JPH1036345A - カルボン酸スクシンイミジルエステルの製造方法 - Google Patents

カルボン酸スクシンイミジルエステルの製造方法

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JPH1036345A
JPH1036345A JP9083520A JP8352097A JPH1036345A JP H1036345 A JPH1036345 A JP H1036345A JP 9083520 A JP9083520 A JP 9083520A JP 8352097 A JP8352097 A JP 8352097A JP H1036345 A JPH1036345 A JP H1036345A
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mol
acid
water
diluent
hydroxysuccinimide
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JP9083520A
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English (en)
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Poechlauer Peter
ペーター・ペッヒラウエル
Wolfram Hendel
ウオルフラーム・ヘンデル
Christian Burger
クリスチアン・ブルガー
Lamplmayr Anita
アニタ・ラムプルマイル
P Schko Harald
ハラルト・ペシユコ
Praus Antonia
アントニア・プラウス
Gerald Summer
ゲラルト・ズムマー
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Chemie Linz GmbH
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DSM Chemie Linz GmbH
Chemie Linz GmbH
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D207/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D207/46Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with hetero atoms directly attached to the ring nitrogen atom

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カルボン酸スクシンイミジルエステルの製造
方法 【解決手段】 N- ヒドロキシスクシンイミドをカルボ
ン酸及び式I 【化1】 (式中R1 及びR2 は同一か又は異なり、C2-C6 アル
キル基又はフエニル基を示すか、あるいはR1 及びR2
は一緒になってC6 アリール残基を形成する。)のハロ
ゲンリン酸エステルと、塩基の存在下に希釈剤中で0℃
〜100℃の温度で反応させ、対応するカルボン酸スク
シンイミジルエステルを単離することを特徴とする、カ
ルボン酸スクシンイミジルエステルを製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】スクシンイミジルエステルは、特
に活性化されたアシル誘導体として、特に他のアシル化
剤、たとえば酸クロライド又は無水物を出発- 又は目的
化合物の不安定性によって使用できない場合に使用され
る。これは特にペプチド化学の領域に対して適用され
る。共有結合のペプチド結合を結合するために、活性化
されたカルボキシ- 成分が必要である。従来最もしばし
ば使用されるカルボキシ活性化法は、対応するカルボン
酸とカルボジイミド、たとえばN,N'-ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド(DCC)、及びN- ヒドロキシスク
シンイミドとの反応によるサクシンイミジルエステルの
形成に適する。この方法の欠点は、一方でカップリング
試剤DCCでそのアレルゲン性及び高い価格によって、
他方でその際に生じる副生成物N,N'-ジシクロヘキシ
ル尿素──これは第一にスクシンイミジルエステルを汚
染し、第二にこの問題を解決しなければならない──に
ある。この理由から、DCC/N- ヒドロキシスクシン
イミド系を代えることが試みられている。可能な代替法
は、ハロゲンリン酸エステル/N- ヒドロキシスクシン
イミド/塩基のタイプの系である。
【0002】Tetrahedron Letters 第21巻、第146
7−1468頁、(1980)又はChemical Abstracts
