆動される円柱状の棒体と、該棒体に
螺合し、前記被駆動体を保持する被駆動体枠と、該棒体
と協働して前記被駆動体枠の回転を禁止すると共に、前
記被駆動体枠を光軸方向に案内するガイドとからなり、
前記棒体が回転すると、前記被駆動体が光軸に沿って複
数の位置へ移動するものである。
【0293】棒体を回転駆動すると、被駆動体枠は棒体
とガイドによって回転が禁止されているので、ガイドに
沿って光軸方向に、他の位置へ移動する。第15の発明
に比べてガイドの本数を減らすことができる。 [第17の発明]第15又は第16の発明において、前
記被駆動体がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠を前
記棒体に螺合する第1の被駆動体枠と、該第1の被駆動
体枠に光軸を中心軸として回転可能に設けられ、前記レ
ーザ光源組立体を保持する第2の被駆動体枠とで構成
し、前記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方
に、前記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設
けられ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、他方
に、前記第1及び第2のガイド溝に係合可能な第1及び
第2のスライダとを具備した回転機構を設けたものであ
る。
【0294】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。
【0295】被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折
格子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度
が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッ
キングが可能となる。 [第18の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、光軸方向に配設されると共に、外周面に螺旋ガイド
が形成され、回転駆動される円錐状の棒体と、前記被駆
動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体枠に設けら
れ、螺旋ガイドに係合可能なスライダと、該スライダを
前記棒体の回転中心軸方向に付勢して、前記スライダを
前記棒体を押接せしめる第1の付勢手段と、前記スライ
ダを光軸方向に付勢して、前記スライダを前記棒体に押
接せしめる第2の付勢手段と、該被駆動体枠を光軸方向
に案内する第1のガイドと、該第1のガイドと協働して
前記被駆動体枠の回転を禁止すると共に、前記被駆動体
枠を光軸方向に案内する第2のガイドとからなり、前記
棒体が回転すると、前記被駆動体が光軸に沿って複数の
位置へ移動するものである。
【0296】スライダは第1及び第2の付勢手段の付勢
力でもって円錐状の棒体の螺旋ガイドに押接している。
よって、円錐状の棒体を回転駆動すると、被駆動体枠は
第1及び第2のガイドに回転が禁止されているので、ガ
イドに沿って光軸方向に、他の位置へ移動する。
【0297】第15の発明や第16の発明では棒体は円
柱状であり、樹脂成形で製造する場合、金型が最低二つ
は必要となるが、本発明の棒体は円錐状であるので、樹
脂成形の場合、金型は一つで済み、成形性が向上する。 [第19の発明]第18の発明において、前記被駆動体
がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠を前記スライダ
が設けられる第1の被駆動体枠と、該第1の被駆動体枠
に光軸を中心軸として回転可能に設けられ、前記レーザ
光源組立体を保持する第2の被駆動体枠とで構成し、前
記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、前
記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けら
れ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、他方に、
前記第1及び第2のガイド溝に係合可能な第1及び第2
のスライダとを具備した回転機構を設けたものである。
【0298】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。
【0299】被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折
格子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度
が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッ
キングが可能となる。 [第20の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体枠を
光軸方向に案内するガイドと、前記被駆動体枠に設けら
れたスライダと、前記スライダが摺動可能に係合し、前
記被駆動体枠を前記ガイドに沿って移動させるガイド部
を有すると共に、駆動されるカムとからなり、前記カム
が駆動すると、前記被駆動体が光軸に沿って複数のへ移
動するものである。
【0300】カムを駆動すると、被駆動体枠はガイドに
沿って光軸方向に、他の位置へ移動する。特にカムを板
カムとすることにより、成形が容易である。 [第21の発明]第20の発明において、前記被駆動体
がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠を前記スライダ
が設けられる第1の被駆動体枠と、該第1の被駆動体枠
に光軸を中心軸として回転可能に設けられ、前記レーザ
光源組立体を保持する第2の被駆動体枠とで構成し、前
記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、前
記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けら
れ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、他方に、
前記第1及び第2のガイド溝に係合可能な第1及び第2
のスライダとを具備した回転機構を設けたものである。
