JPH10339879A - 液晶表示パネル及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示パネル及びその製造方法

Info

Publication number
JPH10339879A
JPH10339879A JP9150889A JP15088997A JPH10339879A JP H10339879 A JPH10339879 A JP H10339879A JP 9150889 A JP9150889 A JP 9150889A JP 15088997 A JP15088997 A JP 15088997A JP H10339879 A JPH10339879 A JP H10339879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
liquid crystal
substrate
display panel
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9150889A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Hiruta
田 郁 夫 蛭
Hiroshi Otaguro
洋 大田黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Electronic Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP9150889A priority Critical patent/JPH10339879A/ja
Publication of JPH10339879A publication Critical patent/JPH10339879A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な表示特性を有する液晶表示パネルを製
造する。 【解決手段】 第1基板10にシール部材20を塗布す
る際に、シール部材20におけるシール引き出し部20
b、20bの先端TP、TPが、面取り部10aにまで
達するように、シール部材20を延成する。この第1基
板10と第2基板12とを組み立てて、注入口22から
液晶を注入した後に、この注入口22を封止部材24で
封止する。このとき、シール部材20におけるシール引
き出し部20b、20bの先端TPが、第1及び第2基
板10、12の面取り部10a、12aに位置している
ので、より確実に、シール部材20と封止部材24とを
接触させることができる。このため、液晶に異物が入り
込むのを防止して、良好な表示特性を有する液晶表示パ
ネルを製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示パネル及び
その製造方法に関し、特に、シール部材により形成され
た液晶の注入口を封止部材により封止した、液晶表示パ
ネル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10に基づいて、従来の液晶
表示パネル及びその製造方法を説明する。図9は、従来
の液晶表示パネルの一部を、第2基板を透過した状態で
平面的に示す図、図10は、図9におけるX −X 線断面
を部分的に示す図である。
【0003】図9からわかるように、第1基板10に、
ディスペンサーにより、シール部材20を塗布する際
に、シール引き出し部20b、20bを塗布して、液晶
を注入するための注入口22を形成していた。このシー
ル部材20を塗布する際には、シール部材20のシール
引き出し部20b、20bは、第1基板10の面取り部
10aの手前までしか塗布していなかった。つまり、面
取り部10aには、シール部材20は、塗布していなか
った。そして、第1基板10と第2基板12とを組み立
てて、注入口22から液晶を注入後に、この注入口22
を封止部材24で封止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
液晶表示パネルにおいては、シール部材20のシール引
き出し部20b、20bは、第1基板10の面取り部1
0aまでは塗布されていなかった。すなわち、図10か
らわかるように、第1基板10の面取り部10aと第2
基板12の面取り部12aとの間には、シール部材20
は形成されていなかった。このため、シール引き出し部
20b、20bと封止部材24との間に隙間GPが生ず
る場合があった。すなわち、面取り部10aにはシール
部材が塗布されていなかったため、第1基板10と第2
基板12との間から、封止部材24を塗布しても、その
内側の方まで封止部材24がうまく入り込まない場合が
あった。このため、シール引き出し部20b、20bの
先端TPと封止部材24とが接触せずに、これらの間に
隙間GPが生ずる場合があった。このような隙間GPが
生ずると、この隙間GPから気体や液体等が侵入し、液
晶が汚染されて表示特性に悪影響を及ぼすおそれがあっ
