JPH05305765A - 感圧記録シート - Google Patents

感圧記録シート

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Publication number
JPH05305765A
JPH05305765A JP4111972A JP11197292A JPH05305765A JP H05305765 A JPH05305765 A JP H05305765A JP 4111972 A JP4111972 A JP 4111972A JP 11197292 A JP11197292 A JP 11197292A JP H05305765 A JPH05305765 A JP H05305765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bis
group
ethylene
pressure
sensitive recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP4111972A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Tsuchida
哲夫 土田
Haruo Omura
春夫 尾村
Hiroshi Kumamoto
寛士 熊本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
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Publication date
Application filed by New Oji Paper Co Ltd filed Critical New Oji Paper Co Ltd
Priority to JP4111972A priority Critical patent/JPH05305765A/ja
Publication of JPH05305765A publication Critical patent/JPH05305765A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】600〜900nmの範囲に読み取り波長を有
する光学的読み取り装置に対して優れた特性を発揮し、
しかも発色画像が光などの外部環境に曝された後でも読
み取り適性が低下しない感圧記録シートを提供する。 【構成】無色ないしは淡色の塩基性染料と呈色剤との呈
色反応を利用した感圧記録シートにおいて、該塩基性染
料として、式I等のジビニルフタリド誘導体100重量
部に対して式II等のモノビニルフタリド誘導体を10〜
100重量部の割合で併用する。 3,3−ビス〔1−フェニル−1−(4−ジメチルアミ
ノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−
テトラクロロフタリド(式I) 3−〔2,2−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)エ
チレン−1−イル〕−6−ジメチルアミノフタリド(式
II)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無色ないしは淡色の塩
基性染料と呈色剤との呈色反応を利用した感圧記録シー
トに関し、特に光学的文字読み取り装置(OCR)に適
用した場合に優れた特性を発揮する感圧記録シートに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】感圧記録シート(所謂ノーカーボン紙)
は、クリスタルバイオレットラクトン、ベンゾイルロイ
コメチレンブルー等の塩基性染料と活性白土、ベントナ
イト、フェノール樹脂、芳香族カルボン酸の多価金属塩
等の呈色剤との呈色反応を利用したものであり、相分離
法、界面重合法、in-situ 法等の方法で調製された塩基
性染料含有マイクロカプセルを支持体の裏面に塗布した
上用シートと、呈色剤を支持体の表面に塗布した下用シ
ートとを各々の塗布面が対向するように重ね、上用シー
トの表面を筆記あるいはタイプライター等で加圧印字し
て下用シートに発色像を形成する記録シートである。
【0003】また多数枚の複写を望む場合には、支持体
の表面に前記呈色剤を塗布し、裏面に前記マイクロカプ
セルを塗布した中用シートが、上用シートと下用シート
との間に必要な枚数だけ挿入される。さらに上記マイク
ロカプセルと呈色剤とを、積層又は混合層として支持体
の同一面上に形成した所謂自己発色記録シートも感圧記
録シートの一形態としてよく知られている。
【0004】感圧記録シートは、その用途拡大に伴い、
例えば一般伝票、配送用伝票、統一伝票、契約書類、コ
ンピューター用紙等を中心に多岐にわたって使用され、
その需要が著しく増大している。一方、情報処理技術の
発展に伴いオフィス・オートメーション化が進展し、事
務処理の合理化が促進されている。そして、事務処理合
理化の一方法として、光学的文字読み取り装置(OC
R)や光学的マーク読み取り装置(OMR)が普及して
きており、一般企業におけるメインの伝票である受注伝
票、販売伝票、出荷伝票、仕入伝票、入出力伝票等をO
CRやOMRに適した伝票とする必要が生じてきた。し
かも、これらの伝票は事務システムの必要性から多数枚
複写が可能であることを要請されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような背景から感
圧記録シートを使用したOCR伝票の開発要望が高まっ
ている。一般に、記録像のOCR読み取り適性を示す指
標として、PCS(Print Contrast Signal)値が使用さ
れるが、このPCS値は、発色印字と用紙との相対的な
濃さの程度を表わすものであり、次式で表される。
【0006】PCS=(Rw−Rp)/Rw ここで、Rwは対象領域内における用紙白紙部の最大反
射率を示し、Rpは任意の測定点(P) における印字の最
大反射率を示す。そして、一般のOCR用紙ではPCS
値が高い程文字の識別が鮮明となり、読み取り精度が高
くなる。
【0007】ところが、従来の感圧記録シートでは、7
00〜900nmの近赤外領域でのPCS値が0.15
程度であり、近赤外領域に読み取り波長を持つOCR装
置に対してはドロップアウトカラーとして機能して読み
取れず、また600〜700nmの可視領域に読み取り
波長を持つOCR装置に対しても、PCS値が0.4程
度しかないため、読み取りが不確実となってしまうとい
う欠点がある。
【0008】そこで、これらの問題を解決するために、
公知の近赤外領域に吸収を有する塩基性染料を感圧記録
シートに使用する試みがいくつか提案されている。しか
しながら、これらの近赤外領域に吸収を示す塩基性染料
を使用した感圧記録シートは、光、水分、溶剤等の影響
により発色画像が褪色ないし消色してしまい、OCR装
置での読み取りが不可能になるという欠点があり、その
解決、特に耐光性の改善が強く要望されている。
【0009】そこで、本発明者等は、上記問題点を解決
するため、鋭意検討を重ねた結果、塩基性染料として特
定のジビニルフタリド誘導体と、特定のモノビニルフタ
リド誘導体とを特定の割合で併用することにより、60
0〜900nmの領域に読み取り波長を持つOCR装置
に対して優れた読み取り適性を備え、しかも光や水分、
さらには溶剤等によっても発色画像の褪色が殆どなく、
結果として、そのような外部環境に曝されても極めて安
定な読み取り性能を発揮する感圧記録シートが得られる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、無色ないしは
淡色の塩基性染料と呈色剤との呈色反応を利用した感圧
記録シートにおいて、該塩基性染料として、下記一般式
〔化1〕で表されるジビニルフタリド誘導体100重量
