JP2001250257A - 光集積素子及びそれを用いた光ピックアップ装置 - Google Patents

光集積素子及びそれを用いた光ピックアップ装置

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JP2001250257A
JP2001250257A JP2000055823A JP2000055823A JP2001250257A JP 2001250257 A JP2001250257 A JP 2001250257A JP 2000055823 A JP2000055823 A JP 2000055823A JP 2000055823 A JP2000055823 A JP 2000055823A JP 2001250257 A JP2001250257 A JP 2001250257A
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optical integrated
integrated device
light beam
optical
hologram
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JP2000055823A
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Yasuaki Imai
康章 今井
Haruhiko Okumura
晴彦 奥村
Jun Tanaka
潤 田中
Masato Odagiri
眞人 小田桐
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Canon Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVD/CD互換光ピックアップを実現する
ためには、部品点数が多く、薄型小型化、軽量化、コス
トダウンが困難である。 【解決手段】 透明の略直方体形状からなる光集積素子
本体18′の第1面に光源からの光束が入射する入射窓
183を有し、本体の第1面に対向する第2面には入射
窓からの入射光束を反射すると共に、ビーム整形、波長
選択性コリメート及び光路偏向機能を有する第1反射面
180を形成し、本体の第1面であって第1反射面から
の反射光束が入射する位置には光源からの入射光束を対
物レンズの光軸に沿って光路偏向するための第2反射面
184を形成し、本体の第2面であって第2反射面から
の反射光束が入射する位置には偏光性ホログラム185
又は偏光性ホログラム185と波長板23を一体に形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の光学素子を
集積化した光集積素子及びそれを用いた光ピックアップ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、DVD(デジタルビデオディス
ク)が実用化され、今後の大容量ストレージ媒体として
期待されている。このDVDに用いられる光ピックアッ
プは小型薄型化の要求に加えて、CD(コンパクトディ
スク)との互換性を保証することが要求されている。こ
の要求に応えるものとして、例えば、CD(波長790
nm)用レーザ集積ユニット、DVD(波長660n
m)用レーザ集積ユニット、CD/DVD両用対物レン
ズを用いたDVD−RAMドライブ用光ピックアップ装
置が発表されている(Matsusita Technical Journal Vo
l. 45 No.6 Dec.1999 P.67)。以下、従来例として上記
文献に記載されている光ピックアップの構成と動作につ
いて説明する。
【0003】図9は上記従来のDVD−RAM光ピック
アップの構成を示す斜視図である。この光ピックアップ
は、構成を簡素化するために波長790nmの半導体レ
ーザを搭載したCD用レーザ集積ユニット100と、波
長660nmの半導体レーザを搭載したDVD用レーザ
集積ユニット200が使用されている。CD用レーザ集
積ユニット100には、トラッキングエラー信号を検出
するための3ビーム発生用回折格子(図示せず)、ディ
スクの反射光からRF信号とフォーカス誤差信号、トラ
ッキング誤差信号をそれぞれ分離検出するためのホログ
ラムパターンが形成されたガラスホログラム101、そ
れぞれの信号を検出するフォトセンサ(図示せず)、半
導体レーザを駆動するレーザ駆動回路(図示せず)が含
まれている。DVD用レーザ集積ユニット200には、
RF信号、フォーカス誤差信号、トラッキング誤差信号
検出用のフォトセンサ(図示せず)、レーザ駆動回路
(図示せず)が含まれている。
【0004】DVD用レーザ集積ユニット200から発
したレーザ光束はダイクロックプリズム3の表面で反射
され、コリメートレンズ4により平行光とされる。この
平行化されたレーザ光は反射ミラー5を経て偏光性ホロ
グラム6を全て透過し、660nmの波長に対して1/
4波長の位相差を与える波長板7で円偏光に変換された
後、対物レンズ8により基材厚0.6mmのディスク9
の面に微小光スポットに集光される。この時のディスク
はDVDである。ディスク9から反射された光束は波長
板7で往路と直交する直線偏光となり、偏光性ホログラ
ム6でほぼ全量回折される。回折光はDVD用レーザ集