第95巻、203746から、ジフエニルスクシンイ
ミドイルホスフアート(SDPP)の製造方法は公知で
ある。この方法で、ジフエニルクロルホスフアートとヒ
ドロキシスクシンイミドとをショッテン- バウマン(Sch
otten-Baumann)- 反応に対する反応条件下で水性又は有
機溶剤、たとえばメチレンクロライド中で室温で反応さ
せる。SDPPを単離し、場合により再結晶し、次いで
Z- 又はBoc- 保護されたアミノ酸と塩基及びアセト
ニトリルの存在下に反応させ、対応するアミノ酸- スク
シンイミジルエステル──これはペプチドカップリング
に対する活性化されたカルボキシ成分として使用される
──とする。
【0003】J. Org. Chem.,第47巻、第15、(19
82)第2985頁から、上記方法により改良されたS
DPPの製造方法は公知である。この方法によればSD
PPをより慎重な条件下で、すなわち氷/食塩溶液によ
る冷却下に製造する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、簡単
な方法でかつSDPPの単離をせずに所望のスクシンイ
ミジルエステルのより一層高い全収量を生じ、多くのカ
ルボン酸を使用することができる、スクシンイミジルエ
ステルの製造方法を見い出すことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、カルボン酸
スクシンイミジルエステルへの変換を一槽反応でかつ1
00℃までの温度で実施し、この際反応成分の添加を任
意の順序で行うことができる方法によって解決されうる
ことは、予想されなかったことである。したがって本発
明の対象は、N- ヒドロキシスクシンイミドをカルボン
酸及び式I
【0006】
【化2】
【0007】(式中R1 及びR2 は同一か又は異なり、
2-C6 アルキル基又はフエニル基を示すか、あるいは
1 及びR2 は一緒になってC6 アリール残基を形成す
る。)のハロゲンリン酸エステルと、塩基の存在下に希
釈剤中で0℃〜100℃の温度で反応させ、対応するカ
ルボン酸スクシンイミジルエステルを単離することを特
徴とする、カルボン酸スクシンイミジルエステルを製造
する方法である。
【0008】本発明の方法は、カルボン酸のスクシンイ
ミジルエステルの製造に適する。その際カルボン酸は、
すべての一般式 A−COOH II の化合物を意味し、これらは本発明の反応条件下で安定
なスクシンイミジルエステルを生じる。
【0009】この場合N- 置換されたアミノ酸のスクシ
ンイミジルエステルが特に重要である。式IIに於て、
残基Aは飽和又は1- 又は数回不飽和の、線状、分枝状
又は環状アルキル基、アリール基、アリールアルキル基
又はヘテロ環状基を示すことができる。
【0010】残基Aは置換されていないか又は反応条件
下で不活性基によって1- 又は数回置換されていてよ
い。置換基として、たとえばハロゲン、たとえば塩素又
は臭素、ヒドロキシ基、ニトロ基、(C1-C4)アルキル
基、(C1-C4)アルコキシ基、オキソ基、エステル基又
は第二又は第三アミン基が挙げられる。更に化合物はジ
サクシンイミジルエステルの生成を生じる様に更に2つ
目のカルボキシ基を有することができる。
【0011】適するカルボン酸の例は次の通りである:
線状、分枝状又は環状、脂肪族、飽和の、非置換のC-
原子数2〜60のモノ-又はジカルボン酸、たとえば酢
酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、バレリアン酸、イ
ソバレリアン酸、トリメチル酢酸、エチル- メチル酢
酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ピバリン酸、n- ヘ
キサコン酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピ
ン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼリン酸、セバシン
酸、線状又は分枝状、脂肪族、1- 又は数回不飽和の、
非置換のC- 原子数2〜20のモノ- 又はジカルボン
酸、たとえばアクリル酸、メタアクリル酸、クロトン
酸、イソクロトン酸、ビニル酢酸、油酸、ソルビン酸、
リノール酸、リノレン酸、マレイン酸、フマール酸、ア
セチレンジカルボン酸、ヘキシンジ酸、ヘキセンジ酸、
非置換の、芳香族又は芳香脂肪族C- 原子数7〜20の
モノ- 又はジカルボン酸、たとえば安息香酸、フエニル
酢酸、ケイヒ酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、1- 又は2- ナスタリンカルボン酸、1,5- ナフ
タリンジカルボン酸又は非置換のヘテロ環状モノ- 又は
ジカルボン酸、たとえばピリジンカルボン酸、2,3-
ピリジンカルボン酸、キナルジン酸。置換されたカルボ