部に対して下記一般式〔化2〕で表されるモノビニルフ
タリド誘導体を10〜100重量部の割合で併用したこ
とを特徴とする感圧記録シートである。
【0011】
【化1】
【0012】〔式中、R1 ,R2 はそれぞれ水素原子、
1 〜C6 のアルキル基、C2 〜C 6 のアルコキシアル
キル基、C6 〜C10のアリール基、C7 〜C10のアラル
キル基またはC5 〜C8 のシクロアルキル基を示すが、
1 とR2 は隣接する窒素原子と共に環を形成してもよ
い。X1 ,X2 はそれぞれC1 〜C4 のアルキル基、C
1 〜C4 のアルコキシル基またはハロゲン原子を示し、
3 はハロゲン原子を示す。また、m,oはそれぞれ0
または1〜4の整数を、nは0または1〜5の整数を示
す。〕
【0013】
【化2】
【0014】〔式中、R3 〜R6 はそれぞれ水素原子、
1 〜C6 のアルキル基、C2 〜C 6 のアルコキシアル
キル基、C6 〜C10のアリール基、C7 〜C10のアラル
キル基またはC5 〜C8 のシクロアルキル基を示すが、
3 とR4 、R5 とR6 はそれぞれ隣接する窒素原子と
共に環を形成してもよい。R7 は水素原子またはC1
4 のアルキル基を示す。Y1 ,Y2 はそれぞれC1
4 のアルキル基、C 1 〜C4 のアルコキシル基または
ハロゲン原子を示し、Y3 はC1 〜C4 のアルキル基、
1 〜C4 のアルコキシル基、ハロゲン原子、ニトロ
基、アミノ基、置換アミノ基または脂環式アミノ基を示
す。p,q,rはそれぞれ0または1〜4の整数を示
す。〕
【0015】
【作用】本発明で使用する上記一般式〔化1〕で表され
るジビニルフタリド誘導体としては、例えば下記が挙げ
られる。3,3−ビス〔1−フェニル−1−(4−ジメ
チルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,
6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビス〔1−
(4−メチルフェニル)−1−(4−ジメチルアミノフ
ェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テト
ラクロロフタリド、3,3−ビス〔1−(2−メチルフ
ェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレ
ン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリ
ド、3,3−ビス〔1−(4−エチルフェニル)−1−
(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕
−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビ
ス〔1−(4−tert−ブチルフェニル)−1−(4−ジ
メチルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,
5,6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビス〔1
−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ジメチルアミ
ノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−
テトラクロロフタリド、3,3−ビス〔1−(2−メト
キシフェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)
エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロ
フタリド、3,3−ビス〔1−(4−エトキシフェニ
ル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−
2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、
3,3−ビス〔1−(4−イソプロポキシフェニル)−
1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イ
ル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3,3
−ビス〔1−(4−クロロフェニル)−1−(4−ジメ
チルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,
6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビス〔1−
(4−ブロモフェニル)−1−(4−ジメチルアミノフ
ェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テト
ラクロロフタリド、3,3−ビス〔1−(3,4−ジメ
チルフェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)
エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロ
フタリド、3,3−ビス〔1−(2−メチル−4−メト
キシフェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)
エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロ
フタリド、3,3−ビス〔1−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレ
ン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリ
ド、3,3−ビス〔1−(2−クロロ−4−メトキシフ
ェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレ
ン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリ
ド、3,3−ビス〔1−(4−メトキシフェニル)−1
−(4−ジエチルアミノフェニル)エチレン−2−イ
ル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3,3
−ビス〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ジ
−n−ブチルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕−
4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビス
{1−(4−メトキシフェニル)−1−〔4−(N−エ
チル−N−イソアミル)アミノフェニル〕エチレン−2
−イル}フタリド、3,3−ビス{1−(4−メトキシ
フェニル)−1−〔4−(N−エチル−N−イソアミ
ル)アミノフェニル〕エチレン−2−イル}−4,5,
6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビス〔1−
(4−メトキシフェニル)−1−(4−N−エチル−N
−p−トルイジノフェニル)エチレン−2−イル〕フタ
リド、3,3−ビス〔1−(4−メトキシフェニル)−
1−(4−N−エチル−N−p−トルイジノフェニル)
エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロ
フタリド、3,3−ビス〔1−(4−メトキシフェニ
ル)−1−(4−ピペリジノフェニル)エチレン−2−
イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3,
3−ビス〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(3−
ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,
6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビス{1−
(4−メトキシフェニル)−1−〔4−(N−メチル−
N−n−プロピル)アミノフェニル〕エチレン−2−イ
ル}フタリド、3,3−ビス{1−(4−メトキシフェ
ニル)−1−〔4−(N−エチル−N−エトキシプロピ
ル)アミノフェニル〕エチレン−2−イル}フタリド、
3,3−ビス{1−(4−メトキシフェニル)−1−
〔4−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミノフェ
ニル〕エチレン−2−イル}フタリド、3,3−ビス
〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ジベンジ
ルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,
6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビス〔1−
(4−メトキシフェニル)−1−(2−メトキシ−4−
ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,
5,6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビス〔1
−(4−メトキシフェニル)−1−(2−クロロ−4−
ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,
5,6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビス〔1
−(4−メトキシフェニル)−1−(2−メチル−4−
ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,
5,6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビス〔1
−(4−メトキシフェニル)−1−(2,6−ジメチル
−4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕
−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビ
ス〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ジメチ
ルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕フタリド、
3,3−ビス〔1−(4−メトキシフェニル)−1−
(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕
−6−クロロフタリド、3,3−ビス〔1−(4−メト
キシフェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)
エチレン−2−イル〕−6−クロロ−4,5,7−トリ
ブロモフタリド、3,3−ビス〔1−(4−メトキシフ
ェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレ
ン−2−イル〕−6−ブロモフタリド、3,3−ビス
〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ジメチル
アミノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,
7−テトラブロモフタリド、3,3−ビス〔1−(4−
エトキシフェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニ
ル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラブ
ロモフタリド、3,3−ビス〔1−(4−メトキシフェ
ニル)−1−(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2
−イル〕フタリド、3,3−ビス〔1−(4−メトキシ
フェニル)−1−(4−ピロリジノフェニル)エチレン
−2−イル〕−6−クロロフタリド、3,3−ビス〔1
−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ピロリジノフ
ェニル)エチレン−2−イル〕−6−クロロ−4,5,
7−トリブロモフタリド、3,3−ビス〔1−(4−メ
トキシフェニル)−1−(4−ピロリジノフェニル)エ
チレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラブロモフ
タリド等。勿論、これらの染料に限定されるものではな
く、また必要に応じて2種以上の併用も可能である。
【0016】上記の如きジビニルフタリド誘導体のうち
でも、下記一般式〔化3〕で表される化合物は、特定の
モノビニルフタリド誘導体との組み合わせにおいて、特
に顕著な効果を発揮するため、より好ましく用いられ
る。
【0017】
【化3】
【0018】〔式中、R8 ,R9 はそれぞれC1 〜C4
のアルキル基を示すが、R8 とR9は隣接する窒素原子
と共にピロリジノ環またはピペリジノ環を形成してもよ
い。R10はC1 〜C4 のアルコキシル基を示し、X4
ハロゲン原子を示す。また、sは0または1〜4の整数
を示す。〕
【0019】さらに、上記一般式〔化3〕で表される誘
導体のうちでも、3,3−ビス〔1−(4−メトキシフ
ェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレ
ン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリ
ドおよび3,3−ビス〔1−(4−メトキシフェニル)
−1−(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イ
ル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリドが特に好
ましく用いられる。
【0020】本発明において、特定のジビニルフタリド
誘導体と併用する一般式〔化2〕で表されるモノビニル
フタリド誘導体としては、例えば下記が挙げられる。3
−〔2,2−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)エチ
レン−1−イル〕−6−ジメチルアミノフタリド、3−
〔2,2−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)エチレ
ン−1−イル〕−6−ジメチルアミノフタリド、3−
〔2,2−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)エチレ
ン−1−イル〕−6−ジエチルアミノフタリド、3−
〔2,2−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)エチレ
ン−1−イル〕−6−ジエチルアミノフタリド、3−
〔2−(4−ジメチルアミノフェニル)−2−(4−ジ
エチルアミノフェニル)エチレン−1−イル〕−6−ジ
メチルアミノフタリド、3−〔2−(4−ジメチルアミ
ノフェニル)−2−(4−ジエチルアミノフェニル)エ
チレン−1−イル〕−6−ジエチルアミノフタリド、3
−{2,2−ビス〔4−(N−エチル−N−イソアミ
ル)アミノフェニル〕エチレン−1−イル}−6−ジメ
チルアミノフタリド、3−{2,2−ビス〔4−(N−
エチル−N−イソアミル)アミノフェニル〕エチレン−
1−イル}−6−ジエチルアミノフタリド、3−{2,