【0301】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。
【0302】被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折
格子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度
が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッ
キングが可能となる。 [第22の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体枠を
光軸方向に案内するガイドと、スライダを有すると共
に、駆動されるカムとを具備し、前記スライダが係合
し、前記カムの駆動により、前記被駆動体枠を前記ガイ
ドに沿って移動させるガイド部を前記被駆動体枠に設
け、前記カムが駆動すると、前記被駆動体が光軸に沿っ
て複数の位置へ移動するものである。
【0303】カムを駆動すると、被駆動体枠はガイドに
沿って光軸方向に、他の位置へ移動する。特にカムを板
カムとすることにより、成形が容易である。 [第23の発明]第22の発明において、前記被駆動体
がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠を前記ガイド部
が設けられる第1の被駆動体枠と、該第1の被駆動体枠
に光軸を中心軸として回転可能に設けられ、前記レーザ
光源組立体を保持する第2の被駆動体枠とで構成し、前
記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、前
記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けら
れ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、他方に、
前記第1及び第2のガイド溝に係合可能な第1及び第2
のスライダとを具備した回転機構を設けたものである。
【0304】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。
【0305】被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折
格子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度
が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッ
キングが可能となる。 [第24の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体枠を
光軸方向に案内するガイドと、前記被駆動体枠に設けら
れたスライダと、固定側に回転可能に設けられ、揺動端
部側に前記スライダが摺動可能に係合するガイド部が形
成され、揺動駆動されるリンクとからなり、前記リンク
が駆動すると、前記被駆動体が光軸に沿って複数の位置
へ移動するものである。
【0306】リンクを駆動すると、被駆動体枠はガイド
に案内されて光軸に沿って他の位置へ移動する。リンク
を光ピックアップ外に置けるので、光ピックアップの小
型化が可能となる。 [第25の発明]第24の発明において、前記被駆動体
がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠を前記スライダ
が設けられる第1の被駆動体枠と、該第1の被駆動体枠
に光軸を中心軸として回転可能に設けられ、前記レーザ
光源組立体を保持する第2の被駆動体枠とで構成し、前
記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、前
記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けら
れ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、他方に、
前記第1及び第2のガイド溝に係合可能な第1及び第2
のスライダとを具備した回転機構を設けたものである。
【0307】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。
【0308】被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折
格子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度
が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッ
キングが可能となる。 [第26の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体枠を
光軸方向に案内するガイドと、前記ガイドに沿って設け
られたラックと、前記被駆動体枠に設けられ、前記ラッ
クに噛合するピニオンと、該ピニオンを駆動する第1の
プーリと、回転駆動される第2のプーリと、前記第1の
プーリ,前記第2のプーリ間に巻き掛けられた弾性ワイ
ヤとからなり、前記第2のプーリが駆動すると、前記被
駆動体が光軸に沿って複数のへ移動するものである。
【0309】第2のプーリを駆動すると、駆動力は弾性
ワイヤを介して第2のプーリ,ピニオンに伝達される。
ピニオンが回転することにより、被駆動体枠がガイドに
案内され、光軸に沿って他の位置へ移動する。
【0310】被駆動体枠が他の位置へ移動すると、第1
及び第2のプーリ間の距離が変わるが、弾性ワイヤが弾
性変形することにより、第1のプーリから第2のプーリ
への駆動力の伝達は可能となる。 [第27の発明]第26の発明において、前記被駆動体
がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠を前記第1のプ
ーリが設けられる第1の被駆動体枠と、該第1の被駆動
体枠に光軸を中心軸として回転可能に設けられ、前記レ
ーザ光源組立体を保持する第2の被駆動体枠とで構成
し、前記第2の被駆動体枠の光軸と交差する面,固定側
のうちどちらか一方に、前記被駆動体枠の第1位置,第
2位置に対応して設けられ、斜面を有する第1及び第2
のガイド溝を、他方に、前記第1及び第2のガイド溝に
係合可能な第1及び第2のスライダとを具備した回転機
構を設けたものである。
【0311】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。