積ユニット200上の光源に隣接して設けられたフォト
センサ(図示せず)に入射し信号として検出される。
【0005】一方、CD用レーザ集積ユニット100か
ら発したレーザ光束は、このCD用レーザ集積ユニット
100と一体化されたガラスホログラム101、ダイク
ロックプリズム3を透過し、コリメータレンズ4、反射
ミラー5を経て偏光性ホログラム6、波長板7を透過す
る。波長板は790nmの光に対してほぼ1波長相当の
位相差を与え、往路、復路ともに透過光の偏光は変わら
ない。波長板7を透過した光束は対物レンズ8により
1.2mmのディスク9の面に微小光スポットに集光さ
れる。この時のディスクはCDである。ディスク9から
反射された光束は波長板7を経て偏光ホログラムで回折
されずに全て透過し、往路と逆の光路を辿ってガラスホ
ログラム101で回折分岐され、フォトセンサ(図示せ
ず)により信号として検出される。
【0006】図10は図9のDVD−RAM光ピックア
ップのDVD、CD系それぞれの光学系を簡略化して示
す図である。この場合は、一対の対物レンズ、コリメー
タレンズで2つの波長の光、異なる基材厚のディスクに
対応できるように光路設計がなされている。まず、DV
D光学系は無限光学系にて対物レンズ8の高NA部(N
A=0.6)まで用いて、DVDの記録再生に必要な光
スポットが形成されている。これに対し、CD光学系は
レーザ発光点位置201をコリメータレンズ4側に近づ
け有限光学系にすることで、基材厚差により生じる球面
収差の補正を行っている。また、偏光性ホログラム6の
基板表面6aに波長660nmの光は全て透過し、波長
790nmの光は開口制限する波長選択性絞り6aが設
けられ、対物レンズ8の低NA部(NA=0.45)だ
けを使用することで、CDの再生に最適な光スポットが
形成されている。
【0007】図11は上記文献に記載されている対物レ
ンズ駆動装置を示す斜視図である。まず、支持系はねじ
れ方向に自由度を持ち、チルト方向12への駆動が可能
な4本のワイヤ13による支持方式が採られている。ま
た、駆動系は駆動中心が常に一定となるムービングマグ
ネット14による方式が採用されている。DVDの再生
においては、NAが0.6と高く光軸倒れに対する信号
ジッターの悪化が著しく、更にDVD−RAMの記録時
においては再生時の倍以上の高精度の制御を必要とする
ため、CD再生時に行うフォーカス制御とトラッキング
制御に加えて新たにチルト方向の制御が必要となる。
【0008】チルト駆動は図12に示すようにフォーカ
ス駆動コイル15とそれと対になる磁石14を対物レン
ズ8を中心とするトラッキング方向の左右に配置し、フ
ォーカス駆動コイル15A,15Cとフォーカス駆動コ
イル15B,15Dをそれぞれ逆位相で駆動することで
チルト制御を行う。フォーカス制御はそれぞれの駆動コ
イル15を同位相で駆動することで行う。トラッキング
制御には図11に示す位置に配置された4個のトラッキ
ング駆動コイル16が用いられる。図12では図示して
いないが、フォーカス駆動コイル15と直交する方向に
トラッキング駆動コイルが捲かれている。
【0009】図9、図10に示す光学系と図11、図1
2に示す対物レンズ駆動装置は、光学基台(図示せず)
に光ピックアップ装置部(図示せず)として組み込ま
れ、高精度のフォーカス制御、トラッキング制御、チル
ト制御が可能である。更に、光ピックアップ装置部はス
レッド駆動機構(図示せず)により一体的にディスク半
径方向に移動できるように構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のDVD/C
D光ピックアップでは、前述のように2個の半導体レー
ザと多数の専用光学部品が必要であるばかりでなく、対
物レンズ駆動装置においてはフォーカス、トラッキング
制御機構にチルト駆動機構を追加することによってDV
D−RAMディスクへの良好な情報の記録再生を行って
いる。このように従来の光ピックアップでは以下のよう
な問題点があった。 (1)部品点数が多く、薄型小型、軽量化、コスト低減
が困難である。 (2)各光学部品同士の光軸調整が必要となり、組み立
て工数が増加する。また環境や振動等による位置ずれが
発生し、良好な記録再生動作を妨げる。 (3)対物レンズ駆動装置においても部品点数が多く、
コスト高の要因となる。また、構造が複雑になり組み立
て調整工数が増加する。
【0011】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たもので、部品点数を削減でき、構造を簡単化でき、も
って小型化、軽量化を可能とする光集積素子及びそれを
用いた光ピックアップ装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、透明の
略直方体形状からなる光集積素子本体の光源側の第1面
に光源からの光束が入射する入射窓を有し、前記本体の
第1面に対向する対物レンズ側の第2面には前記入射窓
からの入射光束を反射すると共に、ビーム整形、波長選
択性コリメート及び光路偏向機能を有する第1反射面が
形成され、前記本体の第1面であって前記第1反射面か
らの反射光束が入射する位置には前記光源からの入射光
束を対物レンズの光軸に沿って光路偏向するための第2