2−ビス〔4−(N−エチル−N−シクロヘキシル)ア
ミノフェニル〕エチレン−1−イル}−6−ジメチルア
ミノフタリド、3−{2,2−ビス〔4−(N−エチル
−N−シクロヘキシル)アミノフェニル〕エチレン−1
−イル}−6−ジエチルアミノフタリド、3−{2,2
−ビス〔4−(N−エチル−N−p−トルイジノ)フェ
ニル〕エチレン−1−イル}−6−ジメチルアミノフタ
リド、3−{2,2−ビス〔4−(N−エチル−N−p
−トルイジノ)フェニル〕エチレン−1−イル}−6−
ジエチルアミノフタリド、3−{2,2−ビス〔4−
(N−エチル−N−イソブチル)アミノフェニル〕エチ
レン−1−イル}−6−ジメチルアミノフタリド、3−
{2,2−ビス〔4−(N−エチル−N−イソブチル)
アミノフェニル〕エチレン−1−イル}−6−ジエチル
アミノフタリド、3−{2,2−ビス〔4−(N−エチ
ル−N−n−プロピル)アミノフェニル〕エチレン−1
−イル}−6−ジメチルアミノフタリド、3−{2,2
−ビス〔4−(N−エチル−N−n−プロピル)アミノ
フェニル〕エチレン−1−イル}−6−ジエチルアミノ
フタリド、3−〔2,2−ビス(4−ジ−n−ブチルア
ミノフェニル)エチレン−1−イル〕−6−ジメチルア
ミノフタリド、3−〔2,2−ビス(4−ジ−n−ブチ
ルアミノフェニル)エチレン−1−イル〕−6−ジエチ
ルアミノフタリド、3−{2,2−ビス〔4−(N−エ
チル−N−n−ヘキシル)アミノフェニル〕エチレン−
1−イル}−6−ジメチルアミノフタリド、3−{2,
2−ビス〔4−(N−エチル−N−n−ヘキシル)アミ
ノフェニル〕エチレン−1−イル}−6−ジエチルアミ
ノフタリド、3−{2,2−ビス〔4−(N−エチル−
N−エトキシプロピル)アミノフェニル〕エチレン−1
−イル}−6−ジメチルアミノフタリド、3−{2,2
−ビス〔4−(N−エチル−N−エトキシプロピル)ア
ミノフェニル〕エチレン−1−イル}−6−ジエチルア
ミノフタリド、3−{2,2−ビス〔4−(N−メチル
−N−エトキシプロピル)アミノフェニル〕エチレン−
1−イル}−6−ジメチルアミノフタリド、3−{2,
2−ビス〔4−(N−メチル−N−エトキシプロピル)
アミノフェニル〕エチレン−1−イル}−6−ジエチル
アミノフタリド、3−{2,2−ビス〔4−(N−エチ
ル−N−シクロペンチル)アミノフェニル〕エチレン−
1−イル}−6−ジメチルアミノフタリド、3−{2,
2−ビス〔4−(N−エチル−N−シクロペンチル)ア
ミノフェニル〕エチレン−1−イル}−6−ジエチルア
ミノフタリド、3−〔2,2−ビス(4−ピロリジノフ
ェニル)エチレン−1−イル〕−6−ジメチルアミノフ
タリド、3−〔2,2−ビス(4−ピロリジノフェニ
ル)エチレン−1−イル〕−6−ジエチルアミノフタリ
ド、3−〔2,2−ビス(4−ピペリジノフェニル)エ
チレン−1−イル〕−6−ジメチルアミノフタリド、3
−〔2,2−ビス(4−ピペリジノフェニル)エチレン
−1−イル〕−6−ジエチルアミノフタリド、3−
〔1,1−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)−1−
プロペン−2−イル〕−6−ジメチルアミノフタリド、
3−〔1,1−ビス(4−ジベンジルアミノフェニル)
−1−プロペン−2−イル〕フタリド、3−〔2,2−
ビス(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−1−イ
ル〕−6−ピロリジノフタリド、3−〔2,2−ビス
(4−ピロリジノフェニル)エチレン−1−イル〕−6
−ピロリジノフタリド、3−〔2,2−ビス(4−ジメ
チルアミノフェニル)エチレン−1−イル〕フタリド、
3−〔2,2−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)エ
チレン−1−イル〕−6−クロロフタリド、3−〔2,
2−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−1−イ
ル〕−5−クロロフタリド、3−〔2,2−ビス(4−
ジエチルアミノフェニル)エチレン−1−イル〕−4,
5,6,7−テトラクロロフタリド、3−〔2,2−ビ
ス(4−ジエチルアミノフェニル)エチレン−1−イ
ル〕−4,5,6,7−テトラブロモフタリド、3−
〔2,2−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)エチレ
ン−1−イル〕−5−メトキシフタリド、3−〔2,2
−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−1−
イル〕−5−ニトロフタリド、3−〔2,2−ビス(2
−メトキシ−4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−
1−イル〕−6−ジメチルアミノフタリド、3−〔2,
2−ビス(2−メチル−4−ジエチルアミノフェニル)
エチレン−1−イル〕−6−ジメチルアミノフタリド、
3−〔2,2−ビス(2−クロロ−4−ジエチルアミノ
フェニル)エチレン−1−イル〕−6−ジメチルアミノ
フタリド、3−〔2,2−ビス(N−エチル−N−ベン
ジルアミノフェニル)エチレン−1−イル〕フタリド、
3−〔2,2−ビス(N−エチル−N−フェニルアミノ
フェニル)エチレン−1−イル〕−6−ジメチルアミノ
フタリド等。勿論、これらの染料に限定されるものでは
なく、また必要に応じて2種以上の染料を併用すること
もできる。
【0021】上記の如きモノビニルフタリド誘導体のう
ちでも、下記一般式〔化4〕で表される化合物は、特定
のジビニルフタリド誘導体との組み合わせにおいて、特
に優れた感圧記録シートが得られるため、好ましく用い
られる。
【0022】
【化4】
【0023】〔式中、R11〜R16はそれぞれC1 〜C4
のアルキル基を示すが、R11とR12、R13とR14、及び
15とR16は、それぞれ隣接する窒素原子と共にピロリ
ジノ環またはピペリジノ環を形成してもよい。〕
【0024】上述の如く、本発明の感圧記録シートにお
いては、一般式〔化1〕で表されるジビニルフタリド誘
導体100重量部に対して、一般式〔化2〕で表される
モノビニルフタリド誘導体を10〜100重量部の割合
で併用するところに重大な特徴を有するものである。そ
して、このような特定の割合でジビニルフタリド誘導体
とモノビニルフタリド誘導体を併用することで、単に6
00〜900nmの領域に読み取り波長を有するOCR
装置に対する適性を得ているのみならず、発色画像の耐
光性等に極めて優れた感圧記録シートを得ているもので
ある。因みに、モノビニルフタリド誘導体の使用割合が
10重量部より少なかったり、或いは100重量部を越
えると、光に曝されたのちのOCR読み取り適性が極端
に低下し、実質的にOCR適性のない感圧記録シートと
なってしまう。
【0025】本発明は、特定のジビニルフタリド誘導体
とモノビニルフタリド誘導体とを特定の割合で用いるも
のであるが、本発明の所望の効果を損なわない範囲で例
えばトリアリールメタンラクトン類、スピロピラン類、
フルオラン類、ジフェニルメタン類、アジン類、アザフ
タリド類等の他の塩基性染料を併用することもできる。
なお、他の塩基性染料の使用量については、使用する塩
基性染料の種類に応じて適宜調節すべきもので特に限定
するものではないが、一般に特定のフタリド誘導体の合
計重量に対して50重量%以下にとどめるのが望まし
い。これらの併用可能な塩基性染料のうちでも、下記一
般式〔化5〕で表されるフルオラン誘導体を併用する場
合には、400〜900nmに吸収を有する黒発色の感
圧記録シートが得られるため特に好ましい。
【0026】
【化5】
【0027】〔式中、R17,R18はそれぞれC1 〜C6
のアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、