【0312】被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折
格子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度
が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッ
キングが可能となる。 [第28の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体枠を
光軸方向に案内するガイドと、前記被駆動体枠を光軸の
一方の方向に付勢する付勢手段と、一端部が前記被駆動
体枠に係止されたワイヤを巻き取ることにより前記被駆
動体枠を光軸の他方の方向へ駆動するワイヤ巻き取り手
段とからなり、前記巻き取り手段が駆動すると、前記被
駆動体が光軸に沿って複数の位置へ移動するものであ
る。
【0313】付勢手段の付勢力に抗してワイヤ巻き取り
手段をワイヤ巻き取り方向に駆動すると、被駆動体枠は
ガイドに案内され光軸の他方の方向へ移動する。ワイヤ
巻き取り手段に作用する力を解除すると、付勢手段の付
勢力により、被被駆動体枠はガイドに案内され、光軸の
一方の方向へ移動する。 [第29の発明]第28の発明において、前記被駆動体
がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠を前記ワイヤが
係止される第1の被駆動体枠と、該第1の被駆動体枠に
光軸を中心軸として回転可能に設けられ、前記レーザ光
源組立体を保持する第2の被駆動体枠とで構成し、前記
第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、前記
被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けられ、
斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、他方に、前記
第1及び第2のガイド溝に係合可能な第1及び第2のス
ライダとを具備した回転機構を設けたものである。
【0314】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。
【0315】被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折
格子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度
が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッ
キングが可能となる。 [第30の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、前記被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体
枠を光軸方向に案内するガイドと、駆動部が前記被駆動
体枠に取り付けられた駆動源を有した直動機構とからな
り、前記直動機構が駆動すると、前記被駆動体が光軸に
沿って複数の位置へ移動するものである。
【0316】直動機構が駆動すると、被駆動体枠はガイ
ドに案内され、光軸に沿って他の位置へ移動する。直動
機構は駆動源を有しているので、光ピックアップがどの
位置にあっても被駆動体枠の移動が可能となる。
【0317】また、3以上の停止位置を有する直動機構
を用いれば、記録媒体による被駆動対枠の移動に加え、
温度変化による機構部材の寸法変動や光学部品の屈折率
変化によって発生する球面収差に起因する信号の劣化も
補正することができる。 [第31の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、移動部を案内するガイド部,停止位置調整機能及び
駆動源を有した直動機構であり、前記直動機構が駆動す
ると、前記被駆動体が光軸に沿って複数の位置へ移動す
るものである。
【0318】直動機構が駆動すると、被駆動体枠はガイ
ド部に案内され、光軸に沿って他の位置へ移動する。直
動機構は駆動源を有しているので、光ピックアップがど
の位置にあっても被駆動体枠の移動が可能となる。
【0319】更に、直動機構は、移動部を案内するガイ
ド部,停止位置調整機能及び駆動源を有しているので、
光ピックアップの組付けが容易である。 [第32の発明]第30の発明又は第31の発明におけ
る前記直動機構として、二以上の停止位置を有する電磁
ソレノイドを用いたものである。
【0320】3以上の停止位置を有する電磁ソレノイド
を用いれば、記録媒体による被駆動対枠の移動に加え、
温度変化による機構部材の寸法変動や光学部品の屈折率
変化によって発生する球面収差に起因する信号の劣化も
補正することができる。 [第33の発明]第30の発明又は第31の発明におけ
る前記直動機構として、リニアモータを用いたものであ
る。
【0321】リニアモータは任意の位置で停止すること
ができるので、記録媒体による被駆動対枠の移動に加
え、温度変化による機構部材の寸法変動や光学部品の屈
折率変化によって発生する球面収差に起因する信号の劣
化も補正することができる。 [第34の発明]第30の発明又は第31の発明におけ
る前記直動機構として、流体圧を用いた二以上の停止位
置を有する圧力推進機構を用いたものである。
【0322】3以上の停止位置を有する圧力推進機構を
用いれば、記録媒体による被駆動対枠の移動に加え、温
度変化による機構部材の寸法変動や光学部品の屈折率変
化によって発生する球面収差に起因する信号の劣化も補
正することができる。 [第35の発明]第30の発明又は第31の発明におけ
る前記直動機構として、圧電素子を用いたものである。
【0323】3以上の停止位置を有する圧電素子を用い
れば、記録媒体による被駆動対枠の移動に加え、温度変
化による機構部材の寸法変動や光学部品の屈折率変化に
よって発生する球面収差に起因する信号の劣化も補正す
ることができる。 [第36の発明]第30の発明又は第31の発明におけ
る前記直動機構として、形状記憶合金と、該形状記憶合
金に対して加熱,冷却のうち少なくともどちらか一方を
行う熱手段と、を用いたものである。
【0324】熱手段を作動させると、形状記憶合金は変
形し、被駆動対枠を光軸方向に移動させる。3以上の停
止位置を有する形状記憶合金を用いれば、記録媒体によ
る被駆動対枠の移動に加え、温度変化による機構部材の
