JPH1034500A - ワークの加工機械及びワークの加工方法 - Google Patents

ワークの加工機械及びワークの加工方法

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JPH1034500A
JPH1034500A JP20780696A JP20780696A JPH1034500A JP H1034500 A JPH1034500 A JP H1034500A JP 20780696 A JP20780696 A JP 20780696A JP 20780696 A JP20780696 A JP 20780696A JP H1034500 A JPH1034500 A JP H1034500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
dresser
workpiece
wiper
processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP20780696A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Sato
敦 佐藤
Tsuyoshi Sakata
強 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、加工時間が長くなることなく、ワ
ークの欠けの発生が防止できる、ワークの加工機械及び
ワークの加工方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 研磨部16と、この研磨部により加工さ
れるワーク13と、この研磨部をドレッシングするため
のドレッサー14とを有するワークの加工機械におい
て、前記ワークと前記ドレッサーとの間にワイパー部1
5が設けられているワークの加工機械。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨部によりワー
クを加工すると共に、ドレッサーにより研磨部のドレッ
シングを行なう、ワークの加工機械及びワークの加工方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなワークの加工方法、例
えばインラインドレッシング加工方法は、例えば図5に
示すようにして行なわれている。図5において、インラ
インドレッシング加工方法は、加工機械のテーブル1上
に配設されたワーク台2上にて、加工すべきワーク3
と、このワーク3に対して加工方向後方に、ドレッサー
4を保持しておく。
【0003】この状態から、回転駆動される円筒状の砥
石5が、図5にて矢印で示すように、前方から平行移動
(図示の場合、水平移動)されて、先づ砥石5がワーク
3に接触することにより、ワーク3が回転駆動される砥
石5の表面により加工され、続いて、砥石5がドレッサ
ー4に接触することにより、砥石5のドレッシングが行
なわれる。これにより、砥石5は、一つのワーク3を加
工した後、ドレッサー4によりドレッシングされること
によって、常に目の立った状態に維持されるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
インラインドレッシング加工方法においては、図6に示
すように、ワーク3の加工作業の最終段階にて、砥石5
がワーク3とドレッサー4の双方に接触することがあ
り、その際、砥石5のドレッシングのために砕けたドレ
ッサー4の砕片が、回転駆動される砥石5に巻き込まれ
て、ワーク3に達し、ワーク3に欠けを発生させるおそ
れがある。
【0005】例えば、砥石5として、SD#1000程
度のメタルボンド砥石を使用して、アルチック(Al2
O3 TiC)から成るワーク3の加工を行なう場合、ド
レッサー4として、WA#600程度のスティックを使
用すると、図8に示すように、30乃至50μm程度の
欠け6が発生することになる。
【0006】このようなワーク3の欠けの発生を防止す
るため、図7に示すように、ワーク3とドレッサー4と
の間の距離Lを大きくとって、砥石5がワーク3とドレ
ッサー4の双方に同時に接触しないようにした構成が知
られている。
【0007】しかしながら、このような構成において
は、一つのワーク3を加工するために必要な砥石5の水
平移動距離が長くなるので、加工に要する時間が長くな
ってしまうという問題があった。
【0008】本発明は、以上の点に鑑み、加工時間が長
くなることなく、ワークの欠けの発生が防止できる、ワ
ークの加工機械及びワークの加工方法を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、研磨部と、この研磨部により加工されるワーク
と、この研磨部をドレッシングするためのドレッサー
と、を有するワークの加工機械において、前記ワークと
前記ドレッサーとの間にワイパー部が設けられているこ
とを特徴とするワークの加工機械により、達成される。
【0010】また、上記目的は、本発明によれば、研磨