p−トリル基、エトキシプロピル基またはテトラヒドロ
フルフリル基を示すが、R17とR18は隣接する窒素原子
と共にピペリジノ環またはピロリジノ環を形成してもよ
い。R19は水素原子、メチル基または塩素原子を示し、
Zはメチル基、トリフルオロメチル基、塩素原子または
弗素原子を示す。また、tは0,1または2を示す。〕
【0028】上記一般式〔化5〕で表されるフルオラン
誘導体の具体例としては、例えば下記が挙げられる。3
−(N−エチル−N−イソアミル)アミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−p
−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−(N−エチル−N−p−トルイジノ)−6−メ
チル−7−p−トルイジノフルオラン、3−(N−メチ
ル−N−シクロヘキシル)アミノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−
アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソブチ
ル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−(N−メチル−N−n−プロピル)アミノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ−n−ブチ
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2,4−キシリジ
ノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−クロ
ロアニリノ)フルオラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−
7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−(N−エ
チル−N−2−テトラヒドロフルフリル)アミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ−n−ブチル
アミノ−7−(2−フロロアニリノ)フルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−クロロ−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジメチルアミノ−7−(3−トリフルオロメチ
ルアニリノ)フルオラン、3−(N−エチル−N−イソ
アミル)アミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラ
ン、3−(N−エチル−N−エトキシプロピル)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−
N−エトキシプロピル)−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(3−トリフルオ
ロメチルアニリノ)フルオラン、3−(N−エチル−N
−シクロペンチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン等。
【0029】本発明においては、上記の如き塩基性染料
を内包せしめるマイクロカプセルについては特に限定す
るものではないが、合成高分子からなる壁膜を有し、か
つ特定の膜厚と平均粒子径をもったカプセルを選択的に
使用することで、一層安定した特性を発揮する感圧記録
シートを得ることができる。即ち、塩基性染料を内包せ
しめるマイクロカプセルの壁膜剤として合成高分子系の
材料を選択すると発色汚れの発生が抑制でき、さらにそ
の平均粒子径を3〜10μm、好ましくは5〜10μm
とすることで、筆圧の差による発色濃度の不均一性や不
連続性が解消され、しかも不本意な圧力によって生じる
発色汚れも一層顕著に抑制できる。その上、マイクロカ
プセルの平均膜厚を0.1〜0.6μm、好ましくは
0.1〜0.4μmに制御すると、熱や湿度等の環境要
因によって生じる発色カブリをさらに改良でき、結果的
にシャープで鮮明な印字の形成が可能となり、より安定
した品質特性を発揮する感圧記録シートを得ることがで
きるのである。
【0030】本発明で使用される一般式〔化1〕で表さ
れるジビニルフタリド誘導体および一般式〔化2〕で表
されるモノビニルフタリド誘導体は、必要に応じてその
他の塩基性染料や公知の紫外線吸収剤等を混合し、綿実
油、水素化ターフェニル、水素化ターフェニル誘導体、
アルキルビフェニル、アルキルナフタレン、ジアリール
アルカン、パラフィン、ナフテン油、フタル酸エステル
等の二塩基酸エステル等の天然又は合成の疎水性媒体に
溶解され、相分離法、界面重合法、in-situ 法などのカ
プセル製造法によって、天然または合成高分子系の壁膜
剤でマイクロカプセル中に内包される。なお、マイクロ
カプセルの平均粒子径や平均膜厚を前述の如き範囲にお
さめるには、カプセル化条件を適宜調節すればよい。
【0031】マイクロカプセルの壁膜を形成する合成高
分子系樹脂としては、例えばアミノアルデヒド樹脂、ポ
リウレア樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂等が
例示できる。アミノアルデヒド樹脂壁膜を有するカプセ
ルは、例えば尿素、チオ尿素、アルキル尿素、エチレン
尿素、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、メラミ
ン、グアニジン、ビウレット、シアナミド等の少なくと
も1種のアミン類と、ホルムアルデヒド、アセトアルデ
ヒド、パラホルムアルデヒド、ヘキサメチレンテトラミ
ン、グルタールアルデヒド、グリオキザール、フルフラ
ール等の少なくとも1種のアルデヒド類、あるいはそれ
らを縮合して得られる初期縮合物等を使用したin-situ
重合法によって製造される。ポリウレタン樹脂やポリウ
レア樹脂壁膜カプセルは、例えば、多価イソシアネート
と水、多価イソシアネートとポリオール、イソチオシア
ネートと水、イソチオシアネートとポリオール、多価イ
ソシアネートとポリアミン、イソチオシアネートとポリ
アミン等を使用した界面重合法によって製造される。ま
た、ポリアミド樹脂壁膜カプセルは、酸クロライドとア
ミン等の界面重合法によって製造される。
【0032】かくして調製された特定の塩基性染料を内
包するマイクロカプセルは、常法に従ってポリビニルア
ルコール類、澱粉類、カルボキシメチルセルロース類、
ラテックス類等の接着剤、パルプ粉末や生澱粉粉末等の
スチルト剤などの各種の助剤が適宜配合され、カプセル
塗液として調製され、上用シートや中用シート、あるい
は自己発色型感圧記録シートなどの製造に使用される。
【0033】この上用シートや中用シートのマイクロカ
プセル塗布面と組み合わせて使用される呈色剤含有層あ
るいは自己発色型感圧記録シートの呈色剤としては、各
種公知の呈色剤が使用でき、具体的には例えば、酸性白
土、活性白土、アタパルジャイト、ゼオライト、ベント
ナイト、カオリン等の無機呈色剤、フェノール誘導体、
サリチル酸誘導体、芳香族カルボン酸誘導体およびそれ
らの金属塩、ノボラック樹脂等の有機呈色剤が使用可能
であるが、これらうちでも特にサリチル酸誘導体の亜鉛
塩が好ましく用いられる。
【0034】かかるサリチル酸誘導体の具体例として
は、例えばサリチル酸、3−イソプロピルサリチル酸、
3−フェニルサリチル酸、3−シクロヘキシルサリチル
酸、3−メチル−5−(α−メチルベンジル)サリチル
酸、3−メチル−5−(α,α−ジメチルベンジル)サ
リチル酸、3,5−ジ−sec −ブチルサリチル酸、3,
5−ジ−tert−ブチルサリチル酸、3,5−ジ−tert−
ブチル−6−メチルサリチル酸、3−tert−ブチル−5
