JP2005149650A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 バックラッシュによる位置ぶれなどの課題を有さず、位置調整後にレンズ位置を保持するのに電力消費の不要なエキスパンダレンズの移動機構を有する光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】 エキスパンダレンズ15のレンズ間隔を変更するレンズ移動手段として、平面状のスライド面を有するフレーム20と、レンズ15bを保持するとともにスライド面上をX方向にスライド可能にされたレンズホルダ22と、スライド面上をX方向と交わるY方向にスライド可能にされた駆動板23と、該駆動板23を電磁力によりY方向に移動させる駆動装置30とを備え、駆動板23とレンズホルダ22とが、X方向とY方向に対してともに斜めとなる直線方向に摺動可能に係合され、駆動板23がY方向にスライドすることでレンズホルダ22がX方向にスライドしてエキスパンダレンズ15のレンズ間隔が変更される構成とした。
【選択図】 図2
【解決手段】 エキスパンダレンズ15のレンズ間隔を変更するレンズ移動手段として、平面状のスライド面を有するフレーム20と、レンズ15bを保持するとともにスライド面上をX方向にスライド可能にされたレンズホルダ22と、スライド面上をX方向と交わるY方向にスライド可能にされた駆動板23と、該駆動板23を電磁力によりY方向に移動させる駆動装置30とを備え、駆動板23とレンズホルダ22とが、X方向とY方向に対してともに斜めとなる直線方向に摺動可能に係合され、駆動板23がY方向にスライドすることでレンズホルダ22がX方向にスライドしてエキスパンダレンズ15のレンズ間隔が変更される構成とした。
【選択図】 図2
Description
この発明は、光ディスクに情報の記録や再生を行う光ピックアップ装置に関し、例えば複数層の記録面を有する光ディスクに対応した光ピックアップ装置に利用して有用な技術に関する。
光ディスク記録再生装置において2層の記録面を有する光ディスクに情報の記録又は再生を行う場合、レーザ光が光ディスクの透明層を通過して記録面に到達するまでの距離は、第1層の記録面にアクセスする場合と第2層の記録面にアクセスする場合とで異なる。
また、透明層にレーザ光が入射して記録面に集光される際、透明層の通過によりレーザ光に球面収差が発生するが、透明層を通過する距離が異なることから第1層記録面にアクセスする場合と第2層記録面にアクセスする場合とで球面収差の大きさも異なってくる。特に、書き込み可能なDVD(デジタル多用途ディスク)や青紫色レーザ用の光ディスクなどを対象とする装置では、レーザ光を記録面に集光させる対物レンズとして開口数が大きなレンズを用いなければならないが、開口数が大きいと球面収差の量も大きくなるので、第1層の記録面と第2層の記録面における球面収差の違いは無視できないものとなる。
そこで、以前より、上記のような光ディスクを対象とした光ピックアップ装置では、半導体レーザから対物レンズまでの光路上に、2個のレンズを並べてなるエキスパンダレンズを設け、これらのレンズ間隔を動的に変化させてビーム径を変化させることで球面収差の補正を行うようにしていた。
かかる光ピックアップ装置において、エキスパンダレンズのレンズ間隔を変化させる従来の構成としては、例えばレンズホルダを軸摺動可能な状態に支持した上、このレンズホルダにネジ穴を設けてスクリューシャフトと螺合させ、このスクリューシャフトをモータで回転させることで、レンズホルダを平行移動させてレンズ間隔を変化させる構成があった。
また、特許文献1に開示されるように、エキスパンダレンズの一方のレンズまたは両方のレンズを板バネ等により可動状態に支持し、コイルと磁石を用いてレンズホルダに電磁力を作用させることでレンズ間隔を変化させる構成も提案されている。
特開2003−30890号公報
しかしながら、上記従来のスクリューシャフトによる駆動構成では、スクリューシャフトとレンズホルダのネジ穴との間にあるクリアランスにより、スクリューシャフトを一定の回転位置で停止させてもレンズホルダに所謂バックラッシュなどの位置ブレが伴うという課題があった。そして、このようなバックラッシュがあると、装置に振動が加えられたときにレンズの位置が動いてしまうという問題があった。
また、特許文献1に開示の駆動構成では、レンズホルダを動かすコイルに電流を流しつづけないとレンズの位置を保てないため消費電力が多くなるという課題を有する。
