JP4505533B2 - 光ピックアップ、光ディスクドライブ装置及び光情報装置 - Google Patents

光ピックアップ、光ディスクドライブ装置及び光情報装置 Download PDF

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Description

本発明は、光ピックアップ装置を構成するレンズを光軸方向に移動可能にするレンズ駆動装置を用いた球面収差補正機構を用いた光ピックアップ装置、及び当該光ピックアップを用いた光ディスクドライブ装置及び光情報装置に関する。
近年、光ディスクを情報記録媒体として使用して情報信号の記録または再生を行う分野においては、高精細な静止画や動画等を扱うために、小型且つ大容量の光ディスク装置の開発が進んでいる。
光ディスク装置は、光ディスクの情報記録面上にビームスポットを形成するための光ピックアップを備えている。この光ピックアップにおいて、光源から出射された光ビームは、光ディスクの情報記録層を保護する透明な保護基板層を通過する際に球面収差の影響を受ける。
特許文献1では、この球面収差の影響を軽減させるために、球面収差補正用のレンズ群を設け、そのレンズ群における逐次的な1対のレンズ要素の面の間に可変の空隙を形成し、機械的手法によって空隙間隔を可変する装置が開示されている。
図8A及び図8Bは特許文献1における従来のレンズ駆動装置を光ピックアップに適用した例の構成を模式的に示した図であり、図8Aは前記光ピックアップの平面図、図8Bは前記光ピックアップの側面図である。
同図において、114は光ディスク、101は光源であるレーザダイオード、102はコリメートレンズ、103はビームスプリッタ、104は立ち上げミラー、105は対物レンズ、106は検出レンズ、107は光電変換素子などからなる光検出器をそれぞれ示している。
前記光ディスク114に対する記録/再生を行うとき、前記レーザダイオード101から出射した光ビームは、ビームスプリッタ103、コリメートレンズ102を通過し、立ち上げミラー104により光ディスク114方向へ偏向され、対物レンズ105により光スポットとして光ディスク114の記録面上に集光される。光ディスク114の表面で反射した光ビームは、対物レンズ105を通り、立ち上げミラー104で偏向されてコリメートレンズ102を通り、ビームスプリッタ103で偏向されて、検出レンズ106で光検出器107の受光面に集光される。
コリメートレンズ102は、光軸方向に位置を移動することにより、光ビームの拡散及び収束を補正するためのレンズである。コリメートレンズ102は、レンズホルダ108に保持されており、レンズホルダ108は一対のガイド軸109、摺動軸110にて支持されている。ガイド軸109及び摺動軸110は、軸保持部材113に固定される。ガイド軸109及び摺動軸110は、その軸の延在方向が、コリメートレンズ102の光軸に対して平行になるように配置されている。
レンズホルダ108は、ガイド軸109及び摺動軸110に摺動可能に係合されている。すなわち、コリメートレンズ102は、レンズホルダがガイド軸109及び摺動軸110に沿って摺動することにより、光軸方向に移動することができる。レンズホルダ108を移動させる機構としては、ギア、ステッピングモータなどで構成される図示しない駆動機構が設けられている。駆動機構からの駆動力を受けて摺動軸110がスラスト方向に摺動することによって、レンズホルダ108が光軸方向に移動する。
特開2004−77705号公報
しかし、近年、光情報記録媒体の高密度化を実現するために、複数の情報記録層を有する多層光情報記録媒体の開発が進められている。この多層光情報記録媒体では、一層の光情報記録媒体と比較してさらに大きな球面収差補正を行う必要性が生じている。また、複数種類の光情報記録媒体の記録および再生に対応するため光学系の構成はより複雑になり、部品点数が増加する。一方、光ピックアップ自体はより小型となることを要求されており、狭小な部品配置スペースにおいて球面収差補正を行うことができるように光ピックアップを構成する必要が生じている。
さらに、次世代の技術として、多様な保護層厚みを有する多層記録ディスクも提案されており、より補正範囲の広い球面収差補正機構が光ピックアップに要望されつつある。
本発明は、前記従来提案されている光ピックアップよりもさらに小型で、球面収差の補正範囲の広い光ピックアップおよび当該光ピックアップを用いた光ディスクドライブ装置及び光情報装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、以下のように構成している。
本発明の第1態様によれば、光源からの出射光を情報記録媒体の情報記録面に集光する対物レンズと、
前記対物レンズにより前記情報記録面に集光される光ビームの球面収差を補正する、一方の面が他方の面よりも曲率が大きく構成された球面収差補正レンズと、