ン酸は、たとえばハロゲンカルボン酸、たとえばモノク
ロ酢酸、クロルプロピオン酸、ジクロク酢酸、トリクロ
ル酢酸、クロルバレリン酸、ヒドロキシカルボン酸、た
とえば乳酸、γ- ヒドロキシバレリン酸、グリコール
酸、ブトウ酸、サリチル酸、没食子酸、p- クマール
酸、カフエ酸、マンデル酸、オキソカルボン酸、たとえ
ばグリオキシ酸、ピルビン酸、アセト酢酸、レヴリン
酸、プルビン酸、E- 9- オキソ -2- デセン酸、N-
置換されたアミノ酸、たとえばZ- フエニルアラニン、
Z- アスパラギン酸-β- ベンジルエステル、N- フエ
ニルグリシン、Z- バリン、N-(1- エトキシカルボニ
ル -3- フエニルプロピル)アラニン、並びに更にNO
2 、第二又は第三。アミン基、エステル基、(C1-C4)
アルキル- 又はアルコキシ基によって置換されたカルボ
ン酸、たとえばニトロ安息香酸、アセチルサリチル酸、
トルイル酸、等々である。
【0012】本発明の方法に於て、対応するカルボン酸
をN- ヒドロキシスクシンイミド及び式Iのハロゲンリ
ン酸エステルと塩基の存在下に反応させる。ハロゲンリ
ン酸エステルとして式I(式中R1 及びR2 は同一か又
は異なり、C2-C6-アルキル基又はフエニル基を示す
か、あるいはR1 及びR2 は一緒になってC6-アリール
残基を形成する。)化合物が適する。
【0013】これに関する例は、ジフエニルクロルホス
フアート、ジエチルクロルホスフアート、ジブチルクロ
ルホスフアート及びレゾルシニルクロルホスフアートで
ある。ジフエニル又はジブチルクロルホスフアートが好
ましく、特にジフエニルクロルホスフアートを使用する
のが好ましい。反応に対する塩基として炭酸塩、たとえ
ば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム
等々、水酸化物、たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等々、アミン、たとえばトリエチルアミン、N-
メチルピロリドン、N- メチル- 又はN- エチル- モル
ホリン等々が適する。
【0014】反応の際に、個々の反応成分の添加の順序
は任意に変化することができる。たとえば先ず反応成分
の1種のみ又は2種を希釈剤中に加える。その際塩基を
これらの化合物と同時に加えるか、前もって配量添加す
る。最後にまだ欠けている反応成分の添加は好ましくは
予め加えられた希釈剤中で任意の順序で行う。しかした
とえば先ず塩基を適当な希釈剤中に加え、その後N- ヒ
ドロキシスクシンイミド及びハロゲンリン酸エステルを
攪拌下に加え、その後に対応するカルボン酸を予め加え
られた希釈剤中に加え、混合することもできる。しかし
先ず塩基、N-ヒドロキシスクシンイミド及びカルボン
酸をバッチ中に入れ、その後ハロゲンリン酸エステル
を、好ましくは予め加えられた希釈剤中で反応混合物に
添加することもできる。
【0015】反応は、等量の反応物を用いて行うのが好
ましく、過剰のN- ヒドロキシスクシンイミド、ハロゲ
ンリン酸エステル及び(又は)塩基が有用である。しか
だってカルボキシル基1モルあたり、N- ヒドロキシス
クシンイミド1〜2モル、特に好ましくは1〜1.5モ
ル、ハロゲンリン酸エステル1〜2モル、特に好ましく
は1〜1.5モル及び塩基2〜5モル、特に好ましくは
2〜4モルを添加する。より多くの量のN- ヒドロキシ
スクシンイミド、塩基又はハロゲンリン酸エステルを所
望の場合に使用することもできる。
【0016】希釈剤として水とほとんど又は全く混和し
得ない有機希釈剤、たとえば酢酸エチル、メチレンクロ
ライド、メチル -t.-ブチルエーテル等々又は水と混和
し得る有機希釈剤を、たとえばアセトン、アセトニトリ
ル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等々を使用
することができる。水と混和しうる希釈剤を使用した場
合、場合により水/希釈剤混合物を使用することができ
る。この際溶剤の選択は、使用される反応物及び所望の
目的生成物の性質に依存する。
【0017】反応温度は0〜100℃であることができ
る。反応温度は好ましくは10〜80℃、特に好ましく
は20〜60℃である。所望の場合より低い温度も使用
できるが、その場合反応が徐々に進行する。反応の際に
反応混合物の温度上昇が生じうるが、外部のエネルギー
供給によって所望の反応温度を調整することもできる。
【0018】その都度使用されるカルボン酸の化学構造
に従って、得られた反応混合物を反応の終了のために2
〜3分〜数時間反応温度に保つ。次いで反応混合物を必
要に応じて、好ましくは約15〜30℃に冷却し、所望
の場合にはカルボン酸スクシンイミジルエステルを単離
する。上記方法に従って得られたカルボン酸スクシンイ
ミジルエステルの単離は、スクシンイミジルエステルの
性質によって変化することができる。反応を水と全く又