た。つまり、液晶に異物が入り込むおそれがあった。さ
らに、この隙間GPから、液晶が漏れてしまう可能性も
あった。
【0005】そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされ
たものであり、シール部材20と封止部材24との間
に、隙間GPが生じないようにすることを目的とする。
すなわち、シール部材20に形成された注入口22を、
封止部材24でより確実に密閉して、液晶に異物が入り
込まないようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る液晶表示パネルは、液晶を間に挟んで
密閉するための相対向する第1及び第2基板における互
いに対向する一対の稜線部分を、それぞれ面取りするこ
とにより、各基板における少なくとも一辺に面取り部が
形成された、第1及び第2基板と、前記第1及び第2基
板の間に形成されたシール部材であって、液晶を密閉す
るためのシール本体部と、このシール本体部の両端とし
ての、液晶を注入する注入口を形成するための、1対の
シール引き出し部とを有する、シール部材と、前記注入
口から液晶を注入した後に前記注入口を封止するための
封止部材と、を備えるとともに、前記シール部材におけ
る前記1対のシール引き出し部のそれぞれの先端を、前
記第1及び第2基板の前記面取り部の途中まで達するよ
うに延成させて、前記シール引き出し部を形成した、こ
とを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)本発明の第1実施形態は、シール部材
を第1基板の面取り部にまで塗布することにより、この
シール部材により形成される液晶の注入口を封止部材で
封止する際に、これらシール部材と封止部材との間に隙
間が生じないようにしたものである。より詳しくを、図
1乃至図3に基づいて説明する。
【0008】図1は第2基板を透過して、液晶表示パネ
ルの一部を平面的に示す図であり、図2は図1における
II−II線断面の一部を示す図であり、図3は第1基板に
シール部材を塗布した状態の図2に相当する図を参考的
に示す図である。
【0009】まず、図2からわかるように、第1基板1
0と第2基板12とを形成する。すなわち、これら第1
基板10と第2基板12との少なくともどちらかに、液
晶を駆動するための、導電電極を形成する。この導電電
極が形成された基板を主面側とし、これに対向する基板
を副面側とする。これら第1基板10、第2基板12
は、例えば、9.5インチから15インチ程度の、ある
程度の大きさを有する透明な基板である。次に、第1基
板10の内側となる稜線部分を面取りして、面取り部1
0aを形成する。つまり、第1基板10の端面10bを
面取りして、面取り部10aを形成する。同様に、第2
基板12の内側となる稜線部分を面取りして、面取り部
12aを形成する。つまり、第2基板12の端面12b
を面取りして、面取り部12aを形成する。これら面取
り部10a、12aは、これらの稜線部分が他の物と衝
突等した場合の破損を防止するために、形成する。ま
た、面取り部10a、12aの面取り幅は、本実施形態
においては、0.37mmに設定してある。これら面取り
部10a、12aは、1辺のみ形成することも、2、
3、4辺に形成することもできる。
【0010】次に、図1からわかるように、第1基板1
0にシール部材20をディスペンサーで塗布する。すな
わち、シール本体部20aと、1対のシール引き出し部
20b、20bとを有する、シール部材20を形成す
る。シール部材20のシール本体部20aは、第1基板
10と第2基板12とを接着するとともに、これら第1
基板10と第2基板12との間に液晶を挟んで密閉する
ためのものである。シール引き出し部20b、20b
は、液晶を注入するための注入口22を形成するための
ものである。これらシール引き出し部20b、20b
は、シール部材20の両端部により形成される。図3か
らわかるように、このシール部材20を塗布する際に
は、第1基板10の面取り部10aにまで塗布する。す
なわち、本実施形態においては、面取り部10aから
0.15mmの位置まで、シール部材20のシール引き出
し部20b、20bを形成する。つまり、シール引き出
し部20b、20bの先端TP、TPが、面取り部10
aの途中まで達するように延成する。このシール部材2
0を形成するシール剤としては、例えば、三井東圧製の
XN-5ACなどがある。
【0011】次に、図2からわかるように、第1基板1
0と第2基板12とを組み立てる。すなわち、第1基板
10の面取り部10aと第2基板12の面取り部12a
とを内側にして、両基板を貼り合わせて加圧した後、シ
ール部材20を硬化させる。これにより、第1基板10
と第2基板12とが、接着される。続いて、注入口22
から、液晶を注入する。すなわち、第1基板10と第2
基板12とシール本体部20aとで形成された密閉空間
に、液晶を注入する。この液晶の注入が完了した後に、
注入口22を封止部材24で封止する。この封止部材2
