JPH1035096A - 感圧記録体 - Google Patents

感圧記録体

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JPH1035096A
JPH1035096A JP8194883A JP19488396A JPH1035096A JP H1035096 A JPH1035096 A JP H1035096A JP 8194883 A JP8194883 A JP 8194883A JP 19488396 A JP19488396 A JP 19488396A JP H1035096 A JPH1035096 A JP H1035096A
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JP
Japan
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phenoxazine
sensitive recording
bis
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diethylamino
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JP8194883A
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English (en)
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Hiroyuki Furukawa
博之 古川
Tetsuo Tsuchida
哲夫 土田
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Oji Paper Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/132Chemical colour-forming components; Additives or binders therefor
    • B41M5/155Colour-developing components, e.g. acidic compounds; Additives or binders therefor; Layers containing such colour-developing components, additives or binders

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Abstract

(57)【要約】 【課題】無色ないしは淡色の塩基性染料と呈色剤との発
色反応を利用した感圧記録体に関し、特に650〜67
0nmに読み取り波長を有する光学的文字読み取り装置
に適用して優れた特性を発揮する感圧記録体を提供す
る。 【解決手段】無色ないしは淡色の塩基性染料と呈色剤と
の発色反応を利用した感圧記録体において、下記一般式
(1)で表されるフェノキサジン化合物の少なくとも一
種を全染料に対して10〜50重量%用い、かつ呈色剤
として3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸亜
鉛塩及び3,5−ジイソノニルサリチル酸亜鉛塩を重量
比40:60〜80:20で用いる感圧記録体。 【化1】 (R1 〜R4 はそれぞれC1 〜C4 のアルキル基を、R
5 は水素原子、C1 〜C 4 のアルキル基、C1 〜C4
アルコキシル基またはハロゲン原子を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無色ないしは淡色の塩
基性染料と呈色剤との発色反応を利用した感圧記録体に
関し、特に650〜670nmに読み取り波長を有する
光学的文字読み取り装置に適用して優れた特性を発揮す
る感圧記録体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感圧記録体は、塩基性染料等を溶解した
液滴を内包するマイクロカプセルを主成分とするマイク
ロカプセル組成物を支持体の片面に塗布した上用紙、支
持体の片面には塩基性染料と接触したときに呈色する電
子受容性呈色剤(以下単に呈色剤と記す)を主成分とす
る呈色剤組成物を塗布して呈色層を設け、反対面にはマ
イクロカプセル組成物を塗布した中用紙、及び支持体の
片面に呈色剤組成物を塗布して呈色層を設けた下用紙が
あり、これら3種類のシートを上用紙と下用紙、或いは
上用紙、中用紙、下用紙の順で組み合わせて複写セット