はほとんど混和し得ない希釈剤中で実施した場合、本発
明の方法に従って得られた反応混合物を塩の分離のため
に水を加え、それによって相分離が生じ、対応するカル
ボン酸スクシンイミジルエステルを有機相から単離す
る。有機相からエステルを単離するために、これを常法
で水性相から分離し、洗滌し、場合により乾燥し、次い
で希釈剤を、たとえば蒸留によって、場合により減圧下
に除去する。
【0019】反応のために水と混和しうる希釈剤を使用
した場合、希釈剤を先ず除去する。次いで残存する残留
物に水及び水と全く又はほとんど混和し得ない希釈剤を
加える場合、それによって相分離が生じ、エステルを有
機相から上述した様に単離する。あるいは適する希釈
剤、たとえば無機塩、たとえば塩化ナトリウム又は硫酸
ナトリウムの水溶液の添加によって相分離し、副生成物
のスクシンイミジルエステルの分離を生じさせる。
【0020】得られた粗生成物を、所望の場合には更に
常法、たとえば再結晶、クロマトグラフィーによって精
製することができる。別の単離法に於て、たとえば反応
後に変られた反応混合物を蒸発し、残留物を適当な希釈
剤、たとえばエタノール中に取り、この際もう1つの反
応生成物が溶解し、カルボン酸スクシンイミジルエステ
ルが固体として残存する。次いでスクシンイミジルエス
テルを濾去し、後洗滌するか又は再結晶し、乾燥する。
【0021】しかし本発明の方法に従って得られた反応
混合物は、次の反応のために、たとえばペプチドカップ
リング反応又は適する求核試薬を用いる他のアシル化反
応のためにカルボン酸スクシンイミジルエステルの後処
理又は単離をすることなく再使用される。たとえばカル
ボン酸スクシンイミジルエステルを含有する有機相を、
前もって後処理することなく、他の反応生成物を含有す
る水性相の分離後直ちにすぐ次の工程に使用することが
できる。夫々の次の反応によって、場合により有機相の
希釈剤を除去し、未精製のカルボン酸スクシンイミジル
エステルを夫々の次の反応に適する希釈剤中に溶解し、
対応する求核試薬、たとえばアミノ酸、アミノ酸誘導体
又はアミンと反応させ、その後所望の二次生成物を反応
混合物から単離する。調整すべき反応パラメーターは、
その都度選ばれる二次反応に左右され、したがって広い
範囲で変えることができる。
【0022】二次反応としてペプチドカップリングを実
施するのが好ましい。その際カルボン酸スクシンイミジ
ルエステルをアミノ酸のアミノ基又はアミノ酸誘導体と
N-ヒドロキシスクシンイミドの離脱下にカップリング
して、対応するペプチドが生じる。本発明の方法によっ
て、カルボン酸スクシンイミジルエステル及びその二次
生成物が簡単な一槽反応で高収率及び優れた純度で得ら
れる。
【0023】
【実施例】以下に、本発明を例によって説明する。 〔例1〕滴下漏斗、温度計、KPG- 攪拌器及び導入管
を有する冷却器を備えた3頸丸底フラスコ中に、炭酸水
素ナトリウム3.45g(0.041モル)、H2
0.10g及びアセトン30mlを予め存在させる。そ
の後(S,S)-N-(1-エトキシカルボニル -3- フエ
ニルプロピル)アラニン(ECPA)2.79g(0.
010モル)及びN- ヒドロキシスクシンイミド1.2
0g(0.10モル)を加え、反応混合物を50℃に加
熱する。次いで10分以内にジフエニルクロルホスフア
ート3.22g(0.012モル)を滴下し、得られた
反応混合物を1時間50℃で攪拌する。その後水浴中で
20℃に冷却し、アセトンを水流ポンプ減圧で還流冷却
器を介して反応フラスコ中で除去する。次いで残留物に
酢酸エチル30ml及びH2 O30mlを加える。分液
漏斗中で相分離を行った後、有機相をNaHCO3-溶液
30mlで抽出し、分析用(p.a.) Na2 SO4 を用い
て乾燥し、40℃及び20ミリバールで回転する。 ECPA- スクシンイミジルエステルの収量:3.25
g(理論値の86.3%) 〔例2〕N- ヒドロキシスクシンイミド1.4g(0.
012モル)、炭酸水素ナトリウム3.5g(0.04
1モル)及び酢酸エチル10mlを予め存在させる。次
いでジフエニルクロルホスフアート3.8g(0.01
4モル)を酢酸エチル10ml中に滴下する。その後酢
酸エチル30ml中にECPA2.8g(0.010モ
ル)を有する懸濁液を50℃で加え、1.5時間室温で
攪拌する。得られた反応混合物に蒸留水30mlを加え
る。その後相分離が行われる。次いで有機相を1回炭酸
水素ナトリウム30mlで抽出し、乾燥し約50℃及び
20ミリバールで回転する。 ECPA- スクシンイミジルエステルの収量:3.0g
(理論値の80%) 〔例3〕N- ヒドロキシサクシンイミド2.42g
(0.021モル)及びトリエチルアミン5.06g
(0.050モル)を、酢酸エチル5ml中に予め存在
させ、室温で攪拌する。この懸濁液に、固形の4- トル
イル酸2.72g(0.020モル)を5分間で加え、
次いでジフエニルクロルホスフアート5.64g(0.