4を形成するための封止剤としては、例えば、ソニーケ
ミカル製の87A5などがある。なお、この後、偏光板、バ
ックライト、駆動回路等の必要な部材を取り付けること
により、液晶表示パネルは完成する。
【0012】以上のように、本発明の第1実施形態にお
いては、シール部材20のシール引き出し部20b、2
0bを第1基板10の面取り部10aにまで形成した。
つまり、シール引き出し部20b、20bの先端TP、
TPが面取り部10の途中まで達するように、シール引
き出し部20b、20bを延成した。このため、シール
部材20と封止部材24との間に、隙間が生じないよう
にすることができる。すなわち、図2からわかるよう
に、第1及び第2基板10、12の面取り部10a、1
2aに、シール引き出し部20b、20bが位置するよ
うに、シール部材20を塗布した。このため、第1基板
10と第2基板12との間から、封止部材24を入れ込
んだ場合に、この封止部材24をより確実にシール引き
出し部20b、20bの先端TP、TPと接触させるこ
とができる。つまり、シール引き出し部20b、20b
と封止部材14との密着性を確実なものとすることがで
きる。これにより、シール部材20と封止部材14との
隙間から、液晶に気体や液体等が侵入を防止することが
できる。すなわち、隙間から液晶に異物が入り込むのを
防ぐことができる。このため、液晶を汚染することがな
くなり、良好な表示特性をもつ液晶表示パネルを製造す
ることができる。
【0013】(第2実施形態)本発明の第2実施形態
は、第1実施形態におけるシール部材のシール引き出し
部の先端に、第1基板の面取り部に沿って延びるシール
延長部をさらに付加したものである。これにより、シー
ル部材と封止部材との接触面積を大きくして、液晶に異
物が侵入するのを、より確実に防止したものである。よ
り詳しくを、図4乃至図6に基づいて説明する。
【0014】図4は、第2基板を透過して、液晶表示パ
ネルの一部を平面的に示す図であり、第1実施形態の図
1に相当する図である。図5は、図4におけるV −V 線
断面の一部を示す図である。図6は、第1基板にシール
部材のシール延長部を塗布した状態における、図5に相
当する図を参考的に示す図である。
【0015】図4からわかるように、第2実施形態にお
いては、第1基板10にシール部材20を形成するに際
して、第1実施形態における1対のシール引き出し部2
0b、20bの先端TP、TPから折り返して、1対の
シール延長部20c、20cをさらに形成する。すなわ
ち、シール部材20を、シール本体部20aと、シール
引き出し部20b、20bと、シール延長部20c、2
0cとから、形成する。つまり、注入口22部分に着目
すると、シール剤を反対向きに対向する一対のコ字形状
に塗布する。このシール延長部20c、20cは、第1
基板10の辺に沿って、塗布する。したがって、第1基
板10の辺とシール延長部20c、20cとシール本体
部20aの一辺とは、互いにほぼ平行に形成される。こ
れらとシール引き出し部20b、20bとは、ほぼ直角
に形成される。また、このシール延長部20c、20c
は、面取り部10aの手前の平らな水平部10cに塗布
する。つまり、図6からわかるように、シール延長部2
0c、20cをディスペンサーで面取り部10aの直前
まで塗布し、直接的には面取り部10aには塗布しな
い。このシール延長部20c、20cを塗布する際に
は、他の部分よりもシール剤を多く塗布する。例えば、
本実施形態においては、シール延長部20c、20cの
シール剤の塗布量は、他の部分であるシール本体部20
aやシール引き出し部20b、20bと比べて、およそ
2倍となるようにしている。
【0016】次に、図5からわかるように、第1実施形
態と同様に、第1基板10と第2基板12とを組み立て
る。このとき、第1基板10と第2基板12とを貼り合
わせて加圧した際に、前述のシール部材20のシール延
長部20c、20cが面取り部10aまではみ出る。す
なわち、前述のようにシール延長部20c、20cのシ
ール剤の塗布量は、他の部分と比べて多いので、シール
延長部20c、20cが第1基板10の面取り部10a
と第2基板12の面取り部12aとの間にまではみ出
る。このため、面取り部10aと面取り部12aとの間
にまで、シール延長部20c、20cが延成される。次
に、液晶を注入口22から注入した後に、封止部材24
で、注入口22を封止する。続いて、偏光板、バックラ
イト、駆動回路等の必要な部材を取り付けて、液晶表示
パネルを完成させる。
【0017】以上のように、本発明の第2実施形態にお
いては、シール部材20に、1対のシール延長部20
c、20cを設けたので、シール部材20と封止部材2
4とを確実に接触させることができる。すなわち、シー
ル延長部20c、20cを設けたことにより、シール部
材20と封止部材24との接触面積が大きくなるので、
より確実に、液晶に異物が侵入するのを防止できる。こ
のため、良好な表示特性を持つ液晶表示パネルを製造す
ることができる。