この発明の目的は、バックラッシュによる位置ぶれなどの課題を有さず、位置調整後にレンズ位置を保持するのに電力消費の不要なエキスパンダレンズの移動機構を有する光ピックアップ装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、レーザ光を所定経路で導いて光ディスクの記録面に照射することでデータの再生又は記録を行う光ピックアップ装置において、2個のレンズを第1方向に並べてなりレンズ間隔を変えることでレーザ光の球面収差を変更可能なエキスパンダレンズと、該エキスパンダレンズの2個のレンズのうち第1のレンズを移動させてレンズ間隔を変更するレンズ移動手段とを備え、上記レンズ移動手段は、平面状のスライド面を有するフレームと、上記第1のレンズを保持するとともに上記スライド面上を第1方向にスライド可能にされたレンズホルダと、上記スライド面上を第1方向と交差する(例えば直交する)第2方向にスライド可能にされた駆動板と、電磁力により上記駆動板を第2方向に移動させる駆動手段とを備え、上記駆動板と上記レンズホルダとは、上記スライド面に対して平行で且つ上記第1方向と上記第2方向に対して斜めとなる直線に沿って摺動可能に係合されるとともに、この係合部分が上記スライド面の垂直方向に外れないように一方の摺動面には摺動方向に沿って溝が設けられ、他方の摺動面には摺動方向に沿って上記溝に嵌合される突出辺が設けられ、上記駆動板が第2方向にスライドすることで上記レンズホルダが第1方向にスライドして上記エキスパンダレンズの2個のレンズ間隔が変更されるように構成とした。
このような手段によれば、駆動板をレンズホルダに摺動させてレンズホルダを動かす機構なので、スクリューシャフトを用いた伝達機構のようにバックラッシュが生じず、レンズ間隔の調整時やその後にレンズホルダの位置ブレが生じるという不都合が生じない。
望ましくは、上記レンズホルダを上記駆動板との摺動面の方向に押圧する第1のバネ部材を備えると良い。このような構成により、レンズホルダをスムースに移動させてレンズ間隔を変更できるとともに、レンズ間隔の調整時やその後に位置ブレも生じない。
また望ましくは、上記駆動板に駆動方向と異なる方向から当接して上記駆動板を押さえる第2のバネ部材を備えると良い。このような構成により、レンズ間隔の調整後に駆動手段の通電を絶って駆動板を固定させることが出来る。それにより、レンズ固定時の電力消費を不要にすることが出来る。
また望ましくは、上記駆動板の上記第2のバネ部材が当接される箇所には複数個の溝が第2方向に並んで設けられ、これらの溝に上記第2のバネ部材の当接部が嵌合することで駆動板の固定位置が離散的に決定されるように構成すると良い。このような構成により、予め定められた調整位置に合わせて簡単な制御でレンズ間隔の調整を行うことが出来る。
以上説明したように、本発明に従うと、光ピックアップ装置のエキスパンダレンズのレンズ移動機構において、レンズ間隔の調整時やその後に位置ブレなどが生じにくく、調整後にレンズ間隔を保持するのに電力消費を必要としないという効果がある。
また、モータを用いないことから全体構成のコンパクト化を図ることが出来るという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態の光ピックアップ装置1の光学系の構成を示す図である。
この実施の形態の光ピックアップ装置1は、例えば、2層の記録面を有する青紫色レーザ用の光ディスクD0を対象として、その記録面に青紫レーザを照射して情報の記録と再生とを行うものである。
この光ピックアップ装置1の光学系は、レーザ光を出射する半導体レーザ10と、この出射光を平行光にするコリメータレンズ11と、フォーカス補正やトラッキング補正を行うためにレーザ光を3ビームにする回折格子12と、出射光と反射光とを分離する偏光ビームスプリッタ13と、偏光ビームスプリッタ13と協働して光アイソレータとして機能する1/4波長板14と、ビーム径を変更してレーザ光の球面収差を補正するエキスパンダレンズ15と、立上げミラー16と、レーザ光を光ディスクD0の記録面に集光する対物レンズ17と、光ディスクD0で反射されビームスプリッタ13で分離された反射光を集光する集光レンズ7と、フォーカス補正のためにレーザ光に非点収差を与える円筒レンズ8と、反射光を検出する光センサ9とから構成される。
これらの光学系は、光ピックアップ装置1の図示しないベースフレームに組みつけられてユニット化されている。また、対物レンズ17とエキスパンダレンズ15の凸レンズ15bについては、その位置を動的に変化させることが可能なアクチュエータ17K,15Kを介してベースフレームに固定されている。