寸法変動や光学部品の屈折率変化によって発生する球面
収差に起因する信号の劣化も補正することができる。 [第37の発明]第30の発明又は第31の発明におけ
る前記被駆動体がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠
を前記直動機構が取り付けられる第1の被駆動体枠と、
該第1の被駆動体枠に光軸を中心軸として回転可能に設
けられ、前記レーザ光源組立体を保持する第2の被駆動
体枠とで構成し、前記第2の被駆動体枠,固定側のうち
どちらか一方に、前記被駆動体枠の第1位置,第2位置
に対応して設けられ、斜面を有する第1及び第2のガイ
ド溝を、他方に、前記第1及び第2のガイド溝に係合可
能な第1及び第2のスライダとを具備した回転機構を設
けたものである。
【0325】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折格
子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度が
変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッキ
ングが可能となる。 [第38の発明]第36の発明における前記熱手段は、
電子冷却素子である。
【0326】電子冷却素子は、加熱,吸熱の両方の作動
が可能であるので、電子冷却素子だけで、被駆動対枠を
光軸の両方向に移動させることができる。また、構成が
簡単となる。 [第39の発明]第1の発明において、前記移動機構
は、前記被駆動体を保持する被駆動体枠と、該被駆動体
枠を光軸方向に案内するガイドと、両端部が固定される
と共に、一端部が光ピックアップに取り付けられた中空
状のアウタワイヤ及び該アウタワイヤ内に摺動可能に設
けられ、一端部が前記被駆動体枠に取り付けられたイン
ナワイヤとからなるワイヤとからなり、前記インナワイ
ヤが移動すると、前記被駆動体が光軸に沿って複数の位
置へ移動するものである。
【0327】インナワイヤを移動させると、インナワイ
ヤの移動に伴い被駆動体枠がガイドに案内されて光軸方
向に沿って他の位置へ移動する。アウタワイヤの他端部
が光ピックアップ以外の部位に固定されていても、ワイ
ヤは被被駆動体枠の移動に追従するので、駆動源を光ピ
ックアップ外に設けることが可能となる。
【0328】よって、光ピックアップがどの位置にあっ
ても被駆動体枠の移動が可能となる。 [第40の発明]第39の発明において、前記被駆動体
がレーザ光源組立体で、前記被駆動体枠を前記インナワ
イヤが取り付けられた第1の被駆動体枠と、該第1の被
駆動体枠に光軸を中心軸として回転可能に設けられ、前
記レーザ光源組立体を保持する第2の被駆動体枠とで構
成し、前記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一
方に、前記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して
設けられ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、他
方に、前記第1及び第2の係合溝に係合可能な第1及び
第2のスライダとを具備した回転機構を設けたものであ
る。
【0329】第1及び第2のガイド溝に第1及び第2の
スライダが係合する際に、第1及び第2のスライダがガ
イド溝の斜面部分を押すようにガイド溝,スライダとを
配設すれば、斜面を押す力の分力により、被駆動体枠が
回転する。
【0330】被駆動体枠内のレーザ光源組立体内の回折
格子が回転すると、副ビーム列のトラックに対する角度
が変わり、トラックピッチの異なる記録媒体でもトラッ
キングが可能となる。 [第41の発明]第2の発明において、前記ストップ手
段は、被駆動体,固定側のうちどちらか一方に設けられ
たばねと、他方に設けられ、前記ばねが係合する被係合
部と、からなるものである。
【0331】ばねが被係合部に係合することで、被駆動
体の停止位置での移動が禁止される。 [第42の発明]第41の発明における前記ばねは光軸
方向に移動可能に設けられるものである。
【0332】ばねを光軸方向に移動可能としたことによ
り、被駆動体の光軸方向の停止位置の調整が可能とな
る。 [第43の発明]第41の発明における前記ばねの前記
係合部への押圧力を調整する押圧力調整機構を設けたも
のである。
【0333】押圧力を調整することにより、被駆動体の
停止位置での拘束力の調整が可能となる。 [第44の発明]第2の発明において、前記ストップ手
段は、前記被駆動体が当接する突き当て部材であるもの
である。
【0334】被駆動体が突き当て部材に当接することに
より、被駆動体の停止位置での当接方向のそれ以上の移
動が禁止される。 [第45の発明]第44の発明において、前記突き当て
部材は、光軸方向に移動可能に設けられるものである。
【0335】突き当て部材を光軸方向に移動可能とした
ことにより、被駆動体の停止位置の調整が可能となる。 [第46の発明]第2の発明において、前記ストップ手
段は、被駆動体,固定側のうちどちらか一方に設けられ
た磁性体と、他方に設けられ、前記磁性体に対して磁気
吸着可能な磁石と、からなるものである。
【0336】被駆動体は磁石と磁性体との間に発生する
磁気吸着力により、被駆動体の停止位置でのそれ以上の
移動が禁止される。 [第47の発明]第46の発明における前記磁石は電磁
石である。
【0337】電磁石への電流の印加をオンオフすること
で、磁石と磁性体との間に発生する磁気吸着力のオンオ
フが可能となり、停止位置での被駆動体の拘束/解除が
容易となる。 [第48の発明]第1の発明に記載の光ピックアップを
有する光ディスク装置である。
【0338】透明基板の厚さの異なる複数の記録媒体の
再生や書き込みが1台の光ディスクで可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の光ピックアップを説明する原理図
である。
【図2】第1の発明の光ピックアップを説明する原理図
である。
【図3】本発明の光ピックアップが設けられた光ディス
ク装置の第1の実施の形態例を説明する平面構成図であ
る。
【図4】図3における切断線A-Aにおける断面図であ
る。
【図5】図3におけるレーザ光源組立体の構成図であ
る。
【図6】本発明の光ピックアップが設けられた光ディス
ク装置の第2の実施の形態例を説明する平面構成図であ
る。
【図7】図6における切断線B-Bにおける断面図であ