【0018】さらに、シール部材20にシール延長部2
0c、20cを設けたことにより、ディスペンサーでシ
ール剤を塗布するのが容易になる。すなわち、第1実施
形態における図1のように、シール引き出し部20b、
20bの先端TP、TPが第1基板10の面取り部10
aに位置するように塗布するのは、シール剤をチューブ
で押し出す方式のディスペンサーでは、なかなか困難で
ある。つまり、シール剤をチューブで押し出す関係上、
シール剤を塗布する始点と終点を正確に位置決めするの
は難しい。これに対して、第2実施形態においては、図
4からわかるように、シール剤を塗布する始点と終点
は、第1実施形態ほどの正確性を要求されない。すなわ
ち、シール剤の塗布の始点と終点は、シール延長部20
c、20cの先端である。このシール延長部20c、2
0cは、第1基板10の辺に沿ってほぼ平行に塗布され
るので、その始点と終点に多少の誤差が生じても、シー
ル延長部20c、20cと封止部材24とは、確実に接
触する。このため、第2実施形態においては、シール部
材20を塗布するのにあたり、第1実施形態ほどの正確
性が要求されない。
【0019】しかも、図6からわかるように、シール延
長部20c、20cを、面取り部10aの直前の水平部
10cに塗布した。このため、光センサー等で第1基板
10の端を検知しながらシール剤を塗布するような場合
でも、正確にシール延長部20c、20cを形成するこ
とができる。すなわち、光センサー等から出た光が面取
り部10aに当たった場合は、この面取り部10aが斜
めに形成されているため光が垂直に全反射しない。この
ため、光センサー等を用いて、面取り部10aの端を正
確に検知することは難しい。これに対して、光センサー
から出た光が水平部10cに当たった場合には、この水
平部10cが水平に形成されているため光が垂直に全反
射する。このため、光センサー等を用いて、水平部10
cの端を正確に検知することが容易となる。したがっ
て、光センサー等を用いたシール部材20の塗布の自動
化に好適となる。そして、これらシール延長部20c、
20cにおけるシール剤の塗布量を多くしているので、
第1基板10と第2基板12とを組み立てたときに、シ
ール延長部20c、20cが面取り部10aまではみ出
る。このため、シール延長部20c、20cが面取り部
10aにまで、延成される。これにより、上述のよう
に、シール延長部20c、20c、つまり、シール部材
20と、封止部材24との、密着性を確実なものとする
ことができる。
【0020】(第3実施形態)第3実施形態は、第2実
施形態を変形して、シール引き出し部を斜めに形成する
ことにより、注入口が外側に向かって広くなるようにし
たものである。これにより、シール部材と封止部材との
接触面積をさらに増加させて、より確実に液晶に異物が
侵入するのを防止したものである。より詳しくを、図7
に基づいて説明する。
【0021】この図7は、第2基板を透過して、液晶表
示パネルの一部を平面的に示す図であり、第2実施形態
の図4に相当する図である。
【0022】この図7からわかるように、第3実施形態
においては、第1基板10にシール部材20を塗布する
際に、1対のシール引き出し部20b、20bを斜めに
塗布する。すなわち、注入口22が外側に向かって広く
なるように、シール引き出し部20b、20bを塗布す
る。つまり、この注入口22部分に着目すると、この注
入口22が台形形状となるように、シール剤を塗布す
る。そして、第1及び第2実施形態と同様に、第1基板
10と第2基板12とを組み立てて、液晶を注入した
後、封止部材24で注入口22を封止する。続いて、偏
光板、バックライト、駆動回路等の必要な部材を取り付
けて、液晶表示パネルを完成させる。
【0023】以上のように第3実施形態においては、シ
ール部材20のシール引き出し部20b、20bを斜め
に形成して、注入口22が外側に向かって広くなるよう
にした。このため、シール部材20と封止部材24との
接触面積をさらに増加させることができる。このため、
液晶に異物が入り込むのを防止して、良好な表示特性を
持つ液晶表示パネルを製造することができる。
【0024】(第4実施形態)本発明の第4実施形態
は、第2実施形態を変形して、シール引き出し部を湾曲
状に形成することにより、注入口が外側に向かって狭く
なるように形成したものである。これにより、封止部材
を塗布する際において、封止部材が内側に吸い込まれる
にしたがって、その吸い込まれる早さを遅くして、封止
部材が適切な位置まで形成されるようにしたものであ
る。より詳しくを、図8に基づいて説明する。
【0025】この図8は、第2基板を透過して、液晶表
示パネルの一部を平面的に示す図であり、第2実施形態
の図4に相当する図である。
【0026】この図8からわかるように、第4実施形態
においては、第1基板10にシール部材20を塗布する
際に、1対のシール引き出し部20b、20bを湾曲状
に塗布する。すなわち、注入口22が外側に向かって狭
くなるように、シール引き出し部20b、20bを塗布