この実施の形態において、対物レンズ17は、開口数が例えばNA=0.85〜1.00などと大きく、光ディスクの記録面を覆う透明層をレーザ光が通過する際に、データの記録再生を行うのに無視できない量の球面収差が生じるものである。
エキスパンダレンズ15は、2個1組のレンズ(例えば凹レンズ15aと凸レンズ15b)からなり、これらのレンズ間隔を変化させることで入射光と出射光のビーム径を変化させ、それによりレーザ光の球面収差を補正することが可能になっている。そして、このうちの凸レンズ15bがアクチュエータ15Kにより光軸方向に変位可能にされている。なお、変位可能とするレンズを凹レンズ15aにしたり、或いは両方のレンズ15a,15bを変位可能としても良い。
図2には、エキスパンダレンズ15のレンズ間隔を変更可能とするレンズアクチュエータ15Kの斜視図を、図3(a)にはレンズアクチュエータ15Kの平面図を、図3(b)にはレンズアクチュエータ15Kの正面図を示す。
このレンズアクチュエータ15Kは、土台となるフレーム20と、エキスパンダレンズ15の2個のレンズ15a,15bのうち凹レンズ15aを固定的に保持するレンズホルダ21と、凸レンズ15bを可動式に保持するレンズホルダ22と、凸レンズ15bのレンズホルダ22と摺動するように係合された駆動板23と、フレーム20に固定された永久磁石31とヨーク32および駆動板23に固着された電磁コイル33からなる電磁駆動装置30と、レンズホルダ22を片側から押さえる板バネ28と、駆動板23の一部に当接して駆動装置30の停止時に駆動板23を固定する板バネ29とから構成される。
フレーム20は、その上面20Aが平面状に形成され、レンズホルダ22や駆動板23が摺動するスライド面を構成している。
図4には、レンズホルダ22と駆動板23とを分離させた裏面側の斜視図を、図5には、図3(a)の矢印A−A線断面図を示す。
レンズホルダ22は、レンズ15bを収容する筒状の空洞部を有するホルダ部22aと、このホルダ部22aの底面側でフレーム上面20Aに沿って広がる基部22bとから構成される。図4に示すように、このレンズホルダ22の基部22bには、その裏面側に駆動板23が係合される斜めの切欠き22Bが形成され、且つ、この切欠き22Bを形成する側面にはV字溝22Vが形成されている。
レンズホルダ22は、基部22bの一方の側面がフレーム20に固着されたガイド20bに当接され、このガイド20bに沿ってX方向(第1方向)にスライド移動可能な状態に配置される。
また、図3(a)と図5に示すように、このレンズホルダ22の係止部と反対側の下部には、板バネ28の下側に入り込んでレンズホルダ22が上に外れてしまうのを防止する係止板22cが設けられている。
駆動板23は、平板状の部材で、フレーム20に固着されたガイド20cに沿ったY方向(第2方向)にフレーム上面20A上をスライド移動可能な状態に配置される。駆動板23は、その平面形状が、ガイド20cに接する辺に対して30°〜45°程度の角度をなす斜辺を有する形状で、この斜辺部がレンズホルダ22の切欠き22Bに係合されるようになっている。また、この斜辺に沿って断面が逆V字形状の突出辺23Vが形成され、この突出辺23VがレンズホルダのV字溝22Vと摺動可能な状態でぴったり合わされるようになっている。
この駆動板23には、磁石31を取り巻くようにコイル33が巻回されたコイルホルダが固着されており、このコイル33に電流が流されることで、Y方向の駆動力が発生されるようになっている。また、電流の向きを変えることで、駆動力の向きは前後に変化される。
また、駆動板23のガイド20cに接する面の下半分には、駆動板23が上向きに外れないように張出し23bが設けられており、この張出し23bがガイド20cの溝に嵌合された状態でY方向にスライドするようになっている。
さらに、駆動板23の板バネ29が当接される側面部分には、板バネ29の当接部が嵌合する溝23f1,23f2がY方向に沿って例えば2個並んで設けられている。
板バネ28,29は、フレーム20に固定された支柱27にその基部が固着され、先の部分が弾性によりレンズホルダ22と駆動板23とを押圧するようになっている。
図6には、上記のレンズアクチュエータ15Kの動作説明図を示す。同図(a)はレンズ間隔を小さくした状態の平面図、(b)はレンズ間隔を大きくした状態の平面図である。
上記のように構成されたレンズアクチュエータ15Kによれば、図6(a)から(b)に示すように、駆動装置30のコイル33に電流が流されると、駆動板23にY方向の駆動力が加わり、この駆動力が板バネ29の押圧力を上回ることで、この板バネ29を押し上げて駆動板23がY方向にスライド移動する。