る。
【図8】第3の実施の形態例を説明する構成図で、(a)
図は光ピックアップの平面図、(b)図は(a)図のレーザ枠
を説明する図、(c)図は(a)図のレーザ枠と筒体支持部と
の拡大図、(d)図は(c)図における切断線C-Cにおける断
面図である。
【図9】第4の実施の形態例を説明する図である。
【図10】第5の実施の形態例を説明する図で、(a)図
は平面図、(b)図は(a)図における切断線D-Dにおける断
面図を示す。
【図11】第6の実施の形態例を説明する平面図であ
る。
【図12】図11におけるE方向矢視図である。
【図13】第7の実施の形態例を説明する図である。で
ある。
【図14】第8の実施の形態例を説明する図である。
【図15】図14におけるレーザ枠の斜視図である。
【図16】第9の実施の形態例を説明する図である。
【図17】図16における要部を説明する図で、(a)図
は図16におけるG方向矢視図、(b)図は図16における
切断線F-Fにおける断面図、(c)図は図16におけるH方
向矢視図である。
【図18】第10の実施の形態例を説明する図である。
【図19】第11の実施の形態例を説明する図である。
【図20】図19の切断線J-Jにおける断面図である。
【図21】第12の実施の形態例を説明する図である。
【図22】図21における切断線K-Kにおける断面図で
ある。
【図23】本発明の第13の実施の形態例を説明する図
である。
【図24】図23におけるL方向矢視図である。
【図25】図23におけるM方向矢視図である。
【図26】第14の実施の形態例を説明する図である。
【図27】図26におけるM′方向矢視図である
【図28】第15の実施の形態例を説明する図である。
【図29】第16の実施の形態例を説明する図である。
【図30】第17の実施の形態例を説明する図である。
【図31】図30におけるN方向矢視図である。
【図32】第18の実施の形態例を説明する図である。
【図33】第19の実施の形態例を説明する図である。
【図34】直動機構の一例を示す図である。
【図35】複数の停止位置を有する直動機構の説明図で
ある。
【図36】形状記憶合金を用いた直動機構の説明図であ
る。
【図37】ストッパ機構の説明図である。
【符号の説明】
1 第1の駆動手段 2,2′ 記録媒体 2a,2a′ 透明基板 2b,2b′ 記録面 3 光ピックアップ 4 レーザ光源 5 カップリングレンズ 6 対物レンズ 7 カップリングレンズ移動機構
フロントページの続き (72)発明者 今泉 智雄 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 下瀬 隆士 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 本目 成男 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 国定 幸雄 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体のトラックを横切る方向に駆動
    され、レーザ光源から出射するレーザビームをカップリ
    ングレンズを介して対物レンズで集束し、前記記録媒体
    の記録面に照射し、前記記録媒体に対してデータの読み
    込み,書き込みのうち少なくとも一方を行う光ピックア
    ップにおいて、 前記レーザ光源,前記カップリングレンズのうち少なく
    とも一方を光軸方向に駆動する移動機構を設け、 前記対物レンズと前記記録媒体の記録面との間にある透
    明基板の厚さに応じて、前記移動機構を駆動し、前記レ
    ーザ光源,前記カップリングレンズのうち少なくとも一
    方の位置を切換えることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 前記移動機構によって駆動される被駆動
    体の停止位置での移動を禁止するストップ手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  3. 【請求項3】 前記移動機構によって駆動される被駆動
    体の位置を検出する位置検出手段を設けたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の光ピックアップ。
  4. 【請求項4】 前記移動機構によって駆動される被駆動
    体を光軸方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴と
    する請求項1乃至3いずれかに記載の光ピックアップ。
  5. 【請求項5】 前記位置検出手段は、 前記移動機構によって駆動される被駆動体の停止位置で
    のみ応動することを特徴とする請求項3記載の光ピック
    アップ。
  6. 【請求項6】 前記位置検出手段は、 前記移動機構によって駆動される被駆動体の位置を連続
    的に検出することを特徴とする請求項3記載の光ピック
    アップ。
  7. 【請求項7】 前記レーザ光源から出射されたレーザビ
    ームを三つのレーザビームに分離する回折格子を設け、 前記レーザ光源,前記回折格子のうち少なくとも回折格
    子を光軸を回転軸として回転させる回転機構を設け、 前記記録媒体のトラックピッチに応じて前記回折格子の
    位置を切換えることを特徴とする請求項1乃至6いずれ
    かに記載の光ピックアップ。
  8. 【請求項8】記録媒体の記録密度に応じて変化する絞り
    を光軸上に設けたことを特徴とする請求項1乃至7いず
    れかに記載の光ピックアップ。
  9. 【請求項9】 前記移動機構の被駆動体は、 レーザビームを出射するレーザ光源と、該レーザ光源か
    ら出射したレーザビームを1本の主ビーム,2本の副ビ
    ームとに分離する回折格子と、前記記録媒体からの戻り
    レーザビームを検出する光検出器と、前記記録媒体から
    の戻りレーザービームを前記光検出器へ導くビームスプ
    リッタとが一体となったレーザ光源組立体であることを
    特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  10. 【請求項10】 前記移動機構は、 被駆動体を保持する共に、回転駆動される被駆動体枠
    と、 光軸に沿って設けられ、前記被駆動体枠の外周面が嵌合
    し、前記被駆動体枠を回転可能に支持する固定穴と、 前記被駆動体枠の外周面,前記固定穴の内周面のうち、
