JPH1034020A - 遠心機の蓋ロック機構 - Google Patents

遠心機の蓋ロック機構

Info

Publication number
JPH1034020A
JPH1034020A JP19939196A JP19939196A JPH1034020A JP H1034020 A JPH1034020 A JP H1034020A JP 19939196 A JP19939196 A JP 19939196A JP 19939196 A JP19939196 A JP 19939196A JP H1034020 A JPH1034020 A JP H1034020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock member
lock
lid
pair
plunger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19939196A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Mafune
徳征 眞船
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Seisakusho KK
Original Assignee
Kubota Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Seisakusho KK filed Critical Kubota Seisakusho KK
Priority to JP19939196A priority Critical patent/JPH1034020A/ja
Publication of JPH1034020A publication Critical patent/JPH1034020A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Centrifugal Separators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右2箇所でロックする蓋ロック機構の経済
化を図る。 【解決手段】 蓋101にフックプレート16を設け、
このフックプレートをロックする第1ロック部材11を
設け、この第1ロック部材をロックする第2ロック部材
12を設ける。左右の第2ロック部材12の回動中心よ
り所定距離R離れた駆動点P同士を連結板31で連結
し、その連結板を共通のプランジャソレノイド3で駆動
する。第2ロック部材12の回動中心を中心とし、所定
距離Rを半径とする円32を想定したとき、プランジャ
3aの進退方向が、ロック状態での駆動点Pにおける接
線33の方向とほぼ等しくなるように、プランジャソレ
ノイド3が配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は遠心機の蓋ロック
機構に関し、特に大型の蓋に好適で、かつ経済的なロッ
ク機構に関する。
【0002】
【従来の技術】比較的構造が簡単で部品点数が少なく、
組立作業性に優れ、また閉蓋時の蓋のロックが確実に行
える遠心機の蓋ロック装置が、実開平7−24451号
(以下引用例1と言う)としてこの発明と同じ出願人に
よって提案されている。引用例1の蓋ロック装置は比較
的小形の遠心機の蓋用に開発されたものであった。最近
この優れた蓋ロック装置を大型の蓋に適用可能にしよう
とする新たな要望が生じて来た。
【0003】しかしながら、遠心機本体が大形で従って
その蓋も大形である場合に1個の蓋ロック装置でロック
しようとすると、僅かな蓋のそりや蓋と本体との僅かの
寸法誤差等の影響によって、本体のロータを収容したチ
ャンバーと蓋との間で良好な気密を得るのが困難であっ
た。そこで、図4〜図6に示すように、引用例1と同様
のロック装置を2個使用したロック機構が、この発明を
得る前の段階で考えられた。
【0004】蓋ロック装置2a,2bにはプランジャソ
レノイド3がそれぞれ設けられ、各プランジャソレノイ
ド3は電源4よりスイッチ5、必要に応じ設けられる手
動スイッチ6を介して付勢される。 蓋ロック解除動作 遠心機の回転が止まると、制御回路7がこれを検出し
て、停止検出信号Sをスイッチ5に与えて、スイッチを
オンに制御する。手動スイッチ6を設けた場合には更に
操作者がこれをオンにすると、プランジャソレノイド3
が動作し、プランジャ3aを吸引する。プランジャ3a
は連結棒9を介して第2ロック部材12に連結されてい
るので、第2ロック部材12は回動軸13の周りに反時
計方向に回動して、先端の係合部12aと第1ロック部
材11の第2係合部11bとの係合が外れる。第1ロッ
ク部材11は、コイルばねより成る第1付勢手段14を
介して第2ロック部材12と連結されているので、回動
軸15の周りを時計方向に回動され、これにより第1係
合部11aが、蓋101より導出されているフックプレ
ート16の先端の係合孔16aの外に抜け出して、図5
に示すようにフックプレート16に対するロックが解除
される。
【0005】蓋101は第2付勢手段18のコイルばね
18bによって常に上方に向う力を受けているので、第