そして、この駆動板23の移動に伴って駆動板23がレンズホルダ22を係合部で摺動しながら押して、該レンズホルダ22をスライド移動させる。レンズホルダ22は駆動板23とガイド20bと板バネ28とから三方を挟まれているのでX方向に移動する。そして、この移動によりエキスパンダレンズ15のレンズ間隔が小さくなる。
その後、駆動板23は、板バネ29の当接部が溝23f1,23f2に嵌った位置で停止される。その前後で、コイル33に流される電流は停止される。その結果、エキスパンダレンズ15のレンズ間隔もこの駆動板23の停止位置に応じた長さで固定される。
また、駆動装置30のコイル33に逆向きの電流を流すことで、上記の場合と逆の動作が発生して、エキスパンダレンズ15のレンズ間隔を広く調整することが出来る。
以上のように、この実施の形態の光ピックアップ装置1によれば、そのエキスパンダレンズ15のアクチュエータ15Kが、駆動板23をレンズホルダ22に摺動させてレンズホルダ22を動かす構成なので、スクリューシャフトを用いた伝達機構のようにバックラッシュの発生がなく、レンズホルダに位置ブレが生じると云う不都合を回避することが出来る。
また、モータを用いていないことから、全体構成のコンパクト化を図ることが出来る。
また、駆動板23を移動させてレンズ間隔を変化させた後は、レンズホルダ22の位置がずれないようにするため駆動装置30のコイル33に電流を流す必要がないので、消費電力の削減および装置の発熱の低減を図ることが出来る。
また、駆動板23の板バネ29が当接する部分に溝23f1,23f2が設けられ、それによりレンズホルダ22の停止位置が決められるので、予め定められた調整位置に合わせて簡単な制御でレンズ間隔の調整を行うことが出来る。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、駆動板23に設けられた溝23f1,23f2により駆動板23の停止位置が離散的に決まるように構成しているが、溝は設けるかわりにラバーなどを設けて駆動板23の停止位置を連続的に可変とすることで、エキスパンダレンズ15のレンズ間隔の調整を連続的な量で行えるようにしても良い。
また、駆動板23とレンズホルダ22の係合部の形状も、V字溝と逆V字の突出辺のようにV字形状に限られず、矩形の溝と矩形の突出辺など、種々の形状に変更可能である。また、実施の形態で示したX方向とY方向とは直交していても良いし80度や100度など直交していなくても良い。
この発明は、青紫レーザ用光ディスクの記録再生装置のものに限られず、DVD、CD、MO(光磁気ディスク)の記録再生装置に使用される光ピックアップに利用することが出来る。
1 光ピックアップ装置
15 エキスパンダレンズ
20 フレーム
20A フレーム上面(スライド面)
22 レンズホルダ
22V V字溝
23 駆動板
23f1,23f2 溝
23V 突出辺
28 板バネ(第1のバネ部材)
29 板バネ(第2のバネ部材)
30 電磁駆動装置(駆動手段)
15 エキスパンダレンズ
20 フレーム
20A フレーム上面(スライド面)
22 レンズホルダ
22V V字溝
23 駆動板
23f1,23f2 溝
23V 突出辺
28 板バネ(第1のバネ部材)
29 板バネ(第2のバネ部材)
30 電磁駆動装置(駆動手段)
Claims (5)
- レーザ光を所定経路で導いて光ディスクの記録面に照射することでデータの再生又は記録を行う光ピックアップ装置において、
2個のレンズを第1方向に並べてなりレンズ間隔を変えることでレーザ光の球面収差を変更可能なエキスパンダレンズと、
該エキスパンダレンズの2個のレンズのうち第1のレンズを移動させてレンズ間隔を変更するレンズ移動手段とを備え、
上記レンズ移動手段は、
平面状のスライド面を有するフレームと、
上記第1のレンズを保持するとともに上記スライド面上を第1方向にスライド可能にされたレンズホルダと、
上記スライド面上を第1方向と交差する第2方向にスライド可能にされるとともに上記レンズホルダと摺動可能に係合された駆動板と、
電磁力により上記駆動板を第2方向に移動させる駆動手段と、
上記レンズホルダを上記駆動板との摺動面の方向に押圧する第1のバネ部材と、
上記駆動板に駆動方向と異なる方向から当接して上記駆動板を押さえる第2のバネ部材と、
上記駆動板の固定位置を離散的に決定するため上記駆動板の上記第2のバネ部材が当接される箇所に第2方向に並んで設けられた複数個の溝とを備え、