    一方の面に形成された螺旋ガイドと、 他方の面に形成され、前記螺旋ガイドに摺動可能に係合
    するスライダと、 からなり、 前記被駆動体枠が回転すると、前記被駆動体が光軸に沿
    って複数の位置へ移動することを特徴とする請求項1記
    載の光ピックアップ。
  11. 【請求項11】 前記移動機構は、 被駆動体を保持する被駆動体枠と、 該被駆動体枠の回転を略禁止すると共に、前記被駆動体
    枠を光軸方向に略案内するガイドと、 光軸に沿って設けられ、内筒部に前記被駆動体枠が回転
    可能に嵌合し、回転駆動されると共に、光軸方向の移動
    が禁止された筒体と、 該筒体の外筒面が嵌合し、前記筒体を回転可能に支持す
    る固定穴と、 前記被駆動体枠の外周面,前記筒体の内周面のうち、一
    方の面に形成された螺旋ガイドと、 他方の面に形成され、前記螺旋ガイドに摺動可能に係合
    するスライダと、 からなり、 前記筒体が回転すると、前記被駆動体が光軸に沿って複
    数の位置へ移動することを特徴とする請求項1記載の光
    ピックアップ。
  12. 【請求項12】 前記被駆動体がレーザ光源組立体で、 前記被駆動体枠が異なる位置にある場合、前記光軸を回
    転軸として異なる回転位置にあるよう前記螺旋ガイドを
    形成した回転機構を設けたことを特徴とする請求項10
    又は11記載の光ピックアップ。
  13. 【請求項13】 前記移動機構は、 被駆動体を保持する被駆動体枠と、 該被駆動体枠の回転を禁止すると共に、前記被駆動体枠
    を光軸方向に案内するガイドと、 光軸方向に沿って設けられ、内筒部に前記被駆動体枠が
    回転可能に嵌合すると共に、回転駆動される筒体と、 該筒体の外筒面が嵌合し、前記筒体を回転可能に支持す
    る固定穴と、 前記被駆動体枠の外周面,前記筒体の内周面のうち、一
    方の面に形成された第1の螺旋ガイドと、 他方の面に形成され、前記第1の螺旋ガイドに摺動可能
    に係合する第1のスライダと、 前記筒体の外周面,前記固定穴の内周面のうち、一方の
    面に形成された第2の螺旋ガイドと、 他方の面に形成され、前記第2の螺旋ガイドに摺動可能
    に係合する第2のスライダとからなり、 前記筒体が回転すると、前記被駆動体が光軸に沿って複
    数の位置へ移動することを特徴とする請求項1記載の光
    ピックアップ。
  14. 【請求項14】 前記被駆動体がレーザ光源組立体
    で、 前記被駆動体枠が異なる位置にある場合、前記光軸を回
    転軸として異なる回転位置にあるよう前記第1の螺旋ガ
    イド,第2の螺旋ガイドのうち少なくとも一方のガイド
    を形成した回転機構を設けたことを特徴とする請求項1
    3記載の光ピックアップ。
  15. 【請求項15】 前記移動機構は、 光軸方向に配設されると共に、外周面に螺旋ガイドが形
    成され、回転駆動される円柱状の棒体と、 該棒体に螺合し、前記被駆動体を保持する被駆動体枠
    と、 該被駆動体枠を光軸方向に案内する第1のガイドと、 該第1のガイドと協働して前記被駆動体枠の回転を禁止
    すると共に、前記被駆動体枠を光軸方向に案内する第2
    のガイドとからなり、 前記棒体が回転すると、前記被駆動体が光軸に沿って複
    数の位置へ移動することを特徴とする請求項1記載の光
    ピックアップ。
  16. 【請求項16】 前記移動機構は、 光軸方向に配設されると共に、外周面に螺旋ガイドが形
    成され、回転駆動される円柱状の棒体と、 該棒体に螺合し、前記被駆動体を保持する被駆動体枠
    と、 該棒体と協働して前記被駆動体枠の回転を禁止すると共
    に、前記被駆動体枠を光軸方向に案内するガイドとから
    なり、 前記棒体が回転すると、前記被駆動体が光軸に沿って複
    数の位置へ移動することを特徴とする請求項1記載の光
    ピックアップ。
  17. 【請求項17】 前記被駆動体がレーザ光源組立体で、 前記被駆動体枠を前記棒体に螺合する第1の被駆動体枠
    と、該第1の被駆動体枠に光軸を中心軸として回転可能
    に設けられ、前記レーザ光源組立体を保持する第2の被
    駆動体枠とで構成し、 前記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、
    前記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けら
    れ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、 他方に、前記第1及び第2のガイド溝に係合可能な第1
    及び第2のスライダとを具備した回転機構を設けたこと
    を特徴とする請求項15又は16記載の光ピックアッ
    プ。
  18. 【請求項18】 前記移動機構は、 光軸方向に配設されると共に、外周面に螺旋ガイドが形
    成され、回転駆動される円錐状の棒体と、 前記被駆動体を保持する被駆動体枠と、 該被駆動体枠に設けられ、螺旋ガイドに係合可能なスラ
    イダと、 該スライダを前記棒体の回転中心軸に向かって付勢し
    て、前記スライダを前記棒体を押接せしめる第1の付勢
    手段と、 前記スライダを光軸方向に付勢して、前記スライダを前
    記棒体に押接せしめる第2の付勢手段と、 該被駆動体枠を光軸方向に案内する第1のガイドと、 該第1のガイドと協働して前記被駆動体枠の回転を禁止
    すると共に、前記被駆動体枠を光軸方向に案内する第2
    のガイドとからなり、 前記棒体が回転すると、前記被駆動体が光軸に沿って複
    数の位置へ移動することを特徴とする請求項1記載の光
    ピックアップ。
  19. 【請求項19】 前記被駆動体がレーザ光源組立体で、 前記被駆動体枠を前記スライダが設けられる第1の被駆
    動体枠と、該第1の被駆動体枠に光軸を中心軸として回
    転可能に設けられ、前記レーザ光源組立体を保持する第
    2の被駆動体枠とで構成し、 前記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、
    前記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けら
    れ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、 他方に、前記第1及び第2の係合溝に係合可能な第1及