する。つまり、この注入口22部分に着目すると、シー
ル部材20を反対に対向する一対のフ字形状にして、裾
が徐々に広がっていくように、シール剤を塗布する。そ
して、第1、第2及び第3実施形態と同様に、第1基板
10と第2基板12とを組み立てて、液晶を注入した
後、封止部材24で注入口22を封止する。続いて、偏
光板、バックライト、駆動回路等の必要な部材を取り付
けて、液晶表示パネルを完成させる。
【0027】以上のように第4実施形態においては、シ
ール部材20のシール引き出し部20b、20bを湾曲
状に形成して、注入口22が外側に向かって狭くなるよ
うにした。このため、注入口22から液晶をスムーズに
注入することができるとともに、封止部材24を適切な
位置まで形成することができる。すなわち、注入口22
の外側は開口幅が狭くなっているので、第1基板10と
第2基板12との間から、封止部材24を塗布すると、
すばやく吸い込まれる。しかしながら、吸い込まれた封
止部材24は、次第に内側に入るにしたがって注入口2
2の開口幅が広くなっていくので、吸い込まれるスピー
ドが遅くなる。このため、封止部材24が注入口22の
内側まで入りすぎることがなく、適切な位置で止めるこ
とができる。つまり、封止部材24の急激な吸い込みを
防止することができる。
【0028】そのうえ、上記の他の実施形態と同様に、
シール部材20のシール延長部20c、20cと封止部
材24とが確実に接触するので、液晶に異物が入り込む
のを防止することができる。つまり、良好な表示特性を
持つ液晶表示パネルを製造することができる。
【0029】(第1乃至第4実施形態共通)本発明は上
記実施形態に限定されず、種々に変形可能である。例え
ば、シール部材20の塗布にあたっては、シール剤をチ
ューブで押し出す方式であるディスペンサーではなく、
シール剤を印刷的に転写するシール印刷機でも同様に塗
布することができる。また、シール部材20や封止部材
24の材料としては、上記以外の種々のものを用いるこ
とができる。
【0030】さらにまた、第3実施形態又は第4実施形
態において、シール部材20のシール延長部20c、2
0cは、省略することもできる。つまり、第1実施形態
のように、シール本体部20aとシール引き出し部20
b、20bとを塗布し、シール延長部20c、20cを
塗布しないようにすることもできる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、シール部材のシール引
き出し部の先端を、第1基板の面取り部の途中まで達す
るように延成したので、シール部材と封止部材とをより
確実に接触させることができる。すなわち、破損防止の
ため稜線部分を面取りした一対の基板を相対向させて構
成した液晶表示パネルにおいても、シール部材を面取り
部分にも形成させることができ、これにより、面取りに
拘わらず液晶のシールを確実なものとすることができ
る。これにより、液晶に異物が入り込むのを防止して、
良好な表示特性を有する液晶表示パネルを製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の液晶表示パネルの一部
を、第2基板を透過して、平面的に示す図。
【図2】図1のII−II線断面の一部を示す図。
【図3】第1基板にシール部材を塗布した状態における
図2に相当する図。
【図4】本発明の第2実施形態の液晶表示パネルの一部
を、第2基板を透過して、平面的に示す図。
【図5】図4のV −V 線断面の一部を示す図。
【図6】第1基板にシール部材のシール延長部を塗布し
た状態における図5に相当する図。
【図7】本発明の第3実施形態の液晶表示パネルの一部
を、第2基板を透過して、平面的に示す図。
【図8】本発明の第4実施形態の液晶表示パネルの一部
を、第2基板を透過して、平面的に示す図。
【図9】従来の液晶表示パネルの一部を、第2基板を透
過して、平面的に示す図。
【図10】図9のX −X 線断面の一部を示す図。
【符号の説明】
10 第1基板 10a 面取り部 12 第2基板 12a 面取り部 20 シール部材 20a シール本体部 20b シール引き出し部 20c シール延長部 22 注入口 24 封止部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶を間に挟んで密閉するための相対向す
    る第1及び第2基板における互いに対向する一対の稜線
    部分を、それぞれ面取りすることにより、各基板におけ
    る少なくとも一辺に面取り部が形成された、第1及び第
    2基板と、 前記第1及び第2基板の間に形成されたシール部材であ
    って、 液晶を密閉するためのシール本体部と、 このシール本体部の両端としての、液晶を注入する注入
    口を形成するための、1対のシール引き出し部とを有す
    る、シール部材と、 前記注入口から液晶を注入した後に前記注入口を封止す
    るための封止部材と、を備えるとともに、 前記シール部材における前記1対のシール引き出し部の