前記球面収差補正レンズを通過した前記出射光を略直角に偏向し前記対物レンズの入射面に導く立ち上げミラーと、
前記球面収差補正レンズの最大厚み幅よりも薄く構成され、前記曲率が大きい側の面が前記立ち上げミラー側を向いた状態で、前記曲率が大きい側の面が部分的に突出するように前記球面収差補正レンズを保持するレンズホルダと、
前記球面収差補正レンズの光軸方向に延在し、その端部が前記立ち上げミラー反射面の側方にまで配置されたガイド部材と、
前記立ち上げミラー側に突出した状態で前記レンズホルダに固定され前記ガイド部材に沿って摺動する摺動部と、
前記球面収差補正レンズを駆動させる駆動機構を有し、
前記球面収差補正レンズが最も前記立ち上げミラーに接近した際に前記摺動部の突出部分が立ち上げミラー反射面の側面に収まることによって、前記球面収差補正レンズの前記レンズホルダからの突出部分が立ち上げミラーの反射面にオーバーラップするまで、前記球面収差補正レンズと前記立ち上げミラーを接近可能に構成された光ピックアップを提供する。
上記構成において、球面収差補正レンズは、前記光源からの前記出射光を平行光に変換するコリメートレンズであってもよいし、前記光源からの前記出射光が前記対物レンズに入射する際のビーム径を変換するビームエキスパンダ内に設けられていてもよい。
また、球面収差補正レンズは、色補正素子を備えていてもよい。
また、球面収差補正レンズは、高さ方向に扁平な形状に構成されていてもよい。
本発明の第2態様によれば、前記ガイド部材は、互いに平行に設けられた一対の軸体で構成されており、前記立ち上げミラー側に突出した状態で前記レンズホルダに固定された摺動部が係合する一方の軸のみが前記立ち上げミラーの側方にまで延在している第1態様の光ピックアップを提供する。
本発明の第3態様によれば、前記ガイド部材は、互いに平行に設けられた一対の軸体で構成されており、前記立ち上げミラー側に突出した状態で前記レンズホルダに固定された摺動部が係合する一方の軸に、前記レンズホルダを前記立ち上げミラー側へ付勢するスプリングをさらに有する第1態様の光ピックアップを提供する。
本発明によれば、ガイド部材が立ち上げミラー反射面の側方にまで延在して配置されており、また、ガイド部材に沿って移動する摺動部がレンズホルダよりも前記立ち上げミラー側に突出して構成されているので、球面収差補正レンズを、立ち上げミラーの直近まで移動させることができ移動幅を大きくとることができる。したがって、球面収差の補正幅を大きくすることができる。また、球面収差補正レンズがレンズホルダに対して立ち上げミラー側に突出するように構成されているので、傾斜して設けられた立ち上げミラーの反射面上に球面収差補正レンズの突出部分がオーバーラップさせた状態に配置することができる。したがって、大きな球面収差補正の幅を必要とする2層以上の情報記録層を備える情報記録媒体に好適に用いることができる。
また、球面収差補正レンズの移動幅を広くすることができるため、絶対的に必要とされる移動幅に対して光ピックアップを小さく構成することができる。よって、従来の技術よりもさらに小型とすることができる。また、摺動部がレンズホルダに対して突出して構成されているため、レンズホルダのガイド部材に対するブレを防止することができる。
また、球面収差補正レンズと摺動部がともにレンズホルダに対して、立ち上げミラー側に突出しているため、これらの重心が近接することとなるため、レンズホルダの駆動時に慣性力によるモーメントがかかりにくくなる。また、レンズホルダへの球面収差補正レンズの取り付け時において、レンズホルダに対して球面収差補正レンズが突出しているため、視認性がよく、レンズの付け忘れを防止することができる。さらに、一方が曲率が大きく構成されたレンズを用いるため、取り付け方向が視認しやすく、レンズの表裏取り付け方向を確認しやすくなる。
本発明の記述を続ける前に、添付図面において同じ部品については同じ参照符号を付している。以下、図面を参照して本発明の各実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施の形態にかかる光ピックアップの構成を説明するための模式図であり、図1Aは光ピックアップの平面図、図1Bは前記光ピックアップの側面図である。
同図において、14は情報記録媒体としての光ディスク、1は光源としてのレーザダイオード、2は球面収差補正レンズとしてのコリメートレンズ、3はビームスプリッタ、4は立ち上げミラー、5は対物レンズ、6は検出レンズ、7は光電変換素子などからなる光検出器である。また、20はステッピングモータ、21はボールネジである。なお、図1Aの平面図においては、対物レンズ5及び光ディスク14の記載を省略している。
前記光ディスク14に対する記録/再生を行うとき、レーザダイオード1から出射した光ビームは、ビームスプリッタ3、コリメートレンズ2を順に通過し、立ち上げミラー4により光ディスク14方向へ偏向され、対物レンズ5により光スポットとして光ディスク14上に集光される。これにより、光ディスク14の情報記録面に情報が記録され、または、光ディスク14の情報記録面に記録された情報を読み出す。