部によりワークを加工し、ドレッサーによりこの研磨部
をドレッシングするワークの加工方法において、前記ワ
ークとドレッサーとの間にワイパー部が設けられている
ことを特徴とするワークの加工方法により、達成され
る。
【0011】上記構成によれば、加工機械のテーブル上
にて、ワークとドレッサーとの間に、ワイパー部が配設
されているので、加工中に、研磨部がワーク及びドレッ
サーの双方に対して同時に接触することはない。さら
に、研磨部がドレッサー及びワイパー部の双方に同時に
接触した場合には、砥石によって砕かれたドレッサーの
砕片が、研磨部に巻き込まれたとしても、このような砕
片は、ワイパー部に接触したときに、このワイパー部に
よって、砥石表面から掻き落とされることになる。従っ
て、ドレッサーの砕片がワークまで達することはないの
で、ワークの欠けの発生が低減されることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施の形
態を図1乃至図4を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例
であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されてい
るが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明
を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られ
るものではない。
【0013】図1は、本発明のワークの加工方法であ
る、例えばインラインドレッシング加工方法の一実施形
態を示している。図1において、インラインドレッシン
グ加工方法10においては、先づ加工機械のテーブル1
1上に配設されたワーク台12上にて、加工すべきワー
ク13と、このワーク13に対して加工方向後方に、ド
レッサー14が固定保持されると共に、ワーク13及び
ドレッサー14の間にて、ワーク台12上に、ワイパー
部としてワイパー材15が固定保持される。
【0014】ここで、ワーク13は、例えばアルチック
(Al2 O3 TiC)から構成されており、ワイパー材
15は、ワーク13の材料であるアルチックの破壊靭性
値と同じかやや(20%程度)低い破壊靭性値を有する
材料が使用される。例えば、ワーク13が、薄膜磁気ヘ
ッドの基板である場合には、ワイパー材15として、チ
タン酸カルシウム等が使用される。
【0015】ワイパー材15の高さは、図1及び図2に
示すように、ワーク13の高さと同じか、または図3に
示すように、ワーク13より僅かに(図3にて、高さA
だけ)高く選定されている。さらに、ワイパー材15の
形状は、任意であるが、コスト低減のためには、図4に
示すように、単純な角材形状が適切である。
【0016】この状態から、研磨部である、例えば回転
駆動される円筒状の砥石16が、前方(図1にて左方)
から平行移動(図示の場合、水平移動)される。これに
より、砥石16に対して、加工機械のテーブル11が、
相対的に、図1に矢印で示す加工進行方向に移動される
ことになる。そして、先づ砥石16がワーク13に接触
することにより、ワーク13が回転駆動される砥石16
の表面により加工され、続いて、砥石16がワイパー材
15に接触する。
【0017】その後、ワーク13の加工が進むと、砥石
16は、図1に示すように、ドレッサー14に接触する
ことになる。このとき、ワイパー材15の高さが、ワー
ク13の高さと同じかそれより高く選定されていること
から、砥石16は、ドレッサー14とワーク13の双方
に同時に接触するようなことはなく、ドレッサー14と
ワイパー材15の双方に同時に接触することになる。
【0018】これにより、砥石16によって砕かれたド
レッサー14の砕片14aが、回転駆動される砥石16
に巻き込まれたとしても、このような砕片14aは、ワ
イパー材15に接触したときに、このワイパー材15の
縁部15aによって、砥石16の表面から掻き落とされ
ることになる。従って、ドレッサー14の砕片14a
は、ワーク13に達することがないので、ワーク13の
欠けの発生が防止されることになる。
【0019】例えば、砥石16として、SD#1000
程度のメタルボンド砥石を使用して、アルチック(Al
2 O3 TiC)から成るワーク13の加工を行なう場
合、ドレッサー14として、WA#600程度のスティ
ックを使用すると、ドレッサー14の砕片によるワーク
13の欠けの発生が防止されることにより、ワーク13
に発生する欠けの大きさは、20μm以下となり、これ
は砥石16の粒度に依存するものである。
【0020】かくして、このようなワイパー材15を備
えたインラインドレッシング加工方法によれば、従来と
同様に、ドレッサー14を備えていることにより、砥石
16は、加工の際に、ドレッサー14によってドレッシ
ングされるので、ドレッシングのための砥石16の取り
外しが不要となり、例えば150連続加工が可能となる
と共に、ワーク13の加工速度を、例えば100mm/