1係合部11aの係合孔16aとの係合が外されてロッ
クが解除されると、蓋101はコイルばね18bにより
上方に押し上げられる。第2ロック部材12がプランジ
ャ3aにより反時計方向に回動され、これにより第1ロ
ック部材11の第2係合部11bと第2ロック部材の係
合部12aとの係合が外されて、第1ロック部材11が
時計方向に回動されると、第2係合部11bは係合部1
2aの外周を摺動して、ストップ突起11cが係合部1
2aと噛合して、第1ロック部材11はそれ以上回動で
きないようにされている。 蓋ロック動作 蓋101を閉めると、フックプレート16の先端は、コ
イルばね18bの偏倚力に抗して押上板18cを下方に
スライドさせながら下降し、第1ロック部材11のレバ
ー突起11dに当接し、第1ロック部材11を反時計方
向に回動させる。これにより第1ロック部材11の第1
係合部11aがフックプレート16の係合孔16aに係
合すると共にストップ突起11cと第2ロック部材の係
合部12aの係合が外され、第2係合部11bが係合部
12aの外周を摺動して、係合部12aと係合する。押
上板18cの張出し部が第2付勢手段のケース18a
(本体100に固定されたフレーム22に固定されてい
る)に当接してそれ以上下降できなくなるのでフックプ
レート16(蓋101)の下降はストップされる。 その他 マイクロスイッチ21がフレーム22に取付けられてお
り、蓋101が閉じられ、押上板18cがフックプレー
ト16によって押し下げられて、押上板18cの下端が
マイクロスイッチ21のレバー21aを押し下げ、これ
によりマイクロスイッチ21はオンとされる。左右2個
のマイクロスイッチ21が共にオンにされると、制御回
路2から閉蓋検出信号が出されて、ロータがスタートで
きる状態になる。
【0006】押上板18cのストロークはマイクロスイ
ッチ21のレバー21aのストロークよりも大きく設定
されているので、もしも蓋101が閉められてもロック
されなかった場合は、押上板18cの下端がレバー21
aより上方で止まってしまうので、マイクロスイッチ2
1はオンとならず、従って閉蓋検出信号が出されず、ロ
ータがスタートできないことから、蓋のロック不良を検
知できると共に高速回転中に蓋が外れる等の事故を未然
に防ぐことができる。
【0007】第2ロック部材12には、回動軸13をは
さんで係合部12aと反対側はほぼ直角に折曲げられ、
図において上方に延長されている。停電などでプランジ
ャソレノイド3を作動させることができないときに、こ
の延長端12bを挟んで上方へ引張ることによって第2
ロック部材12を反時計方向に回動させロックを解除で
きるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明を得る前の段
階で考えられた上述の引用例1の蓋ロック装置を2個使
用した蓋ロック機構を大形の遠心機の蓋に適用して、図
6に示すようにロータを収容したチャンバー103と蓋
101との間でパッキン104を介して良好な気密を得
ることができるようになった。しかしながら、蓋ロック
装置を2個使用することからコストアップとなる問題が
あった。
【0009】この発明はこの問題を解決して、左右2箇
所でロックする蓋ロック機構の経済化を図ることを目的
としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の遠心機の蓋ロック機構は、蓋の左右に
設けられた一対のフックプレートと、本体の左右に回動
自在に設けられた一対の第1ロック部材と、一対の第2
ロック部材と、本体の左右に設けられた一対の第1付勢
手段と、一対の第2付勢手段と、第1、第2ロック部材
のロック解除を行う駆動手段とを具備する。
【0011】蓋を閉じると第1ロック部材がフックプレ
ートの下降に連動して回動して、フックプレートをロッ
クすると同時に、第2ロック部材が第1ロック部材をロ
ックし、このロック状態において駆動手段が駆動する
と、第2ロック部材が回動して第1ロック部材に対する
ロックを解除し、そのロック解除された第1ロック部材
に対して、第1付勢手段がフックプレートに対するロッ
クを解除する方向に付勢する。
【0012】請求項1の発明では特に、前記駆動手段
が、本体の左右方向に延長され、左右一対の第2ロック
部材の回動中心より所定距離(R)離れた駆動点(P)
同士を連結する連結板と、その連結板を駆動する1個の
プランジャソレノイドとより構成される。 (2)請求項2の発明は、前記(1)において、第2ロ
ック部材の回動中心を中心とし、前記所定距離(R)を
半径とする円を想定したとき、プランジャソレノイドの
プランジャの進退方向が、ロック状態での第2ロック部
材の駆動点における接線方向とほぼ等しくなるように、
プランジャソレノイドが配設されているものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図3の実施例を参照して発
明の実施の形態を説明する。これらの図には図4〜図6
と対応する部分に同じ符号を付けてある。この発明は、
従来の蓋ロック装置2a,2b各々の原価構成の中で可
なり大きな割合を占めるプランジャソレノイド3を共通
に使用して経済化を図ろうとしたものである。
【0014】そのためこの発明では左右一対の第2ロッ