    び第2のスライダとを具備した回転機構を設けたことを
    特徴とする請求項18記載の光ピックアップ。
  20. 【請求項20】 前記移動機構は、 被駆動体を保持する被駆動体枠と、 該被駆動体枠を光軸方向に案内するガイドと、 前記被駆動体枠に設けられたスライダと、 前記スライダが摺動可能に係合し、前記被駆動体枠を前
    記ガイドに沿って移動させるガイド部を有すると共に、
    駆動されるカムとからなり、 前記カムが駆動すると、前記被駆動体が光軸に沿って複
    数の位置へ移動することを特徴とする請求項1記載の光
    ピックアップ。
  21. 【請求項21】 前記被駆動体がレーザ光源組立体で、 前記被駆動体枠を前記スライダが設けられる第1の被駆
    動体枠と、該第1の被駆動体枠に光軸を中心軸として回
    転可能に設けられ、前記レーザ光源組立体を保持する第
    2の被駆動体枠とで構成し、 前記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、
    前記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けら
    れ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、 他方に、前記第1及び第2の係合溝に係合可能な第1及
    び第2のスライダとを具備した回転機構を設けたことを
    特徴とする請求項20記載の光ピックアップ。
  22. 【請求項22】 前記移動機構は、 被駆動体を保持する被駆動体枠と、 該被駆動体枠を光軸方向に案内するガイドと、 スライダを有すると共に、駆動されるカムとを具備し、 前記スライダが係合し、前記カムの駆動により、前記被
    駆動体枠を前記ガイドに沿って移動させるガイド部を前
    記被駆動体枠に設け、 前記カムが駆動すると、前記被駆動体が光軸に沿って複
    数の位置へ移動することを特徴とする請求項1記載の光
    ピックアップ。
  23. 【請求項23】 前記被駆動体がレーザ光源組立体で、 前記被駆動体枠を前記ガイド部が設けられる第1の被駆
    動体枠と、該第1の被駆動体枠に光軸を中心軸として回
    転可能に設けられ、前記レーザ光源組立体を保持する第
    2の被駆動体枠とで構成し、 前記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、
    前記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けら
    れ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、 他方に、前記第1及び第2の係合溝に係合可能な第1及
    び第2のスライダとを具備した回転機構を設けたことを
    特徴とする請求項22記載の光ピックアップ。
  24. 【請求項24】 前記移動機構は、 被駆動体を保持する被駆動体枠と、 該被駆動体枠を光軸方向に案内するガイドと、 前記被駆動体枠に設けられたスライダと、 固定側に回転可能に設けられ、揺動端部側に前記スライ
    ダが摺動可能に係合するガイド部が形成され、揺動駆動
    されるリンクとからなり、 前記リンクが駆動すると、前記被駆動体が光軸に沿って
    複数の位置へ移動することを特徴とする請求項1記載の
    光ピックアップ。
  25. 【請求項25】 前記被駆動体がレーザ光源組立体で、 前記被駆動体枠を前記スライダが設けられる第1の被駆
    動体枠と、該第1の被駆動体枠に光軸を中心軸として回
    転可能に設けられ、前記レーザ光源組立体を保持する第
    2の被駆動体枠とで構成し、 前記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、
    前記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けら
    れ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、 他方に、前記第1及び第2の係合溝に係合可能な第1及
    び第2のスライダとを具備した回転機構を設けたことを
    特徴とする請求項24記載の光ピックアップ。
  26. 【請求項26】 前記移動機構は、 被駆動体を保持する被駆動体枠と、 該被駆動体枠を光軸方向に案内するガイドと、 前記ガイドに沿って設けられたラックと、 前記被駆動体枠に設けられ、前記ラックに噛合するピニ
    オンと、 該ピニオンを駆動する第1のプーリと、 回転駆動される第2のプーリと、 前記第1のプーリ,前記第2のプーリ間に巻き掛けられ
    た弾性ワイヤとからなり、 前記第2のプーリが駆動すると、前記被駆動体が光軸に
    沿って複数の位置へ移動することを特徴とする請求項1
    記載の光ピックアップ。
  27. 【請求項27】 前記被駆動体がレーザ光源組立体で、 前記被駆動体枠を前記第1のプーリが設けられる第1の
    被駆動体枠と、該第1の被駆動体枠に光軸を中心軸とし
    て回転可能に設けられ、前記レーザ光源組立体を保持す
    る第2の被駆動体枠とで構成し、 前記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、
    前記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けら
    れ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、 他方に、前記第1及び第2のガイド溝に係合可能な第1
    及び第2のスライダとを具備した回転機構を設けたこと
    を特徴とする請求項26記載の光ピックアップ。
  28. 【請求項28】 前記移動機構は、 被駆動体を保持する被駆動体枠と、 該被駆動体枠を光軸方向に案内するガイドと、 前記被駆動体枠を光軸の一方の方向に付勢する付勢手段
    と、 一端部が前記被駆動体枠に係止されたワイヤを巻き取る
    ことにより前記被駆動体枠を光軸の他方の方向へ駆動す
    るワイヤ巻き取り手段とからなり、 前記巻き取り手段が駆動すると、前記被駆動体が光軸に
    沿って複数の位置へ移動することを特徴とする請求項1