上記駆動板と上記レンズホルダとは、上記スライド面に対して平行で且つ上記第1方向と上記第2方向に対して斜めとなる方向に沿って摺動可能に係合されるとともに、この係合部分が上記スライド面の垂直方向に外れないように一方の摺動面には摺動方向に沿って溝が設けられ、他方の摺動面には摺動方向に沿って上記溝に嵌合される突出辺が設けられ、上記駆動板が第2方向にスライドすることで上記レンズホルダが第1方向にスライドして上記エキスパンダレンズの2個のレンズ間隔が変更されるように構成されていることを特徴とする光ピックアップ装置。 - レーザ光を所定経路で導いて光ディスクの記録面に照射することでデータの再生又は記録を行う光ピックアップ装置において、
2個のレンズを第1方向に並べてなりレンズ間隔を変えることでレーザ光の球面収差を変更可能なエキスパンダレンズと、
該エキスパンダレンズの2個のレンズのうち第1のレンズを移動させてレンズ間隔を変更するレンズ移動手段とを備え、
上記レンズ移動手段は、
平面状のスライド面を有するフレームと、
上記第1のレンズを保持するとともに上記スライド面上を第1方向にスライド可能にされたレンズホルダと、
上記スライド面上を第1方向と交差する第2方向にスライド可能にされた駆動板と、
電磁力により上記駆動板を第2方向に移動させる駆動手段とを備え、
上記駆動板と上記レンズホルダとは、上記スライド面に対して平行で且つ上記第1方向と上記第2方向に対して斜めとなる方向に沿って摺動可能に係合されるとともに、この係合部分が上記スライド面の垂直方向に外れないように一方の摺動面には摺動方向に沿って溝が設けられ、他方の摺動面には摺動方向に沿って上記溝に嵌合される突出辺が設けられ、上記駆動板が第2方向にスライドすることで上記レンズホルダが第1方向にスライドして上記エキスパンダレンズの2個のレンズ間隔が変更されるように構成されていることを特徴とする光ピックアップ装置。 - 上記レンズホルダを上記駆動板との摺動面の方向に押圧する第1のバネ部材を備えていることを特徴とする請求項2記載の光ピックアップ装置。
- 上記駆動板に駆動方向と異なる方向から当接して上記駆動板を押さえる第2のバネ部材を備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載の光ピックアップ装置。
- 上記駆動板の上記第2のバネ部材が当接される箇所には複数個の溝が第2方向に並んで設けられ、これらの溝に上記第2のバネ部材の当接部が嵌合することで駆動板の固定位置が離散的に決定されるように構成されていることを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003387653A JP2005149650A (ja) | 2003-11-18 | 2003-11-18 | 光ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003387653A JP2005149650A (ja) | 2003-11-18 | 2003-11-18 | 光ピックアップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005149650A true JP2005149650A (ja) | 2005-06-09 |
Family
ID=34694949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003387653A Pending JP2005149650A (ja) | 2003-11-18 | 2003-11-18 | 光ピックアップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005149650A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009205735A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Nidec Copal Corp | Ndフィルタ切替装置 |
-
2003
- 2003-11-18 JP JP2003387653A patent/JP2005149650A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009205735A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Nidec Copal Corp | Ndフィルタ切替装置 |
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