反射面が形成され、前記本体の第2面であって前記第2
反射面からの反射光束が入射する位置には偏光性ホログ
ラムまたは偏光性ホログラムと波長板が一体に形成され
ていることを特徴とする光集積素子によって達成され
る。
【0013】また、本発明の目的は、透明の略直方体形
状からなる光集積素子本体の光源側の第1面に光源から
の光束が入射する入射窓を有し、前記本体の第1面に対
向する対物レンズ側の第2面には前記入射窓からの入射
光束を反射すると共に、ビーム整形、波長選択性コリメ
ート及び光路偏向機能を有する第1反射面が形成され、
前記本体の第1面であって前記第1反射面からの反射光
束が入射する位置には光路偏向のための第2反射面が形
成され、且つ、前記本体には一部を切り欠いて前記第1
面及び第2面に対し略45度の角度を有し、前記第2反
射面からの反射光束の光路を対物レンズの光軸に沿って
変更する第3反射面が形成され、前記本体の側部の第3
面であって前記第3反射面からの反射光束が入射する位
置には偏光性ホログラム又は偏光性ホログラムと波長板
が一体に形成されていることを特徴とする光集積素子に
よって達成される。
【0014】更に、本発明の目的は請求項1〜11のい
ずれかに記載の光集積素子を含み、記録媒体に前記光集
積素子からの光ビームを照射することにより情報を記録
し、あるいは記録情報を再生する光ピックアップ装置で
あって、前記光集積素子が一端に固着され、他端に光集
積素子からの光束を対物レンズに導くミラーが固着され
たスイングアームと、前記対物レンズを含み、前記対物
レンズをフォーカス方向又はチルト方向に駆動する対物
レンズ駆動手段と、前記スイングアームを回動軸を中心
に回動させ、前記ミラーからの光束が前記記録媒体のト
ラックを横切る方向に駆動するスレッド駆動手段とを備
え、前記スレッド駆動手段は前記ミラーからの光束を記
録媒体の全域に渡って移動させるスレッド駆動と前記記
録媒体のトラックに光束を位置付けるトラッキング駆動
の両方を兼ねていることを特徴とする光ピックアップ装
置によって達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の光集
積素子の第1の実施形態の構成を示す図である。本実施
形態の光集積素子は、異なる波長、異なる媒体(基板
厚)、例えば、CD、DVD用の光ピックアップに好適
に用いることが可能である。まず、本実施形態では対物
レンズ8と波長選択性絞り17から成る可動部以外の光
学素子を光集積素子18及びその周辺に集積化してい
る。対物レンズ8はレンズ鏡筒24の内壁に固定され、
対物レンズ8の下方には波長選択性絞り17が固定され
ている。対物レンズ8の上方には、薄いディスク9a、
厚いディスク9bを併わせて示している。ここでいう薄
い、厚いはディスクの基板厚を指し、薄いディスク9a
は、例えばDVD、厚いディスク9bは、例えばCDに
相当している。
【0016】光集積素子18は、略直方体形状の透明の
光学材料から成る光集積素子本体18′に対物レンズ8
を含む可動部、レーザ光源、フォトセンサを除く光学素
子を一体に集積化したものである。即ち、本体18′の
光源側の第1面181にはレーザ光束の入射窓183が
形成され、対物レンズ側の第2面182のレーザ入射窓
183と対向する位置には第1反射面180が形成され
ている。入射窓183としては、特に特別の処理をする
必要はないが、反射防止膜を形成するのが望ましい。第
1反射面180は光路偏向、ビーム整形、波長選択性コ
リメートの3つの機能を持っている。
【0017】また、光集積素子本体18′には、第1反
射面180と並んで偏光性ホログラム185が形成さ
れ、更にその上に波長板23がUV接着剤26で固着さ
れている。光集積素子本体18′の第1面181におけ
る偏光性ホログラム185に対向する位置には第2反射
面184が形成されている。第2反射面184は入射光
束を対物レンズ8の光軸に沿って光路偏向を行い、且
つ、一部の光束を透過する機能を持っている。この透過
光束は後述するようにレーザパワーモニタ用フォトセン
サで検出され、記録時のレーザパワー制御に用いられ
る。
【0018】次に、光集積素子18の周辺構造について
説明する。まず、2波長半導体レーザ19は放熱機能と
光学基台(図示せず)への取り付け具を兼ねた取付具2
1に嵌合固定され、更に、取付具21をUV接着剤26
を用いて接着することで光集積素子本体18′の第1面
181に固着されている。2波長半導体レーザ19は2
つの波長のレーザ光を発生するレーザ光源であり、例え
ば、DVD用の波長660nm、CD用の790nmの
波長のレーザ光を発生する。図1において一点鎖線で示
す光軸の左側光束19aは短波長レーザ(例えば、DV
D記録/再生用)、右側光束19bは長波長レーザ(例
えば、CD記録/再生用)の光路を示している。
【0019】また、光集積化素子本体18′の第2反射
面184の下方位置にはフォトセンサ基台20がUV接
着剤26で固着され、このフォトセンサ基板20上には
レーザパワーモニタ用センサ、フォーカス/トラッキン
グ用センサ、情報再生用センサ(図示せず)が搭載され
ている。レーザセンサFPC22はレーザ駆動回路等を
搭載した回路基板である。レーザセンサFPC22によ
り2波長半導体レーザ19に電力が供給されると、2波
長半導体レーザ19が駆動され、2波長のうち一方の波