として実用化されている。また、支持体の同一面上に塩
基性染料を内包したマイクロカプセルと呈色剤を塗布し
て1枚で感圧記録を可能とした自己発色性感圧記録体も
感圧記録体の一形態として知られている。
【0003】近年情報処理産業の発展に伴いオフィスオ
ートメーション化が進展し、事務処理の合理化が促進さ
れ、その一方法として650〜700nmに読み取り波
長を有するOCR装置やOMR装置が普及してきてお
り、受注伝票、販売伝票、出荷伝票、仕入れ伝票、入出
力伝票等様々な伝票類をOCR装置やOMR装置に適し
た伝票とする動きがでてきている。
【0004】ところで従来のOCR読み取り用感圧記録
体の場合、発色像は650〜700nmに吸収を有する
ものの、耐光性、耐可塑剤性、耐水性等の保存後のOC
R読み取り適性が不良となる問題があるため実用上の面
から改良が強く望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、65
0〜700nmに読み取り波長を有する光学的文字読み
取り(OCR)装置に適用して優れた特性、即ち耐光
性、耐可塑剤性、耐水性等に優れた性能を有する感圧記
録体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、無色ないしは
淡色の塩基性染料と呈色剤との発色反応を利用した感圧
記録体において、該塩基性染料として下記一般式(1)
で表されるフェノキサジン化合物を全染料に対して10
〜50重量%用い、かつ呈色剤として3,5−ジ(α−
メチルベンジル)サリチル酸亜鉛塩及び3,5−ジイソ
ノニルサリチル酸亜鉛塩を重量比40:60〜80:2
0で用いることを特徴とする感圧記録体である。
【0007】
【化2】
【0008】(R1 〜R4 はそれぞれC1 〜C4 のアル
キル基をR5 は水素原子、C1 〜C4のアルキル基、C
1 〜C4 のアルコキシル基またはハロゲン原子を示す。
mは0〜3の整数を示す。)
【0009】
【作用】本発明で使用する上記一般式(1)で表される
フェノキサジン化合物の具体例としては、例えば3,7
−ビス(ジエチルアミノ)−10−ベンゾイルフェノキ
サジン、3,7−ビス(ジエチルアミノ)−10−(2
−メチルベンゾイル)フェノキサジン、3,7−ビス
(ジエチルアミノ)−10−(3−メチルベンゾイル)
フェノキサジン、3,7−ビス(ジエチルアミノ)−1
0−(4−メチルベンゾイル)フェノキサジン、3,7
−ビス(ジエチルアミノ)−10−(4−エチルベンゾ
イル)フェノキサジン、3,7−ビス(ジエチルアミ
ノ)−10−(4−tert−ブチルベンゾイル)フェ
ノキサジン、3,7−ビス(ジエチルアミノ)−10−
(2,4−ジメチルベンゾイル)フェノキサジン、3,
7−ビス(ジエチルアミノ)−10−(2,4,6−ト
リメチルベンゾイル)フェノキサジン、3,7−ビス
(ジエチルアミノ)−10−(2−メトキシベンゾイ
ル)フェノキサジン、3,7−ビス(ジエチルアミノ)
−10−(3−メトキシベンゾイル)フェノキサジン、
3,7−ビス(ジエチルアミノ)−10−(4−メトキ
シベンゾイル)−フェノキサジン、3,7−ビス(ジエ
チルアミノ)−10−(3−エトキシベンゾイル)フェ
ノキサジン、3,7−ビス(ジエチルアミノ)−10−
(4−エトキシベンゾイル)−フェノキサジン、3,7
−ビス(ジエチルアミノ)−10−(3−イソプロポキ
シベンゾイル)フェノキサジン、3,7−ビス(ジエチ
ルアミノ)−10−(4−イソプロポキシベンゾイル)
フェノキサジン、3,7−ビス(ジエチルアミノ)−1
0−(2,4−ジメトキシベンゾイル)フェノキサジ
ン、3,7−ビス(ジエチルアミノ)−10−(2,
3,4−トリメトキシベンゾイル)フェノキサジン、
3,7−ビス(ジエチルアミノ)−10−(3−クロロ
ベンゾイル)フェノキサジン、3,7−ビス(ジエチル
アミノ)−10−(4−クロロベンゾイル)−フェノキ
サジン、3,7−ビス(ジメチルアミノ)−10−(4
−メチルベンゾイル)フェノキサジン、3,7−ビス
(ジメチルアミノ)−10−(3−メトキシベンゾイ
ル)フェノキサジン、3,7−ビス(ジメチルアミノ)
−10−(4−メトキシベンゾイル)フェノキサジン、
3,7−ビス(ジ−n−ブチルアミノ)−10−(4−
メチルベンゾイル)フェノキサジン、3,7−ビス(ジ
−n−ブチルアミノ)−10−(3−メトキシベンゾイ
ル)フェノキサジン、3,7−ビス(ジ−n−ブチルア
ミノ)−10−(4−メトキシベンゾイル)フェノキサ
ジン、3−ジエチルアミノ−7−ジメチルアミノ−10
−(4−メチルベンゾイル)フェノキサジン、3−ジエ