ク部材12の従来において連結棒9に連結していた駆動
点Pを、概ねU字状の連結板31の左右の突端に止めピ
ン25で連結し、連結板31の中間部を共通のプランジ
ャソレノイド3のプランジャ3aに連結する。更に図の
例では、回動軸13の中心を中心として回動軸13の中
心から止めピン(ビス)25の中心までの距離Rを半径
とする円32を想定したとき、プランジャ3aの進退方
向が、図1のロック状態において止めピン25の中心
(駆動点)Pにおける接線33の方向にほぼ等しくなる
ように、プランジャソレノイド3を斜めにしてフレーム
22に取付ける。
【0015】第2ロック部材12に作用する力のモーメ
ントNは、プランジャソレノイド3により、各止めピン
25(駆動点P)に作用する力をF、力Fの方向と接線
33の方向との為す角をθとすれば、 N=RF cosθ …(1) で与えられる。この発明のように、プランジャ3aの進
退方向を接線33の方向にほぼ等しくすると、力Fの方
向は接線33の方向にほぼ一致するので、 θ≒0 従って cosθ≒1 となり N≒RF …(2) となり、プランジャソレノイド3の吸引力は最も効率よ
く第2ロック部材12を回動させる力となる。従来のよ
うに各駆動点Pに作用する力Fが眞下方向であれば、接
線方向の力はF cosθに減少し、接線方向と直角なF s
inθで表される成分が無駄に失われる。
【0016】図1〜図3のロック機構のその他の動作
は、この発明を得る前の段階で考えられた図4〜図6の
ロック機構と同様であるので説明を省略する。
【0017】
【発明の効果】
(1)この発明では蓋を左右2箇所でロックするために
左右にロック手段を設けているが、高価なプランジャソ
レノイド3を共通に使用したので、それだけロック機構
の経済化が図られる。 (2)回動軸13の軸心を中心として、止めピン25の
軸心までの距離Rを半径とする円32を想定したとき、
プランジャ3aの進退方向が、ロック状態において止め
ピン25の軸心(駆動点)Pにおける接線33の方向に
ほぼ等しくなるようにプランジャソレノイド3を斜めに
してフレーム22に取付けた場合には、プランジャソレ
ノイド3の吸引力を最も効率よく、第2ロック部材22
をロック解除する方向に回動させることができる。従っ
て、プランジャソレノイド3をこのように斜めに取付け
ることによって、プランジャソレノイド3として比較的
吸引力が小さく小形軽量で安価なものを用いることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のロック状態を示す正面図。
【図2】この発明の実施例のロック解除状態を示す正面
図。
【図3】図1の左側面図。
【図4】この発明を得る前の段階で考えられた蓋ロック
機構のロック状態を示す正面図。
【図5】図4の蓋ロック機構のロック解除状態を示す正
面図。
【図6】図4の蓋ロック機構の左側面図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係合部を有し、蓋の左右に設けられた一
    対のフックプレートと、 第1、第2係合部を有し、閉蓋時に第1係合部が前記フ
    ックプレートの係合部に係合することによりフックプレ
    ートをロックし、本体の左右に回動自在に設けられた一
    対の第1ロック部材と、 係止部を有し、この係止部が閉蓋時に前記第1ロック部
    材の第2係合部と係合することにより第1ロック部材を
    ロックし、本体の左右に回動自在に設けられた一対の第
    2ロック部材と、 前記第1ロック部材の前記フックプレートに対するロッ
    クを解除する方向に第1ロック部材を付勢すると共に前
    記第2ロック部材が前記第1ロック部材をロックする方
    向に第2ロック部材を付勢し、本体の左右に設けられた
    一対の第1付勢手段と、 ばねにより付勢された押圧板によって前記フックプレー
    トを前記蓋を開く方向に付勢し、前記本体の左右に設け
    られた一対の第2付勢手段と、 前記第1、第2ロック部材のロック解除を行う駆動手段
    とを具備し、 蓋を閉じると前記第1ロック部材が前記フックプレート
    の下降に連動して回動して、フックプレートをロックす
    ると同時に、前記第2ロック部材が前記第1ロック部材
    をロックし、 このロック状態において前記駆動手段が駆動すると、前
    記第2ロック部材が回動して前記第1ロック部材に対す
    るロックを解除し、そのロック解除された第1ロック部
    材に対して、前記第1付勢手段が前記フックプレートに
    対するロックを解除する方向に付勢する遠心機の蓋ロッ
    ク機構であって、 前記駆動手段が、本体の左右方向に延長され、前記左右
    一対の第2ロック部材の回動中心より所定距離(R)離
    れた駆動点(P)同士を連結する連結板と、 その連結板を駆動する1個のプランジャソレノイドとよ
    り成ることを特徴とする遠心機の蓋ロック機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2ロック部材
    の回動中心を中心とし、前記所定距離(R)を半径とす
    る円を想定したとき、前記プランジャソレノイドのプラ
    ンジャの進退方向が、ロック状態での前記第2ロック部