さらに、光ディスク14によって反射した光ビームは、対物レンズ5を通り、立ち上げミラー4で偏向されてコリメートレンズ2を通り、ビームスプリッタ3で偏向されて、検出レンズ6で光検出器7の受光面に集光され、光ディスク14の情報記録面からの情報が電気信号に変換される。
コリメートレンズ2は、一方の面が平らな面として構成され、他方の面が中央部分が凸になるように構成された凸レンズである。
前記第1のガイド軸11及び前記第2のガイド軸12は前記コリメートレンズ2の光軸Lに対して平行になるように配置されている。両ガイド軸11,12は、その両端部が軸保持部13a,13bにそれぞれに固定される。
第1のガイド軸11の軸保持部13aは、ビームスプリッタ3の光軸方向下流側位置および立ち上げミラー4の側方位置に設けられる。第1のガイド軸11は、当該位置に設けられた軸保持部13a間に延在する。また、第2のガイド軸12の軸保持部は、ビームスプリッタ3の光軸方向下流側端部と立ち上げミラー4の光軸方向上流側端部にそれぞれ設けられている。よって、第2のガイド軸12は、ビームスプリッタ3と立ち上げミラー4との間に延在する。
同図における光ピックアップでは、コリメートレンズ2を前記第1のガイド軸11及び前記第2のガイド軸12に沿って移動させることにより、対物レンズ5へ入射する平行光束を収束させたり、発散させたりすることにより、前記光ディスク14の保護層厚みの違いや、光ピックアップが持つ球面収差に起因するスポット位置での球面収差を許容値以下となるように調整する。すなわち、コリメートレンズ2は、光源1からの距離がコリメートレンズ2の焦点距離と等しい場合は、コリメートレンズ2を透過した光ビームを平行光にする。また、光源1からの距離がコリメートレンズ2の焦点距離よりも短くなると光ビームを発散させ、一方、光源1からの距離がコリメートレンズ2の焦点距離よりも長くなると光ビームを収束させるように機能する。
レンズホルダユニット8は、コリメートレンズ2を保持するレンズホルダ本体9と、第1及び第2のガイド軸11,12と係合する第1及び第2の摺動部15,16とで構成される。レンズホルダ本体9は、コリメートレンズの曲面側が立上げミラー4側を向くようにコリメートレンズ2を保持する枠状部材である。レンズホルダ本体9の厚み寸法は、コリメートレンズ2の最大厚み寸法よりも小さくなるように構成されており、レンズホルダ本体9がコリメートレンズ2を保持した場合に、コリメートレンズ2がレンズホルダ本体9より立ち上げミラー4側へ突出した状態となる。
一方、前記レンズホルダ本体9の前記ビームスプリッタ3側の面は平面となっている。
第1及び第2の摺動部15,16は、ガイド部材としての第1のガイド軸11および第2のガイド軸12に沿って摺動可能に係合されている。
前記コリメートレンズ2の光軸方向のガタによる傾きを小さく抑えるため、ガイド軸の受け部である摺動部の長さを大きくとる必要がある。本実施形態においては、第1の摺動部15の寸法は、コリメートレンズ2の光軸方向の厚み寸法よりも厚く構成する。このとき、第1の摺動部15は、コリメートレンズ2に対して光軸方向下流側に突出させるように、レンズホルダ本体9に固定されている。第1摺動部15をガイド軸11の延在方向に長く構成することによって、当該コリメートレンズ2の光軸L方向のガタを小さくすることができる。
一方で、第2の摺動部16は、レンズホルダ本体9とほぼ同程度の厚み寸法で構成する。第2の摺動部16を軸方向に長く構成すると、レンズホルダユニット8の移動時に摩擦が大きくなり、レンズホルダユニットの移動に影響を及ぼすためである。
第2の摺動部16は、駆動力発生源であるステッピングモータ20によって回転可能なボールネジ21に螺合されている。ステッピングモータ20が回転駆動することにより、ギア22,23を介してボールネジ21が駆動し、第2の摺動部16とボールネジ21の相対位置が変化することにより、レンズホルダユニット8が移動する。
なお、レンズホルダユニットを駆動させる駆動力発生源としてはステッピングモータなどのほかに、超音波モータを駆動動力発生源として用いればより小型でシンプルな構成が可能となる。
図2は、コリメートレンズ移動時のレンズホルダの位置関係を具体的に示した平面図である。図2(b)は前記コリメートレンズ2が略中央位置にある状態を示しており、図2(a)と図2(c)は前記コリメートレンズ2がそれぞれ立ち上げミラー4側、ビームスプリッタ3側に移動した状態を示している。
コリメートレンズが立ち上げミラー4側に最も近づいた状態では、ビームスプリッタ3からの光を収束させるように機能する。この状態では、光ディスク14の表面に近い側に焦点が合うように球面収差を補正する。第1のガイド軸11の一端は、立ち上げミラー4の側方にまで延在させた構成としているため、コリメートレンズ2が最も前記立ち上げミラー4側に接近した際に、前記第1摺動部15が立ち上げミラー4の側面に収まるようになっている。