長のレーザ光束が発せられる。2波長半導体レーザ19
から発したレーザ光束は略直方体形状の透明の光集積素
子本体18′の第1面181の入射窓183から第2面
182へ向かって入射し、第2面182上の第1反射面
180で反射される。
【0020】第1反射面180は、前述のように光路偏
向、ビーム整形、波長選択性コリメートの3つの機能を
持っているので、2波長半導体レーザ19から発したフ
ァーフィールドパターンが楕円形状に直線偏向されたレ
ーザ光束は、第1反射面180でビーム整形され、概略
円形の光量分布に変換される。また、このレーザ光束は
第1反射面180で第2反射面184に向かって光路偏
向される。なお、第1反射面180にビーム整形機能を
持たせることにより、レーザ光束のケラレがなく、記録
時においてレーザパワーの利用効率を向上することが可
能である。また、第1反射面180では短波長レーザ光
束19aを平面波にコリメートする一方で、長波長レー
ザ光束19bはコリメートするが曲率半径の大きい球面
波に変換される。
【0021】このように3つの機能を1つの光学反射面
で達成していることが本実施形態の第1の特徴である。
この特徴により、光学素子の部品点数を大幅に削減し、
集積度を高めている。この光路偏向、ビーム整形、波長
選択コリメート機能は、第1反射面180に複合的な回
折格子パターンまたはホログラムパターン(反射型回折
格子パターン、反射型ホログラムパターン、透過型回折
格子パターン、透過型ホログラムパターン)を形成する
ことにより可能となる。これは、第2反射面184、波
長板23も同様である。複合ホログラムには、例えば、
Sub Wave Lenght Structure (SWS)を使用できる。
【0022】第1反射面180から反射されたレーザ光
束は、光集積素子本体18′の第1面181に形成され
た第2反射面184に向い、第2反射面184では入射
光束を対物レンズ8の光軸に沿って光路偏向するほか、
一部の光束を透過して、透過した光束はUV接着剤26
等で光集積素子18の第1面181に固着されたフォト
センサ基台20のレーザパワーモニタ用フォトセンサ2
0aで検出される。フォトセンサ20aについては図2
で詳しく説明する。レーザパワーモニタ用フォトセンサ
20aは記録時のレーザ光量を検出するセンサであり、
レーザセンサFPC22(レーザ駆動回路)にフィード
バックすることにより、レーザ駆動回路で最適な記録パ
ワーとパルス幅の制御を行う。
【0023】図2(a)はホログラムを用いて構成され
た第2反射面184とレーザパワーモニタ用フォトセン
サ20aの位置関係を示す。入射光束はホログラムパタ
ーンと略垂直紙面に対して斜めに入射し、紙面に対して
略垂直に出射する。図2(a)の第2反射面184aは
全透過窓184c部を除いて、入射光を全反射し、全透
過窓184cを透過した光束はその直後に配置されたレ
ーザパワーモニタ用フォトセンサ20aに入射する。
【0024】ここで、図2(a)に示すように入射窓が
ほぼ光軸上にある場合、対物レンズ8を透過してディス
ク上に集光される光スポットのプロファイル(光量分布
曲線)はよりシャープになる(回折リングはやや高くな
る)。全透過窓184cの光スポットプロファイルへの
影響をなくすためには、図2(b)に示すように第2反
射面184bとして一定の割合で入射光束を透過(反
射)するホログラムパターンにて設定するのが望まし
い。レーザパワーモニタ用フォトセンサ20aの位置は
光軸上か光軸に近い場所が最適である。
【0025】第2反射面184により光路偏向されたレ
ーザ光束は、光集積素子本体18′の第2面182に形
成された偏光性ホログラム185を全て透過する。即
ち、2波長半導体レーザ19から発したレーザ光束は直
線偏向しているので、その方向を偏光性ホログラム18
5によって回折されない方向に設定している。偏光性ホ
ログラム185の直後には波長板23が光集積素子本体
18´に一体的にUV接着剤26等で固着されており、
波長板23を透過したレーザ光束は直線偏光から円偏光
又は楕円偏光に変換される。
【0026】波長板を組込む目的は、ディスク9からの
戻り光の偏光を往路の直線偏光と垂直になるようにし
て、偏光性ホログラム185により復路光束を効果的に
回折してフォトセンサ基台20に配置された信号検出セ
ンサに入射させるためであり、長波長レーザ光束と短波
長レーザ光束の両方が波長板23を透過して等しく1/
4λの位相差を生じること、言い換えると円偏光になる
ことが望ましい。両者ともπ/2の位相差を生じる波長
板の設計が困難であれば、往復2回透過後の楕円偏光の
長軸成分が往路の直線偏光方向に対して概略直角になっ
ていれば良い。このように波長板23の使い方も従来と
異なっていて、これが第2の特徴である。これによって
2波長に対する信号検出系を容易に構成可能である。
【0027】波長板23を透過したレーザ光束はレンズ
鏡筒24に対物レンズ8と一体的に組込まれた波長選択
性絞り17を透過して対物レンズ8に入射し、対物レン
ズ8によってディスク9a又は9b上に微小光スポット
に集光される。この際、第1反射面180の波長選択性
コリメート機能と波長選択性絞り17の構成により一対
の対物レンズ、コリメートレンズで2つの波長の光、異
なる基材厚のディスクに対応できる光路設計としてい