分程度と速くすることができる。さらに、ワイパー材1
5を備えていることによって、ドレッサー14の砕片に
よるワーク13の欠けの発生が防止され得ると共に、一
つのワーク13に対する加工距離が短くて済むので、加
工時間が長くなるようなことはなく、加工効率が向上す
ることになる。
【0021】尚、上述した実施の形態においては、静止
した加工機械のテーブル11に対して、回転駆動される
砥石16が平行移動される場合について説明したが、こ
れに限らず、砥石16の回転軸が固定されていて、これ
に対して加工機械のテーブル11が平行移動される場合
にも、本発明を適用できることは明らかである。
【0022】以上述べたように、本発明の実施の形態に
よれば、加工機械のテーブル11上にて、ワーク13と
ドレッサー14との間に、ワイパー材15が配設されて
いるので、加工中に、砥石16がワーク13及びドレッ
サー14の双方に対して同時に接触することはない。さ
らに、砥石16がドレッサー14及びワイパー材15の
双方に同時に接触した場合には、砥石16によって砕か
れたドレッサー14の砕片が、回転駆動される砥石16
に巻き込まれたとしても、このような砕片は、ワイパー
材15に接触したときに、このワイパー材15によっ
て、砥石表面から掻き落とされることになる。従って、
砥石16によって砕かれたドレッサー14の砕片が、砥
石に巻き込まれて、ワーク13に達するようなことはな
いので、ドレッサー14砕片によるワーク13の欠けの
発生が確実に防止されることになる。この場合、ワーク
13とドレッサー14との間の距離は、従来と同様に比
較的短く設定されるので、加工時間が長くなるようなこ
とはない。
【0023】
【発明の効果】かくして、本発明は、加工時間が長くな
ることなく、ワークの欠けの発生が防止できる、ワーク
の加工機械及びワークの加工方法を提供するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインラインドレッシング加工方法
の一実施形態の要部を示す概略側面図である。
【図2】図1の加工方法による加工状態を示す部分拡大
側面図である。
【図3】図1の加工方法におけるワイパー材の変形例を
示す部分拡大側面図である。
【図4】ワイパー材の形状を示す概略断面図である。
【図5】従来のインラインドレッシング加工方法の一例
の全体構成を示す概略側面図である。
【図6】図5の加工方法における要部を示す概略側面図
である。
【図7】図5の加工方法の変形例の要部を示す概略側面
図である。
【図8】図5の加工方法における要部を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
10・・・インラインドレッシング加工方法、11・・
・加工機械のテーブル、12・・・ワーク台、13・・
・ワーク、14・・・ドレッサー、14a・・・ドレッ
サーの砕片、15・・・ワイパー材、16・・・砥石。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨部と、この研磨部により加工される
    ワークと、 この研磨部をドレッシングするためのドレッサーと、を
    有するワークの加工機械において、 前記ワークと前記ドレッサーとの間にワイパー部が設け
    られていることを特徴とするワークの加工機械。
  2. 【請求項2】 前記ワイパー部の材料の破壊靭性値が、
    前記ワークの破壊靭性値と比べ同等又はより小さい値で
    あることを特徴とする請求項1に記載のワークに加工機
    械。
  3. 【請求項3】 前記ワイパー部が前記ワークと同等又は
    低い高さの形状を有することを特徴とする請求項1に記
    載のワークに加工機械。
  4. 【請求項4】 研磨部によりワークを加工し、 ドレッサーによりこの研磨部をドレッシングするワーク
    の加工方法において、 前記ワークとドレッサーとの間にワイパー部が設けられ
    ていることを特徴とするワークの加工方法。
JP20780696A 1996-07-18 1996-07-18 ワークの加工機械及びワークの加工方法 Pending JPH1034500A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079112A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Mitsubishi Materials Corp 切断ブレードのドレッシング方法およびドレッシング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079112A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Mitsubishi Materials Corp 切断ブレードのドレッシング方法およびドレッシング装置

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