−フェニルサリチル酸、3,5−ジ−tert−アミルサリ
チル酸、3,5−ジシクロヘキシルサリチル酸、3−シ
クロヘキシル−5−(α−メチルベンジル)サリチル
酸、3−ドデシルサリチル酸、3−メチル−5−ドデシ
ルサリチル酸、3−ドデシル−5−メチルサリチル酸、
3−ドデシル−6−メチルサリチル酸、3−フェニル−
5−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−フェニル
−5−(α, α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3−
(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−(α−メチル
ベンジル)−5−メチルサリチル酸、3−(α−メチル
ベンジル)−5−フェニルサリチル酸、3−(α,4−
ジメチルベンジル)−5−メチルサリチル酸、3,5−
ジ(α,4−ジメチルベンジル)サリチル酸、3−
(α, α−ジメチルベンジル)−5−メチルサリチル
酸、3−(α, α−ジメチルベンジル)−6−メチルサ
リチル酸、3,5−ジ(α, α−ジメチルベンジル)サ
リチル酸、3,5−ジ(α−メチルベンジル) サリチル
酸、3−(α−メチルベンジル)−5−(α, α−ジメ
チルベンジル)サリチル酸、3−(α−メチルベンジ
ル)−5−ブロモサリチル酸、3−(α−メチルベンジ
ル)−4−メチルサリチル酸、3−(α−メチルベンジ
ル)−6−メチルサリチル酸、3−ノニルサリチル酸、
3−ノニル−5−メチルサリチル酸、3−ノニル−6−
メチルサリチル酸、3−ノニル−5−フェニルサリチル
酸、3−メチル−5−ノニルサリチル酸、3,5−ジノ
ニルサリチル酸、5−(4−メシチルメチルベンジル)
サリチル酸、カルボキシ変性テルペンフェノール樹脂、
ベンジル化スチレン化サリチル酸樹脂等が挙げられる。
【0035】呈色剤塗液は、上記の如き呈色剤を必要に
応じて炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、
水酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛等の無機顔
料やバインダー類等と共に水中に分散するなどの方法で
調製される。なおバインダー類としては、例えばデンプ
ン類、セルロース類、蛋白質類、アラビアゴム、ポリビ
ニルアルコール、スチレン−無水マレイン酸共重合体
塩、酢ビ−無水マレイン酸共重合体塩、ポリアクリル酸
塩、スチレン−ブタジエン共重合体エマルジョン等が適
宜選択して用いられる。
【0036】塗液の塗布方法については特に限定され
ず、例えばエアーナイフコータ、ロールコータ、ブレー
ドコータ、ロッドコータ、カーテンコータ等の適当な塗
布装置を備えたオンマシンやオフマシンコータで、乾燥
重量が2〜10g/m2 程度となるように支持体に塗布
乾燥される。
【0037】なお、感圧記録シートについては、例えば
米国特許第2,505,470 号、同2,505,471 号、同2,505,48
9 号、同2,548,366 号、同2,712,507 号、同2,730,456
号、同2,730,457 号、同3,418,250 号、同3,924,027
号、同4,010,038 号等に記載されているように種々の形
態のものがあり、本発明はこれら各種形態の感圧記録シ
ートに適用出来るものである。支持体は紙に限らず合成
紙、フィルム等も使用できる。
【0038】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。な
お例中の部及び%は、特に断らない限り各々重量部及び
重量%を示す。
【0039】実施例1 〔呈色剤分散液の調製〕3,5−ジ(α−メチルベンジ
ル) サリチル酸亜鉛100gをトルエン100gに70
℃で混合溶解してトルエン溶液を調製した。別に、重合
度1700、鹸化度98%のポリビニルアルコール6g
を含む水300gを内容積1000ccのステンレススチ
ール製のビーカーに入れ、T.K.ホモミキサー(特殊機化
工業株式会社製)を毎分3000回転で攪拌しながら上
記トルエン溶液をこれに加えた。トルエン溶液を加え終
った時点で回転数を毎分10000回に上げて2分間攪
拌した後、この分散液を攪拌機、温度計及び蒸留口のつ
いた内容積1000ccの硬質ガラス製三つ口フラスコに
移した。攪拌機をゆっくり回転させながらフラスコを加
熱して蒸留口からトルエンと水が留出するようにした。
100℃で約1時間この操作を続けると分散液は殆どト
ルエンを含まなくなった。これを冷却して呈色剤約33
%を含有する水分散液を得た。得られた呈色剤分散粒子
の平均粒子径は1.0μmであった。次に、この水分散
液をサンドミル (五十嵐機械株式会社製,MODEL NO.OSG
-8G)で毎分2Kgの条件で処理し、平均粒径が0.97μ
mの呈色剤分散液を調製した。
【0040】〔呈色剤塗液の調製〕上記の処理で得られ
た33%の呈色剤分散液15部、炭酸カルシウム70
部、酸化亜鉛10部、水100部を混合分散し、さらに
バインダーとして10%のポリビニルアルコール水溶液
100部、50%のカルボキシ変性SBRラテックス
(商品名:SN-307, 住友ノーガタック社製)20部、水
200部を混合分散して呈色剤塗液を調製した。
【0041】〔下用紙の製造〕上記呈色剤塗液を40g
/m2 の原紙の片面に乾燥重量が6g/m2 となるよう
にエアーナイフコータで塗布乾燥し、更にキャレンダー
処理して感圧記録シート用下用紙を作成した。
【0042】〔マイクロカプセル分散液の調製〕加熱装
置を備えた攪拌混合容器中に、ポリビニルアルコール
(商品名:PVA-117,クラレ社製)の3%水溶液150部
を加えてカプセル調製用水性媒体とした。別に、アルキ
ルジフェニルエタン100部に塩基性染料として3,3
−ビス〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ジ
メチルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,
5,6,7−テトラクロロフタリド6部と3−〔2,2
−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)エチレン−1−
イル〕−6−ジメチルアミノフタリド4部を溶解し、更
にポリメチレンポリフェニルイソシアネート(商品名:
ミリオネートMR400,日本ポリウレタン工業社製)5部と
2−イソシアナートエチル−2,6−ジイソシアナート
ヘキサノエート(商品名:T-100,東レ社製)2部を溶解
して得た溶液をカプセル芯物質として上記カプセル調製
用水性媒体中にT.K.ホモミキサーを用いて毎分1000
0回転で1分間乳化分散した。この乳化分散液にジエチ
レントリアミン1部を加え、室温下で30分間攪拌した
後、系の温度を70℃まで昇温して攪拌を続けながら3
時間反応させた。反応終了後、室温まで温度を下げて平
均粒子径が6.1μmで、壁膜の平均厚さが0.20μ
mのポリウレア樹脂/ポリウレタン樹脂壁膜カプセルを
調製した。
【0043】〔マイクロカプセル塗液の調製〕上記マイ
クロカプセル分散液100部(固形分)に、小麦デンプ
ン80部とカルボキシ変性SBRラテックス15部(固
形分)を加え、固形分濃度が20%になるように調整し
てマイクロカプセル塗液を得た。
【0044】〔中用紙の製造〕上記マイクロカプセル塗
液を前記の下用紙の反対面に乾燥重量が4g/m2 とな
るようにエアーナイフコータで塗布乾燥し、感圧記録シ
ート用中用紙を作成した。
【0045】実施例2〜4 実施例1において、3,3−ビス〔1−(4−メトキシ
フェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチ
レン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタ
リドの代わりに、下記の塩基性染料を使用した以外は実
施例1と同様にしてマイクロカプセル分散液を調製し、
以下実施例1と同様にして3種類の感圧記録シート用中
用紙を作成した。なお、調製したマイクロカプセルの各
々の平均粒子径ならびに平均膜厚はそれぞれ5.7〜
6.3μm,0.17〜0.23μmであった。 ・実施例2:3,3−ビス〔1−(4−メトキシフェニ
ル)−1−(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−
イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド ・実施例3:3,3−ビス〔1−(4−エトキシフェニ
ル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−
2−イル〕−4,5,6,7−テトラブロモフタリド ・実施例4:3,3−ビス〔1−(4−メトキシフェニ
ル)−1−(4−ジ−n−ブチルアミノフェニル)エチ
レン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタ
リド
【0046】実施例5〜8 実施例1において、3−〔2,2−ビス(4−ジエチル
アミノフェニル)エチレン−1−イル〕−6−ジメチル
アミノフタリドの代わりに、下記の塩基性染料を使用し
た以外は実施例1と同様にしてマイクロカプセル分散液
を調製し、以下実施例1と同様にして4種類の感圧記録
シート用中用紙を作成した。なお、調製したマイクロカ
プセルの各々の平均粒子径並びに平均膜厚はそれぞれ
5.7〜6.3μm,0.17〜0.23μmであっ
た。 ・実施例5:3−〔2,2−ビス(4−ジメチルアミノ
フェニル)エチレン−1−イル〕−6−ジメチルアミノ
フタリド ・実施例6:3−〔2,2−ビス(4−ジメチルアミノ
フェニル)エチレン−1−イル〕−6−ジエチルアミノ
フタリド ・実施例7:3−〔2,2−ビス(2−メチル−4−ジ
エチルアミノフェニル)エチレン−1−イル〕−6−ジ
メチルアミノフタリド ・実施例8:3−〔2,2−ビス(4−ピロリジノフェ
ニル)エチレン−1−イル〕−6−ジエチルアミノフタ
リド
【0047】実施例9 実施例1において、塩基性染料として3,3−ビス〔1
−(4−メチルフェニル)−1−(4−ジメチルアミノ
フェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テ
トラクロロフタリド6部と3−〔2,2−ビス(4−ジ
メチルアミノフェニル)エチレン−1−イル〕フタリド
4部を用いた以外は実施例1と同様にして、平均粒子径
6.0μm,平均膜厚0.21μmのマイクロカプセル
分散液を調製し、以下実施例1と同様にして感圧記録シ
ート用中用紙を作成した。
【0048】実施例10 実施例1において、塩基性染料として3,3−ビス〔1
−(4−メトキシフェニル)−1−(4−N−エチル−
N−p−トルイジノフェニル)エチレン−2−イル〕フ
タリド6部と3−〔1,1−ビス(4−ジベンジルアミ
ノフェニル)−1−プロペン−2−イル〕フタリド4部
を用いた以外は実施例1と同様にして、平均粒子径5.
8μm,平均膜厚0.19μmのマイクロカプセル分散
液を調製し、以下実施例1と同様にして感圧記録シート
用中用紙を作成した。
【0049】実施例11 実施例1において、塩基性染料として3,3−ビス〔1
−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ジメチルアミ
ノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−
テトラクロロフタリド5.2部と3−〔2,2−ビス
(4−ジエチルアミノフェニル)エチレン−1−イル〕
−6−ジメチルアミノフタリド4.8部を用いた以外は
実施例1と同様にして、平均粒子径6.0μm,平均膜
厚0.20μmのマイクロカプセル分散液を調製し、以
下実施例1と同様にして感圧記録シート用中用紙を作成
した。
【0050】実施例12 実施例1において、塩基性染料として3,3−ビス〔1
−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ジメチルアミ
ノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−
テトラクロロフタリド6部、3−〔2,2−ビス(4−
ジエチルアミノフェニル)エチレン−1−イル〕−6−
ジメチルアミノフタリド2部および3−(N−エチル−
N−イソアミル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン2部を用いた以外は実施例1と同様にして、平
均粒子径6.0μm,平均膜厚0.20μmのマイクロ
カプセル分散液を調製し、以下実施例1と同様にして感
圧記録シート用中用紙を作成した。
【0051】実施例13〜14 実施例12において、3−(N−エチル−N−イソアミ
ル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランの代
わりに、下記の塩基性染料を使用した以外は実施例12
と同様にしてマイクロカプセル分散液を調製し、以下実
施例12と同様にして2種類の感圧記録シート用中用紙
を作成した。なお、得られたマイクロカプセルの各々の
平均粒子径並びに平均膜厚はそれぞれ5.7μmと6.
0μm,0.17μmと0.20μmであった。 ・実施例13:3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
(2,4−キシリジノ)フルオラン ・実施例14:3−(N−エチル−N−p−トルイジ
ノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン
【0052】実施例15 実施例1において、塩基性染料として3,3−ビス〔1
−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ジメチルアミ
ノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−
テトラクロロフタリド6部、3−〔2,2−ビス(4−
ジエチルアミノフェニル)エチレン−1−イル〕−6−
ジメチルアミノフタリド1部および3−(N−エチル−
N−イソアミル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン3部を用いた以外は実施例1と同様にして、平
均粒子径5.8μm,平均膜厚0.19μmのマイクロ
カプセル分散液を調製し、以下実施例1と同様にして感
圧記録シート用中用紙を作成した。
【0053】実施例16〜18 呈色剤として、3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリ
チル酸亜鉛の代わりに、下記化合物を用いた以外は実施
例1と同様にして3種類の感圧記録シート用中用紙を作
成した。 ・実施例16:3,5−ジノニルサリチル酸亜鉛 ・実施例17:カルボキシ変性テルペンフェノール樹脂
の亜鉛塩 ・実施例18:ベンジル化スチレン化サリチル酸樹脂の
亜鉛塩
【0054】実施例19 マイクロカプセル分散液の調製工程において、カプセル
芯物質とカプセル調製用水性媒体との乳化時間を1分間
から30秒間に変えた以外は実施例1と同様にして、平
均粒子径が9.8μmで、壁膜の平均厚さが0.30μ
mのポリウレア樹脂/ポリウレタン樹脂壁膜カプセルを
調製し、以下実施例1と同様にして感圧記録シート用中
用紙を作成した。
【0055】実施例20 マイクロカプセル分散液の調製時に、ポリメチレンポリ
フェニルイソシアネートを5部から3部に減じた以外は
実施例1と同様にして、平均粒子径が5.0μmで、壁
膜の平均厚さが0.17μmのポリウレア樹脂/ポリウ