    それぞれの先端を、前記第1及び第2基板の前記面取り
    部の途中まで達するように延成させて、前記シール引き
    出し部を形成した、 ことを特徴とする液晶表示パネル。
  2. 【請求項2】前記シール部材における少なくとも一方の
    シール引き出し部は、前記第1及び第2基板のある辺に
    対してほぼ平行な前記シール本体部から、前記辺に対し
    てほぼ直角に延成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の液晶表示パネル。
  3. 【請求項3】前記シール部材は、前記シール引き出し部
    の先端から折り返して前記第1及び第2基板の辺に沿っ
    て延びるシール延長部を、さらに備えることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の液晶表示パネル。
  4. 【請求項4】前記1対のシール引き出し部は、前記注入
    口が外側に向かって広くなるように、それぞれ斜めに形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表
    示パネル。
  5. 【請求項5】前記1対のシール引き出し部は、前記注入
    口が外側に向かって狭くなるように、それぞれ湾曲状に
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶
    表示パネル。
  6. 【請求項6】液晶を間に挟んで密閉するための相対向す
    る第1及び第2基板における互いに対向する一対の稜線
    部分を、それぞれ面取りすることにより、各基板におけ
    る少なくとも一辺に面取り部を形成する工程と、 前記第1基板に、液晶を密閉するためのシール本体部を
    塗布する工程と、このシール本体部の両端としての、液
    晶を注入する注入口を形成するための、1対のシール引
    き出し部を塗布する工程とを有する、シール部材を塗布
    する工程と、 前記第1基板と前記第2基板とを組み立てる工程と、 前記注入口から液晶を注入した後に、前記注入口を封止
    部材により封止する工程と、を備えるとともに、 前記1対のシール引き出し部を塗布する工程では、前記
    1対のシール引き出し部のそれぞれの先端を、前記第1
    及び第2基板の前記面取り部の途中まで達するように延
    成させて、前記シール引き出し部を塗布した、 ことを特徴とする液晶表示パネルの製造方法。
  7. 【請求項7】前記シール引き出し部を塗布する工程で
    は、前記第1基板のある辺に対してほぼ平行な前記シー
    ル本体部から、前記辺に対してほぼ直角にシール引き出
    し部を塗布することを特徴とする請求項6に記載の液晶
    表示パネルの製造方法。
  8. 【請求項8】前記シール部材を塗布する工程では、前記
    シール引き出し部の先端から折り返して前記第1基板の
    辺にそって延びるシール延長部を塗布する工程を、さら
    に備えることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載
    の液晶表示パネルの製造方法。
  9. 【請求項9】前記1対のシール引き出し部を塗布する工
    程では、前記注入口が外側に向かって広くなるように、
    斜めに前記1対のシール引き出し部をそれぞれ塗布する
    ことを特徴とする請求項6に記載の液晶表示パネルの製
    造方法。
  10. 【請求項10】前記1対のシール引き出し部を塗布する
    工程では、前記注入口が外側に向かって狭くなるよう
    に、湾曲状に前記1対のシール引き出し部をそれぞれ塗
    布することを特徴とする請求項6に記載の液晶表示パネ
    ルの製造方法。
JP9150889A 1997-06-09 1997-06-09 液晶表示パネル及びその製造方法 Pending JPH10339879A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9150889A JPH10339879A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 液晶表示パネル及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9150889A JPH10339879A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 液晶表示パネル及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10339879A true JPH10339879A (ja) 1998-12-22

Family