チルアミノ−7−ジメチルアミノ−10−(3−メトキ
シベンゾイル)フェノキサジン、3,7−ビス(ジエチ
ルアミノ)−10−(1−ナフトイル)フェノキサジ
ン、3,7−ビス(ジエチルアミノ)−10−(2−ナ
フトイル)−フェノキサジン、3,7−ビス(ジメチル
アミノ)−10−(1−ナフトイル)フェノキサジン、
3,7−ビス(ジメチルアミノ)−10−(2−ナフト
イル)−フェノキサジン、3,7−ビス(ジ−n−ブチ
ルアミノ)−10−(1−ナフトイル)フェノキサジ
ン、3,7−ビス(ジ−n−ブチルアミノ)−10−
(2−ナフトイル)−フェノキサジン、3−ジメチルア
ミノ−7−ジエチルアミノ−10−(1−ナフトイル)
フェノキサジン、3−ジメチルアミノ−7−ジエチルア
ミノ−10−(2−ナフトイル)−フェノキサジン等が
挙げられる。
【0010】なお、これらの化合物に限定されるもので
はなく、前記一般式(1)に包含される化合物であれば
何れも使用可能であり、また、必要に応じて2種以上を
併用することもできる。
【0011】本発明において一般式(1)で表されるフ
ェノキサジン化合物の使用量は全染料に対して10〜5
0重量%と特定しているが、10重量%未満の場合はO
CR読み取り適性や耐光性、耐可塑剤性等において問題
が生じ、また、50重量%を越えて使用した場合には、
経時的にカプセル塗布面が着色し、実用上支障をきたす
ためである。
【0012】本発明において3,5−ジ(α−メチルベ
ンジル)サリチル酸亜鉛塩及び3,5−ジイソノニルサ
リチル酸亜鉛塩の重量比は、40:60〜80:20と
特定しているが、3,5−ジ(α−メチルベンジル)サ
リチル酸亜鉛塩が40重量部部未満ではとりわけ耐可塑
剤性に、3,5−ジイソノニルサリチル酸亜鉛塩が20
重量部未満の場合はとりわけ耐水性に問題が生じ、いず
れも実用上支障をきたすためである。
【0013】本発明において、特定のフェノキサジン化
合物と併用する塩基性染料としては、本発明の所望の効
果を損なわない範囲内で公知の塩基性染料、例えばトリ
アリールメタン系化合物、ジアリールメタン系化合物、
フルオラン系化合物、フェノチアジン系化合物、ローダ
ミンラクタム系化合物、スピロピラン系化合物、ロイコ
オーラミン系化合物等が用いられる。
【0014】これらの塩基性染料のうちでもフルオラン
化合物を併用すると、発色色調が鮮明な黒色であり、か
つ、耐光性、耐可塑剤性等の画像の保存性に優れた感圧
記録体が得られるため好ましい。
【0015】本発明で使用する塩基性染料は、必要に応
じてベンゾトリアゾール誘導体、ベンゾフェノン誘導
体、シアノアクリレート誘導体、サリチル酸誘導体、桂
皮酸誘導体等の各種公知の紫外線吸収剤を混合し、綿実
油、水素化ターフェニル、水素化ターフェニル誘導体、
アルキルビフェニル、アルキルナフタレン、ジアリール
アルカン、パラフィン、ナフテン油、フタル酸エステル
などの2塩基酸エステル等の天然または合成の疎水性媒
体に溶解し、コアセルベーション法、界面重合法、in
−situ重合法等のカプセル重合方法によって、マイ
クロカプセル中に内包される。なお、マイクロカプセル
の膜材については、特に制限はないが、不本意な圧力や
擦れにより発色汚れを生じないことから、アミノアルデ
ヒド樹脂、ポリウレア樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリア
ミド樹脂等の合成高分子系の膜材が好ましく用いられ
る。
【0016】アミノアルデヒド樹脂壁膜カプセルは、例
えば尿素、チオ尿素、アルキル尿素、エチレン尿素、ア
セトグアナミン、ベンゾグアナミン、メラミン、グアニ
ジン、ビウレット、シアナミド等の少なくとも1種のア
ミン類と、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、パラ
ホルムアルデヒド、ヘキサメチレンテトラミン、グルタ
ールアルデヒド、グリオキザール、フルフラール等の少
なくとも1種のアルデヒド類、あるいはそれらを縮合し
て得られる初期縮合物等を使用したin−situ重合
法によって製造される。
【0017】ポリウレタン樹脂やポリウレア樹脂壁膜カ
プセルは、例えば多価イソシアネートと水、多価イソシ
アネートとポリオール、イソチオシアネートと水、イソ
チオシアネートとポリオール、多価イソシアネートとポ
リアミン、イソチオシアネートとポリアミン等を使用し
た界面重合法によって製造される。また、ポリアミド樹
脂壁膜カプセルは、例えば酸クロライドとアミン等の界
面重合法によって製造される。
【0018】かくして調製された特定の塩基性染料を内
包したマイクロカプセルは、常法によりポリビニルアル
