JPH1034662A - 成形金型のモデルのエッジ加工用筋彫り工具と同工具によるエッジ加工方法 - Google Patents

成形金型のモデルのエッジ加工用筋彫り工具と同工具によるエッジ加工方法

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Publication number
JPH1034662A
JPH1034662A JP8192186A JP19218696A JPH1034662A JP H1034662 A JPH1034662 A JP H1034662A JP 8192186 A JP8192186 A JP 8192186A JP 19218696 A JP19218696 A JP 19218696A JP H1034662 A JPH1034662 A JP H1034662A
Authority
JP
Japan
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tool
edge
processing
corner
model
Prior art date
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Pending
Application number
JP8192186A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikazu Nito
利和 仁藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
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Publication of JPH1034662A publication Critical patent/JPH1034662A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】成形金型モデルの隅部のエッジ仕上げの精度及
び作業効率を向上させるエッジ加工用筋彫り工具と同工
具によるエッジ加工方法を提供する。 【解決手段】基端側にシャンク部(1a)を、先端に円錐部
(1b)を有し、同円錐部(1b)の中心軸に平行な面に沿って
2分割されその一方が切除された筋彫り工具(1) は、5
軸制御加工機(2) によりX軸、Y軸、Z軸、A、Cの5
軸で制御作動される。荒加工されたモデル(3) の隅部(3
a)は、先ずその中間部に前記工具(1) をあてがって回転
させ、同工具(1) を前記隅部(3a)のエッジ仕上げ線(3b)
まで掘り下げ、更に同エッジ仕上げ線(3b)に沿って移動
させて前記隅部(3a)の中央に断面三角形状の溝(3c)を切
削加工する。その後、前記エッジ仕上げ線(3b)を目視に
より確認しながら、切削加工のなされない残存部分を切
断刃(5) をもって削り取り、エッジ加工を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形金型の製造に
使用される樹脂モデルの作成において、隅部のエッジ加
工に適用される筋彫り工具と同工具によるエッジ加工方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】成形金型を製造する際には合成樹脂や木
製のモデルが必要となる。このモデルの作成において、
隅部のエッジ仕上げの必要な場合があり、例えば図3
(a)に示すように、先ず、同隅部をできるだけ小さな
寸法のボールエンドミル4により大まかに荒加工する。
このとき隅部には前記ボールエンドミル4の曲面形状と
同一にアールRが生じるため、その削り残された部分3
aをノミ等の切断刃を用いてエッジ面に沿って削り取
り、隅部にエッジ仕上げを施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ア
ール部分をノミ等の切断刃をもって削り取る作業では、
前記切断刃の先端部分が目視により確認できないため、
最初に削り取る深さは作業者の勘に頼るものとなる。そ
のため削りすぎや削り残しが発生しやすく、正確な仕上
げ精度を得ることが出来ず、また、作業性も悪いもので
あった。本発明は上述のような不都合を解消すべくなさ
れたもので、木型等の隅部におけるエッジ仕上げの精度
及び作業効率を向上させることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本件第1発明は、成形金型用モデルのエッジ加工に
適用される工具であって、基端側にシャンク部を有し、
先端に円錐部を有してなり、同円錐部の中心軸に平行な
面に沿って2分割され、その一方が切除されてなること
を特徴とする筋彫り工具を主要な構成とする。
【0005】更に、本件第2発明は、成形金型用モデル
の隅部をエッジ仕上げする加工方法であって、加工機に
把持された上述の筋彫り工具を、荒加工されたモデルの
隅部中間部にあてがい、同工具を回転させること、同工
具を前記隅部のエッジ仕上げ線まで移動させて、同仕上
げ線に沿って移動させて前記隅部の中央に断面三角形状
の溝を切削加工すること、切削加工のなされない残存部
分を切断刃をもって削り取ることを特徴とするエッジ仕
上げ方法をも主要な構成とし、前記加工機は5軸制御加
工機であることが好ましい。
【0006】上述の工具は単純な構造からなるため容易
に且つ安価に製造できる。また、同工具は回転により、
円錐部の切除された縁部をもってモデルを切削するもの
であるため、例えばケガキ線加工用のキリを引きずって
削り取る場合に比べて工具の磨耗も少なく、モデルのエ
ッジ部分の切削も良好となる。また、前記筋彫り工具が
5軸制御加工機によりX軸、Y軸、Z軸、A、Cの5軸
で制御作動される場合には、荒加工されたモデルの隅部
中間部に同工具をあてがう際に、前記加工機に記憶され
た各種データに従って前記隅部の角度θやアールRの寸
法に応じて同隅部に対して所望の旋回角をもってあてが
うことができ、あらゆる形状の隅部に対応できるもので
ある。
【0007】更に、上述の加工方法によれば、本発明の
筋彫り工具によりエッジに沿って高精度の溝を形成し、
同エッジを目視により確認できるようにしているため、
後に残存部分を切断刃で削り取る際にも誤って削り過ぎ
たり、削り残すこともなく、美麗に仕上がる。また、従