ID=15506606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9150889A Pending JPH10339879A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 液晶表示パネル及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10339879A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157335A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Ind Technol Res Inst 可撓性基材の貼り合せ工程及びそれに使用する図形化シール材
CN112567292A (zh) * 2018-08-14 2021-03-26 三星显示有限公司 显示装置和用于制造显示装置的方法
CN112567292B (zh) * 2018-08-14 2024-11-08 三星显示有限公司 显示装置和用于制造显示装置的方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157335A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Ind Technol Res Inst 可撓性基材の貼り合せ工程及びそれに使用する図形化シール材
CN112567292A (zh) * 2018-08-14 2021-03-26 三星显示有限公司 显示装置和用于制造显示装置的方法
JP2021534449A (ja) * 2018-08-14 2021-12-09 三星ディスプレイ株式會社Samsung Display Co., Ltd. 表示装置およびその製造方法
US11809050B2 (en) 2018-08-14 2023-11-07 Samsung Display Co., Ltd. Display device and method for manufacturing same
CN112567292B (zh) * 2018-08-14 2024-11-08 三星显示有限公司 显示装置和用于制造显示装置的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6239856B1 (en) Liquid crystal panel and its manufacturing method
EP0327071B1 (en) Electro-optical device
CN106292071A (zh) 一种背光模组及显示装置
JPH10339879A (ja) 液晶表示パネル及びその製造方法
KR100313600B1 (ko) 액정표시장치의합착키
JPH10105086A (ja) マルチ液晶表示装置
US6744484B1 (en) LCD having dummy electrodes or light-cutting film with current leakage preventing slits
KR100437593B1 (ko) 액정표시장치
JPH08271924A (ja) 薄膜トランジスタ液晶表示パネル及びそのトランスファコンタクト形成方法
CN2842483Y (zh) 液晶显示模块表面保护结构
JP3176431B2 (ja) 液晶表示装置
JP2769060B2 (ja) 液晶表示素子の製造方法
KR20000061588A (ko) 액정표시소자와 이의 제조방법
JP4136119B2 (ja) 液晶表示パネル
KR20080031631A (ko) 액정표시패널
JPH1068957A (ja) 液晶パネル及びその製造方法
KR0119694Y1 (ko) 액정표시소자
JPH0634955A (ja) 液晶表示パネル
JP2003140163A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JP2001159763A (ja) 液晶表示装置
JPH01134337A (ja) 液晶表示素子
JPS63210913A (ja) 液晶セルの製造方法
KR930001837Y1 (ko) 액정 표시장치
JPH1078759A (ja) 液晶表示素子端子と駆動回路端子の位置合せ方法
KR19980041080A (ko) 액정표시장치의 실링방법

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071030

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081030

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081030

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091030

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091030

Year of fee payment: 11