る。これが第3の特徴である。
【0028】ディスク9a又は9bの情報記録面からの
反射光束は波長選択性絞り17を透過後、波長板23を
透過して往路の直線偏光とは垂直の直線偏光又は長軸が
略垂直方向の楕円偏光に変換される。偏光性ホログラム
185では復路光束を波長選択的に回折して更に光束を
収束させながら、光集積素子本体18´の第1面181
に固着されたフォトセンサ基台20に導く。図3はフォ
トセンサ基台20上のセンサの配置を示している。ま
た、偏光性ホログラム185からの反射光のうち短波長
のレーザの戻り光回折光束を19c、長波長のレーザ戻
り光回折光束を19dとして示している。
【0029】短波長の回折光束19cは長波長の回折光
束19dより回折角度が小さくなっている。フォトセン
サ基台20上には、長波長、短波長にそれぞれ対応して
長波長レーザ用RF/フォーカス/トラッキング信号検
出センサ20bと短波長レーザ用RF/フォーカス/ト
ラッキング信号検出センサ20cが配置されていて、長
波長、短波長ともに各々対応するセンサで検出される。
ここで、従来において偏光性ホログラムは短波長のレー
ザ光束のみを回折させているが、本実施形態では、短波
長のレーザ光束を回折収束させると共に、長波長レーザ
光束も異なる回折角と収束パワーを以って回折収束させ
ている。
【0030】図4は本発明の第2の実施形態を示す図で
ある。本実施形態では、第1の実施形態に対し光集積素
子本体18′に固着された波長板23を対物レンズ8側
に移動してレンズ鏡筒24に組み込み、対物レンズ8、
波長選択性絞り17と共に一体的に構成している点が異
なっている。その他の構成は図1と同様である。また図
4では波長板23と波長選択性絞り17は別部品で構成
しているが、波長板の片面に波長選択性絞りを形成して
もよい。
【0031】図5は本発明の第3の実施形態を示す図で
ある。本実施形態では、平行平板27を光集積素子本体
18′の第2面182にUV接着剤等で固着している。
平行平板27は光源側に偏光性ホログラム27b、対物
レンズ8側に波長板27aをホログラムにて形成した構
成となっている。これは、位相差発生機能を有する回折
格子パターン又はホログラムパターンである。その他の
構成は図1と同様である。なお、波長板にて前述のよう
な2波長の位相差条件を良好に満たせるのであれば、平
行平板27は波長板であって光源側に偏光性ホログラム
27bを形成するだけでもよい。
【0032】図6は本発明の第4の実施形態を示す図で
ある。本実施形態では、光集積素子本体18′の第2面
182上に位相差発生機能を持つホログラムパターンと
偏光性ホログラムを重畳してなる複合偏光性ホログラム
188を形成している(複合偏光性回折格子パターン、
複合偏光性ホログラムパターン)。複合偏光性ホログラ
ムパターンも、例えば、Sub Wave Length Structure
(SWS)等で実現可能である。その他の構成は図1と
同様である。
【0033】図7は第1〜第4の実施形態の光集積素子
を用いた光ピックアップ装置の一実施形態を示す斜視図
である。本実施形態では、スレッド駆動機構にスイング
アーム29を採用し、更に可動部の慣性質量を軽量化す
ることにより、従来の対物レンズ駆動装置のトラッキン
グ駆動機能を廃止して、トラッキング駆動機能をスレッ
ド駆動機構と兼用している。即ち、 (1)光集積化素子18をスイングアーム29の回転中
心又は回転中心付近に配置し、光集積素子18は取付具
21の平面部をスイングアーム29の突起部29aに当
接嵌合させ、光軸調整した後止めネジ34等で固定保持
している。 (2)スイングアーム29の先端部の光軸調整球面座3
3の中心に跳ね上げミラー32を配置し、対物レンズ駆
動装置基台(磁気ヨーク)30bを球面座33に位置決
め固定している。また、対物レンズ駆動装置30はトラ
ッキングコイルを廃止し、更に、対物レンズ支持機構は
アウトサートモールド一体成形による板バネ支持機構3
0cを用い、チルト駆動とフォーカス駆動は共通の駆動
機構30aを用いている。
【0034】本実施形態では、以上の構成により慣性質
量の軽量化を実現し、スレッド機構駆動機構31にて高
速高精度のトラッキング制御を可能としている。なお、
図7において、対物レンズ駆動装置30とスレッド駆動
機構31(磁気回路、ムービングコイル等)は一般的な
構成であるため詳細な説明は省略する。ここで、スレッ
ド駆動機構31はベアリング31bを備えた固定軸31
aを中心にスイングアーム29を回動させ、スイングア
ーム29の先端の跳ね上げミラー32をディスクの内周
から外周までディスクのトラックを横切る方向に移動さ
せる。これによって、光集積素子18からの記録又は再
生用光ビームをディスクの所望のトラックにアクセスす
ることが可能である。
【0035】この際、前述のようにスレッド駆動機構3
1は、トラッキング駆動機構を兼ねているのであるが、
このスレッド駆動機構とトラッキング駆動機構を兼用す
るためには、光学系を含む可動部の軽量化が必須であ
る。本実施形態では、光学素子のほとんどを光集積素子
18に集積化しているので、光学系を含む可動部の軽量
化を可能とし、スレッド駆動機構とトラッキング駆動機
構の兼用を実現できるのである。これにより、本実施形
態では、光ピックアップ装置の構成の簡単化、高精度制