021モル)の溶液を20分以内で滴下する。この際反
応混合物は約35℃に発熱する。
【0024】反応の終了までに、1時間室温で攪拌す
る。次いで反応混合物を酢酸エチル100mlで希釈
し、有機相を夫々50mlの水、2N- 塩酸及び10%
炭酸水素ナトリウム水溶液で洗滌し、次いで蒸発する。
粗生成物4.65gを単離し、これを次いでメチル -
t.-ブチルエーテル20mlで30分間室温で攪拌す
る。白色結晶生固体を濾過し、50℃及び10ミリバー
ルで乾燥する。4- トルイル酸スクシンイミジルエステ
ル4.28g(94%)を単離する。 融点:176−180℃(分解) 〔例4〕キナルジン酸1.73g(0.010モル)を
アセトン30ml中を予め存在させ、固形のN- ヒドロ
キシスクシンイミド1.27g(0.11モル)を加え
る。次いでこの懸濁液に、アセトン10ml中にトリエ
チルアミン2.53g(0.025モル)を有する溶液
を5分間で加え、室温で攪拌する。30分後、アセトン
10ml中にジフエニルクロルホスフアート3.22g
(0.012モル)を有する溶液を10分以内で滴下
し、その際溶液は弱い加熱下に赤色に呈色し、塩が沈澱
する。反応が終了するまで20時間室温で攪拌する。得
られた懸濁液を蒸発し、エタノール50ml中に取り、
室温で1時間攪拌する。次いで固体を濾過し、エタノー
ル2×3mlで後洗滌し、1時間1ミリバールで乾燥す
る。キナルジン酸スクシンイミジルエステルのバラ色呈
色した粉末2.45g(91%)が得られる。 融点:193−196℃(分解) 〔例5〕N- ヒドロキシスクシンイミド1.38g
(0.012モル)及び炭酸水素ナトリウム3.36g
(0.040モル)をアセトニトリル10ml中に予め
存在させ、室温で攪拌する。アセトニトリル80ml中
にキナルジン酸1.73g(0.010モル)を有する
溶液を30分以内で加える。得られたバラ色呈色した懸
濁液を16時間室温で攪拌し、次いで更に24時間水浴
中で40℃に加熱する。
【0025】反応の終了後、反応混合物を減圧で蒸発
し、残留物をジクロルメタン50ml中に取る。懸濁液
を濾過し、濾過残留物をジクロルメタン2×20mlで
後洗滌する。一緒にされた濾液を夫々100mlの水5
%NaHCO3-水溶液、次いで再度水で洗滌する。有機
相の蒸発後、粗生成物2.0gが得られる。これをジク
ロルメタン30mlとn- ヘキサン150mlから成る
混合物中で再沈澱する。沈澱を濾過し、n- ヘキサン5
mlで後洗滌し、減圧で乾燥する。
【0026】キナルジン酸スクシンイミジルエステルの
ベージュ色固体1.9g(70%)が得られる。 融点:191−196℃(分解) 〔例6〕キナルジン酸1.73g(0.010モル)及
びN- ヒドロキシスクシンイミド1.38g(0.01
2モル)をアセトニトリル10ml中に予め存在させ、
室温で攪拌する。この懸濁液に、アセトニトリル10m
l中にトリエチルアミン2.53g(0.025モル)
を有する溶液を10分以内で加え、室温で30分攪拌す
る。次いでアセトニトリル10ml中にジフエニルクロ
ルホスフアート3.22g(0.012モル)を有する
溶液を10分以内で滴下する。得られた暗赤色呈色した
懸濁液を20時間室温で攪拌する。反応の終了後、反応
混合物を減圧で蒸発し、紫色残留物をジクロルメタン1
00ml中に取る。有機相を夫々100mlの水、1N
- 塩酸及び希NaHCO3-溶液で洗滌する。有機相の蒸
発後、粗生成物2.55gが得られる。これをエタノー
ル25ml中で2.5時間十分に攪拌する。残留物を濾
過し、エタノール4mlで後洗滌し、減圧で乾燥する。
キナジン酸スクシンイミジルエステルの紫色固体1.8
5g(69%)が得られる。 融点:190−194℃(分解) 〔例7〕キナルジン酸1.73g(0.010モル)及
びN- ヒドロキシスクシンイミド1.27g(0.01
1モル)をアセトン30ml中を予め存在させ、固形の
N- ヒドロキシスクシンイミド1.27g(0.11モ
ル)を加える。この懸濁液にアセトン10ml中にトリ
メチル -2- ピロリドン2.48g(0.025モル)
を有する溶液を5分以内で加え、室温で攪拌する。30
分後、アセトン10ml中にジフエニルクロルホスフア
ート3.22g(0.012モル)を有する溶液を滴下
する。得られた懸濁液を69時間室温で攪拌する。反応