また、レンズホルダ8よりもコリメートレンズ2が、立ち上げミラー4側に突出した構成を採っているため、立ち上げミラー4の下端がコリメートレンズ2にごく近接した場合には、コリメートレンズの突出部分が立ち上げミラー4の反射面に重なるようにオーバーラップするように配置される。すなわち、レンズホルダを立ち上げミラー4にごく近くなるように配置した場合であっても、コリメートレンズ2が立ち上げミラー4の表面に接触することがない。したがって、コリメートレンズ2を立ち上げミラー4にきわめて近い位置まで移動させることができる。
本実施形態にかかる光ピックアップにおいては、上記の構成を採用することにより、コリメートレンズ2を立ち上げミラー4のごく近くまで移動させることができ、コリメートレンズ2の可動範囲を大きくすることができる。本実施形態にかかる光ピックアップにおいては、コリメートレンズ2の可動範囲が大きく、少ないスペースでもより大きな球面収差補正が可能となる。
また、図2(c)に示すように、コリメートレンズがビームスプリッタ3側に最も近づいた状態では、ビームスプリッタ3からの光を発散させるように機能する。この状態では、光ディスク14の厚み方向に奥側に焦点が合うように球面収差を補正する。図2(c)に示すように、レンズホルダユニット8のビームスプリッタ3側の面は、突出がない略平面に構成されているので、コリメートレンズ3のごく近傍にまでレンズホルダユニットを移動させることができ、可動範囲を大きくすることができる。
このように、本実施形態では、コリメートレンズの移動量を大きく取ることができるため、本構成を採用しない場合と比較して、同じサイズに対して球面収差補正量を大きくとることができる。
なお、本実施形態の光ピックアップにおいて、コリメートレンズの形状を高さ方向に扁平に構成することにより、高さ方向のサイズを小さくすることができる。
図3Aは、レンズホルダユニット8およびコリメートレンズ2を、コリメートレンズ2の光軸方向から見た状態を示している。図3Aの例では、コリメートレンズ2のレンズ面が円形の場合のレンズホルダおよびコリメートレンズを示している。
一方、図中の横方向が光ディスク14のトラッキング方向に対応する場合、光学的に必要なコリメートレンズの有効径はトラッキング方向に比較してラジアル方向は少なくてよい。なぜなら、トラッキング制御時の対物レンズのトラッキング方向の動き分(レンズシフト)を考慮する必要がないためである。
従って、コリメートレンズ2aおよびレンズホルダ本体部9aにおいては、その高さ方向の一部を、図3Bのようにカットしたような扁平形状とすることができる。これによりレンズホルダユニット8a全体の高さを小さくすることができるため、薄型の光ピックアップを構成することが可能となる。
コリメートレンズ2aおよびレンズホルダ本体部9aをの高さ方向を減少させる量としては、たとえば対物レンズのラジアル方向のレンズシフトの動作範囲の長さ分とする。この構成のレズホルダユニット8aを作成する場合において、予め楕円形状のレンズを作成してもよいし、円形のレンズの上下位置を切断するようにしてもよい。
図4A及び図4Bは、本発明の実施の形態に係る光ピックアップに適用可能なコリメートレンズの変形例を概略的に示す図である。図4A及び図4Bに示すコリメートレンズ2b、2cは、レンズの入射面、または出射面に色収差補正用の回折光学素子25b、25cが形成されている点が特徴である。
図4Aに示すコリメートレンズ2bは、回折光学素子25bがコリメートレンズ2bに一体成形されている構成である。また、図4Bに示すコリメートレンズ4は、回折光学素子25cが曲率が小さい方の表面(図示左側の面)に取り付けられているレンズであり、さらに色補正素子26が一体的に設けられている構成である。回折光学素子はコリメートレンズの入射側および出射側の双方に設けることもできる。
コリメートレンズに回折光学素子を取り付けることにより、光源に波長変動がある場合や、光源波長に広がりがある場合も対物レンズの集光特性を良好に確保することが可能となる。
図5は図1Aに示した光ピックアップの応用例を説明するための光ディスクドライブの構成を示す図であり、50は図1に示す構成の光ピックアップユニットを示している。光ピックアップユニット50は、ピックアップ移動駆動機構51により、ディスク14のラジアル方向に移動可能に構成される。
ピックアップ移動駆動機構51は、動力源であるシークモータ52、リードスクリュー53を備えている。ピックアップユニット50は、ディスクのラジアル方向に延在するガイドレール54,55に支持されており、シークモータ52に移動によりリードスクリュー53が回転駆動することによって、ガイドレール54,55に沿って移動する。