御化を実現可能である。なお、対物レンズ駆動機構はト
ラッキング制御を廃止しているので、フォーカス、チル
ト駆動機構のみである。
【0036】図8は本発明の光集積素子の第5の実施形
態を示す図である。図8(a)は平面図、図8(b)は
正面図、図8(c)は側面図である。本実施形態の光集
積素子は従来技術で説明した対物レンズ駆動装置にその
まま組み込むことを可能とするものである。図8におい
て、まず、略直方体形状の光集積素子本体18′の一部
を切り欠き、第1面181と第2面182に対して略4
5度の角度を持つ平面を形成し、これを第3反射面18
7としている。第3反射面187は図9の従来装置の反
射ミラー5の機能を果たしている。また、本体18′の
第3面186に偏光性ホログラム185を形成してい
る。その他は図1と同様である。2波長半導体レーザ1
9からのレーザ光束は第1反射面180を介して第2反
射面184に入射し、第2反射面184で反射されて第
3反射面187に入射するが、この第3反射面187で
光路が対物レンズ光軸に沿って略直角に曲げられる。第
3反射面187で反射されたレーザ光束は偏光性ホログ
ラム185を介して対物レンズ8に入射し、ディスク上
に微小光スポットに集光される。
【0037】このように本実施形態では、本体18′に
第3反射面187を形成し、対物レンズ8にレーザ光束
を反射する反射ミラー機能を持たせているので、図9〜
図12で説明した従来装置にそのまま用いることができ
る。なお、図8では第3面186に偏光性ホログラム1
85を形成し、対物レンズ側に波長板23を設けている
が、第3面186に図1で説明したように偏光性ホログ
ラム185と波長板23を一体に形成してもよいし、図
5で説明した平行平板27、図6で説明した複合偏光性
ホログラム188を設けてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、対
物レンズ、光源、フォトセンサ等を除くほとんどの光学
素子をホログラム技術を用いて1つの光集積素子に集積
化しているので、光ピックアップの小型、薄型、軽量化
を図ることができる。また、光集積素子本体に各々の光
学素子を一体に形成しているので、環境変化や振動等に
より各光学素子の位置ずれが発生することがなく、広い
環境振動条件において長期に渡って安定した性能を維持
することができる。更に、光集積素子を用いて光ピック
アップを構成することにより、光学系を含む可動部の軽
量化を実現でき、従来のトラッキング駆動機構を廃止し
てスレッド駆動機構と兼ねる構成を可能にでき、構造が
簡単で、且つ、高精度の制御が可能な光ピックアップ装
置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光集積素子の第1の実施形態の構成を
示す図である。
【図2】図1の実施形態の第2反射面とレーザパワーモ
ニタ用フォトセンサの位置関係を示す図である。
【図3】図1の実施形態のフォトセンサ基台上のフォト
センサの配置を示す図である。
【図4】本発明の光集積素子の第2の実施形態を示す図
である。
【図5】本発明の光集積素子の第3の実施形態を示す図
である。
【図6】本発明の光集積素子の第4の実施形態を示す図
である。
【図7】本発明の光集積素子を用いた光ピックアップ装
置の一実施形態の構成を示す図である。
【図8】本発明の光集積素子の第5の実施形態を示す図
である。
【図9】従来例の光ピックアップを示す斜視図である。
【図10】図9の光ピックアップのCD系、DVD系の
光学系をそれぞれ簡略化して示す図である。
【図11】従来例の対物レンズ駆動装置を示す図であ
る。
【図12】図11の対物レンズ駆動装置のフォーカス、
トラッキング駆動系を示す図である。
【符号の説明】
8 対物レンズ 9a,9b ディスク 18 光集積素子 18′ 光集積素子本体 17 波長選択性絞り 19 2波長半導体レーザ 20 フォトセンサ基台 23 波長板 24 レンズ鏡筒 27 平行平板 29 スイングアーム 30 対物レンズ駆動装置 31 スレッド駆動機構 180 第1反射面 181 第1面 182 第2面 183 入射窓 184 第2反射面 185 偏光性ホログラム 186 第3面 187 第3反射面 188 複合偏光性ホログラム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月9日(2000.5.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
フロントページの続き (72)発明者 田中 潤 埼玉県秩父市大字下影森1248番地 キヤノ ン電子株式会社内 (72)発明者 小田桐 眞人 埼玉県秩父市大字下影森1248番地 キヤノ ン電子株式会社内 Fターム(参考) 2H049 AA04 AA08 AA14 AA26 AA34 AA50 AA57 AA64 CA05 CA08 CA09 CA20 5D118 AA01 AA04 BA01 BF02 BF03 CA14 CD02 CD03 CF01 DA20 DC03 EB02 EB03 FA08 FB20 5D119 AA01 AA04 AA41 BA01 CA09 EA02 EA03 EC35 EC45 EC47 FA08 FA36 HA13 JA04 JA05 JA12 JA14 JA26 JA32 JA58 JA63 JA65 KA02 LB07 MA05