の終了後、帯黄色反応混合物を蒸発し、残留物をジクロ
ルメタン100ml中に取り、有機相を夫々60mlの
水、2N- 塩酸、飽和NaHCO3-溶液、次いで再度水
で洗滌する。有機相の蒸発後、残存する残留物をエタノ
ール20ml中で30分間十分に攪拌し、濾過し、エタ
ノール3mlで後洗滌し、4時間10ミリバールで30
℃で乾燥する。キナルジン酸スクシンイミジルエステル
の紫色固体0.95g(35%)が得られる。 融点:192−196℃(分解) 〔例8〕Z- バリン2.51g(0.010モル)を、
酢酸エチル30ml中に予め存在させ、固形のN- ヒド
ロキシスクシンイミド1.27g(0.011モル)を
加える。この懸濁液に酢酸エチル10ml中にトリエチ
ルアミン2.53g(0.025モル)を有する溶液を
加え、室温で30分間攪拌する。次いで酢酸エチル10
ml中にジフエニルクロルホスフアート3.22g
(0.012モル)を有する溶液を滴下する。その際あ
らかじめ澄明な溶液から32℃に弱く加熱して、濃厚な
懸濁液が生じ、これを23時間室温で攪拌し、次いで濾
過する。濾過残留物を2回夫々10mlの酢酸エチルで
後洗滌する。一緒にされた濾液を夫々25mlの水5%
NaHCO3-溶液、次いで再度2回25mlの水で洗滌
する。相分離後、酢酸エチル相を硫酸ナトリウムを介し
て乾燥し、濾過し、希釈剤を減圧で除去する。白色固体
3.25gが得られる。この2.98gがジクロルメタ
ン5mlとジイソプロピルエーテル15mlとの混合物
から再沈澱し、それによってZ- バリンスクシンイミジ
ルエステルの微細な白色結晶2.41g(76%)が得
られる。 融点:117−120℃ 〔例9〕Z- フエニルアニリン5.99g(0.020
モル)、N- ヒドロキシスクシンイミド2.42g
(0.021モル)及び固形の炭酸水素ナトリウム6.
72g(0.080モル)酢酸エチル12ml中に予め
存在させ、室温で攪拌する。次いで酢酸エチル40ml
中にジフエニルクロルホスフアート5.64g(0.0
21モル)を有する溶液を20分以内に滴下し、この際
懸濁液を濃縮する。酢酸エチル50mlで希釈後、反応
混合物をDC- コントロールを用いて更なる反応が認め
られなくなるまで2時間50℃に加熱する。反応混合物
を夫々50mlの水、飽和NaHCO3-溶液で、再度水
で洗滌する。相分離を行った後、酢酸エチル相を50℃
で減圧で蒸発する。結晶性粗生成物4.81gが得ら
れ、これを2時間室温でメチル -t.-ブチルエーテル2
0mlと攪拌する。Z- フエニルアラニンスクシンイミ
ジルエステルの収量は4.29g(54%)である。 融点:135−139℃ 〔例10〕Z- アスパラギン酸 -β- ベンジルエステル
1.07g(0.030モル)を酢酸エチル10ml中
を予め存在させ、固形のN- ヒドロキシスクシンイミド
0.38g(0.0033モル)を加える。次いでこの
懸濁液に、酢酸エチル中にトリエチルアミン0.76g
(0.0075モル)を有する溶液を加え、室温で10
分間攪拌する。その後、酢酸エチル3ml中にジフエニ
ルクロルホスフアート0.97g(0.0075モル)
を有する溶液を滴下し、それによって以前澄明な溶液か
ら最高32℃に弱く加速して、濃厚な懸濁液が生じる。
これを反応を終了させるために24時間室温で攪拌し、
次いで濾過する。濾過残留物を2回夫々3mlの酢酸エ
チルで後洗滌する。一緒にされた濾液を夫々2回25m
lの水、5%NaHCO3-溶液、次いで再度50mlの
水で洗滌する。相分離後、酢酸エチル相を硫酸ナトリウ
ムを介して乾燥し、濾過し、希釈剤を減圧で除去する。
無色の、粘稠性粗生成物1.37gを単離し、これをジ
クロルメタン2.5mlとジイソプロピルエーテル25
mlの混合物で、並びにヘキサン10mlで攪拌し、次
いでジイソプロピルエーテル50ml中で40℃に加熱
して結晶化する。濾過し、ジイソプロピルエーテル2×
5mlで洗滌し、減圧で乾燥した後、白色結晶性Z- ア
スパラギン酸 -β- ベンジルエステルスクシンイミジル
エステル0.98g(72%)が得られる。 融点:82−84℃ 〔例11〕アクリル酸0.72g(0.010モル)を
アセトン30ml中を予め存在させ、固形のN- ヒドロ
キシスクシンイミド1.27g(0.11モル)を加え