スピンドルモータ40は、光ディスク14を回転駆動させるモータである。スピンドルモータ40によって光ディスク14を回転駆動させながら光ピックアップ50をシーク方向に移動させることで、光ディスク14に対して情報の読み取りおよび記録を行う。
上記のように、本実施形態にかかる光ピックアップは小型に構成することができるため、当該光ピックアップを搭載した光ディスクドライブを光情報装置に適用すれば、小型で高性能な光情報装置とすることが可能となる。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態にかかる光ピックアップの構成を説明するための模式図である。
図6において、光源としてのレーザダイオード1、球面収差補正レンズとしてのコリメートレンズ2、ビームスプリッタ3、立ち上げミラー4、対物レンズ5、光電変換素子などからなる光検出器7、ステッピングモータ20、ボールネジ21については、第1実施形態と同じ構成であるため、説明を省略する。31は、光量モニタであり、光ディスク14から反射された光の光量を検出することでレーザダイオード1の光量を検出するためのものである。
本実施形態においては、光ピックアップを構成する各部材を格納するため筐体30の対物レンズの近傍位置は、スピンドルモータ40と筐体30が干渉しないように切り欠き33が設けられている。光ピックアップがスピンドルモータ40に最近接したとき、スピンドルモータ40が当該切り欠き33に嵌り込み、光ピックアップの対物レンズをスピンドルモータの近傍にまで配置させることができる。したがって、光ディスク14の中心に近い位置の情報の読み書きが可能となる。
前記光ディスクに対する記録/再生を行うとき、レーザダイオード1から出射した光ビームは、ビームスプリッタ3により反射されて偏向され、コリメートレンズ2を通過し、立ち上げミラー4により光ディスク14方向へ偏向され、対物レンズ(図示なし)により光スポットとして光ディスク14上に集光される。これにより、光ディスク14の情報記録面に情報が記録され、または、光ディスク14の情報記録面に記録された情報を読み出す。
さらに、光ディスク14によって反射した光ビームは、対物レンズを通り、立ち上げミラー4で偏向されてコリメートレンズ2を通り、ビームスプリッタ3を透過して、光検出器7の受光面に集光され、光ディスク14の情報記録面からの情報が電気信号に変換される。
前記第1のガイド軸41及び前記第2のガイド軸42は前記コリメートレンズ2の光軸Lに対して平行になるように配置されている。両ガイド軸11,12は、その両端部が軸保持部43a,43bにそれぞれに固定される。
第1のガイド軸41の軸保持部43aは、ビームスプリッタ3の光軸方向下流側端部と立ち上げミラー4の光軸方向上流側端部にそれぞれ設けられている。第1のガイド軸41は、コリメートレンズ2に対して、スピンドルモータ40に近い位置に設けられるため、上記切り欠き33を有する光ピックアップにおいては、当該切り欠き33のため立ち上げミラーの側方に配置させないようにしたものである。一方、第2のガイド軸42の軸保持部43bは、ビームスプリッタ3の光軸方向下流側端部と立ち上げミラー4の側方位置にそれぞれ設けられている。
同図における光ピックアップでは、コリメートレンズ2を前記第1のガイド軸11及び前記第2のガイド軸12に沿って移動させることにより、対物レンズ5へ入射する平行光束を収束させたり、発散させたりすることにより、前記光ディスク14の保護層厚みの違いや、光ピックアップが持つ球面収差に起因するスポット位置での球面収差を許容値以下となるように調整する。
レンズホルダユニット32は、コリメートレンズ2を保持するレンズホルダ本体9と、第1及び第2のガイド軸41,42と係合する第1及び第2の摺動部35,36とで構成される。レンズホルダ本体9は、コリメートレンズの曲面側が立上げミラー4側を向くようにコリメートレンズ2を保持する。レンズホルダ本体9がコリメートレンズ2を保持した場合に、コリメートレンズ2がレンズホルダ8より立ち上げミラー4側へ突出した状態となる。
一方、前記レンズホルダ本体9の前記ビームスプリッタ3側の面は平面となっている。
第1及び第2の摺動部35,36は、ガイド部材としての第1のガイド軸41および第2のガイド軸42に沿って摺動可能に係合されている。
前記コリメートレンズ2の光軸方向のガタによる傾きを小さく抑えるため、本実施形態においては、第2の摺動部36の寸法は、コリメートレンズ2の光軸方向の厚み寸法よりも厚く構成する。また、第2の摺動部36は、コリメートレンズ2に対して光軸方向下流側に突出させるように、レンズホルダ本体9に固定されている。第2摺動部36をガイド軸42の延在方向に長く構成することによって、当該コリメートレンズ2の光軸L方向のガタを小さくすることができる。