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明の略直方体形状からなる光集積素子
    本体の光源側の第1面に光源からの光束が入射する入射
    窓を有し、前記本体の第1面に対向する対物レンズ側の
    第2面には前記入射窓からの入射光束を反射すると共
    に、ビーム整形、波長選択性コリメート及び光路偏向機
    能を有する第1反射面が形成され、前記本体の第1面で
    あって前記第1反射面からの反射光束が入射する位置に
    は前記光源からの入射光束を対物レンズの光軸に沿って
    光路偏向するための第2反射面が形成され、前記本体の
    第2面であって前記第2反射面からの反射光束が入射す
    る位置には偏光性ホログラム又は偏光性ホログラムと波
    長板が一体に形成されていることを特徴とする光集積素
    子。
  2. 【請求項2】 前記第2反射面は、入射光束の一部を透
    過することを特徴とする請求項1に記載の光集積素子。
  3. 【請求項3】 前記第2反射面は、入射光束全体を一定
    の割合で透過、反射することを特徴とする請求項1に記
    載の光集積素子。
  4. 【請求項4】 前記入射窓に、反射防止膜が形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の光集積素子。
  5. 【請求項5】 前記第1反射面、第2反射面、又は前記
    本体の第2面に偏光性ホログラムと一体に形成される波
    長板は、反射型回折格子パターン、反射型ホログラムパ
    ターン、透過型回折格子パターン、透過型ホログラムパ
    ターンのいずれかで構成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の光集積素子。
  6. 【請求項6】 前記光集積素子本体の第2面に偏光性ホ
    ログラムと一体に波長板が固着されていることを特徴と
    する請求項1に記載の光集積素子。
  7. 【請求項7】 前記光集積素子本体の第2面に透明の平
    行平板が固着され、前記平行平板の光源側に偏光性ホロ
    グラムが形成され、対物レンズ側に位相差発生機能を有
    する回折格子パターン又はホログラムパターンが形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の光集積素
    子。
  8. 【請求項8】 前記光集積素子本体の第2面に偏光性ホ
    ログラムと波長板が複合偏光性回折格子パターン又は複
    合偏光性ホログラムパターンとして一体に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の光集積素子。
  9. 【請求項9】 前記光集積素子本体の第1面の入射窓に
    近接して光源が固着され、前記本体の第1面の下面には
    フォトセンサ基台が固着され、前記フォトセンサ基台上
    には記録媒体から反射され、前記波長板、偏光性ホログ
    ラムを透過した光束を検出する信号検出用フォトセンサ
    が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光
    集積素子。
  10. 【請求項10】 前記光源は、異なる波長の複数のレー
    ザ光を発する光源から成り、前記フォトセンサ基台上に
    は、各々の波長のレーザ光束に対応して複数の信号検出
    用センサが配置されていることを特徴とする請求項9に
    記載の光集積素子。
  11. 【請求項11】 前記フォトセンサ基台上に前記第2反
    射面を透過した光束を検出する光量検出用センサが配置
    されていることを特徴とする請求項2、3、9のいずれ
    かに記載の光集積素子。
  12. 【請求項12】 透明の略直方体形状からなる光集積素
    子本体の光源側の第1面に光源からの光束が入射する入
    射窓を有し、前記本体の第1面に対向する対物レンズ側
    の第2面には前記入射窓からの入射光束を反射すると共
    に、ビーム整形、波長選択性コリメート及び光路偏向機
    能を有する第1反射面が形成され、前記本体の第1面で
    あって前記第1反射面からの反射光束が入射する位置に
    は光路偏向のための第2反射面が形成され、且つ、前記
    本体には一部を切り欠いて前記第1面及び第2面に対し
    略45度の角度を有し、前記第2反射面からの反射光束
    の光路を対物レンズの光軸に沿って変更する第3反射面
    が形成され、前記本体の側部の第3面であって前記第3
    反射面からの反射光束が入射する位置には偏光性ホログ
    ラム又は偏光性ホログラムと波長板が一体に形成されて
    いることを特徴とする光集積素子。
  13. 【請求項13】 前記第2反射面は、入射光束の一部を
    透過することを特徴とする請求項12に記載の光集積素
    子。
  14. 【請求項14】 前記第2反射面は、入射光束全体を一
    定の割合で透過、反射することを特徴とする請求項12
    に記載の光集積素子。