コール類、澱粉類、カルボキシメチルセルロース、ラテ
ックス類等の接着剤の他、パルプ粉末、生澱粉粉末等の
スチルト剤等各種の助剤が適宜配合されカプセル塗液と
して、上用紙や中用紙、自己発色型感圧記録紙などの製
造に使用される。
【0019】塗液の塗布方法については特に限定され
ず、例えばエアーナイフコーター、ロールコーター、ブ
レードコーター、ロッドブレートコーター、カーテンコ
ーター、リップコーター等の適当な塗布装置を備えたオ
ンマシンやオフマシンコーターで、乾燥重量が2〜10
g/m2 程度となるように紙、合成紙、フィルム等の支
持体に塗布される。
【0020】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。な
お、例中の部および%は特に断わらない限り、それぞれ
重量部および重量%を示す。
【0021】実施例1 〔呈色剤塗液の調製〕3,5−ジ(α−メチルベンジ
ル)サリチル酸亜鉛塩8部、3,5−ジイソノニルサリ
チル酸亜鉛塩12部、カオリン80部、酸化マグネシウ
ム1部、カルボキシ変成スチレン・ブタジエン共重合体
ラテックス20部(固形分)、ナトリウムカルボキシメ
チルセルロース1部を加えて呈色剤塗液を調整した。
【0022】〔下用紙の製造〕上記呈色剤塗液を40g
/m2 の原紙に乾燥重量が5g/m2 となるようにエア
ーナイフコーターで塗布乾燥し、キャレンダー処理して
感圧記録用下用紙を作成した。
【0023】〔マイクロカプセル分散液の調製〕加熱装
置を備えた攪拌混合容器中に、ポリビニルアルコール
(商品名:PVA−117,クラレ社製)の3%水溶液
150部を加え、カプセル製造用水性媒体とした。別
に、アルキルナフタレン(商品名:KMCオイル,クレ
ハ化学社製)100部に塩基性染料として3−ジエチル
アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン7部と
3,7−ビス(ジエチルアミノ)−10−(3−メトキ
シベンゾイル)フェノキサジン3部、紫外線吸収剤とし
て2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール2部を溶解し、更にポリメチレンポリ
フェニルイソシアネート(商品名:ミリオネートMR4
00,日本ポリウレタン工業社製)5部とビュウレット
結合を有するヘキサメチレンジイソシアネートの3量体
(商品名:N−3200,住友バイエル社製)2部を溶
解して得た溶液をカプセル芯物質として、上記カプセル
調製用水性媒体中に、T.K.ホモミキサーを用いて毎分1
0000回転で1分間乳化した。この乳化分散液にジエ
チレントリアミン1部を加え、室温下で30分間攪拌し
た後、系の温度を70℃まで昇温して攪拌を続けながら
3時間反応させ、次いで室温まで温度を下げて平均粒子
径が5.6μmのポリウレア樹脂/ポリウレタン樹脂壁
膜よりなるマイクロカプセルを調製した。
【0024】〔マイクロカプセル塗布液の調製〕かくし
て得られたマイクロカプセル分散液100重量部(固形
分)に対して、小麦澱粉粉末70部、酸化澱粉水溶液2
0部(固形分)を加え、マイクロカプセル塗布液を調製
した。
【0025】〔中用紙の製造〕上記の下用紙の呈色剤塗
布面の反対側に、上記マイクロカプセル塗布液をエアー
ナイフコーターで乾燥重量が4g/m2 になるように塗
布乾燥して感圧記録用中用紙を得た。
【0026】実施例2〜3 実施例1のマイクロカプセル分散液の調製において、
3,7−ビス(ジエチルアミノ)−10−(3−メトキ
シベンゾイル)フェノキサジンの代わりに下記の化合物
を用いた以外は、実施例1と同様にして3種類の感圧記
録用中用紙を得た。 ・実施例2:3,7−ビス(ジエチルアミノ)−10−
(4−メチルベンゾイル)−フェノキサジン ・実施例3:3,7−ビス(ジエチルアミノ)−10−
(1−ナフトイル)フェノキサジン
【0027】実施例4〜8 実施例1の呈色剤塗液の調整において3,5−ジ(α−
メチルベンジル)サリチル酸の亜鉛塩8部、3,5−ジ
イソノニルサリチル酸亜鉛塩12部を下記の部数とする
以外は実施例1と同様にして感圧記録用中用紙を得た。 ・実施例4:3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチ
ル酸の亜鉛塩16部、3,5−ジイソノニルサリチル酸
亜鉛塩4部 ・実施例5:3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチ
ル酸の亜鉛塩14部、3,5−ジイソノニルサリチル酸
亜鉛塩6部 ・実施例6:3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチ
ル酸の亜鉛塩10部、3,5−ジイソノニルサリチル酸
亜鉛塩10部 ・実施例7:3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチ
ル酸の亜鉛塩8部、3,5−ジイソノニルサリチル酸亜
鉛塩12部
【0028】比較例1〜4 実施例1の呈色剤塗液の調整において3,5−ジ(α−
メチルベンジル)サリチル酸の亜鉛塩8部、3,5−ジ
イソノニルサリチル酸亜鉛塩12部を下記の部数とする
以外は実施例1と同様にして感圧記録用中用紙を得た。 ・比較例1:3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチ
ル酸の亜鉛塩18部、3,5−ジイソノニルサリチル酸
亜鉛塩2部 ・比較例2:3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチ
ル酸の亜鉛塩6部、3,5−ジイソノニルサリチル酸亜
鉛塩14部 ・比較例3:3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチ
ル酸の亜鉛塩20部 ・比較例4:3,5−ジイソノニルサリチル酸亜鉛塩2
0部
【0029】比較例5 マイクロカプセル分散液の調整において、3−ジエチル
アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン7部と
3,7−ビス(ジエチルアミノ)−10−(3−メトキ
シベンゾイル)フェノキサジン3部を3−ジエチルアミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン10部におき
かえた以外は実施例1と同様にして感圧記録用中用紙を
得た。
【0030】かくして得られた12種類の感圧記録用中
用紙を用いて各種性能試験を行った。
【0031】〔PCS値〕OCR読み取り適性の程度を
示す指標としてPCS値がある。PCS値は、発色印字
と用紙との相対的な濃度の差を表すものであり次式より
求められる。 PCS=(Rw−Rp)/Rw ここでRwは白紙部の反射率を示し、Rpは印字部の反
射率を示す。従ってPCS値が高いほど文字の識別が鮮
明となり、読み取り性が高くなる。一般にPCS値とし
ては0.70以上が要求されている。
【0032】〔670nmにおけるPCS値の測定〕作
成した感圧記録用中用紙をカプセル塗布面と呈色剤塗布
面が対向するように重ね合わせてドットプリンターで印
字した後、白紙部及び印字部をそれぞれ分光光度計(日
立社製U−3300)により670nmの反射率を測定
しその値よりPCS値を算出し表1に示した。
【0033】〔耐光性〕上記で得た印字発色面(呈色剤
塗布面)を直射日光に8時間曝した後、PCS値を算出
し表1に示した。
【0034】〔耐水性〕上記で得た印字発色面(呈色剤
塗布面)を室温で水中に24時間放置した後、PCS値
を算出し表1に示した。
【0035】〔耐可塑剤性〕上記で得た印字発色面(呈
色剤塗布面)に塩化ビニルフィルムを重ねて室温で24
時間放置した後、PCS値を算出し表1に示した。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように、特定の
フェノキサジン化合物と特定の呈色剤を組み合わせた本
発明の感圧記録体は、670nmに読み取り波長を有す
る光学的文字読み取り(OCR)装置に対して、優れた
感圧記録体であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無色ないしは淡色の塩基性染料と呈色剤と
    の発色反応を利用した感圧記録体において、下記一般式
    (1)で表されるフェノキサジン化合物の少なくとも一
    種を全染料に対して10〜50重量%用い、かつ呈色剤
    として3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸亜
    鉛塩及び3,5−ジイソノニルサリチル酸亜鉛塩を重量
    比40:60〜80:20で用いることを特徴とする感
    圧記録体。 【化1】 (R1 〜R4 はそれぞれC1 〜C4 のアルキル基を、R
    5 は水素原子、C1 〜C 4 のアルキル基、C1 〜C4
    アルコキシル基またはハロゲン原子を示す。)
JP8194883A 1996-07-24 1996-07-24 感圧記録体 Pending JPH1035096A (ja)

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