    記載の光ピックアップ。
  29. 【請求項29】 前記被駆動体がレーザ光源組立体で、 前記被駆動体枠を前記ワイヤが係止される第1の被駆動
    体枠と、該第1の被駆動体枠に光軸を中心軸として回転
    可能に設けられ、前記レーザ光源組立体を保持する第2
    の被駆動体枠とで構成し、 前記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、
    前記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けら
    れ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、 他方に、前記第1及び第2のガイド溝に係合可能な第1
    及び第2のスライダとを具備した回転機構を設けたこと
    を特徴とする請求項28記載の光ピックアップ。
  30. 【請求項30】 前記移動機構は、前記被駆動体を保持
    する被駆動体枠と、該被駆動体枠を光軸方向に案内する
    ガイドと、駆動部が前記被駆動体枠に取り付けられた駆
    動源を有した直動機構とからなり、 前記直動機構が駆動すると、前記被駆動体が光軸に沿っ
    て複数の位置へ移動することを特徴とする請求項1記載
    の光ピックアップ。
  31. 【請求項31】 前記移動機構は、 被駆動体を案内するガイド部,停止位置調整機能及び駆
    動源を有した直動機構であり、 前記直動機構が駆動すると、前記被駆動体が光軸に沿っ
    て複数の位置へ移動することを特徴とする請求項1記載
    の光ピックアップ。
  32. 【請求項32】 前記直動機構として、 二以上の停止位置を有する電磁ソレノイドを用いたこと
    を特徴とする請求項30又は31記載の光ピックアッ
    プ。
  33. 【請求項33】 前記直動機構として、 リニアモータを用いたことを特徴とする請求項30又は
    31記載の光ピックアップ。
  34. 【請求項34】 前記直動機構として、 流体圧を用いた二以上の停止位置を有する圧力推進機構
    を用いたことを特徴とする請求項30又は31記載の光
    ピックアップ。
  35. 【請求項35】 前記直動機構として、 圧電素子を用いたことを特徴とする請求項30又は31
    記載の光ピックアップ。
  36. 【請求項36】 前記直動機構として、 形状記憶合金と、 該形状記憶合金に対して加熱,冷却のうち少なくともど
    ちらか一方を行う熱手段と、 を用いたことを特徴とする請求項30又は31記載の光
    ピックアップ。
  37. 【請求項37】 前記被駆動体がレーザ光源組立体で、 前記被駆動体枠を前記直動機構が取り付けられる第1の
    被駆動体枠と、該第1の被駆動体枠に光軸を中心軸とし
    て回転可能に設けられ、前記レーザ光源組立体を保持す
    る第2の被駆動体枠とで構成し、 前記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、
    前記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けら
    れ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、 他方に、前記第1及び第2のガイド溝に係合可能な第1
    及び第2のスライダとを具備した回転機構を設けたこと
    を特徴とする請求項30又は31記載の光ピックアッ
    プ。
  38. 【請求項38】 前記熱手段は、 電子冷却素子であることを特徴とする請求項36記載の
    光ピックアップ。
  39. 【請求項39】 前記移動機構は、 前記被駆動体を保持する被駆動体枠と、 該被駆動体枠を光軸方向に案内するガイドと、 両端部が固定された中空状のアウタワイヤ及び該アウタ
    ワイヤ内に摺動可能に設けられ、一端部が前記被駆動体
    枠に取り付けられたインナワイヤとからなるワイヤとか
    らなり、 前記インナワイヤが移動すると、前記被駆動体が光軸に
    沿って複数の位置へ移動することを特徴とする請求項1
    記載の光ピックアップ。
  40. 【請求項40】 前記被駆動体がレーザ光源組立体で、 前記被駆動体枠を前記インナワイヤが取り付けられた第
    1の被駆動体枠と、該第1の被駆動体枠に光軸を中心軸
    として回転可能に設けられ、前記レーザ光源組立体を保
    持する第2の被駆動体枠とで構成し、 前記第2の被駆動体枠,固定側のうちどちらか一方に、
    前記被駆動体枠の第1位置,第2位置に対応して設けら
    れ、斜面を有する第1及び第2のガイド溝を、 他方に、前記第1及び第2のガイド溝に係合可能な第1
    及び第2のスライダとを具備した回転機構を設けたこと
    を特徴とする請求項39記載の光ピックアップ。
  41. 【請求項41】 前記ストップ手段は、 被駆動体,固定側のうちどちらか一方に設けられたばね
    と、 他方に設けられ、前記ばねが係合する被係合部と、 からなることを特徴とする請求項2記載の光ピックアッ
    プ。
  42. 【請求項42】 前記ばねは光軸方向に移動可能に設け
    られることを特徴とする請求項41記載の光ピックアッ
    プ。
  43. 【請求項43】 前記ばねの前記係合部への押圧力を調
    整する押圧力調整機構を設けたことを特徴とする請求項
    41記載の光ピックアップ。
  44. 【請求項44】 前記ストップ手段は、 前記被駆動体が当接する突き当て部材であることを特徴
    とする請求項2記載の光ピックアップ。
  45. 【請求項45】 前記突き当て部材は、光軸方向に移動
    可能に設けられることを特徴とする請求項44記載の光
    ピックアップ。
  46. 【請求項46】 前記ストップ手段は、 被駆動体,固定側のうちどちらか一方に設けられた磁性
    体と、 他方に設けられ、前記磁性体に対して磁気吸着可能な磁
    石と、 からなることを特徴とする請求項2記載の光ピックアッ
    プ。
  47. 【請求項47】 前記磁石は電磁石であることを特徴と
    する請求項46記載の光ピックアップ。
  48. 【請求項48】 請求項1記載の光ピックアップを有す
    ることを特徴とする光ディスク装置。
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