レタン樹脂壁膜カプセルを調製し、以下実施例1と同様
にして感圧記録シート用中用紙を作成した。
【0056】実施例21 加熱装置を備えた攪拌混合容器中に、α−メチルスチレ
ン−無水マレイン酸共重合体の5%水溶液100部を加
え、系のpHを4.5に調整してカプセル製造用水性媒
体とした。別に、アルキルジフェニルエタン100部に
塩基性染料として3,3−ビス〔1−(4−メトキシフ
ェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレ
ン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリ
ド6部と3−〔2,2−ビス(4−ジエチルアミノフェ
ニル)エチレン−1−イル〕−6−ジメチルアミノフタ
リド4部を溶解し、これをカプセル芯物質として上記カ
プセル製造用水性媒体中にT.K.ホモミキサーを用いて毎
分10000回転で1分間乳化分散した。この乳化分散
液に市販のメラミン−ホルムアルデヒド初期縮合物の3
0%水溶液50部を加え、70℃で攪拌を続けながら2
時間反応させた後、室温まで温度を下げて平均粒子径が
6.0μmで、壁膜の平均厚さが0.18μmのメラミ
ン−ホルムアルデヒド樹脂壁膜カプセルを調製した。こ
のカプセル分散液を使用した以外は実施例1と同様にし
て感圧記録シート用中用紙を作成した。
【0057】比較例1〜5 実施例1において、塩基性染料として下記化合物を使用
した以外は、実施例1と同様にしてマイクロカプセル分
散液を調製し、以下実施例1と同様にして5種類の感圧
記録シート用中用紙を作成した。なお、調製したカプセ
ルの各々の平均粒子径並びに平均膜厚はそれぞれ5.7
〜6.3μm,0.17〜0.23μmであった。 ・比較例1:3−(N−エチル−N−イソアミル)アミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 10部 ・比較例2:3,3−ビス〔1−(4−メトキシフェニ
ル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−
2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド
10部 ・比較例3:3−〔2,2−ビス(4−ジエチルアミノ
フェニル)エチレン−1−イル〕−6−ジメチルアミノ
フタリド 10部 ・比較例4:3,3−ビス〔1−(4−メトキシフェニ
ル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−
2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド
9.5部と3−〔2,2−ビス(4−ジエチルアミノフ
ェニル)エチレン−1−イル〕−6−ジメチルアミノフ
タリド0.5部 ・比較例5:3,3−ビス〔1−(4−メトキシフェニ
ル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−
2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド
3.5部、3−〔2,2−ビス(4−ジエチルアミノフ
ェニル)エチレン−1−イル〕−6−ジメチルアミノフ
タリド4.0部、及び3−(N−エチル−N−イソアミ
ル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラ
ン2.5部
【0058】〔カプセル平均粒子径の測定法〕実施例及
び比較例で調製したマイクロカプセルの平均粒子径は、
粒度測定機(コールターカウンター,日科機製)で測定
した。
【0059】〔カプセル平均膜厚の測定法〕実施例及び
比較例で調製したマイクロカプセル壁膜の平均膜厚は、
感圧記録シート用中用紙の断層電子顕微鏡写真(T-300
,日本電子製) で測定した。
【0060】〔品質比較テスト〕 OCR読み取り適性 実施例及び比較例で作成した感圧記録シート用中用紙各
4枚を1セットとして伝票を作成し、ドットプリンター
で印字後、4枚目の発色像をOCR装置(日立550
型)にて、読み取り波長630nmと800nmで読み
取らせた。100セットの伝票を読み取らせ、正確に読
み取りができたものの割合を%表示で表1に記載した。 耐光性テスト 実施例及び比較例で作成した感圧記録シート用中用紙各
4枚を1セットとして伝票を作成し、ドットプリンター
で印字後、4枚目の発色像を直射日光に5時間曝した
後、上記と同様にしてOCR読み取り適性を評価し、そ
の結果を表1に記載した。 耐湿熱性テスト 実施例及び比較例で作成した感圧記録シート用中用紙各
4枚を1セットとして伝票を作成し、この伝票100セ
ットを50℃,R.H.90%の条件下に3日間放置した
後、ドットプリンターで印字し、上記と同様にしてOC
R読み取り適性を評価し、その結果を表1に記載した。
【0061】
【表1】
【0062】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように、本発明
の感圧記録シートは、600〜900nmの領域に読み
取り波長を持つOCR装置に対して優れた読み取り適性
を有しており、しかもその特性は発色画像が光に曝され
た後も殆ど低下することのない優れた記録シートであっ
た。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無色ないしは淡色の塩基性染料と呈色剤と
    の呈色反応を利用した感圧記録シートにおいて、該塩基
    性染料として、下記一般式〔化1〕で表されるジビニル
    フタリド誘導体100重量部に対して下記一般式〔化
    2〕で表されるモノビニルフタリド誘導体を10〜10
    0重量部の割合で併用したことを特徴とする感圧記録シ
    ート。 【化1】 〔式中、R1 ,R2 はそれぞれ水素原子、C1 〜C6
    アルキル基、C2 〜C 6 のアルコキシアルキル基、C6
    〜C10のアリール基、C7 〜C10のアラルキル基または
    5 〜C8 のシクロアルキル基を示すが、R1 とR2
    隣接する窒素原子と共に環を形成してもよい。X1 ,X
    2 はそれぞれC1 〜C4 のアルキル基、C1 〜C4 のア
    ルコキシル基またはハロゲン原子を示し、X3 はハロゲ
    ン原子を示す。また、m,oはそれぞれ0または1〜4
    の整数を、nは0または1〜5の整数を示す。〕 【化2】 〔式中、R3 〜R6 はそれぞれ水素原子、C1 〜C6
    アルキル基、C2 〜C 6 のアルコキシアルキル基、C6
    〜C10のアリール基、C7 〜C10のアラルキル基または
    5 〜C8 のシクロアルキル基を示すが、R3 とR4
    5 とR6 はそれぞれ隣接する窒素原子と共に環を形成
    してもよい。R7 は水素原子またはC1〜C4 のアルキ
    ル基を示す。Y1 ,Y2 はそれぞれC1 〜C4 のアルキ
    ル基、C 1 〜C4 のアルコキシル基またはハロゲン原子
    を示し、Y3 はC1 〜C4 のアルキル基、C1 〜C4
    アルコキシル基、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、
    置換アミノ基または脂環式アミノ基を示す。p,q,r
    はそれぞれ0または1〜4の整数を示す。〕
  2. 【請求項2】塩基性染料が合成高分子を壁膜とするマイ
    クロカプセルに内包され、かつマイクロカプセルの平均
    粒子径が3〜10μmで、壁膜の平均膜厚が0.1〜
    0.6μmである請求項1記載の感圧記録シート。
  3. 【請求項3】呈色剤がサリチル酸誘導体の亜鉛塩である
    請求項1または2記載の感圧記録シート。
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