る。生じる溶液に固形の炭酸水素ナトリウム3.36g
(0.040モル)を加え、得られた白色懸濁液を室温
で攪拌する。次いでアセトン10ml中にジフエニルク
ロルホスフエート3.22g(0.012モル)を有す
る溶液を滴下し、反応混合物を24時間室温で攪拌し更
に3時間50℃で攪拌する。この際濃縮された懸濁液を
アセトン25mlで希釈する。次いで希釈剤を減圧で除
去し、残留物をジクロルメタン60ml中に取る。未溶
解固体を濾過し、2回夫々10mlのジクロルメタンで
洗滌する。一緒にされたジクロルメタン相を水40ml
で洗滌し、相分離の後減圧で蒸発する。固形粗生成物
1.53gが得られ、これを3時間ジイソプロピルエー
テル15mlと共に攪拌する。残存する白色固体を濾過
し、2回夫々3mlのジイソプロピルエーテルで洗滌
し、減圧乾燥する。アクリル酸サクシンイミジルエステ
ル1.1g(65%)が得られる。 融点:63−68℃ 〔例12〕N- ヒドロキシスクシンイミド1.27g
(0.011モル)を酢酸エチル10ml中に予め存在
させ、酢酸エチル10ml中にジフエニルクロルホスフ
アート3.22g(0.012モル)を有する溶液を加
え、次いで酢酸エチル10ml中にトリエチルアミン
2.53g(0.025モル)を有する溶液を10分以
内で滴下する。この際温度は41℃に上昇する。濃厚な
白色懸濁液が生じ、これに酢酸エチル10ml中に酢酸
0.6g(0.01モル)を有する溶液を加え、16時
間45〜55℃に加熱する。反応の終了後、固体を濾過
し、酢酸エチル2×3mlで後洗滌する。一緒にされた
濾液を減圧で蒸発し、残存する半結晶性残留物をエタノ
ール20mlと共に30分間攪拌する。得られた白色固
体を濾過し、エタノール2×3mlで洗滌し、乾燥吸引
し、次いでイソプロパノール10mlと共に攪拌する。
濾過し、イソプロパノール2×2mlで洗滌し、減圧で
乾燥した後、白色酢酸スクシンイミジルエステル1.1
g(70%)が得られる。 融点:130−134℃ 〔例13〕N- ヒドロキシスクシンイミド2.42g
(0.021モル)、4- トルイル酸2.72g(0.
021モル)及びトリエチルアミン4.05g(0.0
40モル)を、酢酸エチル20ml中に予め存在させ、
室温で攪拌する。この懸濁液に、20分以内で酢酸エチ
ル40ml中にジフエニルクロルホスフアート5.64
g(0.021モル)を有する溶液を滴下し、この際反
応混合物が約35℃に熱せられる。反応の終了のため
に、更に1時間室温で攪拌する。次いで反応混合物を酢
酸エチル50mlで希釈し、夫々50mlの水、2N塩
酸、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で、再度水で洗滌す
る。有機相を分離し、トリエチルアミン4.05g
(0.040モル)及びL- バリンメチルエステル2.
62g(0.020モル)を加える。反応混合物を1.
5時間室温で攪拌し、次いで3.5時間還流加熱する。
室温で一晩攪拌後、油状の重い第二相を分離し、酢酸エ
チル- 相を夫々50mlの水、飽和NaHCO3-溶液
で、更に3回夫々50mlの水で洗滌する。希釈剤を減
圧で除去した後、粗生成物3.41gが残存する。この
3.01gを1時間メチル -t.-ブチルエーテル10m
lと共に攪拌する。残留物の濾過、50℃で減圧での乾
燥後、白色結晶性4- トルイル酸 -L- バリンメチルエ
ステルアミド2.42g(55%)が得られる。 融点:98−100℃ 〔例14〕例1又は2によって得られたECPA- スク
シンイミジルエステル5.65g(0.015モル)を
エタノール45ml中に溶解し、5分以内に水5.65
ml中にL- プロリン3.4g(0.029モル)を有
する溶液を、次いで15分以内にトリエチルアミン8.
3ml(0.060モル)を加える。その際温度が22
℃から30℃に上昇する。次いで溶液を一晩室温で攪拌
し、次いでエタノールを40℃及び20ミリバールで回
転する。残留物を水17ml中に溶解し、その後2回夫
々55ml、1回25mlのメチル -t.-ブチルエーテ
ル(MTBE)で抽出する。3つのMTBE- 相を一緒
にし、40℃及び20ミリバールで回転する。その量は
0.90gである。
【0027】水性相をpH6.3の2M硫酸6mlでp
H2.8に調整する。次いで分析用硫酸ナトリウム1.