  15. 【請求項15】 前記入射窓に、反射防止膜が形成され
    ていることを特徴とする請求項12に記載の光集積素
    子。
  16. 【請求項16】 前記第1反射面、第2反射面、又は前
    記本体の第3面に偏光性ホログラムと一体に形成される
    波長板は、反射型回折格子パターン、反射型ホログラム
    パターン、透過型回折格子パターン、透過型ホログラム
    パターンのいずれかで構成されていることを特徴とする
    請求項12に記載の光集積素子。
  17. 【請求項17】 前記光集積素子本体の第3面に偏光性
    ホログラムと一体に波長板が固着されていることを特徴
    とする請求項12に記載の光集積素子。
  18. 【請求項18】 前記光集積素子本体の第3面に透明の
    平行平板が固着され、前記平行平板の光源側に偏光性ホ
    ログラムが形成され、対物レンズ側に位相差発生機能を
    有する回折格子パターン又はホログラムパターンが形成
    されていることを特徴とする請求項12に記載の光集積
    素子。
  19. 【請求項19】 前記光集積素子本体の第3面に偏光性
    ホログラムと波長板が複合偏光性回折格子パターン又は
    複合偏光性ホログラムパターンとして一体に形成されて
    いることを特徴とする請求項12に記載の光集積素子。
  20. 【請求項20】 前記光集積素子本体の第1面の入射窓
    に近接して光源が固着され、前記本体の第1面の下面に
    はフォトセンサ基台が固着され、前記フォトセンサ基台
    上には記録媒体から反射され、前記波長板、偏光性ホロ
    グラムを透過した光束を検出する信号検出用フォトセン
    サが配置されていることを特徴とする請求項12に記載
    の光集積素子。
  21. 【請求項21】 前記光源は、異なる波長の複数のレー
    ザ光を発する光源から成り、前記フォトセンサ基台上に
    は、各々の波長のレーザ光束に対応して複数の信号検出
    用センサが配置されていることを特徴とする請求項20
    に記載の光集積素子。
  22. 【請求項22】 前記フォトセンサ基台上に前記第2反
    射面を透過した光束を検出する光量検出用センサが配置
    されていることを特徴とする請求項13、14、20の
    いずれかに記載の光集積素子。
  23. 【請求項23】 請求項1〜11のいずれかに記載の光
    集積素子を含み、記録媒体に前記光集積素子からの光ビ
    ームを照射することにより情報を記録し、あるいは記録
    情報を再生する光ピックアップ装置であって、前記光集
    積素子が一端に固着され、他端に光集積素子からの光束
    を対物レンズに導くミラーが固着されたスイングアーム
    と、前記対物レンズを含み、前記対物レンズをフォーカ
    ス方向又はチルト方向に駆動する対物レンズ駆動手段
    と、前記スイングアームを回動軸を中心に回動させ、前
    記ミラーからの光束が前記記録媒体のトラックを横切る
    方向に駆動するスレッド駆動手段とを備え、前記スレッ
    ド駆動手段は前記ミラーからの光束を記録媒体の全域に
    渡って移動させるスレッド駆動と前記記録媒体のトラッ
    クに光束を位置付けるトラッキング駆動の両方を兼ねて
    いることを特徴とする光ピックアップ装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006216114A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Funai Electric Co Ltd 光ピックアップ及びそれを備えた光ディスク装置
US7349320B2 (en) 2004-02-17 2008-03-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus for switching modes based on quantity of light received in first section of a photodetector section and first plus second section for controlling a laser diode output
US7616531B2 (en) 2005-08-26 2009-11-10 Sharp Kabushiki Kaisha Integrated optical unit, adjusting method therefor, and optical pickup
US7782737B2 (en) 2005-05-13 2010-08-24 Sharp Kabushiki Kaisha Optical integrated unit and optical pickup apparatus including the same
US8072849B2 (en) 2005-06-06 2011-12-06 Sharp Kabushiki Kaisha Optical integrated module and optical pickup device

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