また、第2のガイド軸42には、スプリング39が設けられており、レンズホルダユニット32を立ち上げレンズ4方向に付勢している。このようにスプリングを設けることにより、レンズホルダユニット32の光軸L方向への遊びをなくすることができ、光軸方向へのがたつきを防止することができる。
第2の摺動部36は、駆動力発生源であるステッピングモータ20によって回転可能なボールネジ21に螺合されている連結部37を有している。ステッピングモータ20が回転駆動することにより、ギア22,23を介してボールネジ21が駆動し、第2の摺動部36とボールネジ21の相対位置が変化することにより、レンズホルダユニット8が移動する。
本実施形態にかかる光ピックアップにおいても、コリメートレンズが立ち上げミラー4側に最も近づいた状態では、前記第2摺動部36が立ち上げミラー4の側面に収まるように構成されているとともに、コリメートレンズの突出部分が立ち上げミラー4の反射面に重なるようにオーバーラップするように配置される。したがって、コリメートレンズ2を立ち上げミラー4にきわめて近い位置まで移動させることができ、コリメートレンズ2の可動範囲を大きくすることができる。
レンズホルダユニット8のビームスプリッタ3側の面は、突出がない略平面に構成されているので、コリメートレンズ3のごく近傍にまでレンズホルダユニットを移動させることができ、可動範囲を大きくすることができる。
なお、本実施形態においても、図3Bに示すようにコリメータレンズの形状を高さ方向に扁平に構成することにより、高さ方向のサイズを小さくすることができる。また、図4A及び図4Bに示すレンズの入射面、または出射面に色収差補正用の回折光学素子25b、25cが形成されているコリメートレンズ2b、2cを用いることもできる。
(第3実施形態)
図7A及び図7Bは、本発明の第3実施形態にかかる光ピックアップの構成を示すための模式図であり、図7Aは光ピックアップの平面図、図7Bは前記光ピックアップの側面図である。
図7A,図7Bにおいて、光源としてのレーザダイオード1、ビームスプリッタ3、立ち上げミラー4、対物レンズ5、光電変換素子などからなる光検出器7、ステッピングモータ20、ボールネジ21については、第1実施形態と同じ構成であるため、説明を省略する。31は、光量モニタであり、光ディスク14から反射された光の光量を検出することでレーザダイオード1の光量を検出するためのものである。
本実施形態においては、レーザ光を平行光にするためのコリメータレンズ2は固定されている。また、コリメータレンズ2と立ち上げミラーとの間には、光源からの光ビームのビーム系を変更するためのビームエキスパンダユニット60が設けられている。ビームエキスパンダユニット60は、球面収差補正レンズとして機能する。
ビームエキスパンダユニット60は、ビームスプリッタ3側に位置する第1レンズと立ち上げミラー4側に位置する第2レンズの2枚のレンズを備える。第1レンズ63は固定されており、第2レンズ64は光軸L方向に移動可能に構成されている。
前記光ディスクに対する記録/再生を行うとき、レーザダイオード1から出射した光ビームは、ビームスプリッタ3により反射されて偏向され、コリメートレンズ2及びビームエキスパンダユニット60を通過し、立ち上げミラー4により光ディスク14方向へ偏向され、対物レンズ(図示なし)により光スポットとして光ディスク14上に集光される。これにより、光ディスク14の情報記録面に情報が記録され、または、光ディスク14の情報記録面に記録された情報を読み出す。
さらに、光ディスク14によって反射した光ビームは、対物レンズを通り、立ち上げミラー4で偏向されてビームエキスパンダユニット60及びコリメートレンズ2を通り、ビームスプリッタ3を透過して、光検出器7の受光面に集光され、光ディスク14の情報記録面からの情報が電気信号に変換される。
ビームエキスパンダユニット60の第1レンズ63は、両面が曲面となるように構成された凸レンズであり、第2レンズ64は、一方の面が平らな面として構成され、他方の面が中央部分が凸になるように構成された凸レンズである。
第1レンズ63は、第1レンズホルダ62に保持されて固定される。第1レンズホルダ62は、第1レンズ63よりも厚さ寸法が広くもしくは同じに構成されており、第1レンズ62は第1レンズホルダよりも突出しないように構成されている。
第2レンズ64は、レンズホルダユニット8dの構成部材である第2レンズホルダ本体9dに固定される、レンズホルダユニット8dの構成については詳細は後述する。
前記第1のガイド軸71及び前記第2のガイド軸72は前記コリメートレンズ2の光軸Lに対して平行になるように配置されている。両ガイド軸71,72は、その両端部が軸保持部73a,73bにそれぞれに固定される。
第1のガイド軸71の軸保持部73aは、第1レンズ63の光軸方向下流側位置および立ち上げミラー4の光軸方向上流側端部に設けられる。また、第2のガイド軸72の軸保持部73bは、第1レンズ63の光軸方向上流側端部と立ち上げミラー4の側方位置にそれぞれ設けられている。なお、第2のガイド軸72の軸保持部73bが、第1レンズ63の光軸方向上流側端部まで延在し、第1のガイド軸の端部よりも上流側に位置するのは、後述するように、レンズホルダユニット9dが最も第1レンズ63に近接したときにスプリング39を収納させるためのスペースを確保するためである。