7g(H2 Oに対して0.7モル)を加える。次いで3
回夫々80ml、2回夫々30mlの酢酸エチルで抽出
する。一緒にされた酢酸エチル- 相を硫酸ナトリウムで
乾燥し、40℃及び20ミリバールで回転する。(S,
S,S)-N- 〔(1- エトキシカルボニル -3- フエニ
ルプロピル)-アラニル〕- プロリンの量は5.25g
(92.9%)である。 〔例15〕例3と同様に、N- ヒドロキシスクシンイミ
ド2.76g(0.024モル)及びトリエチルアミン
5.06g(0.050モル)を酢酸エチル5ml中に
予め存在させ、室温で攪拌する。この懸濁液に、固形の
4- トルイル酸2.72g(0.020モル)を5分間
で加え、次いでジフエニルクロルホスフアート3.47
g(0.020モル)の溶液を20分以内で滴下する。
この際反応混合物は約35℃に発熱する。
【0028】反応の終了までに、3時間室温で攪拌す
る。反応混合物の後処理を例3と同様に行う。粗4- ト
ルイル酸スクシンイミジルエステル2.8gを単離す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 ウオルフラーム・ヘンデル オーストリア国、4060レオンデイング、ガ ウムベルクストラーセ、82 (72)発明者 クリスチアン・ブルガー オーストリア国、4060レオンデイング、ハ イゼストラ−セ、14アー (72)発明者 アニタ・ラムプルマイル オーストリア国、4020リンツ、ニーツシエ ストラーセ、48/エー/1 (72)発明者 ハラルト・ペシユコ オーストリア国、4482エンスドルフ、アム ゼルガッセ、3 (72)発明者 アントニア・プラウス オーストリア国、4020リンツ、ミツテルバ ウエルウエーク、2 (72)発明者 ゲラルト・ズムマー オーストリア国、4020リンツ、カプランホ ーフストラセ、32/1/5

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N- ヒドロキシスクシンイミドをカルボ
    ン酸及び式I 【化1】 (式中R1 及びR2 は同一か又は異なり、C2-C6 アル
    キル基又はフエニル基を示すか、あるいはR1 及びR2
    は一緒になってC6 アリール残基を形成する。)のハロ
    ゲンリン酸エステルと、塩基の存在下に希釈剤中で0℃
    〜100℃の温度で反応させ、そして対応するカルボン
    酸スクシンイミジルエステルを単離することを特徴とす
    る、カルボン酸スクシンイミジルエステルの製造方法。
  2. 【請求項2】 式Iのハロゲンリン酸エステルとして、
    ジフエニルクロルホスフアート、ジエチルクロルホスフ
    アート、ジブチルクロルホスフアート又はレゾルシニル
    クロルホスフアートを使用する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 塩基として炭酸ナトリウム又は -カリウ
    ム、炭酸水素ナトリウム又は -カリウム、水酸化ナトリ
    ウム又は -カリウム、トリエチルアミン、N- メチルピ
    ロリドン、N- メチル- 又はN- エチル- モルホリンを
    使用する、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 反応に対する希釈剤として水とほとんど
    又は全く混和し得ない有機希釈剤又は水と混和し得る有
    機希釈剤を、場合により水と共に使用する、請求項1記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 水と混和しうる希釈剤としてアセトン、
    アセトニトリル、テトラヒドロフラン又はジメトキシエ
    タンを使用する、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 水と全く又はほとんど混和し得ない希釈
    剤として酢酸エチル、メチレンクロライド又はメチル -
    t- ブチルエーテルを使用する、請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 カルボキシル基1モルあたり、少なくと
    も1モルのN- スクシンイミド、少なくとも1モルのハ
    ロゲンリン酸エステル及び少なくとも2モルの塩基を使
    用する、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 カルボキシル基1モルあたり、N- ヒド
    ロキシスクシンイミド1〜2モル、ハロゲンリン酸エス
    テル1〜2モル及び塩基2〜5モルを使用する、請求項
    1記載の方法。
  9. 【請求項9】 請求項1の方法を実施して生じる反応混
    合物──これはカルボン酸スクシンイミジルエステルを
    含有する──をアシル化に適する求核試薬と更に反応さ
    せることを特徴とする、カルボン酸スクシンイミジルエ
    ステルの二次生成物を製造する方法。
  10. 【請求項10】 カルボン酸スクシンイミジルエステル
    をアミノ酸又はアミノ酸誘導体のアミノ基でN- ヒドロ
    キシスクシンイミドの離脱下にカップリングさせて、ペ
    プチドを生じさせる、請求項9記載の方法。
JP9083520A 1996-04-04 1997-04-02 カルボン酸スクシンイミジルエステルの製造方法 Withdrawn JPH1036345A (ja)

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US5929251A (en) 1999-07-27
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US5734064A (en) 1998-03-31

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