来のように作業者の勘に頼ることがないため、作業に熟
練を要することなく作業性も著しく向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
実施例に基づいて具体的に説明する。図1(a)に本発
明の筋彫り工具の側面図を、図1(b)には同工具の特
徴部である先端部分の斜視図を示す。成形金型用モデル
3のエッジ加工に適用される本発明の筋彫り工具1は、
基端側にシャンク部1aを有し、先端に円錐部1bを有
している。前記円錐部1bはその中心軸に平行な面に沿
って2分割して一方を切除し、残部を回転切削刃とする
ものであり、構造が単純で安価に製造できる。前記筋彫
り工具1は、図2に示すように5軸制御加工機2の主軸
端2aにより前記シャンク部1aを把持して同加工機2
に取り付けられ、X軸、Y軸、Z軸、A、Cの5軸で制
御作動される。前記工具1は回転により前記残部の端縁
部分をもって前記モデル3を切削するものであるため、
例えばケガキ線加工用のキリを引きずって削り取る場合
に比べて工具の磨耗も少なく、モデルのエッジ部分の切
削も良好なものとなる。
【0009】続いて、前記筋彫り工具1を使用して、成
形金型用の合成樹脂製モデル3の隅部をエッジ仕上げす
る加工方法について、図2及び図3を参照して説明す
る。上述したように、ボールエンドミル4により荒加工
された合成樹脂製モデル3の隅部は、前記ボールエンド
ミル4の曲面形状に削り残されてアール部分3aが生じ
ている。このアール部分3aの中間部に、前記5軸制御
加工機2に把持された前記筋彫り工具1をあてがい、前
記5軸制御加工機2を駆動して前記工具1を回転させ
る。その状態で、同工具1を前記隅部のエッジ仕上げ線
3bまで移動させて前記アール部分3aをエッジ仕上げ
線3bまで掘り下げてから、同エッジ仕上げ線3bに沿
って前記工具1を移動させ、前記アール部分3aの中央
に断面三角形状の溝3cを切削加工する。この切削加工
において、前記加工機3はX軸、Y軸、Z軸、A、Cの
5軸で制御作動され、前記工具を所定の角度に傾斜させ
ることができる加工機であるため、前記隅部の角度θや
アールRの寸法に応じて同隅部に対して所望の旋回角を
もって同工具1をあてがうことができ、あらゆる形状の
隅部に対応できるものである。また、前記加工機2は予
め各種データを記憶させ、同データに従って作動される
ものであるため、正確な仕上がり精度が得られる。
【0010】上述のように溝部3cを形成した後に、前
記アール部分3aの切削加工のなされない残存部分をノ
ミ5により削り取り、エッジ仕上げ加工が完了する。こ
のとき前記アール部分3aには溝部3cが形成され、エ
ッジ仕上げ線3bが目視により確認できる状態にあるた
め、前記残存部分をノミ5により削り取る際にも誤って
削り過ぎたり、削り残すこともなく、美麗に仕上がる。
また、従来のように作業者の勘に頼ることがないため、
作業に熟練を要することなく作業性も著しく向上する。
【0011】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の筋彫り
工具は構造が単純なため簡単且つ安価に製造できる。ま
た、加工機で把持し同工具を回転させて切削加工される
ため工具の磨耗も少なく、更に5軸制御加工機に適用し
た場合には、任意の角度で切削できるため、あらゆる形
状の隅部にも対応できる。また、本発明のエッジ仕上げ
加工方法においては、上記工具により予め隅部中間部に
エッジ仕上げ線に沿って断面三角形状の溝が切削加工さ
れるため、前記エッジ仕上げ線を目視により確認でき、
後に残余部分を削り取る際に削り過ぎや削り残しを生じ
ることがなく、高精度にエッジ仕上げがなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筋彫り工具の側面図及び斜視図であ
る。
【図2】本発明のエッジ仕上げ方法の説明図である。
【図3】本発明のエッジ仕上げ方法を適用したエッジ加
工の説明図である。
【符号の説明】
1 筋彫り工具 1a シャンク部 1b 円錐部 2 5軸制御加工機 2a 主軸端 3 成形金型用モデル 3a アール部分 3b エッジ仕上げ線 3c 溝 4 ボールミル 5 ノミ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形金型用モデルのエッジ加工に適用さ
    れる工具であって、 基端側にシャンク部を有し、先端に円錐部を有してな
    り、同円錐部の中心軸に平行な面に沿って2分割され、
    その一方が切除されてなることを特徴とする筋彫り工
    具。
  2. 【請求項2】 成形金型用モデルの隅部をエッジ仕上げ
    する加工方法であって、 加工機に把持された請求項1記載の工具を、荒加工され
    たモデルの隅部中間部にあてがい、同工具を回転させる
    こと、 同工具を前記隅部のエッジ仕上げ線まで移動させて、同
    仕上げ線に沿って移動させて前記隅部の中央に断面三角
    形状の溝を切削加工すること、 切削加工のなされない残存部分を切断刃をもって削り取
    ることを特徴とするエッジ仕上げ方法。
  3. 【請求項3】 前記加工機は5軸制御加工機である請求
    項2記載のエッジ仕上げ方法。
JP8192186A 1996-07-22 1996-07-22 成形金型のモデルのエッジ加工用筋彫り工具と同工具によるエッジ加工方法 Pending JPH1034662A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102310503A (zh) * 2011-06-29 2012-01-11 国电联合动力技术(连云港)有限公司 大兆瓦级风机叶片阳模的制造方法
CN106239779A (zh) * 2016-10-14 2016-12-21 深圳天珑无线科技有限公司 模具半成品、模具的加工方法以及模具成品
CN110315144A (zh) * 2019-08-05 2019-10-11 广西百色银海铝业有限责任公司 一种复合片分离机以及铝钢分离装置
CN112658346A (zh) * 2020-12-22 2021-04-16 河北金环模具有限公司 一种用于3d曲面零件型面加工直角的操作方法

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