同図における光ピックアップでは、第2レンズ64を前記第1のガイド軸11及び前記第2のガイド軸12に沿って移動させることにより、第1及び第2レンズの間隔を変えて光束を収束させたり、発散させたりすることにより、球面収差の調整を行う。
レンズホルダユニット8dは、第2レンズ64を保持するレンズホルダ本体9dと、第1及び第2のガイド軸71,72と係合する第1及び第2の摺動部15d,16dと第2の摺動部に連結される連結部17dを有する。レンズホルダ本体9は、第2レンズ64の曲面側が立上げミラー4側を向くように第2レンズ64を保持する枠状部材である。第2レンズホルダ本体9dの厚み寸法は、第2レンズ64の最大厚み寸法よりも小さくなるように構成されており、レンズホルダ本体9dが第2レンズ64を保持した場合に、第2レンズ64がレンズホルダ本体9dより立ち上げミラー4側へ突出した状態となる。
一方、前記レンズホルダ本体9dの前記第1レンズ63側の面は平面となっている。
前記第2レンズ64の光軸方向のガタによる傾きを小さく抑えるため、本実施形態においては、第2の摺動部16dの寸法は、第2レンズ64の光軸方向の厚み寸法よりも厚く構成する。また、第2の摺動部16dは、第2レンズ64に対して光軸方向下流側に突出させるように、レンズホルダ本体9dに固定されている。第2の摺動部16dをガイド軸72の延在方向に長く構成することによって、当該コリメートレンズ2の光軸L方向のガタを小さくすることができる。
また、第2のガイド軸72には、スプリング39が設けられており、レンズホルダユニット9dを立ち上げレンズ4方向に付勢している。このようにスプリング39を設けることにより、レンズホルダユニット8dの光軸L方向への遊びをなくすることができ、光軸方向へのがたつきを防止することができる。
第2の摺動部16dは、駆動力発生源であるステッピングモータ20によって回転可能なボールネジ21に螺合されている連結部17dと連結する。ステッピングモータ20が回転駆動することにより、ギア22,23を介してボールネジ21が駆動し、第2の摺動部16dとボールネジ21の相対位置が変化することにより、レンズホルダユニット8dが移動する。
本実施形態にかかる光ピックアップにおいても、第2レンズ64が立ち上げミラー4側に最も近づいた状態では、前記第2摺動部16dが立ち上げミラー4の側面に収まるように構成されているとともに、コリメートレンズの突出部分が立ち上げミラー4の反射面に重なるようにオーバーラップするように配置される。したがって、第2レンズ64を立ち上げミラー4にきわめて近い位置まで移動させることができ、第2レンズ64の可動範囲を大きくすることができる。
また、レンズホルダユニット8dの第1レンズ63側の面は、突出がない略平面に構成されており、また、第1レンズホルダ62からは第1レンズ63が突出しないよう構成されているので、第1レンズホルダ62のごく近傍にまでレンズホルダユニット8dを移動させることができ、レンズホルダユニット8d可動範囲を大きくすることができる。
なお、本実施形態においても、図3Bに示すようにビームエキスパンダユニット60を構成するレンズの形状を高さ方向に扁平に構成することにより、高さ方向のサイズを小さくすることができる。また、図4A及び図4Bに示すレンズの入射面、または出射面に色収差補正用の回折光学素子が形成されているレンズを用いることもできる。
さらに、本実施例における光ピックアップを二層ディスクや、将来の三層以上の多層ディスクに適用すれば、光ピックアップを小型に構成することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。本実施例では、レンズホルダ側にガイド部を設け、ガイド軸を摺動する構成としたが、レンズホルダ側にガイド軸を接合し、案内溝を前記ガイド軸が摺動する構成としてもよい。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明の光ピックアップ光ディスクドライブ装置及び光情報装置は、光磁気記録装置やCD、DVD、HD−DVD、Blu−rayディスク装置などの光ディスクを用いた光情報記録再生装置に対し有用である。また、ホログラム記録装置や将来の超高密度記録再生装置の光学系や装置用としても適用が可能である。
本発明のこれらと他の目的と特徴は、添付された図面についての好ましい実施形態に関連した次の記述から明らかになる。