    材の前記駆動点における接線方向とほぼ等しくなるよう
    に、前記プランジャソレノイドが配設されていることを
    特徴とする遠心機の蓋ロック機構。
JP19939196A 1996-07-29 1996-07-29 遠心機の蓋ロック機構 Pending JPH1034020A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19939196A JPH1034020A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 遠心機の蓋ロック機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19939196A JPH1034020A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 遠心機の蓋ロック機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1034020A true JPH1034020A (ja) 1998-02-10

Family

ID=16407006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19939196A Pending JPH1034020A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 遠心機の蓋ロック機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1034020A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008302331A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Hitachi Koki Co Ltd 遠心分離機
KR101642485B1 (ko) * 2015-10-26 2016-07-25 유용봉 원심분리기 도어 잠금장치
JP2021028068A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 エッペンドルフ・ハイマック・テクノロジーズ株式会社 遠心機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008302331A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Hitachi Koki Co Ltd 遠心分離機
KR101642485B1 (ko) * 2015-10-26 2016-07-25 유용봉 원심분리기 도어 잠금장치
JP2021028068A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 エッペンドルフ・ハイマック・テクノロジーズ株式会社 遠心機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5564761A (en) Door lock device with automatic closing mechanism
US6568720B1 (en) Door lock with roller catch, especially for motor vehicles
US20070029814A1 (en) Power release mechanism
US8474886B2 (en) Vehicle door latch
US7261333B2 (en) Power actuator for door latch
JP2002081250A (ja) 動力クローズ機構付車両ドアラッチ装置の安全装置
US8632106B2 (en) Drive unit comprising a blocked functional element for a central locking mechanism
JP2004182177A (ja) 電動ステアリングロック装置
JP2004122996A (ja) 電動ステアリングロック装置
JP2004143739A (ja) 電気錠
JPH1034020A (ja) 遠心機の蓋ロック機構
US7946634B2 (en) Vehicle door latch
US6497162B2 (en) Power actuator arrangement
JP2001234649A (ja) 電子錠
JPH10302580A (ja) 安全スイッチ
CN210217432U (zh) 门锁装置及车门
JP2001129381A (ja) 攪拌機
JP2557006B2 (ja) 車両用オートクロージャー
JPS5922216Y2 (ja) 扉用施錠装置
JP2510539Y2 (ja) ロック解除機構
JP2843046B2 (ja) ドアロック装置
JP4133165B2 (ja) 車両用ラッチ装置
JPH0531231Y2 (ja)
JP3794436B2 (ja) 鍵保管装置
JP2557013B2 (ja) 車両用オートクローズドアロック装置