図1Aは、本発明にかかる第1の実施の形態の光ピックアップの構成を模式的に説明する平面図である。 図1Bは、本発明にかかる第1の実施の形態の光ピックアップの構成を模式的に説明する側面図である。 図2は、コリメートレンズ移動時のレンズホルダの位置関係を具体的に示した平面図ある。 図3Aは、図1Aの光ピックアップに用いられるレンズホルダユニットおよびコリメートレンズを、コリメートレンズの光軸方向から見た状態を示す図である。 図3Bは、図1Aの光ピックアップに用いられる変形例にかかるレンズホルダユニットおよびコリメートレンズを、コリメートレンズの光軸方向から見た状態を示す図である。 図4Aは、図1Aの光ピックアップに適用可能なコリメートレンズの変形例を概略的に示す図である。 図4Bは、図1Aの光ピックアップに適用可能なコリメートレンズの変形例を概略的に示す図である。 図5は、図1Aの光ピックアップを搭載した光ディスクドライブの構成を示す図である。 図6は、本発明にかかる第2実施形態の光ピックアップの構成を模式的に説明する平面図である。 図7Aは、本発明にかかる第3実施形態の光ピックアップの構成を模式的に説明する平面図である。 図7Bは、本発明にかかる第3の実施の形態の光ピックアップの構成を模式的に説明する側面図である。 図8Aは、特許文献1に開示された従来の光ピックアップの構造を示す概略図である。 図8Bは、特許文献1に開示された従来の光ピックアップの構造を示す概略図である。

Claims (12)

  1. 光源(1)からの出射光を情報記録媒体(14)の情報記録面に集光する対物レンズ(5)と、
    前記対物レンズ(5)により前記情報記録面に集光される光ビームの球面収差を補正する、一方の面が他方の面よりも曲率が大きく構成された球面収差補正レンズ(2、64)と、
    前記球面収差補正レンズ(2)を通過した前記出射光を略直角に偏向し前記対物レンズの入射面に導く立ち上げミラー(4)と、
    前記球面収差補正レンズの最大厚み幅よりも薄く構成され、前記曲率が大きい側の面が前記立ち上げミラー側を向いた状態で、前記曲率が大きい側の面が部分的に突出するように前記球面収差補正レンズを保持するレンズホルダ(9)と、
    前記球面収差補正レンズの光軸方向に延在し、その端部が前記立ち上げミラー反射面の側方にまで配置されたガイド部材(11,42,72)と、
    前記立ち上げミラー(4)側に突出した状態で前記レンズホルダに固定され前記ガイド部材に沿って摺動する摺動部(15,36,16d)と、
    前記球面収差補正レンズを駆動させる駆動機構(20)を有し、
    前記球面収差補正レンズ(2)が最も前記立ち上げミラー(4)に接近した際に前記摺動部の突出部分が立ち上げミラー反射面(4)の側面に収まることによって、前記球面収差補正レンズの前記レンズホルダからの突出部分が立ち上げミラーの反射面にオーバーラップするまで、前記球面収差補正レンズ(2)と前記立ち上げミラー(4)を接近可能に構成された光ピックアップ。
  2. 前記球面収差補正レンズ(2)は前記光源(1)からの前記出射光を平行光に変換するコリメートレンズである請求項1記載の光ピックアップ。
  3. 前記球面収差補正レンズは、前記光源からの前記出射光が前記対物レンズに入射する際のビーム径を変換するビームエキスパンダ(60)に設けられている請求項1記載の光ピックアップ。
  4. 前記球面収差補正レンズ(2)は、色補正素子(26)を備える請求項2記載の光ピックアップ。
  5. 前記球面収差補正レンズ(2)は、高さ方向に扁平な形状に構成される請求項2記載の光ピックアップ。
  6. 前記ガイド部材は、互いに平行に設けられた一対の軸体で構成されており、前記立ち上げミラー(4)側に突出した状態で前記レンズホルダに固定された摺動部が係合する一方の軸のみが前記立ち上げミラーの側方にまで延在している請求項1記載の光ピックアップ。
  7. 前記ガイド部材は、互いに平行に設けられた一対の軸体で構成されており、前記立ち上げミラー(4)側に突出した状態で前記レンズホルダに固定された摺動部が係合する一方の軸に、前記レンズホルダを前記立ち上げミラー側へ付勢するスプリング(39)をさらに有する請求項1記載の光ピックアップ。
  8. 前記駆動機構(20)は、ステッピングモータであることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。
  9. 前記駆動機構(20)は、超音波モータであることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。
  10. 前記情報記録媒体(14)は2層以上の情報記録層を備える請求項1に記載の光ピックアップ。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の光ピックアップ(50)を備えた光ディスクドライブ装置。
  12. 請求項11記載の光ディスクドライブを備えた光情報装置。
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